2018年05月20日

入手後に失望したキャノンのミニプロジェクタ「M-i1」

 4月中旬に注文したキャノンの「ミニプロジェクター M-i1」を、5月2日に入手しました。
 掌に乗る、235グラムのポケットサイズです。

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 ところが、iPhone でも iPad でも、いずれでも無線でつながらないので、まったく使えないのです。有線での接続はできない機器です。
 あの手この手で試行錯誤を繰り返す中で、ついに自力で使えるようにすることを断念。
 一週間後に、情報処理を専門とする先生に預けました。2時間くらいは操作しておられました。そして結論は、キャノンのホームページにたどり着き、アップルの新しい iOS には対応していないと書いてあることを見つけてくださったのです。そのようなことは、パッケージにも、製品に同梱の「かんたんガイド」にも書いてありません。インターネットで商品情報をチェックしないことには、真相がわからないことだったのです。これでは、民生品とはほど遠いものになっています。

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 古い「iOS 11.2.1」なら何とかなりそうです。しかし、現在使っている「iOS 11.3.1」では、まったく使えないとのことでした。

 翌週、入手して10日後に、キャノンに電話をして相談しました。
 ところが、とにかく酷い対応でした。おおよそ、以下の通りです。

(1)返品は納入業者次第でありわからない
(2)アップルユーザーに対してキャノンとしては責任がない
(3)ダウングレードしての製品交換もしない
(4)今後のサポートについては未定
(5)アップルの「AirPlay」に対応できなければ使える方途はなくなる
(6)新しいサポート情報は、購入者と言えども個人的には受け付けていない
(7)最新のサポートは、購入者各自がホームページで確認してもらうしかない


 何とも無責任な対応でした。
 これは、回収すべき商品でしょう。

 私は、1988年からキャノンのレーザーショットというレーザープリンタを使って、『源氏物語別本集成』の版下を作成していました。このプリンタで印字したもの2種類を貼り付けて、オフセット印刷にまわしていたのです。レーザーショットはB4版に対応していたもので、当時としては画期的な製品でした。

 また、1980年代に登場したマッキントッシュは日本語が使えませんでした。そこでキヤノンがアップルの日本総代理店となり、日本語表示を可能にしたのです。実は、キヤノン販売が漢字ROMをマッキントッシュの基板に付けるという荒技を行なったのです。マイクロソフトにまったく期待をしていなかった私は、これに飛びつきました。伊藤忠系列のセンチュリ リサーチ センタ(株)を通して、大阪にあったキヤノン販売と相談をして、当時在職していた大阪明浄女子短期大学に、マッキントッシュLCUを50台導入したのです。ピザボックスタイプと言われるものです。当時としては画期的なLANによる教育システムを構築しました。多くのマスコミにとりあげられ、大学の名前を高めたものです。
 いつか、引っ越しのどさくさでまだ梱包されたままの箱から当時の資料がでてきたら、あの頃を再現たいと思っています。

 そんなキャノンが、なんというていたらく。
 電話でのサポートでも、飾り物として置き物にするしかありませんね、と私が皮肉っぽく言うと、何も返答はありませんでした。高価な真四角な文鎮を手にしたようです。
 
 
 
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2018年05月19日

『週刊 東洋経済 臨時増刊』大学ランキングの科研費欄に疑問あり

 今週発行された『週刊 東洋経済 臨時増刊』(東洋経済新報社、2018.5.14)に、「本当に強い大学 2018」が掲載されています。
 昨年のことは、「『週刊 東洋経済』の大学ランキングを見て夢が膨らむ」(2017年05月17日)に書きました。
 今年の集計結果が今週発表され、興味をもってその総合ランキングを見ました。

 これまでは、大学のランキングにはまったく興味がありませんでした。しかし、昨年からは教育現場に戻ったこともあり、勤務校の外部評価が気になりだしたのです。これは、愛着のある学校に再就職したからでしょう。

 その結果は。

 昨年は総合101位だった大阪観光大学が、今年は総合25位と急上昇です。しかも、文科系だけの大学の中ではトップです。

 アンケート調査や公開情報をもとにしてのランキングなので、数字のマジックがあることは否めません。小さな大学ほど、分母が小さいために、統計の狭間で微妙な計数処理が発生することでしょう。誤差の集積といっては身も蓋もありません。しかし、それを言っては何も計れません。一つの計算結果として、素直に結果としてのランキングを見たらいいと思います。

 まずは、その一覧表の中の「教育・研究力」までの部分を抜き出してみました。

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 この内、21位から30位までの一覧に注目です。東洋大学と立命館大学に挟まれて、大阪観光大学があります。昨年よりも大幅アップとなっており、安堵して数値を見ていたところ、アレッと思いました。「科学研究費補助金」の項目がおかしいのです。

 今回25位となった大阪観光大学の「科学研究費補助金」は「182万円」です。昨年は、上掲のブログにも示したように「260万円」でした。この減少は、科研の基盤研究(C)をお持ちだった先生が転出されたことに起因するものです。それにしても、自分のことを照らして見て、この数字を不可解だと思うようになりました。

 ここでいう「科学研究費補助金(科研費)」とは、『週刊 東洋経済 臨時増刊』では次のように説明がなされているものです。

大学の研究者や研究グループに国から交付されている補助金だ。科研費の高い大学は研究水準が高く、教育面でもプラスに働くと考えられる。(16頁)


 この「科学研究費補助金」の項目については、巻頭の「概要」では次のようにその出所が明示されています。

文部科学省2017年度採択(新規採択+継続分)の配分額。1万円未満切り捨て(16頁)
(赤字は引用者の処置)

 これを見て、私は ? と思いました。

 私が現在取り組んでいる科研は、昨年 2017年4月に新規採択された基盤研究(A)です。そして、その配分額は、2017年度「976万円」、2018年度「1,027万円」であり、これは2019年度と2020年度も「1,000万円」以上が交付予定となっています。今、この『週刊 東洋経済 臨時増刊』のランキングにおける算出基準に照らすと、今回の総合ランキングの「科学研究費補助金」の欄の大阪観光大学の数値は、少なくとも「1,000万円」以上になるはずです。桁が一つ上がります。そして、ランキングの順位もさらに上がるはずです。
 これは一体どうしたことでしょうか。

 私は2017年4月に大阪観光大学に着任し、その4月に基盤研究(A)「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(課題番号︰17H00912)が新規採択されたのです。ということは、今回の表の中にある「182万円」は、何を指すのでしょうか。私が交付を受けている、2017年度分としての「976万円」は、これには入っていないことになります。

 科研費に関するホームページ(日本学術振興会、http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/01_seido/01_shumoku/index.html)の中の「制度概要」を見ると、以下のように明記されています。

2.科研費の日本学術振興会への移管
 平成10年度までは、文部省(現文部科学省)においてすべての研究種目の公募・審査・交付業務が行われていましたが、平成11年度から日本学術振興会への移管を進めています。


 ということで、『週刊 東洋経済 臨時増刊』が言う「文部科学省2017年度採択」というのは、非常に限定されたものだということになります。
 研究種目が20種目ある内で、そのすべてが日本学術振興会が管轄するものです。文部科学省が日本学術振興会と役割分担をするものは、「新学術領域研究」「特別研究促進費」「国際活動支援班」3種目だけです。ほとんどが日本学術振興会によって公募・審査・交付業務が行なわれているのです。したがって、私が2017年4月に新規採択された科学研究補助金・基盤研究(A)は、日本学術振興会から採択・交付されたものであるからといって、この総合ランキングに算入されてないのはおかしいことであり、これは何かの間違いだと思われます。

 私が採択の通知を受けた課題は、2017年3月まで勤務していた「大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館」から申請したものです。そのために、2017年4月に発表された採択通知は、国文学研究資料館に届いています。しかし、その後、速やかに基盤機関を移動した旨の届けを出し、すぐに「科学研究費助成事業データベース」(https://kaken.nii.ac.jp/ja/search/?qm=10232456)に登録されました。したがって、2017年度に新規採択された科研の私の所属機関が国文学研究資料館となっていたことはないはずです。

 膨大なデータを一企業が集計処理をしたものである、ということで、ミスはつきものでしょうし、また下処理段階でいろいろな処置をしておられることでしょう。
 何かの折にでも、この不思議な数字の背景がわかれば、と思いながらも、なぜこのような数字で処理をされたのか不審の念も払拭できません。どなたか、解説していただけると幸いです。
 
 
 
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2018年05月10日

科研のHPに関して脅されたその後(1)

 科研費による研究において、昨年度の膨大な成果があるにもかかわらず、業者に依頼した公開用のホームページがまったく放置されていることでは、思い出すたびに腑が煮えくりかえる思いをしています。
 研究資金を提供してくださっている日本学術振興会への研究成果報告書の提出も、今月末までとなりました。
 先月は、ホームページが出来ていない理由を、10回にわたって詳細にブログに記しました。日本学術振興会への説明文だと思って、事実を書き連ね、ありのままの状況を整理したのです。
 今、私個人ができることは、どう足掻いてもここまでです。

 昨夜5月9日、HPの改修を依頼した株式会社「キュービックソリューションズ」の担当者である大石英正氏、渡辺優介氏、一山和喜氏に、おおよそ以下の内容のメールを送り届けました。

・いまだに、科研の研究成果がホームページを通して公開できない状態にあるのは、とにかく異常である。

・私の研究活動に対して、貴社から意図的な妨害を受けている、と判断せざるをえない。

・昨年6月6日に渡した、私のホームページのサイト情報を正式に返納してほしい。新しくホームページを作成することに着手できないからである。

・今月5月末までに、日本学術振興会に対して、2017年度の研究実績報告書を提出する必要がある。これには、貴社により研究妨害行為がなされている旨の報告をせざるをえない。

・その際の傍証とすべく、詳細な経緯を以下のサイトに公開した。
「【全10回一覧】昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由」(2018年04月27日)

・これは、科研のホームページが貴社の怠慢と妨害のために公開できない理由を10回に分割し、事実に基づいて丁寧に整理したものである。

・この10件の記事につき、公開で正々堂々と反論があることを期待している。

・今後は、貴社に関しては実名での公開とする。

・本年3月22日に、貴社代表取締役の荒川友之氏より、私は電話による脅迫まがいのことを聞かされた。今後は、くれぐれもそのような荒っぽいことはせず、正しい日本語の運用に基づくやりとりをお願いする。

・1日も早く私が自由に研究成果を公開できるよう、「注文取消し」を握り潰さず、適切な対処を望む。

・大阪観光大学1号館8階にある科研の作業室では、プロジェクト研究員1名・科研運用補助員1名・アルバイト学生5名の計7名が、ホームページを通して研究成果や収集整理した情報を公開し、さらには海外の研究者とホームページを活用してコラボレーションが展開できるよう、昨夏よりスタンバイしていることをお忘れなく。


 これに対して今朝、以下の確認のメールが来ました。これは、私が送ったメールに、15人の同報者があることについての確認です。今後の実名での公開について、異存はないようです。

・今後やり取りをする上で、Ccに含まれるメールアドレスについて確認したい。

・生徒様や学外の方が宛先に含まれているように見受けられる。

・今後のやり取りでは、契約の詳細や時系列など細かい内容が本文に記載されることになるが、弊社が書面上契約した相手方は大阪観光大学様となっている。

・上記内容を生徒様、学外の方に公開することを大学様のほうで許可されているのか?

・大学様にとって機密扱いの情報、不利益になるような情報が第三者の目に触れ、拡散されてしまう可能性、影響を懸念する。


 どうやら、科研費がどのようなものであるのか、まったく理解が及んでいないようです。
 この先方からの確認のメールを受けて、私からは以下の返信をしました。

・私の科研における研究基盤機関である大阪観光大学は、事務的なこと以外では私を守ってくれない。

・そのためもあり、私個人で貴社からの研究妨害に対処している。

・自分自身を守るためにも、今後ともすべてを研究代表者である私の判断で、科研のホームページが公開できないことを、個人的な日記であるブログ「鷺水庵より」(http://genjiito.sblo.jp/)を通して、広く報知していく。

・情報を共有すべきだと思われる箇所は、このメールも含めて本日のブログから固有名詞を伏せずに公開する。

・面談なども、第三者立ち会いのもとに、その内容も公開する。

・2013年度・2015年度・2017年度からの科研で連携研究者となっている別の4名は、今回の科研でも研究協力関係にあり、情報共有の観点からこのCcに追加した。

・Ccに伊藤科研の関係者を列記したのは、研究協力者と情報を確実に共有するためである。

・特に6名の学生は、昨年9月以降よりホームページの運用に関わるはずだった。そのため、今回のトラブルの経緯は、教育的見地からも知らせる必要があると判断する。これは私の責務である。


 なお、こうしたやりとりを行なったことは、この返信をした後、大学の学長と学部長にすみやかに報告しました。
 また、電話でも丁寧に説明しました。
 
 
 
posted by genjiito at 22:28| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月27日

【全10回一覧】昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由

 昨日このブログにアップした「【最終回】昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(10)」により、予定していた全10回分の記事の公開を終えることができました。
 20日間に及ぶものだったので、以下に、その一覧をまとめておきます。
 タイトルをクリックしていただくと、その記事に跳びます。
 それぞれの記事に関連して、ご教示いただけると幸いです。
 なお、以下では「ホームページ」を「HP」と略します。

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(1)(2018年04月05日)
 「昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(1)」
  【HPが公開出来ない問題点とこれまでに獲得した科研費による研究】

(2)(2018年04月06日)
 「昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(2)」
  【4月から12月までのHP未公開に関する経緯を整理】

(3)(2018年04月11日)
 「昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(3)」
  【HPの保守に関する業者との内容と改修用デザインデータの提供】

(4)(2018年04月15日)
 「昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(4)」
  【HP補修の「作業内容の確認事項」について】

(5)(2018年04月16日)
 「昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(5)」
  【HPのデザインや再作成(フルスクラッチ)は大学へのサービスと同等】

(6)(2018年04月17日)
 「昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(6)」
  【ブログに見る科研の取り組みとHP作成に関する経緯】

(7)(2018年04月18日)
 「昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(7)」
  【8月末の未完成の試作版から連絡のないままに12月になる】

(8)(2018年04月22日)
 「昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(8)」
  【新年に業者から謝罪文が届いた後、研究会では正式に抗議することを確認】

(9)(2018年04月25日)
 「昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(9)」
  【「注文取消しの件」でのやりとりで出てきた意味不明な言い訳】

(10)(2018年04月26日)
 「【最終回】昨春採択の科研(A)のHPが公開できない理由(10)」
  【K社のA社長から私への威嚇発言と未着手未完成のままに放置された作業】
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posted by genjiito at 20:41| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月26日

【最終回】昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(10)

 海外出張から帰って来てから、連日の会議と卒業式と入試業務に忙殺されていた3月22日の午後3時過ぎでした。I氏から研究室にいた私に、社長からの伝言だということで電話を受けました。

☆K社のA社長から私への2つの伝言
(1)ホームページについては、O理事に弊社代表が報告と相談をおこないました。

(2)契約上支払いがなされていない。支払い(ママ)意思がない場合、訴訟を起こす旨、事前に通告いたします。


 これに対する回答として、私からI氏には、次のように口頭でゆっくりと何度も繰り返して伝えました。そして、私が伝えた言葉を復唱してもらい、A社長に正確に伝わるように確認しました。

(1)O理事からは連絡もないし話も聞いていない。

(2)そうですか。変な話ですね。


 電話口を通して、私はK社のA社長からの高圧的な通告を聞き、すぐに研究室の机上にあるパソコンを操作して、昨夏教えていただいたサイトに置かれているホームページ(試作中)を見ました。案の定、いまだに昨年の8月31日のままでした。
 トップページのバナーは、注文したようにはぴくりとも動かない手抜きの写真1枚が貼ってあり、依頼に反してまったく動きのないものです。そして、もちろん内容については、昨年3月までのサンプルデータが出てくるものでした。昨年8月末以来、まったく手が入っていない不具合を抱えたままのものであることは明らかです。

 もちろん、昨年の初夏に一番最初にやってほしいとお願いしたことは、「昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(3)」(2018年04月11日)に記したとおりです。それは、「海外源氏情報」(http://genjiito.org)で公開していたオンライン版の
『日本古典文学翻訳事典1〈英語改訂編〉』
『日本古典文学翻訳事典2〈平安外語編〉』
『海外平安文学研究ジャーナル』(全6冊)
『海外平安文学研究ジャーナル《インド編》』
がダウンロードできるようにすること。
 また、そのサイトの画面のロックについても、はずしてほしいということでした。
 その喫緊の課題も手付かずです。何もかもが、いまも放置されています。
 これは、海外出張の直前の本年2月15日に、念のためにと思って見たときとも、まったく変化のないものでした。インドとミャンマーへの調査研究の旅から帰った3月14日にも、昨夏以来の手付かずのままでした。

 ここで、書き忘れていたことを思い出しました。
 昨秋のいつからだったのか、この不完全なままの試作版のホームページが、研究室からは見ることができるのに、自宅からは見られなくなっていたことがありました。とにかく、K社からは何の連絡もないので、いろいろと不具合が発生し続けているのだろうと思い、ひたすら修正が完了したという案内が来るのを待っていました。
 今にして思えば、なぜ自宅から試作版が見られなくなったのかを、すぐに尋ねておくべきでした。K社が大学以外の回線からは接続できないようにしたようなので、そうした処置の連絡があってもよさそうです。しかし、そのような連絡はないままに、勝手に大学以外からの接続環境では見られなくなっていたのです。これも、不可思議な対応の一つに加えておきます。

 さて、A社長からの通告のことです。

(1)について
 ホームページに関して、O理事から私に話があるはずだ、とのことでした。
 しかし、待てど暮らせど、今に至るまで何も声はかかりません。私は、昨年の4月1日に着任して以来今日現在も、O理事と言葉を交わしたことは一度もありません。会議などでお話になっている所に同席したことはあります。
 A社長がO理事に「報告と相談をおこないました。」という文言が、2つの通告の最初に置かれている意味は、大学の教職員ならピンときます。これは、最初に名前を出して圧力をかけることで、後で痛い目にあうぞという脅し以外には考えられません。この理事の名前をちらつかせることで、私が怯むと踏まれたようです。そのご期待に沿えず、申し訳ないことです。
 今回のホームページに関して、研究内容や成果が公開できない事態に陥っている経緯を公開したのは、この圧力に屈しないことをまずは表明することで、自分を守ろうと思ったからです。K社からの威嚇を真正面から受けて立つことを決意して、このブログの更新をここまでしてきたのです。

(2)について
 完成してもいない、何も引き渡されていないホームページや、「海外源氏情報」の改修版に発生している不具合の対処をまともに修復もしないで放置しまたままで、「契約上支払いがなされていない。」との開き直りもないものです。何もしないで成果物も示さず、契約だから支払えとは、この業界では当たり前の商習慣なのでしょうか。
 また、「契約上支払い(ママ)意思がない」から訴訟を起こすという事前の通告も、私に揺さぶりをかける以外なにものでもありません。よくある、訴えてやる、と言って相手を動揺させ、後ずさりさせる手口です。
 さらには、次に書くように、公的資金で不正をしろと強がっているようなのです。何とも、事実を捻じ曲げて相手を脅すという、卑劣なやり方です。

 年度が変わった4月1日ならともかく、この3月22日という時点で、支払わないのなら訴訟も辞さないという一方的な通告は、尋常の感覚では言えたものではありません。
 大学からK社に出された「注文書」(平成29年5月23日付け)には、作業内容と支払いに関しては次のように書かれています。

・作業内容/ホームページ運用(更新/トラブル対応/コンテンツ追加)
・発注対象期間/2017年5月1日〜2018年3月31日
・支払条件/保守最終月(2018年3月5日)支払


 これに照らしても、契約した「作業内容」である「ホームページ運用」以前に、まずは着手して作成することになっていたホームページの改修作業すらできていない状況にあります。今日現在においても、依頼業務である「作業内容」にまで請け負い業務が及んでいないのが実情です。
 「支払条件」にある「保守」までもいっていない作業状況においては、「保守最終月(2018年3月5日)」までに支払うわけにもいきません。契約業務の前段階で止まっているものであり、なにも完遂されていない状況なので、「発注対象期間」の3月31日までは何も支払うことはできません。もし支払ったら、それは不正な経理であり、支払う根拠のない公的資金の目的外使用となってしまいます。

 さらには、「発注対象期間/2017年5月1日〜2018年3月31日」を過ぎた今日(2018年04月26日)においても、「納品書」に記された「ソースファイル一式」と「作業報告書」すら提出されていません。金銭だけ要求しておきながら、こうした成果物は何も出さないことがありうるのでしょうか。つまり、何も作業がなされておらず、何も成果物がないので、何も提出できないのは明らかです。この違約行為を、人を責めることだけに汲々としておられるK社は、どのように説明なさるのでしょうか。
 これらの無責任極まりない行為は、とりようによっては、昨年末に解約を申し出たことに対する嫌がらせと言えなくもありません。

 かつての大阪明浄女子短期大学(現在の大阪観光大学)に在職していた時に始まり、これまで20年以上にわたって、公的資金の支援を受けながら研究生活をしてきました。しかし、こんな無理強いで不正な行為をさせようとする業者は、一社もありませんでした。私はもちろんのこと、前職の基盤機関も一度もやっていません。そんな危険なことを、今、脅されながらすることはできません。する気もありません。

 くどいようですが、もう一度確認しておきます。
 K社のA社長より、証拠が残らないように伝言で私の耳に注ぎ込まれた言葉を再掲します。

☆K社のA社長から私への2つの伝言
(1)ホームページについては、O理事に弊社代表が報告と相談をおこないました。

(2)契約上支払いがなされていない。支払い(ママ)意思がない場合、訴訟を起こす旨、事前に通告いたします。


 私は、この言葉に屈して、科研費を不正に渡すという、公的資金の流用をする気はまったく持ち合わせていません。そのような指示を、事務方に出すこともありません。

 また、私が渡した「海外源氏情報」(http://genjiito.org)に関する個人サーバーの情報を、人質のように確保したままで抱え込まないでください。私は、信頼に足る誠意を持ち、高い技術力も兼ね備えた若者に昨年末に出会いました。会社を変えて、ホームページを再スタートさせて、研究成果を公開したい思いは昨秋よりずっと持ち続けています。信頼できないK社からは、一日も早く解放されたいと願っています。

 K社が、この状態でズルズルと時間の経過を楽しんでおられる現状は、私の自由な研究活動に対する意図的な妨害行為だと認識しています。
 この一年間で、研究協力者のみなさまのご支援を得て、今回も膨大な情報と成果が上がっています。それが、K社の妨害により一般に公開できない状態が、すでに9ヶ月にも及ぼうとしています。

 この、異様なゴリ押しをするK社の人たちに対して、これまでこのブログを通して、今回も含めて都合10回にわたって、可能な限り私が示し得る事実を列挙してきました。ことの核心を、この個人的な日記であるブログで明らかにしてきました。
 見方によっては、私が提示した証拠には別の解釈があるのかもしれません。それは、あって当然です。立場と視点が異なれば、いたしかたのないことだからです。とにかく、今の私が個人の力でできることはここまでです。

 この10回の記事に対して、K社が公開で反論なさることを期待しています。
 反論をしないのであれば、私への研究妨害という行為を、早急にやめるべきです。無視をしたり、放置するのではなく、理知的な対応を望みます。
 自分たちが今していることがどういうことなのか、K社の起業精神に立ち戻り、一日も早く気づかれることを願ってやみません。
 
 
 
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2018年04月25日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(9)

 本年1月末から2月にかけては、私がインドとミャンマーへ科研の用務で17日間の調査研究の旅に出かけるため、その準備で多忙を極めていました。そのような中でも、このK社との件は少しずつ動いていました。

 前回の「昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(8)」(2018年04月22日)で日時を追って確認したように、本年1月16日に私は事務方の責任者に、K社に対して解約のことを明記した書面が届いているかどうかを問い合わせました。
 前回の記事では「12月にIさんに説明した」としただけでした。これは、12月14日のことでした。それから1ヶ月が経とうというのに、K社からなかなかその回答がないので、事務方に確認したものです。

 仄聞するところによると、1月18日に事務からK社に打ち切りの確認が行ったようです。それを受けて、前回のブログでも引用した、1月19日付けの私へのお詫びのメールが、I氏より私の所に届いたのです。とにかく、K社の本社のシステム関係者は、昨年8月31日以降、徹底して私への直接の連絡はなさいません。必ず人を介しての対応です。科研の研究代表者である私に対しては、無責任きわまりない態度です。

 こうした中、私が所属する法人名で「注文取消しの件」と題する公印が捺された書面が、痺れを切らしたかのようにK社宛に送られたのは、1月29日だったことを後で知りました。そこに記されていた一部を引きます。

 平成29年5月23日に貴社に注文しました、大阪観光大学国際交流学部教授伊藤鉄也先生の科研費に関するホームページ運用(更新/トラブル対応/コンテンツ追加)について、今現在ホームページの公開もできていない状況で、科研費の研究に重大な支障きたしております。したがいまして、この度の注文について取り消しとさせていただきます。また、本件の通知に関して貴社の回答を至急求めます。


 それでも、K社からの応答がありません。

 昨年末に、いつまで待ってもK社が完成させられないホームページに関して、この誠意も技術力もないK社は諦め、こちらの思いを実現してもらえる違う会社を探しました。あれから2ヶ月経っても、K社との解約のことが進展しないので、T氏にその後の経過報告をしました。

◆180210_伊藤 to T
ホームページに関してその後の報告/伊藤鉄也

これまでの業者Kには、大学の事務方が解約確認の書面を求めています。
しかし、いまだに業者からの回答が来ません。
(中略)
それはそれとして、今年度中にホームページを公開しないと、研究成果を示せなかったことになります。
研究成果の公開を最優先にしたいので、無責任な業者からの正式回答をいつまでも待つのではなく、Tさんにホームページの構築(これまでのものを増改築して更新)を、とにかく着手していただくことにしたいと思います。


 これに対して、すぐにT氏から確認の返信がありました。しかし、3月末までという厳しい状況下では現実問題として責任を持って引き受けられないとの回答をいただきました。もっともなことです。ホームページによる成果の公開は、今年度中は断念せざるをえない、という苦渋の決断をせざるをえなくなったのです。

 そこで急遽私は、昨年度に電子媒体で公開し、今はダウンロードできなくなっている「第8回 インド国際日本文学研究集会」の成果を、印刷媒体で配布することにしました。幸い、これは2月26日からのインド行きに間に合いました。とにかく、ウェブではないものの、印刷物としての成果を一つ作り上げることができたのです。回りの研究協力者には、大変な迷惑をかけたことを、今でも申し訳なく思っています。これも、最初に業者に依頼した、「海外源氏情報」でダウンロードできなくなっている電子版なのです。

 そうこうしているうちに、成果が公開できなくて、どれだけ私が大変な思いをしているのかは理解不能の状態と思われるK社の代表取締役のA氏から、2月22日に、以下のワード文書とエクセルファイルが、それも事務宛に添付されて届いたのです。私にはついで、という扱いです。私は業務の依頼主なのに、なんとも無礼な扱いを受けたものです。
 こちらから解約を伝えてから2ヶ月以上も経ってのものなので、何を今ごろと思いながら、その身勝手で独りよがりの文字列を目で追いかけました。まったく事情と経緯を知らされないままに、ピンボケで能天気な社長の日本語を読みながら、失笑するしかありません。部下から正確な報告が上がっていないため、こちらから見れば、ピエロ役を演じざるを得ない方なのです。日本語運用能力を云々する以前の問題が横たわっています。
 その前に、なぜワードで作った文章とエクセルで作成したファイルが、生のままで事務方に送られてきたのでしょうか。これでは、だれでもが自由に手を入れられます。普通は、PDFかFAXにより、容易には改変できない書類として相手方に渡すものだと、私は認識しています。また、公印も捺さずに正式な回答にしようとなさっているのも、よくわかりません。こちらからは、公印を捺した書面を送っているのに、です。大阪と東京の、商習慣の違いなのでしょうか。

 平成29年5月23日に弊社へ注文いただきました、大阪観光大学国際交流学部教授伊藤鉄也先生の科研費に関するホームページ運用(更新/トラブル対応/コンテンツ追加)の取り消し要求に対する回答となります。
 弊社製作担当に事実確認をしたところ、更新作業の完了連絡を伊藤先生にしていなかったことは事実であり、ホームページ更新スケジュールを遅らせる要因となってしまった事については深くお詫びを申し上げます。

 しかしながら、伊藤先生もしくは明浄学院様から今件に対する弊社への連絡が3か月以上無い状態で、なおかつ伊藤先生からは11月に弊社IからHPの件をお伺いした際には特に問題無い旨お答えいただいておりましたが、12月14日に他社に切り替えると突然かつ一方的に契約を反故にする旨を通告される事は、社会通念上考えられない事であると疑問を禁じえません。
 伊藤先生もしくは明浄学院様から弊社へご連絡いただけなかった特段の理由はございますでしょうか?

 また、発注をいただいてから8月末までの期間、弊社のリソースを使用してホームページ運用(コンテンツ追加)を行っていたことも事実であり、その成果物もございます
 成果物がある以上、それに伴う対価をお支払いいただくのが常識であると考えますが、伊藤先生ならびに明浄学院様はどのようにお考えでしょうか?文書には重大な支障をきたしたという具体的な理由もなく、金銭に関する具体的な記述もございませんので、弊社としましては理不尽な要求であると判断し到底受けいる(原文ママ)意思はございません。
           草々



 この文書は、第2段落に記された以下の文言に尽きるものであり、第3段落以降の「しかしながら〜」からの駄弁は意味を持った日本語ではありません。

弊社製作担当に事実確認をしたところ、更新作業の完了連絡を伊藤先生にしていなかったことは事実であり、ホームページ更新スケジュールを遅らせる要因となってしまった事については深くお詫びを申し上げます。


 無意味な日本語の文字列ではあっても、一つ一つ丁寧に、噛んで含めるようにその意味するところの矛盾を解いてさしあげるのも、一度は契約をした者としての責務かと思い、以下にわかりやすい日本語で書きます。

(1)3段落めの「しかしながら」以降について
 私から「連絡が3か月以上無い」とあります。私は、8月31日にW氏からのメールに、次のようにあったので、ひたすらその修正の完了報告を待ち続けていました。

オープニング動画に不具合が発生しており、現在再生することができておりません。
こちらを修正次第ご案内いたします


 これに関する修正完了の案内を、今に至るまで私にはまったくしないで、私からの連絡がないとは笑止千万です。すべてを人の責任にしてごまかそうという魂胆が見え見えです。

(2)「なおかつ伊藤先生からは11月に弊社IからHPの件をお伺いした際には特に問題無い旨お答えいただいておりました」について
 この「お伺い」に関しては、私にはまったく思い当たることがありません。また後に述べます。何かの間違いではないでしょうか。よしんば、そんな「HPの件をお伺い」されたことがあったとして、私が「特に問題無い」と答えたとしたならば、これは何に対して「問題がない」と答えたのでしょうか。
 私は、この会社にお願いした以下の2つの件について、作業が完了したとの報告を待ち続けていたのです。

(1)今回の土台となるホームページ「海外源氏情報」で発生しているダウンロードができないことと、画面にロックがかかっていることの解消。
(2)ホームページに不具合がない状態での改修版を一日も早く完成させてほしい。


 これについて、私が答えたとされる「特に問題無い」という言葉は、この私が求めている2つの依頼業務とどのような結びつきを持つものなのでしょうか。何が問題になっているかが理解できないままに書かれた保身のための釈明文なので、私からの上述の問い合わせに説明ができない作文になってしまったと思われます。起草者の日本語運用能力の未熟さというよりも、事態の把握ができていないことと、不正確な情報による状況判断が底流にあって書かれた、明らかに矛盾だらけの文章となっています。

(3)その後に続く「社会通念上考えられない」とか、「連絡いただけなかった特段の理由」、「成果物がある以上、それに伴う対価をお支払いいただくのが常識」などは、これまでに縷縷整理した報告で、いかに虚しい抗いかは明白です。上記2つの依頼内容を実現できず、成果を何も示さないでおいて対価を求めるなど、こうした文字列を連ねることの真意を測りかねています。ここにも、現場からの報告が正確にあがっていないために、行文の内容が実態とかけ離れたものとなり、そこから相手を責めようという姑息な姿勢が見え隠れしているものです。

 以降の、「重大な支障をきたしたという具体的な理由もなく」とか、「理不尽な要求」という文字列には、現状の問題点の把握と理解が浅薄なために、話になりません。そのため、反論する必要がないことは言うまでもありません。
 自分たちが請け負った仕事が何であり、それに対して何もできなかったことを糊塗するだけの、支離滅裂で稚拙な日本語文です。

 上記のワード文書「注文取消しの件について」とともに、エクセルのファイルで「伊藤先生HP改修の件についての時系列報告書」というものも、事務方へのメールに添付されていたそうです。私には送ってもらえなかったものです。これにも、荒唐無稽な文字列が入力されています。しかし、煩を厭わずに主要なところを引用します。

8月31日
 弊社Wから伊藤先生にメールを送付。
 レビューの依頼及びバナーに不具合がある旨を伝える


 これは正確です。ただし、「レビューの依頼」というのがよくわかりません。

9月4日
 バナー不具合修正完了


 これは嘘です。すでに書いたことです。
 9月6日に、科研の研究協力者に、不具合があるものの一応見ての感想を求めるメールを出しています。

9月4日
 Wから弊社IにSkypeで、伊藤先生が8/31に送付したメールが受信できているか確認を依頼
 確認実施せず


 なぜ、ここで確認をなさろうとしたのでしょうか。これまでも、それ以降も、本社のスタッフはそんなに丁寧な対応はしておられません。なぜここだけ念を入れた確認をなさったのでしょうか。責任をI氏に押し付けるための方便だろうと、私は思っています。あくまでも、私の想像の域を出ませんが。責任を負う人間を、こうした架空の文言で作り上げようとなさっているようです。これも、私の勝手な推測です。

9月5日
 I、伊藤先生の所在を確認したが不在
 Wに、夏季休暇中のため、後期が始まる9/21まで来ない可能性があることを伝える

9月11日
 IからWに、9/7,8は伊藤先生が不在だったことを伝える


 ここにも、架空の話が作り出されようとしています。それはさておき、7日は大学に、8日は高校に出勤しています。行き違いだったのでしょう。これは、私がなかなか捕まらないことを印象づけるためのこじつけなのでしょうか。また、メールや電話という連絡の手段は考えつかなかったのでしょうか。私は、365日24時間態勢でメールをチェックしていることは伝えてあります。

10/20もしくは10/27
 弊社AがWと今件について確認を取っている際にAからIに下記依頼
「HPの件について、あの修正で問題ないかどうかを、聞いてほしい」


 「あの修正」という理解であるならば、このA氏は実際にホームページを自分の目で確認することなく、W氏の不正確な報告を鵜呑みにしてI氏に指示を出しておられることになります。この10月の時点でも、実際には8月31日の状態と何も変わっていないからです。修正はなされていなかったのです。そのような状態に置かれた、不都合を抱え込んだままのホームページに対して、「問題はないか」という問いかけ自体が茶番です。この後の対応を見ると、いまだに事実を知らされないままに3月の驚くべき私への対応をされたのだと思います。

11月第二週 水曜もしくは木曜
I、伊藤先生にエレベーター内で会ったタイミングで伊藤先生と会話
I「HPの件、大丈夫ですか?
伊藤先生「大丈夫ですよ
I「了解しました」


 なかなかよくできた話になっています。
 私は、このような会話があったことを、恥ずかしながらまったく記憶していません。しかし、記憶にないというのは卑怯なので、仮にそのようなことがあったとしましょう。そうすると、この第2週の8日(水)と9日(木)にI氏とエレベータで遭遇したことになります。9日は非常に多忙な1日で、5号館での授業が終わってからは、研究室のある1号館ではなくて5号館での打ち合わせに終始していたので、この日ではないと思います。
 8日なら、12時半に3号館で授業が終わり、質問を受け、パソコンとプロジェクタの後片づけをして、ホワイトボードを消してから研究室に帰るので、エレベータには12時35分から40分に乗り込みます。ただし、毎週12時50分から学部の会合が1号館の5階であるので、10分ほどで研究室で持参のお弁当を食べます。消化器官を持たない私は、お昼は1時間以上かけてたべるのが常です。しかし、この水曜日は腹痛に耐えながらの日となることが多いのです。

 また、この日は13時半からは5号館で会議、そして引き続き15時半から5号館で教授会がありました。つまり、もしエレベータでI氏と出くわしたとしても、せいぜい30秒も居合わせていないことになります。そのような短時間の会話で、私が頭を悩ませている込み入ったことが話せるはずがありません。もし仮に、そのような遭遇があったとしても、申し訳ないのですが私は空返事で数秒の軽い挨拶程度の対応しかできなかったはずです。I氏は謹厳実直な方なので、もしこの話が本当ならばさらりと挨拶をしたというのがあり得る話です。
 さらには、「HPの件、大丈夫ですか?」「大丈夫ですよ」という会話は、非常に不自然です。試作版の不具合が解消されていない上に、喫緊の課題とするダウンロードと画面のロックに関することは何も手が打たれていない、という状況の中で、「大丈夫ですか」「大丈夫でいよ」という会話は、一体何の意味を持つのでしょうか。辻褄の合わないことを会話形式で作文されたもの、としか考えられません。この会話が確かにあった、ということならば、その「大丈夫」という単語が意味するものの解説を伺いたいと思います。

12月14日
SからIに、伊藤先生から話があると言われ先生と会話する


 これは、すでに述べたように、私がI氏に、4日前に東京で新しいシステムエンジニアと面談したことを話し、K社との契約を解約することを伝えたものです。

(続き)
・8/31にWから、「バナーの動きに不具合があるため修正次第連絡します」と言われていたが、一か月以上何の連絡も来なかった。
このままの進捗では科研の成果物として報告ができないため知り合いに声をかけ、12月に都内でIT関係者を集め今後のHP制作を他社にお願いすることとなった。
・契約や支払いに関しては大学事務を通しているので、事務と調整してほしい。(先生としては契約金額60万?全額払ってもいいが、事務に任せているのでとおっしゃっていました)

当方の認識ではこちらから確認依頼の連絡を出している認識でしたので、
「弊社から確認連絡のメールが出ていたかと思いますが」
と言ったところ、
「もしそのメールをこちらが見落としていたとしても、ここまで返答がないのなら、そちらから何かしらのアクションがあってもよかったのではないでしょうか?
引き続きお任せすることに不安を感じている」
と言われました。


 この文中にある「都内でIT関係者を集め」という理解は、事実と大きく違います。この資料として事務方に送られて来たエクセルのファイル「伊藤先生HP改修の件についての時系列報告書」には、各所に作為が認められます。
 K社からは、8月31日にW氏からメールをもらったのが最後です。それ以来、「確認のメール」などまったく受け取っていません。しかも、重ねて強調しておきますが、このK社からのメールは、8月31日以来、事務からの伝言以外は、どなたからも1通ももらっていません。
 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月24日

インターネットバンキングでパスワードの変更を強要されて

 銀行口座は、わざわざ銀行へ行くことはなく、ウェブで管理しています。いわゆる、インターネットバンキングの運用です。
 今日、その中の一つである某銀行にウェブサイトからログインしようとしたところ、「ログインパスワードの変更」を迫られました。

「暗証番号の変更」はお客さまの任意としておりますが、「ログインパスワードの変更」は必ずご変更ください。

 本画面は、暗証番号あるいはログインパスワードの変更日(暗証番号については、本画面で「暗証番号を変更しない」を選択された日を含む)のいずれか古い日から30日経過以降にログインされた後に表示されます。


 今の時点では「ログインパスワード」を変えたくありません。しかし、いろいろとやってみても先に進めないことがわかりました。1時間ほど、無為な時間が奪われました。そこで、困り果てて、その銀行のフリーダイヤルの相談窓口に電話をしました。

 結論は、30日毎にログインパスワードを変更しないと、今後ともインターネットバンキングを使うことができないようになった、とのことです。私がこのサイトに入ったのは、4ヶ月も前のことであり、実はその時はログインパスワードの変更のためにログインしたので、この30日毎の変更という縛りは意識していなかったのです。
 とにかく、「ログインパスワード(変更必須)」という項目は、確かにユーザーには絶対的な強制力を持つものでした。

 電話口で対応に当たられた方には、どうしても今はログインパスワードを変えたくないので、何か別の方法を教えてほしいとお願いしました。しかし、とにかくログインパスワードの変更をしないことには、どうしようもないとのことです。

 最近は、パスワードの維持管理が人間の能力では不可能である状態にあることが広く認知され、さまざまな手法が試されています。
 私に関する現状は、「パスワードを191個も持っていたこと」(2018年01月30日)に書いた通りです。混乱が広がるのは明らかな事態になっているのです。

 この銀行のシステムでは、そうした時代の流れを無視しています。ログインパスワードを30日ごとに強制的に変更しながら使わざるを得ない現実に直面していることに、やっと実感を伴って気づきました。そして、おかしいと言ってもどうしようもないこともわかりました。

 例えばの話として、毎月口座を解約し、新規口座を作り続ければどうなるのか、と聞くと、それなら1つの同じパスワードを30日ずつ使うことは可能かもしれないとのことでした。しかし、これはお笑いにしかなりません。
 また、電話口では、2、3個のパスワードを使い回すという提案を受けました。こんな銀行一つのために、そんなに面倒なことをしたくないのです。頓に記憶力があやふやになってきた近年、若かったらともかく、それはしたくないことです。記憶力に頼る生活は若者の発想であり、歳と共に忘れることを前提とした生活に移行していくのです。高齢化社会を見据えて、社会のシステムも再検討と再構築を急ぐべきです。その中にあって、このパスワードは喫緊の課題です。パスワードをばらまく方式は、もうすでに破綻しています。

 そうこうしているうちに、話しながら閃きが起きました。今この時点で、ログインするためだけにパスワードを変更し、用事をすませてログアウトする時にパスワードをそれまでのものに戻す、ということです。電話口で対応しておられた方は、くそまじめにそれなら可能です、とおっしゃいました。
 実際にやってみたら、拍子抜けするほどにうまく障壁を乗り越え、また元に戻ることができました。
 間抜けな話です。しかし、本当のことです。ネット社会が、これからは次第にこうした矛盾の中を迷走する時代になるのでしょう。

 インターネットの限界や問題が表面化し、次の通信の時代が間近になっているようです。インターネットを主とする時代が移り変わる時なので、その端境期には、こんなお笑いごとを経験することになるのでしょう。

 個人を特定することに限っても、指紋・虹彩・顔などなど、試験は進んでいるようです。パソコンよりもスマートフォンの方が先を行っているようです。
 日常生活での通信が変わり目であることを、この時代を逆走する銀行のインターネットバンキングで体験することとなりました。
 
 
 
posted by genjiito at 21:11| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月22日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(8)

 科研のホームページに関することで、2018年となった新年早々のやり取りを整理します。
 まず、大学の事務の責任者とのやりとりから。

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◆180116_伊藤 to S
科研のホームページに関して/伊藤鉄也

科研のホームページに関して、東京の業者Bと話を進めようとしていて、先方から、Kとの契約は結局どのようになったのか、という確認が来ています。
これに関して、その後どうなったのか教えてください。
私のところには、12月にIさんに説明した後、先方からは音信不通です。

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 年末に会って話をした新たな技術者からは、これまでの契約の整理がついていないとホームページの改修に着手できない、ということからの展開です。また、私もホームページに関するサイトの情報を渡すことができません。請け負ってくれたK社に、公開に関する情報のほとんどを渡しているのですから。
 ここで、「12月にIさんに説明した後」とあるのは、昨日の記事で言えば東京から帰った後のことです。ホームページなどの業務に関して、あまりにもK社の対応がいい加減なので、契約を解除して他社に依頼することを伝えました。その際、提示されたホームページが動かないことも、私の研究室で一緒に確認してもらいました。

 ただし、ここに書いてあるW氏の言い訳は真っ赤な嘘です。「バナーの不具合について9/4に作業が完了したものの、その旨連絡をしていない」というくだりです。
 昨日の記事(7)に書いたように、9月6日の時点で私は、トップページが思うように動かないことを確認した上で、科研の関係者に一斉メールを送っています。また、年末にも、バナーは動いていませんでした。何をいけしゃあしゃあと恥ずかしげもなく、というのが私の気持ちです。
 それとも、「9/4に作業が完了」というのは、あくまでも社内での担当者の手元での作業が完了した、ということなのでしょうか? 厚顔無恥とはこのことです。

 しかし、それは私が確認しようもないことです。目の前に提示されているのは、いつまでたっても単なる一枚の写真が貼り付けられているホームページらしきものなのです。9月4日に完了したのであれば、その後また不具合が発生したことになります。そうした経緯は、まったく私には知らされていません。K社本社のシステム担当者からは直接の連絡は依然として何もないのです。W氏のこの自己保身に走る強弁は、お金を取って仕事をしようというプロらしからぬ、人を愚弄した物言いです。

 そんな折、その裏で何があったのか、すぐに大学に出入りしているI氏から以下の謝罪のメールが来ました。
 このメールの内容について、本社の社長やW氏は、なぜ私に一言も連絡がないのでしょうか。なぜ、そ知らぬふりをしておられるのでしょうか。なぜ、派遣先の一社員にすべての責任を押し付けて、そっぽを向いたままなのでしょうか。I氏には、私との関係では何も問題はなく、責任もないと思います。誠実な方です。しかし、この連載の2回後の(10)で書くように、この社長は信じられない態度に豹変します。以下のメールが私の元に送られてきた時点で、I氏にこの不可解なメールを送るように命令された時点で、この会社は【人間性を喪失】していると言わざるを得ません。

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◆180119_I to 伊藤
伊藤先生ご依頼のHP制作業務につきまして

本件、弊社Wが担当しておりました伊藤先生のHP制作につきまして、連絡の不備がありHP制作の進行に支障をきたしてしまいましたことを謝罪いたします。
申し訳ございませんでした。

Wのほうに確認をしたところ、バナーの不具合について9/4に作業が完了したものの、その旨連絡をしていないとのことでございます。(9/4に当方に口頭にて確認依頼がございましたが、夏季休暇で不在でございました)
本来であればその時点でメールでの連絡をすべきであり、連絡をしなかったことで伊藤先生に弊社に対する不信感が生まれてしまったことは当然のことであると思っております。

今後のHP制作に関しましては、引き続き弊社にやらせていただきたいというところが社としての希望でございます。
今後は私Iを窓口として先生への連絡につきましては徹底した体制を敷き、対応させていただく所存でございます。
このような言葉だけで弊社への不信感が払しょくされるとは到底思えませんが、今後の体制、動きを評価していただくためにも引き続き対応をさせていただきたく思っております。

何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

重ねてとなりますが、今回の件でHPの進行に支障をきたしてしまいましたこと、先生に必要のない不安を与えてしまいましたこと、お詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。

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 その後、新年20日に、東京で科研の研究会を開催しました。本年2回目です。
「科研の研究会で1回生が臆せず研究発表をする【写真追補】」(2018年01月20日)
 そのブログで報告した通り、研究会を始めるにあたって、研究代表者としての挨拶の中で、私は科研のホームページが公開できていないことの釈明をしました。その部分を引きます。

 新しくホームページを立ち上げることができなかったことに関して、私からその事情と経緯を補足説明しました。
 この科研Aが採択されたすぐの4月から、紹介を受けた業者とホームページに関する交渉をしました。8月までに公開できるような計画だったのに、試作版ができたのは9月でした。

 科研の協力者に試作版を見てもらい、私のブログでもそのデザインを公開しました。ただし、それは、教え子でデザイナーであるTさんが作成してくれた、動くトップページではなくて、一枚の画像が貼り付けてあるものでした。業者の連絡では、もう少し待ってほしいと。

 しかし、その後は契約した業者から何も連絡がありません。あまりにも酷いので昨年末に解約の意思を伝えました。その会社の大阪におられる方に事情を説明しました。しかし、東京の本社の制作担当者からは、まったく音信不通です。

 本年度に活動した成果は、今日の研究会で報告した通り、さまざまなことがあります。しかし、それらを情報発信する母体が、あの業者の怠慢により叶っていないのです。その点では、甚大な損害を被っていると言えます。
しかもあろうことか、昨日、「今後のHP制作に関しましては、引き続き弊社にやらせていただきたいというところが社としての希望でございます。」というメールが来ました。これも東京の直接の担当者ではなくて、大阪で間に入っておられる方から伝言として届きました。人を愚弄するのも程があります。起業当初はあったはずの精神は、どこに吹っ飛んでしまったのでしょうか。

 これまで私は、相手の顔を見ながらお話をすることを原則として生きてきました。今回のことを、一通のメールで、しかも伝言の形で伝えるとは、私の基準で言えば非常識の一語に尽きます。言語道断です。騙された思いと、裏切られた思いの中で、悔しさが拭い切れません。

 こうした経緯と今の私の思いを、今日の研究会で報告しました。これについては、「しかるべき所を通して、正式に抗議をする」ということで、今日のところは協力者のみなさまの了解を得ました。
こうした、人を無視した、完全にビジネスライクに割り切った企業の論理は、私には理解できません。しかるべき対処をして、今年の3月までにはホームページを通して成果が公開できるよう、巻き直しをすべく、鋭意取り組んでいきます。

 私の仕事にしては成果が見えないので、不審に思っておられる仲間も多いことかと思います。いえ、私がサボっているのではありません。とんでもない業者に引っかかり、みなさまにはその成果を見てもらうことができないのです。これまで、「海外源氏情報」(http://genjiito.org)を通して、膨大な量の成果をみなさまに活用していただいてきました。今回の新しい科研でも、それが続くことを楽しみにしておられた方々には、本当に申し訳なく思います。
こんな業者がこの業界にいるとは、思いもしませんでした。信用してしまったのです。自力で何とか挽回します。というよりも、次にお願いする会社の目処はたっていますので、もうしばらくお待ちください。


 ここで「しかるべき所を通して、正式に抗議をする」ということは、私が相当トーンを落として書いています。このことは、長年一緒に科研で共同研究を展開して来た、昨年までは手の届く場所で協力してもらっていた国文学研究資料館と国立国語研究所の仲間が後押しをしてくれた言葉を指しています。共に理系で言語系の研究者ということもあり、もっと明瞭な表現「損害賠償請求」ということでした。

 このことを受けて、具体的な対処に関して、大学の事務方に相談を持ちかけました。

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◆180121_伊藤 to 事務方科研担当者3名

科研のホームページに関してのご相談/伊藤鉄也

さて、上記ブログの中程に書いたように、研究会でのIさんの報告を受けて、ホームページの公開について、私から、いまだに完成していないことをお詫びし、今後の対処について時間を割いて参加者と共に検討しました。
そして、研究協力者のみなさまとの総意として、「株式会社K」に対して損害賠償を請求する案件である、との確認を得ました。
この会社のために成果がいまだに公開できないことにより、私が甚大なる損害を被っていることを、対外的にも訴えるべきである、との判断です。さらには、科研による研究を推進している他大学および先生方への問題提起ともなるので、提訴の意義はあるとの結論です。
(中略)
ご多忙の日々の中に、突然降って湧いたような面倒な仕事を持ち込み恐縮します。
しかし、1年が経とうとするのにいまだに成果を公表できていないことで、この科研の評価が落ちることを危惧します。このことは、すでに仲間からも、どうしたのかとの問い合わせを受けています。迅速に成果を公表しないのが、情報処理の専門家と見られている私らしくないとの気遣いから、仲間の気持ちが、そのような問い合わせとなっているようです。
こんなことで、大阪観光大学で展開する科研の評価を貶めたくないので、白黒の決着を法的手段でつけ、我が身を守ることにしたいと思います。

なお、科研費は個人の研究に対して公的資金が貸与されて推進するものです。その点からも、私個人が研究代表者として提訴することは、基盤機関である大学とは切り離された研究活動の一環である、との認識でいます。

これが、気持ちのいいことに展開するとは考えられません。とはいえ、これも大事な研究者が身を守る一つと思い、あえてみなさまの支援を得ながら司法判断に委ねたいと思います。

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 数日後、大学の事務責任者に以下のメールを送りました。

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◆180127_伊藤 to S

科研のホームページについては、解約に関して先方の了解を確認できるものは入手できましたでしょうか。それがないと、次の会社に正式に依頼できないので、困っています。まだ、具体的には何も依頼できていない状況です。よろしくお願いします。
損害賠償期間は、9月から12月までを予定していました。しかし、今月にずれ込んでいるので、一応3月までの損害賠償を請求する予定で対処を進めています。今月末までに書面が受け取れたら、9月から1月までの損害に関しての請求になるかと思います。

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 これには、以下の返信が来ました。

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◆180127_S to 伊藤

ホームページの件ですが、1月19日15:40業者のIさんからのメールについて、先生の方から何か返信をされていますか?
伊藤先生からまず、直接業者へお断りのメールが必要かと思います。
あとの事務対応は大学の方で行いますので。

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 私は、以下の返信をしました。

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◆180127_伊藤 to S
ホームページの件で/伊藤鉄也

あの業者からの平和ぼけしたメールには、返信は不要だと思っています。
とにかく、昨年12月に解約のことを私の研究室でIさんに詳しく説明し、Iさんも了解なさったので、それ以上は時間を費やすのは無意味だと思います。
こちらの意思は伝えてあるので、今ごろになって何を寝ぼけたことを、という気持ちです。
解約の確認に関する書類の入手を、どうぞよろしくお願いします。
この書類のやりとりは、申しわけありませんが、基盤機関の事務を窓口としてやるしかないと思います。
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。

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 これに対して、すぐに次の返信が来ました。

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◆180127_S to 伊藤
ホームページの件で/伊藤鉄也

了解しました。
早速、書類について対応します。

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posted by genjiito at 23:46| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月18日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(7)

 なかなか進展しなかったホームページの改修が、8月末日に突然のメールによって作成が進んでいたことがわかりました。ただし、どうしたことか担当者がO氏からW氏に変わっていました。

 そのメールによると、作業は進めてはいるけれども不具合があって、まだ完成ではない、とのことです。そして、その不具合というのが、それこそ今回の新しい顔となるトップページのバナー部分なのです。動きのあるトップページを教え子のデザイナーに作ってもらったのに、それが動かないのだと。

170526_site-design.jpg

 トップページといえば、書物でいうところの表紙にあたる一番目立つ部分です。ホームページを印象づける部分です。訪問者が最初に見る部分です。そこができていないということは、「海外源氏情報」から「海外へいあんぶんがく情報」にデータを引っ越しさせる以前の問題です。引っ越しはこちらでできます。とにかく、一日も早く入れ物の改修をしてもらいたいのです。
 今回の一番の改修部分である顔が、一枚の画像を貼ってごまかしてありました。ど素人の仕事です。長い時間をかけた末にこれでは、本当にがっかりです。話になりません。文末の「何卒ご理解頂けますよう」という言葉が白々しく響きます。

◆170831_From 制作担当 W氏 より 私へ

海外平安文学情報ページの制作状況につきまして、ご連絡致します。
以下のURL(テストサーバ)にホームページをアップロード致しました。

http://xx.xxx.xxx.x/wordpress/

デザイン等ご確認頂き、必要な修正がございましたら、ご連絡ください。
修正が完了次第、伊藤様のサーバにアップロードさせて頂きます。

また、上記のページにてオープニング動画に不具合が発生しており、現在再生することができておりません。
こちらを修正次第ご案内いたしますので、何卒ご理解頂けますよう宜しくお願い申し上げます。


 早速私は、科研の研究協力者である仲間のすべてに、以下のメールを送りました。そして、修正次第ご案内があるのを待つことにしました。


◆170906_伊藤の科研(A-2017)関係の先生方へ

本年度採択された伊藤の科研(A-2017)のホームページの試作版が出来ました。

以下のURL(テストサーバ)で確認できます。

http://xx.xxx.xxx.x/wordpress/

デザインや公開している情報等をご確認頂き、ご自由に意見をお寄せ下さい。
まだまだ未完成です。もっと斬新な情報の発信母体にしたいと思います。
このサイトは、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉が科研終了後は引き継ぎますので、最低でもあと50年以上はここから情報発信をしていきます。
今回の修正が完了次第、9月中旬をメドに正式に公開したいと思います。

なお、上記のページにてオープニング動画に不具合が発生しており、現在再生することができていません。


 みなさんにこのメールを送った9月6日の時点では、今はトップページが思うように動かないものであっても、不具合はすぐに解消されると思っていました。そのため、「9月中旬をメドに正式に公開」できると、みなさんに伝えました。今になって思い返せば、私の判断が甘かったようです。この不具合は、それ以降も年度末を過ぎても解消されないままに放置されているのです。それは何と今に至るまでも。

 研究協力者の先生方からは、この不具合を承知で、いろいろな意見をいただきました。いいものを見ていただきたかったのに、こんな未完成のものを見てもらうことになり、本当に残念な思いの中で、お寄せいただいたご意見に感謝しました。

 1ヶ月経った10月中旬には、業者から公開をどうしますか、という打診をされていることを、仲間に伝えています。しかし、トップページの不具合を抱えたままでの公開などは問題外であり、ありえないことです。修正次第ご案内といいながら、まったくそれは気配さえなくて「公開」の打診をする無神経さに、驚き呆れました。ホームページの顔すら作れない、ホームページが果たす役割すらわかっているのか疑問に思わざるを得ない技術者をいつまで相手にすべきか、真剣に考えるようになりました。誠意をもってホームページに対処していないことが、日毎に感じられるようになったからです。
 引き受けた仕事の内容を軽視した態度は、もはや明白です。修正次第ご案内という朗報が来るのを待つしかないと思い、「公開」の打診には応えることはしませんでした。相手にわかるように、まじめに仕事をしろ、早く修正しろ、という意思の表明です。最初に杜撰なものと知りつつ妥協して歩み始めると、入れ物は作ったではないかと言って、後は何もしないで居直られるだけですから。

 そうこうするうちに、11月初旬には、修正次第ご案内ではなくて、新ホームページについて、点検期間が2ヶ月を過ぎたことから、このまま公開してもいいか、という確認がありました。これも、能天気な業者のたわごとに「アホか」という腹立ちをぐっと抑え、ひたすら修正次第ご案内を待ちました。この修正次第ご案内は、今日現在に至るまで、いまだにありません。指定されたアドレスを見ても、昨年の8月31日に案内のあった、不具合を抱えたままのホームページがテストサーバーに放置されたままです。

 このことは、2018年になってから急転回する事態を冷静に判断する上で大切なことなので、ここでしっかりと確認しておきます。

 さて、このままでは、科研の成果が公開できないままに年を越すことになります。それは、これまでに科研の成果はきっちりと公開してきた私としては、屈辱とでもいうことです。そこで、私の方から、12月に入ってから動きました。

 昨日の記事の最後に紹介した「科研の打ち合わせを帝国ホテルで一日中おこなう」(2017年12月11日)というものは、実際には12月10日(日)のことです。東京で、お2人の方と、今後の科研の運用について相談したのです。そして、帰洛早々の翌11日に大学の事務責任者S氏に、そして科研の運用において実務の面で協力してもらっている4人へは同送メールとして、以下の内容のメールを思うに任せぬ現状の報告として送りました。

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◆171211_伊藤 to S氏

以下、科研のホームページに関して困り切っていたので、自分なりに解決の方途を見つけましたので、相談がてら現状の報告をします。

K社に依頼していた科研のホームページに関して、今夏8月31日に制作担当のW氏より連絡をいただいて以来、まったく連絡が途絶えています。
また、その際に、以下のようなメモがありました。卒業生のTさんが苦労して作ってくれた作品が、いまだに放置されています。

「上記のページにてオープニング動画に不具合が発生しており、現在再生することができておりません。
こちらを修正次第ご案内いたしますので、何卒ご理解頂けますよう宜しくお願い申し上げます。」

待てど暮らせどその後の進捗状況などの音信が不通なので、もうこの会社とのお付き合いはお断わりしたいと思います。こんな調子では、これから大量にデータを公開していくことになるのに、後3年の対処が心もとないからです。IT分野で信頼関係がなくなると、もうお付き合いは無理だと思います。
先方からは、試作版の手直しを、とのことでした。しかし、トップページのバナーすら作れない技術者に、今後の迅速な対応は期待できないと判断し、この会社を見限ることにしました。
当初は8月には公開を予定していたものです。

一昨日、東京の日比谷図書文化館で『源氏物語』の講座がありました。そこで、上京したタイミングを見計らって、以下の方と日比谷図書文化館に近い帝国ホテルで、昨10日、1時間半にわたって面談をしました。
かねてより知り合いを通して、ウェブに関する優秀な人材を探してもらいたい、とお願いしていました。すごい奴が見つかったということだったので、とにかく直接会って、こちらの意図などを実際に顔を見て説明しました。理解の早い、なかなかシャープな若者でした。東京での厳しい競争社会で、着実に業績を伸ばしているようです。
(中略)
もう師走なので、年明けにはホームページが公開できるよう、彼の技術力に賭けたいと思います。
(中略)
以上、事情などの説明を推読していただき、ご教示およびご指示をよろしくお願いします。

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 この後、改修業務を請け負っていた会社には、私の科研費の運用を任すことになっている事務方から、契約解消の連絡をしてもらうこととなり、2017年も暮れたのです。

 ここで念のために確認しておきます。
 ホームページの製作担当者と名乗るW氏からのメールを、昨年の8月31日に不具合を抱えたままのホームページに関する連絡としてもらいました。それ以来、今に到るまで一通たりともW氏からのメールはもらっていません。電話もしかり。
 数回の連絡は、大学に出入りの方が本社からの伝言だとして私に伝えていただいているだけです。しかも、証拠を残さないように用心してか、大学内の内線電話で連絡があります。この方は誠実な対応で実直な仕事ぶりなので、信頼できます。しかし、製作担当者と名乗られた東京本社のW氏の姿は、昨年の8月31日に本当に一度だけ、メールを通して垣間見ただけです。しかも、その方が実在されるのかどうかすら、知る由もありません。すべてを、大学に出入りしておられるまじめな方を間に入れてのやりとりなので、W氏はすべてをその方に責任転嫁しておられるように思われます。このW氏は、みごとなほどに姿を見せられないのです。このW氏は、本当に池袋にあると言われている本社にいらっしゃる方なのか、不信の念を抱いています。ネット社会なので、在宅勤務だとしても、その方の存在には疑念をいだいているところです。そんなことを思わせるやりとりが、8月末日から大晦日まで続いたのです。
 
 
 
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2018年04月17日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(6)

 これまでに、私が抱えている科研(A)のホームページが公開できないことに関して、以下の記事を本ブログに書き、多くの方々に報告してきました。
 ここで、公開してきたブログの記事の所在を明示し、関係する文章やコメントを抜き出して、これまでにホームページが公開ができていない件での情報の流れを整理しておきます。

 まず、4月に新規採択の通知を受けてから、この科研で何をするかということを、ホームページに掲載するものになる情報群を意識して、次の6本の記事を公開しました。まずは、ホームページができるまでの準備としての情報公開です。これらの記事の中でも、折々に情報はホームページで公開する中で、コラボレーションによる研究を展開することを明言しています。
 そして、こうした準備をしながら、ホームページの改修と再構築の業務を請け負ってくれる会社を探していました。そして見つかった会社が、何と一年経った今に至るまでまったく誠意のないままの対応なのです。その不誠実さと受託業務を放棄していることを、こうして事実を連ねて丹念に実証しているところです。


「今年度の科研で「海外の平安文学」が採択(内定)となりました」(2017年04月05日)

「新規科研の開始にあたって1(翻訳された『源氏物語』の言語数)」(2017年04月06日)

「新規科研の開始にあたって2(翻訳文献と関係論文の点数と到達目標)」(2017年04月07日)

「新規科研の開始にあたって3(学術的な特色・独創性・成果・意義)」(2017年04月12日)

「新規科研の開始にあたって4(おおよその研究計画とその方法)」(2017年04月19日)

「新規科研の開始にあたって5(平成29年度の研究計画)」(2017年04月20日)

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「2つのホームページの不具合に関するお詫び」(2017年04月26日)

「ダウンロード版『海外平安文学研究ジャーナル インド編 2016』の再公開」(2017年05月01日)

「ダウンロード版『日本古典文学翻訳事典 1・2』のお詫びと再公開」(2017年05月25日)

(これまでのホームページ「海外源氏情報」において、ダウンロードができないことに対処することを広く伝える記事です。とにかく、このことについては、一番早く対処したいと思っていることが伝わる記事となっています。4月26日と5月1日の記事では、次のように書いています。当初は、業者に委託するのはこれまでの「海外源氏情報」の改修版なので、5月の連休明けから5月末までには、部分的にでも公開できると考えていたことがわかります。業者から見積書の初版が届いたのは4月20日付けのものだったので、ちょうどこの前後の状況がわかるブログの記事だと言えます。今から思えば、技術力のない業者に業務を頼んだことがとんだ誤算だったのです。)

(2017年04月26日) 現在、本年度より採択された科研がスタートする時でもあります。これまでのホームページ「海外源氏情報」は新しい科研のホームページに吸収合併することで、こうした事態を解決したいと、その方策を検討しているところです。そのため、『海外平安文学研究ジャーナル』(オンラインジャーナル)のダウンロードについては、今しばらくお待ちいただきたいと思っています。暫定的に、新しいホームページが公開できるまでの間は、このブログで『海外平安文学研究ジャーナル』(オンラインジャーナル)がダウンロード出来るようにすることも検討中です。

 NPO法人〈源氏物語電子資料館〉のホームページに関しては、「従来のイオネットからのサイト」を復活させることで、緊急避難としての対処を考えています。

 いずれにしても、5月の連休明けまでには何らかの対処をいたしますので、いま少しの時間をいただきたく、ご寛恕のほどをお願いいたします。とりいそぎ、現状の不具合の報告と、今後の対応についての報告といたします。


(2017年05月01日) 現在は、「海外源氏情報」(科研HP)のリニューアル版の作成に着手しています。今月末までには、不十分ではあっても、何とか形にして公開したいと思っています。
 いましばらくの猶予をいただきたいと思います。


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「京洛逍遥(447)観光でポケット版の音声案内が使える日が近い」(2017年05月16日)

(改修により新装となる新規採択の科研のホームページに関して、そのページのデザインが進行していることがわかる記事です。)

 塔下さんは、大阪観光大学の前身である大阪明浄女子短期大学の卒業生で、私の教え子です。また、22年前に短大の中に創設した、当時は世界的にも最先端だと言われた、「マルチメディア部」と「ワールド・ワイド・リサーチクラブ」の主要メンバーでもありました。

 この度、縁あって、いろいろとデザイン面で助けてもらうことになりました。
 新規採択となった科研のホームページのデザインも、お願いしています。これも、出来あがりが楽しみです。もうしばらくお待ちください。


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「科研(A)の成果は「海外源氏情報」から[海外平安文学情報]へ」(2017年05月26日)

(ここで、私が一番最初に手をつけたかった、それまでの「海外源氏情報」における(1)ダウンロードができなくなっていること、と、(2)画面がロックされていること、の、2つの不具合についてお詫びを記しました。
 そして、新規採択の科研のホームページに関するデザインが決まり、受託業者に渡した時点で、その概要を広く告知する情報も流しています。このまま改修されたホームページができれば、そこへ新たな情報を流し込み、これまでの情報との統合を図ろうとしていたことが、この記事からわかります。これが、私が描いていたホームページの構想の全容です。それが、もう一年も何も公開できないままに、受託業者によって時間が停められています。まさに、私の研究活動がこの業者によって妨害されているに等しい、とこの場を借りて訴えているところです。)

 「海外源氏情報」については、先月4月1日以降は修復も含めて、まったく何も手を付けていません。問題の所在が不明確にならないようにするため、専門家からアドバイスをいただいての対処です。

 今後は、この「海外源氏情報」を通して公開してきたデータのすべてを、今年度から4年計画で新しく始まった科研(A)「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(課題番号︰17H00912)に取り込み、近日中に新たに立ち上げるホームページ[海外平安文学情報]に移行します。
 現在の「海外源氏情報」で発生している不具合は、新ホームページ[海外平安文学情報]に移行を終えたら、その段階で役割を終えることにします。

 現在は、新ホームページのデザイン(案)を検討しているところです。
 この画面は、その一部が動きますので、完成型を楽しみにお待ちください。

170526_site-design.jpg

 この入れ物に、これまでの情報のすべてと、これからの情報を盛り込むために、今は新築と引っ越しの作業で、慌ただしく立ち回っているところです。
 新しくお披露目するホームページ[海外平安文学情報]は、もう少しお待ちください。


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「科研のアルバイト募集(「海外へいあんぶんがく情報」に関する情報の収集整理)」(2017年06月05日)

(ホームページの改修が順調に進んでいると確信していたので、こうした情報を流しました。)

 仕事の内容は、世界各国における〈平安文学〉の研究状況に関する実態調査(研究機関・研究者・研究成果・翻訳書等)を実施し、それを基にして、調査・収集した資料を整理し、海外における受容と研究の歴史を総合的に整理する研究支援をしていただくものです。
 具体的には、〈平安文学〉が海外において、誰がどのようにして受容・研究・翻訳されているのかを調査し情報を整理して、共同討議の基礎資料を作成していただきます。
 こうして得られた情報は、ホームページ「海外へいあんぶんがく情報」を通して発信します。新しいホームページは、現在作成が進行しています。


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「第9回「海外における平安文学」研究会は大阪観光大学で今月30日に開催」(2017年06月28日)

(最初は、こうした研究会開催のお知らせなどは、ホームページで連絡する予定でした。そのホームページの改修がおくれているので、わざわざこうしたお詫び付きの情報を流すことになりました。)

 これまでの科研のホームページである「海外源氏情報」(http://genjiito.org)が、いまだに不具合を抱えており、情報の更新が3月31日からまったくできていません。
 下記の要領で開催することを、この場を借りてお知らせします。
 連絡が遅くなり、大変失礼しました。


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「科研のアルバイト募集中[その2](「海外へいあんぶんがく情報」の情報収集と整理)」(2017年07月18日)

(この助っ人募集の記事の中に「情報や資料の収集と整理、ホームページの作成と更新および補訂をおこなっていただく」と明記されています。今回のリニューアル版ホームページの運用には、アルバイトの方にその仕事を受け持ってもらうことが、当初から想定されていました。そのことは、最初からシステム会社に伝えてありました。ホームページの更新のためのツールの開発は、そうした用途での業務として依頼したものです。肝心のホームページがいまだにできていないので、この作業はまったくできないままに時間が経過しています。このホームページの運用を任せようとしたアルバイト生には、本当に申し訳ないことになっています。)

 過日、「科研のアルバイト募集(「海外へいあんぶんがく情報」に関する情報の収集整理)」(2017年06月05日)という記事を、本ブログに掲載しました。
 来月には、新たに「海外へいあんぶんがく情報」(http://genjiito.org)を公開できる予定です。そこで、さらにお手伝いをしてくださる方を追加募集することにしました。

 仕事の内容や条件は、過日とほぼ同じです。在宅ではなくて、実際に大阪観光大学に来ていただいて、情報や資料の収集と整理、ホームページの作成と更新および補訂をおこなっていただくことが基本となります。

 現在、4人の方がこうした仕事を手伝ってくださっています。大学一年生が中心なので、専門的な知識が求められるものではありません。こうしたテーマに関する、興味と関心が強ければ、十分に楽しくやっていただけるはずです。また、本科研のテーマの一つに、若手の育成があるので、これにも合致した取り組みとなっています。


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「新規科研(A)の取り組みが順調に動き出しています」(2017年07月20日)

(昨日までの経過説明では、次の記事にあるように、7月19日にホームページ改修の業務を委託したシステム開発会社と面談による打ち合わせをしたことを拾い上げていませんでした。メールなどでは、このことが文字として残っていなかったためです。この件も、昨日の記事の追記として残しておきます。なお、この冒頭で「昨日は、システム開発管理会社にお願いしている、科研の新ホームページ「海外へいあんぶんがく情報」に関する打ち合わせをしました。これまで公開していた「海外源氏情報」(http://genjiito.org)のバージョンアップ版となります。」とあることは、記憶に留めておきたいと思います。今回のシステム開発管理会社への委託業務は、「海外源氏情報」(http://genjiito.org)の「バージョンアップ版」だったことが、ここでも確認できるからです。つまり、新規にホームページを作成するのではなく、「再構築」「改修」「バージョンアップ」「リニューアル」だったのです。また、その後の赤字部分「データを継承する中で、新たなスタイルに移行しながら、より使い勝手の良いデータバンクを構築しようとしているところです。」という記述も、そのことを裏付けています。このことは、今回の受託会社の対応と理解が私と違っていることを明らかにしているものです。)

  昨日は、システム開発管理会社にお願いしている、科研の新ホームページ「海外へいあんぶんがく情報」に関する打ち合わせをしました。これまで公開していた「海外源氏情報」(http://genjiito.org)のバージョンアップ版となります。

 昨年度までのホームページ「海外源氏情報」は、すでに海外における平安文学の研究に役立つ、膨大な情報を提供するサイトとして育ちました。そのデータを継承する中で、新たなスタイルに移行しながら、より使い勝手の良いデータバンクを構築しようとしているところです。
 システムの開発チームから寄せられている、いろいろな質問に答える形で、一つずつ前進しています。予定通り、8月上旬に試作版を公開できると思います。みなさまからのご意見を取り入れながら、平安文学に関するデータバンクを次の世代に手渡ししていくつもりです。

 過日このブログを通して募ったアルバイト要員に関しては、すでに10人が集まったので、ここで一旦締め切ります。全員が大阪観光大学の1回生という、おもしろい構成となりました。今回の科研の研究期間は4年間なので、彼らの卒業とともに次世代にすべてを引き継ぐことになります。ゴールがはっきりしたこともあり、なかなかいい形でのスタートとなりました。


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「科研の打ち合わせを帝国ホテルで一日中おこなう」(2017年12月11日)

(ホームページの改修に関してはまったく動きがなかったので、7月20日から12月11日までの約5ヶ月のブログでは、特に記事は掲載していません。メールで仲間といくつかやりとりがあったことは、引き続き記す報告に譲ります。この師走の記事では、ホームページに関してまったく連絡が途絶えたために、この請け負い業者を見限ることを想定し、新たな業者探しをしていたことがわかります。とにかく、私への作業の進捗状況の報告がないので、別の道を探すしかなくなったのです。また、ホームページを展開させる中で構築するデータベースに関しても、今回の請け負い業者には不可能なことだとわかったので、これについても別の糸口を求めて人と会ったりしています。2017年12月は、それまでの業者に失望したために、新たな方途を求めだした時期なのです。)

帝国ホテルの1階のラウンジで、IT関係者と科研に関する打ち合わせをしました。科研のホームページがまったく進展しないので、新しくやり直すためです。ホテルのロビーには、立派なツリーが飾られています。
(画像省略)
 目の前に現れたのは、私がコンピュータと出会った36年前にはまだ生まれてもいない若者でした。完全に4世代は隔たってしまっていることを実感します。昔抱いていた夢と今の夢が交錯する、実に楽しい話をしながら、科研で私がやりたいことを語り、支援をお願いしました。彼なら、夢を実現してくれそうです。頼もしい若者とのいい出会いとなりました。

 そのすぐ後、午後からはまた別の方と、今度は場所をホテルの地下に移し、和食をいただきながらの打ち合わせです。今度は、データベースの構築について、その実現に向けた夢のある話です。具体的には、多言語に翻訳された日本文学作品を比較検討するためのデータベースを、どのようにして実現するか、という問題です。名古屋大学の先生を紹介していただくことになりました。
 また、『源氏物語』の写本を翻字してデータベース化して公開することについても話し合いました。打ち合わせを重ねる中で、まずは池田本と大島本の本文を「変体仮名翻字版」でデータベース化し、その2つの本文の違いが容易に確認できるデータベースの構築に取り組むことになりました。これから、その手配に着手します。
 異分野の方の力を借りて、積年の課題を何とか実現したいと思っています。

 あまりにも楽しい話が続いたので、つい話し込んだこともあり、新幹線に乗ったのは、もう夜でした。
 2つの面談は、これまでの課題を新しく展開させる上で、共に数歩前に進むことを確信させるものでした。今年一番の、稔り多い打ち合わせでした。


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posted by genjiito at 21:44| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月16日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(5)

 昨日の「昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(4)」では、昨年2017年6月28日の「作業内容の確認事項」までの事実を報告しました。
 その後はまた別の展開となるので、ここまでで事実確認で明示しなかったことのいくつかを、落ち穂拾いのようにしてその一部を引用することで掬い上げておきます。
 以下でSとあるのは、大学事務局の責任者の名前です。

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◆2017.04.20_From O氏 to S(最初の見積書が送られてきた時のメールは大学の事務局宛であり、私は同送者に入っていませんでした。この見積書のことは後でわかりました。この業者は誰を相手に受注しようとしていたのか、この時点では不明です。)

伊藤様の源氏物語ホームページ運用費用につきまして見積書を作成致しました。
内容をご確認の上、問題が無いようでしたらご発注頂けますようお願い致します。

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◆2017.04.25_From O氏 to 私(事務に連絡が行った5日後に、私宛の見積書と発注依頼のメールが届きました。)

本件、ホームページ年間運用費のお見積りを送付させて頂きます。
内容をご確認の上、問題が無いようでしたら事務局様に発注手続きのご依頼をお願い致します。

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◆2017.05.18_From O氏(2通目の見積書を受け取った後、3週間も経ってからの私宛のメール)

本件、SEO対策が不要とのことですので、該当項目を削除したお見積りを送付致します。
元々60万円というお話でしたが、今回のご要望を頂きディスカウントしております。

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◆2017.05.23_From O氏からのものをS to 私(私へはO氏から直接は来ないパターン。文中には「ホームページの内容に関しては直接連絡になる」とあります。しかし、そういうことはなく、実際には間に人が入ったりメールだったり、音信不通になったりというのが実態でした。また、「大学様とサービス内容は同じ」と言ったこともあり「今回に限りフルスクラッチを含めてお受けさせて頂きます。」とあることは大切なことです。当初より、私からの依頼内容のすべてについて、大学向けに行なっているサービスの質を落とすことなく十全の対処をする、という理解がなされていることがここから確認できます。それが、8月末にトップページがうまく動かないことが出来した時点で連絡が途絶え、そのまま直接連絡がないままに放置となりました。さらには、ここでは「再作成」「新ホームページの作成」「改修」など、業者が一体何をどうしたいのかが揺れています。今後のやりとりを含めても、今回依頼したものは「改修」の枠内のものです。新規作成については、こちらから依頼したものではありません。早急に対処してもらえるのであれば、一日でも早くホームページが公開できるのであれば、「新規」でも「改修」でも「再作成」でも、いずれでも私は構いません。この流れからは、業者が勝手に「新規作成」に舵を切り替えたと理解するのが自然だと思われます。「レスポンシブ対応」については不要であることはすぐに伝えました。)

Kに発注書の送付前に、以下の内容を、伊藤先生のほうでご確認お願いします。


S宛てに送付するよう記載がありましたため、伊藤様に確認する内容も合わせてこのメールに記載させて頂きます。
お手数お掛け致しますが、転送頂けますようお願い申し上げます。
 ※今後、ホームページの内容に関しては直接連絡になると想定しております。

■作業範囲について
 ご説明させて頂きました通り、作成がホームページのデザイン含め、イチから再作成(フルスクラッチと説明しています)する場合、現在の金額ではお受けすることが難しい作業ボリュームとなっております。
 しかし、大学様とサービス内容は同じと説明させて頂いたこともございますので、今回に限りフルスクラッチを含めてお受けさせて頂きます。

■作業の日程感に関して
 ホームページの運用開始直後からフルスクラッチを行ったホームページで稼働させることを想定されていましたが、デザインや構成、記載する詳細内容、レスポンシブ対応(後程詳細を記載します)を実施するか等を擦り合わせした上で、新ホームページの作成に着手します。
 新ホームページ作成中も都度、方向性や想定通りの構成になっているかチェックして頂く必要がございますので、フルスクラッチ対応の場合、リリースまでお時間が必要となることを予めご了承下さい。
 まずはデザインや構成、サーバへのアクセス情報等ご連携頂き、早々に打ち合わせを実施してスケジュールを決めたいと考えております。

■ご連絡方法について
 「作業の日程感に関して」にも関わってきますが、伊藤様との連絡方法、連絡経路を決めておく必要がございます。
 メール連絡が一般的だとは思いますが、デザインや構成のニュアンスを伝えたり、クイックな反応が必要でしたらSkypeやチャットワーク等のチャットツールを利用された方が推奨となります。

■WordPressの脆弱性対応
 本件につきましては、最新版のWordPressにバージョンアップして対応させて頂きます。
 現在のWordPressがどのバージョンを利用しているか把握できておりませんが、最新化したことによりホームページソースの構文が違ったり、選択されているデザインの差異によって現行ホームページのレイアウトが崩れる部分が出てくる可能性がございます。
 上記につきましては、新ホームページが稼働するまでの間となりますので、予めご了承頂けますようお願い致します。

■レスポンシブ対応について
 レスポンシブとはパソコンだけでなく、スマホなど異なる画面サイズでホームページを閲覧した際、レイアウトやデザインを柔軟に調整する機能となります。
 ホームページの利用者様がパソコンメインの場合は対応しなくても良いのですが、スマホアクセスが多いようでしたらレスポンシブ対応をあらかじめ視野に入れる必要がございます。
 WordPressの中でデザインを決めるテーマというものがございますが、レスポンシブ対応していないモノもありますので、こちらを選んでしまうと後でレスポンシブ対応を行う事が困難となります。
 まずはレスポンシブ対応を視野に入れているかご教示頂けますようお願い致します。

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 こうしたやりとりがあった後、7月中の公開が8月のお盆前となり、さらに不具合があるので修正できしだいに案内するのでそれまで待ってほしいとの連絡が、8月31日にありました。

 次回は、そのことから書き起こします。
 (以下、つづく) 
 
 
posted by genjiito at 20:07| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月15日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(4)

 前回の記事、「昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(3)」(2018年04月11日)の末尾に記したことの続きです。
 先方の業者Oさんからいただいた「作業内容の確認事項」については、後掲の通りの回答をしました。
 この回答について、少し説明を加えておきます。

 私は、人と話をする時には、可能な限り顔を合わせて面談することを心掛けています。ネット越しのやりとりでは、えてして人間不在となりがちだからです。そのため、この時も、前回の記事にもあるように、大学での打ち合わせの場で直接「海外源氏情報」(http://genjiito.org)の画面を見ながら回答し、それを東京の本社に伝えてもらいました。6月28日のことです。
 この回答の文面が堅苦しいのは、先方の方に私が説明したことによる聞き書きを、エクセルの表に文字で埋めてくださったものが先方に送られたものだからです。
 それにしても、この質問も精粗の烈しいもので、どこまでこちらの意図がわかっての質問であるのか、当初から大いに疑問に思いました。もっと大事なことを最初に詰める必要があるのに、この質問はある意味どうでもいいと言っては語弊があるとしても、些細なことばかりです。肝心のことが問われていないのです。
 例えば、次の例がそうです。

「新ホームページはデザインを含め、イチから作成する必要があり、本番リリースまでお時間が掛かります。」


 この言いわけまがいの文言からもわかるように、すでに私が4年間にわたって構築した前科研(A)の「海外源氏情報」から、それを引き継ぎながら展開する現科研(A)の「海外へいあんぶんがく情報」へと移行する意味が、先方の担当者にはほとんど理解できていないとしか思えません。
 そのため、私としては聞かれたことに答えるだけという、ここでは型通りの回答になっています。展開としては、実際に1件ずつやりとりをする中で、丁寧な対応をしてもらう中で決めていこうと思っていました。それが、業者の姿勢は通り一遍の投げ遣りな対応だったので、肩透かしという感触を最初に持ったことは言うまでもありません。
 さらには、次の文言もそうです。今回の私からの業務の発注に関わる依頼は、ホームページに関して限定すると「改修」であることは、担当者も理解できていたようです。しかし、その後の対応はピンボケでした。このことが、この後の業者のとんでもない対応で明らかになります。特に、2017年12月以降は明らかに常軌を逸したものでした。その時に、このことを再度詳細に確認します。

「今回の改修で以下の通り修正しようと思いますが宜しいでしょうか。」

「リリース完了までの間、現在のホームページで改修する項目がございましたらご教示頂けますようお願い申し上げます。
例)ジャーナルのダウンロードが出来なくなっている不具合だけ解消して欲しい。   …等」


 ここに見られるように、前回の記事で指摘した通り、当時私が一番解決したいと思っていた「海外源氏情報」の不具合の解消に対しては、こちらの切実な願いは伝わっていたのです。しかし、それは以降もずっと無視され続けていくのです。
 また、最後の(8)(9)(10)の項目に、「視覚障害関係のホームページ」「NPO法人〈源氏物語電子資料館〉」「エラー発生のNPO法人〈源氏物語電子資料館〉」の3項目が列記されています。これによって、私からこの業者への業務依頼の中に、科研のホームページの改修のみならず、現在も私が取り組んでいるその他いくつかのホームページに関する情報の公開に関しても、改修の依頼をしていたことが明らかに見て取れます。
 これ以外にも、研究成果を公開するための電子ジャーナルの編集や、学生たちがホームページをアップデートするためのツールなどの開発もお願いしていました。それらに関する言及がここにないのは、まだその段階にまでは至っていないという、スタート時点でのやりとりということもあるとしておきます。ここでは、ホームページの改修に関することに限定されていると言えます。
 それでは、このホームページ以外のことはどうなったかと言うと、それらはまったく先方からの問い合わせはありませんでした。もちろん、最初に着手するホームページすらまともにできなかったのですから、その次の保守や科研のサポートなどは埒外のこととして、適当に忘れ去られていたのでしょう。

 とにかくここでは、以下に、このホームページの改修に限定しての「作業内容の確認事項」に関する最初のやりとりの確認として、具体的な資料を掲示し、その内容を文字として列記します。
 
180415_kaitou.jpg

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(通し番号)確認内容
  → 回答内容



(1)リンクの挙動について確認となります。
 「マウスを持って行くと下線が消える」、「マウスを持って行くと下線が表示される」という相反するご指示がございます。
 使い分けとしては、ホームページフッター部分は「マウスを持って行くと下線が表示される」
 ホームページ内は「マウスを持って行くと下線が消える」という認識で宜しいでしょうか。

 → 確認内容で間違いございません。フッター部分は「下線が表示」、ホームページ内は「下線が消える」でお願いします。

(2)項番「1」に関連しますが、「リンク先がある場合は下線が入る。」というご指示は、ホームページ本体内のご指示であり、フッター部分はリンクがあっても「下線は不要」という認識で宜しいでしょうか。

 → 確認内容で間違いございません。フッター部分はリンクがあっても「下線は不要」でお願いします。

(3)「マウスを持って行くと文章が流れるように表示(下から上へ)」というご指示ですが、表示する文章を頂けますようお願い致します。

 → 後日回答

(4)現在のホームページでは、「平安文学情報」メニューにカーソルを合わせた際、「平安文学関連Webサイト(1)」、「Webサイト(2)」、「Webサイト(3)」と表示されまていますが、正しくは以下と認識しております。
 今回の改修で以下の通り修正しようと思いますが宜しいでしょうか。
  平安文学関連Webサイト(1) → 
  平安文学関連Webサイト(2) → 
  平安文学関連Webサイト(3) → 

 → 指示済み

(5)下記URL内に「●現代語版」という文言がございますが、リンクと同様に青文字下線となっておりますが、リンクは設定されていない状態です。
 どのように扱えば宜しいでしょうか。
 http://genjiito.org/10jyougenji/

 → 実際にはあります。後日指定。

(6)下記URL内に「第三章 野々口立圃作『十帖源氏』の本文構造」(菅原郁子)という名前がございますが、他の名前はリンクになっており、ここだけリンクになっておりませんでした。
 こちらはリンクではなく本文という扱いで正しいでしょうか。
 http://genjiito.org/update/10jo_ronbun_list/

 → 問題なし

(7)新ホームページはデザインを含め、イチから作成する必要があり、本番リリースまでお時間が掛かります。
 リリース完了までの間、現在のホームページで改修する項目がございましたらご教示頂けますようお願い申し上げます。
 例)ジャーナルのダウンロードが出来なくなっている不具合だけ解消して欲しい。…等

 → 回答済み

(8)http://genjiito.sakura.ne.jp/touchread/ 視覚障害関係のホームページ
(9)http://www.eonet.ne.jp/~genjiito/index.html NPO法人〈源氏物語電子資料館〉
(10)http://genjiito.org/npogenji/ エラー発生のNPO法人〈源氏物語電子資料館〉

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posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月11日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(3)

 昨春、新規採択された科研(A)「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(課題番号︰17H00912)のホームページが、いまだに開設できていません。2017年度の膨大な成果が公開できず、困り切っています。
 この業務を請け負った会社がどのような対応をしたのかを、ここに詳細な記録を繙くことによって確認していきたいと思います。ホームページが公開できていない理由について、この1年間の記録をもとにして、問題点を明らかにしようとするのが目的です。事実を時間軸に沿って並べ、さらにその過程での請け負い業者の発言を正確に併記することで、おのずとその実態の素描ができあがることでしょう。

 〈2017年4月20日〉付けの「御見積書(大阪観光大学 伊藤様 ホームページ年間運用費用)」と、〈2017年5月9日〉付けの「御見積書(大阪観光大学 伊藤様 ホームページ年間運用費用)」があることは、すでに「昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(1)」(2018年04月05日)に書いた通りです。

 その後、手元に何も記録がないので、次の5月31日までに何かやりとりがあったのかは不明です。というよりも、思い出せません。何かわかれば、後で追記します。
 事実を確認できることで言えば、以下のような動きがありました。
 まずは、担当者のOさんから電話があったことを、大学の事務の方が教えてくださいました。私は、24時間態勢でメールの読み書きをしていることを伝えてあったのに、このIT時代にアナログな対応には驚きました。
 以下のメールなどの引用にあたっては、今回の件での確認事項に関係ない部分は割愛して引用します。また、読みやすくなるように、内容には一切手をいれずに、改行や行詰めなどで見栄えをよくした部分があります。

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2017.5.31 12:33

KのOさんより、先生に連絡がとりたいとの電話がありました。
Oさんの電話番号お知らせ致します。

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 次のメールは、電話で見積書についての私からの意見を伝えたことを踏まえたOさんからのものです。

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件名: 【ホームページ運用】源氏物語に関して
日付: 2017年6月5日 15:08:48

掲題の件、お電話にて会話させて頂きましたが、お支払条件に関して以下の状況となっておりました。

 S次長からは伊藤様と弊社で決めて欲しい(科研費も関わるため)
 伊藤様からは事務の方と弊社で決めて欲しい(費用に関わると不正となってしまうため)

お電話だけですと3者間で見えていない話がある状態で、誰が決定して良いか分からなくなってしまうため、本メールを送付させて頂いておりますが、伊藤様と弊社の間では、「前回も年度末に支払っていた」との情報がございましたので、大学様の年度末(2018年3月5日)をお支払期日とし、支払条件に「保守最終月(2018年3月5日)支払」等、ご記入して頂くことで会話しております。

明日(6/6)、S次長、伊藤様にて上記内容に齟齬が無いか、ご確認頂けますようお願い申し上げます。

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 ここに記されている「大学様の年度末(2018年3月5日)をお支払期日とし、支払条件に「保守最終月(2018年3月5日)支払」等、ご記入して頂くことで会話しております。」とあることについて、最終的にどうなったのかは、今私の手元にはこれに関する書類がないので、後で事務方を通じて調べてから報告いたします。
 そして、この翌日から実際にホームページに着手してもらうことになっていきます。
 ここで確認しておきたいのは、この時点で私が構築しているホームページに出入りできる情報をこの会社に渡したこと、そして増築する新しいホームページのデザインのデータのすべても、この段階ですべてを渡していることです。とにかく、この時点ですべてを託しました。それが、いまだにこのホームページが出来ていないのが事実です。

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2017.6.6 07:48

ホームページのデータを添付します/伊藤鉄也・大阪観光大学

ホームページのデザイン用データとさくらインターネットの情報を添付します。
これで大丈夫でしょうか。
よろしくお願いします。

  iCloudからダウンロード
   170606_さくら.pdf
   146.7KB
  iCloudからダウンロード
   HP_heianbungaku.zip
   31.96MB

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 これを受けて、Oさんからは受け取ったので確認作業に入ったとの返信をいただきました。

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2017.6.6 11:0

本件、情報のご開示ありがとうございます。
現在、内容の確認を行っておりますので今しばらくお時間頂けますようお願い申し上げます。

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 確認後、ホームページの補訂版を作成するにあたっての質問がOさんからありました。

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2017.6.23 13:57 Oさんから

先日は、資料のご送付ありがとうございます。
内容を確認させて頂き、いくつかご質問がございましたのでメールに添付させて頂きます。
お手数お掛け致しますが、ご確認の上、返信頂けますようお願い申し上げます。
※解凍パスワードは別途送付いたします。

また、具体的なスケジュールを決めて作業に着手したく考えておりますので、来週、お打ち合わせのお時間を頂けますでしょうか。

場所は伊藤様の研究室を考えております。
日時をご指定の上、2、3候補日を頂けますでしょうか。

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 これに対して、私からは3日後に以下の返信をしました。
 ここで問題となるのが、以下で赤字にして示したことです。
 ホームページの改修のことよりも、取り急ぎ対処してもらいたい、火急の対処のお願いです。
 これについては、その後、一言も言及もなく、また、いまなおまったく対処をしてもらっていません。
 このことは、最後(予定では10回目)に公開する資料及び報告と大きく関係しますので、ここで強調しておきます。
 今回この業者にお願いしたのは、新たなホームページの追補及び補修のみならず、昨年まで4年間にわたって公開してきた、今回のベースとなるホームページ「海外源氏情報」の保守などがあります。そのことすら、まったく手付かずのまま、今に至るまで放置されています。
 これが事実であることは、昨年3月31日で完全に止まったままの「海外源氏情報」(http://genjiito.org)の中の「ジャーナル」(http://genjiito.org/journals/)のページをご覧ください。この無様な状態のままに、1年間が経過したのです。慚愧にたえません。
 まずは、この不具合だけは早急に対処してもらいたかったのに、完全に無視をして放置されていることに、日々悔しい思いをしています。こうしたことすら出来ない、技術力のない業者であることを、不覚にも私は気づかないままに日時が経過していったのです。

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2017.6.26 17:06

出張のため返信が遅くなりました。
大学での打ち合わせについては、以下の日時が可能です。

(1)6月28日(水)午後1時40分〜3時半まで
(2)6月29日(木)午後1時30分〜3時半まで
(3)7月6日(木)午後1時30分〜3時半まで

また、旧来のホームページ「海外源氏情報」(http://genjiito.org)については、以下の2点だけが問題です。

(1)ジャーナルのダウンロードができない
(2)画面がロックされているために、表示されている画面の文字列がコピーできない

それも、最低限、ダウンロードができるようになれば、当座は特に支障はありません。
新しいホームページが立ち上がるまで、この不具合だけでも解消していただければ助かります。

ご指摘の確認事項については、後日回答いたします。

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 これに対する業者のOさんからは、

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2017.6.26 17:58

本件、ご連絡頂きありがとうございます。

(1)6月28日(水)午後1時40分〜3時半まで

上記日程にてお打ち合わせをお願いいたしいます。
当日は弊社I(現在大学様で保守を担当している者)がお伺いさせて頂きます。

確認事項につきましては、ご連絡お待ちしております。

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以下、まだ続きます。
 
 
 

posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月06日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(2)

 私は、科研に採択されると、すぐにホームページの構築に着手します。
 ここでは、そのことを確認します。

 前回の科研費(A)の研究、【海外における源氏物語を中心とした平安文学及び各国語翻訳に関する総合的調査研究】は、2013年10月という年度途中での採択でした。
 年度末まで半年もないという、急なことだったにもかかわらず、そのホームページを公開したのは、4ヶ月後の2月でした。
「海外源氏情報」(科研HP)

 今回も、4月に業者と交渉を始め、上記のホームページの増改築なので開発期間は短いだろうということで、当初は7月の公開のはずでした。しかし、4ヶ月後の8月になるとの連絡が届きます。お盆前後ならと了解しました。そして、一応出来たけれど不具合がある、という不完全なものが、8月31日に提示されたのです。
 8月のお盆前ということだったのに、31日になり、しかもそれは杜撰極まりない、トップページに写真を一枚貼り付けただけのものでした。どれだけ酷いものかは、また後に詳細に記します。そして、9月に入ってからは、不具合の解消がいつになるのか、連絡を待ち続けました。しかし、なんとそれは昨年の12月になっても音信不通だったのです。
 そこで私がようやく動いたのは、これもまた後に詳しく書きます。

 業者の言い分を聞いて、譲りに譲って昨年のお盆までの公開のはずでした。しかし、1年経った今でも、ホームページ「海外へいあんぶんがく情報」のトップページに置くバナーすら完成したとの案内もなく、何も報告も受けていません。

 以上の経緯の確認は、今後の報告と突き合わせる上で大切なことなので、あえてここに明記しておきます。

(以下続く)
 
 
 
posted by genjiito at 19:47| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年04月05日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(1)

 昨年2017年4月に、〈科学研究費補助金 平成29年度 基盤研究(A)(一般)〉で、「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(研究代表者:伊藤鉄也、課題番号︰17H00912)が新規に採択されました。折しも、3月から4月にかけては、それまでの基盤機関であった国文学研究資料館から、定年退職と再就職に伴い大阪観光大学に所属先が変わったばかりの時でした。すぐに諸々の変更手続きなどを終えて、公的資金を導入した研究をスタートさせました。
 そして早速、前年度までに構築していたホームページ「海外源氏情報」(http://genjiito.org)をベースとして、それを発展的に増改築したホームページ「海外へいあんぶんがく情報」を起ち上げ、情報発信を継続するための準備に取り掛かったのです。まずは、採択結果を受けてすぐの昨年4月中旬から、新しいホームページの運用を始めるため、あるウェブ関連業者の支援を得る契約の交渉に入りました。手元には、〈2017年4月20日〉付けの「御見積書(大阪観光大学 伊藤様 ホームページ年間運用費用)」という、最初に受け取った書面があります。また、ゴールデンウィークを挟んだその後の打ち合わせを経て、〈2017年5月9日〉付けの「御見積書(大阪観光大学 伊藤様 ホームページ年間運用費用)」というものもあります。
 しかし、あれから1年が経過した今に至っても、当初予定していた「海外へいあんぶんがく情報」(http://genjiito.org)というホームページは公開できないままです。予定していたホームページは、昨年3月31日の時点で時が止まったかのように休眠状態で放置されています。
 なぜ1年経ったにもかかわらず、新規採択の科研を包摂した新しいホームページが公開できていないのか? 心配してくださる方々には、折々に個人的に説明をしてきました。しかし、もう1年も経ったのです。そこで、その経過と原因と理由をこの段階で総整理し、その責任の所在を明確にしておく必要があると思い、本ブログで公表することにしました。

 私の研究は、情報を公開しながらコラボレーション(共同研究)を展開する中で成果を上げる、という手法をとっています。この手法で、これまで科研費の研究に取り組んで来ました。
 しかし、今回はその手法で研究を推進するための基地となるホームページがいまだに出来ていない状況のために、昨年度の膨大な成果も多くの方に公開できないままでいます。
 例えば、先月現地調査に行ったミャンマーで見つけた新資料や最新情報は、私の個人的な日記を公開している本「鷺水庵より」(http://genjiito.sblo.jp/)から、研究を支援してくださっている方々に報告することに留まっています。正式に科研のホームページから報告できない状況下では、これもいたしかたなしとしながらも、忸怩たる思いでいます。特に、『源氏物語』の翻訳言語としては第34番目となるビルマ語訳『源氏物語』の存在が判明し、その翻訳者と先週は2度にわたって面談をしたことなどは、これまでの研究史の中に位置づけたい事項です。今は、暫定的な速報としてこのブログで公開していても、出来ることなら一日も早く研究成果の集積であるホームページ上に、時間軸の流れの中に定位して記載したいことなのです。
 とにかく、ホームページがないことで、研究とその成果が公開できず、困惑の真っただ中にいることをご理解いただけると幸いです。
 また、このコラボレーションのツールとなっていた私のホームページが出来ていないために、予定していた研究成果が予定通り得られず、進展しない課題も多く、さまざまな支障が生じています。翻訳本の訳し戻しなどにより、日本の文化がどのように変容して世界各国に伝えられているのか、という実相解明の共同研究などは、ほとんど取り組めていません。これは、コラボレーションと国際集会や研究会をリンクさせて展開する予定のものでした。
 昨年度実施した研究会の成果なども、電子ジャーナルとしてウェブに発行・公開してきた『海外平安文学研究ジャーナル 第7号』が公開できないことになっているのも、困り切った事態となっているものです。先の科研で順調に巻を重ねてきた電子ジャーナルが、昨年度は途切れてしまいました。
 今回の科研のテーマは、海外を視野に入れたものです。世界各国の研究者の方々とのコラボレーションが、ホームページを通して円滑に行なえない、という、私の研究手法では致命的な状況に追いやられていることも、ここに特記しておきます。

 現在私は、昨春契約したウェブ関連業者の無責任で非協力的な対応と怠慢により、結果的には科研を遂行するにあたっての妨害をされている状況が形成されている、との認識を抱いています。とにかく、ホームページがまったく運用できないので、前に進めないことで困っています。

 その意味からも、ここにこれまでのことを洗いざらい提示し、整理して、何回かに分けて報告することにしました。相当数の資料が集まっていますので、おそらく十回に分けての記事になると思われます。

 まず、私がこれまでに獲得した科研費による研究を列記し、それらがすべてホームページを運用しながら展開してきたものであることを明らかにします。

 次の12件の科研は、私が研究代表者及び研究分担者として主体的に運用に関わって来たものです。
 今取り組んでいるものを(10)とし、初めて私が単独で獲得したものを(1)として、順次過去に遡るように列記しました。
 下記のリストの中では、下から3番目の【源氏物語古写本における異本間の位相に関する研究】(1997年)の100万円を超える科研費が付いてから、それ以降はずっとホームページにその研究経緯と成果を公開してきました。
 《重点領域研究「人文科学とコンピュータ」》
 (http://genjiito.sakura.ne.jp/t_ito/HTML/R5.0_kaken.html
 なお、下記リストの(4)〜(1)の[研究機関]の項目に「大阪明浄女子短期大学」とあるのは、私がそこを退職した後に「大阪明浄大学」を経て、現在は私の基盤機関となっている「大阪観光大学」の前身です。

(以下続く)


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(10)【海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究】
研究課題/領域番号 17H00912
研究種目 基盤研究(A)
配分区分 補助金
審査区分 一般
研究分野 日本文学
研究機関 大阪観光大学
研究代表者 伊藤 鉄也 大阪観光大学, 国際交流学部, 教授 (10232456)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
配分額 39,130千円 (直接経費 : 30,100千円、間接経費 : 9,030千円)
2017年度 : 9,750千円 (直接経費 : 7,500千円、間接経費 : 2,250千円)
キーワード 平安文学/多国語翻訳/日本文化/十帖源氏/データベース
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(9)【視覚障害者と共に古写本の仮名文字を読み日本古典文化を共有するための挑戦的調査研究】
研究課題/領域番号 15K13257
研究種目 挑戦的萌芽研究
配分区分 基金
研究分野 特別支援教育
研究機関 国文学研究資料館
研究代表者 伊藤 鉄也 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (10232456)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
配分額 3,380千円 (直接経費 : 2,600千円、間接経費 : 780千円)
キーワード 視覚障害 / 日本古典文化 / 仮名文字 / 触読
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(8)【海外における源氏物語を中心とした平安文学及び各国語翻訳に関する総合的調査研究】
研究課題/領域番号 25244012
研究種目 基盤研究(A)
配分区分 補助金
審査区分 一般
研究分野 日本文学
研究機関 国文学研究資料館
研究代表者 伊藤 鉄也 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (10232456)
研究期間 (年度) 2013-10-21 – 2017-03-31
配分額 31,980千円 (直接経費 : 24,600千円、間接経費 : 7,380千円)
キーワード 源氏物語 / 平安文学 / 多言語翻訳 / 日本文化 / 十帖源氏 / 翻訳 / グロッサリー
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※研究分担者として主体的に運用
【日本古典籍における【表記情報学】の基盤構築に関する研究】
研究課題/領域番号 22242010
研究種目 基盤研究(A)
配分区分 補助金
審査区分 一般
研究分野 日本文学
研究機関 国文学研究資料館
研究代表者 今西 裕一郎 国文学研究資料館, 館長 (90046219)
研究分担者 伊藤 鉄也 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (10232456)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
配分額 46,800千円 (直接経費 : 36,000千円、間接経費 : 10,800千円)
キーワード 国文学 / 表記情報学 / 本文研究 / 源氏物語 / 日本古典文学
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※研究分担者として主体的に運用
【源氏物語の研究支援体制の組織化と本文関係資料の再検討及び新提言のための共同研究】
研究課題/領域番号 19202009
研究種目 基盤研究(A)
配分区分 補助金
審査区分 一般
研究分野 日本文学
研究機関 國學院大學
研究代表者 豊島 秀範 國學院大學, 文学部, 教授 (90133272)
研究分担者 伊藤 鉄也 国文学研究資料館, 文学形成研究系, 教授 (10232456)
研究期間 (年度) 2007 – 2010
配分額 44,070千円 (直接経費 : 33,900千円、間接経費 : 10,170千円)
キーワード 源氏物語 / 河内本 / 平瀬本 / 大島本 / 定家本 / 吉川家本 / 明融臨模本 / 天理河内本 / 七毫源氏 / 岩国市吉川家本 / 中京大大島本 / 古代文学 / 中京大学大島本
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(7)【日本文学の国際的共同研究基盤の構築に関する調査研究】
研究課題/領域番号 18202007
研究種目 基盤研究(A)
配分区分 補助金
審査区分 一般
研究分野 日本文学
研究機関 国文学研究資料館
研究代表者 伊藤 鉄也(2009) 国文学研究資料館, 文学形成研究系, 教授 (10232456)
      伊井 春樹 国文学研究資料館, 館長 (50036175)
研究期間 (年度) 2006 – 2009
配分額 47,580千円 (直接経費 : 36,600千円、間接経費 : 10,980千円)
キーワード 日本文学 / 国際化 / 日本文学翻訳 / 文化交流史 / 日本文学国際集会 / 翻訳論 / 日本文学研究ジャーナル / 国文学 / 比較文学 / ゴードン・スミス / 日本文化交流史
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(6)【外国語による日本文学研究文献のデータベース化に関する調査研究】
研究課題/領域番号 15320034
研究種目 基盤研究(B)
配分区分 補助金
審査区分 一般
研究分野 日本文学
研究機関 国文学研究資料館
研究代表者伊藤 鉄也 国文学研究資料館, 文学形成研究系, 助教授 (10232456)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
配分額 14,500千円 (直接経費 : 14,500千円)
キーワード 情報ネットワーク / 外国語論文 / 日本文学研究論文 / データベース / 多言語理解 / 書誌解題 / 国際情報交換 / 翻訳と研究 / 国際研究者交流
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(5)【外国語による日本文学研究文献のデータベース化に関する予備調査】
研究課題/領域番号 13871051
研究種目 萌芽研究
配分区分 補助金
研究分野 国文学
研究機関 国文学研究資料館
研究代表者 伊藤 鉄也 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (10232456)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
配分額 1,800千円 (直接経費 : 1,800千円)
キーワード 情報ネットワーク / 外国語 / 日本文学研究論文 / データベース / 多言語理解 / 検索システム / 国際研究者交流 / イギリス:アメリカ:韓国 / イギリス:アメリカ:カナダ
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(4)【源氏物語古写本における異本間の位相に関する研究】
研究課題/領域番号 10111236
研究種目 特定領域研究(A)
配分区分 補助金
研究機関 大阪明浄女子短期大学
研究代表者 伊藤 鉄也 大阪明浄女子短期大学, 文芸科, 助教授 (10232456)
研究期間 (年度) 1998
配分額 1,400千円 (直接経費 : 1,400千円)
キーワード 源氏物語 / 本文 / 写本 / 別本 / 異本 / 異文 / コンピュータ / データベース
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(3)【源氏物語古写本における異本間の位相に関する研究】
研究課題/領域番号 09204240
研究種目 重点領域研究
配分区分 補助金
研究機関 大阪明浄女子短期大学
研究代表者 伊藤 鉄也 大阪明浄女子短期大学, 文芸科, 助教授 (10232456)
研究期間 (年度) 1997
配分額 1,100千円 (直接経費 : 1,100千円)
キーワード 源氏物語 / 本文 / 写本 / 別本 / 異本 / 階級値 / コンピュータ / データベース
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(2)【源氏物語古写本の画像データベース化と別体諸写本の位相に関する研究】
研究課題/領域番号 05610367
研究種目 一般研究(C)
配分区分 補助金
研究分野 国文学
研究機関 大阪明浄女子短期大学
研究代表者 伊藤 鉄也 大阪明浄女子短期大学, 文芸科, 講師 (10232456)
研究期間 (年度) 1993
配分額 800千円 (直接経費 : 800千円)
キーワード 源氏物語 / 別本 / 異本 / コンピュータ / 画像データベース / 映像資料 / 古写本 / 字母データベース
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(1)【源氏物語古写本の画像データベース化と別本諸写本の位相に関する研究】
研究課題/領域番号 04610266
研究種目 一般研究(C)
配分区分 補助金
研究分野 国文学
研究機関 大阪明浄女子短期大学
研究代表者 伊藤 鉄也 大阪明浄女子短期大学, 文芸科, 講師 (10232456)
研究期間 (年度) 1992
配分額 900千円 (直接経費 : 900千円)
キーワード 源氏物語 / 別本 / 諸本研究 / 古写本 / コンピュータ / 画像データベース / 筆跡データベース / データベースソフトウェア
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posted by genjiito at 23:09| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年03月19日

田中圭子さんが「薫物書の研究」第4号を公開中です

 薫物書研究会の田中圭子さん(広島女学院大学総合研究所)が、「薫物書の研究」第4号を電子版として公開しておられます。以下のサイトから自由にダウンロードできます。お香に興味と関心をお持ちの方はご一読いただき、ご意見などを田中さんにお伝えいただければと思い、研究仲間の一人としてここに紹介します。

【広島県大学共同リポジトリ(HARP)「薫物書の研究」第4号】
http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hju/metadata/12224


180319_tanakaronbun.jpg


 これは、田中さんによる「専修大学図書館菊亭文庫所蔵『万方』及び『香具撰様調様』影印と翻刻 附・『万方』及び『香具撰様調様』人名家名等解説及び索引」が一本の成果報告書として収載された研究誌です。公家の菊亭(今出川)家の薫物に関する文献、『万方』及び『香具撰様調様』の書誌解題に始まり、その考察の後、全文の影印及び翻刻と人名家名解説がなされています。冒頭に記されているように、「薫物を学び調合する人々の必携の書」として愛読を望んでの公開です。結語部分で、本書の編纂者及び筆者として江戸時代前期の今出川(菊亭)公規の可能性を提示しておられます。今後ともますます研究が進展することが期待できます。

 基本的な文献である原典の読解と考察に加え、後学のために詳細な資料整理をしての情報提供は、この分野の研究に益すること多大だと思います。
 専門外ながらもその研究手法と成果の公開に共感することが多く、頼もしく思っているところです。研究とはいいながらも読書感想文に終始しがちな傾向がある中で、田中さんの研究には注目しています。若手研究者のさらなる参入が望まれる分野かと思います。
 
 
 
posted by genjiito at 07:29| Comment(0) | ◆情報化社会

2018年01月30日

パスワードを191個も持っていたこと

 年末から年始にかけて、日頃使っているパスワードの更新や変更をしていました。少しずつではあるものの、ほとんどのパスワードを変更しました。この一つ一つの変更はなかなか大変なことで、面倒な作業でした。

180130_kaken.jpg

 そしてわかったこと。

 私が使いこなしているパスワードは、メモなどを寄せ集めると、何と191個もありました。あらためて調べたことはなかったので、この多さに驚いています。実際には、無意識に入力しているものも含めると、もっとあるかと思われます。ざっと計算して、250個はあるのではないでしょうか。

 いろいろなウェブサイトにログインする時に、パスワードを定期的に更新するように促されます。怠っていると、しばらく更新がないという警告を受けることにもなります。しかし、これには、どうしたものかという戸惑いと共に、疑問も残ります。たくさんのパスワードを管理させられている身としては、そう簡単に変えては、自分自身が混乱の坩堝に嵌まります。自殺行為なのです。
 かといって、パスワードを管理するアプリを信用するほど平和ボケはしていません。20年以上も前にヨーロッパから日本の仲間に送ったメールを、あるサイトから取り出したことがあります。一度ネットに流した情報は、世界中で共有したも同然だと思っています。アップルのブラウザの機能に、パスワードを補完するものがあります。しかし、これも時々おかしな動きをします。

 この記事をお読みのみなさんは、定期的にパスワードを変更なさっているのでしょうか。
 私は1年毎に変えているつもりです。それでも、多くのパスワードを一つ一つ変えていくのは、なかなか気力と体力と労力が要るものです。歳と共に記憶力の減退を痛感する身としては、こうした更新が自分の首を絞めます。どうしてもログインできないサイトが、必ず後で見つかるのです。

 今、私が使っている情報文具は、MacBookPro・iPhone・iPadProが中心です。そして、これらはいずれも「指紋認証」が有効です。自分の身体の一部を使うので、記憶力に頼らない分、気分的にも楽です。
 私がまだ利用していないものとしては、掌や顔認証と虹彩認証があります。文化的にも、記憶に頼るシステムは原始的だと言えるかもしれません。人間は忘れるし、思い違いはあるし、勘違いも錯覚もあります。

 こうしたセキュリティがどうなっていくのか、今後の動向が気になります。

 私が死んだ後、プライバシーが詰まった個人所有の情報文具は、誰がどのようにして開くのか、または誰にも見られない状態で放置され、消滅していくのか……
 深くは思い詰めないようにしている問題だけに、このままでいいはずはありません。

 情報やデータには、無限の価値があります。それを健全な方策で次世代にひき渡し、有効に活用してもらうためにも、セキュリティとプライバシーの間の橋渡しの一端を担うパスワード等の個人認証手続は重要な役割を果たします。そのやり方をどうするかは、すべての人に関わる問題でもあります。このことは、一日も早く対策を講ずる必要があるでしょう。といっても、今はパスワードを更新する中で、渾沌の中を歩んでいくしかないのが実情です。

 人任せにしかできないことに忸怩たる思いがあるものの、一日も早い解決策が構築されることを待ち望んでいます。次世代に託すしかないといういことが、どうにも悔しい思いに押しやられる、残念さが残るものだといえるものです。
 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年12月26日

名古屋大学で科研Aのデータベースに関する打ち合わせ

 相変わらず、年末でも飛び回っています。
 今日は、名古屋大学に行きました。

 過日、東京の帝国ホテルでK氏と打ち合わせをした際、名古屋大学のO先生のことを教えてくださいました。そのご縁が薄れない内にと思い、取り急ぎお目にかかって、私が考えていることと連携がはかれないか、相談をすることにしたのです。
 幸い、今日も東京のK氏が同席してくださいました。寒波襲来にもかかわらず東西から名古屋に集まり、O先生と打ち合わせをすることになりました。

 O先生のご専門は情報学です。自然言語処理の中でも、機械翻訳に関する研究をなさっています。今回は、自動翻訳を活用した多言語検索に対応したデータベースシステムの話で、名古屋大学へ行ったのです。そこで、私が取り組んでいる、『源氏物語』の多言語翻訳の成果をウェブ上で活用する仕掛けとの接点がないか、ということで意見交換をしました。
 また、『源氏物語』の本文データベースで、諸本間の本文異同を検索して表示することにも有効な手立てがないか、ということもお尋ねしました。

 お話を伺うなかで、今回のシステムでは作成したデータの表記が統一されていることが必要である、ということがわかりました。大量の翻訳データがあっても、そのコンテンツであるデータの形態や形式が問題です。現在、私の手元にあるデータは、まだそこまで整理をしていません。しかし、そこは工夫次第でどうにかなるのでは、と考えています。

 多言語検索については、ベトナム語やウズベキ語の法令翻訳支援に関する、クイック検索の実例を拝見しました。もともと、ウイグル語やウズベク語と日本語との間の機械翻訳を研究なさっている先生なので、これはその延長上のシステムです。タイ語も用意されているそうです。

 クイック検索については、かつて仲間と、パスカルという言語でデータベースシステムを開発しました。その成果は、次の2冊に盛り込みました。

(1)『データベース・平安朝日記文学資料集 第一巻 和泉式部日記』(伊藤編著、同朋舎、1988(昭和63)年)

(2)『データベース・平安朝日記文学資料集 第二巻 蜻蛉日記』(伊藤・関本編著、同朋舎、1991(平成3)年)


 これは、縦書きに対応した検索表示システムで、パスカル言語によって作成したものです。『蜻蛉日記』に関しては、問題となる検索結果には桂宮本の影印画像も表示されるという、非常に凝った仕様の画像データベースでもあります。このシステムを作っていただいた浅茅原竹毘古さんについては、以下の追悼記事に詳しく書いています。

「亡き仲間を偲んで我が家でお茶会」(2013年08月15日)

「27年来の仲間を思い出しながらの追善供養」(2013年08月04日)

「27年前の西大寺の夜を懐かしく思い出しながら」(2013年04月11日)

「27年も続くパソコン仲間との交流」(2013年04月07日)

 こうしたデータベースの作成に関わった経験があるので、今回の話は、私の構想の中で動くデータベースと連携できそうに思いました。

 『源氏物語』の諸本間の本文異同の比較検討については、今日の時点ではペンディングです。また別の方向から考えることにします。

 今日の打ち合わせは、データベースの背景で動く検索と表示をするためには欠かせない、使い勝手の良いツールとの出会いを続けている旅の一環というべきものです。探し求めて彷徨うこの旅も、かれこれ25年以上も流浪するだけのものとなっています。
 今回は、業者を紹介してくださるとのことです。今日の話が、これからどのように展開していくのか、私自身が大いに楽しみにしているところです。

 仲介の労をとってくださったK氏には、心よりお礼申し上げます。お陰さまで、また新たな展望が拓けそうです。これからの進展を見守っていただき、折々にまた温かいご助言をいけだけると幸いです。本日は、遠方よりお疲れさまでした。ありがとうございました。
 
 
 

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2017年12月11日

科研の打ち合わせを帝国ホテルで一日中おこなう

 今回は、日比谷図書文化館での講座と勉強会が終わってからは、赤坂の宿に移動しました。夜の散策の途中に、高層マンションの間から東京タワーが見えました。私が好きな東京タワーです。京都タワーよりも、このスタイルの方が気に入っています。

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 東京の新聞配達店に住み込みで仕事をしていた19歳の時、両親を東京見物に呼びました。そして、お店の車を運転して東京タワーに案内したのです。母が私の車庫入れを褒めてくれたことを、今でも懐かしく思い出します。結婚式は、この東京タワーの真下で挙げました。私が好きな漫画家である西岸良平の『夕焼けの詩』と、その映画『三丁目の夕日』シリーズは、何度も見ました。私にとって東京というと、まずはこの東京タワーです。

 翌日曜日の朝から、帝国ホテルの1階のラウンジで、IT関係者と科研に関する打ち合わせをしました。科研のホームページがまったく進展しないので、新しくやり直すためです。ホテルのロビーには、立派なツリーが飾られています。

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 目の前に現れたのは、私がコンピュータと出会った36年前にはまだ生まれてもいない若者でした。完全に4世代は隔たってしまっていることを実感します。昔抱いていた夢と今の夢が交錯する、実に楽しい話をしながら、科研で私がやりたいことを語り、支援をお願いしました。彼なら、夢を実現してくれそうです。頼もしい若者とのいい出会いとなりました。

 そのすぐ後、午後からはまた別の方と、今度は場所をホテルの地下に移し、和食をいただきながらの打ち合わせです。今度は、データベースの構築について、その実現に向けた夢のある話です。具体的には、多言語に翻訳された日本文学作品を比較検討するためのデータベースを、どのようにして実現するか、という問題です。名古屋大学の先生を紹介していただくことになりました。
 また、『源氏物語』の写本を翻字してデータベース化して公開することについても話し合いました。打ち合わせを重ねる中で、まずは池田本と大島本の本文を「変体仮名翻字版」でデータベース化し、その2つの本文の違いが容易に確認できるデータベースの構築に取り組むことになりました。これから、その手配に着手します。
 異分野の方の力を借りて、積年の課題を何とか実現したいと思っています。

 あまりにも楽しい話が続いたので、つい話し込んだこともあり、新幹線に乗ったのは、もう夜でした。
 2つの面談は、これまでの課題を新しく展開させる上で、共に数歩前に進むことを確信させるものでした。今年一番の、稔り多い打ち合わせでした。
 車中では、話し合った内容を思い出し、期待に胸を膨らませながら文字にまとめていきました。
 人との出会いに恵まれていることを実感します。このいくつかのプロジェクトも、うまく展開していきそうです。感謝しながらの帰洛となりました。

 京都では、駅ビルの吹き抜けの間から、電飾に彩られたツリーが見えました。

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 駅前の京都タワーの前では、これも艶やかな水芸のショーが見られました。
 年の瀬となり、光の粒々が賑わいを盛り上げる演出を手伝っています。
 
 
 

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2017年12月08日

エクセルではなくてナンバーズを使い出す

 高校は、2学期の期末試験の時期となっています。いつもよりも早めに、天満橋経由で文の里にある明浄高校に行きました。
 私の出講日である金曜日でいうと、今年は学校行事と重なることが何度かありました。その関係で、2学期の中間試験以来、たった2回だけの授業で期末試験をすることになりました。授業はもとより、試験問題を作成するのにも何かと苦労し、そのためにいろいろと工夫をしました。

 試験日の今日は、出題した試験問題の質問を受けるために、教室を回りました。とにかく、26年ぶりの高校教員なので、昔を少しずつ思い出しながら対応しています。
 始まって30分してから、受験教室となっているクラスへ行きました。みんな、必死に試験問題と格闘していました。
 「何か質問は?」と遠慮がちに聞き、一通り教室内を机間巡視してから、試験監督の先生に挨拶をして部屋を出ました。5分くらいだったでしょうか。
 解答中の生徒のじゃまをしてはいけないと思い、そっと解答用紙を見て回りました。前回の中間試験の平均点がよかったので、この期末試験では少し多めの出題をしました。時間が足りないことが予想されてか、生徒たちは文学史の暗記をまずは片づけて、それから長文読解と作文に没頭しているところでした。

 回収されてきた解答用紙は、午後から早速採点にかかりました。
 ほぼ予想通りで、納得しながら生徒の顔を思い出して成績処理に入りました。

 その成績処理のプログラムは、これまではエクセルを使っていました。しかし、今回からはアップルのナンバーズを使うことにしました。
 エクセルをやめたのは、マイクロソフトのサポートがあまりにもいいかげんだからです。

 今年度の科研で購入した3台のMacMiniのために、マイクロソフトの「Office Academic 2016 for Mac」を2本購入しました。1本で2台までインストールできる製品です。
 アルバイトで来ている学生たちに、そのインストールをしてもらいました。しかし、私のパソコンと同様に、どうしてもインストールできないのです。私の場合は、「マイクロソフトの心寂しくやがて笑える電話サポート」(2017年10月20日)と、「他人のパスワードを勝手に削除するマイクロソフトのスタッフ」(2017年11月10日)に書いた通りです。

 学生が電話でサポートセンターに相談しても、結局はインストールを諦めざるをえなくなったのです。とにかく、電話口の担当者のおっしゃることが、学生にも意味不明なのです。理解できないのは、私だけではなかったのです。自社のサポートチームがサポートしきれない製品など、販売すべきではありません。信じられないほどに、あの栄華を誇ったマイクロソフトの惨めな凋落は、これ以上は見たくはありません。

 エクセルは、ビル・ゲイツがマッキントッシュのために作ったソフトだと聞いています。そうだからこそ、使いにくいと思いながらも、私は30年近く使い続けて来ました。しかし、多機能すぎて使いにくいエクセルは、もう我慢しながら使うことはしないことにします。
 学生たちは、Macにはナンバーズというソフトウェアが標準装備されているので、これで十分にエクセルの仕事はできる、と言います。マイクロソフトに無為な時間を吸い取られるよりもいいかと思い、もったいないことながら2本の「Office Academic 2016 for Mac」は引き出しの奥で仮死状態となります。

 今日、私はナンバーズを初めて使いました。しかも、iPad Pro で。初めてなのに、問題なく使えました。その後、iPhone と Macintosh でも、そのデータが自由に確認や書き換えができることもわかりました。

 2学期中間試験と期末試験を足して2で割り、それを国語科で決められた比率で置き換えます。そこに、これも教科で決まっている基準で産出した平常点を加えて100点満点にしたものを、2学期の成績とします。これらの一連の数字の処理を、ナンバーズで立ち所にできました。初めて使うソフトとは、とても思えませんでした。

 次は、機会を見て、マイクロソフトのワードに代わる、アップルのページズを使いこなそうと思っています。
 
 
 

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2017年11月10日

他人のパスワードを勝手に削除するマイクロソフトのスタッフ

 過日、マイクロソフトの製品であるオフィスに関するサポートについて書きました。

「マイクロソフトの心寂しくやがて笑える電話サポート」(2017年10月20日)

 その時、非常に不愉快なことがありました。またあらためて書こう、と思っているうちに日時がどんどん経ちます。忘れないように、とにかく以下に、そのおおよそを記しておきます。

 ネットを介してのリモートサポートが間抜けな対応だったことは、すでに上記の通り書きました。その時、画面共有をして私のパソコンの中のファイルをいじっておられたサポート担当の方が、パスワードを収納している「キーチェーンアクセス」というファイルに手を着けられたのです。しかも、そのファイルの中から、いくつかのパスワードを記述したデータを削除されました。ワードとエクセルに関するものだったかと思います。

 最初は、思うようにいかないインストールを、手探り状態の中で進めるために、障害となっている元凶を消そうとされたのだろう、と思いました。そう理解して、されるがままに私のパソコンの画面上を這い回る、マイクロソフトの方のポインタを見つめていました。そのうちに、これは違法なことではないか、と思うようになりました。
 この「キーチェーンアクセス」のパスワードを見ようとした場合には、もう2ステップ必要なので、すぐに私のパスワードが覗き見されたり盗まれたりはしません。しかし、いくらサポートという名目であっても、他人のパスワードのデータ群を覗き見し、しかもいくつかを消して行かれたのですから、気持ちのいいものではありません。

 今、マイクロソフトのソフトウェアが使えないこと以外は、特に目立った異常はありません。

 あのマイクロソフトのサポートという名の下に行われたことは、正当なものだったのでしょうか。時間とともに、腑に落ちない思いがし出しました。
 礼儀も技術もないマイクロソフトの一人のお兄ちゃんに、私のパソコンが一時乗っ取られたことに、今は悔しい思いをしています。
 その点では、何度も体験しているアップルのリモートサポートでは、このような不信感を抱いたことはありません。
 ここにこうして、その事実を記録として残しておきます。
 
 
 
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2017年11月06日

赤ちゃんはどんな音から口にし出すのか?

 孫娘が、最近「まみむめも」と「ばびぶべぼ」の音を、声として出せるようになったそうです。ただ今、生後ちょうど6ヶ月です。

 もちろん、泣き声としてではなくて、言葉の一部を言っている、という感触からのものです。娘からの報告なので、正確には「だそうです」というべきでしょう。

 世の中には、さまざまな研究が行われているので、この乳幼児の言語獲得に関する研究も進展していることでしょう。しかし、乳幼児を取り巻く環境は日々変化しており、社会・地域・家庭・性別などなど、観察すべき要因は複雑に入り組んでいるはずです。インドの乳児と日本の乳児でも、自ずと言葉の習得は違うはずです。

 この、孫娘が言葉を獲得して行くプロセスは、記録としてここに書き残しておく意義があると思います。その断片から何が言えるのかは、後世の人の研究資料となることでしょう。揺れ動く対象なので、サンプルは多いに越したことはありません。

 これまでの、あくまでも過去の研究成果に縛られることなく、今を見つめてこれからの変化を楽しみにしています。
 併せて、文字を覚えるプロセスと、文字を書くプロセスも、今後とも楽しみにしています。心密かに、どの段階で、どのようにして変体仮名を覚えさせるか、今から秘策を練っています。

 我が家の娘の例を記します。
 ちょうどPC-8001を購入した時だったこともあり、娘はパソコンのキーボードでカタカナを覚えました。
 まだ、2バイト文字としての漢字や平仮名が画面に出せない時代だったので、キーボードにもアルファベットと共に、カタカナがキートップに印字されている時代の話です。

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 とにかく、キーを押すと半角カタカナが画面に出てくる時代に、娘はカチャカチャとキーを押し、というよりも叩き、出てきた(モニタに表示された)文字を私が読み上げて聞かせる、ということをして遊んでいたものです。
 時には、小さな指をつまんで、名前の読みをポチポチと押して、キーパンチャーごっこをしたことがあります。

 さて、この乳児時代の経験は、今の娘の生活に活かされているのでしょうか?
 私は、潜在的に秘められた能力として、今に活きていると信じています。もちろん、根拠はありません。
 
 
 
 
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2017年10月27日

5年前の iPhone 5 がこんな姿に

 iPhone 5 は、第6世代目の携帯端末です。今私は iPhone 7 を使っています。2世代前というと、ITの分野では大昔です。しかし、5年前がそんなに古いことには感じられません。先進の技術が詰め込まれた、完成度の高い製品だからでしょう。

 その iPhone5 を処分せずに、もっぱら音楽を聴くツールとして使っていました。まさに、iPodです。これとは別に、60ギガのハードディスクを内蔵したiPodも、現役で使っています。

 その iPhone5 に、突然の異変が起きました。液晶パネルが浮き上がり、次第に盛り上がってきたのです。

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 こんな状態でもパネルは使えるので驚きです。スマホの機能は、十分に保っています。液晶の表示には濃淡があるものの、立派に音楽を奏でます。ウェブにもつながり、検索もできます。
 ただし、この損傷が後にどのような事態を招くかはわかりません。破裂したり燃え上がったりしたら大変です。不気味なので、使うのは止めることにします。

 見捨てられた iPhone5 は、知ってか知らでか、スリープ状態になるまでは、ずっと残光をその隙間から周囲に放っています。

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 物を捨てられない私は、ソニーのクリエに始まり、パームやガラケーやスマホなどなど、多くの携帯端末を保管しています。個人情報が入っているので、なおさら捨てる踏ん切りがつきません。
 内部の貴金属などを取って有効活用する動きがあることは知っています。しかし、やはり手離すことに躊躇いがあります。

この iPhone5 も、処分に困っています。
 
 
 
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2017年10月20日

マイクロソフトの心寂しくやがて笑える電話サポート

 新しく導入したパソコンで、マイクロソフトのワードとエクセルが使えないことが判明しました。今夏以来の悪戦苦闘が、結局は徒労だったのです。

 この夏、職場の研究室で使うパソコンを、Mac miniからiMacに変えました。
 タイムマシンで、これまでのデータを引越しした後のことです。マイクロソフトのワードとエクセルの認証手続きが、どうしても終わらないのです。この Office というソフトでできるのは、文書や表を見ることだけに限定されます。それも、時々できないことがあるので困っていました。編集はまったくできません。印刷は、できたりできなかったり。
 そもそも、私はワープロはほとんど使いません。エディタがあればいいのです。ただし、他の方からワードやエクセルのデータが届くことがあるので、それを見たり、手を入れることに使う程度です。

 コンピュータのトラブルに遭遇した経験は、語り尽くせぬほどあります。今回も私としては、あらゆる手を尽くして対処しました。職場のシステムエンジニアも巻き込んで、何とかしようとしました。お手上げです。そして、今日の電話によるマイクロソフトのY氏のサポートで、このパソコンではこのソフトOfficeが使えないことが明らかになりました。
 手元には、4台分の「Office Academic 2016 for Mac」があります。それ以外に、1台分の「Office 365 solo」と4台分の「Office Home & student 2016 for Mac」もあります。8台分の「Office:Mac 2011」も。
 いずれも、新しいiMacで使おうとしても、認証が受けられないものたちです。それぞれがどのような来歴で購入したものかは、今は措いておきます。

 そんな中で、「Office Academic 2016 for Mac」について限定しても、手元のiMacでは使えないことが、今日のネットを介してのリモートサポートの終盤で宣告されました。
 細かな経緯はさておき、最新のiMacでOfficeの最新版が使えないことの理由は、タイムマシンでこれまでのマックからお引越しをした際に、まるごと移行したからだ、ということになったのです。

 いくつか提案を受けました。しかし、それはOfficeを使うためだけのものであり、それ以外の多くのアプリケーションを使っていることは度外視しての提案です。他のソフトなどの設定をすべてやり直すなど、マイクロソフトの製品のためだけに、そこまで時間を浪費してはいられません。自分の会社の製品しか見えていない、貧困なサポートでした。

 また、「Office:Mac 2011」については、今月の11日にサポートを終了したので、それを使うことの案内は一切できない、と冷たく切り捨てられました。八方塞がりです。
 これに関しても、不毛なやりとりの再現は、アホらしいのでしません。日本には、こんな冷徹な文化はなかったな、との思いを強く持ちました。

 一昨日に電話口で対応してくださったのは日本語がたどたどしい方、昨日と今日は日本語は流暢な方でした。
 長々とバカげたやりとりに退屈したこともあり、iMacを導入する前に使っていたMac miniを取り出して起動させてみました。すると、「Office:Mac 2011」が元気に動くのです。このことを踏まえてのY氏からの対処法は、ワードとエクセルを使う時だけにはMac miniを使い、それ以外の時にはiMacを使う、ということに落ち着きました。これでサポートの打ち切りを急がれるYさんのことを思い、私も間抜けなサポートに飽き飽きしたこともあり、電話を切りました。
 延々、今日の仕事の合間に6時間もこの件で携帯電話越しのサポートを受け、その結果が失望以外の何物も残りませんでした。漫才のようなこのやりとりは、先方では「サービス品質の向上のため」に録音していたはずなので、いつか聞いてみたい気がします。
 なお、iMacのハード的な欠陥ではないと思われるので、アップルに持ち込んでも解決にはいたらないだろう、とのことでした。その上で、マイクロソフトの責任でもない、ということです。

 マイクロソフトとは1983年からなので、もうかれこれ30年以上のお付き合いです。実質的には、「MS DOS 3.3B」(1989年)まででしょうか。ウィンドウズが発表されてからは、あまりにも酷いOSだったのでアップルのマッキントッシュに鞍替えしました。マイクロソフトとはその後、マックのために開発されたと言われるエクセル以外とは縁を切りました。
 今回の件で、またマイクロソフトとは遠ざかっていきそうです。
 
 
 
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2017年10月18日

エラー続きのエバーノートのこと

 先月、パソコン版のエバーノートを使っていたときの出来事です。
 エバーノートを起動すると、毎回、次の表示がモニタの中央に出ます。

前回の使用時 Evernote が強制終了した記録が残されています。記録を Evernote へ送信しますか?


 正直に毎日、何度も、エラーの報告を送信していました。

 そして、エバーノートの終了時には、毎回、次の表示が出た後、問題点のリストが表示されます。

Evernote が予期しない理由で終了しました。


 この原因となるのは、その前の週に「以前のバージョンからノートを移行中」という表示が出て、2日ほど エバーノート が使えない状態が続いたことが考えられます。

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 毎日使うアプリなので、とにかく強制終了しました。そして、再起動すると、上記のような症状が出るようになったのです。

 サポート担当者にヘルプメールを送り、どのように対処すればいいのか相談しました。いろいろと対処法を教えていただきました。何通りかを試しているうちに、いつしかエバーノートが使えるようになっていました。詳しい理由はよくわかりません。
このエラーについて、iPhone と iPad の エバーノート では、こうした問題はまったくありません。パソコンだけの症状だったのです。

 その後、今月に入ってからは、今度は iPhone 版のエバーノートの方がまったく起動しなくなりました。また、サポート窓口に連絡をして、指示を待ちました。

 iPhone 版のエバーノートのアイコンをタップすると、まったく起動することもなく、すぐに終了して元のホーム画面に戻ります。これは、例外なく毎日毎回そうなります。エラー表示をスクリーンショットで保存しようにも、瞬間に消えるものなので確認できません。

 サポート担当者からは、すぐに、いくつかの対処が提案されました。返信に記されていた指示の通りにやっても、依然として起動すらできません。外出時にエバーノートを使うことが多いので、またエバーノートなしで不自由な日々となりました。

 リセットしてもダメなので、いろいろと試しているうちに、1週間ほどしてから、突然使えるようになりました。特に何かをしたわけでもないと思います。何が原因で復旧できたのか、今回もわかりません。

 とにかく、無事に iPhone 版のエバーノートが使えるようになったのです。
 いつエバーノートが使えなくなってもいいように、以前は「AtokPad」を併用していました。しかし、今はそれが「iOS 11」へのバージョンアップに伴って使えないアプリとなったために、今はアップル純正の「メモ」アプリを使っています。エバーノートの代用機能を持つアプリを、早急に見つける必要があると思い、物色中です。
 
 
 
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2017年10月17日

活字文書のデータ変換アプリは「e.Typist WorldOCR」に移行

 先週、活字文書をテキストデータに変換するときに使っていたOCRソフトの「e.Typist」が、iPhone のOSがバージョンアップされたことによって使えなくなった件を書きました(「アップルの携帯端末で「iOS11」に更新して失ったもの」(2017年10月12日))。
 文字読み取りのOCRアプリについては、いろいろと他の製品を探してみました。しかし、長年使い慣れたアプリに勝るものはありません。
 メディアドライブブランドの「e.Typist」を取り扱っているエヌジェーケーに、このことを確認しました。あらかじめ「e.Typist WorldOCR」というアプリを検討していたので、知りたかったのは、それが「iOS11」に対応するのかどうか、ということです。
 担当者の話では、「iOS11」についての検証はまだ終わっていないとのことでした。問題が確認できたら、アップデートの形で対応するそうです。
 とにかく、OCRのアプリがなくて困っているので、何もないよりも試しにと思い、すぐにダウンロードをして使ってみました。
 「e.Typist WorldOCR」は、これまで使っていた「e.Typist Mobile」と同じような使い心地です。操作が慣れているので、しばらく試してみます。これで一安心です。

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 なお、この「e.Typist WorldOCR」は、次のような多くの言語を認識できるようです。多言語に翻訳された日本文学作品を扱うことが多いので、今後はこの機能も活用できそうです。
日本語/英語/ドイツ語/フランス語/スペイン語/イタリア語/オランダ語/ポルトガル語/中国語(簡体字)/中国語(繁体字)/韓国語/タイ語/ベトナム語/マレー語

 
 
 
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2017年10月12日

アップルの携帯端末で「iOS11」に更新して失ったもの

 iPhone とiPad Pro を動作させている基幹システムである「iOS」が、先月アップデートされました。ここは、迷惑の受け身で書いています。
 今回の更新で「iOS11」となり、いろいろと便利になったようです。もっとも、それがあまりにも多いので、恩恵を実感するのは数える程だと思われます。
 少しは助かっていると言えるのは、毎日使う日本語入力です。私は、日本語の入力において、フリックによる仮名入力で使います。「あ・か・さ・た・な・・・」の文字を、上下左右に指を滑らせて仮名を入力することで、仮名漢字交じりの文字列にしています。
 これまでは、液晶パネルの下三分の一に入力領域が広がっていたので、しょっちゅう間違った文字が表示されました。正直な感想は、使い物にならない、の一言でした。我慢しながら使っていました。

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 ところが、今回から片手用のキーボードにできるようになったのです。キーボードを右側に寄せることで、幾分は入力ミスは減りました。しかし、まだまだ入力ミスが多発しているので、改良してほしいと思っています。

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 そんな中で、新しいシステムになったことで、使えなくなったアプリがあります。私の場合は、便利に使っていた数十のアプリの内、次の2つはまったくの痛手でした。


(1)ATOK Pad
 これは、日本語の文章を書くときに重宝していました。まったく使えなくなったので、諦めるしかありません。ジャストシステムのソフトは、かれこれ23年も使って来ました。技術力が Macに追いつかなくなったのでしょうか。
 
(2)eTypist
 印刷物から文字列をテキストデータにするときに使っていました。これも、諦めざるをえません。OCRソフトのいいものが、Mac用としてはこれ以外にはないので困っています。


 この2つのアプリが使えなくなったことにより、携帯端末を使う意味が相当薄れてきました。そのうちに何か見つかるだろうと、期待半分で、iPhone もiPadも気持ちを込めずに、惰性で使っています。
 私がこのパターンに入ると、だいたい手放すことになります。かといって、持ち歩き用の端末で、アップル以外に実用に耐えるものはありません。困ったことだと思っています。
 ソニーの復活を心の底では乞い願っています。あの、名機「クリエ」を使えたことが、今となっては夢物語です。
「【復元】私はマグロだそうです」(2016年06月15日)
 今のソニーには、昔日の面影も勢いも能力もないようです。
 こうなると、ベンチャーの出現に微かな望みを託すしかありません。
 
 
 
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2017年08月17日

「犬文字焼き」という新聞記事に違和感を持ちます

 昨日の京都五山の送り火を見終え、今朝の京都新聞を見て気になり出しました。
 「各地でユニーク大文字=vという囲みの見出しのもと、次の小見出しの記事があったからです。

秋田
「犬」文字焼き
夜空に浮かぶ


 電子版のカラー写真によると、この様子がよくわかります(【 2017年08月17日 11時57分 】)。

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 新聞に掲載された記事を引きましょう。

 秋田犬発祥の地とされる秋田県大館市で16日、伝統行事「大文字焼き」の「大」の字を「犬」に変えた「犬文字焼き」が行われた。燃え上がる大の字の右上に、点の代わりとなる赤色のハートが現れ犬の字が出来上がると、観客は歓声を上げた。
 午後8時ごろ、市の東に位置する鳳凰山に、一画が最大約180メートルある大文字が現れた。その後、発炎筒約200本で形作ったハートが浮かび上がった。
 大館市観光課によると、今回の「犬文字」は、先祖の慰霊と市民の無病息災を願う恒例行事「大館大文字まつり」が50回目となるのを記念して企画した。2009年に、同市生まれの「忠犬ハチ公」が題材の米国映画が公開された際に行って以来、2回目。(引用者注・この段落は電子版にはないものです。この部分をカットすることに、記事を書いた方は了承なさっているのでしょうか?)
 今回の実施に関しては、開催を発表した7月以降「先祖慰霊の行事で遊んではいけない」などと反対する意見も数件あったが、実行委員会の担当者は「賛成の声が多かったため開催した」としている。


 昨日の記事にも書いたように、13日のお盆の迎え日(お盆入り)にご先祖様が我が家に帰って来て、16日の送り日(盆明け)に帰って行くと、私は思っています。そして、その道案内をオガラの火煙がしてくれるという理解をしています。

 昨日も、京都五山の送り火を妻と一緒に見ながら、賀茂の河原で、お互いの父と母の思い出を語り合いました。思い出すのも供養、ということです。

 上記の新聞記事による限りは、新聞という1つだけの情報源なので、実際にはどうかはわかりません。しかし、写真にもあるように、「犬」という文字が鳳凰山に炎で浮かび上がったことは確かなようです。

 両親がそうだったように、私も犬がそんなに好きではないことはさておき、家でオガラを焚いて見送る代わりに五山の送り火に託して、帰ってこられたご先祖様を見送るつもりで、山に刻印された火を見上げています。その時に、「大」が「犬」になっていたら、伝統的な行事の中に個人の想いを溶け込ませているのに、ふざけたことをして祈りの気持ちを壊さないでほしい、と思うはずです。

 記事によると、末尾に次のように記されています。

今回の実施に関しては、開催を発表した7月以降「先祖慰霊の行事で遊んではいけない」などと反対する意見も数件あったが、実行委員会の担当者は「賛成の声が多かったため開催した」としている。


 これは、どのような方法で得た情報に基づく判断であったのか、大いに疑問です。反対が「数件」、賛成の声が「多かった」というのは、非常に主観的です。実際には、どのような方々に、どのような方法で確認されたのでしょうか。
 実行委員会によるマスコミ受けを狙っての、初めに結論ありきの企画だったのではないか、と私は思います。
 日本の伝統的な文化が、しだいに崩壊していきます。地味にコツコツとこれまで続いたことを受け継がず、受け狙いでおもしろおかしく手を加えていく風潮に引きずられたのではないでしょうか。

 この、秋田県大館市の伝統行事「大文字焼き」の実行委員会がどのような方々で構成されているのかは知りません。しかし、この「大」を「犬」にした判断に対して、私は理解不足と迎合から生まれた伝統文化の破壊行為の始まりを見たように思います。

 この秋田の記事に続いて、「送り火にLED 山梨、安全考慮で初」というものもありました。
 まずは、電子版に掲載されていたカラー写真(【 2017年08月16日 19時35分 】)から。

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 山梨県笛吹市の送り盆の行事「甲斐いちのみや大文字焼き」で16日、火の代わりに「大」の形に並べた発光ダイオード(LED)が点灯された。火をともす足場が風雨で滑りやすく、安全性を考慮して今年から切り替えた。同市観光商工課は「送り火のLED化は全国でも珍しいのでは」としている。

 甲斐いちのみや大文字焼きは、江戸時代に行われていたものを1988年に再開。実行委員会などによると、昨年までは山の斜面に木で組む井桁で火をともしていたが、延焼しないよう見守るスタッフを置く斜面は、足場が不安定だった。
 (引用者注・以下は電子版にはないものです。この部分をカットすることに、記事を書いた方は了承なさっているのでしょうか?)使用したのは直径約40センチのLEDライト44個。「大」の横棒の長さは56メートルで、従来より一回り小さくなったという。
 家族で見に来た笛吹市の会社員田巻雅史さん(30)は「物足りなさも感じるけれど、火災の心配がなくなったのはいい」と話した。


 すみません。これも時の流れだとしても、ご先祖様が道標とする煙がないのでは、安住の地(?)であるあの世に無事に行き着けるのか、他人事ながら心配になりました。
 LEDのライトは、あの世まで届くだけの光量があるのでしょうか。「白熱電球100W相当」ルーメンが限界だとか、生物の生態系にも影響するというニュースを見たことがあります。素人考えながら、LEDは直線的に進むと思っているので、夜空のどこに向けてのものだったのかも、どうでもいいことながら気になりました。
 
 
 
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2017年08月11日

[洗い茶巾]のお稽古の後、スマホのトラブルに対処

 猛暑の中、お茶のお稽古で奈良に行きました。
 前回に続いて、丸卓を使った洗い茶巾を覚えようとしています。
 お盆のお客様にお茶を、と思っているので、非常に具体的な想定のもとでのお稽古です。
 それにしても、今日は、どうも良くありません。記憶と気力と動作が噛み合いません。もっと予習をしてからお稽古に行くべきでした。
 一通りおさらいをして確認をしたので、家でまた練習をして、お盆の本番に備えたいと思います。

 お茶のお稽古の帰りに、コンビニの支払いでiPhone のApple Payが使えなくなっていることに気付きました。よく確認すると、 iPhone で使っている Apple Payで、登録していた3種類のカードがすべて消えているのです。
 Suica は、先週の木曜日に駅の自動販売機で使いました。あと2つはクレジットカードです。
 消えた理由と、カード復活の方法、そして登録していたカードが悪用されないかが心配になりました。
 時間は午後7時。京都駅前の au ショップならまだ間に合うので、大急ぎで駆け込みました。閉店まで1時間あります。お店の方に事態を説明し、相談しました。すると、それはアップルの問題だということです。しかも、親切にもお店からアップルに電話をかけてくださり、店内で電話越しにアップルの担当者からサポートを受けました。
 電話による対応は、途中からスペシャリストの方に代わっての対処となりました。
 ちょうど1時間で、私が困っていたことはすべて解消しました。

(1)消えた理由
 先日の4日(金)に、 MacBook Pro のサポートを受けています。その際、iPhone のアップルIDをサインアウトしたことが、今回のトラブルの原因の可能性が高い、との結論に至りました。iPhone でアップルIDをサインアウトをすると、Apple Pay の情報はすべて消えるとことです。あの時、そんな説明はなかったので、今回の事態になった理由が、これでわかりました。
 今回も、アップルのオペレータと私の iPhone の画面を共有しながらのサポートだったので、丁寧に対処してもらえました。この方式のサポートは、確実に改善するので助かります。

(2)復活の方法
 wallet というアプリで再登録することで、消えたカードがすべて復活しました。昨年の秋、最初に iPhone にカードを登録した時に、Suica のカードは指示通りに裁断していたのです。しかし、今日の操作で、Suicaのカードがなくても再登録できたのには驚きました。

(3)悪用の心配
 私の iPhone は二重三重のセキュリティが設定されているので、第三者が悪用することは考えられない状況にある、ということを説明してもらい、納得しました。

 このアップルのサポートが終わったのが、ちょうど au ショップの閉店時間で、お店の方が片付けに入っておられるところでした。とにかく問題が解決し、安堵して帰路につきました。
 
 
 

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2017年08月09日

エバーノートの同期エラーをメールによるサポートで解決

 日々、身の回りの物事のすべてを、「エバーノート」というアプリケーションに保存しています。紙に印刷したものやメールで必要なものは、すべてをデジタル化したりPDFにして転送しています。どこにいても、関係する情報がすぐに取り出せる状況になっています。といっても、保存し忘れたり、もう要らないだろうと思ったものに限って、後で必要になることがしばしばあるものです。情報の保存の運用は、何かと難しい点があることは仕方のないことです。

 これまでに実践してきた個人メモの整理については、「【復元】私はマグロだそうです」(2016年06月15日)に詳しく書いた通りです。

 さて、毎日せっせと情報を蓄積しているエバーノートが、先月の22日(土)から、同期ができないというエラーメッセージを表示するようになりました。この日は、目が不自由な方々を須磨へ源氏散策にお連れした日です。何かとバタバタした日だったので、何か操作を誤ったのかと思いながらも、実際にはデータが同期されていたのでそのままにしていました。

 それ以降も、ひっきりなしに以下のようなエラーメッセージを、エバーノートの iPhone 版が画面に表示します。


170809_error.jpg

 面倒な仕事が一段落したこともあり、アプリの中にある相談窓口を通してエバーノートのサポートチームに対処をお願いしました。私がプレミアムバージョンを使っていることもあり、迅速な対応がしてもらえました。

 まず、「Evernote サーバと適切に同期していない」と思われるノートの削除が提案されました。
 しかし、それでは解決しません。
 次に、以下の4つの解決に向けての手順が提示されました。

(1)iOS 版の Evernote で「同期ボタンを同時に 2 本指でタップ」

それでもダメなら、

(2)iPhone の「電源のオン・オフ」の後に Evernoteの起動

まだダメなら、

(3)Evernoteの「ゴミ箱を空にする」を実行

これでもダメなら最終手段として、

(4)Evernoteアプリの再インストール


 今回は、上記の(3)で、どうにか問題が解決しました。(4)は大変なことなので、ホッとしています。そして、データが壊れるという実害はなかったので、幸運だったと言えるでしょう。
 これで心おきなく、身の回りの資料を破棄して忘れてしまうために、エバーノートにせっせと溜め込むことにします。
 
 
 
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2017年08月04日

アップルの手厚いサポートでいくつかの問題が解決

 アップルの電子機器を使っていて、最近いろいろと不具合があることについて、電話によるサポートを受けました。

 ネットでサポートの申請をすると、すぐにアップルから電話がかかってきて、スピーディに対処の相談に応じてもらえました。パソコンに関するサポートは、何かと面倒なことが多いので、ついつい敬遠しがちです。時間はかかったもの、いろいろな問題点が解消し、すっきりとしました。

 今回は、以下の3点についての相談でした。
(1)アップルの標準仕様となっているウェブブラウザである「サファリ」が起動しないこと

(2)自宅でワイヤレスアクセスポイントとして使用している「AirMac Extreme」のUSBポートに、「サンダーボルト2」仕様の外付けハードディスクを接続する方法

(3)住所録である「連絡先」アプリに、同じ名前のデータが複数個登録されていること


 いずれも、私が使っているパソコンの画面をサポート担当の方と共有しながら、こちらの画面の状況を先方も見ながらの対処をしてもらいました。個人的な情報が相手に見られることになるものの、こちらの操作を的確に指示してもらえるので、解決は早いやりかたです。

 春先からずっと「サファリ」が使えなかったために、「グーグルクローム」をウェブサイトを閲覧するのに使っていました。今回は、予想外にサポートに手間がかかりました。担当者も、苦労しておられました。要は、システムの「ライブラリ」の中にある「Safari」の中身を入れ替えることで、問題点が解消しました。この前後の面倒だった、長時間にわたる操作は省略します。
 これにより、何よりもあきらめていた「サファリ」が使えるようになったことで、気分が軽くなりました。「クローム」は何かと癖があり、使いにくいものだったからです。

 「AirMac Extreme」に外付けハードディスクを接続する件は、予想通り不可能なので諦めます。
 これは、すでにヨドバシカメラの方からも、出来ないと言われていたことです。アップルは、どんどん最先端の技術を導入するので、こうして使い物にならない電子デバイスが山のように自宅に溜まっていきます。ウェスタンデジタルの2Tと4Tの2台ハードディスクは、使おうと思えば可能ではあるものの、コネクタの変換ができないことにより粗大ゴミとなりました。

 住所録として使っている「連絡先」というアプリに関しては、これまた気長にデータを消しながら iCloud のデータと入れ替えることになりました。これには数ヶ月を要します。担当者も、気の毒がってくださいました。その原因の特定と対処方法が決まるまでには、さまざまなことをしました。結局は、提示された単純な作業を繰り返せばいいので、そのうちにまともに使えるようになるはずです。

 長い間、コンピュータに関わってきたので、こうした不具合は日常茶飯事です。その中でも、こうして対処法がわかったものについては、慌てず騒がす、地道に修復していくことにします。

 残る不具合としては、アップルの「メール」というアプリが使い物にならないことがあります。このアプリは、新しくパソコンを購入した当座は使えます。しかし、すぐにメールが整理できない状況になり、その修復に時間と手間がかかるので、いつもウェブメールに切り替えることになります。この「メール」は、私がアップルとの長い付き合いの中で、どうしても相性のよくないアプリです。アップル純正のアプリなので、いつかは安定して使いたいと願っていても、いまだに実現しない出来損ないアプリの一つとなっています。
 これについては、今日のサポート担当の方も、「safari」と「連絡先」が無事に問題なく使えるようになってから、じっくりと対処しましょう、と心強い励ましをいただきました。

 電子機器とのつきあいについては、トラブル談が語り尽くせないほどあります。これまでにこのブログにも折々に書いた通りです。出来の悪いものほど憎めない、と言われることがあるように、私と電子機器との関係は、まさにそのようです。
 デジタル機器に関してはトラブルメーカーだと言われ、しかもそれを自認しているところです。膨大な時間を吸い取られているので、もったいないとは思うものの、これもまた一興とばかりにおもしろがっています。
 
 
 

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2017年07月31日

またしても不運な選択だった RSSリーダーのこと

 自分が日々チェックしているブログやニュースサイトの新着情報は、一つ一つが更新されたかどうかを確認しながら読むのは大変です。そこで、更新されたタイミングで記事を受け取ることができる「 RSS/フィードリーダー」のお世話になってきました。

 最近まで利用していた「Live Dwango Reader(LDR)」がこの8月末で終了するとの告知が、先週ありました。

170731_kokuti.jpg

 またしても、私は貧乏くじを引いたようです。といっても、私としてはよくあることです。

 今年の3月には、それまで利用していた「eoブログ」が閉鎖されたために、この「さくらのブログ」に引っ越しをしました。
 それ以前にも、サーバーがクラッシュしたり廃業に伴い、データの置き場所をいろいろな所に置きながら、情報発信を続けて渡り歩いて来ました。
 そして、今また、便利に使っていたツールに関して、お引っ越しとなりました。

 今回廃止される「Live Dwango Reader」という「 RSS/フィードリーダー」は、2013年にGoogleが提供していた「 Google Reader」がサービスを終了したことを受けて、引っ越して使い出したものです。3年以上も重宝して使ってきました。

 いくつか提示された引き継ぎのリーダーとして、まずは「Feedly」を選択しました。しかし、これは以前にも検討したことがあり、今回も試してみて、私にはとても使えそうにないと感じました。そこで、これまで試したことのない「Inoreader」を使ってみることにしました。

 またまた、データのお引っ越しです。そして、その使い方はまだよくわからないものの、これまでに私が読んでいた記事は、何とか引き継いで取り込んでくれているようです。今日どうにか移行したばかりのものなので、しばらくは様子見です。

 情報の発信母体や受信環境は、かつてはホームページがその役割を果たしていました。私も、1995年9月からホームページを運用して来ました。
 それがしだいに、メインのコンテンツがブログに移り、さらにソーシャルメディアになっているようです。公開されている情報の発信と受信が、このソーシャルメディアの範囲内で完結してしまうことに、私は薄っぺらさと物足りなさを感じています。何よりも、その継続性は大いに疑問です。継続の必要のない、思いつきのデータの垂れ流しならば、それはそれでいいのでしょう。
 私のように、大量の情報を、それも毎日流すタイプのユーザーにとっては、ソーシャルメディアはどこまで信用していいのかわからないのです。
 そのため、私は、フェイスブックもツイッターも利用しようとは思っていません。

 また、情報をスマートフォンで閲覧される方が70%に及んでいる、と聞いています。私のブログも、そうした傾向の中で、日々千件近いアクセスがあります。しかし、そうしたユーザーが多いことはほとんど気にせずに、あくまでもパソコンでそれなりに大きなモニタで見ていただけることを前提にして、このブログや科研のホームページを運用し、情報発信を続けています。

 スマートフォンの時代が、そんなに長く続くとは思っていません。iPad Pro の10インチサイズの役割に、今は注目しています。インターネットも、そろそろ限界のようなので、次のネット環境が提供されることを待ち望んでいます。

 同じように、パソコンという今の概念も、大きく変わる時代に突入しだしたのではないでしょうか。インターネットとタイアップしたパソコンという取り合わせの次に、どのような環境が提供されるのか、日々待ち遠しく思っています。その意味では、Apple Watchは失望しました。今年後半に提供される第3世代のApple Watchに期待してみましょう。それと共に、メガネの進化は、以前から注目しています。まだ、具体的なものが提供されていませんが……
 そうした見通しのもとで、今のソーシャルメディアはあくまでも過渡期のものであることから、私はフェイスブックもツイッターもパスをしているのです。

 情報の記憶媒体として、レコード盤→(紙)テープ→カセットテープ→CD→MD→HD→SSD等々、その変転は枚挙に暇がありません。
 そのような流れにどっぷりと浸かりながら、ここ30年以上のお付き合いをしてきて、今、新しい胎動を感じています。その具体的なことは、また機会をあらためて書きます。

 RSSリーダーについても、そのような中での一つと思っています。提供者側の消長も、なんでもありのあのインドの感覚で見ていると、それもありかということで片付きます。
 またまた、おもしろい時代が来そうなので、30数年前のことを思い出しながら、情報誌を読むのが楽しみの一つとなっています。
 
 
 

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2017年06月29日

熊取駅と天王寺駅に貼られた翻訳本展示に関するポスター

 過日、大阪観光大学に近い熊取駅の構内にある「くまとりギャラリー」に、翻訳本の展示を知らせるポスターが、2枚をつなげて貼り出されたことを書きました。
 「翻訳本『源氏物語』の展示は《中国・韓国・インド編》に衣替え」(2017年06月02日)という記事の末尾に写真を掲載しています。

 その後、大学の事務で科研を担当する方々が奔走してくださいました。その努力が実り、やっと一週間という短い期間ながらも、JR阪和線の天王寺駅・日根野駅・和歌山駅の掲示板に貼り出していただくことになりました。
 関西国際空港では、電子掲示板だけのようなので、今回は見合わせました。

 今日の仕事帰りに、日根野駅と天王寺駅に貼ってあったポスターを確認しました。

 日根野駅では、改札を出た右側のボードに貼ってあります。

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 大阪観光大学へは、改札を出て左側に向かいます。そのため、大学関係者がこの改札を出て右にあるポスターを見る機会は、まったくといっていいほどありません。貼られた位置が不運だったと言えます。
 今後は、この点を再検討し、改札を出て左側に貼っていただけるように運動してみます。

 天王寺駅では、大学に行くために乗る、始発電車のホームの先頭車両へに向かうところに貼ってありました。ちょうど階段とエスカレータの前です。

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 前方が、「あべのハルカス」へ行く改札口です。

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 この場所は、大学に向かう人には、振り返らない限りは目に留まりません。
 しかし、大学から来た電車が終点なので、ここから乗り換える人には、ちょうどホームを移動する時にエスカレータや階段を降りる視線の先なので、よく見える最適な場所です。

 和歌山駅では、どのような場所に掲示されたのか、確認をお願いできる関係者がいないので、見かけた方からお聞きするしかありません。このブログを見てくださっている方で、和歌山駅で乗り降りなさっている方からの情報を、お待ちしています。

 今回、ポスターを駅に貼り出したことによる反応を見ながら、今後とも続く翻訳本のミニ展示の宣伝方法を検討したいと思います。
 新たなメディアへのアピールも考えていきます。連絡をいただければ、おうかがいしてご説明いたします。多く方に知っていただく方策を練っているところです。
 
 
 

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2017年06月15日

関西学院大学で開催された科研費改革説明会に行って

 科研費改革説明会に行ってきました。西日本地区は、兵庫県西宮市にある関西学院大学中央講堂が会場です。

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 公務出張として行ったので、授業は休講となり、後日補講をすることになっています。学生さんたちには、予定を狂わせて申し訳ないことです。

 京都の自宅から兵庫にある関西学院大学まで、事前のチェックではちょうど2時間かかります。スマートフォンのナビを頼りに、バスや電車を乗り継いで行きました。
 道中、自分が平和ぼけしていることを痛感しました。電車は時刻表通りに走るものだ、と思い込んでいたことです。
 海外では、いやというほど、電車が予定通りには走らないことを体験したはずです。それなのに、日本の電車は遅れないものだと無意識にそう信じ、決めてかかっていたのです。
 今日も、電車が遅れたために、4回乗り換えるうちの2回目で早くも乗り継ぎが狂い出しました。
 おまけに、西宮北口駅の構内では、阪急今津線の乗り換えホームで右往左往しました。上りと下りのホームが、予想外に遠く離れていたのです。上り下りの電車は、同じホームの左右か向かい合っているものだ、という先入観があったのです。

 また、乗り降りにはICカードの「PiTaPa」を使っています。これが、今日は何度かエラーになり、うまく読み取ってくれませんでした。自動改札では、わざわざケースからカードを取り出して、しっかりとタッチし直しました。阪急のタッチセンサーは、感度が緩めなのでしょうか。
 駅の売店では、何度タッチしてもまったくダメです。しかたがないのでカードをあきらめ、財布から現金を取り出す始末です。私のカードが劣化しているのでしょうか?

 日頃、大学への通勤では何も問題がないので、今日は運とタイミングの問題だったかもしれません。ICカードは、まだ未発達のツールなのでしょうか。

 さて、肝心の科学研究費補助金に関する説明・解説では、現状の分析を踏まえながら、新たな改革について説明がありました。

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 これまでの360の細目を再検討し、審査のための区分を「大 中 小」に再編して刷新されたのです。つまり、これまで以上に審査区分を意識した申請書類を作成することが求められるようになったのです。
 今日の話の内容は具体的で、わかりやすい説明でした。特に、本日の主眼であった新たな審査システムへの移行については、来年度に向けての応募・申請書の対策を考える上で、非常に参考になりました。

 審査員の方々のかかわり方が違ってくるので、申請書類の書き方も変わってきます。
 これまで、25年にわたり科研費のお世話になって研究をしてきた私は、今後は申請書類の書き方を再考することにします。特に私が得意としてきた大型科研は、総合・合議審査になるのです。実際に顔を突き合わせて討議がなされるそうなので、それを経ての評価が良い意味で揺れることが想定されます。これは、より客観的に審査がなされることになる、とのことでした。
 基盤研究のBやCは、審査員の元に送られて来る他の方の評価情報を参照しながら判断するので、これもこれまでよりも客観的な判断が下されることになるようです。
 いくつか変更点についても報告がありました。連携研究者の記載は不要になるそうです。

 今年は、10万件の申請が予想されています。科研の採択率は、全体的に見渡すと26パーセントだそうです。挑戦的研究の採択率は10パーセントだということなので、これは挑戦のしがいがあります。
 昨年度までそうであったように、基盤整備(A)と挑戦的研究は、中区分として重複して申請できることも確認しました。これから、来年度に向けた戦略を練ることにします。

 現状では、科研費は研究者にとって、命綱とでも言えるものとなっています。研究者を支援するこの制度を大いに活用して、実りある研究を展開したいものです。

 具体的な申請書類の作成にあたっては、ここで手の内を公表すると、自ずから自分が申請する課題の採択が危うくなりかねないので、書くわけにはいきません。みなさん、一緒に挑戦しましょう、という呼びかけで、今は核心をずらしておきます。

 帰りがけに、九州からおいでの観光学を専門にしておられる若手の方と、親しく情報交換をしました。さまざまな分野の方々とのコラボレーションを、今後とも楽しみにしています。
 
 
 

posted by genjiito at 21:07| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年06月14日

ブログの記事に挿入したリンク先を修正

 このブログ「鷺水庵より」は、プロバイダーから提供されている「さくらのブログ」によって、毎日発信しています。

 本年3月までは、「鷺水亭より」と題して「イオブログ」から発信していました。その「イオブログ」が突然閉鎖されることに伴い、「鷺水庵より」と改名して「さくらのブログ」から再スタートを切りました。3月14日のことです。

 「イオブログ」で発信し続けていた3,635本の記事は、紆余曲折を経て「さくらのブログ」に引っ越しをしました。「ブログを従来の「鷺水亭」から、この「鷺水庵」へ完全に移行しました」(2017年03月14日)という記事が、その分かれ目となるものです。

 私のブログは写真が多い上に、記事の中で他の記事へのリンクも頻繁に貼っています。そのためもあって、そっくりそのまま引っ越しをするのは至難の業でした。
 画像は何とかなっても、リンク先の変更まではできません。つまり、それまでのリンクをクリックすると、次のようなエラーの表示が画面に出てきます。

170614_eo-error.jpg

 気づいた記事のリンク先は、いくつかは修正しました。しかし、まだ9割以上は対処が追いついていません。

 最近の例で言えば、「いまだに両足の調子がよくないこと」(2017年06月07日)という記事の中の11個のリンク先は、すべてに上記のエラーが表示されます。本当に申し訳ないことです。

 本日、上記の「いまだに両足の調子がよくないこと」(2017年06月07日)のリンク先を補正しました。

 今後とも、リンク箇所をクリックした時にエラーが出ないように、少しずつ書き換えていきます。いましばらく、作業のための時間をください。
 
 
 

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2017年05月17日

『週刊 東洋経済』の大学ランキングを見て夢が膨らむ

 『週刊東洋経済 臨時増刊』(東洋経済新報社、2017.5.24)が、「本当に強い大学 2017」を特集しています。全国765大学を調査した結果を公表したものです。

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 その総合ランキングのベスト3は、どなたもが予測できる大学が並びます。
 その中で、先月からお世話になっている大阪観光大学が、300校中の101位になっています。

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 この調査結果は、大学関係者をはじめとして誰もが予想だにしなかったことです。嬉しい誤算の一言です。しかも、私は18年前までは、短期大学だったここにいたのです。とにかく、大学をあげて意欲的に新しいことに挑戦する姿が、日々鮮明になっています。この大学の今後が、ますます楽しみです。夢が膨らみます。

 例えば、教育力の項目に、科研費の数値が上がっています。これは、昨年の2016年度に採択されたものです。今年度は、私が着任早々に基盤研究(A)を獲得したので、来年はこの数字が5倍になります。
 今日は、科研費を獲得するための秘策を、観光学部と国際交流学部の両学部のみなさんと一緒に考えていました。そこへ、このニュースが飛び込んで来ました。ホット過ぎるニュースです。科研費をもっと取ろう、と意気も跳ね上がります。
 この活力がみなぎることになる記事を見て、あらためて夢が夢ではなくなったことを、教職員全員が思っているはずです。

 全国300大学の中にランクインしただけで驚喜するところを、さらに「国際力」という項目ではトップ50にランクインし、それも東京大学に次ぐ第7位です。

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 このことによって、まったくの無名大学の名前が知られるようになることは慶事です。さらには、関係者がみんな明るい気持ちになるのです。こんな嬉しいニュースはありません。
 ここに掲載した順位表を、何度も何度も見直すのは、私だけではないはずです。
 来年は、もっといい評価をしてもらえるように、私なりに力を尽くせるよう気持ちを引き締めています。
 
 
 
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2017年04月26日

2つのホームページの不具合に関するお詫び

 私が研究成果の一部として公開している科研のホームページ「海外源氏情報」において、現在いくつかの不具合が確認されています。
 特に、オンラインジャーナルとして好評だった『海外平安文学研究ジャーナル』に関しては、やむをえずダウンロードを一時的に停止せざるを得ない事態となっています。楽しみにお待ちいただいていた方々には、この場をお借りしてお詫びいたします。

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 その他、いくつか不具合のご教示もいただいています。

 この不具合は、先月の3月30日に『海外平安文学研究ジャーナル インド編2016』と『海外平安文学研究ジャーナルvol.6.0』を公開し、ダウンロードを開始できるようにした直後に発生したものと思われます。このダウンロードの仕掛けに問題があることがわかったのは、公開翌日の3月31日でした。

 昨秋開催した、インドでの「第8回 国際日本文学研究集会」に関する報告書『海外平安文学研究ジャーナル インド編2016』をお待ちいただいていたみなさまには、あらためてお詫びいたします。また、『海外平安文学研究ジャーナルvol.6.0』に寄稿していただいた皆さまにも、心よりお詫びいたします。

 誠心誠意編集した報告書を、どなたにも読んでいただけないままになっていることについては、担当者一同、忸怩たる思いでいます。4年間取り組んで来た科研が終了する直前に、このような不手際が発生したことに対しては、その対処に今も窮しているのが現状です。

 また、同じサーバーを使った「NPO法人〈源氏物語電子資料館〉のホームページ」にも、エラーが発生しています。

 これらの不具合の原因は、現在調査中です。しかし、原状復帰にはいくつかの困難が伴い、今はその修復を断念せざるをえない状況にあると思っています。

 現在、本年度より採択された科研がスタートする時でもあります。これまでのホームページ「海外源氏情報」は新しい科研のホームページに吸収合併することで、こうした事態を解決したいと、その方策を検討しているところです。そのため、『海外平安文学研究ジャーナル』(オンラインジャーナル)のダウンロードについては、今しばらくお待ちいただきたいと思っています。暫定的に、新しいホームページが公開できるまでの間は、このブログで『海外平安文学研究ジャーナル』(オンラインジャーナル)がダウンロード出来るようにすることも検討中です。

 NPO法人〈源氏物語電子資料館〉のホームページに関しては、「従来のイオネットからのサイト」を復活させることで、緊急避難としての対処を考えています。

 いずれにしても、5月の連休明けまでには何らかの対処をいたしますので、いま少しの時間をいただきたく、ご寛恕のほどをお願いいたします。とりいそぎ、現状の不具合の報告と、今後の対応についての報告といたします。
 
 
 

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2017年03月23日

東京電力だけ引っ越しに伴う解約ができません

 東京を引き払うために、いろいろな契約を解除しています。
 郵便、電話、インターネット、水道、ガスは、何の問題もなくクリアしました。
 しかし、東京電力だけは、延々と時間との格闘の末、今の私の力量では不可能であることがわかりました。
 今日はギブアップします。
 書くと、今日の数時間の孤軍奮闘が長文となります。
 そんな余裕がないので、書くのは控えておきましょう。
 スーっと解約できた方にとっては、何をそんなに時間と手間をかけて遊んでいるのか、と思われることでしょう。
 それが、一度嵌まると、この伏魔殿への道はまったく開けません。
 解約をするだけのために、ネットの会員になれというので、仕方なく面倒な手続きをしてなりました。
 しかし、それも登録情報が一致しないとのことで、無情にも弾かれます。
 この解約という一時を果たすためだけに会員になったようなのに、中に入れてもらえないのです。
 電話はもちろんのこと、ネットでもコミュニケーションがとれないのです。
 電話は、午後6時を過ぎると非常電話に切り替わり、恐ろしいことになります。
 スマホを再起動させないことには、電話は切れません。
 東京電力は、原発事故の対応でもわかるように、国民から遠い、ハードルが高い会社のようです。
 おそらく、できる時には、あっけなく簡単に解約できるのでしょう。
 さて、明日の再挑戦はどうなるのでしょうか。
 まさかの場合には、日比谷図書文化館の近くにある東京電力の本社へ行けば、解約できるのでしょうか。
 やることは山ほどあるのに、この東京電力の解約作業にとてつもないエネルギーが吸い取られています。
 日頃は気づかないことなのに、こんな時に限って見たくもない姿に出くわし、いやな思いをさせられています。
 東京電力さん、勘弁してくださいよ。
 
 
 

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2017年03月10日

またもや壊れたシュレッダーを交換する

 ちょうど一週間前に、「情報をなかったことにする小道具」(2017年03月01日)という記事を書きました。
 ところがその数日後に、新しく購入したシュレッダーも動かなくなったのです。いかにも、私によくありがちなトラブルです。もう慣れています。
 製品に記されていたサポートの部署に、フリーコールで電話をしました。症状を説明すると、いくつか確認がありました。
 一度に多くの紙を入れなかったか、とか、長時間連続して使わなかったか、ということです。それには十分気をつけたはずであることを伝えると、あっけない程す早く、不調の商品を引き取って、新品と交換するということです。
 自問自答していました。どうしてこんなことになったのか、どうしたら一番よかったのか等々、いろいろと思い悩みました。それが、呆気なく本体交換となり、拍子抜けです。
 すぐに同等品を送るので、使えなくなったシュレッダーは配達業者が回収する、とのことでした。この迅速な応対には好感を持ちました。
 思い出すだけで複雑な思いがします。これまでに使っていたものが壊れ、先週購入したばかりのシュレッダーが、またもや使えなくなったのです。モーターが空回りするだけで、紙が中に入って行きません。ウゥーンウゥーンという唸るような音だけがします。
 購入した日に、数枚試しに使いました。そして先日、初めて実際に書類を裁断したのです。そして、紙屑を溜めるボックスが一杯になったので一度捨て、その後、再度使おうとしたら、もう紙が吸い込まれなくなっていたのです。自動モードはもとより、正転や反転というモードでも同じモーター音がするだけです。
 意外な幕切れでした。
 
 アップルなどがそうであるように、何か問題があると、とにかく新品と交換する風潮があります。よく言えば、その製品の故障個所をじっくり確認し、検討を重ねて改良に役立てようという姿勢の表れだということになります。ユーザーに無用で気分の良くない状況に置かないのはいいことです。
 昨日から、無事に届いた交換品のシュレッダーの投入口に、また紙を吸い込ませて、裁断を続けています。今度は大丈夫のようです。書類を裁断して処分する作業が、また始まりました。本を処分する時とは異なり、紙類の裁断は精神的な疲れはなく、かえって気持ちはすっきりします。
 10日ほどの間に、3つものシュレッダーを使うことになりました。今回は何事もなく、不要になった紙の裁断という残務処理が、何事もなく終わることを祈っています。
 
 
 
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2017年03月06日

突然ベトナムのホテルから予約完了の通知が来ました

 今日、突然のことながら、ベトナムのダナン市にあるホテルから、宿泊予約が完了した旨のメールが来ました。
 3月下旬に、大人2人、子供1人で、私が一泊の旅をするのだそうです。
 自分のことながら、寝耳に水です。

 メールを調べると、その1分前に、私の Googleのメールアドレスを騙って、ブッキングコムのアカウント登録が行なわれていました。
 そして、私がそのメールアドレスの認証をすると、この登録メールアドレスが有効化する、とあります。
 もちろん、そんな認証など、自分の手でするはずがありません。

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 しかも奇妙なことに、有効化の手続きをしてもいないのに、その【1分後】にブッキングコムから「予約確認」のメールが、件の私が登録したというメールアドレスに来たのです。
 予約番号も暗証番号も明示され、デラックス・キングルームが確保されているようです。
 おまけに、「クレジットカードによって予約が確定・保証されました。」とあるので、どうなっているのかますます不可解です。

 私は3年前にベトナムのハノイとホーチミンへ行きました。
 しかし、ダナン市は知りませんし、今のところ用事もありません。
 折も折、東京を引き払う直前のこの多忙な時期に、家族と豪遊旅行をすることになっています。

 送られてきたメールの情報は信用できないので、ネットでブッキングドットコムの連絡先を調べ、電話で直接確認をしました。
 思い当たることがないことを伝えると、予約番号と暗証番号を確認してから、私の情報をチェックしてくださいました。
 そして、連絡用電話番号が、私には身に覚えのないものであることがわかりました。
 私の住所録で調べても、ブッキングコムの方がおっしゃる電話番号を持つ人は、私の身の回りにはいません。

 とにかく、身に覚えのない、当該ホテルへの宿泊予約であることを伝えると、一応は了解してもらえたようで、調べてくださいました。
 そしてその後の連絡で、宿泊ホテルに確認中なので、わかり次第にメールで報告をしてもらえることになりました。

 とにかく、キャンセル料が発生するようなので、大至急対処してもらうことにしました。
 送られてきたメールには、次のようにキャンセル料のことが明記されているのです。


現在のキャンセル料: US$55.90
この予約のキャンセルには、キャンセル料が発生いたします。


 明日の宿泊予約ではなくて、まだ2週間以上もある予約なので、慎重に対処する時間はあります。

 私の個人情報が漏れているのでしょうか。
 早速、思い当たるIDのパスワードを片っ端から変更しました。
 これだけでも、大変な作業であり、手間がかかります。

 ということで、私への連絡がある方は、現在調査中となっている Gmail 経由は避けていただいた方がいいかと思います。
 このブログのコメント欄を利用していただくのが、今のところは一番いいかと思います。

 誰に、どのようなメリットがあるのか、私にはまったくわかりません。
 とにかく、迷惑なことに時間と手間をとられることとなり、本当に困っています。
 
 
 

posted by genjiito at 20:38| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年03月01日

情報をなかったことにする小道具

 家庭用のシュレッダーを、重宝して使っています。A4の紙が一度に5枚ほど裁断できるものです。
 もう古くなり使わなくなったシュレッダーは、うどんのように細長い紙が出てきました。これは、裁断する方向によっては、書かれている文字が読めるのです。
 最近のものは、紙吹雪のように切り刻まれて出てきます。
 今回の引っ越しでも、このシュレッダーは大活躍しました。個人情報が記された書類や、古くなった名簿、そして住所録に取り込んだ後の名刺などは、こんな時にしか処分することがありません。いつかいつかと思いながら、知らず知らずに溜まっていたのです。
 一気に処分しようとしたせいか、愛用のシュレッダーがモーター音だけを唸らせるようになりました。どうやら、硬質プラスチックの歯車が割れているようです。長時間にわたって、連続して使ったことが壊れた原因のようです。
 すぐに別のものを買いに行きました。家庭用なので、安く購入できます。選択肢は30種類以上もあり、店員さんに相談して迷いながらも、コンパクトなものを選びました。まだまだ、裁断して処分したいものがあるので、少しでも長く連続使用に耐えられるものにしました。
 数十年前までは、個人がシュレッダーを持つなどということは、とても考えられないことでした。せいぜい職場にあるものでした。それだけ生活環境が変化し、プライベートな印刷物が増えたのです。
 そんな中で、郵便物の宛先が読めないようにするために、100円ショップで買ってきた千鳥格子柄のスタンプも重宝しています。
 この他に今気に入っているものは、消せるボールペンです。ペンの軸に取り付けられた柔らかい樹脂の塊でこすると、いつでも文字や絵が消せるのです。目まぐるしく変わる手帳のメモ書きにはもってこいです。
 いろいろと便利な小道具を手元に置いて、せっせと個人情報を隠すことに時間を割いています。
 
 
 

posted by genjiito at 22:30| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月28日

インターネットが使えなかった一日

 子どもたちは、インターネットにどっぷりと浸かる日々のようです。
 内閣府の調査によると、青少年は1日に何時間もインターネットを使っている、ということです。そうはいっても、さして驚きません。便利なのですから。それよりも、いつ、どこで、だれが、だれに、どのようにして聞いた調査なのか、ということが気にかかります。統計は如何様にでも操作出来るからです。

 それはさておき、求める情報をいかに的確に、しかも早く手にするかということは、生きざまを大きく変えます。そのスキルが求められるのが、今の時代だと思います。その適応能力は、若いうちに鍛えておくべきです。ネットで何を見て、何をするかは別にして。

 30年近く前に、出先や海外のホテルから、音響カプラを電話機に取り付けて通信をしていました。ピーヒョロヒョロと鳴る音に耳を澄ませながら、タイミングを見計らって回線にデータを流していた頃と、今は雲泥の差です。

「再録(3)インターネット以前の奮闘劇〈1997.2.13〉」(2009年10月25日)

 今の便利なインターネットを、日々の中で活用しない手はありません。
 とはいえ、今日の職場でのネットの環境は最悪でした。午後6時に研究室を出るまでに、結局インターネットにはつながりませんでした。仕方なく、メールなどはiPhone で確認したのですから、無駄の多い時間の一日を過ごしました。

 このところ、ネットに接続する環境に恵まれていません。データのほとんどをクラウドやエバーノートに置いているので、つながらないと仕事の能率に直撃です。

 結局、今日はインターネットにつながるのを待ちながら、引っ越しの荷造りをして終わりました。本の処分が捗ったのでよしとします。しかし、目の前には大画面のパソコンがあるのに、手元の小さなiPhone の画面とにらめっこで情報を確認しているというのは、まさにマンガです。成熟した情報社会から、突然人里離れた自然の中に身を置いた一日となりました。

 私は、ネットがなかった時代から今を見ています。それに引き替え、生まれた時からずっとネットがある生活をしている若者たちは、突然のネットレスの状態をどう思うのでしょうか。意外と、不便がもたらす新鮮さを楽しむのかもしれません。情報に振り回されない、自分を見つめるいい一日だった、と。

 そうした中で、インターネットの次の時代が待ち望まれています。次は、どのような仕掛けが登場するのか、大いに楽しみにしているところです。若い子たちから、インターネットを使っていたの? と言われる日が近いようです。
 
 
 

posted by genjiito at 22:41| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月27日

文字読み取りアプリ「e.Typist Mobile」で資料整理中

 さまざまな資料を整理しています。
 その中で、特に冊子やパンフレットや切り抜き記事などの処分は、その始末に困ります。
 そんな時、PDFのファイルにした後、 iPhone のアプリである「文字認識・OCRソフト e.Typist Mobile」(Media Drive Corporation、\960)は重宝しています。これまでにも、本ブログに引用したテキストのほとんどは、このアプリで文字認識をしたものです。

170227_e.Typist-Mobile.jpg

 ネットでの評価を見ると、惨憺たるものが散見します。しかし、何かと欠陥商品を摑まされる私なのに、これは快適に使えるアプリです。ほぼ毎日使っています。
 開発が2012年であり、2014年から更新が止まっているので、不安に思うことがあります。しかし、特に今は不自由を感じないので、このまま使っていくつもりです。
 かつては、パソコン用のマッキントッシュ版の「e.Typist」があり、それを便利に使っていました。しかし、販売がウインドウズ版のみとなり、どうしたものかと思っていたときに、この「e.Typist Mobile」に出会いました。
 確かに、撮影の仕方によってはとんでもない文字列になることもあります。しかし、それは大した問題ではありません。すぐにその場でさっと文字化できることが、一番重要だと思っています。
 今日もiPhone を片手に、「エバーノート」と富士通の「ScanSnap」と「e.Typist Mobile」を駆使して、身辺整理を進めています。
 
 
 

posted by genjiito at 20:30| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月24日

グーグルからの不可解なメッセージと確認のメール

 iPhone を使っていて、グーグルに届いているメールを読もうとした時でした。
 突然、首を傾げるメッセージが表示されました。
 「Googleアカウントが変更されました」というメッセージが表示され、ユーザーIDとパスワードの入力を求められたのです。
 システムが更新されたのかと思い、迷いながらも様子を窺いながら、ログインをし直しました。
 すると、いつものように使えるようになりました。
 何となく不審な振るまいに、何事かと用心しながら操作を続けました。

 その前後だったでしょうか、不可解なメールが届きました。

170224_Google.jpg

 昨日のブログに書いたように、このところ利用しているネット環境が不安定なので、それに関連することなのかと戸惑いながら、メールを注意深く読みました。
 どうやら問題はなさそうです。

 届いたメールは


●●さん、新しい端末をお持ちですか?
iPhone からのログインをご確認ください


とか、


このアクティビティに心当たりがありますか?
最近使用した端末を今すぐ確認してください。


というものです。

 ネットで調べると、「一部のGoogleユーザーが強制ログアウトに困惑」という記事がありました。


Googleのサービスを利用しようとした際に、「Googleアカウントが変更されました。セキュリティ保護のためもう一度ログインしてください」と表示され、強制ログアウトされていることが分かった。
(中略)
 グーグルは、Google アカウントのヘルプセンターを更新。「一部のお客様におきまして、Google アカウントが変更された旨の通知が送付されていることが判明しております。調査の結果、本メッセージはフィッシングやアカウントのセキュリティに影響するものではないため、ご安心ください」と説明し、再度ログインすれば通常通り利用できるとアナウンスしている。

 現在、強制ログアウトの原因をグーグルに確認しているが、2月24日14時時点では回答を得られていない。(CNET Japan 藤井涼 (編集部))


 私の場合もこれなのでしょうか?
 2段階認証を利用しているので、再度のログインに少し手間取りました。しかし、今のところ不審な動きはなさそうです。

 とにかく、もう少し情報を集め、様子をみるこしとにします。
 私へのメールによる連絡などは、明日25日(土)以降にしていただいた方がいいかと思います。

 電子メールが大切なコミュニケーションの道具となっているので、一日も早く安心して使える状態になってほしいものです。
 ということで、今日はコンピュータの利用を控えることにします。
 
 
 

posted by genjiito at 20:52| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月23日

メールの連絡を取りこぼしていることへのお詫び

 今週2月21日(火)午前8時から、明日24日(金)午後10時までの間は、通信環境が安定しないため、メールなどの確認が十分にできていません。
 東京から京都への引っ越しに伴い、iPhone だけを頼りにしての通信環境だったからです。可能な限り返信などはしました。しかし、いつものように私にはさまざまな機器のトラブルがつきものなので、多くの方はまたか、と思っておられることかと思います。毎度のことですみません。
 なかでも、ワード文書・エクセルデータ・PDFファイルなどの添付物は、閲覧できないものが多々あるようです。テキストはおおむね読めています。
 明日24日(金)午後10時以降は、これまで通りに通信環境が整います。
 申し訳ない対応しかできていない方には、もう少し時間を頂戴することで対処しますので、しばらくお待ちください。
 復旧を断念する中で、取り急ぎ、お詫び方々、、、
 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月21日

毎日新聞は今日21日で創刊145年を迎えました

 毎日お世話になっている新聞のことです。
 「毎日新聞」は、明治5年(1872)の今日2月21日に、「東京日日新聞」として創刊されました。今日でちょうど145年を迎えることになったのです。
 「讀賣新聞」の創刊が明治7年(1874)11月2日、「朝日新聞」の創刊が明治12年(1879)1月25日なので、現在も発行している日刊全国紙としては一番早いものだと言えます。
 明治44年に、「大阪毎日新聞」と「東京日日新聞」が合併して全国紙となりました。

 なお、「点字毎日」は、大正11年5月11日に週刊の点字新聞として創刊されました。日本で唯一のものです。「毎日新聞」も、日常的に障害者の問題を意識的に取り扱っています。この点は、他紙が何か社会的に問題が起きない限りは記事にしていない実情を思うと、これはすばらしいことだと思います。

 私は、「毎日新聞」の記者である姫野聡さんが、拙著『新・文学資料整理術パソコン奮戦記』(桜楓社、昭和61年)を新聞で取り上げてくださったのが契機となり、幸運に恵まれるようになりました。姫野氏のおかげで、今の私があると思っています。
 大谷晋也氏、谷口敏夫氏との出会いは、姫野氏が取り上げてくださった「毎日新聞」がなかったらありえないことでした。このことは、「27年来の仲間を思い出しながらの追善供養」(2013年08月04日)に書いた通りです。
 以来、折々に他の記者の方からの取材を受けるようになって、「毎日新聞」を親しく読むようにもなりました。

 それまでは、「朝日新聞」だけでした。
 親が購読していたことと、私が学生時代に「朝日新聞」を配達していたことから、これが一番馴染みのものでした。しかし、慰安婦問題を通して「朝日新聞」の実態を知るようになり、すぐに「朝日新聞の講読を解約する決断」(2014年09月11日)をしました。青春と共に歩んできた「朝日新聞」と縁を切り2年半。それ以降も見るに堪えない記事を何度か目にすることがあり、「朝日新聞」の解約は適切な判断だったと思っています。

 「朝日新聞」は、インテリと呼ばれる一群の読者層を意識した、知的刺激に満ちた口調で記事が書かれています。それとは対照的に、「毎日新聞」はあまりにも客観的に記事が書かれているために、インパクトに欠けます。しかし、無理に読者の知性を刺激することに腐心することのない姿勢に、今では好感を持っています。「朝日新聞」一辺倒だった頃には、このような大人の論調の味わいに気づきませんでした。

 もっとも、「朝日新聞」の白石明彦氏には2007年に取材を受けて以来、何度か記事にしていただきました。その新聞記者としての感性だけに留まらず、日本語へのまなざしにも敬意を抱いています。
 なお、「毎日新聞」の佐々木泰造氏の記事も、楽しみにして読んでいます。

 「毎日新聞」と「朝日新聞」以上に好きなのは、「京都新聞」です。
 これは、とにかく楽しい記事が満載の、日本文化を見直し、新たな文化が進展していることを気づかせてくれる新聞です。「朝日新聞」の無理やり批判的に語る口調とは対照的な、日常レベルでの知的刺激に満ちた新聞です。
 春からは、この「京都新聞」と共に日常の生活を楽しむことになります。
 
 
 

posted by genjiito at 23:10| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月14日

【復元】痛恨のパソコン文書の消失

 今回も、コンピュータを操作している時に、不注意による誤ったキー操作でデータが消えてしまった時の話です。
 最近は、こうしたトラブルは減りました。コンピュータの機能が向上したせいもあります。
 悔しい思いをしながら、今に至っている過去の失態の記録です。
 
(※以下の記事は、平成19年3月に消失したブログの復元です。)
 
 
********************** 以下、復元掲載 **********************
 
2006年6月16日公開分
 
副題「一瞬のキー操作のミスから」
 
 また、今日も文書を消してしまいました。パソコンのキー操作を誤り、一瞬にして3時間かけて書いていた文章がなくなりました。こんな悔しい思いを、これまでに数え切れないほどしています。懲りない自分を叱咤しているところです。負けるな、と。
 特に最近は、コンピュータと距離を置こうとする自分に気づくことが多くなったので、これも、そろそろスローダウンの生活に入れ、という啓示なのかもしれません。心して事態を客観的に見つめたいと思います。老化が加速したため、という事実を追認しないためにも。

 今回は、思いつくままに調子よく文章を入力している最中に、何を思ったのかショートカットキーで何かをしようとしたようです。何をしようとしたのかは、もう思い出せません。とにかく、その瞬間に、目の前の文章がパッと消えました。いろいろと回復処置を試みました。しかし、もうお手上げです。

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 昔から、考えながらパソコンのモニタに向って文章を書いていて、ついつい熱中して文書の保存を忘れる癖がありました。そんな時に限って、パソコンがハード的にフリーズしたり、ソフトが暴走したりするのです。夜空に向って「オーィ」と叫びたくなります。保存しておけばいいのに、調子にのってドンドン書き進めていると、何でもない保存という行為をツイツイ怠るのです。もう少し書いてから保存しよう、などと思っているときに、天罰のように災難が襲いかかります。

 もう20年以上もの間、懲りもせずに繰り返す失態です。テキストエディタに入力してから加工することにしています。そして、よく使うエディタは、1分置きに自動的に保存するように設定しています。それなのに、今日はいつものエディタを使っていなかったのです。ネットのフォームに、直接書いていたのです。

 こんな痛恨のエラーを繰り返しながら、今に至っています。消えたのだから、しょせんその程度の文章だったのだ、と自分を慰めています。パーソナル・コンピュータの草分けと言われながら、それにふさわしく足をとられて転び続けているのも、草分けならではの試行錯誤の証だということにしておきます。失敗に学ぶことの少ない私です。しかし、コンピュータ業界の方々には、「人間はミスをする」ということを前提にした上で、ハードやソフトを開発してもらいたいと願っています。
 

********************** 以上、復元掲載 **********************
 
 
 
posted by genjiito at 23:19| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月11日

【復元】デジタル時代におけるデータ管理の危うさ

 私のブログは、サーバーのクラッシュなどにより、何度か消滅しました。平成16年12月から平成18年9月までに書いたものの多くが、まだ再建できていません。
 欠けたままの記事を手を尽くして探し出し、見つけ出したものから、折々に復元しています。

 以下の記事は、こんなことをしていました、という活動報告の一例です。『陽明文庫本源氏物語を読む ―桐壺― 』という本の編集を考えていた時のものです。これはまだ実現していません。今の状況から見れば、これに加えて『池田本源氏物語を読む ―桐壺― 』というものも並行して対処すべき課題といえるでしょう。

 また、ここで話題にしている『源氏物語別本集成 正 続』は、その翻字方針を変更したこともあり、今はそのすべてをリセットした上で、「変体仮名翻字版」で作り直しているところです。
 いずれにしても、膨大な翻字データを扱っていることには変わりがないので、次世代に引き継ぎながらも、慎重に補訂して更新しているところです。
 
(※以下の記事は、平成19年3月に消失したブログの復元です。)
 
 
********************** 以下、復元掲載 **********************
 
2006年2月6日 公開分
 
副題「管理していた情報の一部が知らぬ間に移動」
 
 昨春より、『源氏物語』の陽明文庫本を、10人ほどの人たちと輪読しています。昨年末に「桐壺」を終えました。今秋には、これまでの輪読の成果を書籍として刊行する準備を進めています。書名は『陽明文庫本源氏物語を読む ―桐壺― 』とする予定です。『源氏物語別本集成』が本文資料集なので、その解釈・鑑賞・研究とでも言うべき活動を開始したしだいです。毎月最終月曜日の午後6時から国文学研究資料館で、毎回レポーターを決めて読み進めています。今年は第5巻の「若紫」を読みます。

 今月末の輪読会から「若紫」に入ります。輪読会でみなさんにお配りする基礎資料(17種類の古写本の翻刻本文の校合資料)を作成しようとしていて、心臓が止まるほど驚きました。知らないうちに、これまでエクセルの表形式で管理していた『源氏物語』の本文群の一部が、同じ表の別の所(セル)に移動していたのです。

 異変が見つかったのは、『源氏物語別本集成』の第2巻に収録した古写本の本文データです。思いもよらぬ事態に、イスから弾き出されるように飛び上がり、すぐに書棚に直行し、まず陽明文庫本の影印本を確認しました。そして、『源氏物語別本集成』の翻刻本文と本文校異を確認しました。刊行した本文に、問題はありませんでした。ということは、『源氏物語別本集成』の第2巻が刊行された平成元年6月以降に、パソコンで管理していた本文データの一部が、何らかのトラブルで別の位置に動いたことになります。

 『源氏物語別本集成』の第2巻を刊行後の17年の間に、本文データの手直しに気づいたら、その都度、細かい修正補訂を繰り返し加えてきました。その過程で、私が操作ミスをしたのかもしれません。データの複写や貼り付けを繰り返しているので、マウス操作を間違ってデータを移動させたのかもしれません。いとも簡単にデータを修正や移動できるコンピュータ管理の利点が、容易にデータを別の場所に複写や移動をさせる、ということにもなり得るのです。便利さと簡便さの二面性だといえましょう。

 原因は不明です。しかし、長期間データの更新を繰り返していると、こうした不注意によるデータの変質が起こるのですね。すでにずっと昔のことですが、コンピュータの有用性に気づき、『源氏物語』のデータベース化に取り組んでから、もう20年が過ぎ去っています。ひたすら良質の本文データを作成することを心がけてきましたが、その維持・更新・継承にも、細心の配慮をすべき段階に至ったようです。とにかく、いい本文データを、次世代の研究者に引き渡したいと思っています。

 昨春より、『源氏物語別本集成 続 全15巻』がスタートしました。『源氏物語別本集成 全15巻』は、約10億字の古写本の文字を確認しました。今回の『源氏物語別本集成 続』では、約30億字の古写本の文字を確認点検することになります。そのため、15、6年前に作成した『源氏物語』の本文データに追加修正する作業を繰り返しています。今回冷や汗をかいたことをいい薬として、これまで以上にデータの更新作業とその管理を慎重にしたいと思います。

 デジタル時代におけるデータ管理の危うさを、今日、図らずも実感することとなりました。一見冷静さを装ってこうして報告を書いていますが、実は内心では、手元のデータのありように不安が覆い被さっています。膨大な情報を、それも長期間に亘って維持管理することの難しさを知りました。
 
********************** 以上、復元掲載 **********************
 
 
 
posted by genjiito at 17:44| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月08日

知財セミナー「データ公開時のライセンスと著作権」

 人間文化研究機構が主催する知的財産セミナーに、知的財産管理室員の一人として参加しました。
 今回の関東地区での会場は、国立国語研究所でした。お隣にある建物ということもあり、会議の合間を縫ってのセミナー参加です。しかし、今どきのホットなテーマであり、多くの問題提起がなされたものだったこともあり、最後まで興味深く伺いました。


「データ公開時のライセンスと著作権」
福井健策(弁護士・日本大学芸術学部客員教授)


 今回のテーマは、個人的にもホームページやブログで日々直面する問題です。その意味から、少しでも多くの最新情報と対処策を教えてもらう機会となりました。

 専門的な立場からのお話はものの見方が多角的に広がり、また落ち着く先が見えてくるので萎縮しなくなるので安心します。

 まず、著作権に関する基本的なことの確認がありました。


どんな情報が著作権で守られるか

著作物︰思想・感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの

著作物の例︰
@小説・脚本・講演など A音楽 B舞踊・無言劇 C美術 D建築 E図形 F映画 G写真 Hプログラム

--------------------------------------

著作物から除かれる情報

@定石・ありふれた表現

A事実・データ
⇔編集物・データベースは素材の配列や構成が独自の著作物
※個別のデータに保護及ばず

Bアイディア
・基本的な着想・企画案︰猫の一人称で●
・ルール・法則・方法︰料理のレシピ、空気遠近法

C題号・名称・単純なマーク(原則として)
・俳句・標語・短いフレーズは著作物か

D実用品のデザイン(原則として)


 以下、お話を伺いながら、自分なりの理解が及んだところをメモとして列記しておきます。


・心配し過ぎると何も出来ない
 しかし、知財の法定刑は重い
・引用は10%未満が無難
・試験問題は無許可で使える
 ただし、過去問題集の権利の確保が必要
・やむを得ない改変は理解されつつある
・明瞭に白黒が付けられる例は少ない
・大きいリスクと小さいリスクの付けることが大切
・情報過多時代、大量コンテンツ時代になり、アメリカはフェアユースの例外を設定
・オープン・ライセンスへの期待(クリエイト・コモンズ・ライセンス)
・ウィキペディアは利用の権利処理の手間が軽減される
・国内外の50%は権利者が見つからないため(孤児化)、忘却や散佚化を防ぐためにもCCマークは有効
・引用の中に要約は問題なし。グーグルは3行位としているようだ


 本日のお話を通して、池田本の校訂本文を試作版として配布することは、「フリーミアム」ととらえたらいいように思いました。
 「フリーミアム」という聞きなれないことばについて、ご教示いただいた「ウィキペディア」を早速引用すると、次のように記載されているものです。


フリーミアム(Freemium)とは、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。英語圏ではビデオゲームの場合、フリー・トゥ・プレイ(英: Free-to-play、F2P)という。
無料サービスや無料製品の提供コストが非常に小さい、あるいは無視できるため、Webサービスや、ソフトウェア、コンテンツのような無形のデジタル提供物との親和性が非常に高い。


 つまり、無償でも有償でもなく、当座は無償で配布しても、後で実費による配布とするもの、ということです。 

 講演の中でも、終了後も、多くの質問が出ました。参加なさっていたみなさまも、データに関する権利について、日々困っておられるようです。曖昧な点が多く、さまざまな場合が想定される問題だけに、割り切れなさが残るのは仕方のないことです。少しずつ意識を高めるということで、こうした機会を利用して権利意識に磨きをかけたいと思います。

 なお、2年前の知財セミナーについては、「知的財産セミナーで権利について学ぶ」(2014年11月20日)に記しました。

 
 
 
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2017年01月06日

情報発信サイトを2017年春に整備する予定

 現在、さまざまな情報を、ホームページやブログを通して発信しています。
 2017年4月から生活が京洛に移る関係で、ウェブサイトに関しても発信の母体となる通信の環境を整備する予定です。
 詳細はまた後日お知らせすることにして、現在の見通しを取り急ぎまとめておきます。
 それぞれのサイトは、いずれも多くの方々に見ていただいているので、途切れることのないように新しいサイトにつなげていくつもりです。
 これまでと変わらぬご支援のほどを、よろしくお願いいたします。
 
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【A】サイトのアドレスが変わるもの

■ブログ■
「鷺水亭より」
(平成29年3月31日まで)

〔少しずつ移行〕

「鷺水庵より」
(平成29年3月31日より完全移行)
(すでに入れ物は出来ています)

※このブログは、運営者側の都合により、サービスが閉鎖されるために移行するものです。
 私は情報発信サーバー関しては不運続きで、1995年以降、現在のサイトは6社目です。利用していたサーバーがクラッシュしたり、運営が廃止されたりと、いろいろなことがありました。それでも、何とかつないで来ています。公開したデータが復元できないものは2割ほどなので、8割方は再建できます。いずれ、1995年から発信し続けている情報を、きれいにつなげたいと思っています。いつになるかわかりませんが……


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【B】新サイトへの移行を検討中のもの

■ホームページ(1)■
「NPO法人〈源氏物語電子資料館〉」

※このまま運用する予定です。
 ただし、ネット環境の整備を含めて、新しいサイトに移行することも検討中です。

 
■ホームページ(2)■
「大和まほろば発〈へぐり通信〉」

※現在、クラッシュしたデータを再構築中です。
 新しいサイトで再出発する予定です。


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【C】これまで通りのアドレスで公開

■ホームページ(3)■
「海外源氏情報」(科研・基盤研究A)
 
■ホームページ(4)■
「古写本『源氏物語』の触読研究」(科研・挑戦的萌芽研究)
 
■ホームページ(5)■
〈旧・源氏物語電子資料館〉

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posted by genjiito at 20:23| Comment(0) | ◆情報化社会