2017年03月23日

東京電力だけ引っ越しに伴う解約ができません

 東京を引き払うために、いろいろな契約を解除しています。
 郵便、電話、インターネット、水道、ガスは、何の問題もなくクリアしました。
 しかし、東京電力だけは、延々と時間との格闘の末、今の私の力量では不可能であることがわかりました。
 今日はギブアップします。
 書くと、今日の数時間の孤軍奮闘が長文となります。
 そんな余裕がないので、書くのは控えておきましょう。
 スーっと解約できた方にとっては、何をそんなに時間と手間をかけて遊んでいるのか、と思われることでしょう。
 それが、一度嵌まると、この伏魔殿への道はまったく開けません。
 解約をするだけのために、ネットの会員になれというので、仕方なく面倒な手続きをしてなりました。
 しかし、それも登録情報が一致しないとのことで、無情にも弾かれます。
 この解約という一時を果たすためだけに会員になったようなのに、中に入れてもらえないのです。
 電話はもちろんのこと、ネットでもコミュニケーションがとれないのです。
 電話は、午後6時を過ぎると非常電話に切り替わり、恐ろしいことになります。
 スマホを再起動させないことには、電話は切れません。
 東京電力は、原発事故の対応でもわかるように、国民から遠い、ハードルが高い会社のようです。
 おそらく、できる時には、あっけなく簡単に解約できるのでしょう。
 さて、明日の再挑戦はどうなるのでしょうか。
 まさかの場合には、日比谷図書文化館の近くにある東京電力の本社へ行けば、解約できるのでしょうか。
 やることは山ほどあるのに、この東京電力の解約作業にとてつもないエネルギーが吸い取られています。
 日頃は気づかないことなのに、こんな時に限って見たくもない姿に出くわし、いやな思いをさせられています。
 東京電力さん、勘弁してくださいよ。
 
 
 

posted by genjiito at 23:03| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年03月10日

またもや壊れたシュレッダーを交換する

 ちょうど一週間前に、「情報をなかったことにする小道具」(2017年03月01日)という記事を書きました。
 ところがその数日後に、新しく購入したシュレッダーも動かなくなったのです。いかにも、私によくありがちなトラブルです。もう慣れています。
 製品に記されていたサポートの部署に、フリーコールで電話をしました。症状を説明すると、いくつか確認がありました。
 一度に多くの紙を入れなかったか、とか、長時間連続して使わなかったか、ということです。それには十分気をつけたはずであることを伝えると、あっけない程す早く、不調の商品を引き取って、新品と交換するということです。
 自問自答していました。どうしてこんなことになったのか、どうしたら一番よかったのか等々、いろいろと思い悩みました。それが、呆気なく本体交換となり、拍子抜けです。
 すぐに同等品を送るので、使えなくなったシュレッダーは配達業者が回収する、とのことでした。この迅速な応対には好感を持ちました。
 思い出すだけで複雑な思いがします。これまでに使っていたものが壊れ、先週購入したばかりのシュレッダーが、またもや使えなくなったのです。モーターが空回りするだけで、紙が中に入って行きません。ウゥーンウゥーンという唸るような音だけがします。
 購入した日に、数枚試しに使いました。そして先日、初めて実際に書類を裁断したのです。そして、紙屑を溜めるボックスが一杯になったので一度捨て、その後、再度使おうとしたら、もう紙が吸い込まれなくなっていたのです。自動モードはもとより、正転や反転というモードでも同じモーター音がするだけです。
 意外な幕切れでした。
 
 アップルなどがそうであるように、何か問題があると、とにかく新品と交換する風潮があります。よく言えば、その製品の故障個所をじっくり確認し、検討を重ねて改良に役立てようという姿勢の表れだということになります。ユーザーに無用で気分の良くない状況に置かないのはいいことです。
 昨日から、無事に届いた交換品のシュレッダーの投入口に、また紙を吸い込ませて、裁断を続けています。今度は大丈夫のようです。書類を裁断して処分する作業が、また始まりました。本を処分する時とは異なり、紙類の裁断は精神的な疲れはなく、かえって気持ちはすっきりします。
 10日ほどの間に、3つものシュレッダーを使うことになりました。今回は何事もなく、不要になった紙の裁断という残務処理が、何事もなく終わることを祈っています。
 
 
 
posted by genjiito at 22:25| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年03月06日

突然ベトナムのホテルから予約完了の通知が来ました

 今日、突然のことながら、ベトナムのダナン市にあるホテルから、宿泊予約が完了した旨のメールが来ました。
 3月下旬に、大人2人、子供1人で、私が一泊の旅をするのだそうです。
 自分のことながら、寝耳に水です。

 メールを調べると、その1分前に、私の Googleのメールアドレスを騙って、ブッキングコムのアカウント登録が行なわれていました。
 そして、私がそのメールアドレスの認証をすると、この登録メールアドレスが有効化する、とあります。
 もちろん、そんな認証など、自分の手でするはずがありません。

170306_bookingcom.jpg

 しかも奇妙なことに、有効化の手続きをしてもいないのに、その【1分後】にブッキングコムから「予約確認」のメールが、件の私が登録したというメールアドレスに来たのです。
 予約番号も暗証番号も明示され、デラックス・キングルームが確保されているようです。
 おまけに、「クレジットカードによって予約が確定・保証されました。」とあるので、どうなっているのかますます不可解です。

 私は3年前にベトナムのハノイとホーチミンへ行きました。
 しかし、ダナン市は知りませんし、今のところ用事もありません。
 折も折、東京を引き払う直前のこの多忙な時期に、家族と豪遊旅行をすることになっています。

 送られてきたメールの情報は信用できないので、ネットでブッキングドットコムの連絡先を調べ、電話で直接確認をしました。
 思い当たることがないことを伝えると、予約番号と暗証番号を確認してから、私の情報をチェックしてくださいました。
 そして、連絡用電話番号が、私には身に覚えのないものであることがわかりました。
 私の住所録で調べても、ブッキングコムの方がおっしゃる電話番号を持つ人は、私の身の回りにはいません。

 とにかく、身に覚えのない、当該ホテルへの宿泊予約であることを伝えると、一応は了解してもらえたようで、調べてくださいました。
 そしてその後の連絡で、宿泊ホテルに確認中なので、わかり次第にメールで報告をしてもらえることになりました。

 とにかく、キャンセル料が発生するようなので、大至急対処してもらうことにしました。
 送られてきたメールには、次のようにキャンセル料のことが明記されているのです。


現在のキャンセル料: US$55.90
この予約のキャンセルには、キャンセル料が発生いたします。


 明日の宿泊予約ではなくて、まだ2週間以上もある予約なので、慎重に対処する時間はあります。

 私の個人情報が漏れているのでしょうか。
 早速、思い当たるIDのパスワードを片っ端から変更しました。
 これだけでも、大変な作業であり、手間がかかります。

 ということで、私への連絡がある方は、現在調査中となっている Gmail 経由は避けていただいた方がいいかと思います。
 このブログのコメント欄を利用していただくのが、今のところは一番いいかと思います。

 誰に、どのようなメリットがあるのか、私にはまったくわかりません。
 とにかく、迷惑なことに時間と手間をとられることとなり、本当に困っています。
 
 
 

posted by genjiito at 20:38| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年03月01日

情報をなかったことにする小道具

 家庭用のシュレッダーを、重宝して使っています。A4の紙が一度に5枚ほど裁断できるものです。
 もう古くなり使わなくなったシュレッダーは、うどんのように細長い紙が出てきました。これは、裁断する方向によっては、書かれている文字が読めるのです。
 最近のものは、紙吹雪のように切り刻まれて出てきます。
 今回の引っ越しでも、このシュレッダーは大活躍しました。個人情報が記された書類や、古くなった名簿、そして住所録に取り込んだ後の名刺などは、こんな時にしか処分することがありません。いつかいつかと思いながら、知らず知らずに溜まっていたのです。
 一気に処分しようとしたせいか、愛用のシュレッダーがモーター音だけを唸らせるようになりました。どうやら、硬質プラスチックの歯車が割れているようです。長時間にわたって、連続して使ったことが壊れた原因のようです。
 すぐに別のものを買いに行きました。家庭用なので、安く購入できます。選択肢は30種類以上もあり、店員さんに相談して迷いながらも、コンパクトなものを選びました。まだまだ、裁断して処分したいものがあるので、少しでも長く連続使用に耐えられるものにしました。
 数十年前までは、個人がシュレッダーを持つなどということは、とても考えられないことでした。せいぜい職場にあるものでした。それだけ生活環境が変化し、プライベートな印刷物が増えたのです。
 そんな中で、郵便物の宛先が読めないようにするために、100円ショップで買ってきた千鳥格子柄のスタンプも重宝しています。
 この他に今気に入っているものは、消せるボールペンです。ペンの軸に取り付けられた柔らかい樹脂の塊でこすると、いつでも文字や絵が消せるのです。目まぐるしく変わる手帳のメモ書きにはもってこいです。
 いろいろと便利な小道具を手元に置いて、せっせと個人情報を隠すことに時間を割いています。
 
 
 

posted by genjiito at 22:30| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月28日

インターネットが使えなかった一日

 子どもたちは、インターネットにどっぷりと浸かる日々のようです。
 内閣府の調査によると、青少年は1日に何時間もインターネットを使っている、ということです。そうはいっても、さして驚きません。便利なのですから。それよりも、いつ、どこで、だれが、だれに、どのようにして聞いた調査なのか、ということが気にかかります。統計は如何様にでも操作出来るからです。

 それはさておき、求める情報をいかに的確に、しかも早く手にするかということは、生きざまを大きく変えます。そのスキルが求められるのが、今の時代だと思います。その適応能力は、若いうちに鍛えておくべきです。ネットで何を見て、何をするかは別にして。

 30年近く前に、出先や海外のホテルから、音響カプラを電話機に取り付けて通信をしていました。ピーヒョロヒョロと鳴る音に耳を澄ませながら、タイミングを見計らって回線にデータを流していた頃と、今は雲泥の差です。

「再録(3)インターネット以前の奮闘劇〈1997.2.13〉」(2009年10月25日)

 今の便利なインターネットを、日々の中で活用しない手はありません。
 とはいえ、今日の職場でのネットの環境は最悪でした。午後6時に研究室を出るまでに、結局インターネットにはつながりませんでした。仕方なく、メールなどはiPhone で確認したのですから、無駄の多い時間の一日を過ごしました。

 このところ、ネットに接続する環境に恵まれていません。データのほとんどをクラウドやエバーノートに置いているので、つながらないと仕事の能率に直撃です。

 結局、今日はインターネットにつながるのを待ちながら、引っ越しの荷造りをして終わりました。本の処分が捗ったのでよしとします。しかし、目の前には大画面のパソコンがあるのに、手元の小さなiPhone の画面とにらめっこで情報を確認しているというのは、まさにマンガです。成熟した情報社会から、突然人里離れた自然の中に身を置いた一日となりました。

 私は、ネットがなかった時代から今を見ています。それに引き替え、生まれた時からずっとネットがある生活をしている若者たちは、突然のネットレスの状態をどう思うのでしょうか。意外と、不便がもたらす新鮮さを楽しむのかもしれません。情報に振り回されない、自分を見つめるいい一日だった、と。

 そうした中で、インターネットの次の時代が待ち望まれています。次は、どのような仕掛けが登場するのか、大いに楽しみにしているところです。若い子たちから、インターネットを使っていたの? と言われる日が近いようです。
 
 
 

posted by genjiito at 22:41| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月27日

文字読み取りアプリ「e.Typist Mobile」で資料整理中

 さまざまな資料を整理しています。
 その中で、特に冊子やパンフレットや切り抜き記事などの処分は、その始末に困ります。
 そんな時、PDFのファイルにした後、 iPhone のアプリである「文字認識・OCRソフト e.Typist Mobile」(Media Drive Corporation、\960)は重宝しています。これまでにも、本ブログに引用したテキストのほとんどは、このアプリで文字認識をしたものです。

170227_e.Typist-Mobile.jpg

 ネットでの評価を見ると、惨憺たるものが散見します。しかし、何かと欠陥商品を摑まされる私なのに、これは快適に使えるアプリです。ほぼ毎日使っています。
 開発が2012年であり、2014年から更新が止まっているので、不安に思うことがあります。しかし、特に今は不自由を感じないので、このまま使っていくつもりです。
 かつては、パソコン用のマッキントッシュ版の「e.Typist」があり、それを便利に使っていました。しかし、販売がウインドウズ版のみとなり、どうしたものかと思っていたときに、この「e.Typist Mobile」に出会いました。
 確かに、撮影の仕方によってはとんでもない文字列になることもあります。しかし、それは大した問題ではありません。すぐにその場でさっと文字化できることが、一番重要だと思っています。
 今日もiPhone を片手に、「エバーノート」と富士通の「ScanSnap」と「e.Typist Mobile」を駆使して、身辺整理を進めています。
 
 
 

posted by genjiito at 20:30| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月24日

グーグルからの不可解なメッセージと確認のメール

 iPhone を使っていて、グーグルに届いているメールを読もうとした時でした。
 突然、首を傾げるメッセージが表示されました。
 「Googleアカウントが変更されました」というメッセージが表示され、ユーザーIDとパスワードの入力を求められたのです。
 システムが更新されたのかと思い、迷いながらも様子を窺いながら、ログインをし直しました。
 すると、いつものように使えるようになりました。
 何となく不審な振るまいに、何事かと用心しながら操作を続けました。

 その前後だったでしょうか、不可解なメールが届きました。

170224_Google.jpg

 昨日のブログに書いたように、このところ利用しているネット環境が不安定なので、それに関連することなのかと戸惑いながら、メールを注意深く読みました。
 どうやら問題はなさそうです。

 届いたメールは


●●さん、新しい端末をお持ちですか?
iPhone からのログインをご確認ください


とか、


このアクティビティに心当たりがありますか?
最近使用した端末を今すぐ確認してください。


というものです。

 ネットで調べると、「一部のGoogleユーザーが強制ログアウトに困惑」という記事がありました。


Googleのサービスを利用しようとした際に、「Googleアカウントが変更されました。セキュリティ保護のためもう一度ログインしてください」と表示され、強制ログアウトされていることが分かった。
(中略)
 グーグルは、Google アカウントのヘルプセンターを更新。「一部のお客様におきまして、Google アカウントが変更された旨の通知が送付されていることが判明しております。調査の結果、本メッセージはフィッシングやアカウントのセキュリティに影響するものではないため、ご安心ください」と説明し、再度ログインすれば通常通り利用できるとアナウンスしている。

 現在、強制ログアウトの原因をグーグルに確認しているが、2月24日14時時点では回答を得られていない。(CNET Japan 藤井涼 (編集部))


 私の場合もこれなのでしょうか?
 2段階認証を利用しているので、再度のログインに少し手間取りました。しかし、今のところ不審な動きはなさそうです。

 とにかく、もう少し情報を集め、様子をみるこしとにします。
 私へのメールによる連絡などは、明日25日(土)以降にしていただいた方がいいかと思います。

 電子メールが大切なコミュニケーションの道具となっているので、一日も早く安心して使える状態になってほしいものです。
 ということで、今日はコンピュータの利用を控えることにします。
 
 
 

posted by genjiito at 20:52| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月23日

メールの連絡を取りこぼしていることへのお詫び

 今週2月21日(火)午前8時から、明日24日(金)午後10時までの間は、通信環境が安定しないため、メールなどの確認が十分にできていません。
 東京から京都への引っ越しに伴い、iPhone だけを頼りにしての通信環境だったからです。可能な限り返信などはしました。しかし、いつものように私にはさまざまな機器のトラブルがつきものなので、多くの方はまたか、と思っておられることかと思います。毎度のことですみません。
 なかでも、ワード文書・エクセルデータ・PDFファイルなどの添付物は、閲覧できないものが多々あるようです。テキストはおおむね読めています。
 明日24日(金)午後10時以降は、これまで通りに通信環境が整います。
 申し訳ない対応しかできていない方には、もう少し時間を頂戴することで対処しますので、しばらくお待ちください。
 復旧を断念する中で、取り急ぎ、お詫び方々、、、
 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月21日

毎日新聞は今日21日で創刊145年を迎えました

 毎日お世話になっている新聞のことです。
 「毎日新聞」は、明治5年(1872)の今日2月21日に、「東京日日新聞」として創刊されました。今日でちょうど145年を迎えることになったのです。
 「讀賣新聞」の創刊が明治7年(1874)11月2日、「朝日新聞」の創刊が明治12年(1879)1月25日なので、現在も発行している日刊全国紙としては一番早いものだと言えます。
 明治44年に、「大阪毎日新聞」と「東京日日新聞」が合併して全国紙となりました。

 なお、「点字毎日」は、大正11年5月11日に週刊の点字新聞として創刊されました。日本で唯一のものです。「毎日新聞」も、日常的に障害者の問題を意識的に取り扱っています。この点は、他紙が何か社会的に問題が起きない限りは記事にしていない実情を思うと、これはすばらしいことだと思います。

 私は、「毎日新聞」の記者である姫野聡さんが、拙著『新・文学資料整理術パソコン奮戦記』(桜楓社、昭和61年)を新聞で取り上げてくださったのが契機となり、幸運に恵まれるようになりました。姫野氏のおかげで、今の私があると思っています。
 大谷晋也氏、谷口敏夫氏との出会いは、姫野氏が取り上げてくださった「毎日新聞」がなかったらありえないことでした。このことは、「27年来の仲間を思い出しながらの追善供養」(2013年08月04日)に書いた通りです。
 以来、折々に他の記者の方からの取材を受けるようになって、「毎日新聞」を親しく読むようにもなりました。

 それまでは、「朝日新聞」だけでした。
 親が購読していたことと、私が学生時代に「朝日新聞」を配達していたことから、これが一番馴染みのものでした。しかし、慰安婦問題を通して「朝日新聞」の実態を知るようになり、すぐに「朝日新聞の講読を解約する決断」(2014年09月11日)をしました。青春と共に歩んできた「朝日新聞」と縁を切り2年半。それ以降も見るに堪えない記事を何度か目にすることがあり、「朝日新聞」の解約は適切な判断だったと思っています。

 「朝日新聞」は、インテリと呼ばれる一群の読者層を意識した、知的刺激に満ちた口調で記事が書かれています。それとは対照的に、「毎日新聞」はあまりにも客観的に記事が書かれているために、インパクトに欠けます。しかし、無理に読者の知性を刺激することに腐心することのない姿勢に、今では好感を持っています。「朝日新聞」一辺倒だった頃には、このような大人の論調の味わいに気づきませんでした。

 もっとも、「朝日新聞」の白石明彦氏には2007年に取材を受けて以来、何度か記事にしていただきました。その新聞記者としての感性だけに留まらず、日本語へのまなざしにも敬意を抱いています。
 なお、「毎日新聞」の佐々木泰造氏の記事も、楽しみにして読んでいます。

 「毎日新聞」と「朝日新聞」以上に好きなのは、「京都新聞」です。
 これは、とにかく楽しい記事が満載の、日本文化を見直し、新たな文化が進展していることを気づかせてくれる新聞です。「朝日新聞」の無理やり批判的に語る口調とは対照的な、日常レベルでの知的刺激に満ちた新聞です。
 春からは、この「京都新聞」と共に日常の生活を楽しむことになります。
 
 
 

posted by genjiito at 23:10| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月14日

【復元】痛恨のパソコン文書の消失

 今回も、コンピュータを操作している時に、不注意による誤ったキー操作でデータが消えてしまった時の話です。
 最近は、こうしたトラブルは減りました。コンピュータの機能が向上したせいもあります。
 悔しい思いをしながら、今に至っている過去の失態の記録です。
 
(※以下の記事は、平成19年3月に消失したブログの復元です。)
 
 
********************** 以下、復元掲載 **********************
 
2006年6月16日公開分
 
副題「一瞬のキー操作のミスから」
 
 また、今日も文書を消してしまいました。パソコンのキー操作を誤り、一瞬にして3時間かけて書いていた文章がなくなりました。こんな悔しい思いを、これまでに数え切れないほどしています。懲りない自分を叱咤しているところです。負けるな、と。
 特に最近は、コンピュータと距離を置こうとする自分に気づくことが多くなったので、これも、そろそろスローダウンの生活に入れ、という啓示なのかもしれません。心して事態を客観的に見つめたいと思います。老化が加速したため、という事実を追認しないためにも。

 今回は、思いつくままに調子よく文章を入力している最中に、何を思ったのかショートカットキーで何かをしようとしたようです。何をしようとしたのかは、もう思い出せません。とにかく、その瞬間に、目の前の文章がパッと消えました。いろいろと回復処置を試みました。しかし、もうお手上げです。

170215_pasocon_.jpg

 昔から、考えながらパソコンのモニタに向って文章を書いていて、ついつい熱中して文書の保存を忘れる癖がありました。そんな時に限って、パソコンがハード的にフリーズしたり、ソフトが暴走したりするのです。夜空に向って「オーィ」と叫びたくなります。保存しておけばいいのに、調子にのってドンドン書き進めていると、何でもない保存という行為をツイツイ怠るのです。もう少し書いてから保存しよう、などと思っているときに、天罰のように災難が襲いかかります。

 もう20年以上もの間、懲りもせずに繰り返す失態です。テキストエディタに入力してから加工することにしています。そして、よく使うエディタは、1分置きに自動的に保存するように設定しています。それなのに、今日はいつものエディタを使っていなかったのです。ネットのフォームに、直接書いていたのです。

 こんな痛恨のエラーを繰り返しながら、今に至っています。消えたのだから、しょせんその程度の文章だったのだ、と自分を慰めています。パーソナル・コンピュータの草分けと言われながら、それにふさわしく足をとられて転び続けているのも、草分けならではの試行錯誤の証だということにしておきます。失敗に学ぶことの少ない私です。しかし、コンピュータ業界の方々には、「人間はミスをする」ということを前提にした上で、ハードやソフトを開発してもらいたいと願っています。
 

********************** 以上、復元掲載 **********************
 
 
 
posted by genjiito at 23:19| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月11日

【復元】デジタル時代におけるデータ管理の危うさ

 私のブログは、サーバーのクラッシュなどにより、何度か消滅しました。平成16年12月から平成18年9月までに書いたものの多くが、まだ再建できていません。
 欠けたままの記事を手を尽くして探し出し、見つけ出したものから、折々に復元しています。

 以下の記事は、こんなことをしていました、という活動報告の一例です。『陽明文庫本源氏物語を読む ―桐壺― 』という本の編集を考えていた時のものです。これはまだ実現していません。今の状況から見れば、これに加えて『池田本源氏物語を読む ―桐壺― 』というものも並行して対処すべき課題といえるでしょう。

 また、ここで話題にしている『源氏物語別本集成 正 続』は、その翻字方針を変更したこともあり、今はそのすべてをリセットした上で、「変体仮名翻字版」で作り直しているところです。
 いずれにしても、膨大な翻字データを扱っていることには変わりがないので、次世代に引き継ぎながらも、慎重に補訂して更新しているところです。
 
(※以下の記事は、平成19年3月に消失したブログの復元です。)
 
 
********************** 以下、復元掲載 **********************
 
2006年2月6日 公開分
 
副題「管理していた情報の一部が知らぬ間に移動」
 
 昨春より、『源氏物語』の陽明文庫本を、10人ほどの人たちと輪読しています。昨年末に「桐壺」を終えました。今秋には、これまでの輪読の成果を書籍として刊行する準備を進めています。書名は『陽明文庫本源氏物語を読む ―桐壺― 』とする予定です。『源氏物語別本集成』が本文資料集なので、その解釈・鑑賞・研究とでも言うべき活動を開始したしだいです。毎月最終月曜日の午後6時から国文学研究資料館で、毎回レポーターを決めて読み進めています。今年は第5巻の「若紫」を読みます。

 今月末の輪読会から「若紫」に入ります。輪読会でみなさんにお配りする基礎資料(17種類の古写本の翻刻本文の校合資料)を作成しようとしていて、心臓が止まるほど驚きました。知らないうちに、これまでエクセルの表形式で管理していた『源氏物語』の本文群の一部が、同じ表の別の所(セル)に移動していたのです。

 異変が見つかったのは、『源氏物語別本集成』の第2巻に収録した古写本の本文データです。思いもよらぬ事態に、イスから弾き出されるように飛び上がり、すぐに書棚に直行し、まず陽明文庫本の影印本を確認しました。そして、『源氏物語別本集成』の翻刻本文と本文校異を確認しました。刊行した本文に、問題はありませんでした。ということは、『源氏物語別本集成』の第2巻が刊行された平成元年6月以降に、パソコンで管理していた本文データの一部が、何らかのトラブルで別の位置に動いたことになります。

 『源氏物語別本集成』の第2巻を刊行後の17年の間に、本文データの手直しに気づいたら、その都度、細かい修正補訂を繰り返し加えてきました。その過程で、私が操作ミスをしたのかもしれません。データの複写や貼り付けを繰り返しているので、マウス操作を間違ってデータを移動させたのかもしれません。いとも簡単にデータを修正や移動できるコンピュータ管理の利点が、容易にデータを別の場所に複写や移動をさせる、ということにもなり得るのです。便利さと簡便さの二面性だといえましょう。

 原因は不明です。しかし、長期間データの更新を繰り返していると、こうした不注意によるデータの変質が起こるのですね。すでにずっと昔のことですが、コンピュータの有用性に気づき、『源氏物語』のデータベース化に取り組んでから、もう20年が過ぎ去っています。ひたすら良質の本文データを作成することを心がけてきましたが、その維持・更新・継承にも、細心の配慮をすべき段階に至ったようです。とにかく、いい本文データを、次世代の研究者に引き渡したいと思っています。

 昨春より、『源氏物語別本集成 続 全15巻』がスタートしました。『源氏物語別本集成 全15巻』は、約10億字の古写本の文字を確認しました。今回の『源氏物語別本集成 続』では、約30億字の古写本の文字を確認点検することになります。そのため、15、6年前に作成した『源氏物語』の本文データに追加修正する作業を繰り返しています。今回冷や汗をかいたことをいい薬として、これまで以上にデータの更新作業とその管理を慎重にしたいと思います。

 デジタル時代におけるデータ管理の危うさを、今日、図らずも実感することとなりました。一見冷静さを装ってこうして報告を書いていますが、実は内心では、手元のデータのありように不安が覆い被さっています。膨大な情報を、それも長期間に亘って維持管理することの難しさを知りました。
 
********************** 以上、復元掲載 **********************
 
 
 
posted by genjiito at 17:44| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年02月08日

知財セミナー「データ公開時のライセンスと著作権」

 人間文化研究機構が主催する知的財産セミナーに、知的財産管理室員の一人として参加しました。
 今回の関東地区での会場は、国立国語研究所でした。お隣にある建物ということもあり、会議の合間を縫ってのセミナー参加です。しかし、今どきのホットなテーマであり、多くの問題提起がなされたものだったこともあり、最後まで興味深く伺いました。


「データ公開時のライセンスと著作権」
福井健策(弁護士・日本大学芸術学部客員教授)


 今回のテーマは、個人的にもホームページやブログで日々直面する問題です。その意味から、少しでも多くの最新情報と対処策を教えてもらう機会となりました。

 専門的な立場からのお話はものの見方が多角的に広がり、また落ち着く先が見えてくるので萎縮しなくなるので安心します。

 まず、著作権に関する基本的なことの確認がありました。


どんな情報が著作権で守られるか

著作物︰思想・感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの

著作物の例︰
@小説・脚本・講演など A音楽 B舞踊・無言劇 C美術 D建築 E図形 F映画 G写真 Hプログラム

--------------------------------------

著作物から除かれる情報

@定石・ありふれた表現

A事実・データ
⇔編集物・データベースは素材の配列や構成が独自の著作物
※個別のデータに保護及ばず

Bアイディア
・基本的な着想・企画案︰猫の一人称で●
・ルール・法則・方法︰料理のレシピ、空気遠近法

C題号・名称・単純なマーク(原則として)
・俳句・標語・短いフレーズは著作物か

D実用品のデザイン(原則として)


 以下、お話を伺いながら、自分なりの理解が及んだところをメモとして列記しておきます。


・心配し過ぎると何も出来ない
 しかし、知財の法定刑は重い
・引用は10%未満が無難
・試験問題は無許可で使える
 ただし、過去問題集の権利の確保が必要
・やむを得ない改変は理解されつつある
・明瞭に白黒が付けられる例は少ない
・大きいリスクと小さいリスクの付けることが大切
・情報過多時代、大量コンテンツ時代になり、アメリカはフェアユースの例外を設定
・オープン・ライセンスへの期待(クリエイト・コモンズ・ライセンス)
・ウィキペディアは利用の権利処理の手間が軽減される
・国内外の50%は権利者が見つからないため(孤児化)、忘却や散佚化を防ぐためにもCCマークは有効
・引用の中に要約は問題なし。グーグルは3行位としているようだ


 本日のお話を通して、池田本の校訂本文を試作版として配布することは、「フリーミアム」ととらえたらいいように思いました。
 「フリーミアム」という聞きなれないことばについて、ご教示いただいた「ウィキペディア」を早速引用すると、次のように記載されているものです。


フリーミアム(Freemium)とは、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。英語圏ではビデオゲームの場合、フリー・トゥ・プレイ(英: Free-to-play、F2P)という。
無料サービスや無料製品の提供コストが非常に小さい、あるいは無視できるため、Webサービスや、ソフトウェア、コンテンツのような無形のデジタル提供物との親和性が非常に高い。


 つまり、無償でも有償でもなく、当座は無償で配布しても、後で実費による配布とするもの、ということです。 

 講演の中でも、終了後も、多くの質問が出ました。参加なさっていたみなさまも、データに関する権利について、日々困っておられるようです。曖昧な点が多く、さまざまな場合が想定される問題だけに、割り切れなさが残るのは仕方のないことです。少しずつ意識を高めるということで、こうした機会を利用して権利意識に磨きをかけたいと思います。

 なお、2年前の知財セミナーについては、「知的財産セミナーで権利について学ぶ」(2014年11月20日)に記しました。

 
 
 
posted by genjiito at 18:34| Comment(0) | ◆情報化社会

2017年01月06日

情報発信サイトを2017年春に整備する予定

 現在、さまざまな情報を、ホームページやブログを通して発信しています。
 2017年4月から生活が京洛に移る関係で、ウェブサイトに関しても発信の母体となる通信の環境を整備する予定です。
 詳細はまた後日お知らせすることにして、現在の見通しを取り急ぎまとめておきます。
 それぞれのサイトは、いずれも多くの方々に見ていただいているので、途切れることのないように新しいサイトにつなげていくつもりです。
 これまでと変わらぬご支援のほどを、よろしくお願いいたします。
 
--------------------------------------

【A】サイトのアドレスが変わるもの

■ブログ■
「鷺水亭より」
(平成29年3月31日まで)

〔少しずつ移行〕

「鷺水庵より」
(平成29年3月31日より完全移行)
(すでに入れ物は出来ています)

※このブログは、運営者側の都合により、サービスが閉鎖されるために移行するものです。
 私は情報発信サーバー関しては不運続きで、1995年以降、現在のサイトは6社目です。利用していたサーバーがクラッシュしたり、運営が廃止されたりと、いろいろなことがありました。それでも、何とかつないで来ています。公開したデータが復元できないものは2割ほどなので、8割方は再建できます。いずれ、1995年から発信し続けている情報を、きれいにつなげたいと思っています。いつになるかわかりませんが……


--------------------------------------

【B】新サイトへの移行を検討中のもの

■ホームページ(1)■
「NPO法人〈源氏物語電子資料館〉」

※このまま運用する予定です。
 ただし、ネット環境の整備を含めて、新しいサイトに移行することも検討中です。

 
■ホームページ(2)■
「大和まほろば発〈へぐり通信〉」

※現在、クラッシュしたデータを再構築中です。
 新しいサイトで再出発する予定です。


--------------------------------------

【C】これまで通りのアドレスで公開

■ホームページ(3)■
「海外源氏情報」(科研・基盤研究A)
 
■ホームページ(4)■
「古写本『源氏物語』の触読研究」(科研・挑戦的萌芽研究)
 
■ホームページ(5)■
〈旧・源氏物語電子資料館〉

--------------------------------------
posted by genjiito at 20:23| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年11月29日

新幹線で乗り継ぎできない「モバイルSuica」と「エクスプレスカード」

 今回初めて、新幹線の乗り降りに、iPhone 7 Plus の「モバイルスイカ」と、いつも使っている「エクスプレスカード」を使用しました。いや、使おうとしました。
 しかし、改札を出入りするたびに、自動改札機でエラーとなり赤ランプが点灯しました。あれは、スムーズに移動しようとする気持ちが挫かれると共に、繁忙を極める駅員さんのお世話になり、申し訳ない気持ちになります。
 気持ちよく新幹線での旅ができなくなりました。

 駅員さんからは、なぜエラーになるのかという説明を受けました。
 しかし、いまだに私はよく理解できていません。モバイルSuica が導入されてから1ヶ月足らずだとはいえ、自動改札機に挟まれて、迷惑な足留めとなっていたことに違いはありません。後ろから続く人は、怪訝な眼を向けておられました。

 今回のエラーについて不思議に思い、ネットで調べてみました。
 駅員さんの話は、確かにネットに書いてある通り、間違っていません。しかし、売りとなっている「チケットレスでスピーディ乗車」とは大きく異なります。
 「エクスプレスカード」を併用する場合は、一枚の紙に印字された別のチケットを入手してからでないと、モバイルSuica が使えないシステムなのでした。JRが新しい時代に追いつくための過渡期の問題だとはいえ、どうもすっきりしません。まさに、時代に後押しされる中での見切り発車だったのです。

 今回いつものように使用した「エクスプレスカード」というのは、次のような謳い文句で普及しているものです。


エクスプレス予約は、東海道・山陽新幹線をスムーズ&スピーディに一年中おトクなおねだんで利用できる、会員制のネット予約サービスです。(https://expy.jp/top.php?


 次の説明もあります。


東海道・山陽新幹線をスムーズ&スピーディに一年中おトクなおねだんで利用できる、会員制のネット予約サービスです。
スマートフォンやパソコン、携帯電話を使い、オフィスや自宅、出張中や旅行中でも、東海道・山陽新幹線指定席の予約・変更ができます。また、乗車の際にEX-ICカードを改札機にタッチするだけで乗車ができます。(https://expy.jp/beginner/#sec1


 この「EX-ICカード」が、最新技術の成果である「モバイルSuica」とうまく連動させられなかった、というのが実情のようです。アップルのブランド力に押し切られたのか、時代に遅れまいとしたJRの焦りの結果なのか。

 次のお知らせが、そのことを語っています。


「【重要なお知らせ】 iPhone 7、iPhone 7 Plus、Apple Watch Series 2に関するご案内(2016.10.12)
 
◆都市圏用のICカードとして「iPhone 7等のSuicaがご利用できる対象端末」を利用する場合の在来線と新幹線の乗り継ぎについて

在来線と新幹線を乗り継いでご利用になる場合、iPhone 7等のSuicaがご利用できる対象端末と「EX-ICカード」を重ねて新幹線乗換改札機を通過することはできません。次のいずれかによりご利用ください。 
@ 新幹線ご乗車の際は、カード型の都市圏用ICカードをご利用いただく。
A 新幹線乗換口の指定席券売機または窓口で、「IC乗車票」をお受取りになり、新幹線乗換改札機では、「IC乗車票」を投入後、iPhone 7等の端末をタッチする。


 モバイルSuica の存在が、この説明文では完全に死んでいます。
 この説明を今読んでみて、いつも自動改札機で受け取る「IC ご利用票」とここに出てきた「IC乗車票」なるものとの違いすら、いまだによくわかりません。知ったからといって、どうということもありませんが……

 エクスプレス予約のホームページには、「よくあるご質問」のコーナーに「モバイル Suica」という項目があり、そこには次のような記載がありました。


Q. モバイルSuicaは、EX-ICカードやTOICA等の他のICカードと組み合わせて利用できますか?
 
モバイルSuicaは、Suica機能を持ったスマートフォンや携帯電話をEX-ICカードの代わりとしてエクスプレス予約でご登録いただくことで、スマートフォン・携帯電話1台で東海道・山陽新幹線と在来線の乗り継ぎができます。

そのため、モバイルSuicaと他のICカード(EX-ICカードやTOICA等の都市圏用のICカード )を重ねて新幹線自動改札機を通過することはできません(https://expy.jp/faq/category/detail/?id=24)(赤字は私が施したものです)


 前段の「乗り継ぎができます。」という文章が「そのため」ということばを挟んで、後段で「通過することはできません」と記されていることとが、私の中ではうまくつながらないのです。前段の文意が正確に読み取れると、後段につながるのかもしれません。
 「そのため」ということばは、日本語としてどのような働きをしているのでしょうか。日本語に精通した方には問題がない使い方なのでしょうか。
 自分の日本語の運用能力をさらけ出すようで躊躇います。しかし、私には今は説明できない日本語文なので、恥を忍んであえてここに記しておきます。

 そもそもJRは、電車を走らせる技術力はあっても、お客さまに関することには驚くほどに無頓着です。
 今回も、モバイルSuica で往復共にエラーが発生しました。これに関しては、ITの進歩にご自慢の技術力が追いついていないことを露呈しています。

 私の伯父は、特攻隊の生き残りでした。その伯父が、国鉄が最初にコンピュータを導入した時に、島根県の出雲から大阪に招集された1人でした。私が大阪にいた頃に、伯父はよく我が家にやってきて、コンピュータの勉強をしている話を、熱っぽく語ってくれました。

 私が大阪の高校を卒業する時に、伯父からいろいろな話を聞きました。私の家ではお前を大学へ行かせる余裕がないので、まずは国鉄に入り、そこから大学に行かせてもらう制度を使えと。自分が大学へ行きたいという希望は、そうすれば叶うのだ、と。

 両親からは言いにくいことを、父の弟という立場で、親身になって私に直接アドバイスをしてくださったのです。結局は、自分の判断で、朝日新聞社の奨学生となって大学へ行くことになりましたが。

 もし、あの時に国鉄で仕事をしながら大学へ行っていたら、その6年前に開業した新幹線の仕事をしていたかもしれません。新幹線には、私の人生と接点があったかもしれない鉄道だと思っているので、ついトラブルなどを聴くと気になるのです。

 さて、新幹線はこのモバイルSuica との融和を、近い内には対応させることでしょう。しかし、その頃にはまた新しいITのシステムが登場しているはずです。

 ハードウェアにはめっぽう強くても、ソフトウェアには弱い体質を持つJRは、今後はどうするのでしょうか。
 新しい人材の確保が必須なのでしょう。しかし、JRに優秀な人材が集まるかどうかは、若者のチャレンジ精神に頼るしかないようです。
 JRが魅力とやりがいのある企業なのかどうかは、若者の厳しい眼にさらされる中で選別されていくことでしょう。
 伯父がコンピュータへの熱意を語ってくれたことを思い出して、他事ながらJRに期待したいと思っています。

 こんなことを書きながら、今日「ジパング倶楽部」への入会手続きをしました。
 「エクスプレスカード」とはお別れします。
 「ジパング倶楽部」とは、次のような説明がなされているものです。


日本全国のJRきっぷが年間20回まで最大30%割引。
男性満65歳以上、女性満60歳以上ならどなたでもご入会できます。
ご夫婦のどちらかが満65歳以上ならご一緒にご入会できます。
年会費は、個人会員(お一人):3,770円(税込)、夫婦会員(お二人):6,290円(税込)


 妻は早くから、この「ジパング倶楽部」の会員でした。私も一緒に夫婦会員となってもよかったのです。しかし、この年齢設定に露骨な男女差別が見え隠れしているので、無視していました。
 また、その切符を入手するまでの、嫌がらせとしか思えない手帳の管理と手続きの面倒くささに、自ずと毛嫌いしていました。しかし、そんなことは大したことではないと思うようになりました。

 私は今月で65歳となりました。
 しかも、昨日は新幹線でいやな思いをしました。
 意地をはらずに、すなおに利を取ることにします。
 便利さだけを追究した生き様を見直す時期なのでしょう。
 これまでは、妻に合わせて新幹線の「ひかり」に乗っていました。
 妻と一緒でない自分一人だけの時に、「のぞみ」に乗っていたのです。
 来週からは、「のぞみ」に乗れる権利を放棄したという気持ちを持つこともなく、妻と一緒に「ひかり」で京都と東京の間を移動します。
posted by genjiito at 20:28| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年10月30日

不可解なiPhone7Plusを契機に生活スタイルを見つめ直す時期か?

 iPhone6Plus から iPhone7Plus に機種変更したことに伴い、転送したアプリでよくわからないことに直面しています。
 昨日の窮状とはまた別のトラブルです。

 一例をあげます。
 私がよく使う文字読み取りアプリの「e-Typist」が、iPhone6Plus から iPhone7Plus にバックアップデータを復元したのに、転送されていませんでした。
 そこで、アップルのサイトからダウンロードしたところ、\1,400円の請求をされたのです。iPhone6Plus 以前から利用しているアプリなので、機種変更したからといって再度購入させられるのは変なことだと思い、アップルのサポートに問い合わせをしました。

 料金担当者だと名乗られる方に調べてもらったところ、これは課金されていない、とのことでした。あの画面に出た請求はなんだったのでしょうか。

 その代わり、「ATOK Pad」の\1,300円が請求され、カードから引き落とされているとのことでした。これも、以前からずっと活用しているアプリです。エバーノートと連動させて、電車の中でブログの記事を書く時によく使っているものです。

 不可解なことなので、さらに調べてもらうと、この「ATOK Pad」を私が購入したのは2012年のことで、今はそれが提供中止となり、現在は別のアプリとして販売されているそうです。そして、私が今回 iPhone7Plus にダウンロードしたのは、この新しいものであり、そのために新規購入となったのだという説明でした。
 そんな裏事情があるとはつゆ知らず、同じ名前のソフトで見た目も機能も一緒なので、当たり前のようにダウンロードして使い出したところでした。

 手続きをすれば解約して返金できるとのことでした。しかし、その手続きにまた延々と時間が吸い取られるのがわかっているので、購入したものとして使用することにしました。率直な気持ちを言えば、詐欺にあったようなものです。

 さらに不思議なことがわかりました。
 「大辞泉」という辞書アプリがあります。言葉の意味を iPhone で調べるときによく使います。これが、私がアップルで購入した履歴にない、ということなのです。しかし、iPhone6Plus 以前からよく使っていたものだし、現に私のパソコンの中のバックアップデータの中に、この「大辞泉」がちゃんとあります。この「大辞泉」も、iPhone6Plus から iPhone7Plus に転送されなかったアプリです。

 購入したものではない「大辞泉」を、私は何年も iPhone で使っていたことになります。どこかから紛れ込んだのではないか、とサポート担当者はおっしゃいます。それも変な話です。そんなにアップルのシステムはいいかげんなのでしょうか。不正に取得したものではありません。それなら、これまで重宝して折々に使っているはずがありません。

 試しにこの「大辞泉」をアップストアで確認すると、ダウンロード価格は\2,000円になっていました。下手にクリックすると、また請求させるところでした。
 こんな調子では、次から次へと知らぬ間に課金されていきます。それも、知らない内に。
 とにかく、アップルのシステムがよくわからなくなりました。

 アップルの電話サポートの担当者は、今日も次から次へと襷リレーでした。電話口に出られたのは6人で、そのうちの2人がスペシャリストだと名乗っておられました。しかし、そのサポートの実力はいまいちでした。私の疑問を、何一つ解決してくださらなかったのですから。

 今日のやりとりで、いろいろなことがわかりました。
 まず、iPhone6Plus から iPhone7Plus に iTunes を使ってバックアップデータを復元しても、そのすべてが転送されるわけではない、という衝撃的な発言です。てっきり、バックアップからすべてが完全に復元できると思い込んでいました。
 確かに、私の場合は200近いアプリの内、4分の1は復元されていません。

 転送されなかったものはどうしたらいいのかと聞くと、アップストアから再度ダウンロードするしかないとのことです。そして、再度のダウンロードなので本来は料金が発生しないはずではあっても、私の今回のようにクレジットカードから引き落とされることもあるそうです。
 では、どのアプリが料金を徴収されるのかを尋ねると、やってみないとわからないそうなのです。なんとアバウトな回答。そして、以前使っていたのに課金されたら、サポートの料金担当とその時々に相談をしてほしい、と。湯水の如く時間を吸い上げられ、ついにはユーザーが根負けするという構図を想定されているようです。
 確かに、今回の場合、「e-Typist」は請求されなかったのに、「ATOK Pad」は事情があったにしても支払うことになりました。

 もう1点、意外なことを知ることになりました。
 iTunes でiPhone のバックアップを取ったり復元したりする時に表示される、見慣れた画面についてです。


161030_itunesbackup




 ここで、「iCloud」の項目には、「iPhone内のもっとも重要なデータを iCloud にバックアップします。」とあります。
 その下の「このコンピュータ」の項目には、「iPhoneの完全なバックアップはこのコンピュータに保存されます。」と書いてあります。

 これまで私は、この「iCloud」の項目と「このコンピュータ」の項目では、バックアップされるデータが違い、「iCloud」の項目はiPhone のすべてのデータではなくてシステム上で大事なものが対象であり、「このコンピュータ」の項目のバックアップはiPhone のすべてのデータがバックアップされると思っていました。
 たまたま私は50ギガの契約をしています。しかし、特にアップグレードをしていない無料の一般ユーザーは、5ギガしか利用できません。当然、すべてのバックアップをするとなると、容量不足になります。担当者の答えでは、容量が不足した方には、アップグレードの案内が出るのだそうです。これって、アップグレードへの誘導行為ですよね。

 それはともかく、今日のスペシャリストHさんの説明では、上記の「iCloud」と「パソコン」へのバックアップの両方とも同じものであり、共に iPhone のすべてのデータがバックアップされる、とのことでした。
 そして、私の場合では、「iCloud」に取ったバックアップから iPhone7Plus に復元してみたら、パソコンからの復元で取り落としたアプリが、さらに多く転送されるのでは、と言われました。すると逆に、復元されたものが消えることも考えられます。何といいかげんなことを。
 こうしたことに詳しくない私には、もう理解不能です。いろいろと対策はあるのでしょう。しかし、今日の言葉による説明ではそういう曖昧なものでした。

 私は、まだこのHさんの説明を信じていません。
 本当はどうなのでしょうか。
 上記の、画面に表示される日本語の意味の違いは何なのでしょうか。

 それにしても、次から次へと、入れ替わり立ち替わり、いろいろな方が電話口に出て、さまざまに別々の説明をしてくださいます。その交代に要する時間も、5分から10分もかかります。電話口で待たされている間は、電話をスピーカーで聞くようにして、手元で仕事を続けます。

 そしてやっと次の方にバトンタッチされても、最初に本人確認ということで何度も同じことを聞かれ、質問には的外れな回答が目立ち、実際に言われるままに操作をしても、何一つ解決しないのですから、アップルのスペシャリストの実力の程が知れていると言わざるを得ません。

 今、折しも山積する仕事と課題に挑んでいる時なので、こんなことに時間を費やしていることがそもそも無駄な時間潰しです。今日も、電話の対応をしながら、目と手はパソコンで頭を使わない作業をしていました。

 今週手に入れた iPhone7Plus も、予想したとおりに案の定お手上げ状態です。
 めったに使わないとはいうものの電話機能は使えることと、データ入力は何とかできるので、しばらくはこのまま使いながら、また本体交換になる事態を待つことにしましょう。
 アップルには、しっかりした製品の供給と、納得のできるサポートをしてほしいと願っています。

 予想通り、またもやとんでもない iPhone を手にしてしまいました。
 大好きだったソニーが沈没し、期待していたアップルが怪しくなりかけています。
 これも、時代の変わり目にさしかかっている、ということなのでしょうか。

 デジタルデバイスの利活用に費やす手間と時間に、大いなる疑問を持つようになりました。

 私が初めてコンピュータの体験をしたのは、今から36年前の昭和55年(1980)、NECの「TK80」でした。その2年前に和文タイプライターをマスターし、すぐに電動式ひらがなタイプライタを活用し出しました。
 この40年弱の電子機器との関わりに、あらためて意識の改革が求められているのかも知れません。まさに、時代の転換点に身を置いているように思われます。

 未来を見つめて、夢を描いて電子機器と積極的に格闘してきました。
 私の生活スタイルの中に定着した電子機器は、いまや見直しの対象となりつつあります。
 今回のiPhoneのことから、こんな思いを強くしました。
 日々の記録と整理と発信の方策を考えるべき時期に直面していることを、あらためて痛感しているところです。
posted by genjiito at 23:53| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年10月29日

やはり iPhone7Plus が変な動きをしています

 今週ようやく手に入れた私の iPhone7Plus が、どうも変なのです。
 4日前の「iPhone7Plus をまずは1台入手」という記事に書いた通り、やはり予感的中です。妻が入手した翌日に手した私の iPhone が、とにかく30分おきに変なことになるのです。
 ただし、妻の iPhone7Plus は正常に使えています。

 これまで使っていた iPhone6Plus は、秋に手に入れたものが本体交換を2度も繰り返して、3台目でやっとまともな物が手渡されました。その5ヶ月間は、とにかく無駄な時間を iPhone6Plus に費やしました。

 今回の iPhone7Plus も、来春まで同じように不愉快な日々を送ることになるのでしょうか。無意味な時間が、この iPhone7Plus に食われるのです。

 機種を新しくすると、いつもこうしたやっかいなことに直面します。正常に使えない iPhone に、お金は払い続けるのですから、気持ちはすっきりしません。アップルは手に負えなくなると本体をそっくり交換して素知らぬ顔をするのですから、まったくいい気なものです。

 今回の不具合は、とにかく複雑なことのようなので、ここに書くことはしません。
 今、非常に忙しい中にいます。今日の1日がアップルとの電話によるサポートで潰れました。何とか使えるようにならないか、との思いで、こんなことに時間をかけていては大変なことになる、と思いながらも、電話で無責任なサポートを受けることとなりました。

 最初に、アップルのサポート担当窓口である[0120-277-535]に電話をしました。いろいろとあってやっと出てきた担当者は、長々とやりとりをした末に、原因を「iCloud Drive」に起因するトラブルだと判断され、その対処を受けました。しかし、それでは何も解決しません。見立ての間違いだったのです。救命救急医が最初の診断を間違ったのと同じです。もっとも、私の命に別状はありませんが。

 解決しないことを再度電話で問い合わせると、今度は別の方が出てきて、先程の対処はその「アドバイザーの不備」によるものであり、「iTunes」のサインインとアウトで対処しようとされました。同僚の不始末を、なんとも軽くいなした発言でした。
 しかし、それも間抜けなことがいくつかあり、結局はダメでした。

 そこで、やっと出てきてほしかったスペシャリストなる方にバトンタッチとなりました。
 しかし、そのスペシャリストとおっしゃる方の指示でも、やはりダメでした。提案されることも、素人の私でも[?]と思われるものでしたが、ジッと我慢しました。

 コンピュータに30年近く関わっていると、電話口での対応で相手の方の力量がおおよそわかります。アップルのサポート窓口では、最初に対応してくださる方はほとんどが外れです。そして、その上のクラスのスペシャリストの方を、いかに引き出すかがユーザーの力量を問われるところです。そして、スペシャリストの方が出てきてくださると、解決することがあります。しかし、それでもダメなことが多いのが実情です。

 日本のサポート窓口は、その程度のランクの人材で構成されています。残念です。優秀な人材が、なかなか確保できないのでしょう。

 これが、アップルの地元であるアメリカのスタッフのレベルは、もっと高いのでしょうか。もっとも、英語がまったく喋れない私は、もし日本のスタッフよりもレベルが高くても、こちらの症状を相手に英語で伝えることができないので、どうしようもありません。

 ということで、また本体交換を繰り返す中で、半年後の来春には、まともに使える iPhone7Plus に出会えることを楽しみにしましょう。またまた、iPhone7Plus についても、ジッと半年の我慢を強いられます。その間、アップルにはこの欠陥商品にお金を払い続けるのですから、またまた不条理を感じます。

 予想通りの、欠陥商品というよりも、欠陥システムの中に置かれています。
 またか、との思いで、iPhone に頼らない生活を組みたて直すこことにします。
 この iPhone7Plus を使わない、という生活もいいものかもしれません。
 そうした機会を与えられた、と思うと、不愉快な思いが幸運にも思えるから不思議です。
 いささか、自虐的な物言いになってしまいました。
 アップルさん、安定した完動品の商品の供給をしてください。
posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年10月25日

iPhone7Plus をまずは1台入手

 iPhone7Plusを、いつものことながらドタバタ騒ぎの中で、なんとか手に入れることができました。

 2台を同時に入手できなかったので、まずはタッチパネルがヒビ割れた方から機種変更をしました。営業時間内に2台の手続きができない、とのことだったからです。1台いただくのに、手続きや設定などで、1時間はかかります。結構、手間と時間がかかるものです。

 本来ならば、好きではない au ではなく、しかも SIM Free にしたかったことは、以前書いた通りです。しかし、心ならずも思い通りにはいきませんでした。この次の機会を狙います。

 私は、人との出会いは恵まれているのに、機械運からは見放されています。
 これまで使っていたiPhone 6Plus は、渡された本体の欠陥から2度も本体交換となり、3台目にしてやっとまともに動くものが手渡され、今に至っています。

 さて、今回のiPhone7Plusには、どのような物語が生まれるのでしょうか。手にした今から、何が起こるのか楽しみです。

 まず祈るのは、某社のスマートフォンのように、突然ポケットの中などで火を噴かないことです。

 これまでに、ディスプレイが火を噴いたり、ケーブルが焦げたり、ドライヤーのコードが焼け焦げて飛んできたりと、このての話には枚挙に暇がありません。

 さて、この新機種に交換してから、今後ともどう展開するのでしょうか。
 これまでのパターンでいくと、近日中に「突然……」と始まる記事をアップすることになるのですが……
posted by genjiito at 22:49| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年10月14日

iPhone 6 Plus から 7 Plus へSIMフリーで移行する際の問題

 先週、「iPhone Plus を 6 から 7 へ移行することを検討中」(2016年10月08日)と書いてから一週間が経ちました。

 そして、最後に「今後はもう少しお役に立つ情報の発信を意識したいと思っています。」と書きました。その、お役立ち情報を以下に書いておきます。

 ただし、これは当初の予定を変更するものとなっていますが。


161014_iphone6plus




 駅前の auショップへ行き、先日確認したように手元に転がっていた「iPhone5」に画面がひび割れた「iPhone 6 Plus」の SIM を入れ替えることで、「iPhone 6 Plus」の引っ越しをしたのに、データがどうしても最近の2年分が移行できないことを尋ねました。担当の方は、この前よりも詳しい方でした。しかし、そんなことはないはずだ、とのことです。
 何度かやっても移行できなかったので、それ以上の話はしませんでした。

 そんな中で、SIM フリーへの移行を話題にしたところ、先日の方とは違うことをおっしゃいます。
 まず、私の更新月は今年の12月から来年の1月なので、その期間にこれまでの機種を解約しないと、一台につき約1万円が違約金として発生するとのことでした。私の場合は、2台同時に移行するので2万円です。

 さらに、私が使っている「iPhone 6 Plus」から新しい「iPhone 7 Plus」への移行では、SIM フリーで使うことが保障されていない、ということでした。これは、au のサイトに書いてあることで、「iPhone 6 Plus」と「iPhone 6s Plus」は別物であり、私が持っている「iPhone 6 Plus」はSIMフリーには対応していない機種だそうです。「iPhone 6s Plus」からが対応するものだとか。
 あれっ、と言うしかありません。この前は……、と言ってもどうにもなりません。

 ただし、iPhone のタッチパネルが割れていても、その「iPhone 6 Plus」から「iPhone 7 Plus」に機種変更をすれば、下取り価格の27,000円が新機種の購入代金にまわせるとのことでした。割れたタッチパネルを修理しても2万円以上はかかるので、「iPhone 7 Plus」への移行は、これで大きく変更を余儀なくされることとなりました。

 追い討ちをかけるように、現在私が求める「iPhone 7 Plus」は在庫がないので、3週間ほどの予約待ちとなるのです。

 それでは、12月まで待って、違約金が発生しない時期に買い替えにしましょう、と言うと、SIMフリーではなくて au の SIMで使い続けるのであれば、機種交換なので違約金は発生せず、手数料の2,000円でいいとのことです。

 相手の言いなりながらも、このまま機種交換しようかと思うようになりました。
 そして、担当者はさらにおっしゃいます。
 どうしてもSIMフリーにしたければ、180日経過してからなら可能だとのことです。

 となると、この店で「iPhone 7 Plus」をいつ予約するか、ということになります。
 担当者は、待ってましたとばかりに、週末は予約者が増加するので、早い方がいいですよ、と親切(?)におっしゃいます。

 SIMフリーのことを最優先にしていて、このまま au の契約を続ける気はまったくなかったので、そういうことなら一晩頭を冷やすことにします。

 こんな問題を、いま抱えています。
 解決なさった方がいらっしゃいましたら、よきアドバイスをよろしくお願いします。
posted by genjiito at 21:15| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年10月08日

iPhone Plus を 6 から 7 へ移行することを検討中

 「iPhone 5 64GB」を「6 Plus 128GB」に機種変更したのは、ちょうど2年前の2014年10月6日でした。その時のことは、次の記事に書いています。

「iPhone 6 Plus のトラブルの対処方法」(2014年10月07日)

 それから10日後には、私が手渡されたiPhone は不良品とのことで、京都で本体交換をしてもらいました。

「iPhone 6 Plus が欠陥商品のため本体交換となる」(2014年10月17日)

 本体交換しても不調なので、また1ヶ月後にトラブル状態となりました。

「依然として続く iPhone 6 Plus128G のトラブル」(2014年11月16日)

 それ以来の不調については、Evernote がらみなので省略します。

 そして、「iPhone 6 Plus」にしてから4ヶ月目にして、3台目の iPhone を手にすることとなりました。今度は、アップルストア銀座での本体交換でした。

「4ヶ月で3台目の本体交換となったiPhone6 Plus」(2015年02月25日)

 その後も不調が続き、本ブログには折々に報告してきました。ただし、今それらはすべて省略します。

 さて、そうした道を歩んで来た私も、最近新たに投入された「iPhone 7 Plus」に移行する決意をしました。それは、我が家にある2台の「iPhone 6 Plus」の内の1台のタッチパネルのガラスが、落とした衝撃で粉々にひび割れしたためです。表面に衝撃防止シートを貼っていたので、ガラスの破片が飛び散ることはありませんでした。

 今回のガラスの修理は、ネットで調べ、お店で確認したところ、19,800円だそうです。いつか 7 Plus にしようと思っていたので、これを機会にと思いきることにしました。

 そこで、旧知の仲間が、私と同じ au の「iPhone 6 Plus」から docomo の「iPhone 7 Plus」に機種を交換したことを、最近ブログに書いていたことを思い出しました。
 そこですぐにメールで、私の用途などを伝え、経緯などを問い合わせたところ、これまたすぐに詳細な説明を受けとることができました。
 こうした情報通の仲間がいることは、突然やってくる悲劇に対処するにあたっても、本当に助かります。

 長文の懇切丁寧な説明を読んで、ますます、docomo の 7 Plus にすることで、気持ちは大きく傾きました。
 それにしても、今までまったく縁のなかった docomo です。
 詳しく、わかりやすく説明された文章を見ながら、参考にと添えられたホームページなどもすべて確認した上で、やはり SIMフリーで「mineo の docomoプラン」にターゲットを絞りました。

 そして、アドバイス通り、以下のこともチェックしました。
・基本データ容量:3GB
・デュアルタイプ

 ただし、面倒なのは、「iPhone 7 Plus」の SIMフリー版をAppleから直接購入することです。すぐに、今いる宿舎から近いアップルストア銀座に、「iPhone 7 Plus」の在庫状況を聞きました。すると、ホームページでも在庫が確認でき、あればすぐに予約すればいいそうです。ただし、今日は残念ながら在庫はないとのことです。毎日朝8時に在庫状況を公開するので、ネットで在庫を確認してから予約し、その番号を持って来店を、とのことでした。

 とにかく、SIMフリーの本体の入手は、明日以降になります。どうやら、この本体の入手が、一番の難所のようです。

 次に、ヨドバシカメラに連絡し、mineoの手続きの相談をしました。
 京都の我が家は、ネット環境は Kオプティコムの光回線を契約しています。テレビも電話もインターネットも、すべてイオネットを利用しています。いろいろと相談している中で、イオネットのユーザーであれば、さらに800円の割引があることもわかりました。

 とにかく、仲間からのありがたいアドバイスを参考にして、「iPhone 7 Plus」のSIMフリーを mineo で契約して前に進むことにします。
 といっても、私のことなので、いろいろとトラブルの中を進むのことになるでしょうが……

 たまたま、買い物で出かけることがあったので、近くの駅前にある auショップに立ちより、いろいろと情報を得てきました。最近の私の iPhone は、ほとんどこのお店で購入しているからです。
 ここでわかったことは、現在使っている iPhone が、あと1ヶ月で本体の代金を完済するということでした。つまり、完済してから次の機種への乗り換えを考えたらどうでしょうか、とのアドバイスです。それもそうだと思い、あと1ヶ月はこのままでいってもいいか、と思うようになりました。

 さらに、画面がひび割れした「iPhone 6 Plus」について、電話で不自由をしているので対処法を聞きました。手元に放置されている「iPhone5」に SIM を入れ替えると、電話等が使えるようになるのではと聞くと、そうだとのことです。
 これで、サイズは一回り小さくなっても、電話もネットもこれまで通りに使えます。1ヶ月の辛抱ならば、これで何とかなります。すぐにこれを試すと、何も問題なく一つ前のiPhoneが使えるようになりました。

 この先延ばしした1ヶ月間に、SIMフリーの「iPhone 7 Plus」の情報をもっと集めることができるので、より的確な判断ができるようになります。もしもさらによい選択肢が見つかれば、すぐにそれに移ればいいのです。

 iPhone を SIMフリーにすることで、よく使うアプリ「メッセンジャー」やテザリングなどがどうなるのかも含めて、十分に検討する時間ができました。仲間からのその後の利用体験も聞けます。

 急遽検討を始めたiPhone のバージョンアップも、こうして一段落し、次に必要となる情報やターゲットマシンについて調べる余裕もできました。

 それにしても、仲間が発信する情報と、そこからもらえたアドバイスのありがたさを痛感する、得難い貴重な1日となりました。

 よき仲間がいることの楽しさと嬉しさを、この記事を書きながら噛みしめてているところです。私も、いろいろな方のお役に立つ存在であるように、との気持ちをあらたにしています。

 私が毎日書いているこのブログは、そうしたお役には立ちそうにもありません。自由気儘に日々の日録を書いているだけだからです。しかし、ひよっとして、この自分が生きている存在証明にしかすぎない日記代わりの日録も、どなたかのお役に立っていることもないとはいえないかもしれません。いや、そのようなことはないとしても、今後はもう少しお役に立つ情報の発信を意識したいと思っています。
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年06月25日

第13回出版法制史研究会で貴重な情報をいただく

 浅岡邦雄先生のお誘いをいただき、「出版法制史研究会 第13回例会」に参加しました。
 私は、一般に流布するテキストを読んで、そこからの思いつきを読書感想文のように話す、自己陶酔の域を出ない研究会が嫌いです。その点ではこの会は、広汎な手堅い資料で発表が展開する、気持ちのいい集まりです。

 会場は國學院大學です。キャンパスには、「浴衣で授業を受けよう」というスローガンが掲げられていました。おもしろい企画です。


160625_yukata




 まず、本日のプログラムから。


日時:2016年6月25日(土)
   午後1時30分〜6時
会場:國學院大學 渋谷キャンパス
発表題目
○真辺美佐(宮内庁書稜部)
「帝国議会における新聞紙条例改正論議の意義 ―議会開設後から明治30年まで―」
○安野一之(早稲田大学現代政治経済研究所研究協力者)
「内閲再び―「内閲綴」に見る戦時下の出版検閲―」


 専門外の私にも問題意識を共有できるテーマの発表なので、興味深く聞きました。

 真辺さんには初めてお目にかかりました。
 A4版で24枚の資料には圧倒されます。
 第一議会期(明治23〜24年)から第十議会期(明治29〜30年)の間に、発行停止権の廃止が何度も議会に提出されたとのことです。明治から昭和初期が好きな私には、資料を追うだけで、興味津々です。

 提示された膨大な資料の中で、第四議会期(明治25〜26年)の『帝国議会貴族院議事速記録』以降、政府委員として末松謙澄が発言していることが記録されていました。

 第四議会期には、次のような発言があります。(1月10日、新聞紙条例改正(衆議院提出)、「第四回帝国議会貴族院議事速記録第十四号」明治26年1月10日)


○政府委員(末松謙澄)出版の自由で知られる英国でも仏国でも発行停止処分はある。またヨーロッパでは事前に検閲することもあり、ベルギーで行われている。


 これは、司法処分のことであり、行政処分のことではないそうです。私の理解が正しくないのであれば、お許しください。

 第九議会期には、次の発言もあります。(1月17日、「第九回帝国議会貴族院議事速記録第十号」明治29年1月17日)


政府委員(末松謙澄)発行停止を全廃出来ないのは、「今日我文学ノ状況、其他人心ノ有様ガ未ダ其程度ニ達シテ居ナイノデアル」

 ここで言う「文学」が意味することを、しばし考えてしまいました。

 発表後の質問の中に、末松謙澄の肩書きがほしいということがありました。確かに、どのような立場での発言なのかで、その意図が変わります、政治の世界では発言が変わるなど、いろいろとある人のようです。
 この末松謙澄の発言に関する資料については、後の懇親会で詳しく教えていただきました。

 出版条例や版権条例が同時進行で議論され、法となったようです。新聞紙条例が通らなかった中で、明治30年の時に新聞紙法とならなかったのはなぜか。さまざまなことが問題となる、興味深い内容の発表でした。
 
 
 続く安野さんは、これまでにも何度か本ブログで紹介しました。池田亀鑑が昭和7年に編集した『源氏物語展観書目録』の奥付と検閲の問題では、『もっと知りたい 池田亀鑑と「源氏物語」第2集』に寄稿してもらいました。

 今日は、「内閲再び―「内閲綴」に見る戦時下の出版検閲―」と題する発表です。

 「内閲」とは事前検閲のことで、大正6、7年頃からのことだそうです。後で、池田亀鑑が書いた小説「美しく悲しい安養尼のお話」が大正8年(1919) の「少女の友 12巻」に掲載されたことに関連して、内閲があったかどうか尋ねました。雑誌社が見てもらっていた可能性はある、とのことでした。

 池田亀鑑は、大正6年まで鳥取県日野郡溝口尋常高等小学校で訓導をした後、22歳の大正7年に東京高等師範学校に入学しています。そして大正8年に小説を書いているのですから、出版検閲が何であるかはよくわからないままに執筆をすすめていたことでしょう。

 内閲や検閲で、原稿が変更されたり削除されている実態が多数報告されました。印刷されて公刊される前に、原稿、ゲラ、刊行物の流れの中で、筆者と出版社と検閲者の闘いが垣間見えました。

 例示された山本有三の『路傍の石』に関する断筆の話は、非常に興味深いものでした。
 山本は、次のように言っています。


ここを切れ、あすこをけずれと、内務省の検閲官は事前検閲にあたって、むずかしいことを言いだしたのである。(中略)…涙をのんで、命ぜられた点をけずり、そのために意味の通じなくなった点は、一応通じるようにして、校正ずりを雑誌社に返したのであった。


 この山本の原稿が残っていないのが惜しまれます。

 他には、「涙」が出てくる場面は削除や書き換えの対象となっている、との指摘がなされました。戦線将兵の士気が下がらないように、という配慮からではないか、とのことでした。

 レジメの最後に、本日の発表内容が要領よくまとめてあったので、その文章を引きます。


 今回新たに見つけた「内務省官制改正参考資料(出版検閲機構整備関係)」により、昭和16年以降、事前検閲が図書課の通常業務に組み込まれていたことが明らかになった。「内閲綴」はその先駆と言うことが出来るだろう。
 戦時期に様々な角度からの「事実上の事前検閲」があったことは知られていたが、「内閲綴」とそれに続く内務省による事前検閲が具体的にどのように行われていたかが見えてきた。今後は「内閲綴」の精査を進めると共に、この時期の出版検閲制度全体を整理しなおす必要があるだろう。


 貴重な資料と示唆に富む発言が交わされ、収穫の多い研究会でした。

 終了後は、渋谷の並木橋近くで懇親会がありました。
 ここでも、多くの情報をいただきました。特に、大家重夫先生からは、末松謙澄について貴重なお話を伺いました。森洋介さんからは、『井上靖全集』の書誌的解題などですばらしい仕事をなさった、曾根博義氏の話を聞きました。曾根氏は、今週6月19日に76歳でお亡くなりになったばかりです。本ブログで井上靖卒読を連載していた時には、曾根氏の書誌情報のお世話になりました。伊藤整の実証的伝記研究がご専門だったことを教えてもらいました。

 出版法制史研究会のテーマとは守備範囲を異にする門外漢にもかかわらず、懇切丁寧にご教示いただいたみなさまに、あらためて篤くお礼申し上げます。
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年06月15日

【復元】私はマグロだそうです

 現在、メモ類は何でもエバーノートに記録・保存しています。
 今回、クラッシュした12年前の文章を復元しながら、当時の身の回りの小道具が変化していることを、楽しく思い返しています。

 情報の記録やメモの管理には、「ファイルメーカーPro」を使っていたのです。それが、今は「Evernote」に。
 ソニーのPDAである「クリエ」にメモを入力していたことは、今では「iPhone」に変わりました。


160615_clie




 ソニーのクリエ『PEG-UX50』は、毎日肌身離さず持ち歩き、テキストを入力したり写真を撮っていました。

 ソフトウェアもハードウェアも変わりました。しかし、こまめにメモを取って整理するために情報文具を活用していることには、今もまったく変わりません。
 進歩していないのではなくて、相変わらずマイペースで続けている、ということにしておきます。
 
(※以下の記事は、平成19年3月に消失したブログの復元です。)
 
 
********************** 以下、復元掲載 **********************
 
2004年12月25日公開分
 
副題「我が生き様における回遊魚の習性について」
 
 最近、私はマグロだと聞かされました。
 そして、私は回遊魚の仲間だとのこと。
 私の前世がマグロで、現世はその生まれ変わりなのでしょうか。
 かつては、カエルだと言われていましたが。
 回遊魚には、マグロを始めとして、カツオやウナギや鮎がいます。
 しかし、私はマグロだそうです。


1141570590_1



(この画像は手元にあったものです。出所がわかれば、その旨を明記します。)

 回遊魚は、常に泳いでいないといけません。動きを止めると、そこで死んでしまいます。何かし続けていないとすまない所が、私の生き様をあらわしているのでしょう。何となく、納得。

 私は手帳を5冊持ち、それぞれにメモを書き分けています。これからすべきことを書き、終わったら傍線で消します。必要に応じて、メモをパソコンにテキストとして入力します。
 メモの管理には、「ファイルメーカーPro」を使っています。昨年の夏までは、ソニーのPDAである「クリエ」にメモを入力していました。キーボード付きの、超小型パソコンです。そのメモを、随時マッキントッシュに転送して整理していました。しかし、クリエが昨春より製造中止となっていたので、昨秋よりアナログの代表である紙製のメモ帳を使うようになりました。
 大好きなソニーには、電話とクリエが一体となった製品を、一日も早く販売してほしいものです。すでにヨーロッパには、そうした製品が出回っています。ロンドンの地下鉄の中で使っているビジネスマンを見かけました。先月行っていたボストンでも、新製品として5万円ほどで発売されていました。

1141570590_2




 日本では、通信機能に制限があるのでしょう。何とか、クリアしてほしいものです。

 私は、まだまだ泳ぎ続けるつもりです。毎週2回、横浜のスポーツクラブで泳いでいるのは、まさに私の本性を体現しているものなのかもしれません。
 お寿司好きも、ここに起因するものなのでしょうか。
 回遊魚とのこと。どうやら、私の原点のようです。
 
********************** 以上、復元掲載 **********************
posted by genjiito at 21:59| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年05月12日

迷惑メールだと知らずにクリックした痛恨の失態

 今年になってからのことです。いつのことだったのかは、覚えていません。
 確かインドから帰った後のはずなので、2月下旬から3月にかけての頃だったかと思います。

 ある日、一通のメールが海外から届きました。
 発信元は知らないながらも、よく知っている先生の名前が下段にあったので、何の連絡だろうと思って開きました。
 その先生は、日本語はまったくご存知ないので、いつも英語でメールが届きます。
 込み入った内容の時には、娘に間に入ってもらい、メールのやりとりをしています。
 世界的に著名な先生なので、失礼があってはいけないとの思いから、米語ではなくて英語で正式な返信を差し上げるようにしているのです。

 以前も、たくさんの画像を送ってくださった時に、外部サーバーからダウンロードしました。
 今回も、先生からの預かり物のファイルがある、ということを知らせるものだったと思います。
 そこで、英語が苦手の私なのに、いつものように適当に英語を読んでそのサイトからの連絡メールらしきものを開封したのです。

 すると、私の住所録から誰かを紹介するようにという誘導になりました。
 これはおかしいと思い、すぐにそれから先には進まずにメールの画面を閉じました。

 それ以降というもの、「Zorpia」というところから毎日2、3通のメールが届きます。
 だいたい「Hey」とか「Hi」と、馴れ馴れしく呼びかけるものです。
 以来、一度もその「Zorpia」からのメールは開かずに、すべて削除しています。

 私が何をしたためにそうなったのか、とにかくわからない状況から今に至っています。
 ネットで調べると、この「Zorpia」からの、この手の迷惑メールを撃退できる方法がありました。
 しかし、それを実行しても、いまだに毎日メールは来ています。

 自動的に迷惑メールのボックスに入る設定にしているので、間違って読むことはありません。
 しかし、自分が不用意にクリックした痛恨の失態によるものでもあり、気分がいいはずはありません。

 嵐が収まるのを待っています。
 これを排除する、何かいい方法はないものでしょうか。
 どなたか、回避策のご教示をいただけると助かります。
posted by genjiito at 23:38| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年05月07日

珍しく欠陥品ではなかったiPhone 6 Plus

 よく欠陥品を手にすることで知られている私です。
 特に、電子機器は、いつも欠陥という大当たりのくじを引いています。

 ところが、珍しくというか、私が持っている物が正常な商品だったのです。
 この普通であることが、私にとっては稀有なネタになるのです。

 先日の仲間のブログに、


 私のiPhoneは、「ごく一部の iPhone 6 Plus で、iSight カメラのコンポーネントの一部が故障し、撮影した写真がぼやけて見える場合があることが判明」(apple.com)した、リコール該当機種です。


とありました。

 何事にも冷静沈着な仲間の話なので、当然私の iPhone もそうだろうと思い、アップルのサポートサイトで調べました。

 手元にある iPhone のシリアル番号を入力したところ、何とリコールの対象外である、という思いがけない(?)メッセージが表示されました。
 そういえば、この iPhone は購入してから不具合続きで、4ヶ月で2度も本体を無償で交換していました。現在使っているのは、iPhone 6 Plus の3台目なのです。
 詳しくは、「4ヶ月で3台目の本体交換となったiPhone6 Plus」(2015年02月25日)をご笑覧ください。

 iPhone 本体の交換を繰り返している内に、欠陥が解消された頃に製造された iPhone が、今私の手元にあるようです。

 複雑な思いではあるものの、まずは一安心です。

 試しに、妻の iPhone のシリアル番号を聞いて、同じようにチェックしました。すると、これは大当たり。リコール対象商品だったのです。

 私と同じ日に同じ店で、「iPhone 5」から「6 Plus 」へ一緒に買い換えたものです。妻の iPhone がリコール対象商品ということは、あの時、店頭で私に渡された iPhone 6 Plus も、日本語入力機能以外に、カメラにも欠陥があったということのようです。

 妻のカメラのピンボケは、そんなに酷くはないようなので、しばらくはこのままで使うそうです。というよりも、欠陥品を交換修理することに慣れていないので、煩わしさと面倒なことを避ける意味もあって、当分はこれで様子をみるという判断のようです。

 いずれにしても、2人共に大した被害がなくて幸いでした。
posted by genjiito at 22:15| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年04月26日

読めなくなっていたホームページを再建

 1995年9月からインターネット上に公開していたホームページ旧〈源氏物語電子資料館〉が、しばらく見られない状況にありました。

 1999年に私が国文学研究資料館に着任した際、それまで奈良インターネット「まほろば」から公開していたホームページを、〈へぐり通信〉と〈源氏物語電子資料館〉の2つに分けました。
 日々の雑録を記したのが〈へぐり通信〉で、「まほろば」のサイトから発信を続けていました。
 『源氏物語』に関連する学問的な情報を中心とした〈源氏物語電子資料館〉は、「国文学研究資料館」のサイトから公開していました。

 度重なる国文学研究資料館におけるシステム入れ替えに伴い、〈源氏物語電子資料館〉はいつしか外部から閲覧できなくなっていました。
 2005年以降は、私が情報の更新を怠っていたことも原因です。

 過去に私が取り組んだ科研の報告などをご覧くださる方々がいらっしゃったので、いつか再建をと思いつつも、延び延びになっていました。

 今回、科研などのホームページを公開している、「さくらネット」のサイトの片隅に、バックアップしていた国文研版・旧〈源氏物語電子資料館〉のデータを移設しました。


160426_oldgem





 これは、1995年から2005年までに発信していた、『源氏物語』に関する情報で成り立っています。
 あくまでもアーカイブズとして、しばらく閲覧できる状態にしておきます。

 これで、まずは国文学研究資料館から発信していた〈源氏物語電子資料館〉は再建できました。
 NPO法人〈源氏物語電子資料館〉と紛らわしい名前でもあり、大急ぎでこの中のデータをブログなどに移し、移し終わったら消去する作業をしていきます。

 また、〈へぐり通信〉も、現在は壊れたままで閲覧ができない状態にあります。これについても、近日中に再建する予定です。

 日々の忙しさにかまけて、旧〈源氏物語電子資料館〉や〈へぐり通信〉を放置していました。しかし、掲載されている情報は古いものであっても、当時の研究状況がわかり、私個人の存在証明ともなるものなので、再建することにしました。
 ブログなどへの移行作業が終わったら、このホームページは閉鎖することになります。今から1年くらいはかかると思っています。
posted by genjiito at 22:11| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年03月10日

再録(19-4)どうしようもないMV社のこと(1999.12.28)

 この一連の「再録」は、〈大和まほろば発 へぐり通信〉の【ハイテク問はず語り】というコーナーから発信していた情報群の一部です。

 このテーマでの再録は、ひとまずこの第4回までとします。
 私は1999年4月より、東京の品川にある国文学研究資料館に勤務するようになりました。
 ここで取り上げている話は、その年の3月の奈良にいた時のことと、4月からの東京での出来事が錯綜していますので、適宜読み分けてください。
 2000年以降も、この件はさらにややこしいことになりました。しかし、残りのファイルは未整理のままなので、いつかまた取りまとめることにします。
 あくまでも記録の掘り起こしなので、適当に読み飛ばしてください。
 
----------------- 以下、再録掲載 ---------------------
 
〔どうしようもないMV社のこと(1999.12.28)〕
 
 アップルのマッキントッシュ用のG3対応ボード「MAXpower G3 PDS 7100/8100 240/1M/160」が使えないものであったことと、それに対するMV社の対応については、すでに「不可解なMVという会社(1997.3.28)」、「またMV社のこと(1998.10.01)」、「またまたMV社のこと(1999.03.09)」で報告した通りです。

 さらに、その後の珍妙な展開をまとめておきます。

 本年3月9日に本コーナーに「またまたMV社のこと」を掲載した1週間後のことでした。MV社のYさんという方から突然自宅に電話がありました。用件は、G3ボードに関してお詫びをかねて会いたいとのことでした。わざわざ東京から奈良まで出向くとのことでした。

 先の記事の中で、以下のように書いたことが、この反応の直接の原因だと思い当たりました。


 今回MV社社には、本書面とともに、ボードとG3/300の「見積書」「納品書」「請求書」「領収書」を同封しました。
 私の出費を弁償していただくためのものです。


 しかし、私はYさんから電話をいただいた翌日には、湘南葉山の総合研究大学院大学に行く予定がありました。鎌倉か横浜でならとも思いましたが、とにかく話は4月以降に、ということにしました。

(注:以下は、大阪から東京に職場が変わり、横浜の金沢文庫にある宿舎で生活するようになってからのことです。)

 4月6日にYさんから打診の電話があり、9日に来訪されました。1時間ほどでしたか、私から、いろいろと不具合の説明をしました。Yさんからいただいた名刺には「第2営業部 副部長 (兼)営業課課長」とありました。

 4月14日早朝、Yさんが自家用車で、拙宅の「PPC-8100/80AV」を引き取りに来られました。

 それから1ヶ月ほどした5月13日に、YさんとKさんがお出でになりました。Kさんの名刺には、「研究開発本部開発部テクニカルサポート課マネージャ」とありました。

 いろいろと技術的な問題点の説明を受けました。要するに、このままでは使えないとのこと。そんなカードをよく調べもしないで販売するものだとは思いましたが、とにかく対案を聞きました。その対応策として、現在装着しているAVカードを取り外し、新たにアメリカで販売されているビデオカードを輸入して装着すると、動かない「PPC-8100/80AV」が使えるようになるとのことでした。

 大変なことになったと思いましたが、私の費用負担はないとのことなので、そのような手配による対処を了解しました。
 それにしても、私のような被害にあったユーザーは他にいないのでしょうか。いろいろな話の中で、私が最近購入したMV社の「ばり2バックアップ」は、商品にする前の段階のベータバージョンという代物であり、商品として販売するのは問題だと言うと、おふたりとも少し口ごもっておられました。
 また、MV社の製品もいろいろと試用してほしいとのことだったので、これが迷惑をかけたお詫びの対応なのかと思い、私が被った損害の弁償の代わりとして受けようと思いました。
 さらに、K氏に報告書を求めましたところ、K氏より以下のメールが5月21日に届きました。


大変ご迷惑おかけしております。
ご依頼頂きました内容を簡単ですがご報告させていただきます。
弊社でお預かりいたしましたI様の下記の環境における、確認いたしました現象をご報告いたします。

PowerMac8100/80AV
MAXpowrG3 7100/8100 240/1M/160
モニタ接続は標準搭載のAVカード経由

<現象>

G3カード装着後、MicrosftPowerPoint、PageMaker等のアプリケーションを使用中にフリーズが発生。
同じ操作での再現性は無いが、かなりの頻度で動作不安定となる。
G3カードを外すと、上記問題は発生せず、動作が安定する。
Newer社より、一部のAVカードとの相性に問題がありとの報告があり、G3カードを装着した状態でAVカードを外し、オンボードの内蔵ビデオポート経由でモニタに接続し、動作検証した結果、問題は解消。

<結果>

上記の結果、動作不安定を引き起こす原因は、G3カードとAVカードの組み合わせと判断。

<対処>

AVカードを使用すると問題が発生いたしますので、使用しない方法といたしましては、次の二通りがあります。

1.オンボードの内蔵ビデオポート経由
2.Nubusのビデオカード経由

1.の場合は、モニタモード切替アダプタ(ダイヤテック株式会社製店頭価格1,500円前後)のみあればモニタに接続できますが、ただ、対応しているモニタ解像度が低く、13インチモード(640*480)までの対応です。

2.の場合は、別途Nubus対応のビデオカードをお持ちで無い場合、別途購入しなければいけません。ただ、費用はかかりますが、モニタ解像度は最大1152*870で24bit(フルカラー)までサポートしています。現時点で入手可能なNubus対応のビデオカードは次の商品となります。

商品名:sonnetSonata24Pro(PowerMac7100/8100用ビデオカード)

店頭販売価格(99/5/20現在):28,000円税別
取り扱い店:株式会社イケショップ Tel03-3251-4722
Web上(http://www.ikeshop.co.jp)での通信販売も行っております。

以上ご報告いたします。


 そして、5月24日の早朝、Yさんが自家用車で私の「PPC-8100/80AV」を拙宅に持ってきて下さいました。車から受け取り、自分で自室に運びました。今から考えると、あの時にYさんに私の部屋で動作確認をしてもらえば、以降もややこしくならなかったのではと思います。

 さて、無事に修理が終わったはずの「PPC-8100/80AV」も、数日後に起動しなくなりました。またMV社に電話です。

 6月3日に、今度はKさんが拙宅に自家用車で受け取りに来られました。
 またまた、「PPC-8100/80AV」は旅に出ました。

 6月15日にK氏から以下のメールがあり、OSを8.6にしていいかと確認されました。


ご連絡が遅くなり大変申し訳ございません。
お預かりしております8100ですが、原因と思われる点が見つかりました。
下記内容にて回避ができております。

現象

モニタを2台接続した際に、アイコンパレード時にNewerの機能拡張を読み込む途中にフリーズ。
モニタを1台で接続しているときには、この現象は起こらない。

回避方法

AppleVision機能拡張書類のアップデートにて正常動作。
コントロールパネルのモニタ&サウンドにて起動画面の切り替えを幾度か繰り返し、問題なく動作することを確認。

ここで一点ご相談なのですが、お預かりしておりますマシンのOSを8.6にアップデートすることは可能でしょうか。

OS8.5.1のAppleVisionのバージョンではモニタを2台接続していると、Newerの機能拡張書類読み込み時にコンフリクトを起こしてしまいます。おそらく2台のモニタをマシンが認識し信号を送るタイミングとMaxPowerを認識するタイミングが非常に近い事が問題になっているかと思われますが、AppleVisionのバージョンを1.7.1にあげることにより回避ができております。

いかがでしょうか、ご検討いただきたくお願い申し上げます。 


 これに対して、即座に以下のようなOKのメールを出しました。


連絡をありがとうございます。
8100は初期のボードなしの状態で余生を共にしようかと決め、そろそろ連絡をしようと思っていたところでした。
OSを8.6にアップすることで、また使えるようになるのなら、8100も喜ぶことでしょう。
私も、とにかく安定して動くならば、それで結構です。
最近とみに自宅での仕事量が増え、もう一台ノートタイプでも購入せざるを得ないかと思案していた所でした。とにかくマシンがもう一台手元にあり、一日も早く使える状態を最優先にしたいと思います。
研究活動は自宅が中心となる私の仕事柄と、マシン不足の窮状をご理解の上、ご高配をお願いします。


 6月23日に、Kさんが自家用車で完動する「PPC-8100/80AV」を運んでこられました。そして、今度は私の部屋に設置した後、Kさんは自分で動作確認をされました。
 過日のYさんは、私の部屋に入り込むのを遠慮されたのでしょう。その気持ちは分かります。ただし、このような場合は、目の前で確認することは大切なことのようです。私はK氏の帰り際に、また報告書を送ってほしいことと、ソフトウェアの試用について確認すると、後日メールとカタログを送るとのことでした。

 そして、7月7日に、約束通りK氏より以下のメールでの報告書が届きました。


ご連絡が遅くなりたい変申し訳ございません。
その後マシンの調子はいかがでしょうか。
さて先日納品にお伺いした際にお約束しておりましたレポートを、簡易的ではありますがお送りいたします。
何かご不明な点などございましたらご連絡下さい。

株式会社 MV社  K

障害内容

前回の納品の際に、本体付属のAVボードの替わりにサードパーティー製のグラフィックボードを装着し納品。
はじめは問題なく起動したが、2台接続されているモニタのメイン画面を切り替え、再起動を行うとアイコンパレード時にMaxPowerのアイコンを読み込んだ時点にフリーズが発生。
ご自宅で現象を確認後、社に戻り再度現象を確認。

回避策

Appleのホームページより機能拡張書類でモニタを管理している「AppleVision」がバージョンアップされていることを確認、OSを8.6にすると伴にこの書類も更新する。

結果

2台のモニタを接続することにより、モニタドライバとMaxPowerのドライバがコンフリクトを起こしていた模様。OSのバージョンとAppleVisionのバージョンを新たなバージョンに更新したことにより障害を回避できた。
また、コントロールパネルの「モニタ&サウンド」にてメインモニタの切り替えを数回行いテストしたが障害は再現しないことを確認。

納品後、ご自宅にて動作確認を行い問題なく動作することもか確認。


 さらに、7月7日にMV社社のカタログが2冊送られてきました。

 早速、試用したいソフトウェアをリストアップして、以下のようなメールをK氏に出しました。


御社の総合カタログを受け取りました。
楽しく拝見しながら、手元で眠っているものがいくつかあるのに驚きました。
「Premiere」や「Kai's Power Tools」 は Ver.5 になっていたんですね。
「SpeesDubler8」「RAMDoubler8」はフルに活用していましたが、PowerPCになってからは眠っています。
現在も常時使っているソフトウェアをカタログで見つけると、なんだかうれしいですね。
さて、以下に、私が使用してコメントを付けられそうなものをリストアップしました。
少し多いかな、と思いましたが、興味をもったものです。
遠慮せずにあげましたので、ご寛恕のほどを (=^_^=)
使ってみたい順に列記します。

・Vertual PC Ver.2.1 (日常的に使用するSoftWINDOWSとの比較)
・Dr.SURF V2.0 (NOVAの製品にがっかりしたので)
・Surf Express Ver.1.5 (スピード比べに)
・マジック館OFFICE全集 (宝箱への興味から)
・マジック館クラリス全集 (宝箱への興味から)
・マジック館ファイルメーカーPro全集 (宝箱への興味から)
・TOEFLテスト完全攻略模試 (今夏留学する娘をテスターに)
・TOEICテスト完全攻略模試 (今夏留学する娘をテスターに)
・アイデアストーム Ver.2.0 (よく使うインスピレーションとの比較)
・Adobe Acrobat 4.0 (職場にはWINDOWS版しかないので)

下記二点は、過去にバージョンアップの手続きでゴタゴタしたので、そのままになっているものです。

・Adobe Premiere 5.1
・Kai's Power Tools5

なお、「Adobe FrameMaker+SGML 5.5J」は、職場にあるのでしょうが、それを使うと仕事が増えそうなので、一人で使ってみたいと思っていたものです。ただし、価格が価格なので、そっと紛れ込ませておきます。一応、テスト使用が可能ならば、ということです。
以上、ご高配の程を、よろしくお願いします。


 返信を待つ内に、またまた「PPC-8100/80AV」が不調になりました。夏の暑さのせいでしょうか。起動できないことが時たま発生しだしたのです。とにかくとてつもなく多忙な日々でもあり、「PPC-8100/80AV」が身近にあると、ついつい調子を見ようとして時間を浪費し、それもまたもやテスターとなりかねない日々を避けるために、愛機を別の場所に移動しました。しばらく休憩していた「PPC-7600/200」の出番となりました。これは、いつも元気で快調なパソコンです。

 そしてついに11月になると、愛機はウンともスンとも言わなくなり、またお手上げの状態になりました。
 MV社のソフトウェアの試用に関する返事もあることだしと思い、K氏からの連絡があったらこの不具合を伝えようと思っている内に、どうしようもなく忙しい仕事に振り回され、とうとう今日になった次第です。

 それにしても、MV社からは、7月7日以来、何の連絡も問い合わせもありません。これだけトラブル続きのマシンなのに、修理後、引き渡してすぐの様子伺いだけで、それ以来音沙汰なしなのです。
 ソフトウェア試用の件も、こちらの希望を無視されたままです。一体、どういうつもりなのでしょうか。
 MV社に電話をしても、また場当たり的な対応をされるだけなので、この〈ハイテク問はず語り〉に、これまでの経過を掲載することにしました。
 今日まで引きずったのは、どこかの東芝というメーカーのトラブルではないですが、苦情を言うのを趣味にしていると思われるのも嫌なので、クレームの連絡は自粛していたこともあります。

 トカゲのシッポ切りのような対応をするMV社のことです。手に負えなくなるとバトンタッチがあるようです。Sさん->Yさん->Kさんと来ましたから、今度はどなたが私にコンタクトを取ってこられるのでしょうか。優秀な方々なのでしょうが、ユーザーの立場から言えば、もっと最後まで責任をもって対処してほしいものです。

 それにしても、まだまだ未成熟のコンピュータ業界です。これからのさらなるコンピュータの普及を考えると、MV社のような会社はこの日本に必要なのでしょうか。この程度のサポートしかできないのなら、かえって発展の邪魔ではないでしょうか。
 アメリカのソフトウェアを輸入して日本語化するだけなら、他にいい会社があります。また、自社で開発するソフトウェアが「ばり2バックアップ」のような開発版レベルならば、それを臆面もなく店頭に並べて平気ならば、早々に撤退してほしいものです。

 MV社は、もうこりごりです。
かわいそうな「PPC-8100/80AV」ですが、どこか立派に再生してくれる会社を探すことにします。どなたか、技術力のある人か誠意のある会社をご存じないですか。

 
----------------- 以上、再録掲載 ---------------------
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年03月09日

再録(19-3)またまたMV社のこと(1999.03.09)

 この一連の「再録」は、〈大和まほろば発 へぐり通信〉の【ハイテク問はず語り】というコーナーから発信していた情報群の一部です。

 ここでは、再録(19-1〜4)として、MV社に関連する悪戦苦闘の記事を集めています。
 あくまでも記録の掘り起こしなので、適当に読み飛ばしてください。
 
----------------- 以下、再録掲載 ---------------------
 
〔またまたMV社のこと(1999.03.09)〕
 〈8100用G3ボードの顛末に関する覚え書き〉
 
 昨年記した「またMV社のこと〈1998.10.01〉」のその後の顛末をまとめてアップします。


商品名「MAXpower G3 PDS 7100/8100 240/1M/160」
発売元 MV社
購入日 1998.9.24
店名 (株)オー・エー・システムプラザ大阪店
金額  \125,790(税込)


問い合わせのためにかけた電話は以下のとおりです。


1998.9.25電話(女性の方)
1998.9.28電話(Sさんへ)
1998.10.1電話(Sさんへ)
1998.10.1ボード返送


 ボード返送にあたっての詳細は、「またMV社のこと〈1998.10.01〉」に記した通りです。

 返送後、いつまで待ってもMV社から何の連絡もないので、98.10.26に電話(Sさんへ)をしました。不在のため、夜に担当者が連絡するということでしたが、その日は何の連絡もありませんでした。

 98.10.28に、こちらから再度電話を入れました(Sさんへ)。
 交換用のボードをアメリカのニューワーテクノロジー社に発注中とのこと。月に一回の生産のため、11月第二週くらいには届くはずであるとのこと。
 連絡はもらえるかと聞くと、特にそのようなことはしない、との返答でした。とにかく、ひたすら待つしかないようです。
 何とも、こちらが購入者であることが欠落したクールな対応でした。

 このボードの修理が完了したものを受け取ったのは、98.11.17でした。というより、何のことはない製品交換でした。ボードの製造番号が、「A522309」から「A528531」に変わっていました。同封の「修理結果報告書」には、受付日として「98/10/7」とあります。

 そして、またもやフリーズの連続です。どのような状況でなるのかは、98.11.25の電話で詳細に報告しました。

 それから一月ほどは、まさにMV社のテスターよろしく、連日フリーズとの格闘をしました。ボードが変わったので、当然動くであろうということを前提にしていたのです。今から思えば、膨大な時間をドブに捨てたことを悔いています。

 十数年前、まだ8ビットマシンで色々なことにチャレンジしていた時を思い出させる日々でした。何とか自分で動かしたい、という使命感もあったかと思います。今にして思えば、愚かなことでした。この時間を、何とか返してもらいたいと熱望しています。

 そして98.12.17or18に、ついにギブアップの電話をしました(Sさんへ)。
 本体ごと返送してくれとのことでしたが、もう年末でニューワーテクノロジー社は休暇に入るので、今送ってもらっても保管するだけとのことでした。
 仕方がないので、年明けの99.01.06に、パソコン本体にボードを装着したままで宅配便で送りました。

 その時に添付した手紙は、以下のものです。


*****G3ボードと本体送付.990106******

 昨年9月以来、「MAXpower G3 PDS 7100/8100 240/1M/160」のボードの不具合について、いろいろと問い合わせをしているIです。
 ボードを本体に装着したままでお送りします。
 よろしくお願いします。

 私がこのボードを設置しようとしている機器は、次のようなものです。

*CPU:PPC-8100/80AV(但しQuadra840AVよりのロジックボードアップグレード版)
*8100/80AV内蔵のビデオカードは、御社製品添付のマニュアル通り、ブラケットが半田付けされている部分から切り離しました。
 ただし、9.25の電話により、添付マニュアルが間違っているとのことなので、ご指示により、絶縁テープでカードを絶縁することによって、起動さえしなかった不具合は解消しています。

 4ヶ月もの長期にわたるテストでした。
 結論としては、2時間以上フリーズを起こさずに使用することは不可能でした。
 試みたテストの詳細は省略します。
 なお、内蔵のハードディスクは、今回のテストのために新たに昨秋購入したものです。それに、OS8.5をインストールしています。
 今回の件は、御社とニューワー社の依頼を受けての実験ではないために、製品に代価を支払ったユーザーに戻ることにして、改めて確認をお願いすることにします。

 ご確認の上、ご処置の程を、よろしくお願いします。


 動作確認を終えたMac8100/80AVが届いたのは、99.01.21でした。ただし、佐川急便で届けられた愛機は、なんと損傷したものだったのです。また、パソコンもうまく動作しません。またまたフリーズの連続です。

 99.01.28に、フロッピーディスクドライブが出し入れできない状態に変形していることに気づき、すぐに佐川急便の千代田店に電話をしました。何とも脳天気な対応で、すぐにそちらの営業所から引き取りに行かせる、とのことでした。そこで、大急ぎで以下の報告書を認めました。



*****8100の損傷返送-990128*******

・1999.1.21 佐川急便で8100到着
・すぐに気づいた本体の損傷

  ●本体背面の前から見て右上のネジが曲がっている。
  ●本体左側面下部が、内側に食い込み、本体内部底面が少し見える状態。
  ●本体前面のフレーム上部が割れている。
  ●フロントパネルの最上段のCD-ROMのベゼルの左側爪が折れているために、蓋がすぐに外れる。

・曲がったネジを含む本体背面のネジをゆるめて、カバーを外す。

  ●本体左側面下部が内側に食い込んでいた箇所では、本体側の爪が折れ、引っかからなくなっている。左側も同じ。
  ●本体内部に、プラスチックのパーツ一点と、割れたプラスチックの破片が、五〜六個見つかる。細かな破片はいくつもあった。

・すぐに行なったこと

  ●内部のプラスチックの破片を拾い集める。
  ●本体前面のフレーム上部が割れている所を、瞬間接着剤(ゼリー状タイプ)で接着する。
  ●CD-ROMのベゼルの左側を、ビニールテープで留める。

・まずは、電源を入れてスタートする。

  1-四回に一回は、ニューワー社のG3ボード用の機能拡張書類を読み込む内に、アイコンに文字が表示されないままでフリーズする。
  2-無事にスタートした場合でも、フォルダを開いて、まだハードディスクにアクセス中にウインドウの右下を摘んで引くと、確実にフリーズする。
  3-上記二点の場合、キーボードからのリスタートはできない。
  4-フロントのリセットボタンでは、確実に上記 1 の状態でフリーズする。
   本体背面のボタンで電源を落としてからスタートすると、起動することが多い。
  5-Excel-98のファイルを7〜8回ほど開け閉めするとフリーズする。
  6-セレクタでイーサー接続中の相手マシンを選択してから、すぐにキャンセルすると、画面が乱れてフリーズする。マウスは動くが、反応はない。

・MV社からの報告書を見てやったこと

  ●MacOS8.5に対応していない「FormatterOnePro」を削除。
  ●インターネットから「Drive7 v4.4.2」を入手して、システムに組み込む。
  ●システムを、Mac OS 8.5.1 にアップデートする。
  ●上記 1〜6 の症状は、多少減ったように思われる。
   ただし、依然としてファインダーのエラーは頻発し、画面にエラーメッセージだけが残る現象がよく見られる。
   また、上記1の状態になることが、十回に一回ほどの割合で発生する。
  ●しばらく実際に使うために、フリーソフトの「CopyPaste」をインストールする。
   このソフトが原因のフリーズはないようである。
  ●ノートンユーティリティを削除する。

・1999.1.28 フロッピーディスクが、きつくて入らないことがわかる。
  前面の蓋を外すと、挿入でき、読み込みが出来る。
  フロッピードライブ自体の左側が持ち上がった状態のために、蓋をするとその蓋に当たって出し入れができないことがわかる。
  このフロッピーを抜き差ししたときに、接着した本体前面のフレーム上部が剥がれた。
・本体が運送中に相当の衝撃を受けたようなので、このままマシンのテストをすることを断念。
・佐川急便千代田店に電話。
 すぐに引き取りに来るとのこと。

 データのバックアップを取り、消去した後に引き渡す。


 荷物を受け取りに来た佐川急便の方は、何かと急き立てるのです。回収を急いでおられました。
 こちらは、大切にあつかってもらえると思っていたのに、佐川急便は梱包材料も何も持ってこず、そちらで早く荷造りをしろというのです。
 大急ぎでやると、まだ一方をテープで止めていないのに、さっとテープを一カ所だけ貼って担いで持って行かれました。上記のメモを印字したプリントも、隙間に入れただけでした。何となく不安になる引き取り方でした。おまけに、「預り書」もくれません。
 佐川急便というのは、こんなにいい加減な宅配業者だったのですね。唖然としました。その時以来、いまだに何のお詫びもありません。ということは、今回のパソコンの損傷の全責任は、MV社にあったということなのでしょう。

 その後、二日経っても荷物を届けた、とか届いたという連絡がないので、私ももうMV社に愛想をつかし、99.01.30の夕刻に新たにパソコンを買いに出かけました。そして、Power Mac G3/300を購入しました。
 私は、パソコンで遊んでいるのではなく、仕事に使用しています。それもデータベース作成に従事しているために、年度末を控え、一台でもパソコンが使えないというのは決定的に痛手です。色々な状況の中で、新機種G3購入を思い切りました。

 さて、またしてもMV社からは音信不通です。99.02.16にMV社へ電話をしました。いつものSさんは不在で、Tさんが対応してくださいました。Tさんは8100の動作検証をした担当者の所に名前があった方なので、電話の内容はすぐに理解してくださいました。アップルに見積・修理・外損交換手続中とのこと。動作点検の後に送り返すとおっしゃいました。
 また、前回の点検済みのパソコンが届いた際、同封のチップは何かを聞くと、マザーボードの二次キャッシュで「L2キャッシュSIMM」というものだったのだそうです。不要のために取り外したとのこと。
 それならそれで、何かメモでも入れてくれたらいいのに、まったく不親切なやり方だと思いました。

 そして、ついに8100が届いたのは、99.02.23だったと思います。私も多忙を極める時期だったので、数日後に梱包を開け、様子を見ました。最初は起動したのですが、ファイルをコピーすると、とたんにウンともスンともいいません。早々とフリーズです。
 リセットボタンが飛び出しており、押しにくいのを我慢しながら、またまたリセットを押す日々が続きました。
 この不細工なリセットボタンは、間に合わせの部品で適当にはめ込まれたもののようです。

 今回の8100では、以下のような症状が頻発します。


・シャーロックで検索後、機能拡張を開くとフリーズ。キーでもボタンでもリセットできず、背面でパワーを切る。
・一度フリーズすると、次からはデスクトップ画面になると、ハードディスクなどのアイコンを表示したところでフリーズを繰り返す。
・「エラータイプ10」のシステムエラーが頻発。
・数日後に無事起動できても、機能拡張マネージャを開いたところでフリーズ。
・機能拡張をはずしての起動も、CD―ROMからの起動もできない。
・外付けのSCSIハードディスクをつけると、そこから起動できるが内蔵ハードディスクを認識しない。
・フロッピーディスクが読めない。マウントできずにフリーズする。


 以上の症状は、どう見てもまじめに「修理完了」したものとは程遠いと思わざるを得ません。とてもプロの仕事ではありません。技術力はあっても、それを真剣に注いではもらえなかったようです。
 そして、これまでの経緯を通覧しても、MV社が私を適当に誤魔化そうとしておられるのが明らかです。私がおかしい点を妥協しないので、このように長引いているのです。適当にあしらっている内に諦めると思っておられたのでしょう。

 今回MV社には、本書面とともに、ボードとG3/300の「見積書」「納品書」「請求書」「領収書」を同封しました。私の出費を弁償していただくためのものです。

 またこれから、長い月日が費やされることでしょう。
 パソコンを購入すると、このようなトラブルがあり得るのです。私は、このようなことに巻き込まれることの多い方だと思います。というより、製品の不備・不満を苦情として明確に言えるので、このような形をとっています。
 大多数の方々は、何がおかしいのかわからないままに、自分の扱い方のせいにして諦めておられるのではないかとも思います。

 パソコン業界は、まだまだ未成熟です。ごまかしが横行しています。一日も早く、健全なパソコンライフが送れるようになってほしいものです。

 
----------------- 以上、再録掲載 ---------------------
posted by genjiito at 23:55| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年02月24日

収穫の多かったインドから帰国の途につく

 クマール君と一緒に盲学校から宿までの帰りは、ナンディ先生を御自宅の近くまでお送りしました。


160220_autorikisya




 ナンディ先生はクマール君の日本語指導をした先生なのです。オートリキシャの中では、そんなネルー大学時代の話に華が咲いていました。そして、当時の同級生や先輩後輩の話まで。

 WBC(World BudhistCentre)から空港までは、宿の前からタクシーを使いました。クマール君は、空港まで見送ってくれました。

 空港で食事をしようとしたところ、見送りエリアには軽食スタンドしかありません。サンドイッチとチャイを飲みながら、今後のことなどなど、いろいろな話を30分以上もしました。
 お互いに別れづらいところを、思いきって私の方から搭乗口に入りました。

 いつもはチェックインから搭乗ゲートまでに、何かとトラブルがあります。しかし、今回は不思議なほどに何もなく、スムースに機中におさまりました。
 今回の旅を象徴するような出国です。

 離陸は予定通り20時20分。
 今回のJAL便は、いつもよりゆったりとしていました。
 フライトマップも多機能で、飛行中にいろいろな情報が確認できます。
 今回足を留めたのは、デリーとアラハバード(地図ではアッラハーバード、イラハバードとも言う)の2都市です。


160221_flightmap




 上海上空から見下ろすと、こんな光の線画が大地に描かれていました。


160221_syanghai




 水平線から朝日がオレンジ色の光の帯を見せています。


160221_tiheisen




 デリーの朝晩は10度、日中は29度でした。
 成田の朝は、デリーよりも寒い7度でした。
 東京の日中は13度の予報です。
 気温の変化と気持ちの緩みに気をつけて、また飛び回る日々に戻ります。
posted by genjiito at 00:30| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年02月19日

デリーから夜行寝台列車で雨のアラハバードへ

 しばらくデリーを離れます。
 ちょうど宿を出ようとしていたら、WBC(World BudhistCentre)の玄関前を結婚式の行列が通り掛かりました。白馬に跨がった王子様は、いつみても恰好良い晴れ姿です。お披露目の市街パレードです。


160216_hakuba




 鉄道のデリー駅に着くと、夜空に月が顔を覗かせていました。
 これから行くアラハバードでの幸運を、デリーの月が予祝してくれているようです。


160216_eki




 寝台列車の中は、思ったよりも広くて安心しました。
 たくさんのランクがある中で、良い方のA2という車輌です。
 テレビで見た、ギュウギュウ詰めのイメージが強すぎたので、もっと狭苦しい車内を想像していました。
 村上さんが一緒であることも、気持ちに余裕を与えてくれます。
 寝台列車の寝心地も、問題はありませんでした。
 東京から京都への夜行バスに慣れている私にとって、寝台は楽です。

 快調に列車は走り、アラハバード駅には30分遅れの朝7時に着きました。インドにしては驚異的に正確な時刻に到着です。

 駅前からタクシーでホテルに入りました。
 2階建ての、小ぢんまりとしたいいホテルです。


160216_hotel




 街中の近代的なホテルは、私の好みではありません。
 ヨーロッパの、B&Bのスタイルがいいのです。
 村上さんが下見をしてれていたので、なおさら安心です。
 インターネットは、Wi-Fi がすぐにつながりました。
 ただし、速度はそうとう遅いようです。
 早速、メールのチェックと職場の担当部署への連絡をしました。

 予定したスケジュールは午後からとし、まずはホテルの周辺を散策しました。
 ヒンズー教の聖なる牛が、国際都市を目指すデリーからは郊外に追い出されて久しくなります。
 しかし、このアラハバードでは、街のそこここに牛がいます。
 かつてのデリーを思い出す、懐かしい風景となっています。

160217_usi3




160217_usi1




160217_usi2




 のどかな中にも、活気を感じさせる地方の街です。

 午後はあいにくの雨でした。
 しかし、傘をさす人はほとんどいません。
 インドにおいて、2回目の雨です。2002年1月に初めてインドに来た翌日、デリー大学に行った時に急に雨が降ってきました。少しいいスーツを着て行ったのに、木々から砂ぼこりが雨と一緒に落ちてきて、その服が黄色のシミだらけになりました。早速クリーニングに出したことを思い出しました。

 雨の中での移動などを考えて、予定は大幅に変更することになりました。
 旅先での無理はしないことです。
 現地に入ると、いろいろと変わります。特に短い期間の滞在では、融通無碍の対応が求められます。日本人の厳格厳密さが邪魔をすることはしばしばです。世の中や物事は何でも「あり」で、そんなことも「あるさ」、という気持ちと姿勢が問われます。どうやら、私はこの精神が、インドへ往き来する内に叩き込まれたようです。どのようにでも対処できるようになりました。

 少し休憩して、これまでのことを整理し、またいろいろなところへ連絡をしました。

 停電が頻発します。ネットが不安定です。ホテルの中で工事をしているようで、壁越しに槌音が響き渡ります。いつもよりも余計な神経と手間をかけながらも、どうにかいくつかの仕事をこなしました。いくつかは職場へメールに添付して送り、いくつかは仲間にこれまたメールで送りました。

 旅先でもやるべきことがたくさんあります。というよりも、やることが多すぎて、優先順位が狂いっぱなしです。私からの連絡をお待ちの方には、本当に申し訳ないことです。

 小雨を避けながら、アラハバードの中心街を散策していた時のことです。シビルラインズという通りで、村上さんが「インディラ・ババン」という電気屋さん街を見つけてくれました。大阪の日本橋、東京の秋葉原とはいかないまでも、たくさんの電気や電子機器のパーツ屋が集まっているビルです。かつてあった、大阪の五階百貨店、秋葉原の電気会館にあたります。


160217_denkigai




160217_denkigai2




 ただし、並んでいる品物は、ほとんどが携帯電話に関するものです。パソコンなどはほんの少しです。
 時代の流れなのでしょう。もちろん、アップルのマッキントッシュなどは見かけません。

 外に携帯などの修理屋さんが雑多に密集しているところで、昨日来調子の悪いインド携帯を修理してくれるところを探してもらえました。クマール君が不要になった携帯電話を借してくれたので、それを持ってインドを移動しています。その携帯の電源が入らなくなり、困っていたのです。

 狭いお店のお兄ちゃんが、テスターやハンダごてを器用に使って、ものの10分もしないうちに、元通り使えるようにしてくれました。正式に修理に出したら何日もかかるところを、目の前でさっさとやってのけるのです。まさに、秋葉原や日本橋の路地裏の修理屋さんです。


160217_repare




 最近は、面倒な修理はせずに、製品を交換することで解決するという、安直なサービスに変質しています。私の iPhone も、今使っているのは不良品を渡されることが度重なり、機種交換を繰り返した3台目です。調子が悪くなってもアップルの対面修理では中を開けて見るわけではなく、本体を交換して終わりです。
 手で直す、という発想が忘れ去られた現代において、この修理するということの復権は大事です。製品が高度な精密部品の組み立てとなり、修理も容易ではないためにそっくり入れ替える、という対処がなされています。しかし、そうではない、手で直すという道も残しておくべきです。そこに、人の出番が出てきます。それができる人は、どこにでもいるのです。そして、仕事が発生します。
 そんなたわいもないことを思いながら、この電気屋さん街を歩きました。
 「インドで、また考えました。」

 とある店先に、布切れがワゴンに積まれていました。


160217_closewagon




 布地屋さんで切り落とされた端切れです。
 布地を大量に集めては、好きなものを手作りしている妻のために、ここから何点かいただきました。
 インド綿を中心にして、シルクと混ぜて織ったものも2点ほどあります。


160217_closes




 私の我がまま勝手なリクエストにもかかわらず、わけがわからないままに走ってくれたオートリキシャは、こんな雄姿です。このリキシャのエンジン音は、まさに緩急自在の音を響かせるドラムのようでした。ヒンディ音楽顔負けの音を撒き散らすリキシャと、独特の風貌のおじさんに、ここで感謝の意を伝えます。ありがとう。


160217_rikisya


posted by genjiito at 00:08| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年02月17日

国際交流基金で多国語翻訳と国際集会と論文データベースの相談

 国際交流基金ニューデリー日本文化センターで、田中洋二郎さんにかねてより相談を持ちかけていた案件で、時間をかけて話し合いをしました。


160216_jf




 あらかじめ過去7回分をまとめた『インド国際日本文学研究集会の記録』(2012年3月刊)のPDF版を送っておいたので、これまでのインドにおける文学研究に関する活動の経緯はお互いに了解しての打ち合わせです。
 菊池智子さんと村上明香さんの2人にも同席してもらいました。

 まず、今秋開催する予定の「第8回 インド国際日本文学研究集会」の内容も、今回の打ち合わせでほぼ以下のようにまとまりました。


日時:11月11日(金)・12日(土)
会場:サヒタヤアカデミー + ネルー大学(または国際交流基金ニューデリー日本文化センター)
主催:サヒタヤアカデミー+〈インド日本文学会(伊藤・アニタ・ウニタが2004年に設立)〉
テーマ:(1)『十帖源氏』を多言語訳するための方法と課題
      (予想される問題点/「蝉」をどう訳すかなど)
    (2)私の研究成果
      (デリー大学とネルー大学で修士・博士の学位取得者の報告6人)
    (3)パネルディスカッション(若者向けのテーマ/未定)
後援︰国際交流基金・国文学研究資料館・デリー大学・ネルー大学・NPO法人〈源氏物語電子資料館〉など


 この研究集会の第1テーマは、次の話題と連動します。

 先日、サヒタヤアカデミーに提出した『十帖源氏』のインド語訳の企画申請書を踏まえて、『十帖源氏』の翻訳をお願いする方々や各言語の編集責任者の名前を確認しました。
 同行の菊池さんがヒンディー語を、村上さんがウルドゥー語を担当、などなどです。

 当初は、サヒタヤアカデミーがかつてやったように、インド語8言語の翻訳を考えていました。しかし、いろいろと検討した結果、ベンガル語とマラティ語を加えた10言語でやろう、ということになりました。つまり、以下のインド語10言語で『十帖源氏』の多国語翻訳に着手することの了解が、田中さんからも得られましたので、これで確定とします。


アッサム語・ウルドゥー語・オリヤー語・タミール語・テルグ 語・パンジャビ語・ヒンディー語・ベンガル語・マラティ語・マラヤラム語


 また、タミール語だけは、編集担当者が決まっていませんでした。これについては、田中さんから新たにお願いできそうな先生のお名前の提案をいただきましたので、打診を含めて確認していただくことになりました。

 リストアップした方々をあらためて見て、フレッシュで魅力的な人材のオンパレードになっていることに高い評価をいただきました。着実に、そして確実に実行したいと思います。

 このプロジェクトの成果としての翻訳本は、どのような読者を想定して編集し、どこの出版社から刊行するか、ということでさまざまな意見がでました。
 結果的には、まずはNPO法人〈源氏物語電子資料館〉のサーバーを活用したデジタルブックスで公開することが1番実現性が高いのではないか、ということで意見が一致しました。出版物に関して、ヒンディー語についてはサヒタヤアカデミーに引き受けてもらえるとして、その他の言語の出版は追々考えていく、ということになりました。

 さらに、視覚障害者が立体コピーを活用して変体仮名が書かれた文字を読むことに関しては、話し合う時間が足りなくなったこともあり、19日(金)に再度の打ち合わせを持つことにしました。

 もう一点、国文学研究資料館がホームページから「日本文学国際共同研究データアーカイブ」として公開している中にある「日本学研究データベース(インド)Bibliography India-Japan Literature」について、さらなるバージョンアップについても、今回相談する予定でした。
 これは、インドの日本文学研究の論文リストを拡充ようというものです。このリストを追補継続する件は、これからインドのみなさま方に協力をお願いしようと思っていることです。現在は、2002年までの情報であり、デリー大学のウニタ・サッチダナンド先生からいただいたデータをもとにして作成したものです。
 しかし、この件についても時間がなくなったので、私がアラハバードから帰ってから、再度面談する19日に話すことになりました。

 新しい所長の宮本薫さんと、少しお話をしました。宮本さんには、以前エジプトのカイロで大変お世話になりました。もう一度この国際交流基金には来るので、その時にお話の続きができることを楽しみにしています。

 相談や打ち合わせすべき案件が多すぎて、多くを積み残したままに後日を約束して一旦帰ることになりました。

 国際交流基金の前からオートリキシャに乗り、村上さんと2人で、オベロイホテルの近くにあるブラインド・レリーフ・アソシエーションを訪問しました。
 これは、デリー日本人会の大野さんから紹介されたナンディ先生がボランティアで日本語を教えておられる盲学校です。


160216_school





 今回は、目が見えない生徒さんに対して、持参した立体文字を読む体験をしてもらい、ご教示を得ることになっていたのです。
posted by genjiito at 23:54| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年02月15日

ネットに依存した社会での珍事とジュース屋のおじさん

 昨日は、ベンガル地方ではサラスバティ(弁天様)を盛大に祝う日でした。
 宿に泊まっておられるコルカタからお出での高校の先生が、奮発して自分で料理を作って振る舞ってくださいました。
 この WBC(World BudhistCentre)は、こうした人と人との交流や情報交換が活発な施設なので、最新情報や地方の様子がよくわかってありがたい宿泊場所です。

 キッチンルームでは、その先生がこの宿の料理人に指示を出して、精力的に料理を作っておられました。そして、おいしい食事ができあがりました。


160213_tezukuri




160213_lunch




 本当にフレンドリーな宿です。

 朝食後すぐに、ネルー大学へ打ち合わせに行きました。
 大学の前では、テレビ中継車をはじめとして、マスコミ関係の車などがたくさん集まっていました。ネルー大学の学生が逮捕されたことに関して、学生が抗議活動をしているとのことでした。
 しかし、この日は無事に正門から入れました。


160213_parabora




 実は、昨日はデリー大学で打ち合わせをする予定を組んでいました。しかし、お目にかかる先生が体調を壊しておられたので、無理をなさらないようにしてご自宅に近いネルー大学のアラベラ・ゲスト・ハウスのコーヒールームでお話しをしました。


160213_arabari




 ここには、当初行く計画をしていたハイデラバード外国語大学のタリク君も来て同席してくれました。タリク君は、ネルー大学からデリー大学へ進み、今回打ち合わせをするウニタ先生のデリー大学での教え子なのです。

 快調に、『十帖源氏』の翻訳をお願いする方々や各言語の編集責任者の名前が決まっていきました。タリク君の同僚や同窓生などが候補にあがりました。
 当初は、サヒタヤアカデミーがかつてやったように、インド語8言語の翻訳を考えていました。しかし、いろいろと検討した結果、ベンガル語とマラティ語を加えた10言語でやろう、ということになりました。
 つまり、以下のインド語10言語で『十帖源氏』の多国語翻訳に着手することになりました。


アッサム語・ウルドゥー語・オリヤー語・タミール語・テルグ 語・パンジャビ語・ヒンディー語・ベンガル語・マラティ語・マラヤラム語


 ただし、タミール語だけは、編集担当者が決まりませんでした。
 これは、今後さらに検討してお願いする方を探したいと思います。

 そして、今秋開催する「第8回 インド国際日本文学研究集会」の内容も固まりました。
 やはり、直接お目にかかってお話をすると、迅速に物事が決まります。やはり、足を運んでの面談は大事です。メールや電話とは違った、人の温もりと感触を確認しながら話をすることは重要なことであることを、今回も痛感しました。物事は、相手と直接会って、顔を見ながら進めていくのが一番確実である、という私の主義主張を実証することにもなりました。

 話をしている最中に、鈴木貞美先生が仕事の合間にお昼ご飯を召し上がりにいらっしゃいました。何と3日間もお昼をご一緒することになりました。こんなこともあるのです。お話を伺えたので、私にとってはラッキーでした。

 打ち合わせが終わってから、タリク君と一緒にウルドゥー語の祭典の会場にタクシーを飛ばしました。
 ここで、珍妙な体験をしました。
 最近、世界各国でインターネットのグーグルのサービスを活用したタクシーの配車システムが広まっています。安心して乗れ、支払いも楽です。乗る時の値段交渉が不要なのですから。

 今回は、タリク君がこのサービスを利用しました。しかし、行った先の「Indira Gandhi National Centre for the Arts」が官庁街にあったため、国会議員や官庁がセキュリティのために妨害電波を出す警備をしていたのです。そのため、タクシーもネットが使えず、インターネットに頼ったシステムでの精算ができないのです。
 会場の周りをぐるぐると回っても、ネットにつながらないので、運転手さんはお手上げです。私の方も、支払いができないままで逃げるわけにもいきません。
 漫画のような本当の話です。
 ウルドゥー語の祭典の会場で村上さんが先に行って待っているので、私だけがタクシーを離れて会場に入りました。やがて、タリク君も精算ができたということでやって来ました。
 IT国家を自認する国で、冗談のようなおもしろい体験をしました。

 会場の中では、今日もサヒタヤアカデミーは何もしていませんでした。何かあったのでしょうか。一昨日置かれていたテーブルも荷物も撤去されていました。


160213_sahitayashop




 別のブースでは、「H」というスペルが抜け落ちていて、それを後で書き足した物に気づきました。発音の関係だそうです。文字を表記するのは、言語によっていろいろな問題を抱えているようです。


160213_spel




 書店のブースで、気ままに手にしたウルドゥー語の本の挿し絵に、漢字のような図形を見かけました。おもしろいと思ったので、何の本かもわからないままに買いました。


160214_wa




160214_mon




 宿の前のマーケットに行くと、これまで来るといつも立ち寄っていたジュース屋で、おじさんが今回もその独特の風貌を見せておられました。懐かしさもあって挨拶をすると、私のことをよく覚えておられました。いつも一緒に来ていた中島岳志君のことも。中島君が頼まれていた時計の話もしました。

 インドで生のジュースは自殺行為だと言われます。しかし、このおじさんのジュースは別格です。また、私はこれまでに一度もインドでお腹を壊したことがありません。毎日のようにこのおじさんのジュースを飲んでいたからだ、と思っています。今回も、ミックスを絞っていただきました。後で、いつものように果物をたくさんいただきました。いつもありがとう、と、言葉は通じないので感謝の握手をしました。

 これまでの十数年間に私と一緒にインドへ来た方の多くは、このおじさんのジュースを飲んでもらっています。今も現役でジュースを搾っておられることを思い出していただくためにも、記念写真をごらんください。ジュースの味も変わっていません。


160213_ojisan




160213_juice




 また、私が大好きなラム酒の「オールドモンク」も、いつものお店で頼むと、今回はこんないいパッケージになっていました。空港で見かけるデザインのものが、こうしてマーケットにも出回るようになったのです。そして、鉄格子越しに秘めやかな受け渡しをする買い方も、今ではもうなくなりました。クレジットカードが使えるのですから。


160213_oldmonk




 このマーケットは、少しずつお店も変わっていきます。
 マグドナルドやヘアーサロンができていました。


160213_macdonaldo




160213_salon




 入ることはありません。一応、記録として残しておきます。続きを読む
posted by genjiito at 15:22| Comment(0) | ◆情報化社会

2016年02月13日

ネルー大学で今回最大の懸案である英文書類を作成する

 今回もお世話になっている WBC(World BudhistCentre,myouhouji)は、何度か紹介したように今も同じ佇まいです。


160212_temple1




 ラウンジの雰囲気も、十年ほど変わっていません。

160212_wbcloby




 毎朝、このソファでパソコンを使ってメールのチェックやブログを書いていると、お手伝いの子供がチャイを出してくれます。今日も、このチャイを飲みながら書いてアップします。

160212_chai




 食後すぐに、ネルー大学へタクシーで行きました。
 いつもの正門前に人だかりができていました。学生たち数十人がプラカードを掲げています。その周りを警官隊がとり囲んでいるのです。

 ゲートは警官によって封鎖されています。入れないのです。一緒に来てもらっていた村上さんが、機転を利かせて警察から大学の敷地に入る方法を聞き出してくれました。教職員専用のゲートからです。そこでも止められました。しかし、またもや村上さんの機知により、無事に厳重な関門を突破できました。

 いつものように言語文学科がある建物に行くと、学科長室がいつもと様子が違います。違う科になっていたのです。受付で聞くと、隣の新しい建物に引っ越しをしたとのこと。一年前のことだそうです。うっかりしていました。
 慌ててそちらに行くことにしました。


160212_newjnu




160212_jnuenstrnce




160212_japaneseoffice





 アニタ・カンナ先生はレコーディング中だったため、先生の部屋で待たせていただきました。

 すぐ斜め前にラクシュミ先生の部屋があったので行きました。しかし、閉まっていたので携帯に電話をすると、会議が中止になったとのことで、帰る途中の車の中だったのです。日曜日に会うことになりました。
 現地に入ると、スケジュールはさまざまに刻一刻と変わります。

 カンナ先生が戻ってこられてから、サヒタヤアカデミーに提出する英文の書類の手直しをしました。素案は昨日のサヒタヤアカデミーの所長との面談後に作成してあったので、昨夜はその点検をして確定しました。しかし、いろいろと不具合が見つかったこともあり、今日は最終版の作成をしたのです。努力の甲斐があってか、望み通りの書類が出来上がりました。
 その内容については、後日詳しく紹介することになるかと思います。

 昼食は、私も何度か宿泊したアラバリゲストハウスの隣にあるのラウンジへ行きました。大型テレビには、このネルー大学前での警官と学生の騒動が生中継されていました。私の姿も、この大学に入る前に映ったかもしれません。豆粒みたいな日本人など、誰も気づかないでしょうが。
 まもなく、昨日も昼食をご一緒した鈴木貞美先生も、お泊まりのゲストハウスからお出でになりました。
 先生の翻訳論の自説を、楽しく伺いました。壮大な構想をお持ちなので、非常に参考になります。
 私は、目が見えない方と一緒に古写本『源氏物語』を読むことにチャレンジしていることをお話しました。興味を持って聞いてくださいました。

 午後はアニタ・カンナ先生の録音スタジオを訪問してから一旦宿舎に帰り、それからウルドゥー語の祭典である「 Jashn-e Rekhta」に出かけました。
posted by genjiito at 16:36| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年12月27日

アクセス数が777,777件を超えました

 本ブログのアクセス数が、先ほど777,777件を超えました。
 日付が変わっ直後だったことと、カウンターがリアルタイムで表示されるシステムではないので、その記念すべき数字を見ることはできませんでした。

 30万アクセスを超えたのは、2012年7月15日でした。
 あの時は、ちょうどブログをリニューアルして4年目でした。

「本ブログ30万アクセスに感謝」(2012年07月15日)

 その後の4年間で、40万件以上のアクセスがあったことになります。
 本ブログ「鷺水亭より」は、あまり一般受けしないと思われる、多分にマニアックな記事内容にもかかわらず、毎日300件ものアクセスがあることは、本当にありがたいことです。
 1回のアクセスで複数の記事をお読みいただいているようなので、実際にはもっと多くの記事が読まれていることになります。

 そういえば、アクセス数が「333,333件」の時にも立ち会っています。

「アクセス数が「333,333」になる」(2012年11月01日)

 毎日、この数字をチェックしているわけではありません。
 しかし、偶然とはいえ、こうしたチャンスに巡り合えるのはラッキーです。
 昨日のサンタさんが、「7」並びのプレゼントを置き土産に届けてくださったようです。

 本ブログに、特に方針というものはありません。
 ただ、折々に思うことや勝手気ままな行動の記録を、コツコツとアップしています。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
posted by genjiito at 00:05| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年12月22日

急いでテキストをWindows用に保存したために痛恨の文字化け

 年末ということもあり、多くの仕事に追われています。
 今日のお昼までが締め切りだった原稿がありました。
 朝7時には点検と確認を終えました。
 送る相手がWindowsユーザーなので、エンコードをMacintoshからWindowsに変換します。

 私は、ワープロといわれるソフトウェアは使いません。
 文章はすべて、エディタと言われる文字列を入力することに特化したソフトを使っています。Macintoshユーザーである私は、「Jedit」というエディタを愛用しています。

 相手がWindowsユーザーの方の場合には、求めに応じてワードなどにコピーして、ワード文書として送ることが多いのです。私がワードで文章を書くことはほとんどありません。あくまでも、もらったワード文書を読む時と、相手にワード文書で渡す必要がある時だけに使います。
 今回は、より確実にと思って、プレーンテキストで送ることにしたのが躓きの始まりだったのです。

 最近は、Macintosh では手も足もでない一太郎の文書を送ってこられる方は激減しました。しかし、まだ一太郎の文書を送ってこられる方がいらっしゃるので、世の中は全員が Windows ユーザーではないのに、と思うことがあります。異文化間コミュニケーションの溝の深さを痛感する時です。

 コンピュータのことをよく御存知の方には、Mac のファイルでも読んでもらえます。しかし、普通に Windows だけで仕事をしておられる方には、一々Mac から Win の形式にエンコードの変換をしないといけないようです。
 Windows では、Macのファイルは、普通では読んでもらえないからです。文字化けして読めない、という連絡をもらうので、今でもWindows は Mac を排斥しているOSなのでしょう。みんな平等に情報を交換するためにも、違いや多様性を認める寛容性がほしいものです。

 もし、最近はWindows もかつてのような独善的ではなくなっている、ということであれば、思い違いをお詫びします。とにかく、私は Windows の画面を見ることも毛嫌いしているので、Windows がどれだけ進歩しているのかよくわかりませんし、わかろうともしていません。今はWindows も改心している、ということであれば、私の思い過ごしはご寛恕のほどを。

 さて、テキストのエンコードを変換し、メールに添付して送り終えた時に「あれっ」と思いました。添付文書のファイルの容量が小さすぎるのです。

 その、送ったテキストを手元で確認して、まさにのけ反りました。
 文書の中身が「?」のオンパレードなのです。

151222_mojibake




 いろいろとエンコードを切り替えて試しても、元の日本語にはもどりません。時間ばかりが過ぎていきます。

 目の前が真っ暗になり、頭の中が真っ白になり、その行きつ戻りつの中で「落ち着け、間に合うから」と自分を鼓舞していました。

 やがてデータの復元は諦めて、昨日の夕方印字していたプリントを取り出し、スキャナで読み取ったPDFファイルから文字列を取り出して、あらためてテキストファイルを作り直しました。
 そして、それに再度手を入れて、ほぼ最終版と同じものに仕上げました。

 一晩かけて練り上げた文章を、また最初から手を加えていくのです。投げ出したくなる思いをぐっと押し留めて、一度仕上げたはずの文章を思い出しながら、言葉をもう一度紡ぐ作業を根気強く続けました。

 そんなこんなで、とにかく、何とか約束のお昼には間に合いました。

 そこで、今後のこともあるので、帰宅後、実際に痛恨の思いに晒されていた朝の出来事を再現しました。すると、実にあざやかに、以下のように追体験できたのです。

 35年ものパソコン体験の中では、いろいろと理不尽な思いをしてきました。しかし、これまでにこの文字をエンコードすることで失敗する、という経験はありませんでした。

 以下、私が思わず知らずにしでかしてしまった失敗事例を、ここに再現してみます。

 まず、わかりやすく、「151222_文字化けのテスト(改行)あいうえお(改行)」という文字列をテキストとして入力します。

151222_aiueo




 これを、普通に保存すると、私はMac OS の環境で作業をしているので、こんな状態になっています。この設定を、普段はわざわざ見ることはありません。今回のために、あえてこの確認をしたものです。

151222_mac




 次に、この文章をWindowsユーザーに渡すために、エンコードと改行処置を手動でします。
 そのためには、次のようなウィンドウを開いた時に、Windowsユーザー用の項目を選びます。

151222_list




151222_dos




 これで保存した後に再度読み込んでも、特に文字化けはしていません。

 ところが、このWindowsユーザー用に保存する時に、手動での設定ウィンドウで、Mac用の下にある[Windows,Dos]ではなくて、その上にある[Windows,Latin1]を選ぶと、まさに今朝私の身に起こった悪夢が再現されたのです。

151222_winlaten




 私が冒した驚愕の文字化けは、こうして起きたのです。

151222_mojibake




 この[Windows,Latin1]というエンコーディングを選択すると、保存する時に次の表示が出てきます。

151222_keikoku




 しかし、ここに表示されている注意を促す文言を確認しないまま、保存のボタンをつい押してしまったのです。

 これは、「Jedit」というエディタが、痒いところに手がまだ届いていない、ユーザーへの配慮が不親切だったこともあります。
 小窓の表示が[Windows,...]か[Windows,Lat...]という、微妙な違いしかないのですから。

 今までにこの[Windows,Laten1]というモードを選択したことがなかったので、これは魔が差したとしか言いようがありません。
 そして、上下数ミリの位置でのクリック・ミスで、貴重な時間と心労と疲労を全身に浴びることとなったのです。

 結果的には、約束の時間に間に合い、どうにか事無きを得たので安堵しています。
 しかし、急いでいる時にはつい手元が狂うことはあるものです。
 慌てず騒がず、何ごとがあっても平常心で対処する余裕を持つことを、この失敗からあらためて学びました。
posted by genjiito at 23:59| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年12月04日

私からの返信メールが多数送信されていませんでした

本日夕刻からのできごとです。
送信したはずなのに、相手方に届いていないと思われるメールが、数百通レベルで判明しました。

アップル純正アプリの「メール」が不調のようで、「送信済み」のフォルダではなくて「送信」というフォルダに、多くの返信メールが取り残されたままになっているのに気づいたのです。

明日と明後日のイベントに関して、関係者と連絡をしていて、私が返信・送信したものが届いていないことから、このトラブルが発生していることがわかったのです。
現在その内の判明している個別の事案に関しては、その対処に奔走しています。

もし私からの返信なり回答があるはずなのに、何も応答していないことがありましたら、私宛に確認していただけると助かります。

なお、受信メールは、すべて届いているようです。

多くの方にご迷惑をおかけしていることと思われます。
連絡をいただければ、早急に対応・対処いたします。
遠慮なく、お知らせください。
posted by genjiito at 20:38| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年09月07日

井上ひさしの「國語元年」上演中

 過日、本ブログに「読書雑記(140)井上ひさし『國語元年』」(2015年08月21日)をアップしました。

 その直後、毎日新聞(2015年08月25日 東京夕刊)にこの作品が演劇化されて上演される記事が掲載されました。
 毎日バタバタするばかりの日々なので、このことを取り上げることを失念していました。

 すでに公演は始まっています。
 9月1〜23日、東京・新宿の紀伊国屋サザンシアター。
 今後は、兵庫、愛知、宮城、山形を巡演するそうです。

 井上ひさしは、その本のあとがきで、ぜひテレビドラマを観てもらいたいので、制作元であるNHKにハガキでリクエスト攻勢をかけてほしい、と言っていました。

 今回は、演出家の栗山民也による演劇です。
 1986年の初演から手がけ、10年ぶり5演目となるそうです。
 文部官吏の南郷清之輔は、八嶋智人が演じています。

 毎日新聞の記事によると、栗山氏は次のように語っています。


作品の持っている普遍的な題材が、すごく緩んだ今の日本に対して、必ずいろんな起爆剤になるんですよね。井上さんがやりたかったのは、いろんな土地の言葉がぶつかる健康さ、人間がぶつかることのすてきさ。『國語元年』は単純な物語なんですけど、あらゆるオーケストレーションの音が絡み合って、ぶつかり合って豊かなものが生まれてくるんです。
(中略)
井上さんは<むずかしいことをやさしく>と言ってましたが、そこで終わっていなくて<やさしいことをふかく>なんですよね。


 今回の公演は、ぜひとも観たいと思っている演劇の一つです。
posted by genjiito at 22:16| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年08月03日

目にも止まらぬ早業でパスポートの写真を転送

 多忙を極める息子のパスポートを、代理人となって申請しに行きました。

 あらかじめインターネットで提出物を確認し、旅券事務所にも電話をして、必要な書類はすべて整えて行きました。

 順調に確認が進み、なんとかなりそうなので安堵しかけた時でした。すべてのチェックが終わらない内に、写真に不備があるので受理できないとのことです。

 申請の案内パンフレットに記されている、次の項目に該当するためだそうです。


(不適当な写真例)
眼鏡のフレームや髪が目にかかっている


150803_glassflame




 これくらいで?、と言っても聞き入れてはもらえません。
 確かに、眼鏡のフレームが黒目に被さっています。

 今日の受理だと今週7日(金)の受け取り、明日だと10日(月)の受け取りです。
 何としても、今日中に申請を終えたいのです。
 気持ちは逸ります。

 問題は、写真をどうするか、ということ1点です。
 写真アプリのフォトショップを使って、眼鏡のフレームをずらそうかと思いました。しかし、手元にパソコンがありません。今日の受付終了まで、あと2時間です。

 人間、追いつめられると名案が浮かぶものです。
 すぐに息子にメールを送りました。
 事情を説明して、私のiPhoneのメッセージ宛に、眼鏡を外した写真を送るようにと。

「png データでいい?」
「いや jpeg で!」

 こんなやりとりをしながら、写真が届くまでに、私は駅前にあるヨドバシカメラに移動して、プリントサービスコーナーで待ちました。

 やがて手元の iPhone に届いた写真を見て、ヨドバシカメラの方いわく、余白がもっとほしい、とのことです。急いでいる時なのに、わがままな注文です。

 再度撮影して送られて来た写真は、今度は大丈夫でした。
 すると今度はヨドバシカメラの方が、この写真をiPhoneのカメラロールに保存してほしい、とおっしゃいます。
 これまでにやったことのない操作だったので、戸惑っていると、目の前にあるスマホ売り場で教えてもらえるので今すぐどうぞ、とのことでした。
 この担当者は、iPhoneの操作は得意ではないようです。

 それにしても、ここは本職がカメラやパソコンやネットワーク屋さんなので、何でも教えてもらえます。総合病院に入って意味不明の病気を診てもらっている気分です。

 走って携帯電話売り場へ行き、暇そうにしている店員さんを捕まえて聞きました。すると、即座に、メッセージに届いた写真を「画像を保存」にするとカメラロールに収納される、とのことです。
 確かに、無事にカメラロールに保存されました。

 またプリントサービスコーナーに走って戻り、ずらりと並んだ端末の一つでプリントの操作をしてもらいました。このコーナーには、こんなマシンが30台近くも並んでいました。


150804_printer




 実際に操作をするマシンには、iPhone の端子が取り付けられています。
 iPhone からのプリントが多いのでしょう。それなら、店員さんもしっかりと iPhone の操作方法を覚えておいてほしいものです。
 もっとも、コンマ秒を争う事態に直面している私は、とても面と向かっては言えないことです。


150804_sinprint




 読み込まれた写真データは、お店の中の別の部署で画質調整や大きさを、手作業で微調整されるようです。特注扱いです。
 しばらくすると、パスポート用のサイズで出来上がってきました。

 印画紙に2枚印刷されていて、料金は540円でした。

 それを持って、旅券センターへと走って戻ります。とにかくスピーディーに対処できたこともあり、楽々間に合いました。
 もっとも、受付が長い行列となっており、大分待たされましたが。

 申請書の最終確認をしていただいていたとき、それまでにいろいろと相談に乗ったり、心配してくださった2人の職員の方が、間にあってよかったですね、と優しい微笑みを投げかけてくださいました。お2人共に、とても今日間に合うとは思っておられなかったのです。
 よくぞ間に合いましたね、やったね、という顔で一緒に喜んでくださっていることがよく伝わってくる、満面笑みのお2人でした。優しいお気遣いに感謝です。

 隣で申請書類のチェックを受けておられた学生さんは、前髪が目にかかった写真なので撮り直しを指示されていました。また明日ということになり、がっくりとうなだれて帰って行かれました。
 パスポートの写真は、なかなか厳しい基準で見られているようです。

 それにしても、電光石火の早業とはこのことです。
 ネットが使えるからこその離れ業です。
 私も息子も、ネットワーク活用が仕事の中心なので、こうして不可能が可能となったのです。
 便利な時代になったものです。
 そして、何事も諦めてはいけない、ということを学びました。
 努力はきっと報われるのです。続きを読む
posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年05月14日

大阪府八尾市にある会社へ立体コピーの調査に行く

 JR八尾駅に久々に降り立ちました。というよりも、私が知っている50年前とは、当然のことながら様変わりしています。


150514_yaostation




 八尾市は、私が中学生時代を過ごした所です。南高安中学校での部活動では、卓球をしていたので、八尾市の各校であった卓球大会に何度も参加しました。一番よかった成績は、市のベスト4でした。この駅の周辺の学校にも、試合で来た思い出があります。
 高校は、今日行った会社の前にある八尾高校ではなくて、大阪市内の高校へ行きました。
 それでも縁とは不思議なもので、この会社の近くのワインやお酒関係の会社に、数年前に2度ほど所用で来たことがあります。そんなこともあり、ここは遠くに来たという意識はありません。

 それはさておき、今日は松本油脂製薬(株)に、目の見えない方々のために活用できる立体コピー機のことで聞き取り調査に行ったのです。


150514_matsumotoyusi




 あらかじめ連絡をしておいたので、この本社の第三研究部副主任の徳村さんに、いろいろとご教示をいただくことができました。
 盲人用の立体コピーシステムについて、私の知識をさらに確かなものとする、いい機会となりました。徳村さんには、長時間のご教示に感謝します。ありがとうございました。

 文字が浮き出る仕組みについては、展示室にあった次のパネル(「立体コピーシステム」と「熱膨張マイクロカプセル」)をご覧ください。


150514_rittaipanel1




150514_rittaipanel2




 実際に活用されている立体コピー作成のシステムを見せていただきました。

 まず、紙の表面に数億個の熱発砲マイクロカプセルを塗布したA4用紙を用意します。松本油脂が開発したこの「カプセルペーパー」には、光や熱のエネルギーを吸収して瞬間的に数百倍に膨張する、小麦粉のようなマイクロカプセルが塗布されているのです。
 それを、立体コピー複写機に通すと、少しだけ文字が膨れ上がったプリントが出てきます。
 これは、複写機の熱に対して、紙に塗布されていた熱発砲マイクロカプセルが少し反応したための現象です。


150514_rittaisystem0




 これを、さらに立体コピー現像機に通します。
 この写真では、横にあった説明パネルを合成しています。


150514_rittaisystem1




 先ほどの紙を、この立体コピー現像機に通すと、このような状態で出てきます。


150514_rittaisystem2




 この立体コピー現像機が、先日紹介した、立川市中央図書館にあった機械(2015年03月17日)の最新機種だとのことでした。
 今日拝見した機械には、次の銘板が認められました。


150514_rittaisystem3




 次に、この立体コピーに装飾を施すところも見せてくださいました。これは、黒い文字を金色にする、デコレーションです。インクリボンを使ったカラープリンターを思い出せばいいと思います。かつて私は、アルプスの熱転写カラープリンターを使っていたので、この仕組みはよく理解できました。


150514_rittaisystem4




150514_rittaisystem5




 なお、この立体コピーでは、青色や緑色はコピーできないことがあるようです。

 以下、徳村さんから伺ったお話のメモを忘れないうちに記し留めておきます。


・立川市中央図書館で使ったカプセルペーパーは20年前のものでした。しかし、原理は20年前と基本的には同じなので、そのまま使えるそうです。もっとも、新しいカプセルペーパーは、ベースとなる紙が改良を経てよくなっているそうです。

・現在は、パソコンから立体文字が打ち出せるようにもなっている。

・立体コピーは、名刺や足形などに活用されている。

・私が持参した木に浮き出させた文字のように、高低差をつけることは難しい。
 ただし、色付きのコピーを活用すると、高低差を出せるかもしれない、とのことでした。
 このことは、まだ実験していないので、やってみないとわからないようです。

・両面印刷の立体コピーはまだない。
 片面ずつ印刷した立体コピーを、水溶性の糊で張り合わせれば、後で両面のものを作成することは可能。

・この立体コピーには、自由に書き込みができる。
 筆記用具に影響されない。

・この立体コピーが何枚まで重ねられるかは、まだ加圧テストをしていないのでわからない。


 私のような素人の質問にも、丁寧に答えてくださいました。
 徳村さん、本当にありがとうございました。

 帰りに、展示室でTシャツに絵を立体的に印刷したり、グラスに立体文字を印刷してあるものを拝見しました。


150514_rittaipicture




 この立体コピーについては、点字触読実験などがなされています。渡辺哲也・大内進「触読しやすい立体コピー点字のパターンに関する研究」(国立特殊教育総合研究所紀要、第30号、2003年)などの資料を何種類かいただきました。また後日紹介します。
 この著者の1人である大内進先生には、今回の「挑戦的萌芽研究」の連携研究者になっていただいています。

 このカプセルペーパーを利用したものは、今後ともさらに有効活用が想定されます。
 この松本油脂製薬(株)と松本興産(株)の、今後のさらなる発展を楽しみにしたいと思います。
posted by genjiito at 23:32| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年04月07日

居場所をなくした印刷物としての書籍に代わるもの

 Aさんの著作集(全3巻)が刊行されました。
 ご縁のある方が研究成果を集大成された本なので、出版社からも購入依頼が来ました。しかし、しばらく思案した末に、私はそれを買わないことにしました。お断りしたのは初めてです。

 申し訳ない思いでいます。しかし、大部の本を記念として購入しても、その置き場がないので、すぐに処分のことが出来します。著者に失礼なことをせざるを得なくなることが明白なので、その前にお断りしたしだいです。

 8年前に、20年間住んだ奈良の新興住宅地から京町家へ引っ越しをする時に、大量の本と雑誌を処分しました。
 そして3年前に、賀茂川を隔てた今の家に転居した時にも、奈良からの時以上に本を処分しました。

 トラックの荷台には、いくら詰め込んでもいいということでした。そこで、書棚から取り出して玄関に積み上げられた本を、表題のみならず中身も確認せずに、どんどん荷台に移しました。
 それでも、今の家に移ってすぐに2階の本を1階に下ろし、またまた処分して対処しました。

 木造家屋に本を置くのは、もう限界です。しかも、2年後には東京から京都へと、20年近く東京で使い持っていた荷物を引き上げることになるのです。

 立川の職場と深川の宿舎は、共に鉄筋の構造物なので、本があってもびくともしません。しかし、これらを京都の家に運び込むのは、容量も重さからいっても不可能です。またまた、大量に本を処分せざるを得ません。
 そのためもあって、家のすぐそばに学術研究のための総合資料館が来年には開館する地域に住むことにしたのです。

 私は、物語や小説などの読み物は、印刷された本でしか読みません。活字による印刷本でないと、読んだ気がしないのです。それでいて、これらは、読み終わった後に片っ端から処分することにおいて、何もこだわりがありません。

 問題は、お世話になった先生方や研究仲間の専門書です。これらは、読み返すことが想定されます。
 そこで、確認したり調べる目的で再度目を通す可能性のある本は、資料として電子化するようにし出しました。本の背中から裁断して、スキャナを使ってPDFにするのです。こうしてデジタル化しておくと、パソコンで検索ができるので、本自体は処分しても実害はないのです。一石二鳥です。また、裁断した本は、そのままゴミとして出しても抵抗感がありません。
 
 それにしても、印刷物としての書籍について、あらためて考えてしまいます。
 今のまま、紙に印刷して製本して刊行され続けることでいいのか、と。

 京都の自宅に置く本は、相当厳選されたものになります。それ以外は、図書館やネットを活用して、読んだり利用することになります。

 今、私が書くものは、資料として印刷物にして刊行するもの以外は、可能な限りネットに公開しています。出版社から書籍として刊行するものは、資料集以外は考えていません。つまり、自分が書いた文章を一冊の書物として印刷出版することは、もうまったく考えなくなったのです。

 私に何かがあった時には、これまで書いたもので意味のありそうなものだけを編集して300部ほど印刷し、全国の大学の研究室や図書館や資料館に寄贈してもらえれば十分です。

 こんな考え方になってみると、若い頃にお世話になった出版社や書店に対して、複雑な思いを抱きます。研究書を刊行することは、自分の研究生活においての励みでした。しかし、今は書籍に、そのような意義が認められないのです。

 印刷物としての本が、これからどうなっていくのか、一頃よりも気にならなくなりました。少なくとも、論文を集めた研究書は、姿を消して行くことでしょう。大学や研究所が、盛んにリポジトリとして論文等をアーカイブズとして公開しています。国文学研究資料館でも始まりました。これを受けて、資料集も、デジタル化による供給が加速していくでしょう。

 現在私は、科研の報告書を『海外平安文学研究ジャーナル』という電子ジャーナルとして公開しています。『日本古典文学翻訳事典1〈英語改訂編〉』も、印刷物と電子版の両方で公開しました。
 これからは、わざわざ印刷までして刊行する研究成果は、しだいに減っていくことでしょう。
 書籍の置き場に困っている私にとって、これは歓迎すべき流れです。

 印刷物としての本は、図書館で読み・借り・活用する、という姿が、数年後には普通の情景となっていることでしょう。各自が自宅に本を常備する時代は、もう来ないように思われます。それだけに、全国各地の図書館の充実が課題です。

 本を持たないことと、本を読まないことは、まったく別の問題です。
 スマホの普及によって、本を読む機会が少なくなった、と言われているのも的外れです。
 そもそも、書籍の役割と占める位置が変質してきたのです。
 社会における書籍の居場所がなくなったのです。

 それでは、出版社は何をするのか。
 新たな発想による、出版社の社会における役割が求められます。

 書店も、早くから、その役割を終えたと言われています。しかし、ブックオフの様子を見ていると、本を求めている人は多いのです。マンガだけではないのです。
 現に、ブックオフには、多くの人が足を運んでいます。私も、よく立ち寄ります。ここは、今後の本の流通で、一つの役割を果たす施設となりそうな予感がします。

 これからは、これまでのような書籍を生み出す場所と、それを流通させる場所に、確実に変革が生じます。そして、ネット空間に流れる情報のとりまとめと情報の仲介役が、これまでの本の概念を分散させて存在を主張すると思われます。
 個人の好みに応じた新たな情報発信拠点が、居場所の提供と情報を活用する技術の育成を担当します。新たな書斎として機能する場所が、これから構築されていくことでしょう。それは、実際の建物としてであり、また仮想空間に構築されるスペースであることが想定できます。

 そんなことを思いながら、東京にある本のすべてをどうやって処分したらいいのか、明日からの現実問題としての廃棄方法を思案しています。
posted by genjiito at 23:39| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年03月21日

不調の iPhone を4台目に交換すべきか

 また、iPhone 6 Plus の日本語入力が遅くなり、ほとんど使い物にならなくなりました。
 その遅さは、auショップの店員さんからもお墨付きです。
 こんなiPhone は初めて見ました、と。

 昨年10月以来、この半年で2回も本体を無償で交換してもらっているので、現在は3台目の iPhone 6 Plus を使っています。

 これまでのトラブルの経緯は、「4ヶ月で3台目の本体交換となったiPhone6 Plus」(2015年02月25日)に記した通りです。

 この不調は、ソフトウェア起因のものではなく、かといってハードウェア起因とも言い切れないものだ、とアップルの担当者は言っています。原因不明として説明は放棄され、結果としては本体の無償交換で片づけられています。

 これでまたアップルストアへ持参しても、またまたまた4台目を渡されるだけなので、そのために行く気力は喪失しています。バックアップしてあるデータから復元し、いろいろと微調整するのに、意外と時間がかかるのです。

 一連の不具合が日本語入力システムに起因するものとしか思えないので、登録したユーザー単語の分量やデータ形式等に関係するのかもしれません。アップルは否定しますが。

 この登録した単語は、一語ずつしか削除できません。しかも、一単語を削除するのに10秒ほどかかり、次の削除対象の単語を指定するまでに、また10秒ほど待たされます。つまり、一単語を削除するのに、最低20秒から30秒かかります。
 時間の合間に削除を続けています。しかし、まだその効果はありません。
 他にも、いろいろと試していることがあります。しかし、今はそれを省きます。

 ネットで調べてみると、iPhone の登録単語の一括削除や一括登録の記事があります。iCloud と連携しての登録・削除の方法のようです。しかし、いずれも個人の裏技公開とでもいうべきものであり、アップルの正式な対処方法は見当たりません。

 今は、非常に快適に動作しているATOK pad というアプリに日本語の文章を書き、それをコピー&ペーストしてメールなどに移し替えて送信しています。メールの送信画面で直接日本語を入力など、とてもできないほど動きが緩慢です。そのため、メールの表題部分を書く時が、一番ストレスを感じるのです。また、申し訳ないことに、「Re:〜」のままで返信ぜさるを得ません。

 そんな状況なので、今の私の iPhone は閲覧専用の状態にあります。
 そのせいもあり、メールなどの返信が滞っています。
 これまでは、片道2時間弱の電車の中で、メールの返信などの対処をしてきました。それが、日本語を入力するのが大変なので、自宅に帰ってパソコンからメールを送ることになっているのです。それにともない、メールによる迅速な対応ができなくなりました。申し訳ないことです。

 日常的に電話をまったく使わなくなり、連絡はメールに頼っていました。
 こうした生活は、見直す時期なのかもしれません。
 マッキントッシュにはフェイスタイムがあるので、電話を活用した生活を復活させてもいいかもしれません。
 マックのコミュニケーションツールとしては、メッセージがあり、エバーノートの通知機能があります。
 メールだけに頼らず、クラウドの活用を考えたいと思います。
 さらには、古来の手紙という通信手段も、まだ日本では機能しています。
 私は、手書きの字が下手なので、30年前に、これ幸いと、真っ先にワープロに飛びつきました。
 その原点に立ち返り、コミュニケーションツールについて考えてみろ、ということなのかもしれません。

 いましばらくは、メールをいただいても、反応の悪い日々が続きそうです。
 ご理解のほどを、よろしくお願いいたします。
posted by genjiito at 22:20| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年03月08日

第3回「近代日本の日記文化と自己表象」研究会に参加

 午前中に『源氏物語』の翻字に関する打ち合わせをしてから、午後は、立川で開催される研究会に出席するために、仲御徒町駅から立川駅に急行しました。

 昨日来の寒さは厳しいながらも、予報されていた雨はほとんど降りませんでした。

 今回で3回目となる「近代日本の日記文化と自己表象」という研究会は、国文学研究資料館の機関研究員である田中祐介氏が主催する、非常に魅力的な研究会なのです。
 前回は、私が担当する国際連携研究集会とバッティングしたために、出席できませんでした。

 この研究会は、若い研究者の方々の活発な意見交換がなされるので、門外漢の私は聞いているだけで身体中の細胞が活性化されます。
 このテーマに関しては、谷崎潤一郎や池田亀鑑に関連して、昭和初期の時代に興味を持ったことから、以来ずっと気になっていたものです。
 また、目が見えないにもかかわらず40年以上も木活字で日記を残した葛原勾当のことを知ってからは、さらに問題意識が深まって来ています。

 みなさんからの刺激を受けながら、さらに勉強を進めていきたいと思っての参加です。
 今日も、幅広い分野から20名の参加者を得、興味深い話題が展開しました。

 今回の発表から、1つの疑問が私の中に生まれました。
 それは、日記を認めた方の権利はどこまで保障されているのか、ということです。

 今日の発表で紹介された事例に、終戦の日に書いたことが、後に本人はそんなことを書いた覚えがない、とおっしゃっていたという報告があったことに端を発しています。それは、書かれた内容が信頼できるか、という視点での紹介でした。
 確かに、この一見平和な世の中になってからは、そのような過去の発言は今となっては慎むべきことだと言えます。しかし、終戦の日の発言としては、十分に理解できます。人間は急には変われないのですから。

 すると、今の社会や自己の置かれた状況から見ると、本人にとって内心では過去の自分の気持ちを見知らぬ人の前に晒されたくなくても、公表という現実に抗することは個人ではできない社会になっている、ということが浮き彫りにされたのです。個人の人権というのは、過去の日記が公にされることで人前に晒され、不本意な批判にされされます。著作者の人権が、こうした個人の日記にはどのように配慮されて公開されるのでしょうか。

 この点について、休憩時間に発表者にお尋ねしました。しかし、これまでにそのような指摘をうけたことがないし、日記を書かれたご本人もこの日記を読む会に参加されていた、ということで了解済みとされていました。しかし、著作権や人権についての検討は十分にはなされていない、ということだったのです。
 理と情が混在した説明でした。

 文献資料を扱う者の一人として、このあたりの地固めなしに個人の日記を公開することは、非常に危うい調査研究に陥りはしないか、と心もとなく思いました。
 日記の著者や所有者との信頼関係を大切にしておられることは理解できました。しかし、法的な人権や著作権の権利関係となると、話はまた別のことになります。

 おそらく遺漏はなかろうかと思います。しかし、今日の時点では、この問題への意識が乏しいように思われたので、あえてここに記して、このテーマで議論する時のみんなの話題にでもなれば、と思って記す次第です。
 個人と社会の接点については、慎重の上にも敏感でなければ人権は守られませんから。

 真実を知るためなら、本人や家族や親族や地域社会の人々への配慮が軽くなる、ということはないはずです。特に日記は、公開を意識していたかという問題以前に、個人の信条や感情が吐露されるものです。その表現が直接的であることが多いだけに、しかも文章を書くことの専門家ではない方の日記が多いだけに、資料的な価値が高いからといって、後世の人間がそのすべてを正義感のもとにありのままに、白日の下に晒していいとは思われません。人には尊厳があるのですから。

 このテーマには、さまざまな問題が内在しています。
 興味本位に走らず、日記に記されたひとつずつを丁寧に読み解き、その筆者のありようにも思いを致しながら、書かれた状況と心境を踏まえた読み方を心がける必要性を痛感しました。
 その内容を公開するにあたっては、さらなる配慮が求められます。

 第3回のプログラムを、記録として残しておきます。

【開催日時】
 2015年3月7日(土) 13:30-17:30

【開催場所】
 国文学研究資料館2階、第1会議室

【研究会次第】
 1. 新参加者紹介(13:30-13:45)
 2. 報告事項(13:45-14:10)
   新刊紹介
   古書店「風船舎」のご紹介
   『月刊ニューズレター 現代の大学問題を視野に入れた教育史研究を求めて』への寄稿
   『リポート笠間』第58号での当研究会の紹介記事
   国際学会Asian Studies Conference Japan(2015年6月開催)の発表申請通過
    (パネリスト:柿本真代・大岡響子・田中祐介・中野綾子・M. William Steele)
   「女性の日記から学ぶ会」が保有する日記帳の目録化進捗
   2016年度開催のシンポジウムと展示会に向けて
   次回以降の会場変更について

  3. 研究報告(14:20-17:30)
   「個人の財産を社会の遺産に−「女性の日記から学ぶ会」の活動を通して」
    (島利栄子、女性の日記から学ぶ会代表)
   「農民日記をつづるということ―近代農村における日記行為の表象をめぐって」
    (河内聡子、宮城学院女子大学非常勤講師)
posted by genjiito at 00:46| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年02月25日

4ヶ月で3台目の本体交換となったiPhone6 Plus

 日常的に活用している iPhone6 Plus が不調でした。結果として、またもや本体交換となりました。これで、同じ機種の iPhone をこの4ヶ月の間に3台も手にしたことになります。

 昨年10月に iPhone 5から iPhone 6 Plus 128G に機種変更しました。しかし、その10日後には新しいものと本体を交換してもらうことになった経緯があります。日本語変換の不具合によるものです。
 そのことは、以下の記事にまとめています。
 
「iPhone 6 Plus のトラブルの対処方法」(2014年10月07日)
 
「iPhone 6 Plus が欠陥商品のため本体交換となる」(2014年10月17日)
 
 その2台目の iPhone 6が、その後もトラブル続きでした。
 
「依然として続く iPhone 6 Plus128G のトラブル」(2014年11月16日)
 
 昨年末には、もうどうしようもないほどに、日本語の入力と変換が異常に遅い日々となりました。
 例えば、平仮名を入力していて、2文字目から10カウントダウン状態となります。表示された変換候補を選ぶと、また10カウントダウンとなります。つまり、平仮名5文字の漢字変換に、約1分もかかります。使い物にならない以上に、ストレスが溜まって神経が参ってしまいます。

 ついにたまりかねてアップルストア銀座に持参し、症状を確認してもらった結果、また本体交換となりました。

 先週行っていたイギリスでは、iPhone 6がモタモタするのでメモができず、小型の手帳に手書きで書き留めたものを、宿に帰ってからパソコンに入力し直していました。
 移動中に、文章をテキスト化できないのです。

 アップルストア銀座の担当者が確認されたことは、この日本語入力の不具合がハードウェアによるものか、ソフトウェアに起因するものか、ということでした。
 今回の場合も、何度も初期化して復元を繰り返しても発生するので、本体の交換ということになりました。

 決して、私が機器を乱暴に扱っているわけではありません。

 iPhone 6の初期化と復元には、5時間以上もかかります。それを何度もさせられています。諦めずに根気で付き合うしかないのです。自ずと、その時間は確実に私の生活から吸い上げられ消えていっているのが実状です。

 今は、時間を見つけては新しい iPhone 6に、アプリの設定や同期するデータなどの確認をしています。iPhone の本体が入れ替わると、何かと面倒なデータの引っ越しや微調整の雑務を抱えることとなります。そのために膨大な時間も浪費します。

 私と欠陥商品との付き合いは、もう日常化しています。その点では慣れっこです。
 快適な生活を送るためには致し方ないこととはいえ、無駄な時間と心身共に蓄積する疲労は、できることなら避けたいものです。

 それにしても、新しいものを手にすると、いつも不具合や問題を抱え込むことになります。その確率たるや、異様に高いのです。
 宝くじに当たるのならばまだしも、欠陥品と格闘する徒労の中から得られるものは何もありません。元の状態に戻って、それで普通なのですから。

 このiPhone以外にもアップルの3つの製品で問題があり、これも銀座のカウンターで解決していただきました。
 このことは、また機会を改めて記します。
posted by genjiito at 22:19| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年02月19日

羽田空港で Wi-Fiがつながらなくて焦る

 空港の搭乗ゲート前で、どうしたことかWi-Fiにつながらないのです。

 ブログをアップしようとした時のことです。
 「I」と「1」のことは、道中にメモとして書いていたので、離陸前にそれだけでもアップしようとしたのです。

 空港では、海外も含めてよくWi-Fiにつなげてインターネットを使います。インターネットの初期の頃は、クレジットカードで利用料金を引き落とす方式でした。しかし、今はどこの空港でも無料で使えます。もちろん、インドのインディラガンジー空港でも。

 それが、どうしたことか、接続エラーばかりです。30分以上も試みていたら、後5分で搭乗手続きを開始するというアナウンスがありました。
 焦ります。ここでアップしておかないと、7年以上も毎日ブログを書いてアップしてきたことが途切れてしまいます。
 他人さまから見ればどうでもいいことでしょう。しかし、当の本人にすると、1つの励みが途絶えることは避けたいのです。祈る気持ちで、いろいろな手だてを尽くしました。

 カウンターの方に事情を話して、最後に搭乗したい旨を伝えておきました。あまりにも必死の形相だったのか、気の毒がってくださいました。
 ギリギリまで接続に挑んだかいがあってか、最後の搭乗客から2番前でゲートインできました。

 つながらなかった原因はわかりません。ノートパソコンだけでなく、iPhone もインターネットにつながらなかったので、ブログにアップする手だてを取り上げられた状態でした。

 とにかく、搭乗直前とはいえ、事なきを得ました。いくつかのメールも、一斉に送信されるサウンドが聞こえたので、とにかくホットして機内の座席に着きました。

 もっとも、こんな時に限って機体のトラブルでもあったのか、1時間以上も離陸しないのです。
 12時間半もの長旅です。のんびりとシートに身体を埋めて待っていました。
 旅先では、何でもありなのです。
posted by genjiito at 05:12| Comment(0) | ◆情報化社会

紛らわしいターミナル「I」と「1」(続き)

 昨日は、記事を書きかけのままで搭乗したので、今ロンドンの宿から続きを書いています。

 羽田空港に向かう東京モノレールの中で、車内放送を耳にして何か胸騒ぎをおぼえました。

 手元の「e-チケット」の搭乗ターミナルに「1」とあるので、「羽田空港第1ビル」で降りるはずでした。しかし、その駅の2つ前に「羽田空港国際線ビル駅」という駅があるのです。どうも気がかりなので、何やらおかしいと思い、とにかくその「羽田空港国際線ビル駅」で飛び降りました。とっさの判断です。
 1人で旅に出るときには、こんなことはしばしばです。大事に至らない前に、何かアクションを起こすようにしています。

 その感が当たっていました。国内線と国際線でターミナルが分かれていたのです。
 すぐにインフォメーションカウンターで確認すると、この「羽田空港国際線ビル駅」から国際線が出発するとのことです。

 手にしていた「e-チケット」を見せると、そこに印刷されている「1(いち)」と見える文字は、実はインターナショナルの「I(アイ)」です、とのことでした。よく間違えられる方がいらっしゃいます、と。
 いや、ターミナルに「1」と「2」があれば、普通はこれは「I(アイ)」ではなくて「1(いち)」だと思います。おまけに、帰りの便のロンドンヒースロー空港はターミナル「5」から出発となっているので、「5」の上に印刷されているターミナル番号は「1」だと思うのが自然です。
 「I」と「1」の紛らわしい文字は、昨日の記事で掲載しました。もう一度ここに転載しておきます。


150218_haneda_2




 羽田空港から国際線が飛ぶようになって何年経つでしょうか。2005年11月に、羽田から韓国へ行きました。あの時はどうして行ったのか、どうもよく思い出せません。
 この羽田空港の「I(アイ)」というターミナルの表示は、私だけが勘違いしたのか、それとも他にもいらっしゃるのか。とにかく紛らわしいので、早急に止めてほしいものです。
posted by genjiito at 02:54| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年02月14日

「Kindle for Mac」の提供とネットショッピングに思う

 昨日のニュースで、アマゾンが2015年2月13日より、電子書籍に対応した「Kindle」用の無料アプリケーション「Kindle for Mac 日本語版」を提供し出した、ということを知りました。
 Windows向け閲覧アプリ「Kindle for PC」は、先月公開されていたそうです。

 これには、本文を検索する機能もあるとのことです。それがどの程度のものなのか、今はわかりません。ただし、以下の事情から、手に入れて調べてみようとは、今は思っていません。

 ちょうど一昨日の12日に、私は本ブログで「電子書籍は検索と参照に特化したものになってほしい」(2015年02月12日)という記事を書いたばかりでした。

 その中で、《Macintoshに非対応》のストアを列記した後、次のように書きました。

「アマゾン」には、私が探し求めている『源氏物語』に関する資料的価値の高い電子書籍(Kindle 版)は、まだないようでした。


 また、その前日には、「マックで読めない電子書籍を購入後にキャンセル」(2015年02月11日)という記事を書き、電子書籍の使い勝手の悪さを指摘しました。

 こんな記事を書いた直後にアマゾンのニュースを目にしたので、その偶然がなせるタイミングをおもしろく思っています。

 もっとも、私はアマゾンは意識して利用しないようにしています。
 近年、「アメリカ抜きで考える」ということを実践しているので、このいかにもアメリカ的な強引な押し売りに嫌悪感を抱いています。

 もちろん、現代社会が「アメリカ抜き」にしては考えられない状況に落とし込められていることは、十分に承知しています。
 今こうして文章を書いているパソコンは、さすがに Windows は忌避していても、アップルというアメリカの企業の商品を大いに活用しているところです。

 私は、ソニーとアップルの製品に心酔していました。それが、今はソニーが瓦解してしまい、情報文具に関して、私にとってはソニーが消えてアップルだけになってしまったのです。アップルというアメリカの企業しか選べないのは、「アメリカ抜きで考える」上での対応関係とバランスが崩れています。

 大学に関しても、ハーバード大学、コロンビア大学、カルフォルニア大学や、米国議会図書館などなど、お世話になっている所はたくさんあります。しかし、それは「アメリカ抜きで考える」上でのバランスを取る意味では、これでいいのだと自分勝手な理屈を捏ねくり回して、自分を納得させています。

 私は、ネットショッピングを、これまた意識して利用していません。
 本を買うのに、大急ぎで子供に本を届ける時に、アマゾンは避けつつも他のサイトの書店を利用したことがあります。このことは今でも、罪悪感として気持ちの中にしっかりと残っています。
 それは、日本各地にある本屋さんの存在を無視し、小売り店の頭越しに本を移動したことに対してのものです。

 居ながらにして物流を我が物にできるネットショッピングは、確かに便利です。しかし、歴史と文化とこれからの人間のありようを考える時、その存在に大いなる疑問を持っているのです。

 社会の流れに棹さすことはできない、とは理解しています。しかし、気持ちの問題として、ネットショッピングはしたくないのです。

 商品の内容や性能や価格について、ネットで調べられることは便利です。関連して何が必要になるかも、その段階でわかるので、ネットの情報検索は重宝しています。しかし、買う段になると、やはりお店に足を運び、店頭で実物を見て買うようにしています。

 本にしても、情報文具にしても、実際に手にして現物を見て触ることで、購入を見送ったことは数知れずあります。虚像と実像、視覚と触覚の違いが、購買行為に密接に関わっているようです。

 以前、「インドで思ったこと」(2011/2/24)という拙文で、変わりゆくものへの躊躇いを記しました。変わらないでほしい、という気持ちは、どうしようもないと思います。そんな中に、本屋さんの存在が明滅します。

 書店に留まらず、図書館や資料館をも巻き込んで、ネットショッピングで本を買うことの意味を、あらためて自問してみたいと思うようになりました。
 何かすっきりとした解決策や妥協点に思い至ったら、またここに書くことにします。
posted by genjiito at 22:01| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年02月12日

電子書籍は検索と参照に特化したものになってほしい

 ネット上で、電子書籍取り扱い店における Macintosh への対応状況を見ました。
 これは昨日書いたように、「honto」で本を購入して失敗した後に、慌てて調べたものです。
 今の時期の実態が知りたくて、ざっと確認したものです。他にもあることでしょう。以下に上げる情報が不正確で間違っていることもあるかもしれません。他意はありませんので、その点はご寛恕のほどを。

 急速に進化している市場でしょうから、当然のことながら日々変化していると思われます。
 先週は、まだ電子書籍販売の完成度が非常に幼稚な段階で購入手続きをしてしまった、ということのようです。

《Macintoshに対応(ブラウザによる閲覧を含む)》
・「Yahoo!ブックストア」「BookLive!」「eBookJapan」「紀伊国屋書店 Kinoppy」

《Macintoshに非対応》
・「honto」「電子文庫パブリ」「Neowing」「漫画全巻ドットコム」「セブンebookリーダー」「GALAPAGOS STORE」

 「アマゾン」には、私が探し求めている『源氏物語』に関する資料的価値の高い電子書籍(Kindle 版)は、まだないようでした。

 「honto」で苦い思いをした後、いろいろとネットをさまよい、結局は紀伊国屋書店で購入することにしました。

「紀伊国屋書店 Kinoppy for Mac」には、すでに利用者から、多くの不具合が報告されていました。致命的な情報もありました。システムとして未熟で、問題点は解消されていないようです。
 ただし、今後のことを考えて、もろもろのことを承知で購入することにしました。大手書店の電子書籍であり、ここの動きを追うのもいいか、と思ったからです。

 とにかく、Macintosh に対応している電子書籍がわずかなので、海外にも販売力を持つこの会社は、様子見をするのには最適でしょう。

 もっとも現実の話、「紀伊国屋書店 Kinoppy for Mac」はネットでの動作が遅すぎて、ジッと画面を見つめながら待つのが大変でした。さらには、注文しようとしてもなかなか正確に発注できないのです。これは、ハード的な問題は何もなくて、ソフトウェアの問題だといえます。

 全集など、冊数が多い場合にはまさに1日がかりでの注文となります。
 書店に行ったほうが遥かに早く注文が終わりそうです。

 また、ウェブ上の本棚に置いてからカートに移動しても、注文リストに取りこぼしがあるので、また最初からカートに入れ直すことになります。大変レトロな購入システムでした。

 紀伊国屋書店のシステムがいつ構築されたサイトかはわかりません。しかし、あまりにも処理速度が遅すぎます。20年前の8ビット時代の産物に近いものです。若手のプログラマーにシステムを組み直してもらったほうがいいと思います。いいプログラマーが確保できなかったままに、見切り発車をしたもののようです。

 また、支払いでは何度も画面を行ったり来たりします。これは、クリックをしながら、非常に不安になります。精神衛生上よくない購入方法です。紀伊国屋書店が信用できない方には、とても前には進めません。非常に危ういサイトだと思いました。

 さらには、購入後に膨大な時間が吸い取られます。それは、購入した書籍のダウンロードとライセンスの認証において、気の遠くなる時間がかかったからです。

 私は、小学館の古典セレクション『源氏物語』16冊を、一晩で読めるような状態にできませんでした。まさに徹夜してもだめで、だいたい30時間以上かかります。
 しかも、16冊の内、どうしたわけか第6巻は5回もダウンロードとライセンス認証をさせられました。第14巻に関しては8回、第16巻は11回もダウンロードとラインセンス認証をしました。


150208_downroad




 2日たってからも、まだこの3冊はその中身を読めなかったのです。それは、そうこうしているうちに、すでに手続きが終わったはずの巻が、またグレーになって読むことができなくなるからです。仕方がないので、またダウンロードとライセンス認証をします。

 そんなことをしている内に、ライセンス処理が終了したはずのものが、目を離すといつしか「ダウンロード待機中」と表示されます。まさに、モグラ叩きの世界です。

 これでは寝ることもできず、一晩中クリックを繰り返します。それでもしばらくして、5巻分がグレーに変化してしまい、どうしても読めません。
 次のような「ファイルが破損しています」というエラー表示が何度も出て、またダウンロードとライセンス認証をさせられます。


150208_error




 うまくいったと思っていても、翌日になると、また本の表紙がグレーになっているものもあります。


150208_downroad2




 いつ読めなくなるのかわからないので、購入した本の姿が目の前の画面に表示されていても、運不運に左右されます。
 印刷物として販売されている本ならば、手元にある本のページが開けないことはありません。開いたら白紙だった、ということもありません。電子書籍には、この怖さがつきまといます。

 さらには、昨日は中身が読めたのに今日はダメで、昨日は読めなかった巻が今日は読めることがありました。これには参りました。もう、ロシアンルーレットの世界です。引き金を引いてみないとわからないのです。閲覧アプリを起動してみないと、その本が読めるか読めないのかがわからないのですから。16冊の内のどれが今日は読めるのかが当て物では、何のための書籍なのかわかりません。

 こんな調子だと、数ヶ月後には「あなたはこの書籍を読む権利がありません」というアラートが出かねません。

 『源氏物語大成』もこの流れで、13冊を一括で購入しました。しかし、これなどはもっとひどくて、もう力尽きました。この調子では内容を確認できるようになるのはいつのことでしょうか。

 後でわかりました。このシステムはシングルタスクのようです。同時に2冊や3冊のマルチタスクの処理ができないのです。20年前ならいざしらず、今どきこんなレベルで商売をしているのだとは、愕然としました。
 ということは、一日に1冊ずつ購入する人ならば、私のように無駄な時間を浪費することもないということになるようです。

 とにかく、人類はとてつもなく購入者に負担を強いるシステムを、しかもお金を払わせて構築したようです。それに乗ってしまい、自分の時間を捨てる私などは、まさに過渡期というよりもごく初期の苦労話を語るための先兵役となっています。

 まだ2バイトの平仮名や漢字が使えない時代に、半角カタカナで『源氏物語』の本文データベースを構築していた頃から、さまざまな未完成のままに投げ出された、未熟な技術と付き合ってきました。これまでがそうであったように、今回のお粗末なシステムとの出会いも宿命なのでしょう。

 さらには、購読できた本について文字列の検索ができないのにも驚きました。まさに、画像が表示されているだけなのです。

 エバーノートでは、保存した写真の中の文字列までも検索できます。そんな時代にありながら、商品として販売されている書籍であっても、今回の本は検索に対応していないのです。今や、PDFは日常的に文字列が検索でき、コピー&ペーストができる時代です。紀伊国屋書店のシステムに限らず、現在の日本の電子書籍システムで購読できることになっている本に対して、時代錯誤を実感することとなりました。
 この点において、日本人は進化しなかったようです。

 書籍を裁断して自炊でPDF化したデータなら、文字列を自由に検索できます。今回のような、前時代的な電子書籍に膨大な時間と手間暇をかけて画面で見るだけのものよりも、個人的な利用であれば自炊の方が語句検索も部分コピーもできるのでずっと実用的です。
 本末転倒です。しかし、事実です。

 実際に、私も個人的には、今回購入した電子書籍のPDF版を、部分的には持っていて使っています。自炊で作成したPDFは、中の文字列が検索できます。部分的なコピーもできます。それが電子書籍では、あえて自虐的に、検索もコピーもできないようにされているのです。

 必要な情報が記述されている場所を、自分で自炊して作成したPDFで事前に確認しておきます。そしてそれを、外でお話をしたり発表をする時に、あらかじめ調べてあった電子書籍の当該箇所をモニタに表示する、という使い方になりそうです。

 人前で見ていただく時のためだけに、この電子書籍は使用することになります。個人的に自炊して作ったデータはあくまでも個人的な使用に限定されています。そのため、公的な場面で提示することはできないので、こうして購入した電子書籍の必要な部分をモニタに映すためだけに、今回は購入したことになりました。

 次の写真が Macintosh の本棚に並んだ電子書籍の姿です。


150209_book1pc




 iPhone では、次のように並んでいます。


150209_iphone2




 これは、違法なことはしていない、ということを言わんとするだけのための電子書籍の姿です。本末転倒です。しかし、これが今は現実です。こんなものが本だと言えるのかは、はなはだ疑問でもあります。

 私は、ジャパンナレッジの契約もしています。多くの本が利用できます。しかし、その検索に関しては非常に貧弱です。不正確です。
 電子書籍のあるべき姿については、さらなる検討が必要です。

 結論は、利用者から料金を徴収して販売するほどには、今の電子書籍およびそのリーダーは完成度が高くない、ということに尽きます。
 それを承知で、今それを体験する程度にしかすぎないものの利用価値を認めるかどうか、というのが、現在の購買予定者に委ねられた検討課題となっています。

 もちろん、数年後にはこんなていたらくであろうはずがありません。今が過渡期の、電子書籍が出回るごく初期だからこそ、こんな状態で市場に投げ出されているのです。
 コンピュータの初期がそうであったように、通信がそうであったように、過去は一気に新しい流れを形成し、便利なものへと変身します。
 電子書籍も、そうなることを期待しましょう。

 私は、電子書籍で本を読むことはないと思っています。
 検索したり、参照したりと、資料的な価値しか電子書籍には認めていません。
 そうした用途に特化したものとして、育ってほしいと思います。
 自分の目で読む本は、紙に印刷されたものに今後とも変わりはないと思っています。
posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年02月11日

マックで読めない電子書籍を購入後にキャンセル

 今回の話は、かつてクラッシュして雲散霧消した文章を再現したものでもなく、過去のホームページのデータを復元したものでもありません。先週、2015年2月7日の出来事です。
 マックユーザーにとって、今のところ電子書籍は使い勝手が悪いし、電子書店の対応も不親切だということを体験しました。

 以下、小学館から発売されている『古典セレクション『源氏物語』』(全16冊)を購入した時の顛末を記します。
 ネットを通して、「honto」という電子書籍ストアで購入した事例です。


150208_selection1




 利用可能デバイスとして[PC][iPhone][iPad][Android]とあります。
 マックユーザーである私は、[Android]以外の3つのデバイスで使えるものだと思いました。
 しかし、ここにある[PC]とは、パーソナルコンピュータのことではなくて、Windowsマシンのことだったのです。Macintoshは[PC]ではなかったのです。

 本の表紙アイコンの左下にある[立ち読みする]を選択すると、閲覧のための「hont ビューアアプリ」をダウンロードすることになります。そして、次の画面が表示されます。


150208_hitaiou




 これによって、私が使っている Macintosh がこの電子書籍においては非対応であることがわかります。
 Macintosh においては、仮想の Windows 環境下においても使えないということも、左下に小さく書いてあります。

 しかし、書籍の中身はわかっているからと[立ち読み]をしないで、購入のために本のアイコンをクリックすると、次の画面へと進みます。私はこのステップを踏んだのです。

 そこで、「ご購入前にご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください。」というハイライト部分をクリックすると、電子書籍のすべてに次のような表示が出ます。


150208_devaise




 ここで、「対応デバイス」が【PC】で「コンテンツタイプ」が【EPUB】という情報を確認した後、そのまま購入手続きをすると、私がいつも使っているパソコン(Macintosh)では読めない電子書籍を購入したことになったのです。

 【PC】とは、Windowsマシンだけではありません。Macintosh もあります。
 【EPUB】は Macintosh に対応しています。
 Macintosh の標準添付ソフトである「iBooks」は「EPUB」対応です。
 私は、資料をPDF化したものを、この「iBooks」とエバーノートで管理し、折々に内容を確認しています。

 結果的には、情報不足と購入手続き案内の不親切さから、私にとっては使えないものを購入した事態となったわけです。

 電子書籍のほとんどは、iPhone などのモバイル端末では読むことができます。しかし、パソコンとスマホの両方で閲覧できないと、本来の意味をなしません。iPhone や iPad などの小さな画面では、やはり視認性や情報の閲覧性に欠けるのです。

 Macintosh では読めないものだったので、hontoお客様センターへ次の連絡をして相談をしました。


■問い合わせ項目︰電子書籍の購入・閲覧について
■ご使用の機器︰PC
■ご使用の機種︰MacBook Pro
電子書籍を購入しました。
しかし、私はMacintoshユーザーです。
購入前に確認した「利用中のデバイス」が「PC」で「コンテンツタイプ」が「EPUB」となっていたので、Macintoshでも使えると思って購入しました。
しかし、ビューアーアプリのダウンロードの段階になって、はじめてMacintoshが非対応端末だと切り捨てられました。
「EPUB」はMacintoshに対応しています。
Macintoshの標準ソフト「iBooks」は「EPUB」対応です。
「PC」とは、Windowsマシンだけではありません。
差別的な対応をされた思いでいます。
何か閲覧するツールか対処策を教えてもらえませんでしょうか。
iPhone では閲覧できています。
ただし、画面が小さいので不便です。
また、検索機能があるようなのに、実際にはできません。
これも、何か方法があるのでしょうか。
以上、2点につき回答をお願いします。


 この問い合わせに対して、hontoお客様センターから届いた回答は、以下の内容でした。

「対応端末は Windowsの一部のバージョンにのみ」
「「Mac OS」を含めた他OSには未対応で、かつ対応予定は未定」
「専用のhontoビューアアプリ以外のアプリでは閲覧できない」

 これに続けて、

※hontoビューアアプリの対応条件については「hontoビューアアプリ」ページであらかじめご案内しているため、個別の商品ページやご注文の手続き中には詳細を表示しておりません。

という回答も付されていました。
 この表現には無責任さを感じました。

 さらに、「検索ができない」という質問に関する回答も、「画像として処理されている」ということで、ピンボケで責任回避のものでした。

 そこで、私は次のようにキャンセル方法を問いました。


ご主旨は理解できています。
ただし、その明記がなかったため、「利用中のデバイス」が「PC」で「コンテンツタイプ」が「EPUB」という情報を頼りに、購入手続きをしてしまいました。
結果的には、情報不足により私が使えないものを購入した事態となったわけです。
本品の購入をキャンセルするための手続きを教えて下さい。
よろしくお願いします。


 これに対して、hontoお客様センターからからは次の回答がありました。


通常、電子書籍はデジタルコンテンツという性質上、一度ご注文を確定されますとダウンロードの有無によらずキャンセルや紙書籍への交換は承れません。
しかしながら、このたびは伺いましたご事情から、キャンセルのご希望について弊社対応を確認いたします。
詳細が確認できましたらあらためてご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。
また、このたびいただいた対応OSやご購入手続き時の表記内容についてのご意見を参考とさせていただき、より分かり易いご案内がさし上げられるよう検討を重ねてまいります。


 そして翌日、以下のキャンセルの手配を終えたという連絡がありました。


このたび伺いましたご事情から、以下のご注文電子書籍は今回に限りキャンセルを承ります。
キャンセル手続きは完了しておりますので、現在のご注文の状況はマイページ内の「ご注文・ご購入履歴」にてご確認ください。


 私からは、次のお礼の返信を送りました。


電子書籍のキャンセルに関して、マイページより確認しました。
お手数をおかけしました。


 返金には応じてもらえたとはいえ、何とも不親切な冷たい対応でした。
 電子書籍の購入は、こんなに低レベルなやりとりで行われているのでしょうか。
 私が Macintosh を使っている、ということに起因するとはいえ、あまりにも差別的な扱いだと思いました。
posted by genjiito at 23:56| Comment(2) | ◆情報化社会

2015年02月04日

iPhone版アプリの「エバーノート」が復旧しました

 昨秋10月下旬以降、2ヶ月以上にわたって

iPhone6 の「エバーノート」が起動してすぐにクラッシュする

という状況が継続していました。

 この現象については、昨年末12月下旬に「iOS 版 Evernote Ver.7.6.3.313347」にアップデートしたあたりから、iPhone6 のエバーノートやそのデータに起因するクラッシュがなくなったように思われました。

 年末年始と様子を見ていました。
 約1ヶ月が経過し、今はまったくクラッシュが発生しません。

 いろいろなことを確認しては検証していたので、何が直接の原因かは素人の私にはわかりません。
 また、サポート担当者の指示にしたがって、さまざまなことをさせられました。いずれも、問題の解決には至りませんでした。

 10月下旬に発生したクラッシュの連発を受けて、11月にサポート窓口に相談を持ちかけて以来、30通以上も担当者とメールのやりとりをすることとなりました。パソコンや iPhone の膨大なログなども提供しました。数百行ものログを送ったこともあります。

 こうしたトラブルは、ユーザーが諦めたらそれで終わりです。これまでの30年にわたるコンピュータ体験から、ユーザーが身を引いたらいけないことを学んでいます。一歩も引かず、何とかしてほしい、という気持ちを根気強く訴える以外に、対処策は引き出せないのです。

 しかし、原因や理由はともかく、サポート担当者のアドバイスとは別の要因と思われる状況の中で、このトラブルは収束したかと思われます。

 そこで、このアカウントの「プレミアム契約期間」に関して、2ヶ月延長というサポートは適用されないものか、サポート担当者に問い合わせをしました。

 Macintosh ではそのアカウントで使えていたとはいえ、戸外で重宝して活用していたiPhoneで利用できなかったため、パソコンでのエバーノートの使用も、データの破壊が拡散するのを恐れて控えていたのが実情です。

 使えなかった期間がそのまま契約期間に入っていることに釈然としないものがあり、このことをサポート担当者に確認したのです。

 現在私は、エバーノートのプレミアム版を複数本契約しています。科研などで使用している数本は不都合なく使い続けているので、この個人用で利用しているアプリに関してだけ、アカウントの契約期間延長の確認をしたのです。

 これに対して、サポート担当者からの回答は以下のように利用者に理解を示したものでした。


「この度ご不便お掛けいたしました期間に関しましては、当該プレミアム期間相当、プレミアムの延長にご利用いただけます、Evernote ポイント、適用させていただければと存じます」

「2ヶ月のプレミアム延長にご利用いただけます、Evernoteポイント20ポイントを適用させていただきました。」


 この連絡が、問い合わせてすぐに届きました。

 不自由な思いと、歯がゆい思いをしていただけに、今回の対処は、当時が取り戻せるものではないにしても、契約期間の延長で多少の気分転換にはなります。

 今回のトラブルの原因が、エバーノートにあることが明らかだったからでもあります。潔い、気持ちのいい対応だといえます。

 これが、サポート担当者からの提案であったら、さらによかったと思います。ダメでもともと、という気持ちで言ってみる、ということでの解決は、まだサポート体勢が確立されていない、ということでもあります。

 エバーノートはいいソフトウェアなので、多くの方に推奨しています。それだけに、さらなるサポートの見直しをしてほしいと思います。
posted by genjiito at 23:53| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年01月27日

死後に私のブログはどうなるか

 今、毎日ブログを書いています。
 このサイトに掲載した記事としては、2007年6月以降、これが2,825本目の投稿です。
 その内容は多岐にわたるものです。

 私がインターネットにホームページを開設したのが1995年9月なので、これまでに公開した記事は5,000本を越えていることでしょう。
 そのうち、2つのサイトがクラッシュしたために、多くのデータが消滅しました。いまだに再建できていない記事が多数あります。消え去った記事の再生は、可能なものは再構築していますが、ほんの微々たるものです。

 もっとも、そんな暇があったらもっと研究をし、活字論文を発表し、印刷媒体としての研究書をまとめて刊行しろ、と言われそうです。
 しかし、私は今、活字による印刷に魅力を感じていません。デジタル版が生き残るとも思ってはいません。それだけに、活字印刷とデジタルの融合した研究発表媒体を模索しているところです。

 その意味では、一研究者として日常の存在証明と共に、日々の研究経過と報告をウェブ上に記すのは、活動と研究の内容が見えやすい、個人研究のアウトプットの媒体としては意義のあるものだと思っています。人間をさらけ出すところにも魅力を感じます。

 研究活動の一端をネットに公開するのは、リアルタイムに誰にでも手にしてもらえる点から、さらなる活用が期待されます。特に若手研究者は、印刷媒体にしがみつかずに、もっとネットによる発信を心がけるといい成果に結びつくと思います。何よりも、自分が育っていくのです。

 印刷物でないと成果として認めてもらえない、従来の学問の世界特有のしがらみは理解しているつもりです。しかし、ネットによる成果の公開には、予想をはるかに越える多くの方からのコメントが得られて有益です。

 そんな中で、ネットに掲載した私案の公開については、研究論文以上に多くの方からのコメントがいただけるのです。さらなる研究の質的向上に有益なことが多いのが現実です。
 これは、私が未熟な原稿を印刷していたからだと言われればそれまでです。しかし、広くネットに公開すると、さまざまな分野の方から、ありがたい意見がいただけることは事実です。これは、自分の研究にとっては貴重なステップとなるものです。意見をいただく中で、また意見を交換する中で、自分が成長していくのです。

 印刷による原稿の公開は、脱稿から配布までの時間的なロスと、読者からの教示の量と速さを考えると、いろいろと問題があります。今、時代はさまざまな発表形態や媒体を選べます。何事にもリスクはあります。そこをどう使い分けるか、ということもあります。

 もっとも、私はほとんど電子テキストでの読書はしません。内容を検索する時に、便利に利用しているだけです。文章を読むのは、やはり印刷物です。この棲み分けが、今後の課題だと思います。

 勝手なことを書きました。読み捨ててください。
 ウェブと書き手について、死との話に戻ります。

 私が日々デジタル化した文章や写真をウェブに流すのは、自分の生存証明と生活環境が死後に再現されることを、ある程度意識してのもです。

 私の死後に、我かく生きたりという存在証明を、未来に向けたデジタル空間に漂流させておくことにもなります。
 死後にも地球上のネットスペースを漂う浮遊感は、自分では体感できないだけに楽しさがあります。

 そんな折、毎月購読しているパソコン情報誌『Mac Fan』の9月号に、興味深い特集記事が掲載されていました。


デジタル時代の「死んだらどうなる?」


 気にしつつも、日々の忙しさに追われていて、つい「いつか」という問題として埋没していました。
 それが、あらためて今この問題を確認しておきたい、と思うようになりました。

 この雑誌の記事には、次のサブタイトルがあります。


今のうちに
考えておくべき
「形のない資産」の
遺し方・消し方


 さらに、次のように特集の趣旨が記されています。


もしも自分が突然この世を去ることになったとき、それまで更新していたブログやSNSはどんな道を辿るのか?
そして、自分のマシンの中にあるデジタル資産は誰かに引き継げるのだろうか?
生前に知っておくべき「形のない資産」の遺し方・消し方を解説していこう。


 この記事は、漠然と気になっていたことを、ズバリと解説するものでした。
 以下、取り上げられている項目を、私の興味のままに整理しておきます。

自分の死後、どのようなデジタルデータが残るのか?
 ここでは、「デジタル遺言サービス」を提供する「ラストメッセージ」の、死後のデータ削除を手助けするものなどが紹介されています。

ブログやSNSのアカウントは本人の死後どうなるのか?
 故人のページは船員のいない船と同じで、放置・消滅・引き継ぎ・墓化・荒らされることになるとか。不特定多数の他人に荒らされ、多くの人に迷惑をかけることは、故人はどうしようもないだけにしのびない事態となります。

第三者が故人のブログやSNSを処理する方法はあるか?
 遺族や友人が、勝手に故人のページに手を入れることはできません。フェイスブックの「追悼アカウント」や、ツイッターの「亡くなられたユーザーに関するご連絡」などの対応が紹介されています。

生前に自分ができることは何か?
 グーグルの「アカウント無効化管理ツール」や、ヤフーの「Yahoo!エンディング」などを例にして説明されています。終活が具体的なイメージで見え出します。

 そのほか、次の見出しにも気になる内容が記されています。

デジタル資産の相続はどこまでできるか?

本人の死後、MacやiPhone内のデータをどうするか

Mac内の特定のデータを封印するには

iPhone内のデータを死後見られたくない場合は?

 いろいろな問題点と対処策がまとめてあります。

 いつかその日が来ることは確かなので、私もこうしたことへの対応の準備を始めたところです。
posted by genjiito at 22:53| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年01月22日

【お詫び】メール送信が不調で返信が滞っています。

いつも使っているパソコンのメーラーが不調です。
受信はできても、送信ができません。
今月18日(日)以降にいただいた1,350通ほどのメールに対して、数百通の返信が送信でずに溜まっています。
現在は、 ウェブメールにコピーし直して、一つずつ送信しています。
もしお急ぎで、いまだ返信がない場合は、連絡をいただければ対処いたします。
ご迷惑をおかけしています。
ご理解のほどを、よろしくお願いいたします。
posted by genjiito at 08:13| Comment(0) | ◆情報化社会

2015年01月08日

科研で公開中のファイルのダウンロード方法を簡略化

 現在、「海外源氏情報」(伊藤科研HP)では、次の2種類のファイルをダウンロードできるように公開しています。

 @「海外平安文学研究ジャーナル 創刊号」
 A『日本古典文学翻訳事典1<英語改訂編>』

 「海外源氏情報」のトップページ下部には「翻訳史&論文データベース」のブロックがあり、ここから「@ 電子ジャーナル」や「A 翻訳事典」をダウンロードするページへと、リンクがつながっています。


150108_list12




 この2種類のファイルは、科研成果の配付物であることを考慮して、パスワード方式のダウンロードによって、自由に読んでいただく形式にしていました。

 しかし、パスワードを申請する段階でメールアドレスを申告していただき、そのメールアドレス宛にパスワードを送付していたために、かえってダウンロード自体を敬遠されていたようです。
 連絡先としてのメールアドレスを記入することへの躊躇いから、ファイル本体の閲覧をパスされている方が多い実情がわかってきました。

 パスワードを、お聞きしたメールアドレスに通知する方法は、自動応答機能となっていました。それにもかかわらず、メールアドレスを申告することに抵抗を感じられた方が多かったように思われます。

 これは、こちらが意図したものとは違う状況であるため、今回、「[こちら]からお願いします。」をクリックすると、以下の2種類のアンケートをお願いするだけですむようにしました。
 @とAを必須とし、Bへの記入は自由です。
 これまでのように、パスワードを、お聞きしたメールアドレスにお送りする方式はとっていません。
 @とAを送信していただいた時点で、すぐに画面にパスワードが表示されます。

@第一言語
A現在の居住地(国名)
Bメッセージ


150108_enqute




 ファイルとパスワード取得の流れを整理すると、以下のようになります。

1 ジャーナルや報告書のページにある[こちら]をクリック。
2 アンケートページが表示される。
 「第一言語」と「居住地」の2つの項目を入力し、「確認する」ボタンをクリック。
  (メッセージ欄は任意)
3 アンケート欄に入力した@とAの内容を確認後、「送信する」ボタンをクリック。
4 ファイルのパスワード(半角7文字)が画面に表示されるので、それをメモする。
5 その下の[こちら]をクリックして元のページにもどる。
6 「ダウンロード」をクリックする。
6 [4]でメモをしたパスワード(半角7文字)を空欄に入力すると、ファイルが画面に表示される。


 どの言語をお使いの方が、どの国から閲覧しようとしておられるのか、という2つの情報は、今後の研究成果を公開する上での参考とさせていただくためのものです。

 みなさまからの要望をお聞きする中で、一人でも多くの方々に活用していただける情報提供となるように、今後とも試行錯誤を繰り返していきたいと思います。
 ご意見と共に、さらなるご教示をいただけると幸いです。
posted by genjiito at 23:44| Comment(0) | ◆情報化社会