2021年04月30日

現実味の乏しい電子会議の新しい運用方法を

 猛威を振るう新型コロナウイルスとその変異種の感染を避けるようにして、これまでとはまったく異なる生活パターンとなっています。
 午前中に、大学の経営会議準備会がありました。ただし、これまでのように自宅から3時間をかけて行っての、大学で開催される会議ではありません。自宅で、ズームというコンピュータアプリを使った、バーチャル・ミーティングに参加するのです。この、参加という感覚が、時代の転換点を示すものだと言えます。
 一昨日も、このアプリを使ったリモート会議に参加したので、要領はわかっています。しかし、正直なところ、イマイチ会議をしたという手応えや充足感はありません。
 インターネットを活用した、コミュニケーションの利便性については認めます。しかし、会議の質は、これまでの肌感覚では、格段に低下しています。議論や意見交換や会話に、リアルな感触がないのです。息遣いや表情が、平面的な画面からは伝わってこないのです。意見を言うのが億劫になります。いま言わなくてもいいか、という気持ちになります。生中継を見せられている、という感触が拭えません。視聴者の一人であり、発言権があるというだけだと思えばいいでしょうか。自由に討議ができるとは、とても思えません。もっと、別の仕掛けが必要です。これは、井戸端会議の延長にしかすぎません。
 出かけて行って、直接面と向かって語り合うのが、コミュニケーションとしてはこれまでの肌感覚にあったものであり、それがいいに越したことはありません。しかし、外出することにより、コロナ感染のリスクが生じます。そうであれば、やらないよりもマシ、という選択肢から、消去法で残ったのが、この通信回線を活用したリモート会議です。
 ここまでは理解できるだけに、やはり一日も早く、安心で安全で信頼できる、リアルな会議をしたいものです。
 そして思います。このバーチャル会議は、これまでの会議と同じ発想で捉えてはいけないのではないか、と。このバーチャルな世界は、それに相応しい対処方があり、それで取り組めば意義深い会議が可能になるのではないのか、と。
 とすると、このあらたな会議の運用方法を考える必要があります。まずは、司会進行の心得と進め方。そして、会議資料の提供や提示の仕方も。発言の仕方や、同意や異論の提示の仕方も、バーチャル向けに検討すべきです。
 新しい時代の流れに、否応なく乗せられています。それなりに有効活用するためにも、その活用方法について、あらためて模索する段階です。いつの時代も、こうした過渡期があったのですから。この30年以上にわたり、パーソナルなコンピュータの普及と情報文具としての活用に、私は精力を注ぎ込んで来ました。常に、新たな技術との格闘であり模索の連続でした。そのことを振り返ると、この電子会議も否定や拒否ではなくて、許容と順応と活用が求められていると思わなければなりません。その意味では、また新たな文化へのチャレンジが始まったと言えるのです。
 おもしろくなります。楽しくなります。そのためにも、長生きしなくてはなりません。
 
 
 
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2021年04月17日

今あらためて〈観光学〉について考えるために

 昨日の京都新聞(2021年4月16日)に、次の記事が掲載されました。

 京都市の門川大作市長は16日、(中略)感染再拡大を受けて「今は観光という時ではない」と述べた。大型連休を前に、京都への往来自粛を求める認識を示した。
 京都府内では16日まで3日連続で新規感染者が100人を超え、感染が広がっている。門川市長は「医療崩壊につながりかねない」と危機感を示し、「それぞれの自治体が感染拡大地域に行かないでほしいと訴えている。今は日本中で外出自粛が必要」と強調した。


 門川市長は先月15日に、有識者でつくる京都市観光振興審議会から「持続可能な京都観光」への転換が必要だとの、次期観光振興計画の最終案を受け取っています。その際、「観光課題解決の先進都市を目指す」と述べていました。その課題解決が、昨日の「今は観光という時ではない」という発言とどうリンクしていくのか、今後のコメントに注視したいと思います。

 折しも東京の小池百合子都知事は一昨日の15日に、「通勤も含め、都外に住むエッセンシャルワーカー以外の方は可能な限り東京に来ないでいただきたい」(京都新聞、4月15日)と言っていました。

 京都も東京も、このニュースは人の移動が大きなカギとなっています。それに〈観光〉という問題を絡めた場合、〈観光〉とは何なのかというテーマが浮かび上がってきます。

 今、私はこの問題についての自分の考えをまとめようとしています。
 4年前、定年退職後に東京から京都に帰り、そして大阪南部にある大阪観光大学に復職しました。以来、〈観光〉について考えるようになりました。
 そこへ、昨年春から、新型コロナウイルスが突然〈観光〉を直撃したのです。4年前から、大学のありようとの関連もあって考え出した〈観光〉に関する課題が、昨年からまったく質を変え、まったく別の視点から考えざるを得なくなりました。〈観光〉というよりも、〈観光学〉とは何なのか、という自問から、職場の仲間への問いかけに展開した矢先のことです。〈観光学〉はどのような社会還元をして来た学問なのか、そもそも〈観光学〉は学問なのか、ということを考えていた日々の中に、新型コロナウイルスが私を別次元の思索に引き摺り込んでしまったのです。

 こうしたことを考えていた日々の中で、昨日から、京都市長が語られた「今は観光という時ではない」という発言と、東京都知事の「東京に来ないでいただきたい」という言葉は、今や私を大混乱に陥れています。
 これから5月の大型連休が終わるまでに、社会の動向を見据えながら、情報を収集しながら、懸案の〈観光学〉というものを見つめ直していきたいと思います。
 
 
 
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2021年03月08日

コロナ禍における休業と閉店

 今月下旬に、ようやく一泊二日の予定が組めることになり、しばらく止まっている西国三十三所札所巡りの6周目の旅の続きをしようと思い立ちました。去年の9月に20番札所の善峯寺へ行って以来、まったくご無沙汰です。
 具体的には少し遠出をして、2ヶ寺を回るプランを練っている内に、泊まるところが新型コロナウイルスの影響で休業状態であることがわかりました。また、西国三十三所は不便な地域が多く、今回も足の確保ができない区間があることもわかりました。
 私は、2年前に運転免許証を返納しているので、自分で運転をして行くパターンの巡礼はもうしていません。2010年に、公共交通だけで4ヶ月をかけて5回目の満願を果たしました。今回の6周目も、公共交通機関だけを使う巡礼です。そのため、行程の上で交通機関やロープウェー等が運休している区間があると、時間も経費もムダの多い巡拝となります。
 ということで、今月末の西国三十三所巡りは中止にします。
 そんな残念な思いをしながら、近くのショッピングセンターへ買い物に行った時です。先月末で閉店したお店に気付きました。並んで営業しておられたお好み焼き屋さんとそば屋さんの2店が、2月28日をもって店を閉じたとの貼り紙があったのです。何度か行ったお店です。寂しい姿を見せています。これも、新型コロナウイルスによる来店者の激減が理由かと思われます。
 今日も、多くの方が買い物に来ておられます。しかし、外食となるとしないのが実状のようです。自宅で食べる、という習慣が浸透してきたのです。
 この店を閉じた2店も、賑わっていただけに、お店の方は悔しい思いで閉店を決断なさったことでしょう。身近なところで、こうしたコロナ禍の影響を見せつけられると、社会のありようや仕組みが変化しつつあることが直に伝わってきます。
 これからの若者は、どのようにして仕事選んで生きていくのでしょうか。新しいものの見方が求められる時代に突入していることを実感したことで、社会を見る目を新たにする1日となりました。
 
 
 
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2021年02月26日

リーフレットの宣伝効果とアナログやデジタルの情報力

 昨日、大学案内のリーフレットのことを、本ブログで話題にしました。その中で、私が疑問に思ったことを率直に記したところ、こうしたことに詳しい仲間から、詳細なコメントが届きました。それは、私が読んだだけではもったいない、得難い貴重な内容が含まれているものです。
 ご本人から、ブログで紹介することへの快諾が得られたこともあり、以下に引いて、広く共有することにします。

 ブログを拝見しました。
 大学のパフンレットを置いた棚ですが、これは広告代理店提供だと思います。パンフレットを置いて宣伝をしてもらいたい大学から広告料をとっています。
 写真の大阪の大学も、新設で学生募集に苦戦している大学が多いように思います。
 ただし、進路担当の先生の要望で、早慶明あたりに無料でパンフを出して貰うこともありますが、これは進学実績があるところ限定とか、いろいろ注文がつくシビアな現場です。要は大学と高校の力関係ですね。

 というのも、私、母が創業者の先輩という縁で、この20年近くSという会社に進路講話や講演のマネージメントをしてもらっており、業務内容も承知しているのです。創業者がS出身と言うことで、大学専門学校のパンフレット等を一括管理している倉庫もSにあり、そこに友人を紹介したり、私もSの仕事を重点的に貰って、経費で実家に帰らせてもらっています。
 創業者は、リクルートのEさんと大学新聞の広告をとるサークルだったそうで、これが始まりです。今は高校での進路の時間は必須となっています。

 進路ガイダンスや大規模な進路説明会で、大学専門学校に参加費をもらって、そのお金が私達のギャラになるわけです。DさんのS大学では、年間2000万円をS一社に払っているとのこと。Kさんも、ご主人が私大経営者ですから、Sはご存じで、やはりかなりお金を払っているようでした。ただし、高校も事前にアンケートをとって話を聞きたい大学を呼ぶので、呼ばれない大学もたくさんあり、なら、せめてパンフレットを、ということになるわけです。

 ただし、今年度はコロナでどこも営業に入れず、私も出張は3月以降オールキャンセルでした。ネット、SNSでの宣伝に、お金をかけたのだろうと思われます。


 コロナ禍での先が見えない、人も動かないご時世に、こうした印刷物がどの程度その役割を果たすものなのか、今となっては大いに疑問です。しかし、このような時流は、誰も予想だにしなかったことなのです。印刷され、この棚に差し込まれた時には、このような事態に巻き込まれることになるとは想像外のことだったのです。
 このリーフレットの存在は、今後はどのような役割を背負わされるのでしょうか。印刷というアナログと、通信を介してのデジタルがさまざまな分野で世代交代を終えた中で、レガシーデバイスとなったプリントの再認識と、新たな意義付けが求められることでしょう。
 時代は移り変わってしまったとはいえ、印刷には印刷の利点はあります。紙に書き留められ、いつでもきれいな紙面が見られる優位性は、高く評価をしたいと思います。何よりも、電力は不要なのです。あとは、そのメディアが、進学情報を伝える役割や導入に資するものがあるのか、ということになります。
 私は現在、大学を紹介する印刷物の比重は低く見積もっています。ホームページを中心としたウェブを通しての情報発信こそ、生徒や家族や先生方に、最新の情報を正確に提供する機能的なメディアになったと思っています。印刷物は、手にしてもらえたらラッキー、中を見てもらえたら奇遇、という理解でいます。

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 一番その意義を発揮するのは、会場や室内で、大学の説明を聞きながら眺める資料に特化する、ということでしょうか。印刷物は、画像や音声の手助けをする、という位置づけです。
 印刷物としてのリーフレットが並ぶ棚の前に立ち、複雑な思いでシャッターを切りました。この1年間、何枚のリーフレットが進学のための情報を伝える役割を果たしたのか、と思うと、いろいろなことが想像されます。
 いずれにしても、プリントの役割と価値が、今や大きく変容したと言えるでしょう。デジタル情報の訴求力が、ますます評価される時代に突入しました。そういう理解は、今という時代を読む上でも大切だと思います。
 印刷物としてのリーフレットの宣伝効果を考える中で、アナログやデジタルの情報力を考えるきっかけになりました。もちろん、印刷物のイメージ戦略を認めた上でのことです。
 
 
 
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2021年02月25日

高校の進路指導部にあったリーフレット

 高校訪問で進路指導室に立ち寄った折に、入口横のラックにあった大学案内のリーフレットに、おのずと眼が留まりました。関西から関東まで、幅広い大学の名前が、整然と並んでいます。

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 大阪、京都、滋賀、奈良、名古屋、東京、神奈川、千葉、沖縄の順番です。生徒に人気がある大学が選ばれているのでしょうか。それとも、過去に生徒が進学した学校なのでしょうか。先生がお薦めの学校なのでしょうか。この選択に興味を持ちました。
 もちろん、一番眼に付き、手に取りやすい場所には、大阪の大学が五十音順に置かれています。

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 今からちょうど40年前、私は高校の進路指導部に4年ほど所属していました。いろいろな業務システムを設計するのが好きだった私は、当時の進路指導部の業務にパンチカードを導入しました。そのころの話は、「懐かしいパンチカードシステム」(2012年10月22日)に書いたとおりです。
 このすぐ後に、私が音頭取りとなってこの高校に8ビットパソコン48台を導入したので、このパンチカードシステムによる大学進学指導は、ごく短期間でした。当時は、大阪でも最先端のコンピュータシステムを導入したこともあり、教務関連のいろいろなプログラムを開発しました。先生方から感謝されたことを、楽しい思い出として温めています。
 今、高校の進路指導はどうなっているのでしょうか。生徒の将来を大きく左右することだけに、その指導の仕方や内容が知りたくなります。また、どのような資料を使って指導がなされているのでしょうか。携帯端末をフルに活用した指導なのでしょうか。それとも、紙に印刷された大学案内を見ながらの指導なのでしょうか。
 次に高校訪問の機会があれば、こうしたことを聞いてきて、今後の大学の宣伝戦略のヒントにしたいと思います。
 
 
 
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2021年02月23日

出版物の索引作りで四苦八苦中

 現在、来月刊行する書籍の索引を作成中です。
 いつものことながら、立項した文字列を五十音順に並べるのに苦労しています。
 例えば、次の藤原氏の人名をどう並べるのか。
 「定家」は「ていか」なのか「さだいえ」なのか。
 「俊成」は「しゅんぜい」なのか「としなり」なのか。
 もちろん、「みちなが」と一般的に呼び習わしている「道長」を「どうちょう」としたら、索引の利用者は困惑することでしょう。

藤原兼輔……前102
藤原兼宗……前126
藤原国経……後134,後135,後136
藤原伊行……後17,後166
藤原定家……前39,前40,前41,前42,前43,前55,前154,前160,後17,後165,後166
藤原定頼……前125
藤原滋幹……後134,後135,後136
藤原忠平……前68
藤原為家……前40,前42,前43
藤原為和……前40
藤原為相……前40
藤原為時……前102
藤原時平……後134,後135,後136
藤原俊成……前155,後165,後166
藤原宣孝……前102,前103,前104,前105
藤原惟規……前102
藤原道綱母……後24,後25,後51
藤原道長……前103,前104


 これまで、いろいろな書籍を刊行してきました。
 私見ながら、索引のない書籍は〈読み捨て〉の本だと思っています。
 特に、研究に資する本はそうです。
 巻末に詳細な「人名索引」や「事項索引」があると、その本が単なる読み物に留まらず、資料的な性格を併せ持つ書籍となります。
 索引は、読み返して再確認するときに大いに役立ちます。
 読み終えてから、いつでも索引を手がかりにして、その書籍の内容に立ち戻れます。
 書籍は、閉じてしまったら、なかなか思う箇所に立ち戻ることができません。
 これが、小説などの一般的な本としての〈読み物〉と違うところです。
 今回、最終段階で索引を見直すと、これまで刊行した書籍とは、いろいろな点でその時々に索引の編集方針が違っていたことに気付きました。
 索引の作成には、膨大な時間がかかります。
 これから印刷のギリギリまで、この試行錯誤は続きます。
 
 
 
posted by genjiito at 19:49| Comment(0) | ◎情報社会

2020年12月13日

京大でのシンポジウム「万博学」の2日目は欠席

 昨日に続いて、京大で開催されたシンポジウム「万博学」の2日目は、外出することによる新型コロナウイルスの感染被害が心配されたので、ギリギリまで迷いつつ残念ながら欠席しました。
 国の施策として「Go To トラベル」と「Go To イート」が一時的でも中止となれば、今日も会場に駆けつけるつもりでした。しかし、今朝になっても「Go To 〜」は継続とのことです。感染拡大が拡がっている京都の、しかも観光客の多い清水寺・祇園・八坂神社・平安神宮を通る206系統の市バスが走る京大正門前には、怖くて行けません。自転車で行くには寒すぎます。
 主催者のみなさまには申し訳ないことながら、我が身を守ることを最優先しました。

 今回のイベントは、その内容はもとより、海外や国内のネットによる参加者とどのようにしてシンポジウムをまとめあげて展開していかれるのか、主催者の創意工夫にも興味がありました。昨日に加えて、今日の運用も注視したかっただけに、非常に残念です。
 手元にある『万博学―万国博覧会という、世界を把握する方法』(佐野真由子、思文閣出版、2020年8月)のページを繰りながら、本日の発表の内容を楽しんでいます。昨日も含めて、中途半端なコメントは控えることにします。
 ネット参加の手続きもしておくべきだったかもしれません。今後のいい体験となりました。

 参考までに、本日のプログラムを引用して、記録に留めておきたいと思います。
 そして、今回の報告書も楽しみに待ちたいと思います。

<第2日>12月13日(日)
第 3 セッション ~特集! 1970 年大阪万博」(その2)~ (司会・飯田豊)

10:15 大阪万博における企業パビリオンのブループリント 飯田豊(立命館大学産業社会学部准教授)

10:30 1970 年日本万国博覧会における仏教的造形物の役割 君島彩子(国際日本文化研究センター博士研究員)

10:45 1970 年キリスト教界における戦後主体性論争――大阪万博キリスト教館と万博反対運動 増田斎(総合研究大学院大学博士後期課程在籍)

11:00 建築家と万国博覧会――EXPO'70 の黒川紀章から考える 井上章一(国際日本文化研究センター所長)

11:15 全体討論
 ★この時間帯には、世界で唯一の BIE 公認 WORLD EXPO MUSEUM(在上海)から劉綉華館長が登場予定!

<休憩(11:45 ごろ~)>

第4セッション ~世界を映し続ける万博~ (司会・市川文彦)

13:10 【堺屋太一オーラル・ヒストリー】万博に戦後史を読む――沖縄海洋博(1975 年)を中心に 牧原出(東京大学先端科学技術研究センター教授)/佐野真由子(京都大学大学院教育学研究科教授)

13:25 沖縄国際海洋博覧会と沖縄観光 神田孝治(立命館大学文学部教授)

13:40 展示装飾業からディスプレイ業へ――大阪万博前後からの展開 石川敦子((株)乃村工藝社 130 周年事業推進室)

13:55 万国博覧会に関する来場経験者の長期記憶 ――モントリオール、大阪、バンクーバー、ブリスベン、愛知の万博を題材に 清水寛之(神戸学院大学心理学部教授)

14:10 休憩

14:15 上海万博の「セルヴィス・ルソー」――グローバル・アート・ヒストリーへの階梯 鵜飼敦子(東京大学東洋文化研究所特別研究員)

14:30 博覧会の「ゆきさき」を考える――博覧会をつくる現場から 澤田裕二(UG WORK 合同会社代表)

14:45 万国博覧会の遺産としての博物館――夢の後始末をめぐって 中牧弘允(国立民族学博物館名誉教授)

15:00 近代博から現代博への運営システム転換 1851~2017――褒賞制・売却制・展示法に映った〈世界〉 市川文彦(フランス国立社会科学高等研究院 Senior Fellow)

<休憩(15:15 ごろ~)>

15:40~第5セッション 総合討論 (司会・佐野真由子)
 2 日間の議論を振り返るとともに、2025 年大阪・関西万博への展望を、「万博学」の視点から、 ご参加の皆さまとご一緒に語り合いたいと思います。

<第 2 日閉会(17 時ごろ)>

 
 
 
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2020年12月12日

京大で開催されたシンポジウム「万博学」に参加

 今夏、『万博学―万国博覧会という、世界を把握する方法』(佐野真由子、思文閣出版、2020年8月)が刊行されました。それを記念して執筆陣による研究成果を発表するイベントが、今日と明日の2日間にわたって京都大学百周年時計台記念館 2階 国際交流ホールで開催されました。主催:「万国博覧会と人間の歴史」研究会(代表・佐野真由子)/共催:科学研究費補助プロジェクト(基盤研究C)「国際博覧会条約(1928年)及び博覧会国際事務局(1931年)の成立に関する研究」(代表・佐野真由子)/科学研究費補助プロジェクト(若手研究)「『日本的なるもの』の伝播と深化」(代表・鵜飼敦子)、という背景があるシンポジウムです。

 10月の時点で、会場参加とオンライン参加の選択があり、私は会場参加で申し込みました。シンポジウムは臨場感が重要だと思っているからです。もちろん、会場が家から近いこともあります。

 会場は、バス停「京大正門前」のすぐ近くです。バスから降りると、すぐ西側に谷崎潤一郎と縁の深い「春琴堂書店」があります。ただし、今は書店は閉じられ、不動産屋さんが入っておられます。すぐ横の京大病院に頻繁に通院しているので、いつかいつかと思っている内に、1度も店内に入らないままに閉店となりました。気が緩んでいました。いつまでもあると思っていてはいけない例です。残念です。

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 京都大学百周年時計台記念館へ入るのも初めてです。1996年には、元総長の長尾真先生が主催なさっていた電子図書館研究会のメンバーだったので、京大には定期的に通っていました。しかし、ここには入る機会がなかったのです。

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 シンポジウムの会場は、新型コロナウイルスの感染防止を配慮して、ゆったりと配置されていました。

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 会場に入ると、まずは入口でいただいたインターネットのビジター用アカウントの設定をします。そして、「日英中同時通訳」を利用するために、オンライン会議ツール Zoom の設定です。Zoom に接続中は、常時イヤホンを使用し、周囲に音が漏れないようにします。

 以下に本日のプログラムを引きます。
 お一人15分の発表なので、詰め詰めのスケジュールでした。まさに、大冊『万博学―万国博覧会という、世界を把握する方法』が目の前に展開するものでした。
 いろいろあったので、今日は概略に留め、個人的なコメントは明日にします。

◇日時:2020年12月12日(土)10:30〜18:30
    2020年12月13日(日)10:15〜17:00
    ◇定員:会場70名/オンライン(Zoom)参加140名
     事前申込み制(先着順) 参加費無料

シンポジウム「万博学」プログラム

<第1日>12月12日(土) 10:00開場予定(以下、時刻表示はすべて日本時間です。)

第 1 セッション ~万国博覧会という、世界を把握する方法~ (司会・佐野真由子)

10:30 主催者挨拶
 序説・万国博覧会という、世界を把握する方法 佐野真由子(京都大学大学院教育学研究科教授)

11:00 万国博覧会と「ピアノ」の誕生 井上さつき(愛知県立芸術大学音楽学部教授)

11:15 新興産業としての七宝業と博覧会――技芸と技術と近代工芸 武藤夕佳里(並河靖之七宝記念館主任学芸員)

11:30 勧農開物翁の幕末・明治――田中芳男と博覧会・博物館 沓名貴彦(国立科学博物館理工学研究部研究主幹)

11:45 休憩

11:50 万国博覧会とオスマン帝国人の世界観 ジラルデッリ青木美由紀(イスタンブル工科大学建築学部講師)

12:05 渋沢栄一と万国博覧会――パリ万博(1867 年)からパナマ太平洋万博(1915 年)まで 関根仁(渋沢史料館学芸員)

12:20 全体討論 (セッションごとに設ける討論時間には、ご参加の皆さまもどうぞ積極的にご発言ください。また、国内外からご出席の 多彩な研究者、博覧会関係者をご紹介いたします。)
★この時間帯には、中国における博覧会研究の第一人者、馬敏 華中師範大学中国近代研究所所長、また、2015 年刊行の当研究会第 1 論集『万国博覧会と人間の歴史』の韓国語訳出版を実現されたユク・ヨンス中央大学校教授が登場予定!

<休憩(12:50 ごろ~)>

第2セッション ~BIE の設立と万博の 20 世紀~ (司会・増山一成)

14:15 国際博覧会の歴史に博覧会国際事務局(BIE)が果たした役割 岩田泰((公財)2025 年日本国際博覧会協会企画局長)

14:30 フランスと 1928 年国際博覧会条約 寺本敬子(跡見学園女子大学文学部人文学科准教授)

14:45 紀元 2600 年記念日本万博の計画とその周辺――1930 年代の国際博覧会日本展示をめぐる連続性 増山一成(中央区総括文化財調査指導員学芸員)

15:00 戦時宣伝と写真壁画――山端祥玉と 1939 年ニューヨーク万国博覧会の《躍進日本》を中心に 白山眞理((一財)日本カメラ財団調査研究部長)

15:15 万博日本館にみる「展示デザイン」の変遷 執行昭彦((株)乃村工藝社文化環境事業クリエイティブアドバイザー) 森誠一朗(同社展示プランナー) 岸田匡平(同上)

15:30 休憩

15:35 ポストコロニアル時代のアイデンティティ・ポリティクスと万国博覧会におけるフィリピン館 1958-1992 エドソン・G・カバルフィン(テュレーン大学建築学部准教授)

15:50 モントリオールの困惑――1967 年博の日本館展示問題 市川文彦(フランス国立社会科学高等研究院 Senior Fellow)

16:05 全体討論 ★この時間帯には、ウスビ・サコ京都精華大学学長、武田家明 JETRO パリ事務所長(前 BIE 日本政府代表/経済産業省博覧会推進室長)が登場予定!

<休憩(16:35 ごろ~)>

第 3 セッション ~特集! 1970 年大阪万博(その1)~ (司会・五月女賢司)

17:00 大阪万博への飛翔 清水章(元(株)乃村工藝社開発本部情報センター担当部長)

17:15 1970 年大阪万博の基本理念――「万国博を考える会」による草案作成の背景と経緯 五月女賢司(吹田市立博物館学芸員)

17:30 昭和天皇と万国博覧会 牧原出(東京大学先端科学技術研究センター教授)

17:45 リニアと原爆――大阪万博日本館における科学技術展示の生成 有賀暢迪(国立科学博物館理工学研究部研究員)

18:00 全体討論

<第 1 日閉会(18:30 ごろ)>

 
 
 
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2020年12月11日

【補訂】本日が5,000本目の記事となります

 今日のこのブログが、京都に住み出してから半年後の、2007年06月24日より書き始めてちょうど節目となる「5,000本目」になります。そして、その半年後の2007年12月30日からブログを毎日更新をしているので、今日から2週間後には、毎日書き続けてきた連続更新が14年目に突入します。身体がもつ限り、書くネタがある限り、書いていくつもりです。ちなみに、この間にアップした写真や図版は「13,711点」でした。

 これまでの道のりを振り返っておきます。

 等身大の自分を文章と写真で綴った記事として、インターネットのウェブ空間に正式に築き上げ出したのは、1995年9月30日からです。
 最初に「壁新聞」として流した情報は、次のものでした。

「(1)95.8.11 第5回紫式部文学賞は、吉本ばなな氏の「アムリタ」に決まる(朝日新聞95.8.12)」


 そして、翌月に書いた4番目の記事が、「(4)95.9.30 〈源氏物語電子資料館〉インターネットでスタート」です。これが、私の本格的な情報発信の原点です。

 同じ日に、「(5)95.9.30 『源氏物語』の外国語訳本を探しています。英・仏・伊・独・中国以外の訳本の入手先をご存じの方は、いらっしゃいませんか。」という呼びかけをしています。この翻訳本の調査収集は、今は科研(A)の「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(課題番号︰JP17H00912)として取り組んでいます。『源氏物語』の本文研究には及ばないものの、25年もの長きにわたって格闘しているテーマです。

 その1週間後に、次の記事があります。

(6)95.10.6 国文学研究資料館主催の「第1回シンポジウム コンピュータ国文学」のテーマは「国文学研究とインターネット」です。フリートーキングでは、司会を担当する伊藤が、本ホームページ〈源氏物語電子資料館〉をデモンストレーションします。都営地下鉄浅草線戸越駅徒歩7分、東急大井町線戸越公園駅徒歩7分。


 これに関連して、次のような記事を書いています。最初は箇条書きの情報発信だったものが、少しずつ私見を交えたものへと発展して行ったことが、今あらためて確認できて驚いています。書き続けるものです。

(6.1)95.10.9 「第1回シンポジウム コンピュータ国文学」(95.10.6)のフリートーキングで、本ホームページ〈源氏物語電子資料館〉のデモに関連して、フィリップ・ハリー氏(オックスフォード大学)やマイケル・ワトソン氏(明治学院大学)などから、次のような意見をいただきました。
 ・ホームページの言語は日本語のままでよい。
 ・日本語による情報が、海外の人々にはかえって好評。
 ・英文の説明が1ページ位あれば、より親切である。
 ・日本の漫画を読みたくて日本語を勉強する外国人が増加中。
 ・日本語で大いに海外に情報を発信すべき。
 ・ホームページに英語併用をどうするかとの議論の方が不可思議。


 さらに半年後には、この情報発信基地である〈源氏物語電子資料館〉が、次のように社会的な認知を受け、マスコミや情報関連誌で紹介されるようになり、今に至っています。1日何万人ものアクセスがあるのも、この長い道のりがあってのことです。

(14)96.3.13 株式会社CRC総合研究所発行の『CRCコミュニケーション 1996.3 No.342』の巻頭記事〈伝達人〉に、本〈源氏物語電子資料館〉の紹介記事が掲載されました。「日本文学研究者から世界へ向けて情報発信 〜源氏物語とインターネット〜」というタイトルです。


 以下、初期の興味深い記事を抜粋しておきます。

(22)96.5.25 『源氏物語別本集成 第八巻』(1996.5.25発行、おうふう)が刊行されました。33番目の「藤裏葉」と34番目の「若菜上」が収録されています。「若菜上」の底本は保坂本になっています。陽明文庫本と麦生本が共に別本ではないために、第三の底本として、今注目の保坂本に諸本を対校しました。また、「若菜上」は文節数が1万を越えたため、1万番以上の文節番号を〈34A234〉というようにABを含んだ表記とすることにしました。なお、今回から版下作成の手法を全面的に改めました。これまでは、DOSマシンで作成した版下に、おうふうの編集部の方が頁数と柱を張り込んでいました。校異編の頁は、こちらが渡した版下を、縮小して4段組にしてもらっていました。それを、今回からは印刷までの工程のすべてをMacintoshを使用して刊行会のメンバーで行いました。素人が作成した組版・版下作成ですが、ほぼ完璧な仕上がりではないかと自負しております。書店で一度手にして、印字紙面をご覧いただければ幸甚です。


(23)96.5.31 西日本国語国文学データベース研究会(DB-West)の6月の会合は、6月2日(日曜日・13:00〜17:00)です。場所は、大阪樟蔭女子大学2F円形ホールとなっています。発表内容は、
  1.「歌物語」使用語彙の数量的研究 志甫由紀恵氏
  2.北原白秋童謡語彙の数量的研究  加藤妙子氏
  3.データベースの作成と利用に関する試み
    方言音声データベースJCMDを例として 田原広史氏
  4.電子社会での暮らし方 臼井義美氏
です。デモンストレーションは、
  1.新潮文庫100冊 中村一夫氏
  2.インターネット体験 伊藤鉄也
  3.日本語教育教材作成のための語彙検索システム 大谷晋也氏
などです。恒例のおみやげフロッピーディスクには、「国語国文学関連のホームページ一覧」などが入っています。
 なお、受付で資料代500円をいただきます。ご協力ください。本会は、会費をいただかずに運営する研究会です。年二回の研究発表・講演会は、公開で自由参加となっています。次回は、12月1日(日)です(会場未定)。

(中略)

(25)96.6.2 『YAHOO! JAPAN INTERNET GUIDE 7月号』(1996.6、ソフトバンク刊)に、この〈源氏物語電子資料館〉が紹介されています(104頁)。「学術・教育」のコーナーの巻頭に、「すべての絵がとてもきれいで楽しめる 本格的な源氏物語資料館」として、レギュラー・ライターの吉田智子氏より、たいへん好意的な評価をいただいています。紹介・評価記事の末尾で、「単なるデータベースとしての情報提供だけでなく、趣もあるページである。」と記してくださいました。『源氏物語』の本文と、それが読まれた歴史に眼を向ける中で、文学的な香りをも伝えることを心がけている私にとって、こうした視点で評価していただけたことに感謝しています。


(26)96.6.11 『源氏物語研究』(平成2年5月〜不定期、概刊5冊、源氏物語別本集成刊行会)について問い合わせがありました。これまでの掲載内容は下記のとおりです。私宛に電子メイルかお手紙をいただければ、郵送させていただきます。1冊500円の実費頒布となっています。
 ・創刊号(平成2年5月)「本文研究の新時代」室伏信助/「源氏釈における人物呼称について」渋谷栄一/「源氏物語別本の性格ー敬語から見たー」中村一夫/「澪標巻の別本ー東大本を中心にしてー」伊藤鉄也
 ・第1号(平成3年5月)「源氏物語麦生本ーその基礎的研究ー」岡嶌偉久子/「源氏物語の本文と「けり」」中川正美/「『仙源抄』事項索引」田坂憲二/「若き日の池田亀鑑先生ー心に滲みる思い出のかずかずー」岡本正
 ・第2号(平成4年5月)「保坂本源氏物語(文化庁蔵)の伝来と書誌」伊井春樹/「「心にかかる」の敬語表現ー『源氏物語』を資料として」井藤幹雄/「桐壷における別本諸本の相関関係」伊藤鉄也
 ・第3号(平成5年10月)「中山本源氏物語の本文ー若紫におけるー」中村一夫/「桐壷の第二次的本文資料集成ー伝阿仏尼筆本・伝慈鎮筆本・従一位麗子本・源氏釈抄出本ー」伊藤鉄也
 ・第4号(平成6年10月)「源氏物語陽明文庫本の敬語ーその運用と表現価値ー」中村一夫/「源氏物語別本の踊り字の起筆位置」井藤幹雄/「源氏物語字母考ー玉鬘十帖の「けしき」と「けはひ」」伊藤鉄也


 こうした記事を取り上げると止まらないので、これくらいにしておきましょう。このサイトは、すでにプロバイダがサーバーを閉鎖しているので、みなさまに見ていただくことができません。少しずつ再建しています。しかし、まだまだ追いつきません。

 このようにして、作家が自伝を、画家が自画像を描くように、私は日々の雑録をネット上に残す形で、時間に限りがあるとはいえ、自分が生きていた存在証明を文章の形で残して来ました。そして、これからも書き続けるつもりです。

 ただし、残念なことに、この情報発信のインフラとなるサーバーが、これまでにもいくつかクラッシュしたり閉鎖されたり、廃業となり、途切れ途切れにサイトを変えながら運用してきました。そして、今現在こうして記事を流している情報サイトからも、今月からは以下のような公告が出ています。

<お知らせ>

2021年3月2日をもって「さくらのブログ」新規アカウントの受付を終了いたします。
詳細はこちらをご確認ください。

2021年3月2日時点で1件以上ブログをお持ちの場合は、引き続きブログの追加・編集が可能です。


 こうした新規受け付け停止がアナウンスされると、これまでの経験から言うと1年以内に廃止となるのが定番でした。

 こんな個人史の変遷を、今日の5,000回を機に以下に整理しておきます。

(1)〈源氏物語電子資料館〉(1995年9月30日〜2005年9月13日)
 (「情報室」の中の「源氏物語余情」のコーナーなどの随想がブログの前身)

(2)「ミクシィ/ソーシャル・ネットワーキング・サイト」(2004年03月07日〜2004年12月13日)
 (今のブログのスタイルをイメージした日記の初期形態)

(3)「たたみこも 平群の里から」(2004年12月13日〜2007年3月25日、200数十件の記事)
「今春まで書いていたブログの継続を断念」(2007年07月13日)

(4)「新・たたみこも平群の里から」(2006年7月29日〜8月下旬)
「なぜかブログの発進地が変わりました」(2008年07月15日)

(5)「たたみこも平群の里から −折々のよもやま話−」(2006年8月下旬〜2007年3月25日、復帰版もサーバーがクラッシュ)

(6)〈賀茂街道から〉(2007年6月24日〜2008年9月30日。突然サービス終了の通告を受ける)→

(7)〈賀茂街道から2〉(プロバイダ閉鎖のため)→

(8)〈鷺水亭より〉(2012年1月〜2017年3月31日。洛中から賀茂川を隔てた洛外への転居を機に)→

(9)〈鷺水庵より〉(2017年3月14日〜現在に至る。この(6)〜(9)の期間の記事の件数が5,000本となる。)


 これまでに、都合6社の情報発信サーバーを利用してきました。そして今、次の7社目を探さなければならなくなりました。情報化社会において、発信を継続するのも至難の業です。特に私は、広告が表示されないブログを心がけているので、なおさら限定されるのです。

 折しも、この記事をまとめている最中に、次のブログの記事に出会いました。

 私が個人的な日録・日記として公開している本ブログ「鷺水庵より」は、今月で12年目に入っています。
 毎日書くようになってからは、11年6ヶ月が経ちました。京都に移り住んでからこれまでに書いた記事は、4,100本になりました。あと3年、トータルで5,000本は書きたいと思っています。それまで、気力と体力が続けばの話ですが。(2018年06月08日)


 これを見ると、予定より半月も早く「5,000本目」の記事を書くことになったことになります。

 いずれにしても、また明日より5,001本目の記事を書き、さらに書き継いで行くことになります。これまでと変わらず読み続けていただけることを励みとして、今後とも記事を公開していきます。どうか、よろしくお願いします。
 
 
 
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ◎情報社会

2020年10月30日

本日も休載です

 パソコンが相変わらず不調です。
 14年間連続更新の記録が途切れると心配をおかけするので借り物での更新です。
 本日のブログも残念ながら休載となります。

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posted by genjiito at 23:47| Comment(0) | ◎情報社会

2020年10月29日

本日は休載とします

 ネットワークもパソコンも不調のままです。
 本日のブログは、残念ながら休載とします。

maguro.gif
 
 
 
posted by genjiito at 17:59| Comment(0) | ◎情報社会

2020年10月23日

今使っているコミュニケーションツールのこと

 今、私が利用しているコミュニケーションツールは、電子メールと Slack です。この2つで、さまざまな連絡や打ち合わせをこなしています。割合で言うと、電子メールが9に対して Slack が1でしょうか。
 昨日来、職場から2日続きで携帯に電話をいただきました。翌日になるまで、気付きませんでした。申し訳ないと思いながらも、私にとって電話はレガシーデバイスであり、時代遅れの道具と化しているので、どうしようもありません。
 その代わり、 電子メールは頻繁にチェックしています。手元のアップルウオッチ、持ち歩くiPhone 、何箇所かにあるiPad、行く先々にあるパソコンで、メールは確認できているのです。
 連絡は、メールが一番気づくことが多いものとなっています。
 なお、現在の環境については、「次世代のコミュニケーションツールのこと」(2020年08月27日)に、実状を書いています。ご笑覧いただいていると、何かと行き違いが少ないかと思います。
 ご迷惑をおかけしていることの言い訳として、内実を記しました。
 
 
 
posted by genjiito at 23:55| Comment(0) | ◎情報社会

2020年10月16日

郵便制度変革の時代に

 小さい頃から慣れ親しんできた郵便の配達が、これから大きく変化していきそうです。以下、『朝日新聞』(2020年10月16日、藤田知也・井上亮)の記事を元にして記します。
 まず、郵便の土日配達が来秋から廃止となるようです。これは、郵便法改正案の提出が今月下旬に予定されているので、実行にうつされることでしょう。週末に届く便は翌週となります。これによって、年間600億円以上のコスト削減が実現するようです。どの世界でも、人件費の占める割合が多いのでしょうか。
 ただし、「速達の土曜配達は維持し、速達料金は値下げを検討する。」となっています。しかし、現実に速達にすることは、私の場合にはほとんどありません。電子メールがあるので、恩恵をうけることはない部分です。
 そして、差し出し日から3日以内に届けるというルールが、4日以内に緩められるとのこと。これによって、郵便物全体がこれまでよりも1日遅く届くことを覚悟しなくてはなりません。今私は、相手の所に確実に届ける時に郵便を使う程度なので、影響はあまりなさそうです。
 国内ばかりではなく、海外に小形荷物を送る場合には、料金が5倍になることもあるようです。この小型とは、縦横高さの合計が90センチで、重さが2キロまでの荷物です。
 これは、来年4月1日からの実施予定で、平均で約4割、最大で5倍の値上げとなるとのこと。ただし、何でもかんでも海外に送るものが値上がりではありません。手紙やはがきに加えて、国際スピード郵便(EMS)などの料金は変わらないようです。私は、海外に書籍や資料を EMS で送ります。これには影響がなさそうなので一安心です。もっとも、ネット通販などでは大変なことになるでしょう。
 小形包装物の値上げについて、朝日新聞の記事では「航空扱いの小形包装物では、米国向け50グラムまでの場合150円だったものが750円になる。」と、わかりやすい例を示しています。
 海外への郵送は、特にアメリカへは気をつけなくてはいけないようです。
 
 
 
posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | ◎情報社会

2020年10月13日

欠陥商品だった自動センサー式液体食器洗い洗剤器

 新型コロナウイルスの流行が拡大し出した本年3月、食器を洗う時にスポンジなどをかざすと液体洗剤が出てくる製品(オートディスペンサー)を購入しました。商品名は「ELPA オートディスペンサー 液体タイプ 乾電池式 ESD-06ES」(朝日電器)です

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 ところが、欠陥商品を渡されることが常態となっている私のことです。案の定、今回も思い通りには動きません。またまた欠陥商品を渡されたのです。
 その症状は、3回以上センサー部分にスポンジを近づけないと洗剤が出ない、ということから始まりました。少し出たようなので、もう少しと続けて差し出すと、今度は大量に出てきます。飼い慣らすのが大変な道具でした。出ない時には、10回差し出しても一滴も出ません。
 しばらくすると、まったく反応しなくなることの繰り返し。やがて電池切れです。単三電池4本を交換しようとフタを開けると、電池ボックスの中が洗剤で濡れています。構造からしても、下のボトル部分に入れてある液体洗剤が、このボックスまで上がってくることは考えられません。上から出なかった洗剤が、どこかから漏れて電池ボックスに流れ込んで来たのでしょう。電池のお尻が錆びているものもありました。電池を交換すると、また五月雨式に出たり出なかったり。まったく反応しなくなったら、電池ボックスが洗剤で濡れているので、電池のお尻を拭いてやると、また不規則な動きをします。法則性がなさそうなので、どうしようもありません。
 メーカーに相談の電話をしました。すると、「ただいま混み合っていますので、後ほどおかけ直しください。」という留守番対応となり、ガチャっと切れます。「順番におつなぎします〜」ではないのです。それではと、保証書に記された東京の方に電話をしても同じです。昨日のやりとりでわかりました。東京へ電話をしても、本店のある大阪に転送されるだけなのだそうです。
 4月から月に一度は、こうして2か所に電話をしていました。しっかりと、電話代だけは毎回取られています。
 昨日もまたダメだろうと思いながらも、サポート窓口に電話をしました。すると、今度はどうしたことかつながりました。半年間、テープを流して居留守を使っておられたようです。
 担当者に、事情を説明しました。すると、領収書がないとどうしようもないとのことです。探しても見つかりません。そこで、購入したエディオンという家電量販店はポイントカードに購入履歴が残るので、それでもいいかと確認すると、それでもいいとのことでした。
 早速近くのエディオンへ動かない製品を持って行き、事情を説明して購入履歴を確認してもらいました。すると、製品をメーカーに送り返すのではなくて、店頭にあった現品とすぐに交換してもらえました。メーカーのモタモタした対応とは雲泥の差があります。
 それにしても、あのメーカーの電話サポートの失礼さには、苦情を言いたくなります。大量生産品には、一定割合の欠陥品は混在するものであり、それらが流通しています。問題は、それに気付いたら、メーカーとしてどのような対処をするかです。新型コロナウイルスの流行をいいことにして、居留守を何ヶ月も続けるのはいただけません。

 なお、「薬用せっけんミューズ ノータッチ 泡ハンドソープ」が欠陥商品で交換してもらったことは「京洛逍遥(644)悩ましいことをいくつか抱えて四条へ」(2020年07月26日)の中程に概略を書きました。該当部分を引きます。
 年明けに、手をかざすと石鹸が出る機械を3台買いました。その内の1台がすぐに故障したので、電話で修理を依頼しました。3月の中旬だったと思います。メーカーからは、交換品を送るのが7月20日頃になる、とのことでした。耳を疑う気の遠くなる話ながら、本当のことです。そして2週間前に、1週間も早く突然、不良品の交換品が届きました。

 この時には、交換までに4ヶ月もかかりました。欠陥品に囲まれた生活も疲れます。消費者には、このような忍耐力が求められる時代です。
 
 
 
posted by genjiito at 20:10| Comment(0) | ◎情報社会

2020年09月25日

iPadProからエプソンのプリンターで印刷する方法

 昨日、本ブログに「エプソンのプリンタではiPadProからの印刷ができないこと」という記事を書きました。早速、わかりやすい対処策を科研の研究仲間から教えてもらいましたので、参考までに紹介します。これは、iPadProのWordから印刷する方法です。
 このことを教えてくださったのは、IT関係が仕事でもなく、コンピュータ関係の仕事をしている人でもありません。そんなズブの素人でも、こうして何らかの解決策を探してくださったのです。それを、開発元のメーカーが説明すらできないのは、腑に落ちません。責任を放棄しているとしか考えられません。
 本来ならば、エプソンから正式で正確な対処策を示すべきでしょう。また、電話でのサポートも、もっとまじめに対応すべきでしょう。昨日の電話によるサポートでは、以下の説明にあることの一部は指示の中にありました。しかし、結局はできませんでした。というよりも、サポート担当者が、それ以上の対応を放棄したのです。後日電話してください、それまでに調べておきますから、と。何とも、無責任極まりない対応です。
 もし、以下の方法でワード以外の文書も印刷できるのであれば、エプソンの対応はあまりにもおざなりだと言わざるを得ません。
 来週、この説明通りにやってみます。

 なお、最近、松下幸之助の著書(語録や発言集など)を数十冊読破しました。今の職に就いてから、リーダーとしての心構えや組織の運営に関することについて、松下さんが残した話から多くのことを学んでいます。そして、このエプソンの対応について思います。松下さんなら、このような顧客への対応は厳に戒めたことでしょう。お客様を放置するのではなく、お客様目線での対応を心がけるように、社員を指導したことでしょう。創業当初の諏訪精工舎は、この松下さんと同じ精神で腕時計などを組み立てて売っていたはずです。それが、いつしか今のようなエプソンになってしまったようです。

〇事前にiPadProとエプソンのプリンターを家庭内のネットワークに無線LANで接続しておく。

@・iPadProにAPPStoreからアプリケーション「AirPrint」を導入する。
 ・Wordで印刷する場合は、右上「・・・」、「印刷」、「AirPrint」をクリック、LANで接続しているプリンターを指定して印刷する。
 ※この方法だとLANで接続しているプリンターを簡単に選んで印刷できるのは良いのですが、細かいプリンター設定はできないようです。

A・iPadProにAPPStoreからアプリケーション「EpsoniPrint」を導入する。
・Wordで印刷する場合は、右上「・・・」、「印刷」、「別のアプリで開く」、「EpsoniPrint」をクリックする。(初めて「EpsoniPrint」を使う場合は、LANに接続しているエプソンのプリンターを指定する作業が必要です。)次に「印刷設定」で細かい設定を指定して印刷する。
 ※「EpsoniPrint」を使うと、エプソンの各プリンターに応じた細かい設定ができるようです。ただし、初めての設定の際に、LANに接続しているプリンターを見付ける作業がなかなかうまくいきませんでした。何回かやっているうちに「EpsoniPrint」がLAN上のプリンターを見付けてくれました。どうやらiPadProとプリンターをwi-fiに5Mhzで繋いでいるとうまくいかず、初期設定直前にiPadProとプリンターを2.4MhzでLANに繋ぎ直す作業をしてから設定すると、うまくいくようです。
 エプソンのプリンターとiPadPro を直接Wi-Fiで繋いで印刷する「Wi-FiDirect」を使う方法もあるようですが、「Wi-FiDirect」を使っている間は通常のLAN接続が切れているので、インターネット接続ができません。

 ※参考ホームページ
「AirPrint」https://support.apple.com/ja-jp/HT201311
「EpsoniPrint」https://www.epson.jp/connect/mcloud/iprint/#anchor6
「Wi-FiDirect」https://www.epson.jp/products/colorio/smart/wifi/
「iPhoneからプリンターに直接印刷するには」 http://iphone.f-tools.net/Technique/Printer-AirPrint.html

 
 
 
posted by genjiito at 23:15| Comment(0) | ◎情報社会

2020年09月24日

エプソンのプリンタでは iPad Pro からの印刷ができないこと

 先月、エプソンのプリンタを大慌てで購入しました。このことは、「パソコン用のプリンターが品薄です」(2020年08月19日)に記した通りです。

 そのエプソンのプリンタ「EW 452A」は、MacBook Pro からであれば、無線でも USB でも印字できます。しかし、iPad Pro からは、無線も有線も共に印字できません。かれこれ1ヶ月半以上、四苦八苦しています。今日も、さまざまな可能性を考えて、試行錯誤を繰り返しました。しかし、どうしても私には無理です。
 そこで、電話によるサポートを受けることにしました。最近は、人手不足を理由に、ほとんどの会社のサポート窓口にはつながらず、「あってなきがごとし」という状況です。電子機器のトラブルには事欠かない私なので、今も5件以上の欠陥商品を抱えて、思い出したらサポート窓口に電話をしています。クレーマーと言われないように、間隔を空けて連絡を取ろうとしています。しかし、すべて冷たいあしらいを受けて、つながらないままに諦めています。本当に電話口に出られないほどに大混雑なのか、はなはだ疑問です。新型コロナウイルスにかこつけた、体のいい拒絶だと思っています。
 そんな中で、今日のエプソンはすぐにつながりました。しかし、相手の方はアップルのコンピュータを見たことも触ったこともない方のようです。しかも、iPad Pro となると、さらに対処が面倒です。
 電話口で何度も別の方に聞きながらも、小一時間いろいろなことをさせられて、結局は先方がギブアップされました。私がかけた電話番号と共に障害の内容は記録に残してあるので、次回はこの電話番号をオペレータに伝えると話が早いそうです。
 確かに、これまでにエプソンのプリンタやスキャナは、ほとんど私のコンピュータ環境には馴染むものがありませんでした。ウインドウズに特化した会社になっているのでしょうか。
 かつては、エプソンのノートパソコンを学生個々人に購入してもらい、それを使って授業をしたことは、すでに次の2本の記事で紹介しました。

(1)「30年前にノートパソコン持参の授業をしたこと」(2020年05月17日)

(2)「28年前のノートパソコンを使った授業風景」(2020年08月27日)

 キャノンもマッキントッシュの対応に癖があります。ブラザーと沖電気は、マッキントッシュと相性がいいようです。この2社は、これまでに問題となったことはほとんどありません。

 さて、今回のエプソンのプリンタは、どのような結果を迎えるのでしょうか。10月になれば、各社のプリンタの供給も始まるようなので、お目当てのブラザーのプリンタを購入する予定を組んでいます。ネットで電子書類をやりとりするとはいえ、私にとっては、やはりプリントアウトは必要不可欠なものです。プリンタは、まだ手放せません。
 このまま、プリンタ市場が終息しないでほしいと願っています。
 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◎情報社会

2020年08月31日

35年前の活字タイプライタ式プリンタの資料

 資料を整理していたら、珍しいものが出てきました。
 日本語タイプライタとパソコンが連動する、昭和60年(1985)当時としては画期的な製品です。「デルクプリンタ」という名前でした。発売元は日本タイプライターです。
 まさに、日本語を駆使する日本人ならではの発想の産物だといえます。
 この商品に注目したのは、当時、私は新設の高校で日本語タイプライタ部を立ち上げ、顧問をして生徒に日本語タイプライタの指導をしていたことも関係しています。パンライタと言う、日本語の活字を並べたものでした。コンピュータが社会に出現し、その印字をどうするかを試行錯誤していた時代の話です。
 コンピュータの草創期は、こんな豊かな発想を実現する人たちが多くいた、夢を実現する時代でもありました。

 このプリンタは、箱の中に仕組まれた活字のプレートが上下左右のみならず前後に動き回り、必要な活字の箇所を選び出して紙に押し付けて印字するものです。

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 それまで市中に出回っていたワイヤを使ったドット・インパクト・プリンタの概念をまったく打ち砕く発想に感激し、いてもたってもいられなくなりました。そこで、発売されてすぐに、その販売元であるランドコンピュータへ足を運びました。新大阪駅に近い西中島南方という地下鉄の駅の近くにあるビルに、35年前のちょうど8月末日の暑い日に行きました。その時、その会社に一緒に行ったのが、昨年から大阪大学で私が研究ができるようにしてくれたO氏です。人間は、いろいろなところでつながっていて、いろいろなことを一緒にやってきたことを感慨深く思い出しています。

 さて、このデジタルとアナログが合体したプリンタは、目の前でボコボコと音を立てて文字を打ち出してくれました。常識を打ち破るものだったので、大きな感動を受けたことは、今でも忘れません。
 印字テストも今回出てきたので掲載します。上段がこの「デルクプリンタ」での印字。下段が、同じデータを、当時一般的だった8ピンのドットプリンタで印字したものです。

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 このプリンタに目を付けたのは、『源氏物語別本集成』を刊行するのに、版下を自宅で作成してオフセットで印刷することを考えていたからです。最終的には、キャノンのレーザーショットにしました。しかし、この「デルクプリンタ」の印字品質の高さには、しばらく後ろ髪を引かれる思いでいました。
 ランドコンピュータを訪問し、実物を確認して、見積書をいただきました。日付は、昭和60年8月30日となっています。騒音や外字のことなどで、結局は発注しませんでした。記念すべき見積書なので、掲載します。ワープロソフトは、「松」から「一太郎」に移行した時代であることが、備考欄から伺えます。

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 以下に、その時にランドコンピュータからいただいたパンフレットを掲載します。コンピュータの歴史を記述する上で、これらは貴重な資料となることでしょう。

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posted by genjiito at 23:54| Comment(0) | ◎情報社会

2020年08月27日

次世代のコミュニケーションツールのこと

 現在も私は、毎日300〜500通のメールをチェックしています。
 これは、東京にいた頃から続いていることです。
 一通を1分で読んでも、5時間以上かかります。
 大阪観光大学に来てから、さらに50通以上のメールが毎日上乗せされました。
 これまでもそうだったように、荒っぽいとは思いながらも、実際には1件につき5秒というペースで読み流しています。
 基本的には、発信者とタイトルと冒頭文と末尾だけを見ています。添付ファイルが一番難儀です。
 1割くらいのメールに返信を書くので、毎日3時間ほどの時間をメールの対処に充てています。
 もし私からの返信が遅い場合は、読み飛ばしたせいだと思われますので、催促や確認を遠慮なくしてください。よろしくお願いします。
 持論ながら、Gmailなどの電子メールも、レガシーなコミュニケーションツールとなりました。
 次世代のコミュニケーションツールとして、「Slack」などをみなさんに私は勧めています。
 ハードウェアは、「ポケベル→ガラケー→スマホ」と来たので、次は何でしょうか。
 私は、健康管理用の「ウォッチ」が大きく化けるのではないか、と思っています。
 ひ弱な身体を騙し騙し日々を過ごす私は、手にはアップルウォッチを巻いています。心拍数のみならず、体温、体重、などを常時記録しています。病院に担ぎ込まれた時に、検査に役立つ情報は、この腕時計に詰まっています。その意味からも、今後は心臓や血糖値などを監視してくれると大助かりです。実際には、アメリカではこうした分野がすでに実用化されているそうです。
 なお、健康管理以外では、メール、大事な人との位置情報の共有、タイマー、呼吸、とっさの録音、などなど、幅広く活用しています。膨大な量のメールがどうにか捌けているのは、このアップルウォッチでこまめなチェックができているからです。ただし、後で返事をしようと思っていても、つい忘れていて迷惑をかけ通しです。申し訳ないことです。
 それはさておき、この時計の日本での進化を、大いに楽しみにしています。
 特に医療関係の権利問題は、一日も早く解決して実用化に踏み切ってほしいものです。
 
 
 
posted by genjiito at 20:26| Comment(0) | ◎情報社会

2020年08月25日

大阪大学への爆破予告で早々の帰宅

 大阪府教育委員会宛てに、大阪大学を含めた複数の機関に対して、「本日16時33分」に爆破するとの予告メールがありました。これにより、『本学等への爆破予告の対応について』により、大阪大学の箕面キャンパスにおいて私が科研の用務で使用している研究室に、問題の不審物がないかどうかの点検をし、国際教育交流センター係に報告書を提出してもらいました。
 学生や教職員及び関係者の安全を最優先との方針で、さまざまな対応が迅速に取られていました。

 午後1時には研究室から退出(帰宅)するように、とのことでした。その際、「特別休暇(その他:有給・時間)」の申請を、とのアドバイスもありました。
 阪急バスと近鉄バスは、一部運休や乗降場所の変更などの処置がとられました。私は、阪急バスを利用しています。

 来週の伊藤科研の研究会では、zoomを使ったリモート研究会を開催します。そのため、今日は、共同開催者であるフィトレル先生に私の研究室に来ていただき、そのセッティングなどの指導をしていただいていた時と重なる非常事態です。慌ただしく打ち合わせもどうにか終わるとすぐ、帰宅のために研究室の真下にある「阪大外国語学部前」のバス停から出発したのは、12時53分でした。1時までに箕面キャンパスから出るためには、これしか方法がありません。

 現在、私が集めた情報によると、昨日24日を指定した爆破予告は、東京の東京工業大学。
 今日25日を指定した爆破予告は、大阪の大阪大学・関西大学、兵庫の関西学院大学。
 明日26日を指定した爆破予告は、京都の立命館大学・龍谷大学・京都産業大学・京都橘大学があります。
 地方の自治体にも、こうした爆破予告がいくつもなされているようです。
 この対策は、難しいことが多いとのことでした。
 困難であっても、とにかく事無きを得て、被害のないことを祈るのみです。
 
 
 
posted by genjiito at 23:40| Comment(0) | ◎情報社会

2020年08月19日

パソコン用のプリンターが品薄です

 これまで重宝して使っていたコンパクト型のインクジェット・プリンタが、インクの問題ではなくて、印字するヘッドの問題が起きたために使えなくなりました。早速、修理に出すために電器店に持ち込んだところ、すでに生産終了品とのことで部品がないので修理はできないと返されてしまいました。
 それではと、新しいプリンタを購入しようとしたところ、ほとんどの商品が2ヶ月から2ヶ月半待ちとなっているのです。新型コロナウイルスのために、製造現場に人手や部品がないために製造中断の工場が多い上に、在宅でパソコンを使う人が増え、市場にはほとんど商品が流れていないそうです。
 仕方がないので、今お店にある売れ残りの商品を買うしかありません。機能が制限されているのは我慢して、かつて売れ筋だった製品を購入しました。とにかく、今日は何とかプリンタなしでやり過ごしたので、明日はどうしても使う必要があるのです。配達もしないそうなので、大きな箱を引きずるようにして持ち帰りました。
 パソコン関係に限らず、手元にある製品で長く使っているものは、そろそろ次のものを用意した方がよさそうです。
 そんな気持ちで、身近な製品と付き合うことにします。
 
 
 
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2020年08月18日

パンチカードの使い方の紹介

 東京を引き上げる時に運び込んだ段ボール箱で未開封だったものを、また少しずつ開梱し、中を確認しています。その中で、おもしろいものをいくつも見つけたので、折々に紹介します。
 まずは、パンチカードのことから。
 これまでに、パンチカードのことは以下の記事で取り上げています。

「懐かしいパンチカードシステムの遺品」(2012年10月22日)

「再録(18)パンチカードから思い出すままに」(2015年02月16日)

「パンチカードの鋏が見つかる」(2015年02月17日)

 そのパンチカードシステムの説明で、わかりやすく図解できないかと思いつつ、いい図版が見つかっていませんでした。今回、『ケルン パンチカード −使用説明書−』(リヒト)が出てきたので、そこから図版を引用します。

 そもそも、パンチカードとは「ハンドソート パンチカード (Hand Sort Punch Card)」と言われるものです。1924年に、イギリスのアルフレッド パーキンス (Alfred Parkins)が、カードの周辺に小穴を空け、この穴に棒を通すことで仕訳けの能率をあげたことに由来しています。このパンチカードを活用すると多元分析が可能となり、情報をさまざまな角度で解析できるようになるのです。一度に200枚前後のカードを取り扱えるものでした。しかし、今ではコンピュータが普及したことにより、このカードの存在意義はなくなりました。
 とにかく、コンピュータの前史にはこうしたシステムを私たちは活用していたことを、記録として残しておくべきだと思い、その使い方を4枚の図で確認しておきます。

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2020年08月08日

文化庁の京都移転は22年の8月に

 やっと、文化庁の京都移転の時期が公表されました。場所は、旧京都府警本部庁舎です。移転完了の時期は、あくまで予定です。国と京都府の合意は、2022年8月下旬をめどに新庁舎へ移転する、というものです。
 新聞報道によると、確認された文書には、「22年8月下旬に新庁舎の工事完了を目指すとし、その後に「速やかに移転」すると明記。ただ業務開始は「22年度中」と幅を持たせた。」(京都新聞、2020年8月5日)とあります。何となく回りくどい歯切れの悪い表現です。また変更されることを見越したかのような記事です。
 これによって、東京から職員の7割弱にあたる250人以上が京都に来られるようです。本当でしょうか。今は、話半分に聞いておきます。

 この問題については、「文化庁が京都に来る意味を考える充実したシンポジウム」(2018年10月03日)で詳しく報告しました。その後半に記したように、「東京の発想が、そのまま関西では通用しない、させないという文化の違い」が鮮明になったシンポジウムでした。さて、このバトルが今後はどうなるのでしょうか。移転の担当者はすぐに変わりました。しかし、東西のこの文化の違いは、お役所仕事では解決できないことは明らかです。あの日、「これまでにも権力者が京都にやって来てはいつしか去っていった」とおっしゃった方の意味が、今でも思い起こされます。建物の移転はともかく、その中に入る内実をめぐる問題について、注目して見ていきたいと思います。
 数年後には、文化庁がまた東京に戻って行くという事態にならないように、建物以外での移転の意味を、さらに議論しておく必要があるように思います。
 
 
 
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2020年07月03日

電子機器の小物に関する心配事

 スマホを外出中に充電するために、モバイルバッテリーをいつも持ち歩いています。数年前のものばかりが、家には複数個あります。そのうちのいくつかが、すぐに高温になり、大げさではなくて火傷をしそうになる時があります。これは処分する時期だと思い、新しいものを買いました(写真左)。

200703_power.jpg

 こうした製品は、捨てる時期が難しいと思います。使えなくなったものなら思い切れます。しかし、まだ使えるものを使い続けるのに不安がある時は、処分の決断が微妙です。

 新しい移動経路の生活が始まり、持ち運んで活用できるiPad Proの出番です。しかし、意外と充電がすぐに切れるのです。1日も持ちません。そのため、この充電器も出先に必要です。

 仕事帰りの乗り換え駅である天王寺で、家電量販店の店員の方に相談し、まず購入したモバイルバッテリーも充電できる、iPad Proと共用の充電器を探してもらいました。アップルの純正があれば良かったのに、あいにくなかったのです(上掲写真右)。
 それぞれ2個ずつ購入したので、充電器を移動先に置いておくことで、充電切れを気にすることもなくモバイル機器が使えます。ケーブルおたくの私は、さまざまな接続ケーブルを持っています。充電する機器さえあれば、どのようにでも対応できます。

 私は、人との出会いには幸運に恵まれ続けているのに、機械運となるとまったく見放されています。昔から仲間内では有名で、欠陥商品と遭遇する話には事欠きません。

 さて、今回の小物が、発熱や発火で被害に遭わないことを祈りながら使うことにします。さすがに、お祓いまではしませんが……
 
 
 
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2020年06月26日

ネット越しのコミュニケーションと直接会うことの意義

 新型コロナウイルスの影響で、不要不急の会議に留まらず、多くの会議がリモート方式になっているようです。顔を合わせて一緒に考えたり、相手の意見を直接聞くということが、オンラインの対談に置き換わってしまっているのです。ただし、その内実については、私はその効果を疑っています。

 そんな風潮に逆らうかのように、今日は遠方に出かけて打ち合わせの会議を持ちました。会場は少し広めのホテルの一室で、参会者8名は十分にお互いの距離を取っての会談です。最初は、お互いの距離に違和感がありました。しかし、次第に慣れてきます。やはり、直接顔を合わせて話し合うと、自然と意見交換が活発になります。ネット越しでは、モニタ越しの気配や様子を窺いながらなので、こうはいきません。

 会うことの意義を、今は模索中です。学校での遠隔授業や会社でのリモート会議などなど、賛否さまざまな意見が交わされています。そうした中での今日の対面会議は、充実した話し合いができたこともあり、リモートとかテレとか言われる手法の限界を痛感することになりました。人と人との関係が疎遠にならない配慮は、会議の内容によっては多様な組み合わせを考えて実施すべきでしょう。遠くから足を運び、一所に集まっての話し合いでしかできない会議があることを体感できたことは、大きな収穫でした。

 今、バーチャル留学について調べています。現地に足を運んでこその留学です。しかし、それが叶わない場合の、事前の、中休みの、事後の学習には、有効だと思われます。ただし、その場合には、教える側の力量がものを言いそうです。その辺りの見極め次第では、これは大きな可能性を秘めた教育の機会の提供となり、多くの方の学習を手助けしてくれそうです。もっとも、今の私にはマイナス面が先に頭をよぎります。さらに情報収集と活用事例を集めることにします。

 ネットを活用したコミュニケーションのありように、全否定しません。しかし、それに頼り切るのも危険です。その兼ね合いが大事です。今はめずらしいことも手伝って、刺激的なので有効な手段として取り組んでいる段階かと思われます。しかし、私は、できることならネットを活用した授業や講演はしたくありません。すぐに飽きそうです。人と人とが間近に、目と目を合わせてのコミュニケーションこそが、語り手の意志と聞き手の心が通い合うものだと思います。そのバリエーションの一つとして、または緊急避難としての通信の活用なら、理解できます。次善の策としてのリモートなりテレなら、有効に活用できる局面は多いことでしょう。

 カメラに向かい、モニタを見つめながらの対面コミュニケーションは、これからどうなっていくのでしょうか。その動向に、大いに興味があります。
 
 
 
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2020年06月24日

不便を強いられる京都市内の公衆Wi-Fi

 通勤途中でのことです。
 市バスの中で画像のやり取りをする必要があったので、Wi-Fiにつなげようとしました。京都市内を移動するときには、手間をかけてやっと接続できても、移動中にブツブツ途切れるので、何度もつなぎ直しをさせられます。その前にやらされる、接続のための儀式にも、時間以上にいろいろと手間がかかります。そのためにいつもは、家を出たらWi-Fiは切り、移動中はスマホの通信回線を使います。
 しかし、画像が多いことが予想されるときには、劣悪であっても公衆回線を利用する方がいい時があります。

 今日も、まさに常態化している悪戦苦闘の末に、やっとWi-Fiにつながりました。しかし、移動するバスの中ということもあってか、何度も通信が切れます。つなぎ直すために、3回も面倒な手続きをしているうちに、目的のバス停につきました。やれやれです。

 次は、阪急電車のWi-Fiです。いつもは、これもつなげるまでの手間が大変なので、使わないようにしています。しかし、今日は阪急さんの機嫌がいいのか、何もしなくても、どうしたわけかつながりました。結果オーライということで、今日は快適にWi-Fiを使いながら、道中での仕事が捗りました。

 新型コロナウイルスに端を発し、今や新しい生活のパターンが始まったとされています。そうであれば、京都市も観光客と旅行業者の便宜ばかりを考えるのではなくて、京都に住む人間のことも少しは考えた施策を実行してほしいものです。
 市民の犠牲の上に成り立つ観光は、本末転倒です。すでに為政者は、このことに気付いておられるはずです。しかし、放置されています。新しい生活を展開する上で、地域住民の生活を大切にする意識を、お役人さんはもっお高めてほしいと切に願っています。その中で、この手抜きの公衆Wi-Fi環境も、まじめに取り組んでほしいものです。快適なWi-Fi環境を提供すれば、訪れる観光客もありがたく思うはずです。

 セキュリティの問題は、利用者が自己責任の元に接続するものであり、技術の発達でおのずと解決されていくものだと思われます。その前に、今のインターネットがあまりにも陳腐になってきたために、もう見限られる気配があるようです。新たなネット環境を活用した情報網の提供を、そろそろ検討する時期になっているはずです。その時には、もっと利便性の高いものにして、サービスをしてほしいと思います。

 まずは、この市内における公衆通信環境の実態を調査してはどうでしょう。その酷さに愕然としてもらうことで、これは何とかしなければと思われるはずです。お金を落としてくれる人の引き込みと、市内でお金儲けをする人のことばかりが優先される施策がなされています。これでは、住民の心をねじ曲げるだけでなく、文化や伝統をいびつにします。一日も早く、健全なネット環境への対処をしてほしいと願っています。
 
 
 
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2020年06月19日

コロナ対策について観光学の分野から成果が社会還元されているのか?

 大阪市内での打ち合わせに出席するため、京阪電車で出かけました。通勤時間帯ではなかったこともあり、車内はガラガラです。40席ほどある大好きなダブルデッカーには、道中4〜10名の方が乗り降りしておられました。旅行者らしき人はゼロです。京橋駅の手前の枚方市駅を過ぎると、少し増えました。しかし、それでも、2人シートに1人がせいぜいなので、広さの半分以下の乗客です。この沿線住民の問題意識が高く、新型コロナウイルスの感染拡散に注意が行き渡っていることを実感します。
 さて、これから海外の旅行者が日本に来だした時、移動手段として交通機関を使うようになると、この状況はどうなるのでしょうか。今のような整然としたマナーは、望むことができないことはわかります。その事態にどう対処すべきか、各機関は検討しておられるとは思うものの、不安な思いを抱いています。
 本日より、国内の移動の制限が緩和されました。都道府県を跨ぐ移動が解禁となったのです。観光客の増加を、これまで通りに是とするのであれば、早急に対応策が求められます。これまでの観光客を呼び込む施策を見直し、新しい観光の規範を考える時です。一日も早い検討が求められます。さて、国は、都道府県は、このことでどのように動いているのでしょうか。大阪を中心とする関西は、すでに検討が進んでいることでしょう。他府県に跨る問題だけに、全国的な動きが気になります。
 お金儲けが前面に出る問題だけに、ここには難儀な課題が突きつけられています。それだけに、観光地とその周辺で生活する住民のことをどこまで視野に入れて検討がなされているのか、大いに気になるところです。「観光客はもういらない」という考えが、京都では住民に広がっています。経済が最優先のメンバーによる検討に終わらないことを願います。住民を抜きにしての観光の見直しは、もう時代遅れです。オーバーツーリズムの問題にどう対応するかが、議論の中心となるべきでしょう。
 それにしても、観光に関する研究をしている、して来た研究者は、こうした問題にどのような対応策を持ち、それを提示しておられるのでしょうか。新聞や雑誌を含めて、マスコミが流す報道には、観光分野の研究者の発言が見られないように思います。旅行業者や宿泊施設やお土産物屋さんの苦境ばかりが報じられています。
 私は、日本では観光学が未成熟だと、本ブログでも以前から公言しています。今も変わりません。観光学は、これまでの研究成果を基にして、現状の対処策を社会に還元してしかるべきです。それがいまだに見られない(と思われる)のは、観光に関する研究が、学問として体をなしていなかったと言わざるを得ません。私が「未成熟」と言って来たこの「学」のことは、期せずして新型コロナウイルスの問題が国の重要な課題となり、今はここに行きついていると思っています。
 専門外の立場からの発言なので、観光を専門に研究なさっている方々や、関連諸科学の分野の方からは、ご批判やご批正があることでしょう。今を機会にご教示いただけると、さらに広く観光に関する学問的な理解が深まると思われます。そして、私もこの分野の勉強をして、いろいろと考える一助にしたいと思っています。
 
 
 
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2020年06月14日

丸々1年も忘れ去られ放置されたままのユーザーサポート

 昨年4月1日に、新たな門出の記念に財布とボールペンを買いました。ところが、財布が私に付きものの欠陥商品でした。しばらく使い、防磁機能の不具合の発生状況を確認してから製造元に電話で連絡をして、商品を交換してもらいました。その際、2019年4月2日〜6月14日までに自動改札でのエラーについて、詳しく実態を報告しました。その経緯は、「電車の自動改札でものの見事に転ぶ」(2019年06月18日)に書いた通りです。
 すぐに、翌6月15日には代替品が届きました。その対応の素早さには驚きました。ユーザーサポートがしっかりした会社だと、その時は思いました。受領の返事を兼ねて、以下の手紙を返却時に欠陥商品と共に送りました。

 4月1日に京都河原町丸善で購入した「カードケース財布」(商品コード: WL-01?)について報告します。
財布自体の使い心地については満足しています。
しかし、購入した翌日から、駅の自動改札口でのICカードのタッチでエラーが出ました。
エラーが連日続くので、混雑時の他の乗客への多大な迷惑を考えながら、怒鳴られるという不愉快な思いをさせられながらも、さまざまなケースを想定して、いろいろな組み合わせによって、その原因追求のための個人的な実験をしました。
実際には、次の条件で実施したことの報告となります。

(1)ICカードは、私がよく使う「PiTaPa」だけを使い、しかも1枚だけ財布に入れてタッチ。
(2)「PiTaPa」は、財布の外側にポケットが付いていない、フラットな面でタッチができる方のセーブポケットに1枚だけ入れる。
(3)実験にあたっては、財布の中には他のカードと小銭は入れない。

これによって、以下の傾向がわかりました。エラーが多い路線から列記します。数字は、エラーなく通過できる比率です。正確な数値は煩雑なのであげません。
また、タッチの仕方もいろいろと試しました。しかし、実験を意識して実施したことなので、詳細な条件の違いは丸めて整理しています。しかし、ほぼ普通の人がタッチしている実態に即した、正確なものだと思っています。

(実験期間:4月2日〜6月14日)
(60%)阪急京都線
(70%)嵐電嵐山本線
(80%)大阪モノレール彩都線(+本線)
(80%)京都地下鉄烏丸線
(90%)阪急バス
(100%)近鉄京都線(+奈良線、+生駒線)
(100%)京都市営バス(●、●、●号系統)


上記のブログは、その誠意に応える気持ちも手伝って、その数日後に書いたものです。
 先方から送られてきた代替品の中には、次の書面が入っていました。その一部ながら、画像で掲載します。

20200614_saifu.jpg

 ここには、「当該商品を、工場に確認依頼致しますので、その間にこちらをお使いくださいませ。」とか「最終ご返却頂くものですので、カスタマイズなどはせずにご使用ください。」とあるので、あくまでも代用品であり、後日正常な商品が送られてくると思っていました。
 ところが、ちょうど1年経った今日現在に至るまで、何の連絡もありません。無視され、放置されたまま、私は代用品として渡された財布を汚したり傷めたりするわけにもいかないので、借り物を遠慮がちに、あまり使わないようにして来ました。
 新しい旅立ちの記念品がまったく意味をなくし、寂しく抽き出しに眠っています。

 先日、コンピュータ会社の誠意のないサポートのことを書きました。「ソースネクスト社のあまりにも酷いサポートの実態(その1)」(2020年06月10日)
 そのことが刺激になったこともあり、ちょうど1年前のことを思い出したので、ここに財布のその後の報告として書いておきます。
 この会社の担当者であるSさんは、すでに記憶の彼方にある物だと思います。しかし、当事者にとっては、しかも気持ちを込めた買い物の一つだったこともあり、こうして思い出すものです。その場限りの、無責任なユーザーサポートの一例として、これも記録に残しておきます。
 
 
 
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2020年06月10日

ソースネクスト社のあまりにも酷いサポートの実態(その1)

 ソースネクスト社が販売している、コンピュータ用のウィルス対策ソフト「ZERO スーパーセキュリティ(法人・官公庁・教育機関向け)」について、本年2月10日に見積もりを取り、以降、購入から納品へと流れていきました。
 しかし、10台分の法人契約をしたにもかかわらず、いまだに1台もインストールが完了していません。すでに、3台分についてはインストールを放棄するしかない状況であることを、ソースネクスト社のサポート担当者との電話でのやりとりの中で確認し、相手方も仕方がないと、それを認めています。あと7台分は、今後の対処となります。
 このソースネクスト社のサポートがあまりにもでたらめで酷いので、その経過をこの時点でここに事実の記録として残しておきます。何回かに分けての公開となります。
 電話とメールのやりとりだけでも膨大な量になるので、まずは先方からのタイムスタンプ「2020年4月16日 16:05:10」のメールに対する私からの「2020年4月20日 12:30:35」の返信を公開します。
 なお、担当者のお名前は、今の時点ではアルファベットに置き換えておきます。

I さま

メールを拝見しました。
「状況を確認させていただきたく、ご連絡させていただきました。」
とのこと。

またまた、「確認」という名のもとに、情報のキャッチボールが始まるのでしょうか。
このセキュリティソフトに関しては、関係する3社で連絡のたらい回しをして、入れ替わり立ち替わり「確認」ばかりしておられますね。これでは、お互い、時間がいくらあっても足りませんよ。
何度も同じことをお話することになっている、私の手間と時間も考慮してほしいものです。
しかし、煩を厭わず、ご理解いただけるまで、同じことを何度でも繰り返しご説明し、お答えします。
職業柄、相手が正しく理解を示してくださるまでは、誠意をもって忍耐強く説明を続けなければいけない、と思っているからです。
ただし、御社を含めた3社に対して3度同じことをお伝えすればいいと思っていたら、次々と人が代わって同じことを訊いてこられるので、3度では済まないのが実状です。御社の問題として、社内で何とかすべきです。ユーザーに責任転嫁をし、放置をしてはいけません。今の状況は、ありまにも無責任すぎます。
社内、及び連携しているとおっしゃる3社での情報共有をしていただかないと、今回のように同じことで堂々巡りをし、時間が無尽蔵に捨て去られていきます。このメールは、数分で記せるものではありません。
このままでは身が持ちませんので、同じことをメールや電話で何度もお伝えしている現状をかんがみ、近日中にこれまでの経緯の詳細を公開し、いつでも誰でもがこの件について、御社(3社)の対応と私の依頼内容が確認できるようにする準備を進めています。
このメールも、その時に公開するものの素案(メモ)として認めます。

なお、2月25日までのことは、簡略ながら私のブログ「鷺水庵より」に報告しています。

「またソフトの法人契約で不愉快な思いをしています」
http://genjiito.sblo.jp/article/187201037.html

3月5日にも、次の入院中の記事の中ほどに、この件で御社から連絡があったことを記しています。
電話があった時は、入院している期間に当たることは、あらかじめお伝えしていたのに……
簡略な報告ながら、これもおついでにどうぞお読みいただければ、今後の手間が省けて助かります。

「3日目も予想外に慌ただしく時が過ぎる」
http://genjiito.sblo.jp/article/187234855.html

上記の2本の記事をお読みになって対応していただけると、3月5日以降の不可解な流れが理解しやすくなるかと思います。

さて、まず、私がたらい回しされている業者は、以下の3社です。
これは、御社の経営上の都合によって責任の分散化を図るためのもの以外の何ものでもなく、電話などの話の中で私が何度も、ユーザーにとっては煩わしいだけであると指摘しているところです。

(1)収納代行業者:株式会社ネットプロテクションズ
(2)ソースネクストライセンスオンライン:BBソフトサービス株式会社ライセンスオンライン事業
(3)販売元:ソースネクスト

今回は、(2)のIさんからの連絡ということになります。
そして、その連絡では、以下の3点が確認できている、とのことです。

・3月25日、ソースネクストよりご担当者様へご連絡を実施
・マイページへのシリアル登録をご案内
・製品インストール手順について、メールでのご案内
・3月25日にお知らせいただいたメールアドレス宛にインストール手順を送付実施

これはその通りです。しかし、その内容たるや中身のない、その内実は誠意の欠片もないものであることは、後日明らかにします。
まずは、当面の問題から順番に片づけましょう。

【1】Iさんからの「現在も製品のインストールとご利用はいただけていない状況でしょうか。」という問いに関しては、
「そうです。間違いありません。」と回答させていただきます。
今回いただいたメールの中に、事実と異なることが記載されているので、いつもの御社の日本語運用能力の問題とはいえ、私としては「違う」、ということを指摘しておきます。「正確ではない」、というのではなくて、「違う」のです。
これも後日、メールの内容や電話の内容をもとにして、事実と違うことは明らかにします。

【2】「サービスの提供が完了していないのに請求をしてくるとは、不正な請求ではないのか。」と私が言ったとあること。
これは、例え話として申し上げたことです。電話口であまり理解がされていないようなので、わかりやすいように例示してお話をしました。手元のメモにもそうあります。それを正式な「不正な請求」というクレームがあったとして扱われることは、私にとっては本意ではなく心外です。あの時の電話口に出ておられた方(最初は女性のTさん、その後は男性のNさん)に、この件について確認していただき、その理解の経緯と当否について、私にメールで報告してくださることを求めます。手元には、いろいろと会話のメモがあるので、それを元にして今後のためにも、正しいやりとりの流れと内容とを確認しておきたいと思っています。それ以外にも、多くのことをお話しました。後日私が明らかにする前に、ご当人からその内容を聞いておかれた方がいいかと思われます。

【3】「上記の記録と実際にお客様が受けられたサポートに差異がございますでしょうか。」との問いかけには、
「あります。肝心な事実が大きく欠落しています。」と回答します。
 「2020年3月25日 14:26:57 JST」に、ソースネクスト・カスタマーセンターのKさんから、インストール手順を案内しているサイトのアドレスの連絡がありました。これで、25日の午後にできなかったサポートを、「した」としたいのでしょう。
 3月25日午後に、ソースネクストの方(名前は失念、Tさん?【後日Gさんと判明】)から指定通りの日時に電話をいただき、電話でのアシストを受けながらインストールを実施しました。研究室には、私の隣には研究員1名、別のテーブルにアルバイター4人が、あらかじめインストールのことで連絡があると伝えておいたので、その経緯を見聞きしていました。
しかし、いい加減な電話によるサポートでした。それは、次の事実からも明らかです。
 案内の際、インストールの最中に私のApple Watchに対して、個人的なクレジットカードへの支払い請求が何度も来るのです。これはどういう意味かを、電話口の方に訊ねると、「わからない」とのことでした。法人の契約をして、大学が公費で支払うはずの商品です。それが、どうして私の個人口座がこの局面で前面に出てきて、しかも私個人が支払いに同意しないと前に進めないインストールなのか、いまだに不可思議です。御社の担当者が説明もできないのですから、それ以上はインストールは進められません。私が支払ったら終わり、ではない問題です。セキュリティのソフトを扱うにしては、会社として脇が甘いとしか言いようがありません。延々と、できもしない説明や、わからないと言いながら逃げようとなさるので、時間がもったいないのでその段階でサポートを私の方から打ち切ってもらうように要求しました。これは、きつく言いました。
 つまり、私の個人口座になぜ請求が来るのかが解決しないと、そのまま支払いを了解してインストールを続けてくれと無責任に言われても、私としてはインストールは続けられないのです。よく調べてから再度連絡を、と依頼してその日のサポートは打ち切ってもらいました。了解とのことで、後で連絡をするということで電話は切れました。しかし、その後は、その件は何もなかったことにして、インストールの案内のサイトのアドレスをメールで送り付けるだけで、これでサポートが終わったとされているのです。どう考えても、責任逃れでサポートの回避をなさっている、としか言えません。不可解なクレジットカードの請求は何なのですか?
 また、その際、いただいている説明書が実際の画面展開と違うことを、かねてより連絡しているはずだと言うと、上記のようにKさんからメールが届いたのです。クレジット問題を調査した後、電話で再度丁寧な案内をすると言いながら、あらためての正しいインストールの手順書のプリントはありません。前回のようには送られて来ず、サイトのアドレスを示して終わりという、何とも誠意のない対応で今に至っています。

以上、あとは御社の中で、上記のことが事実かどうか、聴取してから、連絡をお願いします。
言った言わないの不毛なやりとりは回避したいので、嘘偽りなく、よく調べてから連絡をお願いします。
特に、3月25日に発生した、私の個人的なクレジットカードへの請求とインストールが直結している件は、早急に調査して報告すべき、信頼関係に及ぶ深刻な事案だと思います。
あれから1ヶ月が経とうとしています。
暢気に、これまでの経緯を確認している暇はないはずです。

なお、このメールは、関係者と情報共有をしていることを付記しておきます。

 
 
 
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2020年05月17日

30年前にノートパソコン持参の授業をしたこと

 家の片付けがまだ続いています。
 今日も、いろいろなものが出てきたので、その中から一つだけ。
 今から30年前、当時勤めていた大阪明浄女子短期大学の文芸科で、コンピュータを教育に導入しようとしていた頃の資料です。
 授業でコンピュータを活用した情報リテラシー教育が、国内では少しずつ広まり出した頃のことです。新時代の教育方法を探る中で、学生一人ずつがノートパソコンを持参する授業の実践を行ないました。すでに学生にノートパソコンを渡すという取り組みは、大きな大学ではなされていました。それを、日本でも最小の短大でやろう、ということです。まだ、ウインドウズが未熟だった時なので、OSは MS-DOS でした。
 年度当初に、以下のプリントを配布して、まずは希望者の実態を調べました。
(本ブログの画像はサムネールです。画像をクリックすると精細な画像が表示されます。)

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 ノートパソコンは、NEC の98シリーズと互換性があるものの、今から見れば非力です。しかし、当時は画期的なものでした。3.5インチのフロッピードライブを2基内蔵しています。ハードディスク内蔵タイプ(20MB、40MB)は、ウインドウズ v3.0に対応していました。しかし、当時のウインドウズは、まだ生まれたばかりで未熟でした。背面の RS-232C インターフェースにアダプタモデムを装着すると、通信も可能でした。
 授業では、フリーソフトの「PEMO」を使います。

 アンケートの結果(左横の手書きの数字)を見ると、ノートパソコンを使う「表現法演習」は、7割の学生が前向きに受講を検討しています。実際に受講したのは、20名ほどだったように思います。2割の学生が20万円弱の費用を投じて、新しい文化と技術を身に付けようとしたのです。パソコンが各家庭に普及していく時代の、キラキラした熱気が感じられました。

 この時のパソコンのスペックがわかるように、パンフレットの画像もこの後に列挙しておきます。
 こんなノートパソコンでも、授業ではデータベースはもちろんのこと、 KAN の「愛は勝つ」(♪心配ないからね 君の想いが〜♪)を演奏させたり、姓名判断をしたりと、楽しいチャレンジをしたことが思い出されます。
 大阪明浄女子短期大学にピザボックス型のマッキントッシュを50台以上導入し、LAN を組んでの授業は、この後に実現しました。東京大学がマッキントッシュを導入して話題になる前のことです。いろいろなマスコミから取材を受けたことを覚えています。このことは、資料が見つかったらまた報告します。

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2020年05月01日

パワーポイントを使った遠隔授業に疑念を抱く

 私は、講演や発表では、可能な限り画像を映写して話すようにしています。いわゆるスライドショーです。その時に、文字を映写することは極力しません。

 これも、インドへ行くようになってからは、そのやり方を変えました。インドは停電が多いこともあり、発表中にプロジェクターが突然映らなくなり、薄暗い中で話をし続けるということが何度かありました。以来、原則はプリントによるレジメを元にして話をします。画像は、そのプリントに印刷しておきます。スクリーンに画像を映すのは、私が聞いてくださる方々の顔を見ながらお話をしたいためであり、顔を上げていただく意味もあります。聴く方々の表情がわかれば、お話をしている内容がどの程度理解されているかがわかります。その反応によって、話し方や内容を変えていけるのです。

 そのためもあって、世に言うパワーポイント(パワポ)は、一度も使ったことがありません。意識して使わないようにしています。また、他の方がパワポを使った発表を始められたら、可能であれば席をはずすか、それができなければさりげなく内職をするか、あるいは自分だけ無念無想の世界に入り、考え事のヒントをもらえることを期待してひらめきの降臨を待ちます。顔は前を向きながら、講演者や発表者の話は聞いていません。失礼の段、お許しを。

 パワポを使った講演や発表には、啓発を受けるものがまったくないことが多いと、これは断言できます。お決まりの展開で、目がチラチラするだけで、知的な刺激がありません。そうは言っても、パワポを使った発表に聴き入ったことがあります。あれは、内容がすばらしかったからであり、プレゼン用のツールの問題ではないと思われます。

 今から12年前に、こうしたことを本ブログに、「iPod touch を使って研究発表」(2008年07月16日)と題して書きました。

 今、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるために、学校でも遠隔授業となっているようです。パソコンとにらめっこの授業です。そこで、授業を進めるために登場するのが、パワポなのです。
 ある先生は、使ったことのないパワポを使わざるを得ない流れの中で、大苦戦を強いられているようです。同僚や、同じ教科の先生方がパワポを使ってテレビ授業を展開しておられるようなので、それに合わさざるをえないのだ、ということです。

 パワポは、マイクロソフトという会社が発売しているもので、オフィスというパッケージソフトの中にワードやエクセルと一緒に入っているソフトウェアです。これは、マッキントッシュで動くものもあります。しかし、あくまでもウインドウズのユーザーに向けてのものであり、私のようにマッキントッシュを使っていると、キーノートというソフトがそれに該当します。しかし、私はそのキーノートも使ったことがありません。

 エクセルは、元々はマッキントッシュのために開発されたと言われています。私は、このエクセルは使います。マッキントッシュ向けにアップルが提供しているのは、ナンバーズです。しかし、これは少し使ったことがある、という程度です。
 ワードは、それで自分が文書を作成することはありません。ほとんどの方からワードの書類が送られてくるので、その内容を確認するためにワードを起動する程度です。また、そのワードの文章に手を入れて返送したりしています。
 そう思うと、エクセルは自分の意思で起動して使うので、これだけは別格のソフトとして私は認識しているようです。

 さて、パワポで遠隔授業のための教材を作成しておられる先生方には、同情するしかありません。私には、遠隔授業にパワポなどのプレゼンソフトを使って、生徒や学生に興味を持ってもらえる授業や講義をする自信はありません。相手の顔は見えるのですから、私なら、その表情に合わせて、画像を提示する流れをいろいろと考えます。

 昨年の4月から、社会人講座は別として、学校で授業や講義をすることがまったくなくなりました。そのため、私には差し迫った遠隔授業のプランを練る必要がありません。いろいろと工夫をする必要に迫られていないことは、とにかく残念です。

 プレゼンソフトのパワポを学校教育の現場で教育を目的として使うのは、大いに疑問があります。社会人になってから、会社で使うからという理由で、職業教育の一環でその使い方を学ぶのはいいと思います。プレゼンのためにも、見せ方の技術は必要だからです。しかし、それを教員が教育の目的で使うのは、目的外使用だと思います。その教育効果のほどは、たかがしれていると言えるでしょう。
 
 
 
posted by genjiito at 20:58| Comment(0) | ◎情報社会

2020年04月12日

ネットワークの設定に丸一日かかる

 昨夜、自宅で初めて、オンラインでの打ち合わせをしました。
 私は、ノートパソコンの蓋をしたままでそれを机の下に置き、それに外付けのモニタを3台つなげて机の上に置いています。しかし、ビデオ会議のためにはカメラが必要です。そのために、ノートパソコンの蓋を開けてカメラが使えるようにして、机の真ん中に置きました。
 相手には、外付けのモニタ3台の内の1台を、ビデオ電話の画像の視認用として指定しました。自分の顔と相手の顔が、自由にあちこちに移動できます。また、結局は4台のモニタが使えるので、打ち合わせの内容によっては、いろいろな資料を相手が見られるモニタに移動してくることになります。資料を次から次へと表示しながら打ち合わせができるので、目の前で対面の打ち合わせをする時よりも効率的だと思いました。
 そうこうするうちに、私からの映像が粗いことと、動きがぎこちないとのことでした。どうやら、ネット回線のスピードに関係するようです。そこで、ネットのスピードテストをすると、1ギガのプランで契約しているインターネットが、下りも上りも 40Mbps 以下の速度しかが出ていないことがわかりました。

200412_sokudo.png

 契約しているのは 1,000Mbps(1Gbps)の回線なので、少なくとも 400Mbps 以上は出てほしいものです。まったくのノロノロ回線であることがわかったのです。
 今日、契約をしている光ネットワークの会社に連絡をして、実状を相談しました。
 午前中にいろいろなアドバイスをもらい、いろいろな可能性を消去法で探っていっても、まったく改善しません。特に、LAN ケーブルについては、いい勉強をしました。

200412_LAN.png

 午後には、さらに詳しい方との電話でのやりとりで、いろいろな可能性を潰していきました。夕方になり、やっと原因がわかりました。それは、私が使っているハブが、1ギガに対応したものではない、ということでした。2ヶ月前に、電器店で1ギガ対応のハブを購入したはずです。しかし、お店で渡されたものが、こちらが探し求めているものよりも性能が低いものだったのです。
 一日がかりで、根気強く原因究明に尽力してくださった「eo光ネット」(オプテージ)のお二方には、心よりお礼申し上げます。予想外の原因がわかり、そのことに驚いています。
 すぐに、その電器店に電話をして、宅配便で交換の対処を相談しました。しかし、購入したのが2ヶ月前ということで、近日中に来店してもらえれば返金なり交換なりするとのことです。しかし、京都からその大阪にある電器店にバスと電車を乗り継いで行くということは、外出の自粛要請がでているこのご時世に、リスクの多い移動です。一つの製品のためだけに、命がけで出かける意味はないと判断し、私の方で処分することにしました。まったく使い道のないものでもあり、もったいないという気持ちはあるものの、このことで新型コロナウイルスと闘うのは得策ではないと思ったからです。
 その後、家の中をガサゴソと探していたら、コンピュータ用品ならなんでも溜め込む性格ということもあり、幸運にも1ギガ対応のハブが見つかったのです。東京で使っていたものでした。すっかり忘れていました。これで試したところ、機器のランプはこれまでとは違う早さを示しているのです。
 問題点はクリアできました。しかし、それでも100Mbps を少し超えるスピードに留まっています。1,000Mbps(1ギガ)には遠く及びません。それぞれの条件では誤差があるとはいえ、契約している回線速度の10分の1以下では、快適なテレビ会議はできません。
 在宅勤務やテレワークが騒がれています。私も、そのビデオ電話に挑戦をしたものの、今日のところは保留です。快適な環境にはほど遠いからです。
 新しいことに挑むと、何かと問題がまとわり付くものです。特に私は、これまでにもトラブルが付きもので、トラブルを呼び込むという実績が数え切れないほどあります。
 さて、明日から、また手探りの試行錯誤の日々が続きます。
 いかに快適に動画像をオンラインで使いこなすか、ということです。これは、オンライン授業や講演にも結びつくので、早急にそれが実現する環境を、自宅に作ろうとしているところです。
 着地点は見えているので、あと一息です。ただし、その一息が、実は長くて苦しいものであることが、ままあります。焦らず慌てず、一つずつ問題点を克服して、前に進んでいくことにします。
 
 
 
posted by genjiito at 21:44| Comment(0) | ◎情報社会

2020年02月25日

またソフトの法人契約で不愉快な思いをしています

 コンピュータのウイルス・セキュリティ対策として、ソースネクストの「ZERO スーパーセキュリティ」というソフトを導入しました。法人契約で10本を使えるようにしたのです。
 いろいろとあって、ようやく契約が成立し、本日、認証書類を受け取りました。しかし、インストールの段階からつまずいています。うまくいかないのです。
 記されている連絡先に電話をすると、こちらは契約と販売の窓口だということで、製品サポートの連絡先を教えてもらいました。しかし、そこに電話を何度しても、無情な女性の声が流れるだけでつながりません。一日中、個人持ちの携帯電話の接続状態を、今か今かと監視しているわけにもいきません。
 送られてきたプリント3頁分を、研究室に来ている研究協力者6人で何度も読み、試みてもダメです。なまじ、日本語の読解力があるメンバーがやるために、うまくいかないとしか思えません。そのうち2人は留学生です。
 書面に書かれていることを正確に解釈したのではいけないとしたら、このメンバーでのインストールは不可能です。何か、落とし穴があるに違いありません。問題が解決した暁には、なーんだ、ということになるのでしょう。コンピュータに35年以上も関わっていると、これまでに嫌というほどこうした洗礼を受けて来ています。いまだにそうか、というのが正直な思いです。
 とにかく、プリントに書いてあるようには、インストールも認証も進まないのです。送られてきたプリントのようには画面が展開しないので、このプリントが間違っているとしか思えない、ということになりました。とにかく、みなさんには限りある時間で研究協力をしてもらっているので、今日のところは断念しました。また明日、チャレンジします。6人のメンバーが、膨大な時間をドブに捨てています。
 なお、このソフトウェアは私が個人的に自宅で使っていて、使い勝手がいいものなので研究室の10台のパソコンを対象にして法人契約をしました。しかし、複数利用のハードルはとてつもなく高そうです。
 そのことが関係してか、インストールを試みている途中で、私がこの会社から購入しているソフトのリストが表示されました。私の購入履歴が画面に出た時には、なんともユーザー管理が杜撰な会社だな、と思いました。私の研究室にいるメンバーは気心の知れた仲間です。しかし、セキュリティ関係の会社のソフトをインストールする時に、私のプライバシーがみんなにも見られるような仕様は、いかがなものなのでしょうか。このような、セキュリティ意識のない会社が販売しているセキュリティーソフトは、そもそも何なのかと考え込んでいます。不可思議です。

 同じようなことが、「エバーノート・ビジネス」というソフトウェアにもあります。
 これも、10台分を2年前に学校法人で契約しました。ところが、ソフトウェアとそのシステムは非常に出来の良いものなのに、その契約と販売を委託されて担当しているNTTドコモの対応がでたらめです。一番始末におえないのは、対応の中で明らかな嘘を保身のためか平気でつかれることです。これには、私以上に契約対象である大学側の事務担当者も呆れています。
 私は、個人的に「エバーノート・プレミアム」を3本分使いこなしています。いいアプリです。しかし、「エバーノート・ビジネス」は、これ以上使い続けるとストレスが溜まる一方で、身の破滅の予感がします。残念ながら使い続ける気が失せたのと、別の代替ソフトとして「Slack」を見つけたこともあり、この「エバーノート・ビジネス」は来月解約します。また、あの嘘つきおじさんと揉めることでしょう。それを思うと、うんざりします。
 思い出すのも忌まわしいので、この件についてはこれまでブログに書きませんでした。今後の相手の出方によっては、何があったのか、その事実を正確に報告するつもりです。
 なお、「エバーノート・ビジネス」の研修会に行った時のことを、「エバーノートビジネスの研修会に参加して」(2019年10月21日)に書いています。導入を考えておられる方は、この記事もご覧ください。なお、この時にも、上述の問題は解決しませんでした。開発者と販売担当とは、意思の疎通を欠いているようです。

 「ZERO」にしても「エバーノート・ビジネス」にしても、共に開発会社と委託販売業者が別々だという点が、こうして不愉快な思いをさせられる最大の難点です。これから法人契約を考えておられる方は、この点の確認をなさった方がいいかと思います。販売・契約を下請けに丸投げしている会社の商品には、くれぐれもお気をつけてください。
 
 
 
posted by genjiito at 20:29| Comment(0) | ◎情報社会

2020年02月11日

無料のスマホアプリ「一太郎Pad」を使ってみる

 ジャストシステムから先週、無料版のスマホアプリ「一太郎Pad」が公開されました。これは、次の3種類のテキスト入力ができるメモアプリです。iOSとAndroidに対応しています。

・キーボードで入力して文章を作成
・カメラで文字を読み取りテキストにする
・マイクで音声入力をする


 この内、特にスマホのカメラで撮影した画像から、テキストが自動で抽出される機能は重宝します(次の画像はジャストシステムのホームページから)。

200211_ititaro-pad.jpg

 「一太郎」のマッキントッシュ版は、現在は存在しません。しかし、日本語の仮名漢字変換システムとして独立した「ATOK for Mac」は、これまでにも長く使っていました。なかなか優秀なアプリでした。最近は使っていませんが。
 その延長線上にあるものとして、この「一太郎Pad」を先週から使い出しました。
 これまでは、「eTypist」で文字列を写真撮影してテキストにしていました。「活字文書のデータ変換アプリは「e.Typist WorldOCR」に移行」(2017年10月17日)を参照願います。
 それに加えて、これからは「一太郎Pad」が使えるのです。

200211_moji.jpg

 現在、「一太郎Pad」をいろいろと試しています。マッキントッシュユーザーにとって、日本語ワープロソフト「一太郎」との連携はできません。しかし、文字列が画像から抽出できるだけで十分です。
 パソコンによる日本語表現に関しては、これまでに「一太郎」が果たした役割は大きいと思います。私も、『新・文学資料整理術パソコン奮戦記』(桜楓社、1986(昭和61)年)で、「一太郎」について書きました(114頁)。しかし、「一太郎」がガラパゴス化したために、時代と世界の趨勢にその存在価値を低くしているように思います。一部の集団では重宝されているようですが。
 一太郎は今年、2020年で35周年を迎えることになります。その「一太郎」の歴史は、以下のようになっています。私は、この最初の「JS-WORD」から付き合っています。日本語を守り育てた功績は、高く評価していいと思います。

1983年「JS-WORD」
1984年「jX-WORD」
1985年「jX-WORD太郎」→「一太郎」
1995年 「一太郎Ver.5 for Macintosh」
2020年「一太郎2020」 「一太郎2020 プラチナ[35周年記念版]」


 そして今、スマホ用の日本語入力編集アプリが求められる時代となりました。その中で、「一太郎Pad」は新しい流れを開拓していきそうです。私は、「一太郎」にこだわらず、「Atok Pad」として進化してほしいと思っています。
 
 
 
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ◎情報社会

2020年02月10日

展覧会や展示会で正直に連絡先を書いたがための後悔

 興味のある展覧会や展示会があると行きます。そして、私に関する所属などの情報を書かないと入場できなかったり、今後の関連情報がほしい場合には、素直に連絡先などを書いて来ました。これが、今に尾を引く大失態だったのです。

 例えば、昨日こんな案内メールが来ました。

【 招待券申込 受付中 】日本最大の人工知能の専門展、AI・人工知能EXPO【春】にぜひご来場ください!

(中略)
主催:リード エグジビション ジャパン(株)
後援:(一社)人工知能学会
   (一社)日本ディープラーニング協会


 この内容に興味はあります。3年前までは、このイベントが開催される会場である「東京ビッグサイト」の近くに住んでいました。しかし、今は東京を引き払い、すぐには行けません。こうした案内がしつこく来ます。たしか、2002年に職場で大規模なデータベースを構築することになり、教育と情報に関する参考情報の収集のために参加したのが、この主催団体との関わりの最初でした。始めのうちは、登録抹消の連絡をしていました。しかし、これには巧妙な仕掛けがあります。次の文言が、案内メールの最後にあるのです。

このメールはリード エグジビション ジャパン(株)が開催する展示会情報をお届けするものです。
お手数ですが、送信先の変更、配信の停止を希望される方は以下の手続きを行ってください。

【送信先の変更】
https://regist.reedexpo.co.jp/expo/REED/?lg=jp&tp=up&ec=UPDATE
をクリックし、新しいアドレスをご連絡ください。
メールアドレス以外の情報変更もできます。

【配信停止】
https://www.ai-expo.jp/cancel_form/
をクリックし、配信停止希望のメールアドレスをご連絡ください。
今回送られた展示会に関するメールが停止されます。


 つまり、上の赤く表示した文言が曲者なのです。一回ごとに、その都度、その開催主体のものは配信停止にすることができても、それ以外の他の催しの案内は永遠に来るのです。そして、モグラ叩きが始まります。

 昨年末には、以下の配信停止を依頼するメールを送りました。しかし、すべて無視されています。

担当者 さま

「ID:・・・」の・・・です。
この手のメールがいまだに届いています。
来るたびに配信停止の手続きをしています。
しかし、その後も続いています。
私は、死ぬまで、こうしたメールを受け続けるのでしょうか。
一度行った展示会でメールアドレスを書いたのが大失態でした。
何とか来ないような手だてはないものでしょうか。
とにかく、迷惑です。


 それでなくても私は、毎日300通以上のメールの対処をしています。読むだけでも数時間かかり、返信のことを考えると、膨大な時間をこうしたメールの対応に当てざるを得ない中にいます。勢い、多くの仕事が停滞し、多くの方々に迷惑をかけています。かといって、貴重な情報提供も多いので、受信を制限するわけにはいきません。とにかく、毎日数百通のメールを数秒で読み流す日々です。勢い、取りこぼしや返信を忘れることは日常茶飯事です。

 そんな中なので、こうした私にとっては迷惑この上もないものとなったメーリングリストは、極力避けたいのです。この、停止にかける時間も馬鹿になりません。
 最近は、いろいろな契約にも、個人情報を求められるものは、契約しない、買わない、お願いしない、という態度に変えました。自分を守るためです。それでも、個人情報を提示しないとどうしようもないものがあります。
 時々、嘘の情報を書きます。メールアドレスなどがそうです。正直には書かないで、ありそうにはないと思えるものなどを書きます。もし、そのデタラメな情報が存在していたら、たまたま合致したその方には申し訳ないことです。
 コンピュータに関わって半世紀を迎えた私は、草分けと言われる化石と化した存在となっている昨今です。当時は、まさかこんな時代が来ようとは思いもしませんでした。何かと煩わしい環境に身を置いていることを、こんなダイレクトメールや連絡をもらった時に実感しています。
 
 
 
posted by genjiito at 20:02| Comment(0) | ◎情報社会

2020年01月08日

とにかくやってみる精神で格安携帯への道を開く

 携帯電話の利用料金が安い会社に鞍替えするため、梅田まで手続きに行きました。
 直接対面で契約ができる店舗が限られているので、あらかじめ電話で受付方法を聞いておき、箕面で一仕事を終えてから、梅田のお店に足を運んだのです。
 このキャリアの会社は、梅田からすぐのビルの中にあります。しかし、最近の梅田は、次々と新しい建物が林立しています。先日も、ヨドバシカメラの北側に、大きなビルがオープンしました。
 携帯の地図アプリで道案内をしてもらっていたところ、この店が「本日休業」だと赤い文字で表示されています。

200108_kyugyo.jpg

 ホームページを見ると、今日水曜日は定休日となっています。無駄足だったことを悔い、梅田駅からあまり移動しないうちに帰ろうかと、足は京都に向かい出しました。
 しかし、今日の確認の電話では、詳しく受付方法を説明してもらえました。とにかく、今日の午後6時までに行けばいいとのことだったのてす。
 私はネットの情報を信じないので、電話で案内をしてくれた女性の言葉を信じて、予定通り行ってみることにしました。もしお休みだったら、インターホンや非常ベルでも鳴らして、警備員に訴えよう、という気持ちでお店に向かいました。
 とにかく言ってみる、やってみる、聞いてみる、の精神です。これは、インドでいろいろな生き方を教えてもらった、政治学者の中島岳志君直伝の処世術です。ちょっとやそっとのことでは引き下がらないだけの、強靭な精神の薫陶を受けています。
 お店に行き着いてみると、人気はないものの明かりが点いています。入り口にいた案内の女性から、丁寧に対応してもらえました。出直そうと一時は思ったことが杞憂に終わり、すごすごと帰らなくて良かったと一安心です。
 担当の方にスマホのホームページを見せて、これはどうして「本日休業」になっているのかを尋ねました。すると、あっけないほど何度も謝られ、今はコンピュータのシステムがダウンしていてホームページの表示がおかしいのだ、とのことです。こちらも気が抜けました。
 やはり、ネットの情報は信じないに限ります。あくまでも、参考情報が提示されているだけだ、と考えておくべきなのです。ネットの「本日休業」を信じて、あの時点で引き返していたら、また大阪まで出かけるという、無駄なことをするはめに陥るところだったのです。
 そんなこんなで、後はスムーズにことは運び、1時間半後には無事に携帯電話の新しいシムを手にすることができました。そして、毎月1万数千円の携帯代金の節約生活が実現しました。ガスと電気も、無事にまとめてこのキャリアの会社に一括移転することも、簡単にできました。
 老体となり、加齢で済ませられることの多い身になったとはいえ、強気で生きることを忘れないことの大切さを痛感しました。

■追伸■
 Oさんへ。数年前に教えてもらったキャリアの移行に、遅ればせながら今頃変えることとなりました。職場でのゴタゴタに疲れる日々の中で面倒だったので、私は格安に移行しないままだったのです。今になって、あのアドバイスが的確だったことを痛感し、あらためて感謝しています。
 
 
 
posted by genjiito at 22:11| Comment(0) | ◎情報社会

2020年01月05日

人のふんどしで相撲を取る

 新春の折り込みチラシに、なかなか味のある手法で客を呼び込むことを考えたものを見つけました。

200104_チラシ.jpg

 一般的には、「人の褌で相撲を取る」は、あまりいい感じがしない言葉です。ずるくて要領がいい、というのが本来の意味だからです。しかし、今の世の中では、これくらいの図太い気持ちの発想も大事です。近年の日本は異常なほどにマイルドな社会を作り上げたので、かえって海外の発想に太刀打ちできない局面が見られるようになりました。駆け引きもなく、ただただまっ正直をよしとし、打たれることに臆病になってきました。
 このチラシは、年賀状の下に印刷されているお年玉の当選番号を利用したものです。これまでにも、すでにこの手法を使ったものがあったことでしょう。私は、今回初めて出会いました。やったらいいのに、と思っていたことだったので、やはりというべきか、ついに出会ったのです。何ということはないものの、嬉しいものです。
 下三桁の数字が合うと3割引のサービス券が、下二桁で2割などと、いろいろな組み合わせがあります。いずれにしても、人が持っている年賀状に印刷されている番号を、チャッカリと拝借して転用するのです。
 近所の大型電器店から送られてくるダイレクトメールには、いつも三桁の番号が印刷されており、店頭で掲示される当たり番号によって、いろいろなプレゼントがもらえます。それを考えると、年賀状を使うのは手間が省けて公平です。
 日常の何気ない所や物にヒントを得て、おもしろい発想や企画を考えることは、一人で妙案を思いつく楽しみとしても格好の頭の体操となります。
 今年も、楽しいことを考えて、おもしろい日々にしたいものです。

 家の梅は、ほぼ咲きそろいました。手前にあってここでは見えない子供の梅は、小振りながらも明日は賑やかに咲きそうです。

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posted by genjiito at 19:59| Comment(0) | ◎情報社会

2019年12月29日

スマホから見た大阪と東京の違い

 歳末となり、街中は気ぜわしい雰囲気となっています。
 そんな中で、「citrus 編集部(執筆:新井庸志)」の記事に、次のものを見かけました。

大阪の歩きスマホ率が低いのは、東京人と大阪人の気質の違いによるものだ。
東京の場合、住民同士でも隣近所との付き合いが薄い。まして街に出れば他人ばかりで、コミュニケーションなどほとんどない。
一方の大阪は、誰かれ構わずコミュニケーションする。何か調べものがあれば、スマホを使う東京人と違い、まず誰かに声をかける。歩きスマホ率が低いのも、誰かとコミュニケーションして物事を解決するのも、ベースとなるのは「せっかち」という気質だ。大阪人は「せっかち」だから、歩くスピードがゆっくりになる歩きスマホをする人も少ないし、何か調べものがあっても、まず人に聞いて解決しようとすることも多い。


 なるほど、と納得です。
 ただし、これは屋外での、街中での観察によるものですね。
 屋内では、何かわからないことがあると、すぐにスマホを取り出して調べるのは、関西人に多いように思います。
 関西人は、老若男女を問わず、新しいものが大好きです。
 そして、知りたいことに出くわすと、すぐに調べます。
 ご多分に漏れず、京都の人も目新しいものが大好きなようです。
 それが証拠に、京洛のお店は、めまぐるしく新しくなっていきます。
 ついこの間まであったお店が、いつの間にか変わっていることは、日常茶飯事です。
 さて、スマホの東西における違いを、調査に基づいて論理的に解明しようとしたデータはないものでしょうか。
 ご存知の方からのご教示をお待ちしています。
 
 
 
posted by genjiito at 23:55| Comment(0) | ◎情報社会

2019年12月09日

それはないですよアップルさん

 今秋公開された「macOS Catalina」(Ver.10.15)にしてからというもの、次から次へとトラブル続きです。
 このバージョンのOSは、公開されてすぐの10月ごろから、いろいろと問題点が指摘されていました。そのため、新しもの好きの私も、しばらくは「macOS Mojave」で我慢の日々を送り、アップデートを見送っていました。しかし、痺れを切らして「macOS Catalina」をインストールした途端に、悲惨な思いをして貴重な時間をドブに捨てるような日々にドップリと浸かっています。
 当初から、「macOS Catalina」では macOSで32bitアプリを起動すると警告表示出て、やがて使えなくなるという告知はありました。macOSアプリの64bit移行に伴うものです。32bitアプリが動作しなくなることは知っていました。しかし、これほどまでに軒並み使えないアプリが続出するとは思いませんでした。しかも、以下に示すように、アップル純正のアプリでも不具合が続出しています。
 周辺機器では、カメラのデータの転送なども、できなくなりました。一々、カメラからSDカードを抜き出してUSB接続し直して、写真をパソコンに読み込んでいます。この方法しかないことは、ソニーに確認済みです。被害甚大です。
 また、バックアップ用に使っていた「Time Machine」が、外付けハードディスクを認識しないために、「AirMac time capsule」でのバックアップができません。

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 今は、「macOS Catalina」 にアップグレードを早まったと後悔しています。しかし、もうどうしようもありません。かといって、いまさら Windows マシンへと都落ちする気はありません。1989年にMacintoshの魅力に取り憑かれてからちょうど30年になります。以来、MS-DOSの世界から酷かったWindowsをパスしてMacintoshのユーザーとなりました。そんな私でも、あまりにも酷いと思わざるを得ないOSが公開されたことを、一ユーザーとして恥ずかしく思っています。
 参考のために、現在私の元で起きている不具合を、思いつくままに列記します。これらは、ほんの一部です。そして、これらの症状を回避するためには、再起動すればいいことまではわかりました。しかし、アプリを一度終了してしまうと、また再起動しなければなりません。これでは、まともな仕事には使えません。
 これまで私の持論だった、〈コンピュータを使った仕事は、8割はマシンの調整に労力を費やし、後の2割で仕事をする〉と言うことが、いまだに正論だったことを実感しています。
 私からの返信や送信をお待ちの多くの方々には、ここに記してお詫びするしかありません。
 もし、スティーブ・ジョブズが生きていたら、こんな出来の悪いOSの出荷は認めなかったことでしょう。本当に残念なことです。1日も早くまともなOSに仕上げて提供してほしいものです。

■「macOS Catalina」の不具合■


・コピー&ペーストができないことが多い(ファイル名の入力では必ず)
・「メール」にワードなどの文書が添付できず送信もできなくなる
・そのため、添付ファイルのあるメールはウェブメールで送っています
・「プレビュー」で JPEG の画像、PDF のファイル、スクリーンショットが見られない
スクリーンショット 2019-12-09 23.58.40.png
・ディスクトップにあるファイルがゴミ箱に捨てられない
・多くのアプリケーションが起動しない(閲覧専用の「ワード」はともかく「エクセル」は痛手)
・エバーノートで「すべてのノート」がほとんど表示されない
・Bluetooth のキーボードやマウスの接続が、突然にしかも勝手に解除されてしまう
・今使っている15インチMacBook Proでスリープから復帰できない
・写真アプリの動作が不審
・「メモ」の同期が、パソコンとiPhoneで半日のことがしばしばで時間差が大き過ぎる
・ダークモードでコピーした文字列が見えないため、一々文字列の色を変更せざるをえない
・作成した文章が保存できなくなるために「保存」できなくて「書き出し」の機能を使うこととなる
・ディスクトップにあるはずのファイルが画面に表示されない

 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◎情報社会

2019年11月22日

平安文学の翻訳から見たポケット翻訳機への期待

 ポケット翻訳機に関する情報が賑やかに流れています。
 ソースネクストの「ポケトーク」シリーズが国内シェアの約95%という状況が続いていたようです。私も、今年の3月にルーマニアでその実力のほどを体験しました。ブカレストにあるカンテミール大学を訪問した時、同行の保坂さんが持参しておられた「ポケトーク」が、現地の先生の早口ことばを日本語に器用に翻訳してくれたのです。その音声認識力と日本語に翻訳されたことばには驚きました。
 その「ポケトーク」も、来月12月6日発売の「ポケトークS」(24,800円〜税別)では74言語に対応し、カメラで文字を撮影すると55言語で音声とテキストに、19言語ではテキストに翻訳してくれるそうです。
 現在私は、科学研究費補助金の基盤研究(A)で「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(課題番号︰17H00912)というテーマに取り組んでいます。この「多言語翻訳」における「本文対照システム」を考えている身としては、この翻訳機としての情報文具を研究に活用して、研究の進捗に資するテキスト作成に使わない手はありません。
 1981年から、私は情報文具としてのパーソナル・コンピュータの文学研究への導入の可能性と、『源氏物語』の本文データベースの構築を追求してきました。当時はまだ、全角のひらがなも漢字も使えませんでした。その成果が、拙著『新・文学資料整理術パソコン奮戦記』(桜楓社、1986年)です。個人的なホームページ〈源氏物語電子資料館〉を立ち上げたのは1995年でした。それが今では、驚異的な進化をとげてAI時代と言われるようになりました。翻訳という文化にも、翻訳機が急展開して日常生活に溶け込んでくることでしょう。
 そんな意識から、今日現在のポケット翻訳機の情報を集めてみました。
 これらは、使ってみないことには、それがどの程度の成果を見せてくれるのかわかりません。特に、私は平安文学作品の翻訳文を扱うので、ビジネスのための用途ではないし、求める翻訳の質も違います。しかし、とにかくこれから普及するであろう、まさに待ち望んでいたドラえもんのひみつ道具である「翻訳こんにゃく」の出現なのです。これから、ドラえもんが翻訳こんにゃくをどのような場面で使い、その翻訳の役割は何だったのか、その結果はどのような展開を生んだのか? などなど、あらたな視点で漫画の読み直しをしようと思うようになりました。

 現在のところ、「ポケトーク」以外には、以下の機器を確認しています。

(1)104言語対応のAI音声翻訳機「ランゴーゴー」
(2)155言語に対応する携帯型通訳端末「ワールドスピーク HYP10」
(3)29カ国語リアルタイム翻訳対応「Google アシスタント」
(4)137言語対応の音声通訳者「CTVMAN」(https://www.aliexpress.com/i/4000282485652.html?spm=2114.12057483.0.0.7e946383ro8cl8
(5)22言語対応予定の小型AI翻訳機「チータートーク」

 この流れの中で、私の科研でも研究手法の見直しが必要になりました。各種言語に翻訳された文章を読み上げて翻訳機で日本語にすれば、それが訳し戻しにおける下訳となる可能性があります。もしその翻訳文が使い物になる質の日本語文であれば、あとは確認さえすれば時間と経費の節減となります。言語別の翻訳謝金の検討を進めていました。しかし、これが可能となれば、翻訳に対する謝金の根拠の見直しを迫られます。人間にしかできないことであっても、その下ごしらえに少しは役立つはずです。もちろん、日本の古典文学作品の翻訳を通して、異なる文化圏へどのようにその内容が変質して伝えられていくのか、という文化の変容という研究テーマをどの程度手助けしてくれるのかは、まったく未知の問題です。それにしても、おもしろい時代となりました。
 これまで進めていた、平安文学作品の翻訳文を日本語に訳し戻す手法は、これから再検討します。同じように、『十帖源氏』の他言語翻訳も再検討となります。
 また、多言語表記を撮影して翻訳文を読み上げる機能は、目が見えない方たちにも新たな世界が広がります。カメラのレンズが、文字を読み取り文章を理解する上で、目の代わりをしてくれるかもしれないのです。文字による文化の伝承に関して、新しいコミュニケーションの提案ができそうです。手で書き写された写本や、印刷された出版物などを仲立ちとして、目が見えない人たちと共に、古典文学の話ができるようになることでしょう。
 多言語理解の壁は低くなり、お互いの文化をどのように異文化社会に伝えるか、ということを、平安文学を例にして実験的な研究に切り替えるタイミングがもう来たのです。新しい研究手法の模索を、早速始めることにします。
 若者たちの新鮮な発想を促し、刺激を受けながら、一緒に試行錯誤を愉しみたいと思います。
 
 
 
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2019年11月14日

【復元】便利さに潜む「失うもの」が気掛かりです

 最近、デジタル機器の発展により、さまざまな分野で時代が変わっていることを実感しています。その中でも、通信環境が特に気になっています。
 私にとっては、1995年がパソコンと通信が連携した新しいスタートの年でした。そして今、2020年が、また新たな変革の年となるように思っています。
 そうした中で右往左往する個人史の一端を、こうして記録として残しています。
 読めなくなっていた記事を復元できたので、13年以上も前の話ながら、あらためてアップしておきます。
 
(※以下の記事は、平成19年3月に消失したブログの復元です。)
 
 
********************** 以下、復元掲載 **********************
 
2006年2月8日公開分
 
 
副題「欠陥商品報告 第3弾 欠陥モデムのこと」

 今日のハードディスクの欠陥トラブルの前に、昨日もパソコン関連機器にまつわるトラブルの対処をしましたので、その報告を簡単に記します。

 私は、3種類のパソコンによるネットワーク環境を有効に利用しています。職場以外では、奈良の自宅は近鉄ケーブルネットワークを、横浜の宿舎ではヤフーBBを使っているのです。その内の、ヤフーBBが、このところ不調だったのです。そして、それも、パソコンのスリープに関係するものでした。

 パソコンがスリープ状態になり、それを解除してパソコンを使い出すと、その途端にネットワークにつながらなくなるのです。いろいろな対処を試みました。その結果、パソコンを再起動するのが、一番確実な再接続の方法でした。しかし、これではあまりにも不便です。ヤフーBBの問い合わせ窓口に連絡をし、状況を説明したところ、話の分かる人が担当だったせいか、すぐにモデムを交換するとのことでした。迅速な対応をしてもらえたので、ルーター機能付きの新しいモデムは、スリープのいかんにかかわらず、快適にネットにつなげてくれます。当たり前のように利用していたものがそうでなくなると、その不便さがかえってそれまでの恵まれた環境の恩恵に感謝するようになります。おもしろいものです。

 これまで使用していたレンタルモデムを返却する明確な指示がなかったので、こちらから改めて連絡をして、これまで使用していたモデムはどうするのかを聞いたところ、宅配便で返却してくれとのことでした。不便な思いをした私が返却の送料を支払うのはおかしいのでは、とねばると、上司に相談された結果、着払いでいいとのことだったので、昨日返送しました。

 そして気づいたのですが、社名が変わったのですね。ソフトバンクBBとなっていました。知りませんでした。ヤフーBBスタジアムは神戸にあり、ソフトバンクは福岡に球場がありますよね。どうなっているのかは知りませんが、IT産業も再編が急激で、大変なのですね。

 1982年に発売されたばかりのPC-9801を使い始めた頃は、電話回線を使って、相手のパソコンと直結でファイルを送受信していました。
 まもなく、明治乳業の配送ネットワークを利用したマスターネットに加入し、300ボーという今では想像を絶する遅い通信をしていました。海外へ行った時には、音響カプラというものを受話器に吸い付かせて、ピーヒョロロという音を聞き分けながら、日本へメールを送る通信をしていました。
 それが、1995年からは、インターネットが利用できるようになりました。その少し前に京都大学へ行き、ネットスケープの前身であるモザイクによるブラウジングを見せてもらい、新しい息吹を感動して見守ったものです。それが、今では至極あたりまえのようにして、高速のネットワーキングを堪能できる時代となったのです。そして、メールも過去のものとなる状況です。

 ますます便利になる通信環境に、個人のコミュニケーションの多彩な深化に、目を瞠る思いです。コンピュータにおける草分けと言われている私も、新たな時代の変化に、どうにかついて行っている状態です。際限のないデジタル化の進歩に、必死でしがみつくことになりそうな気配です。いやはや、大変な時代ですが、便利になるとともに失うものが何かをしっかりと見極めながら、慎重に新しい道具と手段を選択して行きたいと思っています。
 
********************** 以上、復元掲載 **********************
 
 
 
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2019年10月21日

エバーノートビジネスの研修会に参加して

 新大阪駅前で開催された、エバーノートに関する研修会に参加して来ました。
 現在、個人ではプレミアム版を、科研の研究プロジェクト用としてはビジネス版を活用しています。
 この情報活用ツールとしてのアプリ「エバーノート」は、フリー版は2009年から、プレミアム版は2011年から、ビジネス版は2018年から使って来ています。使いこなしているはずなのに、ビジネス版の使い方がさっぱりわかりません。現在、ビジネス版は10 人で使うようにしています。しかし、活用の仕方がうまくいっていないように思われます。そこで、何か有効な活用方法があるはずだと思い、今回の研修会に参加することにしました。会場は、新大阪駅すぐ前の「CIVI研修センター新大阪東」です。

 京都駅から新大阪駅に向かっている電車が、あろうことか高槻駅で運転見合わせとなりました。颱風で電車が止まることは、このところの大雨・大風で慣れたとはいえ、車内でジッと待つのは忍耐力が入ります。これからの社会は、自然災害や人的なトラブルで、何かと停滞することが多くなりそうです。これまでのようにスムーズにはいかない、ということを前提にした社会にしていかないと、ストレスが溜まるだけで心地よく日々を過ごせなくなります。それでも今日は、復旧が早かったこともあり、会場には少し遅れて着いただけでした。

 こうしたセミナーに参加することは久しぶりです。

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 今日の一つ目の講座は、「すぐできる! Evernote Business を活用した働き方改革」(エバーノート(株)ビジネスマネージャー 増田良平)でした。
 お話の内容はよくわかりました。それだけに、新たに得られた知見は少なかったように思います。内容のレベル分けが必要ではないか、と思いました。「デジタルトランスフォーメーション」の意味がわからないままに話が進んでいったので、困りました。
 また、知らない機能の紹介は総花的でインパクトがありませんでした。聞き手のレベルを把握されていなかったせいか、すでに利用している者としては聞きたいことが話されなかったのは残念でした。

 2つ目の講座は、(株) DATAKIT クラウドインテグレーション事業部の原田力頼氏のお話でした。
 情報共有が強みのアプリであり、非構造化データの扱いに長けているこことが強調されました。
 「忍びない系」と名付けられた情報をエバーノートに入れることから始めたら良い、というのは、実際に使っている者としてはわかります。しかし、それが難しいのです。捨てることができない私には、これは難題です。
 エバーノートのカメラで写真を撮ることは、もっとやろうと思うようになりました。
 今日の話を聞いていて、現在取り組んでいる多言語に翻訳された本のタイトルや奥付の整理は、それらを写真で保存することでエバーノートの検索の活用に結びつくことがわかりました。今度やってみます。
 それが進めば、検索エンジンが優秀なので、画像の中の文字列も対象になるという、キーワード検索機能が活きます。書名や人名も、写真で保存しておけば多言語でも探せるのです。複雑な検索条件を作っておくこともできるようです。これは知りませんでした。
 とにかく、高速なコラボレーションが可能となるので、業務時間を短縮でき、場所と時間に縛られない職場になる、とのことです。しかし、それは管理者側の発想であり、仕事をする側から見れば、果たしてこれはいいことかどうか、少し疑問に思いました。働き方改革とは逆の働きをすることになるからです。
 一人が一年間で探し物に費やす時間は、年間150時間だとのことです。その実態から言うと、このアプリは活用次第では意義がある、ということになります。
 最後に質問時間があったので、2点伺いました。
■質問1︰ビジネス版を解約したら、それまでのデータはどうなるか?
 1つだけでもアカウントを残しておけば、データは使い続けられるとのこと。
■質問2︰ノートやスペースの共有機能が非常に使いにくいことについて。ヘルプなどで調べるとよいそうです。(株)DATAKITでもサポートするそうです。しかし、使いやすいことが売りのソフトのはずです。エバーノート社に伝えましょう、という回答ではなかったので、この講座があくまでも使い方教えます、という視点で組まれたものであることがわかりました。
 なお、かねてよりややこしかった、ノートとスペースの違いが少しだけわかりました。
 多分に癖のあるソフトウェアなので、その使いこなしにはまだまだ修行が必要だとの思いを強くしました。
 
 
 
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2019年10月02日

雑になったアップルのユーザーサポート

 今、マッキントッシュのパソコンで使っているアプリの一つである「リマインダー」が、iPhone の「リマインダー」と同期してくれません。iPhone に入力してある93本のメモが、マックのパソコンには転送されないのです。相互に、シームレスにデータが使えないのです。移動しながら文章を書く私にとって、これは困った事態です。9月にOSをアップデートしてからの不具合です。

 アップルのユーザーグループに質問したところ、10月初旬の追加アップデートまで待つしかないとのことでした。これまでにも、アップルはユーザーをほったらかしにして、データが同期できないままでシステムやアプリのサポートをいいかげんにしてきたことがあったのかもしれません。しかし、今回は、日常的に使うメモや文章が同期ができないので、連携した作業ができないことから、よけいにアップルの無責任さが目立ちます。待つしかないので待ちます。しかし、こんな粗雑な対応は、これまでの信頼を揺らがせます。

 また、OSのアップデートにより、これまで快適に使っていた ScanSnap Evernote Edition が使えなくなりました。いろいろな接続テストを、今年の4月からずっとやってきました。私の所属機関が変わり、新しいキャンパスに研究室が移転したために、その関係で設定が狂っていると想っていたのです。しかし、あまりにも不便なので、メーカーに問い合わせました。すると、手持ちのScanSnap Evernote EditionはMac OS 10.13までの対応であり、10.14以降のOSには対応していないそうなのです。エバーノートと連携したスキャナとしては使えなくなっている、とのことです。ただし、同じ部屋では、他のScanSnap iX500は正常に動作していると伝えると、ツールを使用してEver note Editionを通常版 iX500に切り変えると、通常のScanSnapとして使えるようになるのだそうです。
 それならということで、早速この切り替えの操作をすると、すぐにまた使えるようになりました。この会社にはユーザー登録をしていて、メールによる最新情報はいただいていました。しかし、その中にこの情報があったのかどうか、今は覚えていません。
 とにかく、使えるようになったので、これは一件落着です。

 今抱えているアップルの不具合のいくつかの中で、もう一つだけ書いておきます。
 毎日つかう「メモ」というアプリの同期が、時々ずれています。
 例えば、今日のこのブログの記事は、仕事帰りの電車とバスの中で、iPhoneの「メモ」アプリに文字を入力して書きました。そして、自宅に帰ってからパソコンの「メモ」アプリを開き、同期して転送されている文章を整形して仕上げました。しかし困ったことに、数分前までiPhoneの「メモ」で書いていた文章が、パソコンの「メモ」には30分くらい前に同期した文章しか表示されないのです。古い文章など、今は不要であり、先ほどバスを降りるときまで書いていた最新の文章を、パソコンで整形したいのです。
 違うことをして時間潰しをしているうちに、最終的なiPhoneの文章が同期してパソコンに無事に転送されたことを確認し、その文章に手をいれてこの記事ができあがりました。この時間差は、遠い昔にパソコン通信と言ってやっていた、ピーヒョロヒョロという音を聞きながら文字や写真を送り合う、コンピュータ草創期の頃を思い出させます。こんな演出は、アップルさんが今はしてくれなくてもいいのに、と思っています。
 これは、急かされるようにして公開したOSが未完成だったからなのか、アプリの仕上げが間に合わなかったのか、いろいろと事情があるのでしょう。これも、待ちますので、早めの対応を望んでいます。
 
 
 
posted by genjiito at 23:31| Comment(0) | ◎情報社会

2019年09月21日

電子版カレンダーの4日前からのメモが消えました

 日々活用している電子版カレンダーのデータの一部が、今週中半からの分が消えました。複数台のパソコンとスマホとウオッチで同期していたので、いつでも、どこでも、スケジュールの確認ができていました。重宝していました。快適さに慣れていたこともあり、システム手帳は持ち歩いていただけで、小まめに転記はしていませんでした。迂闊でした。

 もし、約束していたのに私が行かなかったり、あるいは連絡をしなかったら、申し訳ありませんがメールか電話をください。

 こまめに記入していたスケジュールが、今週水曜日以降、つまり4日前からのものがすべて消えているのです。今日のところは、実害はありません。今日と明日の予定は覚えているからです。問題は、明後日からです。

 今、記憶にあるものはもとよりのこと、手元に届いているメールなどから、今後の予定に関して電子版のカレンダーに追記しています。ただし、思い出せないものがありそうで、大いに焦っています。たしかこの日に何かあったような、という何となくすっきりしない、忘れ物をしたときの気持ちです。

 これまでに、ネットワークプロバイダのサーバがクラッシュしたり、自分のパソコンのハードディスクが壊れたりと、さまざまなトラブルを経験してきました。データが一瞬の内に飛んでなくなったことは、数え切れないほど体験しています。そのたびに、データの復活に手間暇をかけて、これまで何とかつないで来ました。

 日常の予定を記入してきたカレンダーが壊れたのは、今回が初めてです。
 デジタル時代の便利さに慣れてはいけないと、システム手帳に予定をメモとして残すようにしていました。しかし、ついコンピュータを信用してしていたのです。慌てて、またシステム手帳にも転記するようになりました。
 多くの方にご迷惑をかけないで、平穏に日々が過ぎて行くことを祈るのみです。
 
 
 
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ◎情報社会

2019年09月17日

〈追補版〉車内で Wi-fi がつながらない新幹線と阪急

 今日も、阪急電車での往復で、Wi-fiにつなげることを断念しました。先週も、つながるまでに下車する時間となりました。毎週のことです。最近では、いつつながったのか、記憶にありません。ネット社会になったと言われて久しいのに、こんな一面があることを書き残しておきます。
 私が新幹線と阪急に乗ってまずすることは、iPhone の設定でWi-fiを切り、iPhone が持っている通信回線の「4G」でネットにつなげることです。街中のWi-fiは、セキュリティに難があるとはいえ、だいたいつながります。Wi-Fiを自動的につなげてくれるアプリのおかげで、意識しなくてもネットにつなげながら街中を歩いて行けます。
 新幹線と阪急は、なぜこんなに接続が困難なのでしょうか。他の鉄道会社の実状はわからないので、今は新幹線と阪急に限定して書いていきます。

 阪急電車の乗車時間は、ちょうど30分間です。いつも、乗ってから5分までは接続を試みます。メールアドレスを要求され、手続き通りに入力すると接続の案内メールが来ます。そこに書かれている「認証用URLをクリックし、表示される内容に沿ってお進みください。」という手順を踏んでも、どうしてもその先に進まないのです。「有効期限は1時間」とあるので、そんなに焦って急いで進もうとしてはいません。しかし最後は、「セキュリティ保護された接続」はできないという、エラーメッセージが出ます。いつもの、諦める前までのお決まりの儀式です。今、電車に乗って疲れることは、車輌が揺れることではなくて、このネット接続へのストレスです。

 先週の土曜日には、日比谷図書文化館での講座のために、新幹線に乗りました。これも、6月には無料のWi-fiにつながったような記憶があります。しかし、以来毎月のように乗車するたびに、いろいろと表示される指示通りに入力しても、挙句の果ては無情なメッセージとともに切断となります。先週の土曜日も京都を出てから彦根を通過する前に断念しました。新幹線は、エラー表示すらありません。新幹線の車内では、フリーでネットが使えるようになったので、助かったと思っていた矢先のことです。

 海外の方々は、Wi-fiルーターを持ち歩いておられるのでしょうか。私は、海外に行く時には、必ず空港で借りるレンタルのWi-fiルーターを持って行きます。しかし、日本国内ではルーターは持ち歩きません。

 私のスマートフォンの操作に問題があるのか、使っているiPhoneの設定に不都合があるのか、提供する鉄道会社のシステムが人やマシンを選んでいるのか?
 私は、1980年に「TK80」(NEC)というパーツむき出しのワンボード・マイコンといわれるもので自習し、その後はPC-8001でプログラムを自作したりして来ました。音響カプラでの通信も、初期の体験者です。高齢者とはいえ、ネット社会に取り残された機械音痴ではないと思っています。とにかく、どうすれば車内でネットにつなげられるのか、不思議な体験を日々しています。
 結論は、車内ではネットは使わないでほしい、という鉄道会社からのメッセージなのではないのか、と思っています。京都市バスと地下鉄では、こうした不便は感じていないので、局所的な問題なのでしょうか?

 このことで派生するものとして一番困っているのは、新幹線と阪急に乗る前にスマートフォンのWi-Fiのスイッチを切るのはいいとして、降りてからそのスイッチを入れることを忘れがちなので、ずっと「4G」の回線でネットにつなげ続けていることです。家に帰ってから、アレッと思ってあらためてWi-Fiのスイッチを入れることがしばしばです。アプリから、Wi-Fiをオンにすることを求められることもあります。不便な通信環境が、日常生活の中に紛れ込んでいるのです。快適にネットが使える社会になるように、鉄道会社である新幹線と阪急は、この原因と対策をわかりやすくホームページなどで説明してもらえないでしょうか。

 このような体験がない方には、この内容の意味が理解しかねるかと思います。しかし、体験者にとっては、どうしてだろうと思い続けているのです。ちょっとした事で解決するのかも知れません。また、解決してきたように思います。ただし、今は五里霧中というのが実状です。
 なお、私のコンピュータ通信のさまざまな体験は、「再録(3)インターネット以前の奮闘劇〈1997.2.13〉」(2009年10月25日)や「再録(17)17年前の「私のコンピュータ経験と通信環境」」(2015年02月15日)にまとめています。この話題の関連記事として、おついでの折にでもご覧ください。

 
 
 
posted by genjiito at 19:50| Comment(0) | ◎情報社会

2019年07月02日

ご心配いただきありがとうございます

 本日の某紙朝刊の記事に関連して、多くの方々からお気遣いの連絡をいただいています。
 それが第1面のトップだったこともあり、ご心配をおかけしたようです。
 本日16時に記者会見があったようで、夕方以降のテレビのニュースでも報じられていたとのこと。
 私自身に関しては、今のところは今週に入ってから、特に何も影響がありません。
 いたって平穏に、ただひたすら前を見て、今日も山積する科研の用務をこなして帰って来たところです。
 取り急ぎのご報告といたします。
 
 
 
posted by genjiito at 19:24| Comment(0) | ◎情報社会

2019年06月18日

電車の自動改札でものの見事に転ぶ

 朝の通勤時間帯での出来事です。
 阪急電車の自動改札口を、財布に入れた「PiTaPa」というICカードで入場しようとした時でした。読み取りエラーで、バタフライ形式のゲートが開かず、ブザーが鳴りました。仕方がないので後退りしようとしたところ、何がどうなったのか後ろ向きにお尻からひっくり返りました。
 天井の蛍光灯が見えました。すぐ後ろにいた方や、周りにおられた方が5、6人、仰向けにひっくり返った私の顔を取り囲んで覗き込み、口々に「大丈夫ですか?」と声を掛けてくださいました。意識がシャキッとしたので、ありがたいことでした。そして、目の前に展開する、四方八方から顔がさし出されているのを間近に見て、映画のワンシーンのように思えました。

 後頭部は無意識に庇ったようです。背中から落ちたのです。肩甲骨が痛かったものの、意識ははっきりしていたので、「大丈夫です。」と答えて立ち上がりました。再度、手にしていたICカードが入った財布で自動改札機をタッチして、改札の中に入りました。無理な姿勢で頭を庇ったせいか、首筋に違和感がありました。
 梅田行きの電車には、30分ほど乗ります。席に座ると、股関節と尾骶骨と肩甲骨がジンジン痛みます。ジッと座っていました。

 自動改札でエラーが出た理由はわかっています。実は、この4月1日に、新年度の再スタートと気分転換の意味で、防磁機能付きの財布に変えました。河原町にある丸善本店で、探し求めていたものに出会えたので、少し贅沢かと思いながら買ったものです。しかし、防磁機能が謳い文句のこの財布が、自動改札でやたらエラーになるのです。財布自身は気に入っていたこともあり、変えたくない思いからエラーの原因を知りたくなりました。東京で作られたものなので、関西の鉄道の自動改札などではチェックをなさらなかったようです。公表されている数値だけで、防磁機能の確認をなさったのでしょうか。そこで、2ヶ月半にわたる実験の末、丸善を通して製造元に連絡をしました。

 すぐに同等の製品が送られて来て、不具合のある財布は交換となりました。それが、一昨日のことです。その新しく届いた財布に入れたICカードが、今回もまたエラーとなったのです。
 改札機では、入る時に2度目のタッチで通れました。出る時にも最初はエラーとなり、2度目にオーケーとなりました。
 どうやら、この交換された財布の防磁機能も、なにやら怪しくなりました。

 今年は、新年早々、改札口で人とぶつかり、目尻を手術するハプニングがありました。
 「突然救急隊員のお世話になり京大病院に搬送される」(2019年01月11日)

「夜更けの手術は2針縫って無事に帰宅」(2019年01月12日)

 改札口では気をつけろ、という危険信号としてのメッセージのようです。

 さて、一昨日、不具合のある財布を製造元に返却する際、次のメモを付けました。

 4月1日に京都河原町丸善で購入した「カードケース財布」(商品コード: ●●)について報告します。
 財布自体の使い心地については満足しています。
 しかし、購入した翌日から、駅の自動改札口でのICカードのタッチでエラーが出ました。
 エラーが連日続くので、混雑時の他の乗客への多大な迷惑を考えながら、怒鳴られるという不愉快な思いをさせられながらも、さまざまなケースを想定して、いろいろな組み合わせによって、その原因を追求するための個人的な実験をしました。
 実際には、次の条件で実施したことの報告となります。

(1)ICカードは、私がよく使う「PiTaPa」だけを使い、しかも1枚だけ財布に入れてタッチ。
(2)「PiTaPa」は、財布の外側にポケットが付いていない、フラットな面でタッチができる方のセーブポケットに1枚だけ入れる。
(3)実験にあたっては、財布の中には他のカードと小銭は入れない。

 これによって、以下の傾向がわかりました。エラーが多い路線から列記します。数字は、エラーなく通過できる比率です。正確な数値は煩雑なのであげません。
 また、タッチの仕方もいろいろと試しました。しかし、実験を意識して実施したことなので、詳細な条件の違いは丸めて整理しています。しかし、ほぼ普通の人がタッチしている実態に即した、正確なものだと思っています。

(実験期間:4月2日〜6月14日)
(60%)阪急京都線
(70%)嵐電嵐山本線
(80%)大阪モノレール彩都線(+本線)
(80%)京都地下鉄烏丸線
(90%)阪急バス
(100%)近鉄京都線(+奈良線、+生駒線)
(100%)京都市営バス(●、●、●号系統)


 交換したものは前回と同じ財布なので、使い方はこれまでと一緒です。それなのに、使い始めの今日から早速、エラーだったのです。

 私はこれまでに、コンピュータの新製品が出るとすぐに手を出していました。そのこともあり、欠陥商品を手にすることでは仲間内でもよく知られています。30年以上も、メーカーのテスター役を、結果的にはボランティアでやらされてきたので、今回もまたかとの思いでいます。広い心で、少しでもいい製品となる手助けにでもなれば、との思いで協力しています。

 なお余談ながら、今回の配送業者は、あの佐川急便でした。私が受け取り拒否をしていることは、すでにこのブログで何度も書いてきた通りです。

「東西を迷走した佐川急便の荷物」(2016年07月02日)

 今回は、代替品を受け取ると同時に、不良品を引き取って先方に返送してもらえるということなので、了解しました。しかし、相変わらずの対応でした。
 まず、財布を作った会社から届いた荷物の中に返送用の封筒があるはずだとのことで、配達員の方が率先して私が受け取るはずの荷物を開封されました。そして、中から封筒を取り出すと、これだとのことです。返送にあたっての先方からの手紙が入っていたので読んでいると、とにかく財布を同封されている袋に入れてくれと急かされるのです。急いでおられます。返送用の袋に入れて渡すと、すぐに帰ろうとされました。すかさず私は、受け取りのサインをしなくてもいいのですか? と聞きました。このままでは、私が受け取ったという証明がないので困りませんか、と声をかけました。すると、「そうですね、それならサインをもらっておきましょうか」と、配達用の用紙を差し出されました。どうやら、佐川急便では受け取りのサインは、どうでもいいもののようです。後で、配達員の方がご自分で私の名前を書いて、サインをもらったことにされるのでしょうか。相変わらず、理解に苦しむシステムです。

 この財布の件は、先方の製作会社が検証するとのことなので、また後日報告します。
 
 
 
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2019年02月05日

クラウド上のデータが大混乱となり作業がストップ

 先月下旬に、私がメインのパソコンとして使っているMacBook Proが不調のため、アップルのサポートを受けて初期化し、システムを入れ替えました。そのことは、「よりによってこんな時にパソコンを初期化」(2019年01月27日)に詳しく書きました。

 その後、新しく入れ直したシステムで順調に本稼働の準備を進めていました。特に問題もなく、そろそろこのメインマシンに作業を移行しようとしていた矢先に、今度はデータを置いていたウェブ上のiCloudのデータがおかしいのです。このことは、過日の記事でも、

 (4)iCloud(2テラ)のデータがダウンロードできない
 (5)ファイルやフォルダの容量が不自然な数字で表示される

として報告していました。
 それが、本稼働にあたって、これまでのデータを取り出して作業をしようとした時に、取り出せない状況になっていることが判明したのです。
 データを手元に置くのではなく、そのすべてをウェブ上に置くことで、いつでもどこでも仕事ができる環境を作ったはずです。しかし、そのウェブ上のデータが大混乱しているのですから、うまくデータが引き出せないことから仕事は停滞するばかりです。

 困った時にはアップルに電話をすると、私のパソコンの中を遠隔操作で一緒に見てもらいながら問題を解決する、というサービスが受けられます。今回もお願いしました。最初は問題点の確認をしてもらい、それでも解決しない場合は、専門家であるスペシャリストの方が対応してくださいます。

 今日は、午後7時から10時半まで、何と3時間半もの長きにわたり、つなぎっ放しの電話とパソコンの遠隔操作をしながら、スペシャリストの方からのサポートを受けました。バックアップデータの活用や、その再転送のことなどを検討してくださいました。個別のファイルをコピーする方法は、途方もない数量と分量のデータなので、その手作業での移行には何年もかかりそうです。結局は、さまざまなケースを想定しても、解決しませんでした。結論は、手作業でバックアップデータを、iCloudとは切り離してコピーを繰り返すことに落ち着きました。ただし、その作業にどれだけの時間がかかるのかは、予測もできません。

 スペシャリストの方の手元にある問題解決のための資料では、今回の事例は対処できない状況にあることがわかりました。アップルも、技術のすべてをマニュアルとして作成し、それを技術者に提供していないそうです。そのため、スペシャリストの方も、アップルが公開していない技術的な問題については、それ以上の対処ができないのです。私の場合が、その公開されていない問題に該当するトラブルのようです。

 ほんの一例をあげます。iCloudには手元のパソコンにあったデータが二重に転送されているのです。それは、「A」と「A2」というように、内容が同じものながらも違う名前としてアップロードされているのです。しかも、その2つが、ほとんどが同一のファイルが同期して転送されている中で、時たま違うのですから、サブと思われる「A2」を無視するわけにもいきません。つまり、ウェブ上でデータが混乱状態にあるのです。正確に言うと、ウェブにアップする前の段階で、アップロードに手間取っている内に手元のデータが混乱したということが考えられます。これは、ブラウザを使ってiCloudのデータを確認していただいてわかりました。

 その最大の原因は、データの容量が多いことと、数量も多いことにあるそうです。先月、しかたなく初期化する前に、それまでのウェブとの同期状況を見たところ、1年2ヶ月を要しても手元のデータの4分の1も転送できていなかったのです。この調子で、今の同期が終わるのを待つとしたら、あと5年以上はかかります。何とも気の遠くなる話です。とにかく、今すぐに、手元のデータを使いたいのです。5年後に使えますと言われても、何の話ですかと言わざるをえません。

 とにかく、今問題となっているのは、私的に使っている個人ユーザーのデータなのです。大組織や大型プロジェクトの場合とは、桁違いに小さいはずです。今回のような状況に陥っていることについては、アップル側の問題もあります。しかし、今それを追求しても、5年後に手元のデータがウェブ上にアップロードされているかどうかを確認しないことには、この問題の原因の解決には至りません。そんなに悠長な話を今していても仕方がないのです。

 そんなこんなで、この年度末に追い詰められた状況の中で、またもや仕事が停滞してしまっています。
 共同研究なので、多くの方々と一緒に仕事をしています。そのような中で、研究代表者としてメインとなる私の状況が、何とも惨めな状況に置かれているのです。
 明日までに仕上げて、次にバトンタッチするはずの計画が、思うように進められません。今編集しているものは、3月までに印刷して発行し、それを発送し終えなければなりません。時間に追われる中で、さらに窮地に陥っています。
 研究協力者のみなさまのお力を借りる中で、とにかく間に合うようにするしかありません。

 先日、1月27日には、「よりによってこんな時にパソコンを初期化」と題して、ご迷惑をおかけすることのお詫びを書きました。
 今日は、「よりによってこんな時にクラウドのデータが大混乱」という事態に直面しています。
 重ね重ね、関係するみなさまにお詫びします。
 毎度のことなので、「またか」「しょうがないな」と思っていただくしかありません。そして、タイムリミットがすでに来ている中で、最後のデータの調整などに関して、ご協力をよろしくお願いします。
 
 
 
posted by genjiito at 23:59| Comment(0) | ◎情報社会

2019年01月29日

「一太郎2019」で変体仮名が使える?

 来月、2月上旬に発売される、ジャストシステムの日本語ワープロソフト「一太郎 2019」では、変体仮名が扱えるようになるそうです。この「一太郎」では、「一太郎 2015」で早くから変体仮名への対応はなされていたようです。しかし、その時には、グラフィックソフト「花子」による図形としての変体仮名だったために、あまり話題にはなりませんでした。

 その後、国立国語研究所が「学術情報交換用変体仮名」の国際的な働きかけを展開し、一昨年には念願の国際社会から認知を受けました。それが、「Unicode 10.0」で追加された変体仮名285文字です。「Unicode変体仮名フォント」として公開されていることなどは、すでに本ブログでも何度か書いてきました。研究仲間の高田智和氏(国立国語研究所)からも、折々に情報をいただいてブログなどで報告していました。その援護射撃らしきこともして来ました。
 その変体仮名を実装したアプリが、予想通り「一太郎」で実現されたことは、今後の変体仮名の位置づけが楽しみになります。

 「ジャストシステムのホームページ」から、その宣伝文を引きます。

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 私がしばしば指摘するように、1900年(明治33)に日本語の中でも平仮名が1文字に制限されるという、いわゆる言語統制を受けたことは、もっと問題点を整理してその意義を検証・確認すべきことだと思います。その意味では、今回の「一太郎」が変体仮名を実装したことにより、日本の平仮名文化にどのような影響や刺激を与えてくれるのか、その動向に注目したいと思います。
 Macintosh ユーザーである私は、Windows 専用のワープロソフトである「一太郎」を使う環境にありません。昔は、Macintosh用の「一太郎」もありました。しかし、ワープロというものを必要としない情報化社会になったこともあり、自然消滅して行くのを傍観してきました。
 変体仮名がどのように扱われて行くのかは、しばらく静観ということになります。いずれにしても、平仮名としての変体仮名が、社会の中で新たな歩みを始め出したことは確かです。
 
 
 
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2019年01月27日

よりによってこんな時にパソコンを初期化

 年度末ということで、ハイペースで仕事をこなしています。いや、こなしていました。
 そんな折も折、愛用のパソコンであるMacBook Pro(2017、SSD:1.0テラ)が不穏な挙動を見せ出しました。

(1)ストレージの空き容量がすくないという警告が頻発
(2)タイムマシンでのバックアップが失敗の連続
(3)スリープをすると2度と起動しないため電源ボタンの長押しの連続
(4)iCloud(2テラ)のデータがダウンロードできない
(5)ファイルやフォルダの容量が不自然な数字で表示される
(6)パソコン本体のストレージの空き容量がどんどん減っていく
(7)エバーノート(プレミアム)の4,500件のノートが表示されなくなる

 これまでに私は、コンピュータに関しては、ありとあらゆるトラブルに遭遇しています。その豊かな体験から推して、このパソコンは危機的な状況にあり、クラッシュするのも時間の問題だとの直感が働きました。そこで、すぐにアップルの電話によるサポートをお願いしました。このサービスで、何度も助けられています。
 サポート担当の方の熱心なヒアリングとアドバイスを受け、私のパソコンの中に遠隔操作で入って状況を確認してもらうこと2時間。その電話と通信によるサポートの結果、このパソコンはシステムファイルが壊れているようなので、内蔵のディスクの初期化をして再度システムをインストールするのが一番確かであることを、丁寧な対応で教えてくださいました。
 アップルの専任スタッフのサポートを受けた後、パソコンをシャットダウンしました。その後、電源を入れ直し、すぐにコマンドキーを押しながら[R]キーを長押しして、アップルマークが表示されてから手を離しました。そしてディスクユーティリティで内蔵のメディアであるSSDの初期化を終えました。その後、MacOSを再インストールし、今は外付けのハードディスクから先週までのデータを復元しています。最初は48時間かかると表示されたものが、ようやくあと11時間まで来ました。
 3日後の31日には、関西国際空港から飛び立ちます。それまでにやり終えなくてはいけない仕事が、列を為して待ちかまえています。
 今は、別の仕事で使っていたMacBookAir(2018、SSD:1.5テラ)で、これまでMacBook Pro でやっていた仕事を、iCloudからデータをダウンロードしながら取り掛かっています。このブログも、これまでブログの更新には使っていなかったパソコンで書いています。さらには、外付けのハードディスク5台(4T/3T/2T/2T/2T)に分散して退避させていたデータが、面倒な手続きを経ながらも再活用できているので大助かりです。
 それにしても虫の知らせなのか、昨年11月にもう1台のパソコンを手に入れていて助かりました。パソコンやクラウドがよくクラッシュする経験があるので、まさかの事態を想定して常に予備を用意している心構えが今回は活きました。持論ながら、まだまだコンピュータは未完成の情報文具なのです。根拠もなくパソコンを信頼しない癖が身に付いています。大丈夫だろうと思わない習慣が、今回の事態に幸いしたのです。
 この期に及んでのMacBook Proのトラブルは痛手です。しかし、月末の31日までは不眠不休で事態の対処にあたるしかありません。
 そうでなくても、多くの仕事を積み残したままで、いろいろとご迷惑をおかけしています。何とか挽回すべく対処に当たっていますので、またまた今しばらくの猶予をお願いします。
 
 
 
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2018年10月03日

文化庁が京都に来る意味を考える充実したシンポジウム

 2020年に、遅くとも2021年には、文化庁が京都に全面的に移転して来ます。それを踏まえてのシンポジウムが今夜、京都文化博物館で開催されました。

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 今回私は、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉の代表理事の立場で参加し、発言や意見を伺いました。今後は、可能であれば文化庁の存在と力を借りながら、『源氏物語』の写本文化を中心としたNPO活動に結びつけたいと思っています。

 今回のイベントは、新しい文化庁がどのような組織で、何をしようとしているのか、ということを広く京都の地で知ってもらおう、という企画です。

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 基調講演で松坂浩史氏(内閣参事官、文化庁地域文化創生本部事務局長)は、これまでは文化を分析的に見ていた、これからは全体的に捉えていくことになる、とおっしゃいました。そのことを含めて、私にはよくわからない抽象的な理念が語られていました。そのために京都に移転することとの関連性が、希薄だったように思います。いろいろあってやはり京都となった、という経緯はわかりました。しかし、それなら地方であればどこでもいいのでは、という感想も抱きました。

 今日の説明では、京都の方々にこの地に来るのだ、という説得力には欠ける説明だったように思います。東京では通用したことでしょう。しかし、京都で理解を得るには難しいものがあります。出身が東京とのことだったので、この関西の気風に馴染まれるのにもっと時間がかかりそうに思われました。その前に、お役人という立場を匂わせておられたので、それは関西では通用しないところが多々あるように思えます。それが、後半のディスカッションの中で、会場からの反応で実感としてよくわかりました。文化庁に対する異見が出ると、場内から拍手喝采という応援があったからです。

 新しく京都の地でやっていこう、という意欲は伝わってきます。次は、具体的に何をどうするのか、ということになります。その理解を得るためには、まだこのような集会が何度か必要だと思います。

京都文化博物館開館30周年記念
京都画廊連合会主催シンポジウム
「文化庁は京都に何を求め、京都は文化庁に何を求めるのか?」

と き / 平成30年10月3日(水)6:30PM〜8:30PM
ところ / 京都文化博物館・別館ホール(定員200名) 入場無料

文化庁の京都本格移転が近づいてきました。けれど「文化庁って何?」「京都で何をするの?」と多くの人は「?」ばかり、あまり関心が高まっているようにも思えません。文化庁の方も「京都ってどんなところ?」と思っていらっしゃるかもしれません。この際、地元京都の状況をふまえた京都からの意見発信、文化庁をはじめとする文化行政全般との意見・情報交換の場を、一般の府民・市民に開かれた形で設ける必要があるのではないか?それが、日頃多くの作家や美術・文化を愛する市民と接している私たち画廊連合会の責務ではないかと考え、企画したものです。皆様の御参加をお待ちしています。

−プログラム−

6:30〜7:00pm
講演︰「文化庁の京都移転で目指すもの〜新・文化庁とは〜」
松坂浩史氏

7:00〜8:30pm
シンポジウム︰「文化庁は京都に何を求め、京都は文化庁に何を求めるのか?」
松坂浩史氏、森木隆浩氏、潮江宏三氏、太田垣實氏、川村悦子氏、星野桂三氏
コーディネーター:山中英之氏


 シンポジウムでの質問をいくつか拾っておきます。
 
◎今、なぜ「生活文化」なのか?
 →食を含めて、世界の流れに文化庁は遅れていた。
◎京都に文化庁が来るメリットは?
 →京都の人は出不精なので、来てもらうとものが言いやすくなる。

 そして、私が今回のシンポジウムで活気が生まれたと評価したいのは、京都画廊連合会の星野さんの存在でした。星野さんは、いろいろな例をあげて、文化庁には期待はしていないということを明確におっしゃいました。文化庁の動きをじっと見守っていく、との発言もありました。これについては、会場からは大きな拍手が湧き起こりました。京の町衆のパワーを垣間見た思いです。
 とにかく、文化庁の松坂さんとの対立が鮮明で、今後の成り行きを見守るという展開となったのです。
 コーディネーターの山中氏は、京都の人は冷ややかに見ながらも見る目があるので文化庁の真価が問われますよ、とフォローというか文化行政の心構えを再確認しておられました。

 その後も、文化庁や文化に対する星野氏からの辛辣な意見には、会場からたびたび拍手が起きます。この盛り上がりには、基調講演をなさって俎板の鯉とでもいうべき状況に置かれた松坂さんも、苦笑いで躱しておられました。
 後半は、終始、京都の人の目と耳が厳しいことを、肌身で実感するシンポジウムでした。東京の発想が、そのまま関西では通用しない、させないという文化の違いが、今日は鮮明に浮き彫りにされました。
 主催者側の立場でパネラーとして登壇なさっていた星野さんは、多分に京都人特有のパフォーマンスで異見をおっしゃったと思われます。これは、京都人のいけずではなくて、長い歴史で培われた、異文化の流入に対する抵抗姿勢の一つではないのか、と思われます。
 しかし、京都は、新しい変革が大好きです。そうであるからこそ、常に文化の中心にいられたのです。今日は、東京からのお仕着せの姿勢への反撃を、それも楽しさや期待を持たせながらの余裕の対立を、まさに目の当たりにしたのです。貴重な文化交流会を通して、いい勉強の機会となりました。

 最後のテーマとして、文化財の活用に関して、保存の観点から複製の意味する話題はよかったと思います。日本は「仕舞う」文化だということも、今後に展開する貴重な提言でした。いずれも、文化庁との絡みで、今後とも話題性がある問題提起だと思いました。充実した、東西の文化の違いが体感できるシンポジウムでした。

 なお、10月に入った今週から、文化庁のシンボルマークが次のように新しくなっています。

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