2021年10月08日

京洛逍遥(733)出町柳ならぬ出町松

 出町柳で、賀茂川と高野川が合流して鴨川となります。その合流地点の三角州を「鴨川デルタ」と言っています。(次図はGooglemapより、写真をクリックすると精細表示となります。)

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 今日は、そこで何かイベントがあるのか、着物姿の男女の学生たちが集っていました。先日紹介した写真では、この「鴨川デルタ」で歌や踊りを楽しんでおられました。
 次の写真では、右を流れるのが賀茂川、左を流れるのが高野川、この2つの川がまさに奥の賀茂大橋で合流しています。

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 その合流地点の手前の賀茂川には出町橋が、高野川には河合橋が架かっています。その河合橋の駅寄りに、逞しい松が生えていることが話題となっています。

 毎日新聞ウエブ版(2021/10/2 11:12)では、次のように紹介しています。

「ど根性松」橋の欄干からニョキ 工事受け鴨川公園に移植へ 

【南陽子】

 京都・高野川に架かる河合(かわい)橋(京都市左京区)に、長さ2メートルほどの松が生えている。欄干の基礎部分と橋の床面との間を押し広げて枝幹(しかん)を伸ばし、青々とした松葉を茂らせる姿に、いつしか「ど根性松」と呼ばれ、行き交う人たちに愛されてきた。ところが橋の拡幅工事のため、今冬までに長年のすみかを離れることに。新天地でも“根気強く”根付くか、ファンは気が気でない。
 世界遺産・下鴨神社にほど近い、出町柳駅の目の前。河合橋の東端北側から上流へ身を乗り出すように、その松は生えている。少なくとも15年前にはあったらしく「目立ち過ぎて切られたらいけない」と心配し、背丈を適宜短く剪定(せんてい)する人がいた、という話もある。2014年にはトラックが欄干に追突して傷を負う事故もあったが、その後も悠々と風光を受けて暮らし、観光客にも知られる存在となっている。(下略)


 この松が、「鴨川デルタ」にある鴨川公園へと、来年春までには移植されるそうです。一安心です。

 ちょうど通りかかったので、私も数枚の写真として記録を残しておきます。

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2021年10月04日

京洛逍遥(732)夕刻の中洲と鴨と鷺たち

 夕刻の賀茂川散策では、川風が涼しく感じられました。もうすっかり秋です。
 鴨たちは晩ご飯を食べるのに余念がありません。
 中洲が川の段差まで伸びてきました。ズルズルと下流にまで流れていきそうです。

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 勢いよく水が流れ落ちる場所で、鷺がジッと水しぶきと白い泡を見つめていました。こんな時によく、泡の中から流れ落ちて来る魚を捕まえています。今日も、そのタイミングを狙っているかのようです。

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 鴨が水を飲むために嘴を差し出したかのような形の中洲を見かけました。これも、ズルズルと下流に移動してきたのでしょう。ユニークな形で、散策する者を楽しませてくれます。誰が形作ったものでもない、自然が為せる巧まざる造形美だと言えるでしょう。

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 3羽の鷺が、思い思いのポーズを見せています。みんな、夕食を探しているようです。

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 川向こうの紫明通りから西山にかけて、夕陽が空を赤くし出しました。

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 北山大橋から西、川向こうの西賀茂あたりの空が、しだいに茜色に染まってきました。これから陽が落ちるのは一気です。秋の夕景が楽しめる、いい季節になりました。

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2021年09月27日

京洛逍遥(731)眼科の後は鷺と鴨を見ながら歯科へ

 今日は、京大病院の眼科へ通う日でした。右目はほとんど違和感がなくなっています。
 前回、次にもう一度ということだったので診てもらいました。
 ヘルペスは完治したようです。しかし、素人判断でもう大丈夫だろう、というのは良くないようです。先生は慎重でした。ヘルペスはもう心配ないとしても、3ヶ月は様子を見ましょう、と言うことでした。次回の診察は来月です。それで終わりになるようです。丁寧な診察に感謝しています。
 こんなに長引いたのは、最初に私が塗り薬を上瞼のシコリに塗ったためです。目の中に塗り込めるものだったのです。怖くて、指示をすっかり勘違いしていたのです。それでも、大事に至らず、治りが少し遅くなっただけで幸いでした。

 夕方から歯医者の予約が入っています。それまで少し時間があったので、移動の途中で賀茂川をブラブラしました。もう秋の風が吹き渡っています。
 中洲が大きく成長し、川筋が見えなくなっています。この状態で颱風を迎えたらどうなるのか、心配になります。

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 散策路の半木の道も、日差しは秋です。

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 飛び石のトントンの真ん中から、川上と川下を写しました。
 川上は、北山大橋越しに北山あたりを見ました。

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 川下は、北大路橋越しに出町方面を見ました。

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 穏やかな天気です。川中では、鷺や鴨がのんびりと秋の気配への移り変わりを楽しんでいます。

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 比叡山がきれいに見えました。

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 大文字の如意ヶ岳には、今日も人影が見えます。

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 和やかな気持ちになってから、歯医者へと向かいました。
 小さなことながら、いろいろなことをして日々を過ごしています。
 今日は充電の一日となっています。
 
 
 
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2021年09月24日

京洛逍遥(730)紫野にある紫式部の墓所

 今日の散策は、出雲路橋を起点として鞍馬口通りをひたすら真っ直ぐに西へ歩きました。いつもの折り返し地点である烏丸鞍馬口よりもさらに西に進むと、堀川紫明に出ます。堀川通りの交差点を右に曲がって北に進むと、淡交社の斜め向かいに紫式部のお墓があります。
 島津製作所紫野工場のすぐ北が紫式部の墓所です。自宅から20分。真っ直ぐに歩いて来たのは初めてだったので、予想外に近いことを実感しました。

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 入口のムラサキシキブはみごとに稔り、この場所を盛り上げています。
 中の墓域は、いつも手入れが行き届いています。紫式部顕彰会の方が面倒を見ておられると聞いています。

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 柘榴が実っていました。いつからあるのでしょうか。
 この前に来たのはいつだったのか、本ブログで検索してみました。4年ぶりでした。
 少し詳しく紹介したのは次の記事です。

「京洛逍遥(432)紫式部と小野篁の墓所で見た蜜柑」(2017年03月08日)

 その年の秋には、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉の文学散歩のイベントで来ています。

「京洛逍遥(473)源氏物語散策(第2回)大徳寺周辺とお茶会」(2017年11月12日)

 紫式部のお墓と向かい合うようにして、顕彰碑が建っています。角田文衛先生が1989年春に記された文が刻まれています。

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 墓所から東向きに堀川通りを見やると、ここがいかに別空間にあるかがわかります。

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 コロナ禍が一段落したら、京洛逍遥の折に立ち寄る場所に加えてみてはいかがでしょうか。名所旧跡とは一味違った趣のある、自分の歴史探訪の一箇所になることでしょう。
 
 
 
posted by genjiito at 19:29| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年09月21日

京洛逍遥(729)下鴨神社の名月管絃祭は途中で雨になる

 昨日に続いて下鴨神社に行きました。急に予定が空いたので、名月管絃祭に参加するために駆けつけたのです。
 社務所の前には、今日のための限定品として「つき守り」がありました。

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 舞殿には、神饌と秋の七草が飾られています。昨日の拭き掃除は、この飾りを設えるためだったのです。

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 下鴨神社の境内を流れる御手洗川に架かる橋殿で、管弦・舞楽の奉納があります。会場の舞台は準備万端。崇敬会の会員になっている私は、正面の前から4列目に座りました。

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 祭主による神事の後、雅楽から始まりました。

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 今日奉納される演目は以下の通りです。

令和三年 名月管絃祭 奉納演目

一、管絃 平安雅楽会奉仕
 五常楽(ごしょうらく) / 陪臚(ばいろ)
 雅楽では、音楽のみ演奏するのを管絃と称し、舞のともなうものを舞楽と呼んでいる。本年は管絃曲のうち、よく親しまれている五常楽、軽快な陪臚を演奏する。

二、箏曲 琴綾会奉仕
 風にのって(宮田耕八朗作曲)
  晩秋・木の葉が風に舞い新しい春に向けて変化していく様子を表している。
 ジュピター(G・ホルスト作曲)
  ホルストの組曲「惑星」の第四曲・「木星」を箏 にアレンジしている。

三、筑前琵琶 京都旭城会奉仕
 京洛の花(きょうらくのはな)
  京都の四季を愛でる曲で、葵祭、高尾の紅葉や金閣寺や銀閣寺など、京の風物詩や名所が謳われる。
 羅生門(らしょうもん)
  平安時代中期に羅生門で鬼と戦った渡辺綱の武勇伝。源頼光の大江山鬼退治ののち、頼光四天王と呼ばれる部下達と酒盛りをしていると、羅生門に鬼が出るとの話がでて、四天王の一人 渡辺綱が武装して確認に行った。羅生門に着くと黒雲とともに鬼が出てきた渡辺綱が刀で鬼の腕を切り落とすと、鬼は「あとで腕を取り返すぞ」と捨て台詞を言って去って行く。

四、王朝舞・管絃 下鴨古楽会奉仕
 王朝舞 越殿楽(えてんらく) / 鶏徳(けいとく)

五、箏曲 琴綾会奉仕
 翊ーあくるひ−(橋本みぎわ作曲)
  今の困難な時代を助け合い、明日に向かい飛び立つ様子を描き未来への願いをのせた楽曲。
 なないろ(藤原基央作曲)
  NHK連続テレビ小説「おかえり モネ」主題歌を箏の二重奏 でカバーしている。

六、舞楽 平安雅楽会奉仕
 納曾利(なそり)
  朝鮮半島から伝来した舞で「双竜舞」とも呼ばれ、雌雄の竜が楽しげに遊ぶ姿の舞。一人で舞う場合は「落蹲」と呼ばれる。「源氏物語」や「枕草子」にもこの舞が登場する。
 白拍子(しらびょうし)
  平安時代から鎌倉時代にかけて起こった歌舞及び演じる芸人。「平家物語」にも登場し、貴族の屋敷に出入りすることも多かったため、平清盛の寵愛を受けた祇王、源義経の寵愛を受けた静御前など、歴史に名を残す白拍子が有名である。
 蘭陵王(らんりょうおう)
  中国大陸から伝来した舞で、古代中国北斉の将軍、蘭陵王長恭(~五七三)は周の大軍を打ち破った史実に基づいて作
られた舞。容姿端麗であったため、戦場に赴く時は常に厳めしい仮面をつけて挑み、多くの武勲を立てた。人々は喜び祝ってこの舞を舞ったと伝えられている。尚、この舞は日本の切手にもなった代表的な舞である。


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 3時間半もの長丁場の神事です。めったに見る機会のないものなので、じっくりと拝聴していました。場所が御手洗川に架かる橋殿なので、音もよく響いています。
 筑前琵琶の演奏をなさっていたのは、我が家の近くの庵主さんとお弟子さんたちでした。葵祭の日に、行列待ちをしながら何度か演奏を聴きました。
 ところが、曇天から一転にわかにかき曇ったかと思うと、細かな雨が肌に感じられるようになりました。
 演奏が終わる時には、まわりの方々も場所を楼門の軒下に移動なさっています。篝火も勢いをつけようとして、薪を足しておられます。

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 私は傘を持たずに来ていたこともあり、濡れないようにと小走りに自宅へと向かいました。奉納の演者のみなさま、ごめんなさい。「越殿楽」「納曾利」「蘭陵王」などの舞楽を拝見できなかったことが心残りです。また来年、ということで鴨の神様にはお許しいただきましょう。
 事前にいただいていたチラシの舞楽は、次の楽しみとします。

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 受け付けでいただいたお下がりは、この日のためのお月見の限定品でした。

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 この月見団子は、「だんき(団喜)」という、鴨のお月みのための包みの御料で、宝泉堂のお菓子です。添えてある説明文を引いておきます。

 平安時代、饗膳の資料に『厨事類記』があります。「だんき」、唐菓子八種のうち、と紹介しています。
 当時としては、華やかな、流行のお菓子でした。唐菓子としていますが、もとはわが国、古代の米食の方法でした。お米を「しとぎ(粢)」にし「だんき」として葵祭をはじめ年中のお祭りのお菓子としてお供えしていたのが原形です。今なお千四百年の昔のまま、お供えしている包みの御料です。
 お菓子を盛ったオシデは、葵祭のお供えの器です。このまま一度、神さま、仏様にお供えしてご家族皆様でおあがりください。
  賀茂御祖神社(下鴨神社)社務所
   製方・膳部神供調製司 宝泉堂


 中秋の名月は見られませんでした。しかし、自宅でお下がりの月見酒をいただき、今年の後半の無病息災を祈りました。
 
 
 
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2021年09月20日

京洛逍遥(728)穏やかな敬老の日に下鴨神社へ

 今日は敬老の日。
 「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」だそうです。そう言われても、まだ70歳直前で、現役で仕事をする身なので、まったく実感はありません。人生100年とは言わないまでも、記憶力が今程度に保てて、ものごとを考えることが出来るのであれば、あと10年は現役でいたいものです。このブログは書き続けて15年目を迎えるところなので、少なくとも25年は毎日書き、一人の生き様を詳細に記録した問はず語りの資料として残したいものです。
 今日から彼岸の入り。23日が彼岸の中日。明日は中秋の名月で満月。8年ぶりとのことです。

 足腰が弱らないようにと、毎日散歩を日課としています。今日は、穏やかな初秋の風に誘われるように、賀茂川から下鴨神社へと歩いてきました。コロナを避けるためにも遠出は控えつつ、それでも毎日8千から1万歩を目安に歩いています。

 最近は、鷺が多くなりました。昨日から、鵜が至る所にいます。

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 下鴨神社の舞殿に、目新しい干支の掛け物が下がっていました。明日21日には「名月管弦祭」という、糺の森の神苑で管絃祭が開催されます。みたらしの池に映る名月を眺めながら、橋殿では王朝の舞楽や管絃などが奉納されます。その準備なのでしょうか。

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 四条河原町には、この連休中は大勢の人が集まっているようです。この下鴨神社もと思っていたところ、来てみると拍子抜けするほどに人はまばらでした。コロナ禍での散策にはちょうどいいコースです。三条以北には、足の便がよくないこともあってか、訪れる人は少なめです。
 
 
 
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2021年09月19日

京洛逍遥(727)ヒガンバナと発掘遺物と消失した記事

 自宅の近くでヒガンバナを見かけるようになりました。
 お彼岸になると、決まって燃えるようなヒガンバナが咲きます。
 季節を忘れないで、折節ごとに花を咲かせては、ご先祖様のことを思い出させる律義で不思議な花です。
 私も妻も、共にすでに両親を亡くしています。今日の散策の時も、このヒガンバナを見ながら、お互いの父や母のことを話して歩きました。それぞれを一緒に見送っただけに、話し出すと思い出が尽きません。
 家のすぐそばの白川疎水通りのヒガンバナは、鮮やかな濃い朱色です。「からくれない」とか「しんく」といわれる色に近い赤色です。

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 ご近所には、古典籍や骨董品を扱うところが何軒かあります。時たま立ち寄る骨董屋さんにフラリと入ったところ、いつものおばさんが大学の先生からガラクタをたくさん預かってしまい困っている、とのことでした。遺跡から出土した瓦や土器などの破片が、4箱も積まれていました。この地域の周辺には大学が10校以上もあります。どこかの考古学教室が処分されたのでしょう。
 気の向くままにいくつかの欠片を取り出して見ていると、興味深いメモが記されたものがありました。

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 ここには、次のように書かれています。

    東
恭仁宮七(?)重塔址
1960.12(?).11


 1957年(昭和32年)7月1日に、この地は「山城国分寺跡」として国の史跡に指定されています。この欠片は、その3年後の1960年に発掘した時の破片の一つ、ということになります。
 縦8cm×横13cm×厚2cm の欠片です。しかし、あの幻の恭仁宮のことかと思うと、そこに縁のある物に興味が湧きました。
 恭仁宮は奈良時代の都城の1つで、聖武天皇の時代に一時期とはいえ恭仁京が置かれていました。現在の京都府木津川市加茂地区にあたります。木津川市加茂町というと、『百人一首』にも歌われた瓶原を思い出します。
みかの原 わきて流るる 泉川
  いつ見きとてか 恋しかるらむ
(27番 中納言兼輔『新古今集』恋・996)

 作者の兼輔は三十六歌仙の一人で、紫式部の曾祖父です。賀茂川堤にあった堤第は堤中納言兼輔の邸宅とされ、我が家の近くにお住まいだった角田文衛先生は、紫式部がここ(現在の廬山寺)を住居にして『源氏物語』を書いたと実証なさいました。
 『源氏物語』『百人一首』『三十六歌仙』『堤中納言物語』のお話をする時の枕につかえるかと思い、欠片を一つだけいただきました。お代は気持ちだけでいい、とのことだったので、気持ちだけお渡ししました。心浮き立つ、発掘遺物との出会いでした。

 なお、この瓶原周辺や恭仁京を探訪した時の話は、以下の標目でブログに書きました。しかし、平成19(2007)年3月に、当時契約していたレンタルサーバーがクラッシュしたことにより、それまで公開していた記事がすべて消失したことは、何度か書きました。以来、無くなったブログの記事を、折を見て可能なものは復元して掲載しています。しかし、それがあまりにも膨大な量なので、とても追いつきません。もしも、運良く保存・記録しておられる方がいらっしゃいましたら、お手元のテキスト部分をお知らせ願えませんでしょうか。写真は、手元にありますので何とか復元できます。
 失われたテキスト探しに、ご協力いただけると幸いです。

■京洛逍遥(4)山城木津の和泉式部 ( 1-古典文学 ) / 06-11-23 23:33
  −無住寺でひっそりと守られているお墓−

■京洛逍遥(5)海住山寺の黄葉と紅葉 ( 1-古典文学 ) / 06-11-24 18:59
  −木の葉が織りなす自然の絵画−

■京洛逍遥(6)海住山寺の小仏たち ( 9-身辺雑記 ) / 06-11-25 07:01
  −ユーモラスなお地蔵さんに何を祈る−

 
 
 
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2021年09月18日

京洛逍遥(726)賀茂川の鷺と出町柳の虹とトンビ

 南紀に上陸した颱風は、京都北部には今朝方少し多めの雨をもたらしただけで、大風もなく東に通過して行きました。
 賀茂川の水嵩は、少しだけ多いくらいです。

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 下流へ散策に出かけると、葵橋の近くでも中洲が川の横幅一杯に拡がっていました。

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 出町橋から大文字山を見ると、天空に虹が架かっています。雨が降った後でもないのに、突然の自然からのサプライズを楽しみました。

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 出町の花屋さんに行った後、川原で大文字山を見ながら、おにぎりを頬張ってお茶を飲んでいた時のことです。突然トンビが後ろから飛んで来て、妻が手にしていたドーナッツを掻っ攫っていきました。2人の間をすり抜けるようにして、妻の頬と私の頭を大きな羽で叩いて飛び去ったのです。巧妙な、しかも慣れた手口で持ち去るのです。以前に私は、アイスクリームを獲られています。悔しいことといったら、言いようのない思いになります。ケガがなかったから良かった、と慰め合うしかありません。
 この出町の川原で食事をする時には、木の下と決めています。今日は、最初は木の下にいました。しばらくすると、川のすぐそばのベンチが空いたので、そこへ移動してすぐの出来事でした。トンビは、上からずっと見張っていたのでしょう。
 空を見上げると、月が顔を見せていました。

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 一部始終を、この月は見ていたのです。気持ちは和らぐもののの、やはり獲られたことは悔やまれます。他の方が獲られたシーンは、しばしば見かけます。それがこともあろうに自分が、となると、気持ちは穏やかではありません。油断大敵とはこのことです。
 みなさまも、出町柳での飲食には、くれぐれも後ろからのトンビの襲撃にお気をつけください。
 
 
 
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2021年09月17日

京洛逍遥(725)颱風を迎える賀茂川の鷺たち

 明日は西から颱風が近畿圏にやってきます。
 日々運動を心がけているので、今日の夕刻は明日の分まで歩いてきました。15,000歩弱でした。
 最近の賀茂川で気になるのは、中洲が日増しに大きく広くなっていることです。川幅を塞ぐほどに、幅広に成長しています。この土砂をいつ、どのようにして取り去るのか、気を揉んでいます。
 川下の出雲路橋の方を見ます。

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 川上の北山大橋から北山方面を見ます。

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 川岸には、今年もお彼岸を忘れることなく、例年通りにヒガンバナが咲いています。

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 トンボや鷺が飛び回っていました。暑くもなく寒くもない、颱風前の爽やかな川縁の様子です。

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2021年08月27日

京洛逍遥(725)秋風を感じだした鷺と鴨

 慌ただしい日々の中で、久しぶりの賀茂川散歩です。
 賀茂の川風は、もう秋の気配です。
 日中の暑さはまったく感じられません。
 先週の雨のせいか、水の量が豊かになっています。
 鷺と鴨がのんびりと食事をしていました。
 新型コロナウイルスのことなど、忘れさせてくれます。

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2021年08月16日

京洛逍遥(724)下鴨古本まつりと五山の送り火-2021-

 先週の11日から今日まで、下鴨神社の糺の森では2年ぶりの「第34回 下鴨納涼古本まつり」が、京都古書研究会が主催して開催されています。大雨のために開始早々に中止となった古本まつりです。先日の京大病院を退院した日は、中止だったために立ち寄ることができませんでした。最終日の今日は雨の影響もなかったこともあり、いつものように本を漁りに行きました。古書が80万冊以上並んでいます。京都や大阪の古書店25店が出店しているそうです。

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 本は家に置けないので、欲しいものを見つけてもじっと我慢です。
 伊勢型紙が出ていました。ちょうど、高田郁の『あきない世傳 金と銀 十一 風待ち篇』を読んでいるところなので、その中に出てくる伊勢型紙の実物を手にして実感が湧いてきました。一枚いただこうと思いながらも、身辺整理のために大量に荷物を処分している時でもあり、これもじっと我慢です。

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 「京都三大古本まつり」は、5月の「春の古書大即売会」(京都市勧業館)、8月の「下鴨納涼古本まつり」(下鴨神社糺の森)、10月の「秋の古本まつり」(百萬遍知恩寺)です。中でも、この糺の森の古書市が、期間も冊数も最多です。いろいろな本を手にして、一人で思いを巡らすことを楽しみながら、各テントを回りました。

 糺の森の南端にある、女性の守護を謳い文句にしている河合神社の境内に建つ鴨長明の方丈の庵は、屋根の苔がしだいにそれらしい雰囲気を醸し出すようになりました。この古びていく様子は、これから楽しむことにしています。

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 昨日は大雨の影響で茶色に濁っていた賀茂川の水は、一夜明けると蒼みを増した色になっています。

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 出町柳から、今夜8時に火が灯る如意ヶ岳の大文字山を見上げました。


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 点火の準備は整っているようです。

 夜8時に、自宅近くの出雲路橋へ行き、如意ヶ岳の送り火を見上げました。ご近所のみなさんも、三々五々、浴衣姿などで出かけておられます。
 昨年と同じように、今年も6点で描く「大」の字でした。
 昨年の様子は、「京洛逍遥(649)戦前の人文字の大文字と2020年の6点の大文字」(2020年08月16日)をご笑覧ください。
 ただし、今年は、一画目の横線の右端がなかなか点火しません。

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 気を揉んでいるうちに、ようやく最後の火が灯りました。みなさん、ホッとしておられます。

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 6点が作る、コロナ禍における特別の大の字が夜空に浮かび上がりました。

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 今年も、松ヶ崎の西山と東山に描き出される「妙法」の二文字は見えませんでした。これは、昨年同様に一箇所だけに点火されるので、町並みに紛れて見えないのです。来年こそは、漢字で表現される時を待つことにしましょう。

 西賀茂の船形は、昨年同様に一つの点ながらはっきりと見えました。

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 振り返ると、大文字の火がしだいに消えていくところでした。

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 今年も、無事にご先祖様のお精霊を見送ることができました。
 明日から、また日常に。大阪の南にある関西国際空港の間近に建つ大学へと通うことになります。
 とにかく、コロナに負けず平安な日々でありますように、と祈るだけです。
 
 
 
posted by genjiito at 22:28| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年08月14日

京洛逍遥(723)大雨による土砂災害を警戒中

 今日はお昼頃から、机の上に置いたスマートフォンを通して、緊急速報のけたたましい警報音が2度も鳴り響きました。「避難指示発令」が五山の送り火「妙法」が灯る松ヶ崎地域に出たため、住民に京都工芸繊維大学への避難が通知されていました。外では、救急車のサイレンも聞こえます。その南にある我が家は、京都府立大学が指定緊急避難場所です。ここまでは避難指示は出ていません。
 午後は比較的雨足も止み、自宅に籠もっていたために運動不足の解消を兼ねて、避難時の物品の買い出しに出ました。北大路橋から賀茂川の下流と上流の写真を撮りました。行き場を失っておろおろする2羽の鷺の姿も収めました。

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 京都の大雨は、明日15日の朝にかけてピークになるようです。土砂災害や河川の氾濫に関して、厳重な警戒が呼び掛けられています。今日は、東山区の茶わん坂で土砂崩れが発生しました。
 こうした荒天は、来週にかけてしばらく続くようです。新型コロナウイルスの感染者が急増していることに加えて、この「お盆の長雨」にも最大の注意が必要となっています。心落ち着かないお盆です。
 
 
 
posted by genjiito at 19:50| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年08月08日

京洛逍遥(722)1週間後に迫った大文字と船形の送り火

 賀茂川散策の折には、川原に一直線に敷かれた20センチ幅の石の小径を、バランス感覚のトレーニングのつもりで歩いています。

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 ところが、最近はこの石の上をスタスタと歩けないことが多くなりました。体操女子の平均台は10センチだそうです。その倍の幅があるので、前を見て楽に歩いていました。それが、加齢と共に体幹の微妙な変化が影響しているのか、フラフラするのです。足が石を踏み外さないようにと、足下を見て歩くようになったせいか、余計に真っ直ぐに歩けなくなりました。我が身の衰えを認めたくないので、この夏の課題としてチャレンジを繰り返すつもりです。

 出雲路橋から、来週の送り火のメインとなる如意ヶ岳の大文字を見ました。

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 川を挟んで左を見ると、西賀茂の船形の斜面が見えます。

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 今年の4月27日の記事から、その位置関係がわかる写真を転載します。

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 昨年の送り火では、大文字は6箇所に点火されました。
 船形は1箇所だけでした。
 昨年の点火位置がわかりやすいように、昨年6月29日の京都新聞に掲載された図を引いておきます。

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 今年の送り火はどのような形になるのか、楽しみにしています。
 
 
 
posted by genjiito at 20:35| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年08月01日

京洛逍遥(721)堂本印象美術館と左大文字

 金閣寺の西奥、立命館大学の正門から真向かいにある堂本印象美術館へ行きました。
 立命館大学の衣笠キャンパスには、1997年と翌年の2年間、当時住んでいた奈良の自宅から非常勤講師として通いました。大阪明浄女子短期大学(現・大阪観光大学)が本務校だったので、南へ北へと大忙しの頃のことです。
 担当科目は、文学部の学生を対象とした「情報処理」。『四本対照 和泉式部日記 校異と語彙索引』(伊藤編、和泉書院、1991年)の字母データを活用して、文科系のための文字列情報の分析処理について Macintosh が並ぶ教室を使って、講義と演習をしていました。ここは懐かしいキャンパスです。
 その翌年から上京し、国文学研究資料館の研究情報部で文学情報のデータベース化の推進に着手しました。

 大学の正門前は、今も変わらずバス停になっています。

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 さて、堂本印象美術館では今、「特別企画展 生誕130年 堂本印象」(前編)が開催されています。

 私がまず見入ったのは、国宝源氏物語絵巻の「夕霧」「御法」「早蕨」の模写です。いずれも、昭和5年の堂本の作品。現物は何回も見ています。しかし、色が落ちた原本ではなく、堂本自身が視認した源氏絵の模写は、描かれた鎌倉時代の雰囲気が感じ取れる、手写本の雰囲気を留めているように思いました。
 また、日本最初の万国博覧会が1970年に大阪で開催された時、万国博ホールの緞帳(西陣本綴錦織)のために描かれた《手をつなぐ》の下絵と原画は、2025年に予定されている大阪万博にイメージがつながる、力強いタッチのものでした。いい機会に見ることができました。

 帰りに西大路通りに出る手前で、京都五山の送り火で「左大文字」と言われる山肌と火床を見上げることができました。

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 今年も、昨年同様に1つか2つしか点火されないようです。我が家からは、この左大文字を見ることはできません。この五山の送り火のすべては、9年前に陽明文庫の名和先生のご高配をいただき、百万遍にある思文閣出版のビルの屋上から見ることができました。そのことは、「京洛逍遥(99)大文字の送り火2009」(2009年08月17日)に詳しく書いたので、ご笑覧いただければ幸いです。

 今日から8月。今年も送り火が待たれる時節となりました。しかし、新型コロナウイルスとその変異種がオリンピックの開催と機を一にして爆発的に感染を広げている今、ひき続き予定されているパラリンピックの開催中止の検討もなされているようです。打つ手なしの状況に、政治的な決断の踏ん切りが大切であることを痛感さらせれる日々となっています。

 こんな社会情勢の中、今私がすべきことは、自分の身は自分で守るしかない、ということです。ワクチン接種は2回受けました。とにかく感染からすり抜けて生き抜くためにも、食事と運動と睡眠に気を使う生活をしています。コロナの陽性患者となって多くの方々に迷惑をかけないことが、今の自分にできる最低限の努力目標です。
 これまでよりも私の反応が悪いことはご寛恕の上、ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いします。
 
 
 
posted by genjiito at 19:49| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年07月24日

京洛逍遥(720)下鴨神社の足つけ神事 -2021

 昨年の下鴨神社の御手洗祭は、新型コロナウイルスのために中止。しかし、今年はいつも通りに開催されました。この前に足つけをしたのは、ちょうど4年前。東京から引き上げてきてすぐでした。この4年間は、とにかく慌ただしい日々だったので、余裕がなかったのです。

「京洛逍遥(453)下鴨神社のみたらし祭の足つけ神事 -2017」(2017年07月30日)

 ここで心身を清め、無病息災と健脚を祈願する足つけ神事は、肌身にその伝統と御利益を実感する伝統の神事です。まだ体験しておられない方は、ぜひ御手洗川にご自分の足を浸け、痺れるほどの冷たさを実感していただきたいと思います。

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posted by genjiito at 21:40| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年07月11日

京洛逍遥(719)ツバメの雛とアマガサの花

 買い物のために自宅近くの大通りを歩いていると、シャッターを閉じた店が増えていることを実感します。新型コロナウイルスとその変移種の影響だとしか考えられません。
 しばらく休業や閉店で耐えようとしておられるお店があるかと思うと、廃業して完全にきれいになり次の入居者を待つ区画や、新規開店の準備が始まった所もあります。
 そんな中で、閉店のために売り尽くしセールをなさっている店に足を留めました。自粛生活が長引いている今、生活の隙間を心の余裕で埋める商品は後回しになります。特に女性客をターゲットにしておられたお店だったので、お客さんが店内をブラブラしながら足早に立ち去って行かれるのを見送っておられる店員さんに対しては、何とも言いようがありません。この店も、二三年前までは多くの方々がかわいい商品を手にしておられたのです。
 こうした現象は、営業努力でどうにかなる問題ではない社会現象に巻き込まれたのです。時代の流れと、人々が今必要とする物が変わったのですから、次なる展開を企画して「新生・再建」するしかないのです。
 そういう意味では、新たな起業のチャンスが生まれていると言えるかもしれません。無責任で他人事のような言い方ですみません。しかし、これからの社会を見据えて、新たな発想で人々の夢を叶えるイメージやプランを練ることは、特に若者にとっては喫緊の課題だと言えるでしょう。これまでのイメージでの就職ではなくて、これからの変革社会に向けての事業を考えることは、若者の特権だと思います。また、高齢化社会に向けて居場所を見失った方々にとっては、再起のチャンスでもあります。
 これからは、多様な社会に対応したさらなる業態が生まれることでしょう。
 そんなことを考えながらアーケード街を歩いていたら、しばらく前からシャッターが下りていたお店の軒先に、5羽のツバメが今か今かとエサを運んでくる親鳥を待っていました。久しぶりに見る光景です。

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 ショッピングセンターでは、吹き抜けの中央エリアに、カラフルなアマガサの花が咲いていました。鬱屈しそうな雨具が、一転はれやかな気持ちにさせてくれます。

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 この企画を担当された方の想いは、このアマガサの下でカメラを向けておられる方が多いことからわかるように、十分に伝わっています。この中央広場は、多くの方々の気持ちの交歓の場となっています。見上げ、目を見開き、明るい気持ちになります。すばらしいプレゼンテーションとなっています。
 
 
 
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2021年07月10日

京洛逍遥(718)祇園祭の鉾建て初日

 来週17日からの前祭を控えた今朝、2年ぶりに祇園祭の鉾建てが始まりました。四条通り周辺には、待望の槌音が響きます。
 今年も昨年同様に、新型コロナウイルスのために山鉾巡行と神輿渡御は中止です。しかし、前祭と後祭に出る33基の山鉾のうち、17基の山鉾建ては技法を絶やさないために作業を行なうことになりました。
 釘は一切使わず、「縄がらみ」と呼ばれる、縄だけで木材を固定する伝統技法で鉾は組み立てられます。今年も昨年に続いて巡行などは中止でも、組み立てる技術の継承を目的として、鉾建てなどは修練の意味からも実施されます。ただし、保存会などからは「観覧見物は控えてほしい」という呼びかけがなされています。

 今日は、四つの鉾建てが見られたので、土台作りの初日の姿を写真で報告します。

 四条通りにある田中彌さんの店先のショーウィンドウには、今年の籤取りによって決まった山鉾巡行の順番に、模型が飾られています。

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 まずは、その先頭となる四条烏丸の交差点角の長刀鉾から。この鉾が祇園祭の山鉾の中でも一番注目されているものです。

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 そこから西に信号を渡って函谷鉾。

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 函谷鉾の向かいの室町通りに建つ鷄鉾。

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 四条通りの月鉾。

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 私が大好きな南観音山の鉾建ては18日からなので、見に行けたらまた取り上げます。
 とにかく、コンチキチンの祇園囃子は、コロナ禍とはいえ今年も健在です。
 
 
 
posted by genjiito at 20:49| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年06月27日

京洛逍遥(717)再延期開催の「岡崎ワンダーフェスティバル」

 三度目の正直とはこのことです。
 岡崎公園を会場として、手作り市の「左京ワンダーランド(岡崎ワンダーフェスティバル)」は、当初は先月の5月2日でした。それが、新型コロナウイルスのために中止となり、延期となった5月30日の実施も再中止。
 諦めることなく再延期となった今度こそと臨み、三度目の正直となったこのイベントは、本日6月27日、無事に開催の運びとなりました。このコロナ禍にもかかわらず信念を貫き通した関係者の皆様に声援を送ります。
 天気予報では、午後は雨でした。しかし、ポツリと数滴が頬に落ちただけで、出店にはまったく影響はありません。お天気も味方をしてくれたのです。

 広い岡崎公園と平安神宮参道を埋め尽くす出店には、大丈夫かと思うほどに多くの方が足を留めておられました。若者を中心に、親子連れが目立ちました。もちろん、やじ馬根性丸出しの基礎疾患持ちの私もその中の一人です。

 何でも自粛のご時世に、安全を確保してのイベントは、人々の心や地域の活気を呼び覚まし、日々に活力を与えます。コロナの感染状況を冷静に見極め、人々の気持ちを明るく元気にするイベントは、臆せずに企画をしたらいいと思います。無謀なオリンピック・パラリンピックを他山の石として。安全で安心な開催のために、このイベントは3回もやり直したのですから。勇気を持って中止をし、再開を期して準備を怠らず、時期が来たら実施する、という姿勢は大事です。次回「星空スタンプラリー、糺の森ワンダーフェスティバル」は、今秋10月に予定されているようです。詳しくは、「おかざきワンダーフェスティバル」をご覧ください。

 今日の会場の様子を、写真でお届けします。

 岡崎公園の会場は、平安神宮の前、送り火で知られる大文字山の麓にあります。

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 今日の収穫は、花壇に植える珍しい植物と出会えたことです。「岩ウメヅル」と「ナルコユリ」をいただきました。

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 インドの街角でよく飲んだチャイをいただきました。十数年にわたった通ったインドの生活を思い出し、懐かしい味を堪能しました。この素焼きのカップは、飲み終わると割ります。

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 平安神宮正面の応天門には、茅の輪がありました。悪疫退散を願い、左・右・左と逆8の字に潜って回りました。

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posted by genjiito at 21:55| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年06月20日

京洛逍遥(716)11年ぶりに両足院の半夏生を観る

 今年も祇園祭の山鉾巡行はありません。鉾建ては、伝統を守るために、これまで通り行われます。機会があれば紹介します。
 その祇園祭の主役である八坂神社へは、国宝になってからは初めての参拝です。

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 厄除けのチマキは、各山鉾のほとんどがネット申し込みで宅配となっています。混雑を避けるため、配布もいつもより早くなったということなので、昨年と同じように八坂神社でいただくことにしました。
 一昨年までは、大好きな南観音山でした(「京洛逍遥(563)祇園祭-2019-南観音山のチマキをいただく」(2019年07月23日))。しかし、昨年からは八坂神社にしています(「京洛逍遥(639)疫病退散を願い八坂神社へ」(2020年07月13日))。
 今日、無事に手に入れた「蘇民将来」のチマキは、吉符入の7月1日に玄関に飾るつもりです。

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 境内には、厄除けの茅の輪くぐりがあります。悪疫退散の茅の輪くぐりは、「蘇民将来子孫也」と唱えながら逆8の字に回ります。

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 久しぶりに、建仁寺の境内にある両足院で半夏生を観ることにしました。
 この前のことは、11年前に「京洛逍遥(148)建仁寺の半夏生」(2010年06月20日)に書いています。京都を終の住処に定め、京洛の散策をし始めた頃です。

 その前に腹ごしらえを。
 昨年秋に、幸運にも祇園のお茶屋さんにあがる体験をしました(「京洛逍遥(663)祇園で「襟替え」の伝統文化と芸能を味わう」(2020年10月19日))。今日も「多麻」には、「まめ衣」さんの名札があがっていました。あの時、得難い勉強をしたことを思い出しながら、入口角にある「きらら」でお昼をいただくことにしました。
 東京時代に住んでいた越中島の官舎からは、銀座へ自転車で行けたこともあり、至る所で銀座の千円ランチを楽しんでいました。そのことを思い出し、祇園でも手頃なランチを、これから折々に楽しむことにします。
 今、祇園の花見小路の通りは工事中で、有名になった石畳は剥がされています。

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 建仁寺の両足院へは、案内板がないと行けません。

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 半夏生は、その姿形をすっかり忘れていました。この季節を過ぎると半分白くなっていた部分が、また元の緑の葉だけに戻るのだそうです。不思議な花です。

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 両足院を出ると、お茶を日本に招来した栄西禅師の「茶碑」と、「道元禅師 修業の遺蹟」がありました。共に縁のある尊師なので、写真に収めておきます。


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 蒸し暑い中を自宅に辿り着くと、玄関横の小さな花壇の花たちが迎えてくれます。

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半夏生とは比べものにならないほど、普通の花です。しかし、いつも元気に気持ちを和ませてくれる我が家の一員でもあります。
 これから暑さが厳しくなるので、水やりや手入れを怠らず、大事に育てていくつもりです。
 
 
 
posted by genjiito at 21:25| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年06月12日

京洛逍遥(715)北大路から望む三山

 烏丸通りの北の突き当たりにある地下鉄北大路駅は、洛北のターミナル駅となっています。その駅の上に建つイオングループのショッピングセンター「北大路ビブレ」は、我が家の日常的な買い物先でもあります。
 また、偶然のことながら、勤務する大学の近くには、同じくイオングループの店舗である「イオンモール日根野」があります。お店に置いてある物がほとんど一緒なので、どちらで買い物をしても違和感がありません。それだけ、刺激が少ないとも言えます。しかし、便利であることに違いはありません。
 さて、「北大路ビブレ」の3階南側のテラスから周辺を見渡すと、京洛の三山が望めます。
 東南に如意ヶ岳の大文字山、

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 東に比叡山、

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 北西には西賀茂の明見山の山肌に送り火の船形。

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 この三山が一望の元に視野に入るのです。このことに、先日気付きました。
 いつもの散策路である出雲路橋からも、この三山は見えます。しかし、この「北大路ビブレ」からの景色は壮観です。
 真下を見下ろすと、北大路通りに開く大谷大学の正門があります。

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 この北大路駅の地下にあるバスターミナルから、京都の観光地のすべてに行けるバスが出ています。今は観光客の姿がほとんどないので、通勤通学の人だけになりました。観光客で賑わっていたこのターミナルビルの活気が、次はいつ復活するのでしょうか。それとも、次は形を変えての賑わいとなるのでしょうか。今は、人の動きが落ち着いています。新型コロナウイルスやその変異種の拡散で、まだまだ予測がつきません。観光の発着地点である北大路は、日々敏感な反応を見せています。折々に報告を記し残していくつもりです。
 
 
 
posted by genjiito at 23:02| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年06月06日

京洛逍遥(714)長尾真先生と歩いた出町柳周辺

 先日、長尾真先生の訃報を知り、個人的な思い出を「元京大総長・長尾真先生のご冥福をお祈りして」(2021年05月27日)として記しました。

 出町柳へ散策に出かけたので、先生のお話を聞きながらご一緒に歩いた道を辿ってみました。思い出すことも供養だという思いからです。私にとって貴重な時間であったことと、忘れたくない道なので、自分のための記録として写真を残しておきます。赤の矢印が歩いた方向です。京都大学のキャンパスから出町まで、けっこうな距離を歩いたものです。

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 この道は、2度ご一緒に歩いたと思います。いずれも、『源氏物語』の古写本に写し取られた変体仮名をコンピュータで読み取る方法と、『源氏物語』の異本・異文の存在に関することを話ながらの帰り道でした。先生の頭脳のどこかを刺激した話題だったようです。その後、この問題でお話をしたことがないので、先生のお考えや対応策について、お聞きできないままになったことが惜しまれます。先生が残されたメモなどに、このことに関して何か書かれていれば幸いなのですが。
 
 
 
posted by genjiito at 20:43| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年06月05日

京洛逍遥(713)出町の川原でランチタイム

 賀茂川と高野川の合流地点である出町デルタのすぐ手前、出町橋のたもとで、如意ヶ岳の大文字を眺めながらお昼をいただきました。

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 お弁当は、桝形商店街を入ってすぐ右にあるお総菜の「てんぐ」でいただきます。このお店のことは、「京洛逍遥(145)出町の桝形アーケード街」(2010年06月07日)に詳しく書いていますのでご笑覧を。

 すぐ目の前に、三羽の鴨がやってきました。川を見ながら休憩中だったお二方は、早速カメラに収めておられます。

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 のどかな川縁では、安全安心な間隔を保ってのランチタイムとなっています。


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 今はコロナの禍中にあり、しかも緊急事態宣言が引き続き出ている、ということを忘れさせてくれます。
 穏やかな昼下がりの賀茂川散策となりました。
 
 
 
posted by genjiito at 21:17| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年05月30日

京洛逍遥(712)下鴨神社の梅の実とお守り授与所

 下鴨神社の境内にある輪橋の梅が、大きく稔っています。
 北野天満宮の梅はニュースにも取り上げられ、全国的に有名です。しかし、この下鴨神社の光琳の梅も、多くはないもののみごとな姿を見せています。

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 縁結びで知られる楼門前の相生社のお守り授与所は、緊急事態宣言発令中ということで閉鎖されていました。

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 そうかと思うと、鳥居の南にある休憩所の「さるや」は開店しています。

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 お参りに来た人にとって、申餅が江戸時代からのものとして楽しい思い出になることはともかく、お守りやお札はいただいて帰りたいと思われることでしょう。縁起物は日常の生活用品ではないとはいえ、がっかりして帰られる様子を見ると、氏子の一人として申し訳ない気持ちになります。本殿の横の授与所ではいただけるとは言うものの、もう少しの余裕があれば、と思いました。
 遠来の客とでもいうべき、本当に激減した参拝者には、それがほとんどが日本の方々になった今、満たされた気持ちでお参りをし、太古の杜である糺の森の空気を身体に吸い込み、明るい気持ちで帰路についてほしいと願います。

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 境内から流れ出る泉川の清らかな水は、訪れるすべての人の気持ちを爽やかにしてくれます。

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2021年05月23日

京洛逍遥(711)夕景を楽しみながらの散策

 中天にかかる月を眺めながらの散策です。
 那須医院には、かかりつけ医としていつもお世話になっています。

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 鷺たちは、お互いに声を掛け合って、そろそろねぐらへ急ぐ頃です。

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 マイペースで、不動の姿勢のまま夕暮れを待つ鷺もいます。

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 川原はしだいに夕焼けに染まってきます。

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 中空には、飛行機雲がクロスする線画が描かれています。

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 明日は、天気が崩れて雨になるようです。
 
 
 
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2021年05月21日

京洛逍遥(710)避難指示解除後の賀茂川

 昨夜からの大雨で、賀茂川は土砂災害の危険があるとのこと。そのため、北部の地域に避難指示が出ました。我が家は少し下流なので、対象からは外れていて、被害はありません。
 お気遣いの連絡をくださった方、ありがとうございます。大丈夫です。ニュースで我が家の住所が対象地域に入っていたので、ご心配をおかけしたようです。
 大学から帰って来てすぐに、散歩を兼ねて川沿いを歩きました。
 濁流が川の流れを平坦にしています。
 橋の下が通れないので、ランニングやウォーキングの人々は迂回しておられます。
 川岸で網を使って小魚を獲っていたおられた方は、お話を伺うと趣味で、とのことでした。しかし、装備といい手際といい、何かの調査をなさっていたようでした。
 鷺や鴨たちが、いつもとまったく違う川の様子を楽しんでいます。
 写真をランダムにアップします。

 まずは、4日前の穏やかな川の様子から。

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 それが、今日は水の勢いとその色が激変しています。

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 比叡山と大文字山の前景が、すっかり様変わりしていました。

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2021年05月16日

京洛逍遥(709)寺町通りの阿弥陀寺と大黒屋

 昨夜来の雨はすっかり上がりました。
 
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 水辺も花で明るくなっています。
 鯉がゆったりと泳いでいました。

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 出町柳まで散策し、帰りは賀茂川の西側を縦に走る寺町通りを歩きました。

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 これまで見過ごしていた阿弥陀寺に、「信長忌」という文字を見かけたので立ち寄りました。信長の命日である6月2日に法要が営まれるようです。広い境内です。晴れていたら、比叡山が借景として聳えている景観の中にあります。

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 墓地の正面突き当たりに、織田信長の、そしてその左に寄り添うようにして森蘭丸たちの墓石がありました。
 正面右側が信長、左に息子信忠です。

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 境内には、芭蕉の句碑がありました。

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春立や 新年
 ふる支 米五升 芭蕉翁



 また、常寛の歌碑もあります。

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雲者れし
王れ盤石と楚
    △り介流


 阿弥陀寺を出てすぐ西の狭い通りに入ると、餅屋さんがありました。明治30年からだそうです。こうした餅屋さんは、街中に点在しています。我が家の周りにも数軒あり、糖尿病で血糖値をコントロールしている私にとっては、悩ましいお店となっています。

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 すぐ北にある公園では、体操が中止となった掲示がありました。高齢化に伴い実施されていた体操も、今回の緊急事態宣言の影響を受けているようです。

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 ブラブラ歩きが歴史散歩となりました。
 
 
 
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2021年05月15日

京洛逍遥(708)葵祭の社頭の儀-2021

 昨年に続いて、今年も葵祭は中止でした。
 しかし、神事は変わりなく古式ゆかしく行われています。

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 これまで、5月15日は路頭の儀(行列)を見ることに集中していて、同時進行の社頭の儀は見ていません。
 今年はいい機会だと思い、朝の散歩がてら下鴨神社まで出かけました。
 一般の参詣者は、本殿はもとより、境内にも入れません。

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 しかし、神職の方に伺うと、勅使を迎えた社頭の儀の一部は、鳥居のそばからなら少しは見られるとのこと。
 早速そちらへ移動しました。人はほとんどいません。儀式の会場が一望のもとに見渡せる場所が確保できました。

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 しばらく待つと、神職の方の動きが慌ただしくなりました。
 古式にのっとった儀式だけに、奉仕をする神職の方々も、メモなどを片手に進行の確認や立ち位置や動作振る舞いについて、綿密な打ち合わせが行われています。

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 勅使(次の写真で右から2人目)や祭主などの記念撮影がありました。

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 やがて、儀式がはじまりました。まったく音のない、動きのない祭儀です。

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 鳥居の周辺で見物していたのは、最初は10人にも満たない人でした。祭儀が終わる頃には20数人だったので、密にならない安全な祭礼見学となりました。
 やがて結界の縄が取り払われ、参拝できるようになりました。

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 古来より伝わる祭儀の継承のためにも、こうした内輪だけの儀式の催行が、文化を守り伝える上で重要なことであることを実感しました。

 葵祭にあやかって、お祭りのシンボルともなっている葵桂の葉をいただいて帰りました。

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 なお、午後には上賀茂神社でも同じ儀式が執り行なわれたそうです。
 
 
 
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2021年05月14日

京洛逍遥(707)中止となった葵祭と下鴨神社と中川原公園

 今年の葵祭も、昨年同様に新型コロナウイルスのため、関連神事は神社関係者だけで行われ、一般参拝者向けの行事はすべて中止となっています。
 一番華やかな「路頭の儀」(行列)と舞楽は中止となり、社頭儀のみが執り行われます。2年続きの中止となったため、下鴨神社を訪れる人はまばらです。

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 今日14日は、「堅田供御人行列鮒奉献奉告祭」が予定されていました。滋賀県の大津・堅田地域からの献上品である鮒や鮒鮨が、唐櫃に入れて糺の森を本殿まで運ぶ儀式です。堅田は、神前に供える供物を調達する御厨です。しかし、詳しい情報が得られなかったこともあり、拝見することは叶いませんでした。
 我が家の近所の市場では、祭礼用の鯖寿司が積まれていました。この市場の前の公園は、葵祭の行事の一環として使われています。葵祭につながる御蔭祭の神事を、この中川原公園でおこなっているのです。葵祭は、地元と直接関わりのある祭りとして親しまれています。しかし、コロナのために盛り上がらないこともあってか、鯖寿司は夕方の閉店間際に買い物に行った時にも、まだ少し残っていました。
 明日の行列はありません。
 あまりにも淋しいので、これまで本ブログで取り上げた写真などからその雰囲気だけでも感じ取っていただけるようにと、記事へ跳べるようにしました。リモート葵祭ということで、お楽しみください。

「京洛逍遥(625)王朝絵巻さながらの行列がなかった今年の葵祭 -2020」(2020年05月15日)

「京洛逍遥(491)NPO源氏物語散策(第3回)葵祭と琵琶演奏」(2018年05月15日)

「京洛逍遥(446)風が心地よかった葵祭-2017」(2017年05月15日)

「京洛逍遥(407)5年ぶりに日曜日の葵祭」(2016年05月15日)

「京洛逍遥(355)葵祭-2015_加茂街道から北大路橋」(2015年05月16日)
 
 
 
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2021年05月09日

京洛逍遥(706)賀茂川畔を走る人たち

 ゴールデンウィークが明けた週末は、賀茂川の散策路をランニングする人たちで溢れ返っていました。連休の運動不足を補おうとするかのように、老若男女が思い思いの姿で走っておられます。遠来の旅行者ではありません。
 以下、スナップ写真をご覧ください。

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 鷺たちも、いつものようにしっかりと河原を見張っています。

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 飛び石は、水嵩が低いので楽に渡れます。

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 鴨たちも、のんびりと泳いでいる休日のひと時でした。

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posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年05月08日

京洛逍遥(705)白川通りから国際会館へ

 白川疎水通りを東に向かって歩き、白川通りのあたりをブラブラしました。
 人の少ない所を選っての散策です。

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 曼殊院までは行かず、修学院駅から高野川に出ました。そして、川の水音を聞きながら新緑の小径を縫い、国際会館へと北上しました。

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 2羽の鴨が、奥まった茂みの中までやってきて、狭い水路で水浴びを始めました。わざわざこんなところにまで来なくても、と思いながらも、鴨には鴨の考えがあってのことなのだろうと、しばらく様子を見ていました。二人きりになりたかったようです。

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 宝ヶ池公園の子どもの楽園は、予想通り臨時休園でした。コロナ対策のためです。このいい天気の一日、子供たちが遊び場で走り回れないのは、感染予防で致し方なしとはいえ、本当に気の毒です。こいのぼりも淋しそうです。

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 比叡山を視界に入れながら飛び石を渡ると、北園に出ました。

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 北園では、比叡山を背に国際会館を眺めてお弁当をいただきました。

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 人が少なかったので、誰に気兼ねすることなく、のんびりと緑の中に身を置くことができました。ゴールデンウィークの余韻に浸る一日となりました。
 
 
 
posted by genjiito at 18:38| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年05月04日

京洛逍遥(704)大田神社の杜若と上賀茂神社

 今日火曜日の新型コロナウイルスの感染者は、大阪884人(先週1,230人)、京都113人(先週112人)でした。一週間前の同じ曜日と比べると、大阪は極端に減っています。この調子で、毎日減ることを願います。このゴールデンウィーク開けには、京都の北部から大阪の南部に通う生活が待っているので、大阪の感染者数の推移は私にとっては重要な情報です。
 京都は、17日連続の百人超えが続いています。海外からの観光客は激減していても、日本全国からの観光客が押し寄せているそうなので、しばらくは百人以上が続くのでしょう。
 今日の散策は、自宅から北へと歩きました。
 白川疎水通りと下鴨中通りの角にあった和菓子の「笹屋吉清」さんのご主人は、その世界では指導的な立場におられた方です。お店での販売はこの春で辞めて、今秋から和菓子作りの指導に専念するとのことで、現在は改修中です。

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 休館中の京都府立京都学・歴彩館と京都コンサートホールの横を北上し、まっすぐに神山に向かって30分ほど歩くと、杜若(かきつばた)で有名な大田神社にぶつかります。すでに何回も来ていることと、あまりにも苑内に人が多かったので、恐縮ながら囲いの外から拝見し、お参りだけにしました。

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 この大田神社の向かいには、茶道具や料理で知られる北大路魯山人の碑があります。

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 西に少し歩いて、奈良の小川が見えると上賀茂神社の境内です。

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 上賀茂神社は、一の鳥居の前をロータリーにするために工事中です。今しかみられない光景なので、意識して写真に収めています。

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 御園橋のあたりは道幅が広くなり、これまでとは様変わりをしています。

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 境内に入ると、手水舎がきれいになっていました。感染防止のため、ここにも柄杓はありません。

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 紫式部の歌碑が置かれている前で、葵祭の時に斎王代が潔斎をする舞殿(橋殿)の下を流れる奈良の小川が好きです。

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 今日も、この小川では子供たちが大はしゃぎをしていました。夏のおとずれを楽しみにさせてくれる清流です。奥には、三の鳥居が建っています。

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 次は、『百人一首』に「風そよぐならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける」(家隆)と歌われる、夏の暑い日にこの小川に来て清涼感を味わうことにします。
 
 
 
posted by genjiito at 21:09| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年05月03日

京洛逍遥(703)お店も河原も人ひとヒト

 今日月曜日の新型コロナウイルスの感染者は、大阪847人(先週922人)、京都121人(先週119人)でした。一週間前の同じ曜日と比べても、ほとんど変わっていません。感染拡大防止を願った注意喚起の効果は、今のところはありません。
 今日は、地下鉄北大路駅の上にある、ビブレという4階建てのショッピングセンターへ散策の途中で立ち寄りました。1階の食料品や日用品の売り場が営業していることはいいとして、2階から上の専門店街は、スポーツクラブ以外はすべて開いていたことに驚きました。緊急事態宣言が発令されている時なので、1階だけが営業していると思い込んでいました。これだけ大々的にすべてのお店が開店しているということは、生活必需品というものの解釈が私とは違っていたからなのでしょう。家電量販店と書店と文房具屋さんが開いているのは、私にとっては助かるものの、これで本当にいいのでしょうか。
 そして、お客さんはいつもよりも多いように見受けられます。自分も出歩いている身なので気が引けるものの、またまた、これでいいのかと思わずにはいられません。
 尋常ではない人混みを避けたいので、買い物はせずに早々に建物を出ました。
 帰り道の北大路橋から、上流と下流を望みました。いつもの年のゴールデンウィークよりも、人出は殊の外多くなっています。

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 三条大橋から北へ上がった賀茂川沿いの散策路には、普段はあまり人が来ません。しかし、今年は出町柳から北でも、多くの人で賑わっています。今日の賀茂川散策は、コロナから我が身を守るためにも辞めることにしました。
 今回のゴールデンウィーク中のウォーキングは、歩くコースを考え直すことにします。
 
 
 
posted by genjiito at 20:26| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年04月28日

京洛逍遥(702)京都市交響楽団

 鞍馬口通りの散策をしていたら、西光寺の向かい側の小路に、京都市交響楽団への道しるべがありました。

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 ここから行くと回り道です。賀茂川沿いに走る賀茂街道を少し北へ上がり、右に比叡山と大文字山を見ながら土手を左に降りるとすぐに入口があります。

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 ここが、1956年に自治体直営のオーケストラとして創立された「京饗」の練習場所です。
 関係者ではないので、中には入りませんでした。
 京都コンサートホールで「京饗」の演奏は何度か聴きました。
 「ウィキペディア」には、「1962年、カウフマン(第2代常任指揮者)がブルックナーの交響曲第3番ニ短調を日本で初演」とあります。
 ブルックナー好きの私は、こうした記事に目が留まります。
 現在の指揮者は、第13代常任指揮者兼芸術顧問「広上淳一」(2020年4月〜)。
 詳しくは、「京饗」のホームページ(https://www.kyoto-symphony.jp)をご覧ください。
 最近の定期演奏会は延期となっています。
 また、これも私の散策コースになる京都コンサートホールのホームページ(https://www.kyotoconcerthall.org)も参考までに。
 コロナ禍で、いずれも活動が思うようにいかないのは残念です。
 
 
 
posted by genjiito at 20:00| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年04月27日

京洛逍遥(701)出雲路橋から西方寺へ

 鞍馬口へ買い物に行く途次の散策です。
 出雲路橋周辺を歩きました。
 いつもの散策コースです。しかし、あらためてキョロキョロすると、いろいろなものが見えてきます。
 出雲路橋から東をグルリと見渡すと、左に京都五山の送り火で有名な船形、真ん中に比叡山、右に送り火の大文字山が見えます。

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 大文字山に向かう鷲(?)がいました。

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 鞍馬口通りを地下鉄鞍馬口駅に向かって歩いていると、「石敢當」と刻まれた石柱があります。以前から気になっていました。

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 すぐ先の西光寺の境内に入ってみたところ、そのいわれがわかりました。魔除けの石柱だったのです。この西光寺の境内には、初めて入りました。

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 本堂の右横には雲井弁財天がいらっしゃいます。

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 裏の墓地の入り口に、味わい深い御利益のありそうな仏さまがお立ちでした。

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 このお寺のことは、今はあまり詳しくはわかりません。 
 『京都を歩くアルバム』というブログの「出雲路の西光寺」(http://kyoto-albumwalking2.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-13637f.html、2020年9月10日)には、さまざまな推測を交えながらこのお寺のことがまとめてあります。『都名所図会』『拾遺都名所図会』『都林泉名勝図会』には、このお寺のことは掲載されていないとのことです。「明治25年以降大正11年までに西光寺が建てられたと考えられます。」とあるのは、その後どなたかが検証なさっているのでしょうか。いずれにしても、このブログには写真が多いので参考になります。
 
 
 
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年04月25日

京洛逍遥(700)下鴨神社から出町柳へ

 緊急事態宣言の初日は日曜日です。
 昨日の賀茂川散策では、多くの人と出会ったので、今日は反対側の下鴨神社に向かっての散策です。
 ここは、観光客がまったくと言ってもいいほどにいないので、比較的安全な散策路でした。
 手を清める場所では、いつもの柄杓はありません。竹の樋から流れ出る水で手と口を漱ぎます。

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 西の門から入ると、すぐ左に大炊殿があります。その左横に置かれている唐車は、塀越しにいつでも見られます。

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 境内は新緑に包まれています。

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 御手洗川に架かる橋殿では、結婚式の記念撮影中でした。

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 その手前の輪橋には、尾形光琳の『紅白梅図屏風(国宝)』で知られる「光琳の梅」に、みごとな梅の実が生っていました。

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 授与所で干支の箸置きをいただきました。帰ってから早速使おうとしたところ、背中が狭すぎて箸がおけません。ウサギは箸の先がどうにか置けました。しかし、龍はまったく背中に乗りません。箸置きとは名ばかりで実用品ではなくて、飾り物のようです。もう少し背中を工夫したらよかったのに、と思いました。

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 下鴨神社には4つの川が流れています。泉川、瀬見の小川、御手洗川、奈良の小川です。糺の森を南北に流れる泉川は、今も千年の流れを感じさせてくれます。

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 昨年に続いて、今年も5月3日の流鏑馬神事は中止となりました。緊急事態宣言の発令がその理由となっています。残念なことです。

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 下鴨神社から東にまっすぐに抜けて、高野川に出ました。

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 高野川を南下すると出町柳に出ます。賀茂川と合流する賀茂大橋の手前に広がる鴨川デルタには、大勢の人が休日を満喫しておられました。明日からが、実質的な緊急事態ということになりそうです。

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posted by genjiito at 20:21| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年04月24日

京洛逍遥(699)緊急事態宣言発令前日の散策

 明日25日(日)からの緊急事態宣言発令に伴い、前日の今日は人出が多かったようです。
 家に閉じ籠もってばかりでは身体によくないので、運動がてら賀茂川散歩に出かけかけました。
 河原で若者が小さな集団となって点在しているのは、新入生歓迎のクラブやグループなのでしょう。

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 散策路は、いつもよりも人は少なめです。

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 半木の道の緑のトンネルを歩くと、気分は爽快になります。

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 帰りに見た大文字山は少し曇っていました。

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 さて、明日からの緊急事態宣言下の街は、どのように変わるのでしょうか。
 京都新聞によると、明日から休業となる施設は以下の通りだそうです。
 具体的な名前を公表されると、とにかく大変な事態を迎えることになるのが、ジワジワと実感として伝わって来ます。

京都市動物園(京都市左京区)

京都府立植物園(京都市左京区)

京都市京セラ美術館(京都市左京区)

国立京都近代美術館(京都市左京区)

京都府立京都学・歴彩館(京都市左京区)

京都府立図書館(京都市左京区)

京都市国際交流会館(京都市左京区)

京都府立陶板名画の庭(京都市左京区)

無鄰菴(京都市左京区)

岩倉具視幽棲旧宅(京都市左京区)

旧三井家下鴨別邸 (京都市左京区)

京都国立博物館(京都市東山区)

京都水族館(京都市下京区)

京都鉄道博物館(京都市下京区)

京都文化博物館(京都市中京区)

京都国際マンガミュージアム(京都市中京区)

京都万華鏡ミュージアム(京都市中京区)

元離宮二条城(京都市中京区)

京都府立堂本印象美術館(京都市北区)

京都府立山城郷土資料館(京都府木津川市)

京都府立丹後郷土資料館(京都府宮津市)

T・ジョイ京都(京都市南区)

MOVIX京都(京都市中京区)

TOHOシネマズ二条(京都市中京区)

京都高島屋(一部を除き休業、京都市下京区)

大丸京都店(一部を除き休業、京都市下京区)

ジェイアール京都伊勢丹(一部を除き休業、京都市下京区)

藤井大丸(一部を除き休業、京都市下京区)

ひらかたパーク(大阪府枚方市)

 
 
 
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2021年04月18日

京洛逍遥(698)新緑の府立植物園から見た比叡山を包み込む虹

 いつもの散策路である半木の道に接する、府立植物園を歩いて来ました。
 欅の通りは、黄緑色で埋まっています。

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 植物園に入ると、眩しいほどの鮮やかな色が出迎えてくれます。

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 「ニュートンのリンゴ」というバラ科の花に出会いました。その逸話を知りたくなります。

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 木の間から比叡山が遠望できます。

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 休憩所で軽く食事をしました。新型コロナウイルスの感染に配慮しているため、安心していただけました。

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 園内の散策は緑とパステルカラーに包まれて、日常を脱した気分になります。

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 帰ろうとしたところ、比叡山の様子がいつもと違います。虹が山を幔幕で包むかのように棚引いているのです。この自然現象は何と言うのでしょうか。初めて見る光景です。

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 いつもの散策路である半木の道に出ると、先ほど見た比叡山が不思議な絵の1枚だったように思い起こされました。日常に戻った気がして、あらためて散歩を続けました。

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2021年04月10日

京洛逍遥(697)洛陽三十三所(23)東寺

 久しぶりの観音巡礼です。
 前回の洛陽三十三所巡りは、1年半前の「京洛逍遥(575)洛陽三十三所(27)平等寺」(2019年09月08日)でした。
 6巡目を歩いている西国三十三所は、次に石山寺を予定しています。しかし、このコロナ禍に遠出をして出かけることはできません。洛陽三十三所はしばらくご無沙汰だったので、新緑を求めて東寺(教王護国寺)に出かけました。勝手知ったる市中巡拝なので、うまく人混みを避けて行くことができました。

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 境内では、洛南高校の生徒がブラスバンドの行進を練習していました。明日、イベントがあるようです。

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 東寺のトイレの表示をあげます。少し凝った絵柄です。

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 食堂では、藍染めの展覧会をしていました。コロナウイルス対策のためのグッズであるマスクフィルターとして、藍染めのものがあったのでいただきました。本藍染めには殺菌力があり、花粉症などの予防によいそうです。
 弘法大師空海さんのご加護を得て、これを着けて感染しないように気を引き締めます。

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 国宝である五重塔の周りは、新緑が気持ちをリフレッシュしてくれます。慌ただしい日々の中で、いい気分転換になりました。

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 朱印は、繊細な線で丁寧に書いてくださいました。

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 以下、ホームページ「洛陽三十三所観音巡礼」から、東寺の略説と地図を引きます。

第二十三番札所
東寺
◎宗派・東寺真言宗◎十一面観音菩薩(食堂)
御詠歌:らくようや たつねめぐりて まいるらん たれにとうじの うちのかんのん

東寺は、平安遷都の二年後の延暦十五年(七九六)に、都の正面玄関である羅城門の東に創建された官寺で、正式には教王護国寺といいます。後に嵯峨天皇から弘法大師に下賜され、真言密教の根本道場となりました。多数の国宝・重文を有しており、特に五重塔[国宝]は国内最高の古塔で、また御影堂[国宝]の弘法大師像[国宝]は木像としては最古のお大師様尊像です。更に講堂[重文]の立体曼荼羅は十六尊が[国宝]、五尊が[重文]です。

毎月二十一日の御影供は「弘法さん」と親しまれ、境内には千軒以上の露店が並び、多くの参拝客で賑わいます。食堂(じきどう)は、元来僧侶が集まり食事修行を行ったお堂で、食堂(しょくどう)の語源になりました。東寺食堂は承和十年(八四三)迄に創建され、醍醐寺の開祖理源大師聖宝が彫られた千手観音像を御本尊としてお祀りし、南北朝期には足利尊氏が居住しました。

昭和五年に火災に遭い、国宝指定を受けていた千手観音像は焼損しましたが、昭和八年再建され、十一面観音菩薩が御本尊として祀られ今日に至っております。現在、千手観音像は修復されて宝物館に遷され、重文指定を受け、春・秋に特別公開されております。



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posted by genjiito at 21:36| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年04月06日

京洛逍遥(696)高野川を下って出町柳に出る

 我が家のチューリップが、元気よく花開いています。近所の方が、玄関先の植え込みを見ながら、通りを明るくしてもらってありがとう、と声をかけてくださいます。こうしたやりとりをご近所さまとできることは、こちらも嬉しくなります。

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 表通りに出ると、さまざまな植物が花を咲かせています。


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 今日の散歩は、高野川を下って出町柳に出るコースです。高野川沿いに歩いて下るのは初めてです。
 途中で、鷺が獲物を捕まえるシーンに出くわしました。目の前で展開する生き物の本能は、なかなか迫力があります。

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 しばらく歩くと、御蔭橋越しに京都府立医科大学の病棟が、その右手奥に京都御所の木立が見えます。

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 御蔭橋をくぐると、川向こうに下鴨茶寮があります。何度か、宴会や法事でお部屋をお借りして食事をしました。今は新型コロナウイルスの影響で、大変なことでしょう。とにかく、料理が絶品の料亭です。

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 河原から上がった鳥も、のんびりしたもので、石段をジャンプして遊んでいます。

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 出町柳に着きました。現在、この高野川に架かる河合橋は工事中です。現在と完成図をあげます。

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 この川中は、賀茂川(鴨川)と高野川が合流する地点であり、ギリシャ文字Δ(デルタ)に似ていることから鴨川デルタと呼ばれています。今日は、新年度が始まったこともあり、近くの京都大学・同志社女子大学・同志社大学の学生たちのグループが集っています。密にならないようにと願うばかりです。川向こうが今出川です。

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 高野川に架かる河合橋に続く、賀茂川に架かる出町橋を渡り切ると、送り火の大文字が望めます。

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 1時間半の高野川散策でした。
 
 
 
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2021年04月05日

京洛逍遥(695)半木の道の枝垂れ桜

[本ブログでは、写真はすべてサムネイル(簡易版の縮小画像)で表示しています。
 写真をクリックすると、精細な画像として表示されます。]

 植物園の西側、賀茂川沿いに南北に通る半木の道の桜は、ようやく咲き揃いました。
 北大路橋の南側を見通すと、ソメイヨシノが少し散り初めています。

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 北大路橋の北側に仁王立ちしている紅枝垂れは、私が標準木としている桜です。この桜が満開になった時、この半木の道の葉桜が一番美しいのです。
 右の円の中に、比叡山が望めます。桜の前に置かれた自転車に、多くの方がベストショットが撮れなくて残念そうに立ち去っていかれました。左端の石碑には、「奈からぎ能道 みんなで 鴨川を 美しく」と刻まれています。

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 枝の先には、かわいい蕾がいくつも花開くタイミングを見計らっているようです。まだ1週間は楽しめます。


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 植物園のすぐそばの散策路も、気持ちのいい時を楽しめます。

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 鴨たちが、楽しそうに逆立ちをして食事をしていました。

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 対岸の賀茂川左岸から植物園を望みました。

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 左の北山大橋から右の北大路橋を眺めました。
 かつての颱風の影響で桜の木の大半が倒れました。その後の手入れや植樹で大分恢復したとはいえ、まだまだ道半ばです。これから毎年、少しずつ美しさを増していくことでしょう。
 
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2021年04月04日

京洛逍遥(694)葵の小径の疎水沿いの桜

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 これまでに何度か紹介した「しもがも葵の小径」は、散りゆく桜と新芽の息吹がきれいです。少し雨が降る中を、白川疎水通り沿いに、桜を惜しむ散策にでかけました。

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 みかんが稔っているのは意外でした。

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 比叡山も木間がくれに望めます。

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 高野川から比叡山を見上げました。山肌に点々と桜が咲いているのが確認できます。

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 高野川には、多くの花びらが散りかたまっています。

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 歩いている内に雨は上がりました。
 花びらが散りしきる中の散策は、心が洗われる思いがするので大好きです。
 そして、新緑に気持ちが爽やかになります。
 
 
 
posted by genjiito at 21:04| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年03月28日

京洛逍遥(693)半木の道から北山大橋周辺の桜

 玄関先の花が、黄色の輝きを増してきました。もう春です。
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 白川疎水道路沿いの桜が、辺りを明るくし出しました。

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 今週は忙しい日々が続いたので、久しぶりの賀茂川散歩です。

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 楽しみにしていた「鴨川茶店」は、昨年に続いて今年も中止です。

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 私が毎年楽しみにしている、売茶翁の石碑を背負う紅枝垂れは、4月にならないと咲かないようです。右上のリングの中に見えるのは比叡山です。

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 半木の道の桜は、早咲きのものはみごとに開花しています。

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 しかし、枝垂れ桜のほとんどが、これから咲こうとする蕾たちです。背景に雲を纏った比叡山が見えます。

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 半木の道の南は、これからみごとな桜並木に変貌します。3年前の颱風で多くの木が倒れました。それから、関係者の手でここまで再生したのです。今年の復活した姿が楽しみです。

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 北山大橋の下で、トランペットの練習をしている方を見かけました。折しも、小雨が降り出した時です。少し川下の出雲路橋の袂に京都市交響楽団の練習場があることもあってか、一般の方や学生もこの河原でよく練習をしておられます。なんでもできる河原です。

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 北山大橋から北を望むと、ソメイヨシノが咲き誇っています。左手の山肌に、送り火の船形が見えます。

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 帰り道で、桜見物をする鷺と鴨に出会いました。

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 来週あたりから枝垂れ桜が満開になると、この河原がさらに鮮やかに映えます。
 今は、散策もなかなかままならない忙しさの中にいます。
 身体を動かすためにも、河原に出かけることは心がけたいと思っています。
 
 
 
posted by genjiito at 19:02| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年03月21日

京洛逍遥(692)若者の街と化した京都駅の商店街

 今日も、所用のために京都駅に出かけました。
 昨日も書いたように、とにかく若者たちで賑わっていることに驚きです。みんな、楽しそうにウィンドゥショッピングです。
 小雨の天気ということで、大きな商業施設は密集状態です。駅の中にあるデパートの地下へ和菓子を探しに行きました。すると、芋の子を洗うという表現がぴったりの、まさに過密状態です。午後5時半でした。デパートへの入場制限はなされていません。次第に買い物客が増えてくるので、怖くなって早々に会計をして出ました。
 このコロナ禍のご時世に、これで大丈夫なのか、不安になります。京都の感染者数は少なくて、十人そこそこです。しかし、目に見えない敵は、油断禁物です。
 修学旅行の生徒たちが、いくつかの小さなグループになって歩いているのに、何組にも出くわしました。一時は姿を見かけなくなった修学旅行生たちを、新鮮な気持ちで迎える気になります。文化的な場所を訪れるのに加えて、この街角でも多くの物を見てほしいものです。京都は、入れ替わり立ち替わり目まぐるしくお店が変わります。これも、長く時代を生き抜いて来た文化的な証であり、興味深い社会現象だと思います。街中に関しては、次に来た時との違いが激しいので、人と街の共存を考えるのにいい勉強になるはずです。
 近鉄名店街の「みやこみち」にある「みやこの滝」で、上から落ちてくる水が作り出す絵や文字に魅入りました。水芸としての平仮名が作る文字「みやこみち」という文字を撮影しようとしました。しかし、タイミングが難しくて、ハートマークと横向きの「〜YA〜」しか撮れませんでした。またこの次に、ということで。

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 これまでに、観光地におけるトイレのシンボルマークを、折々に撮影して溜めていました。その一覧はいつか、ということにして、今日の収穫2点をあげます。
(1)京都駅前地下街「ポルタ」

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(2)京都駅南の八条口にある名店街「みやこみち」

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posted by genjiito at 20:12| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年03月20日

京洛逍遥(691)京都駅周辺に集う若者たちから明日の観光を考える

 大学でのイベントを終え、時間が少し早かったこともあり、久しぶりに大阪駅へ出てJRで京都駅を通って帰ることにしました。
 大阪駅の人混み以上の京都駅では、駅の構内でキャリーバグを引っ張るのは不可能です。手で押しながら、人を交わしながら歩くのがやっとでした。
 駅地下街のショッピングセンター・ポルタでも、真っ直ぐには歩けません。
 バスで帰ろうとしたところ、去年までは連日まったく空きのなかったコインロッカーが、今は打って変わって、使用中のものがまったくないことに気づきました。いやいや、写真左上に一つだけ、鍵が付いていない使用中のものがありました。この一つだけ、ということに、また複雑な思いにさせられます。

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 この鍵の札が並んでいるのを見ただけでも、誰も荷物を預けていないのですから、海外からの観光客が皆無であることがわかります。ということは、この街の大混雑は、コインロッカーを必要としない国内の旅行者なのです。コインロッカーがいらない観光客は、どんな方々なのでしょう。
 近場からブラリといらっしゃったのでしょうか?
 それとも、荷物はホテルに置いて、ブラリと買い物なのでしょうか?
 いずれにしても、若い方たちで今の京都は占拠されています。これは非常にいい傾向だと思います。ここ数年は、国内の観光客が激減していたそうです。今は、ゆったりと千年の時空をさまよえます。貴重な文化体験を、この古今混在の街で大いに楽しんでください。
 先週の四条河原町の賑わいといい、この京都駅周辺といい、まずは国内の人々が求める観光というものに、丁寧な対応をしたいものです。それが起点となって、これからの京都の観光について考えればいいのではないか、と思うようになりました。
 この新型コロナウイルス禍をいい機会として、新しい観光都市のありかたを探っていくチャンスとしたらどうでしょう。
 この街の様子は、ブログで引き続き取り上げていきます。
 
 
 
posted by genjiito at 20:47| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年03月13日

京洛逍遥(690)真如堂と東北院

 雨上がりに、白川から吉田山の麓を散策して来ました。
 白川通りから行ったので、坂道を上ります。

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 この前ここに来たのは、3年半も前のことです。

「京洛逍遥(448)白川通から真如堂を経て神楽岡通へ」(2017年06月11日)

 真如堂には、ほとんど人影がなかったので、ゆっくりと境内を歩きました。
 まず、「多て可はさ九ら」と変体仮名が刻まれた石柱に目が留まりました。この前は見過ごしたものです。最後の「ら(良)」が、悩ましい字体で崩してあります。

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 大師堂の前には、桃の花がみごとに咲き誇っています。

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 すぐ横には、散り初めの白梅と折り重なるようにして、蕾が今にも弾けそうな桜がありました。これから、梅と桜が入れ替わるのです。

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 帰りに見た去来の句碑は、前回もそうだったように「念仏可南」(念仏かな)の変体仮名「南」が、今回もなかなか読めませんでした。これは、昭和28年に建立されたものです。各地でみかける石碑や句碑の文字は、生きた勉強の教材になります。

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 神楽岡に出る道すがら、「吒枳尼天」を祀る社の前で、1輪の桜が咲いているのに出会いました。一つだけでも嬉しくなります。

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 そのすぐ近く、吉田山荘と後一条天皇陵の手前に、東北院があります。ここは、和泉式部の軒端の梅で有名です。お寺のいわれなど、今は省略します。

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 梅はすでに散っていました。

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 鴨川の河原に出る途中で、支援学校の入り口にみごとな桜を見つけました。しばし、見とれて見上げていました。

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 少しの散歩が、意外なことをたくさん教えてくれます。この街は歩く宝庫です。
 
 
 
posted by genjiito at 21:26| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年03月07日

京洛逍遥(689)四条河原町の賑わいに思うこと

 緊急事態宣言が解除される前から、四条通りと河原町周辺の人出が多くて驚いていました。
 今日、どうしても必要な買い物があり、四条河原町に出かけました。これまで以上に、多くの人で賑わっていました。アーケード街を通る人はもちろん、信号を渡る人の多さで、そのことがわかります。

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 今日も、海外からの観光客はまったく見当たりません。昨春までは、ごった返しの京都でした。それが、今はここに外国人観光客が加わっていません。日本中から人が集まっている、ということになります。特に、大阪・兵庫・滋賀・奈良からの買い物客のようで、関西弁が飛び交っています。しかも、若い人たちがほとんどでした。若者が、と言う気はありません。もう、緊急事態宣言は解除されたのです。自宅に籠もっていることを強いることはできません。日曜日、ということもあってのことでしょうか。
 マスクは、全員が着けています。これはみごとです。しかし、密を避けるということは、完全に崩れています。社会的な距離も、会話のマナーも、すっかり忘れ去られたかのようです。これで、来週から、卒業式や年度末の人事異動、来月になると入学式や新年度の行事が始まるのです。人の動きがどうなるのか、大いに不安になります。
 かくいう私自身が、年度末から新年度の用意のために買い物に出かけているのですから、批判ばかりを言っているわけにはいきません。気を引き締めることの難しさを痛感しています。かといって、どうすればいいのか。これまた難題で、沈黙してしまいます。
 自分の行動を含めて、何やら不安が襲ってきます。コロナワクチンを待ちながらも、いつになるのかわからないものに頼るだけでなく、何をすべきなのかを、もう一度日常生活の環境と心構えを整理したいと思っています。
 
 
 
posted by genjiito at 21:58| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年02月27日

京洛逍遥(688)北大路橋から北山大橋あたり

 快晴の1日でした。
 しかし、風は昨日よりも冷たくなっています。
 まだ春は遠そうです。
 空気がきれいだったこともあり、比叡山と大文字山がくっきりと望めました。

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 半木の道の桜の枝には、赤味を増した蕾が多く見かけられるようになりました。

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 川中の鴨たちは、食事に余念がありません。

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 帰り道、自宅近くの白川疎水沿いには、口紅スイセンが咲き誇っています。

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 早咲きの桜が玄関先に咲いている家を見かけました。

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 これから、日々変化するさまざまな草花が楽しめます。
 
 
 
posted by genjiito at 21:24| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年02月22日

京洛逍遥(687)散策路の蕾が膨らみ出しました

 今日の川風は、生暖かくてすっかり春です。
 明日からは、また寒さが戻ってくるようです。
 半木の道の桜も、少しずつ春を迎える準備に入っています。

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 小枝の蕾も、ふっくらとして来ました。
 その数も、日ごとに増えています。

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 天を衝くように、真っ直ぐに上へ上へと伸びる様子は、日々見ていて気持ちのいいものです。

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 まだ固い蕾は、あたりの様子を窺うように縮こまっています。

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 中には、今にも開こうかという勢いの蕾もあります。

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 散策路には、早々とイヌノフグリがひっそりと咲いていました。
 今日見かけたのは2つだけです。
 その気になって下を見ながら歩くと、もっと見つかることでしょう。
 春になると、上ばかり見て歩いています。

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posted by genjiito at 19:52| Comment(0) | ◎京洛逍遥

2021年02月14日

京洛逍遥(686)半木の道の蕾

 植物園の西側に沿って、桜の名所となっている半木の道が南北に通っています。ちょうど、北大路橋から北山大橋の間です。

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 先日までは、数個の蕾がやっと見つけられる程度でした。それが、今はまだまだ固くてほんの少しだけ赤みを覗かせる蕾とはいえ、ちらほらと見かけられるようになりました。

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 これから開こうとしている蕾の赤ちゃんは、水珠を滴らせています。

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 桜は、咲くまでの蕾の成長と、散り際のみごとさを見て楽しむようにしています。
 
 
 
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2021年02月06日

京洛逍遥(685)散策中に数個の蕾を見かける

 新型コロナウイルスの感染を避けるため、外出は自粛です。
 狭いながらも裏庭では、お地蔵さんが今はマスク姿となっています。

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 参考までに、昨夏の姿はこんな様子でした。ちょうどトンボが飛んで来た時に、ふたば葵に囲まれた姿を写したものです。

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 自宅にジッとしていると運動不足になります。夕方にかけて、賀茂川に散策に出かけました。
 今日は手袋もいらず、風も優しくなりました。このまま春になってほしいものです。

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 半木の道を歩いていると、少し赤味がかった蕾を見つけました。5個もなかったので、よほど気の早い桜なのでしょう。

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 これからしばらくは、蕾の様子を楽しむ散策となります。
 
 
 
posted by genjiito at 20:01| Comment(0) | ◎京洛逍遥