2026年07月26日

百人一首と三十六歌仙の和歌を書いた茶碗

 百人一首と三十六歌仙の和歌を書いた茶碗を手に入れました。キャンパスプラザ京都の源氏講座に参加しておられるIさんの旦那さんが、北野天満宮の骨董市で見つけてくださったものです。

 Iさんは、もう40年にもなる私の研究の理解者です。私が『新・文学資料整理術パソコン奮戦記』(桜楓社、1986年)を刊行したことが毎日新聞に紹介され、その記者の方の関係者という奇縁もあり、京都駅前の喫茶店で私のプロジェクトのお話をしました。そして、『源氏物語』の写本を読んでくださることになりました。1989年に『源氏物語別本集成』(全15巻)をスタートさせたた時にも、第一巻の巻頭の協力者一覧にお名前があります。京都市内での『源氏物語』の勉強会や文学散歩のみならず、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉の運営の手助けもしていただいています。

 私が京都市から宇治市に転居し、思いもしなかった困り事が起きた時には、市内におられるIさんがNPO法人〈源氏物語電子資料館〉の事務局を引き受けてくださり、無事に登記の再移転ができました。さらには、キャンパスプラザ京都とシェア型書店HONBAKO京都宇治で開催している『源氏物語』の講座について、京都新聞のまちかど欄に毎月掲載してもらう手配も、すべてお世話になっています。

 以下、昨日Iさんから手渡ししていただいた茶碗の写真をあげます。
 周りには、百人一首の和歌が64首書かれています。カルタをイメージした枠には、4首の和歌が置かれています。その間に、15首ずつ書かれているので、全部で64首の和歌が外周にあるのです。
 さらに確認すると、書かれているのは、1番歌から60番歌までと、枠に61、68、77、81番歌があることがわかりました。
 数字は、書かれている歌番号の並びです。

 〜3-2-1-【81ほとときす】-60-59-58〜
260726_100人茶碗-81ほととぎす.jpg


 〜18-17-16-【68こころにも】-15-14-13〜
260726_100人-68心にも.jpg


 〜33-32-31-【61いにしへの】-30-29-28〜
260726_100人-61いにしへの.jpg


 〜48-47-46-【77せをはやみ】-45-44-43〜
260726_100人茶碗-77せをはやみ.jpg


 茶碗の内側には、三十六歌仙の和歌が36首書かれています。
 外周の64首と足すと、ちょうど100首になります。
 なぜ百人一首の64首と三十六歌仙の36首の計100首が書かれているのか、私にはうまく説明できません。
 細かなことは後日として、とにかく写真をあげます。

260726_36歌仙茶腕内側.jpg


 この茶碗に書かれた文字は、非常に読みにくい字形です。この字形にどのような意味があるのかも、いま私には分かりません。情報をお持ちの方からのご教示をお待ちしています。




posted by genjiito at 23:12| Comment(0) | ■古典文学
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