2026年06月09日

集会所で『百人一首』のカルタ取りと坊主めくりを楽しむ

 これまで集会所では、『百人一首』といえば「坊主めくり」と決まっていました。しかし、今日は歌を読み上げて下の句の札を取る、という本来の遊びから始まりました。この場の高齢者の構成を見て、どうなるのか楽しみにして参加しました。

 読手は、この集まりをサブで支えてくださっている方です。
 下の句が読まれてしばらく経ってから、ハイと遠慮がちな声と共にカルタを押さえる手が伸びて来ることが続きました。100枚すべてをテーブルに広げているので、読まれた後でカルタを探すのに時間がかかるのは仕方がありません。それでも、いろいろなことに興味と関心をお持ちの方が多いせいか、それなりにワイワイガヤガヤと楽しく順調に進みました。

 100枚の札の内、姫君と坊主と公家の人数は次のようになっています。
  姫君:21枚
  坊主:30〜35枚
  公家:44〜49枚
 坊主の枚数が決まっていないので、「坊主めくり」にもいろいろなルールがあるようです。
 今日は、蝉丸は坊主ではないとして進みました。ただし、これを坊主とするのが主流のようです。

 蝉丸は、史料的にはその実在が確認できない唯一の人物です。また、「僧」と断定することもできません。しかし、僧的・遁世者とされてきた特殊な存在であり、カルタの文化では坊主に分類されることが多いようです。つまり、「僧形・隠者として伝えられる歌人」だといえます。琵琶法師とか盲目の楽人の系譜に入ります。

 蝉丸は「僧形・遁世的隠者・盲目の楽人」ということで、「坊主めくり」では、外れ役として坊主に入っているようです。ということを踏まえると、「坊主めくり」をする最初に、蝉丸をどちらにするかを決めておく必要があると言えます。
 これは厳密に言えば、ということであって、遊びなのでどうでもいいことではありますが……
 楽しく遊べたらいいので、難しいことは今は措いておきましょう。




posted by genjiito at 20:54| Comment(0) | *福祉介護
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