2026年05月06日

HONBAKO京都宇治の開業1周年記念パーティ

 シェア型書店HONBAKO京都宇治さんがオープンして1年が経ちました。「本好きが集う場所」がコンセプトの本屋さんです。

 今日は店内で、1周年記念のお祝いのパーティーがありました。集まったのは箱主さん限定です。みなさん、ご自分の箱に思い思いの本を並べて楽しんでおられます。縦横30cm の箱が100個、ズラリと並んでいます。

 私は姉と共同で2つの箱を借りています。現在、1つには源氏物語の特集、もう1つは山本兼一・藤田宜永の特集を組んでいます。

 この場所に手持ちの本を並べ、またここで勉強会を開催するにあたっての経緯は、1年前の次の記事に詳しく書いています。

「宇治で古写本『源氏物語 橋姫』の変体仮名を読む会」を始めます」

 この本箱さんが順調な歩みを刻み、今月めでたく1周年を迎えることになったのです。
 今日は箱主だけが集う朝・昼・夕の3部制で、私は朝の部に参加しました。

260506_箱主.jpg


 これまで私が抱いていた本屋さんと本に対する意識が、この存在によって大きく変わりました。
 まず、本屋さんは新刊を並べて売るだけではないということであり、古本屋さんとも違います。
 我々一般の読者が本と出会う場所としては、これまでの本屋さんとはなんら違いはありません。
 しかしこの本箱に並ぶ本は、狭い空間ながら箱主さんが決めたものなので、常に流動的です。
 その変化が、訪れて様々な本を手にし、日頃は見かけない本との出会いが楽しみにもなります。
 本屋さんと本たちが仲立ちとなり、この空間に本仲間が集う会話のコミュニティが生まれます。
 さらには2階のシェアスペースで、テーマごとに自由なコミュニケーションの場が展開します。
 私は、毎月第1土曜日に、「相愛本『源氏物語 橋姫』の変体仮名を読む会」を開催しています。
 書籍は読んだり調べたりするだけではなく、多くの方々と会話を楽しむツールでもあるのです。

 参会者とお菓子や食事をし、お話をし、自己紹介をする中で、自分の中の本屋さんの位置づけが揺れ動いて来たことを実感しました。

 目の前にある蕎麦寿司に関して、少し書いておきます。

260506_蕎麦寿司.jpg


 今日、本箱さんの手前の角に立派な五葉松があり、妻と共に見ていると中からご主人が出てこられました。お話を聞くと、手の中に入る程の小さな松が、50年間でこんなに大きくなったとのことです。2年前に奥さんを亡くされ、蕎麦屋さんだった「若香庵」はお店を畳んだとのことです。今、すぐそばでパーティーがあるので、久しぶりに蕎麦寿司を作り届けてきたところだ、とのこと。そのパーティに私たちは行くことを伝えると、奇遇に喜んでおられました。

 盛会のうちにパーティが終わり、帰る時に、またご主人に会いました。蕎麦寿司が美味しかったことを伝え、記念写真を撮りました。

260506_松と店主.jpg


 電車での帰りは、JR新田駅で近鉄大久保駅に乗り換えます。その新田駅の改札の前に、推定樹齢が約200年で、「宇治市名木百選」に認定された巨大なイチョウが聳え立っています。

260506_大イチョウ.jpg

 高さ19m、幹の外周は2.6mの立派なイチョウです。秋は黄金色に輝きます。
 毎月この木の前を通っているのに、これまでに紹介していなかったので、五葉松の繋がりで写真をアップしました。




posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ◎情報社会
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