今日の「昭和の日」は、元々は昭和天皇の誕生日(天皇誕生日)でした。その後「みどりの日」を経て国民の祝日となりました。
下鴨神社では、悠久の太古以来の糺の森の自然環境を保護し未来へ継承するために、市民植樹祭に取り組んでおられます。その一環として成木の獻木に関する報告祭と式典や植樹が開催されました。次の写真の楼門の柱に記されている通りです。
今回、私は妻と連名で欅を獻木しました。式典の場所は、糺の森の馬場でした。
現宮司、前名誉宮司、京都府知事(代読)、国会議員などなど、多くの方が列席しておられました。
獻木者は23名と聞いていたので、こぢんまりとした式典かと思っていました。ところが、参加してみるとボーイスカウトやガールスカウト等も含めて大勢の方が集まっておられました。獻木者は、遠くは千葉県からと、多彩な方々です。祝詞の中に獻木者の紹介があり、式典の後に名前を呼ばれて植栽場へ移動し、ショベルで欅に土掛けをしました。
この馬場の地で1年間育て、来年の2月には御蔭通に近い泉川(次の写真の右側)か瀬見の小川(次の写真の左側)の木々の中に移されるそうです。
来年以降、下鴨神社にお越しになったら、私と妻の獻木である欅をご覧ください。
式典会場の横では、ガールスカウトの方たちが呈茶をしておられました。ありがたく、若い子が点てたお茶をいただきました。茶碗には、二葉葵が描かれていました。
会場の横では、花や木の頒布会もありました。花好きの妻は、腰の高さまでしか大きくならないという長寿桜を早速いただいていました。
その隣には、洋花のクレマチスが並んでいました。井上靖が大好きな私は、次の記事にこの花にまつわる話を書いています。
「クレマチスの丘にある井上靖文学館」(2011年08月21日)
これは、私がいただきました。珍しいことです。
無事に式典も終わった頃に、NHK の取材を受けました。どうしたことか、私はよくマスコミの取材を受けて来ました。今日の記者の方は、何か話しそうな雰囲気があり、妻との雰囲気も良かったので声掛けをした、とのことでした。2年前は、大河ドラマで『源氏物語』をやっていたことから、いくつかの取材をうけました。しかし、NHK の取材はあまり好きではありません。こちらの意向が、ことごとく違った解釈で放映されることが多いからです。
その点では、私が大阪府立高校の教員をしていた頃から何度も取材をしてくださった毎日新聞のHさんと、国文学研究資料館に在職時によく記事に取り上げてくださった朝日新聞のSさんは、正確な内容でレベルの高い、そして好意的な記事に仕上げておられました。最近近付いて来られるマスコミ関係の方は、インタビューから記事に仕上げる段階で、私が言うのも気が引けるものの格段に質が落ちているような気がします。
今日の方も、我々の金婚記念の獻木という視点でまとめようとされていたようです。私が『源氏物語』に関係する仕事をしていることや、この下鴨地域に長くすんでいたこと、前の権禰宜さんの後輩であることなどには、まったく興味を示されませんでした。NHK は活字媒体のメディアではないので、再確認ができない消えていく情報発信媒体です。いつ、どの番組で放送されるのかは知りません。ご勝手にどうぞ、というスタンスでいます。
それに引き換え、カメラマンと音声の方は熱心に我々の植樹の場面を撮っておられました。
帰りに、出町柳にある骨董屋の「京や」さんに立ち寄りました。獻木記念に茶碗をいただこうと思ったからです。いつものオーナーは、今の時期の茶碗はここにはないので、南店に行ってみてほしいとのことでした。
ぶらぶらと南店に行くと、オーナーから連絡があったようで、カキツバタの茶碗が見つかったから持っていくので、少し待ってくれとのとこでした。ここでは、このお正月に桜の茶碗を用意していただきました。待っているうちに、春慶塗風で扇子の形の入れ物に収める箸をいただきました。
届いた茶碗と一緒に写真に撮りました。
次は、6月頃に来るので、夏の茶碗をお願いしておきました。ヒマワリの絵が描かれていたらおもしろいですね、と言いながらお店を後にしました。
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