今日は、集会所で「おじゃみの山の棒倒し」を楽しみました。
おじゃみをテーブルに山々と積み上げてから、その真ん中にピンポン玉を1つ乗せた棒を突き刺します。1本のポールがおじゃみに支えられて立っている姿になります。
そして、みんなでおじゃみを数個ずつ、代わる代わる取っていき、棒の先にあるピンポン玉を落とした人の負け、という個人戦のゲームです。
これまでにも何度もやったゲームです。シンプルなものほどおもしろいのです。後半になり、少し棒が傾くと、「ハッ、ハッ」という声がつい出て、ハラハラドキドキの展開となります。
盛り上がったこともあり、3回もやりました。
1年前の「集会所で楽しんだ「おじゃみの山の棒倒し」」(2025年02月18日)"http://genjiito.sblo.jp/article/191256229.html"という記事で、「おじゃみ」と「お手玉」の全国での使われ方について、簡単な報告をしました。
全国の社会福祉施設での呼び名を、ネットで検索しただけでも、いろいろとおもしろいことがわかります。
大まかに言えば、関西は「おじゃみ」で関東は「お手玉」です。しかし、微妙に異なる傾向も見られます。
例えば、「おじゃみ」は以下の地域で使われていました。
神奈川県、静岡県富士市、福井県、大阪府枚方市、奈良県香芝市、兵庫県豊岡市、高知県土佐清水市、山口県岩国市、
対して、「お手玉」は次の地域が見つかりました。
静岡県、新潟市、名古屋市、大阪府大東市、徳島市、大分市、
同じ静岡や大阪であっても、両方が確認できました。これはおそらく、現場である社会福祉施設の職員さんが関西と関東とで移動や転居があったために、自分が慣れ親しんだ呼び名で移り住んだ地域で日常的に言い、ホームページやブログなどでも自分の言い方で書いておられる可能性が考えられます。また、男性と女性では呼び方に差があるかも知れません。私は小さい時にこれで遊ばなかったので、大阪へ出た小学5年生以降に耳にした「おじゃみ」が思い当たります。
そうであっても、関西は「おじゃみ」、関東では「お手玉」と、呼び名が違うことは確かなようです。
そこで今回は、生成AI氏に訊ねてみました。
質問は次の問いにしました。
室内遊技の名前で、「おじゃみ」と「お手玉」の全国での呼び名について教えてください。
関西は「おじゃみ」、関東では「お手玉」だと思われます。
そこで、さらにその偏在について、全国の社会福祉施設での呼び名と、一般社会での違いがわかると助かります。
この質問に対しての生成AI氏の回答は、上記の傾向を裏打ちするものでした。
私が気になった説明は、つぎの文章です。
介護・福祉の分野では、若い職員と高齢者のあいだで方言理解のずれが起こりうること、また方言が高齢者との関係では**「つなぐ言葉」として働きうることが指摘されています。
さらに、全国の分布図を問うと、次の図が得られました。都道府県ごとの分布表は、今は省略します。
自分の出身地によって、その名称が異なることがわかると思います。
画像をクリックすると精細表示となり、文字が読みやすくなります。
上段は、国立国語研究所『日本言語地図』の「おてだま(お手玉)」の分布をもとに、都道府県単位へ丸めた一般社会での見取り図です。『日本言語地図』は、1957年から1965年に全国約2,400地点を調査した資料で、「おてだま」と「おてだまあそび」を別項目として持っています。
下段は、社会福祉施設での表記・呼称を、確認できた実例に基づいて整理した実例ベースの目安図です。こちらは全国一斉調査ではありません。全国団体名は「日本のお手玉の会」で、東京支部も「東京おてだま」を名乗っており、対外的・公的な表記では「お手玉」が通りやすいことが確認できます。
こうした結果を見て、これは過去の資料による方言分布図なので、現在はどうなっているのか、新たな興味を持ちました。
そのことを生成AI氏に訊ねると、次の回答が返ってきました。
1. 全国的には、表向きは「お手玉」に寄っている
(中略)
2. ただし、関西・西日本では「おじゃみ」は今も生きている
(中略)
3. 福祉施設では、現在も「二層構造」になっている
(中略)
4. 「遊び」自体は、昔ほど日常語ではなくなっている
(中略)
5. 今の見立て
以上をまとめると、現在はこう考えるのが最も実情に近いです。
全国共通語・公的表記
→ **「お手玉」**が主流。
関西・西日本の地域語・高齢者の生活語
→ **「おじゃみ」**は今も十分に生きている。
社会福祉施設
→ 「お手玉」単独か、「お手玉(おじゃみ)」併記が実務上もっとも多そう。地域によっては現場で**「おじゃみ」**がそのまま使われる。
6. ひとことで言うと
現在は、「おじゃみ」が消えたのではなく、表記の標準化で「お手玉」が前に出て、地域語としての「おじゃみ」が口頭場面や福祉現場で残っている、という状態です。これは全国団体名が「お手玉」で統一されつつ、支部名や地域実例では「おじゃみ」が並存していることからも読み取れます。これは推定を含む整理ですが、現時点で確認できる資料とは整合的です。
以上で、「おじゃみ」と「お手玉」の呼称に関して、全国的な傾向がわかったと言えるでしょう。
このあそびが、一般的な社会ではなく福祉の現場で残っているということは、いずれは消えていくものなのでしょうか。いろいろなことを考えさせてくれる言葉であり遊びです。
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