今日は、射的で空き缶を撃ち落とすゲームをしました。
吸盤付きの短い棒を発射し、並んでいる缶ビールの空き缶を目がけて打ちます。
半数は2段に組んであるので、当たれば1回で4〜5個倒れることがあります。
2巡して、倒した本数の合計を競いました。
終わってみて、気付いたことがあります。
今回の順位は、1位-男性、2位-女性、3位-男性、4位-男性だったのです。
参加者は、男性3名、女性20名弱です。
そして思いました。射的は男性が得意とする種目なのかな、ということです。
オリンピックなどに射撃や射的の競技があります。男女で向き不向きがあるのでしょうか。
ジェンダーについては、生物学的な性別に対するものとして、社会や文化が作り上げる男性・女性という、社会的かつ文化的な性別があります。プラスチックで出来たオモチャの銃を操作するだけなので、そこに男女差はありません。しかし、結果は明らかに男性優位が見られたように思われます。
生きてきた社会や身を置いてきた文化が、このゲームに影響を与えていると考えることはできないでしょうか。闘うための道具に対する、男女の意識の違いがここに出て来たのではないか、ということです。
純粋な疑問として、この射的を通してジェンダーについて問題点を感じたので、生成AI氏に聞いてみました。
質問は、「射撃や射的の競技に、社会的文化的な男女の問題、ジェンダーの問題は議論されているのでしょうか。」というものです。
国際射撃連盟などの対応を紹介しつつ、男女の競技における性差を巡る詳細な説明が得られました。ただし、射撃を中心としたものであり、煩雑なので今は省略します。
そして、「射的」については、「男の遊び」「女の遊び」という文化的な見方を通して、さまざまな議論がなされていることを知りました。
さらに私から、「縁日などの「射的」を通して、ジェンダーの問題点はどうでしょうか。得手不得手などを要素として、わかりやすい説明をお願いします。」と問うと、次の回答が得られました。
・「射的そのものの専用研究は多く見当たりませんでした。なので、ここでは「縁日という場」と「武器・競争・遊びのジェンダー研究」をつないで、言い過ぎない形で整理します。」
・「縁日の「射的」でも、ジェンダーの問題は考えられます。
ただし、ここで大事なのは、
「男の子のほうが本質的に得意、女の子のほうが本質的に苦手」
と決めつける話ではない、ということです。
私が確認した範囲では、縁日の射的そのものを主題にした研究は多くありません。
そのため、以下は 遊びのジェンダー研究 と おもちゃ・遊び方の固定観念 を手がかりに整理した説明です。」
・「「上手だった/下手だった」の意味づけが、男女で違ってしまいやすい。
ここが社会的・文化的にいちばん厄介な点です。
たとえば同じ結果でも、
男の子が当てると「やっぱり得意だね」
女の子が当てると「意外だね」
男の子が外すと「男の子なのに」
女の子が外すと「まあ、そんなものだよね」
というふうに、結果の受け取り方が性別で変わることがあります。
京都大学の研究では、日本の子どもにおいて、
「女性=優しい」というステレオタイプは4歳ごろから見られ、
「男性=賢い」は7歳ごろから見られる可能性が示されました。
研究者は、親や教育者の何気ない言葉や、子ども同士のやりとりなどが関わる可能性を指摘しています。
この研究は射的そのものではありません。
しかし、性別による思い込みが幼い段階から始まることを示しています。
そのため、縁日の射的でも、単なる遊びなのに、「男の子らしさ」「女の子らしさ」の確認の場になってしまうことがあるわけです。」
・「まとめ
縁日の射的について言えば、ジェンダーの問題点は次のように整理できます。
射的におけるジェンダー上の論点
「銃を使う遊び=男の子向け」という思い込みが入りやすい
得手不得手が、先天的能力よりも経験差として作られやすい
同じ成功・失敗でも、男女で受け取られ方が違いやすい
場の設計や周囲の視線が、上手下手に影響する
その結果、単なる遊びが、性別の確認や固定観念の再生産の場になりうる」
問題の奥深くに食い込む視点での回答なので、なかなか興味深い説明となっていました。
そうとう長文の説明を受けたので、いつか機会を得て紹介します。
たかが遊びの「射的」と思わず、その背景にあるものを考えると、おもしろいことがわかりました。ものの見方・見え方・考え方について、視点をずらすと興味深い一面が見えてきました。
おもしろいものです。
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