早朝より、妻のお茶のお稽古の練習に付き合いました。袱紗さばきが中心です。慣れないと、戸惑うことも多いので、何度も繰り返しやりました。
実際に先生の前では、緊張しすぎたのか朝の練習をすっかり忘れ、いろいろと迷走しながらのお稽古となっていました。それでも、初めて取り組んでから4ヶ月ということもあり、回を重ねる毎に出来ることが増え、今日は1通り盆略手前の最後までをやり通していました。
とにかく、身体が覚えるまでは、手順はともかく繰り返しの練習が肝要です。楽しいと言いながら取り組んでいるので、このまま続けることでさらに新しい面白さを見つけることでしょう。
私は、あらかじめ道具を出しておき、座りながら道庫に手を伸ばしてお点前を進める薄茶のお稽古をしました。今日は、両膝にタオルを敷いて、右や左へ膝を移動させながら進めました。これで、動きが相当楽になります。流れるように、とはいきません。しかし、それなりに形にはなっていたようです。
道具がすでに出ている状態でのお点前なので、勝手がちがいます。しかし、これも1つのやり方なので、しばらくはこのやり方で進めて行きます。
終わってからは、近くのバス停から法華寺前まで移動し、奈良時代に光明皇后が父の藤原不比等の邸宅跡に建てた門跡尼寺の法華寺へ行きました。
時間がなくて、本堂だけを拝観しました。国宝で光明皇后がモデルだといわれている十一面観音立像は、秘仏のために今日は見られません。次の開扉は、6月5日から14日までだそうです。日時があえば、また来たいと思います。
光明皇后は、夫である聖武天皇と共に仏教を篤く信仰しました。法華寺には、「からふろ」と言われる重要有形民俗文化財の浴室(今のサウナ)があります。光明皇后が天平時代に、千人の垢を自ら流したという伝説の蒸し風呂です。日本の社会福祉の原点とも言える建物です。
受付に、法華寺施薬院「くすり湯」という入浴剤があったのでいただきました。
[成分]シャクヤク・トウキ・オウバク・ドクカツ・センキュウ・チンピ・ガイヨウ・コウカ
境内には、『万葉集』に載る山部赤人の和歌が刻まれた歌碑が、新芽をのぞかせる桜を背景にして建っていました。
以尓しへ乃【古】き
徒ゝみ盤【年】婦可三
い希能なき佐尓
【水】くさ【生】に介り
また、会津八一の歌碑もあります。これは、すべての文字が現行の五十音図にある平仮名です。
ふちはらの於ほききさきを
うつしみに あひみることく
あかきくちひる
法華寺から近鉄新大宮駅までは、ぶらぶらと歩きました。
途中で、佐保川に咲きかかる桜と出会いました。
佐保川には風情が感じられません。しかし、桜はみごとでした。
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