2026年04月12日

宇治に転居してちょうど5年目に家具の大移動

 京洛下鴨から、この都の辰巳にある宇治の地に転居して来たのは、2022年の4月でした。
 思い返すと、2021年の年末に役職を辞し、明けてお正月には誰も思いもしなかった成り行きを経て、1月末に家移りの話が持ち上がりました。翌2月になって、私自身が思っても見なかった、宇治の町で過ごすことになりました。
 まさに、『源氏物語』の正編の世界から、続編の宇治十帖の物語の中に生活を移したのです。

 京町家の風通しのいい木造家屋から、東京にいた時の官舎と同じマンションスタイルの、密閉された空間での生活になりました。

 ただし、一昨年には税務署の方お2人がお越しになり、いろいろとヒアリングや契約書の確認などを私の部屋で受けました。マネーロンダリングを疑われたようです。
 動いた資金の多くがNPOのボランティア活動や善意の活動支援に回っていたこと、間に入ってくださった不動産屋さんのアドバイスを得て、まったく問題がない転居であることが証明されました。
 この、奇怪な税務署の動きと、その後に届いた失礼千万としかいわざるを得ない、問題がなかった旨の意味不明の通知書などのことは、後日整理して報告します。

 有無を言わさず我が家に乗り込んで来られた、というのが実態でした。私は、警察に別室で待機してもらう算段をしていたくらいです。このご時世に、押し込み強盗のように人の家に強引に上がり込もうというのですから、特殊詐欺グループと同じ手法で税務調査をなさっているのです。時代錯誤の感覚であることは、対面で話をしていた時にも言いました。正義の味方気取りでお仕事をなさっているようです。しかし、今の時代はお役人根性丸出しでは、人権無視も甚だしいと言わざるをえません。

 税金逃れの悪い人が多いので、そうした手法で捜査せざるをえないかもしれません。しかし、疑惑を前提に来られても、まったく思い当たることもなく問題のない対処をしている一般人には、この税務署のやり方には大いに疑問を持ち、その疑問はお越しになった方に申し上げました。

 そんなことがあっても、この宇治での生活は、快適に進んでいます。
 予想外だったのは、犬の鳴き声に端を発した、私の脳梗塞でしょうか。しかし、それも今は順調にリハビリを続けていて、不自由は感じるものの特に大きな障害には至っていません。
 また、とんでもない2つの歯医者さん、冷酷な診察拒否にも合いました。これも貴重な経験としましょう。

 今月で宇治の生活も5年目に入ります。
 冬は暖房効果がよくて暖かく、夏は冷房効果がよくて涼しい、過ごしやすい日々です。あの、すきま風に震え、熱暑に悩まされた京町家とは違い、このマンションタイプの部屋は温度が一定で快適です。

 そう思っていたところ、最近になって洋服ダンスの裏側がカビで真っ黒になっていることに気付きました。朝晩の温度差から、ガラス戸に多くの露がつくために、水滴取りが大変でした。そんな経験がこれまでになかったので、まさかカビなどが拡がっていようとは思わなかったのです。

 今日は、和室のベランダ側にあった洋服ダンスを、別の洋室に移しました。妻と2人で、本が堆く積まれた狭い通路を縫うようにして移動させました。縦長の鏡が1枚割れました。
 この洋服ダンスは、母が買ってくれたもので、妻が大切に使っていたものです。処分したくないというので、部屋の移動をしてカビ対策を施しました。
 久しぶりに大きな家具を運んだこともあり、今は筋肉痛になる直前です。

 これに伴い、ちょうどいい機会でもあるので、和室の模様替えをすることにしました。
 仏壇を洋服ダンスがあった場所に移動し、この和室でお茶が点てられるように室礼を変えようと思っています。炉は切れません。自慢の炉縁の出番はありません。しかし、風炉であれば道具はすべて揃っています。

 久しぶりの模様替えです。新鮮な気持ちで、新たな生活の場となるようにするつもりです。




posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | *身辺雑記
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