2026年04月06日

古都散策(79)久しぶりにお茶のお稽古をした後は西大寺へ

 先月の3月16日は発熱のため、お茶のお稽古は休みました。今日は9日以来の、ほぼ1ヶ月ぶりのお茶のお稽古となります。自宅では、折々にお茶を点てています。しかし、それはお作法などは関係なく、ただお茶と和菓子を楽しんでいるだけです。

 先月からは、薄茶のお稽古において持ち運びの動きを最小限にした、道庫を利用したお点前に取り組んでいます。お点前をする手前座に座ったままで、左側の道庫という場所に茶道具をあらかじめ置いてお点前をするのです。手足にやや違和感が残る私にとっては、ありがたいお作法です。

 今日も、うっかり手順を忘れることはあっても、何とかお点前の流れはわかって来ました。細かな所作について、先生からはいろいろとアドバイスをいただきます。今日は、柄杓の置き方で気をつけることを教わりました。
 右膝にはタオルを敷いているので、右左に身体を動かす時には膝を滑らせることでスムースに動けます。今日は、左に向く時に難儀をしたので、次回は左右両膝に小さなタオルを敷くことにします。

 妻は、盆略手前でお盆を使わないバージョンのお稽古をしていました。茶巾を置く小さな皿を置いておくといいので、次回からは持参することにします。
 袱紗さばきには、今日も四苦八苦していました。朝から自宅で少し練習をしてから、出掛けて来ました。しかし、まだ慣れないこともあり、ああでもないこうでもないと、袱紗と格闘しています。道具の置き場所も、少しずつ教えてもらっていました。
 とにかく、理屈ではなくて何回も繰り返すことで、身体に覚えさせることです。

 今月の『淡交タイムス』(茶道裏千家淡交会発行、第621号)の巻頭で、家元は次のようにおっしゃっています。

 皆さんは点前に臨むとき、「いい格好をしよう」「先生に褒められたい」などと要らないことを考えていませんか。(中略)
 邪心を抱かず、いつもどおりの自分の姿で点前に臨めば、たとえ手順を間違っても、良いしくじり方ができます。自分に足りないものも見えてきます。

 茶道のお稽古で向き合うのは、あくまでも「自分自身」なのです。遅々として進まなくても自分と向き合うことが大事であり、お稽古の一々はあまり気に病むことはないのです。気が楽になります。

 南禅寺の近くにある、松下幸之助がパナソニックの迎賓館として造った「真々庵」へ行った時の写真が出てきました。2011年のことです。非公開にもかかわらず、その「松下真々庵」へ縁あって行った時のものです。錚々たる先生方の中に、まだ初心者の私がいる記念写真です。

 あの時は、樋野支配人に東山を借景にした回遊式の庭園を案内していただきました。また、お茶室では緊張しながらお抹茶をいただきました。さらには、地下に収蔵されていた人間国宝の方々の作品を、丁寧に解説してくださったことを、今でもはっきりと覚えています。

「京洛逍遥(208)「真々庵」でPHPを考える」(2011年12月22日)"http://genjiito.sblo.jp/article/178945894.html"

 その写真を、森田先生に見てもらい、どのような事情で私が付いて行ったのかをお聞きしました。奈良西大寺で開講されている近鉄文化サロンで森田先生が受け持ちの教室に引き続き、次の時間はお仲間の西浦先生が担当されています。その西浦先生のご縁で、15年前に「真々庵」へ行ったということがわかりました。
 帰りに、入口で西浦先生と出会えたので、写真を見てもらい当日の背景となる話をお聞きすることができました。奇遇が奇遇を呼び、それが積み重なって、私などが同席できたのです。またとない幸運だったのです。

 近鉄西大寺駅のすぐ南に、真言律宗の西大寺があります。巨大な茶碗で抹茶を飲む「大茶盛式」が有名です。孝謙上皇(重祚して称徳天皇)が、東大寺に対して平城京の西を守るお寺として創建したお寺です。

260406_西大寺.jpg


 過去のブログを見ると、2010年の秋に開催された西大寺チャリティー茶会に参加していました。今日訪れたのは、それ以来ということのようです。
 お寺の拝観時間も終わる頃だったので、境内を巡るだけにしました。西大寺駅には毎週来るので、またいつかのんびりと来ましょう。

260406_西大寺の桜.jpg




posted by genjiito at 23:43| Comment(0) | ・古都散策
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