今朝は熱もなく、スッキリと目覚めました。この3日間は、得難い休息日でした。
今日は、宇治徳洲会病院で妻が月2回の点滴を受ける日です。
点滴前に本人の状況を確認する、担当医の問診があります。先週の京大病院で受けた検査の結果を、先生に口頭で伝えました。
[参照]「京大病院で妻に朗報あり」(2026年03月12日)"http://genjiito.sblo.jp/article/191651268.html"
数値を聴いて先生は、これ以上よくなることは考えられないものの、この一年間で認知機能がほとんど下降しなかったことは、レカネマブ(レケンビ)による点滴治療がよく効いていたということである、とおっしゃいました。取り組んで良かったと思います。
「高齢者総合機能評価(CGA)」と「認知症の重症度(CDR)」の数値に関する説明も、簡単にしてくださいました。脳内のアミロイド β の量が減っているのかどうかは、半年後の今年9月の最終検査に負うことになります。
その後の治療のことは、その9月で一旦このレカネマブ(レケンビ)の点滴治療が終わるので、それから京大病院の主治医と相談して考えることになっています。
次は、1階の観察室で点滴を受けます。今日も、狭くて硬いベッドでは背中が痛いので、最初に布団1枚を半分に折って敷いてもらいました。
ベッドの横の台の上には、レカネマブ(レケンビ)が入った透明の点滴用のビニール袋と、最後に血管の中をきれいにする生理食塩水が入った小さな点滴用のビニール袋が、金属のトレーの上に乗っていました。病院からもらう診療明細書には、注射に関する項目に次のように記されているものです。
*レケンビ点滴静注 500mg 5mL 1瓶
*生理食塩液バッグ「フソー」250 mL 1袋
*大塚生食注 50mL 1瓶
注射針とチューブもその液体が入った袋の下に置かれています。看護師さんがすぐにどこかへ行かれたので、このトレーをこのまま放置していていいのか不安になりました。無造作に置かれている薬品と道具の写真を撮ろうかと思いました。しかし、あまりにも信頼していないことになるので、思いとどまりました。
最近、埼玉県立小児医療センターで、注射後に重度の障害を発症し、男性患者3人のうち10代男性1人が死亡した、というニュースが話題になっています。
「髄腔内(ずいくうない)注射」という、標準的な治療法だったそうです。しかし、なぜそのような医療過誤が起きたのか、原因の特定にはいまだ至っていません。注射に至る工程や手順には、今のところは問題は確認されていなそうです。
使われるはずがなかった、神経障害などを引き起こす劇薬の抗がん剤が検出されているので、どこかの段階で注射器の液体の中に入ったのです。薬品の管理と手順に間違いがなかったのであれば、注射に至る引き継ぎが十分になされていなかったのでは、と素人ながら疑問を持っています。
そんな事故が現在進行形で報じられているので、今日は特に薬品と道具に目が行きました。
これまでにも何度も書いたように、この病院は看護師さんが不足していて、毎回ドタバタ劇を見せられています。
複数の患者のことに関わり、集中できない中で、看護師さんは大忙しです。妻の点滴治療はこの病院では他になされていない性格のもののようで、作業手順書を見ながら取り組んでおられます。特に、レケンビ点滴が1時間で終わり、大塚の生食注射で血管をきれいにする時には、いつも針の入れ替えと手元のコックの操作で混乱しておられます。
これまでに京大病院で12回、この宇治徳洲会病院ですでに12回の点滴を真横で見てきた私は、この治療の手順を熟知しているので、横で見ていて何か言いたくなります。しかし、ジッと我慢をしています。途中で別の薬剤が、何かの間違いによって追加で注入されることのないように、チラチラと見ています。
看護師さん、信用していなくてすみません。現実に、医療過誤の話をいろいろと聞いているので、妻と話をしながら、点滴治療の様子をみながら付き添いをしているのです。
今日も、両隣には大変な症状の方がおられました。他にベッドが空いているので、もう少し離してほしいところです。しかし、少人数の看護師さんたちで患者の様子を見るためには、まとめて視野の中に入っている方が助かるのでしょう。
その対応の合理的な理由は理解できるものの、亡くなられる直前の方の近くや、苦しさで呻き声を上げておられる方の横では、妻も平常心で点滴治療は受けられません。このことは、どの段階で誰に言えばいいのか、次回には思い切って提案してみます。
とにかく、無事に終わり、帰宅したのは午後2時15分でした。朝は9時25分に家を出たので、約5時間の付き添いでした。前回よりも1時間短くなったのは、病院内で効率的な移動ができたからだと思われます。病院の方々の熱意と努力には感謝しています。しかし、もっと効率的な書類の回し方や個別の対応の方策はあるので、解決策は数多くあります。
しかし、その前に看護師さんたちの入れ替わりが激しいと聞いているので、作業手順の熟知熟達が医療行為の手順の効率化の上で考慮に入れられないとしたら、やはり人間が走り回るしかないのかもしれません。
今後の高齢化社会を見据えて、何か名案を考えなくては、病院側も患者側もストレスが溜まるだけです。門外漢ながら、これは大変な問題だぞ、と思うようになりました。
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