2026年03月09日

古都散策(78)お茶のお稽古帰りに平城宮跡へ

 近鉄西大寺駅を北口側に降りると、安倍元首相が撃たれたロータリーに出ます。その少し東側に奈良ファミリーがあり、その中にお茶のお稽古場があります。次の写真の矢印から入ります。

260309_西大寺駅前.jpg

 今日は、先週初めて教えていただいた、道庫(どうこ)のお稽古をしました。茶道具はあらかじめ点前座の周りに用意しておき、手ぶらで手前座に進み、手ぶらで出ていくという、まったく省エネのお点前です。手足に不安が残っている私には、まさにピッタリのやり方です。

 以前、といっても2013年12月に、丸卓(まるじょく)を使ったお手前を教わりました。そのお点前はあまり動かなくてもいいので、お客様とお話しをする時には最適です。以来、私はこの丸卓を使った入子点ばかりを練習していました。最初の成果は、次の記事の写真の通りです。

「京洛逍遥(300)初春のお茶の後は下鴨神社へ初詣」(2014年01月02日)"http://genjiito.sblo.jp/article/178971847.html"

 この手前座の左側の襖を開けて、そこに道具を置くと道庫のお点前となるのです。
 やることは、運びの薄茶と同じです。ただし、道具の持ち出しと、道具を仕舞う手間が簡素化されているのです。丸卓を使った時の動きの少ないお点前の、さらに動きが少ないものとなります。お客様とのお話に専念できるので、気を使わないお茶席となりそうです。私にとって、快適な環境でのお茶が点てられそうです。

 妻は、盆略手前でお盆を使わないバージョンのお稽古をしていました。まだまだ、もたもたしています。しかし、少しずつでも前に向かって進んでいるようです。今日も、張り詰めた緊張感がよかった、と言っています。楽しみながら、続けていけそうです。
 茶道は歴史があるだけに、その場その場に応じた、いろいろなやり方があることを知りました。

 今日の帰りは、東大寺や三笠山に向かって歩き、平城宮跡の発掘調査を行なっている奈良国立文化財研究所の前を通って、平城宮跡に行きました。2010年文化庁が復元した第一次大極殿が目印です。

260309_大極殿.jpg


 これが復元される前までは、奈良の生駒に住んでいたこともあり、お正月になると子どもたちと母をつれて凧揚げに来たものです。とにかく、気持ちのいい原っぱでした。今は、その南に第一次朝堂院も復元され、さらに南には朱雀門の威容が望めます。ちょうど、朱雀門の前を近鉄電車が通過するところでした。

260309_朝堂院.jpg

 平城宮という史蹟の中を電車が通り抜けるのですから、車窓からも異文化体験ができます。
 ここは少しずつ復元されているので、ますます楽しみな場所です。
 太陽が沈む前だったので、腰を下ろして持参のお茶をいただきました。この広場での野点は、時代的にも地域の風土からも似合わないようです。




posted by genjiito at 22:13| Comment(0) | ・古都散策
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