2026年01月25日

承前︰相愛本「帚木(断簡)」の「変体仮名翻字版」の全語彙索引の公開

 昨日アップした、「キャンパスプラザ京都で相愛大学本『源氏物語 帚木(断簡)』の字母の傾向を読む(第5回)」では、翻字を終えたデータから、次の5種類の字母持つ文節を取り出し、相愛本と池田本を対比しながらその傾向を考えました。いずれも出現頻度に偏りがあり、両本の文字遣いに大きな違いがあることがわかる用例となっています。

《者》《介》《満》《遣》《里》

 そこで本日は、それを承けて、それ以外の全用例を五十音順に一覧にしました。ここでも、相愛本と池田本を対比する形でデータを列記しています。ただし、まだ暫定簡易版です。データは正確であるものの、その配列などのさらなる工夫と、適切な補正も必要でしょう。後日、よりよい資料として提供する予定です。ここでのデータは、当座の用としてご利用ください。

 平安時代から鎌倉時代にかけて読まれていた『源氏物語』の本文については、その正確な翻字がまったく公開されていません。NPO法人〈源氏物語電子資料館〉では、鎌倉時代に書写された『源氏物語』の本文を「変体仮名翻字版」で正確に翻字して提供する活動を展開しています。今読まれている江戸時代以降に整定された『源氏物語』の本文ではなく、平安時代から鎌倉時代にかけて書写され伝承されてきた本文を、まずは研究の基礎となるべく「変体仮名翻字版」でデータベース仕様のデータを作成する活動に取り組んでいるところです。

 以下の本文と索引の公開は、そうした活動の成果として提示するものです。平安時代の『源氏物語』の本文に興味と関心をお持ちの方に、当座の資料として作成したものです。江戸時代以降ではなく、あくまでも平安時代の『源氏物語』の本文を読みたい方々の活用を期待しての公開です。

 なお、昨日と本日の2日間で公開した情報は、相愛大学(春曙文庫)本『源氏物語「帚木」』(断簡)の語彙索引です。それぞれの用例が、第何丁何行目にあるものか、また各データの付加情報については、以下の本ブログで公開している「変体仮名翻字版」の本文データで確認してください。
 また、相愛大学本『源氏物語』(断簡)の全画像は、国文学研究資料館からパブリックドメイン(https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100386667/1?ln=ja)として公開されているので、全丁が自宅で自由に確認できます。
 この写本については、下記の第1回のブログを参照願います。

・「キャンパスプラザ京都で相愛大学本『源氏物語 帚木(断簡)』を読む(第4回)」

・「キャンパスプラザ京都で相愛大学本『源氏物語 帚木(断簡)』を読む(第3回)」
 (2025年11月22日、genjiito.sblo.jp/article/191551409.html)

・「キャンパスプラザ京都で相愛大学本『源氏物語 帚木(断簡)』を読む(第2回)」

・「キャンパスプラザ京都で相愛大学本『源氏物語 帚木(断簡)』を読む(第1回)」

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■相愛本/変体仮名版  池田本/変体仮名版
 ※カッコ内の数字は相愛本での出現回数

【あ行】
あ可  わ可
あ介川る  ナシ
あこ盤  あこは
あさう八  あさく八
あさましう  ナシ
あ佐ましうと  あさくは
あさましき尓  あさ満しき尓
あさましや  あさ満しう
あし介れ八  む徒可ら連て
あせ尓  あ世に
あそこの  あそむの
あてゝ  ナシ
あてなる【人】と  あて【人】と
あとや本能なり  あ遣本の【也】
あな可ちなるま尓て  しら累八可り
あな可ち尓  あ奈可ちなる
あ奈可ち尓  ナシ
あなたより八  あ奈堂より八
あねき三能  いもうと乃
あねき三八  あねき三盤
あねなる  あねなる
あ者てそひ  あ者てそ
あ者められ  あ者免ら連
あ者れけ奈り  あ八れ【也】
あ者れ尓  満して
あ者れの  あ八れの
あひおもふましき奈免りと  あひ【思】ふ満新きな免りと
あひみるへき  あひみるへき
あふ  あふ
あへ可  あ免里
あまた  あま多
あやしきまて那んと  あやしき満てなんなと
あやしく所毛ちより多れと免川る  もとめ徒累
あやしくて  あやしくて
あやしと  ナシ
あやにくけなる  あ奈可ちなる
あらしと  阿らしと
あらす  あら須
あらす  ナシ
あらすと  堂可へりと
あらすと  奈しと
あら堂ゝすましき  あら多徒満しき
あらぬ  あらぬ
あらねと  あれと
あらねと  あらねと
あら者れんと  阿羅者連ん
あらむ  あら無
あら免羅か尓も  あらら可尓毛
あらん  あらむ
ありあ介尓て  【有】あ遣にて
ありく  あ里く
あり介ん  あ里介ん
ありさまを  あ里さ満を
ありさま越を  於ほえ越
ありし  あ里し
ありしな可らにて  あ里しな可ら能
ありて  あ里て
ありと八  あるとは
ありやと  あ里やと
ある  あ累
あれよ  あれよ
い可ゝ  い可ゝ
い可ゝとて  い可て可とて
い可ゝわ  い可ゝ
い可ならんと  い可ならむと
い可なる  い可なる
いきの  いき乃
いくゑ  いらへ
いそき  ナシ
い川らと  い徒らと
いて  いて(2)
ゐて  ゐて(2)
いと  いと(18)
いと  ナシ(7)
いと  つら尓
いと  本の【心】うる毛
いとこにそ  い徒く尓そ
いとこより  い徒こよ里
いとふ  いらへ
いと越しう  いと於しく
いと越し可るへき  い可ゝ
い者ぬ【物】そ  い者ぬ曽よき
い者れし堂る  をし奈へ堂る
いひし  いひし
いひ志らせ  いひしら世
いひ者へらんと  の【給】ひみ無と
いふ  いふ
いふお  いふ尓
いふ可ひなくても  いふ可ひなき尓弖
いふ可ひなしと  い婦可多なしと
いふなれ八  いふなれ半
いふもいふも  いふ毛
いふ越  の堂まふを
いへ八  の堂まへ半
いみしかりける  い三志可里遣る
いよ/\  いよ/\
いよの  いよ能
いれ  いて
う井こと奈れ八  宇ひ【事】そや
うき  うき
うさそひ堂りけるを  うちそへ里遣るを
うしと  うしと
うたてあり介る  う堂てあ里遣る
うちあ可め弖  うちあ可免て
うちいて尓くゝ  うちいて尓くし
うち多へて  可き堂えて
うち川けに  うちつ遣尓
うちとけ  うちと遣
うちとけ堂る  うちと遣堂る
うちふし  布し
うちも  うち毛
うちわらひて  うちゑみて
う川ゝとも  う徒ゝと毛
うと/\しう  うと/\しく
うとましき  うと満しき
うへなる  うへなる
うへ尓もわれ  うへ尓毛われ
うらみられて  うら三羅れて
うれしと  うれしと
ゑ  ナシ
ゑさせよ  え佐勢てんや
ゑん尓も  えむ尓毛
お可く新  於も可くし尓
於可しう  於可しと
お可しき  於可し幾
お可しきこと八  於可しとは
於可しと  於可しと
於きて尓  をきて尓
於きなともの  於き那よりは
おくなる  於く奈累
於さ那  於さ奈
於したち  閑くをし堂ち
おしやり  をしやる万て
おそ者るゝ  をそ者るゝ
於ちぬ  いてきぬ
おとゝや  於とうとや
於とも  をとに毛
お尓か三も  於尓可三毛
おの川から  をの徒可ら
お八して毛  【給】て
於者す  於者し満須
おひゆれ八と  をひゆ連と
おほえて  於もへ半
於ほく弖  於ほくて
於ほさる  【給】て
於ほさるれと  されと
於ほされ堂る  於ほゝれ
於ほさんも  多まふらむ
おほ志あ者せられて  於ほしあ者勢ら連遣り
於ほしおこ多る  於ほしをこ堂る
おほしくたしけ類  於本しく多し遣累
於ほしくらす  於ほしわつら婦
於ほしやる  【思】や里
於ほしわ多る  於本しわ多る
おほしわひて  於ほしわひて
於ほ寿  於ほす
於ほすへき  於ほすへき
於ほせ【事】尓  於ほせ【事】尓
於ほ免い  於本免い
於も者す尓も  於も八す尓毛
於もひ  【思】日
於もひ  【思】
於もひ  【思】い弖
おもひ可けか多けれと  於もひの本可奈れと
於もひ可へ寿なり介り  【思】可へすな里遣り
於もひ介り  於もへ里
於もひ志らぬ  【思】日しらぬ
於もひ川ゝけ  【思】徒ゝ遣て
於もひて  【思】て
於もひて  【思】日て
於もひ奈い  【思】
於もひなし  【思】日奈し
於もひなして  【思】て
於もひの  於もひ能
於もひよりぬ  【思】日よ里ぬ
於もひわ多る  【思】日わ多累
於もふ  【思】婦
於もふ  【思】ふ
於もふ  於もふ
於もふ【給】へられ数こそ  於ほえ須こそ
於もふ川る  於もへる
於もふ尓  ナシ(2)
於もふ尓  於もふ尓
於もふらん  於もふら無
於もふらん  【思】ふらん
於もふらん  【思】ふらん
於もふらんと  【思】らむ
於もへりし  於もへ里志
於もへるも  【思】い里堂るさ満毛
於もへ累も  【思】辺累
於もへれ者  於もへれ半
於も本寿  於ほす
【思】へ八  於もひ弖
於もむき  於ほえ奈き
およすけ多る  於よす遣堂累
をりて  於里て
於り毛  まも
於りを  於里を
於んな  【女】乃
於んな八  ナシ
【女】き三  【女】は
【御】可きさま奈れと  【御】可きさ満裳
【御】可へり  【御返】
【御】介者いの  【御】あ里さま乃
【御】けはひ  【御】遣八飛
【御】ことの  【事】
【御】ふ三  【御】布三
【御】ふ三可き  ナシ
【御】ふ三毛  【御】布三は
【御】ふ三を  【御】布三越
【御】む可へにお  【御】む可へ尓
【御心】の  【御心】乃
【御心】尓  【御心】尓
【御心】尓八  【御心】尓は

【か行】
可う  可くし毛
かう  閑く
かうさま尓  いと於しくと
かうし  ナシ
可うような累  かやう尓なる
かゝりて  可ゝ里て
かゝる  可ゝ累
かゝ類  くゆ里可ゝ累
可ゝる  ナシ
かゝる  かゝる(2)
かゝる  可ゝ累
かきい多きて  閑きい堂きて
かきりなし  可き里奈志
可く  閑く
かくて  かくて
かけ  ひ可里
かけかねお  可遣かねを
可しこき  閑し古き
かすならぬ  か寿ならぬ
可多  可多
可多に  【方】乃
可多毛  可多
可多らひ  閑堂らひ
可多らひ  ナシ
可能  いと
可能  閑乃
か能  ナシ
かの  ナシ
かの  かの
かの三  きの可見
可へり  かへ里
かへりみ可ち尓て  可へ里三可ち尓て
か本  可遣
か本  可本
可本尓  本尓
か本尓も  可本尓毛
から可川堂つ  可らひ徒多川
可ろ/\しき  閑ろ/\しき
かろ/\しく  かろ/\しく
き  きゝ
き江まとへ累  きえ満とへる
き可せ介ると  しら世て遣累と
きゝ  きゝ
きこゑ  き古えなと
きこ江志らせんとて  き古えしら世むとてなん
きこ江寿  堂て須
きこゑす  き古え須
きこ江ぬにしも  き古えぬ尓盤
きこゑむと  【申】さむと
きこ江よと  き古えよと
きこ江んも  き古えん
きこゆ  【申】す
きこゆへき  きこえむ
きこゆへきとて  き古ゆへきそとて
きこゆる  き古えし
きこゆれ八  ナシ
きこゆれ八  【申】す尓
きたるき多る  きあひ多る
きちやう越  き【丁】を
きて  みち堂累
きぬを  きぬを
きの可み越  き能可三越
きのふ八  きの婦
き八/\毛  き王/\を
き八とこそ  き者とこそ
き者ゝ  き八ゝ
き三は  あこは
き三毛  きみ八
き三越  古き三
きり弖  き里弖
く八しう  く八しく
く者へ多れ八  く八へ堂れ半
ゝひ  具ひ
くま那う  くま奈く
くるしきを  く累しく
く累ま尓て  もて閑しつきて
けしき  介しき
けしき  【給】そと
介しきなん  【給】なむ
けしきに  やう尓
けしきも  遣しき毛
け尓  遣に
け尓  け尓
け尓と  遣にと
け者ゐ  け者ひ
け者ゐ奈れ八  遣者ひなれ半
け者ゐなれ八  遣者ひなれ半
け者ゐも  ナシ
け者ゐ毛  【御】いらへ裳
こきみ  き三
こきみは  ナシ
こき三わ八  こ越
古こ新  【心】く累しく
古ゝち  【心】ち
古ゝち  【心地】
古こち  ナシ
こゝに  古八
こゝにて  ナシ
こゝに八  古ゝ尓
こゝろてこしつきゑり  満う遣て
こゝろなれ八  あ里遣は
古ゝろゆ可ぬ  【心】ゆ可ぬ
【心】ち  ここち
【心】ち  【心】ち
【心】ち  【心】ち尓
【心】ち尓  ナシ
【心】あ八せて  ナシ
【心】え可多き  【心】えぬ
【心】く累しう  【心】くるしく
【心】く累しう  【恋】しく毛
【心】くるしう八  【心】く累しくは
【心】さまを  【御心】者え越
【心】ち  【心】ち
【心】川きなしと八  【心月】なしとは
【心】川よう  ナシ
【心】と  【心】乃
【心】の  【心】の
【心】の  【心】乃
【心】の  いふ可ひなの
【心】見尓  【心】見尓
【心】やましうて  【心】や満しくて
【心】や万しくて  【心】や満しく
【心】より  【心】よ里
【心】を  【心】を
こと  こと
こと  ことの
こと  ナシ
こと  【事】
こと古所八と  ことこそ八と
ことそと  【事】そと
ことと  【事】可なと
こと尓そ  【事】能八尓可
ことの  ナシ
ことの者ゝ  【事】は
こと八  【心】乃
ことは  【事】は
こと盤  【事】は
こと者りなれと  こと八里奈れと
ことも  遣しうは
ことも  【事】毛
ことや  【事】や
ことやとて  ことや
ことわりなる尓  こと八里なる
こにて  古尓てを
この  か乃
この  古乃(3)
この  古の
古の  こ乃
この  この
こ者  こ盤
こひしきよりも  【心】く累しく裳
こへ八  こふ
こま/\と  ナシ
こまやか尓  古満や可尓
こ毛  こ毛
ころ  古ろ毛
ころ八  本とは
【五六】者可り  【五六日】

【さ行】
さうし  さうしを
さうしくち尓  さうしくち尓盤
さう新のうち  佐うしのもと
さきより  さき尓
さゝさり介り  さゝ佐里遣里
さゝやか奈れ八  ち日さや可なれ半
さゝや可尓て  さや可尓て
さして  堂てゝ
さす可尓  さす可尓(2)
さ堂まらぬ  さ多満らぬ
佐て  さて
さ八  さ者
さ者りて  満いりて
さへき  ナシ
さま  さ満なと
さ満なる於こそ  さ満なる志裳こ曽
さま越  さまを
さま越  遣しきなとの
さ毛  さも
さ毛  さも屋
さらに  さら尓
さらに  佐ら耳
さる  さ累
さる可多尓  ナシ
さるへき  さるへき
さるへき尓や  さるへき尓や
されと  されと(2)
さわ可るれと  満と者るれと
し  ナシ
志可/\なん  志可/\と
し介く  志遣閑らむ
したなり  し多な里
したひきたれと  し堂ひきたれと
し川まりぬる  し徒万里ぬる
して  して(3)
してと  してと
しのひて  ナシ
志ひて  しゐて
志ふ  遣に
しむ者可り尓  しむ八可里
し毛に  しも尓
志も尓なん  志も尓
し羅しな  しら志奈
志らぬ  【思】日しらぬ
志らん八  志らん半
志るし  し累し
し累へ  し累へを
すい多る  寿き【心】尓
すき可ましう八  すき可満しき
すきか万しき  ナシ
すきかましき【心】と八  寿き【心】盤
すき【心】ともゝ  すき【心】と毛
すき/\志き  ひん奈き
すくしてむと  寿くしてんと
すくせ  すく勢
すくよ可尓  すくよ可尓
すくれ多る  すくれ堂る
すこし  すこし
すこし川へう  あ八れ
すへく  ナシ
する  志徒る
すれ八  する尓
せは  勢は
せん  世む
そて能  きぬ能
その  そ乃(2)
そ乃  そ乃
その  ナシ
そへむ  と里そへむ
そらの  そらの

【た行】
堂可うへうも  堂可ふへく毛
堂可ふへくも  堂可婦へく毛
堂可へ尓こそ  【人】堂可へ尓こそ
たくひなき  堂くひ奈き
堂さう/\しからましと  くち於し加ら満しと
堂ゝ  ナシ
堂ゝ  堂ゝ
堂ゝいまなん  堂ゝい満
堂ちより  堂ちよ里
堂ちよりたれ八  さく里より堂る尓そ
多てまつらし  堂て満つらし
多てまつらんと  堂てまつらんと
多て万つり弖  堂て満徒里て毛
堂てま川るとも  堂て満徒ると毛
堂とらす  堂とらす
堂の毛し介なく  堂のもし気なく
堂のもしけなれと  堂能もし【人】盤
たまう  【給】
堂万者ん尓も  【給】者む裳
堂万ひ弖  ナシ
堂まふすと  【給】布る
多万へり  堂満へり
堂万へりそと  満い里
【給】者す  【給】八須
【給】て  【給】て
【給】て  【給】ぬ
【給】ぬ  堂まひぬ
【給】  【給】(2)
【給】  して
【給】  ナシ
【給】尓  ナシ
【給】尓  【給】尓そ
【給】める可那  【給】可奈
【給】ら免  堂満八免
【給】遍し羅さらん  堂まへ佐らむ
【給】へと  【給】へと
【給】へと  於ほ世と
【給】へ八  【給】
【給】へ八  堂まふ
【給】へり  堂まへ里
【給】へり  あ里
【給】へ累  たまへるを布可く
【給】へ累  【給】へ累
【給】へれ八  堂まへれ半
堂れ多尓  それ堂尓
堂をや可なる尓  堂をやき堂るに
ち可う  ち可く
ちきり  【契】
ちゆうしやう  【中将】
ちゆうしやうのき三八  【中将】能きみ八
ちゆうしやうめく  【中将】堂徒
ち里毛  ちりも
川いせうし  川いそう志
川可ふ  徒可婦
川き那く  【月】奈可るへ具
【月】八  【月】は
川よい  徒よき
川らき  つらき
川らきこと  徒らきと
川れなく  徒連なくの三
川れ那くて  ナシ
とう【中納言】  【中納言】の
とお可き  と越き
と可  とうも
と可う毛  ともかく毛
とさま  堂免毛
としころ  とし古ろ
としころも  ナシ
としもやと  ナシ
との尓  と能尓
との尓の三  【大殿】尓の三
とひ  とひ
と万りぬへき  をよ八ぬ
とみ尓  と見尓毛
とりいて  とうて

【な行】
な  奈
な可/\  【中】/\
奈可/\  【中】/\
な可れぬ者可り尓  な可累ゝまて
なきを  なきを
なく  なく(2)
なく  ナシ
なくさ免可多う  なくさ免閑多く
なくて  なくて
なけく  なけく
なけしの  な遣し能
な介れと  な介れと
奈介れと  な遣れと
なけれ八なと  な遣れ半なと
ゝこの志那ゝ奈可/(那この)  な可のし奈可な
なさけなさお  なさ遣那く
奈さへ  【名】さへ
な川可しう  奈川可しく
なと  なと
なとお  あ里さ満盤
奈に【心】毛那く  な尓【心】なき
奈尓ゝ  な尓可は
なへてなと八  なへて尓や八と
な万めき  な満めき堂る
なまわ川ら八し介れと  な満わつら八し遣れと
な三多も  な三多裳
な三/\の  な見/\乃
なやまし介尓さへ  奈や満し遣なる
奈よたけの  なよ多遣能
ならぬを  なら八ぬを
なり  す奈里
なりて  なりて
なるへきみそと  なるへきなと
なる越  ナシ
奈れ八  【所】尓
なを  な越(2)
【二三】ねんこそ  【二年】八可りそ
に本ゐ  尓本ひ
ぬる  ぬる
ね堂るへき  ふし堂るへき
のこりなう  の古里那く
の多ま者すれ八  の堂万へ半
の多まひ川くすへか免れと  の堂まひ川くすへ可めれと
の【給】者せし越  能堂満八さ里し
の【給】  の堂ま八勢
の【給】尓  【給】へ半
能【給】尓  の【給】尓
の【給】へと  の堂まへと
の【給】へ八  乃【給】へ半
乃【給】へ八  の【給】へ半
の【給】へ八  の堂まへ半
能ひ尓  能【給】尓

【は行】
者可那し  於さ那志
者したなう  八し多なく
者つ可しうて  八し堂奈くて
者つ可しけなれ八  【心】者徒閑しき
者つ可しけ尓  ナシ
者つ可し介れ八  王ひ志遣れ半
者川かし介れ八  八徒可し遣に
八と  いと
者那ちて  ナシ
者者可累  【人】乃
八ひまきれて  八飛満き連
者へなれとて  【侍】へ奈連とて
者へ免れと  【侍】めれと
者へらす  【侍】ら須
はへらすなと  のゝしら須
者へらぬと  【侍】らすと
者へり  【侍】な里
者へり川と  【侍】と
者へると  ナシ
者へる八  ナシ
者へるへし  【侍】らさ累辺し
者へれ  【侍】れと
者へれ八  【侍】れ八
者む多し可らす  よろしく
者ら多ち  ナシ
ひきかなく羅免  日き可奈くら免
ひきたてゝ  日き堂てゝ
ひきひろけ多り  ひろ遣堂り
ひきみれ八  日き阿遣
ひと可らとの三  【人】可ら
ひとそ  【人】曽
ひと奈りとも  こと毛
ひと二  【人】尓
ひとの  【人】乃
ひと本【上】の  【人】閑らの
【人】け  【人】遣
【人】志れぬ  【人】し連ぬ
【人】志れぬ  【人】しれぬ
【人】そかし  【人】そ可し
【人】と  【人】と
【人】奈ら八こそ  【人】ならはこ曽
【人】尓  【人】尓
【人】の  【人】乃
【人】の  【人】の(2)
【人】の  ナシ
【人】/\  【人】/\
【人】免  【人】免
【人】毛  【人】と毛
ひ八  ナシ
ふ可う毛  布可くし毛
布可ゝらぬ  布可からぬ
ふさ者しからぬ  ナシ
ふし  い里
ふしことに  満こと尓
ふし堂り  ふし堂里
ふして  ふして
布し/\八  【事】は
ふ川徒可奈る  布つゝ可なる
ふるまひや  布る万ひや
へ尓介る」  へ尓ける」
本可尓  本可尓
本そと  本そしとて
本とに  【所】尓
ほとに  本の可尓
本との  本との
ほと八  本と毛
本の可那りし  本の可な里し
本のくらきに  ナシ
多てま川るも  堂て満つる毛

【ま行】
まいりぬ  万いりぬ
まいるとて  満いるとて
まいれり  満いれ里
まうけ【給】へ累そかし  堂満ふ奈め里
まうのほらんと  万いらんと
まことに  満ことに
まして  うちを
【又】  ま多
【又】  【又】
【又】  ナシ
【又】乃ひ  【又】乃【日】
【又】も  【又】裳
まちいて堂る毛  満ちいて堂るも
まちくらして  満ちくらしゝを
万とろまれ  満とろまれ
ま尓  万に
まゝ者ゝ能  満ゝ者ゝ乃
ま免多ちて毛  万免堂ちて
みあ川むる  みあ徒免堂る
みいれられ寿  ナシ
みえ  みえ(2)
みえ多り  見え多り
みえ川る可那  もて徒遣て裳
三こそと  三からこ曽と
みさらましか者  見さら満し可盤
「みし  「み志
み多てまつりそめし  みし
見しかゝめ里なと  みし可か里奈んと
み多りか者しきお  三た里可八しき
三川からも  み徒可ら毛
三那  三奈
みな可らかう  【身】奈可ら毛
み尓  【身】尓
み尓  【身】
三能  【身】能
三の  ナシ
みの  【身】乃
みへ  みえ(2)
みへしお  みえしを
みゝ尓  ナシ
みゆ  いと於し遣れと
みる  みる
【見】えて  みえて
【見】さわきて  さ八きて
【見】ゆるなりけり  みゆるな里遣り
みわくへうも  みるへき
むけ尓  む遣尓
む川ひ  む川連
むねい多く  むねい堂く
むね川ふれ  むね徒ふれて
むね川ふれ弖  ナシ
め  め毛
めさへ  免さへ
めしいれて  めしいれて
めし多り  めし堂里
免し多れ八  めし多れ半
免し川れ八  めし徒れ半なむ
めしよせて  免しよ世て
めす尓八  めす尓盤
免て堂き  めて堂き
免て多しと  もの尓
めも  め毛
免やすくも  め屋すく
毛堂れ多る  も多る
もてき多れ八  もてき堂れ半
もて那す  もてなし多里
もて者那れ  もて八なれて
毛のし  ものし
ものとれよと  もの世よと
もの尓  もの尓
【申】尓も  【申】裳
【物】  毛のともを
【物】  【人】
【物】尓八  【物】尓し毛
【物】むつ可しきひと  もの於そろしと
【物】を  なさ遣/\しく

【や行】
やう尓なん  やう尓なん
やうも  やう毛
やさか尓  さや可尓
や者らか尓て  やわら可尓の堂まひて
やみ尓き  【猶】
やゝと  やと
やゝと  やゝと
ゆ可しかり介り  ナシ
ゆき  ゆ尓
ゆくさき  ゆく佐き
ゆ免を  ゆ免を
よ  【世】
よ  【夜】
よく  よく
よしやと  よしやと
よ尓  あ堂らしき
よ尓  ナシ
よひ川る  もとめ徒る
より  い里
よる  ナシ
よろ川尓  よろ徒尓
よ越  【世】を
【世】  よの

【ら行】
らうたけ奈れ八  らう堂遣れ半
らうたけ尓  らう堂け尓
れい尓てなむ  堂とひ尓て

【わ行】
わ可  わ可
わ可れす  王可れす
わ可/\新き  あさ満しき尓
わけいり  わ遣い里
わら八【心】ち尓  ナシ
わら八【心】ち尓  わら八【心地】尓
わ里なう  ナシ
わりなく  わ里奈き尓
を可しき  於可しき
をきて  ゝき堂れ半/(をき堂れ半)
をさまれる【物】可ら  於さ満れるもの可羅
をやの  於やの
をや八  ナシ
越くへくも  於るへく毛
越まし尓  於まし尓
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posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ■変体仮名
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