2026年01月09日

京洛逍遥(961)廬山寺の歌碑を確認してから京大病院へ

 中之島図書館で明日使う資料の内、写真では判別が難しい文字がありました。そこで、実物を実際に確認するために、廬山寺へ行きました。過去の写真や、ネットに公開されている情報を確認しても確定できないからです。

 大弐三位の「ゐなの」の「なの」と、「やはする」の「す」の文字が、石の色と紛らわしく、その刻字も不鮮明なため、字母の確認ができないのです。

260109_廬山寺の歌碑.jpg

 今日はちょうど、桜が咲き初めたところです。好天の中、じっくりと文字と睨めっこができました。

260109_歌碑と銘板と桜.jpg

 歌碑の右横に置かれた銘板は、次のように掲示されています。微妙に字形が異なるのです。こちらの銘板の方が、文字を刻む時の最初の資料だったのではないか、と思われます。

260109_銘板_大弐三位.jpg


 この銘板の文字を参考にして歌碑と対峙すると、「ゐ那農」と「やは須る」だと読めます。特に、「ゐ那農」の「那農」は、これまで私が「な乃」だと思っていた文字です。

260109_銘板「ゐ那農」.jpg

260109_那農up.jpg


260109_銘板「者須る」.jpg


 今回の実見により、その翻字を修正することにします。

    【大貮(貳)三位】
【有馬山】ゐ那農
さゝ【原】可ぜふ介ば
 いで所よ【人】を【忘】れ
   や者須る

 なお、途中のバスの中での出来事を記しておきます。
 降りる方が「ありがとう」とおっしゃった時に、女性の運転手さんが「こちらこそ」と返事をなさいました。公共交通機関では「こちらこそ」はあまり聞くことのない言葉でのやりとりだったので、こうしたコミュニケーションも人間味を感じさせていいものだな、と思いました。

 今日の大文字山は、新年らしく春を待つ姿をしています。

260109_大文字.jpg


 京大病院の超音波検査センターで、足の血管を超音波のエコーで診てもらいました。
 昨年の秋口から右足がむくむことが多くなったために、脳神経内科の診察の折に検査を入れてくださいました。脳梗塞の後遺症の疑いがあり、足の静脈の血の流れを見てもらうことになったのです。特に右足が顕著なので、これまでの一連の右半身の障害の一つだと思われます。大事に至らない内に、早め早めの対処をしていただいています。検査結果は、来週わかります。




posted by genjiito at 21:45| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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