地下鉄四条駅からスタートし、新町通と室町通の間を北に向かって歩きました。ジグザグに折れ曲がりながら、北大路通につながる衣棚(ころものたな)通の散策です。
四条通から六角通りまでには、今は衣棚通はありません。六角通から北に伸びる狭い衣棚通を北に歩きます。至るところで行き止まりとなり、迂回しながら北に向かいます。
なお、六角通の手前の室町通に京菓子の永楽屋があります。
その玄関先に、「柚子古ゞり」と書いた看板が掛かっていました。
これを「ゆずこごり」と読める方は少ないことでしょう。「古」は変体仮名で「こ」と読むことは、今の学校教育では教えません。1900(明治33)年に文部省が平仮名を一音一字に統制した時に、他の200字ほどと一緒に今の平仮名グループから外された仮名文字なのです。しかし、こうして街中には残っています。そうした謂れ無き迫害にあっている変体仮名を見つけては、日本の文字を愛する方々には読んで楽しんでいただけるように紹介しているところです。
国際的な文字体系であるユニコード(UTF8)に、変体仮名は正々堂々と認められています。しかし、日本国内では認められていないのです。浅薄で偏狭な日本語教育が、今も文部科学省によって続けられています。
廣野了頓邸跡がありました。初めて知った名前ながら、説明に興味を持ったので取り上げます。この辺りを了頓図子町と言う理由もわかりました。
「もり一」という店の名前の「も」の字形が一風変わっていたので、資料として採集しました。
夕顔に包まれた家があったので、これも撮影しました。
衣棚通の上方半分は民家が続くエリアだったので、町家の佇まいを楽しみながら歩きました。風情のある板塀が多くて、町並みの変化をおもしろく見て歩けました。
十数年前に十年以上も住んでいた北大路にあるイオンで休憩して、妻と思い出語りをし合いながらのんびりと過ごしました。
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