京都市内の下鴨地域に住んでいた頃にお世話になっていた、不動産屋の青伸ホームの青山さんが、今年もフラリと宇治の拙宅にお越しになりました。
今から18年前に、子育てを終えた大和平群の地から、京都市内の賀茂川右岸に転居しました。そこで5年間、京町家の借家に住みながら最終的な落ち着き先を探していました。
そんな時、青伸ホームから売りに出されていた、賀茂川左岸に建つ築100年近い町家に住むことにしました。その時から、青山さんとのお付き合いが始まりました。私が還暦を過ぎていたので、ローンを組むのに青山さんが尽力してくださいました。
賀茂川の反対側の下鴨に移って半年後に、私の胃に癌が見つかりました。無事に手術を終えて命拾いした後の翌春、妻は早期退職をして単身赴任だった私の東京の官舎に移り住み、私の面倒を見てくれました。定年までずっと続きました。ただし、京都の町家は手放さなかったので、毎週のように代わる代わる下鴨に帰っては、家の掃除や庭の花の世話をしていました。
青山さんは、折々に自転車で我が家の前を通りかかり、家の様子を気にかけて見ていてくださいました。たまに報告も来ました。お向かいのご主人も、小まめに我が家の玄関先の花に水を撒いてくださっていました。
今から3年前、10年間いた下鴨から宇治に移るにあたっても、青山さんはいろいろと面倒を見てくださいました。そして、近くにお客さんを案内してきたので、と言って毎年この宇治の住まいに立ち寄ってくださるのです。青山さんは、不動産屋さんといっても、幅広いお付き合いを通して京都中を廻っておられます。
今日も、突然でした。これまでにも何度か来て見たけれど、とのこと。たまたま我々がいた時だったこともあり、上がって楽しい話をして行かれます。30分ほどでしょうか。今日は、ここは快適な住み心地であることをお話しました。青山さんからは、この地域の情報を教えてくださいます。京都を飛び回っておられるので、知らないことを教えていただけ、楽しく時間が経ちます。
気心の知れた方が、年に一度とはいえ、ひょっこりとお出でになり、妻を交えて四方山話をするのは楽しいものです。気にかけてくださっていることは、見守られていることでもあり、ありがたいことです。
立場は不動産屋さんです。しかし、堅苦しくない、垣根のないお付き合いが、ゆったりと生活ができる背景にあることに感謝しています。
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