病院通いの日々です。
先日は帰りの近鉄で、今日は行きの京阪で人身事故があり、電車が大幅に遅れました。東京の中央線や総武線が、飛び込みの多いことで知られていたことを思い出します。
今朝の大文字は、台風を迎える心の準備ができているようで、サァ来いという顔をしています。
今日は、終日妻の付き添いで、3つの科を掛け持ちです。
MRI検査は、レカネマブ(レケンビ)の点滴治療によって、脳内に出血などの異変がないかを見るものです。最後の診察で画像診断の説明を受け、半年前と変わらないことがわかりました。
アミロイドβが期待通りになくなっているのか、実際の効果は1年目を迎える来年3月の結果まで待つようです。
次は、CGA(高齢者総合機能評価)外来で、専門の先生から認知機能検査と心理検査を受けました。記憶力のテストや日常生活に関する問診などを通して、日常生活全般を視野に入れて今後の手立てを考えるための評価を、妻共々受けました。これは、認知症や脳梗塞などの診断に限らず、心身の総合的な機能や生活状況を調べて現状の評価をすることが目的で行われるものです。
最初は、家族である私からで、30分ほどだったでしょうか。半年前にも、同じような問診を受けました。その時と比べて最近の奥さんはどうですか、ということを中心に聞かれました。
大きく変わっていないことを答えているうちに、アレッと思いました。
(1)毎朝、時には夕方にも、頻繁に洗濯をし、嬉々としてベランダに干して汗だくとなっている。
(2)コロコロテープで、床、畳、フローリング、絨毯の掃除をマメにする。
(3)暑さもあってか洗髪の回数が増え、時には朝晩2回の日もある。
(4)ベランダの草花に頻繁に水やりをする。
(5)自分の作業場に籠り、ミシンの前でカバンやブックカバーを作るために縫い物に精を出す。
さらには、私と一緒に毎日1万歩のウォーキングに出掛けるので、妻の1日は忙しいことこの上もないのです。これらは、集中して物事に取り組んでいることなので、いいことに違いありません。先生も、面倒がって動こうとしないのとは違う真逆の行動なので、とてもいいことだとおっしゃっていました。
日常生活のレベルが落ち出した徴候を見定めるための、専門家による検査や問診のはずでした。しかし、逆にこの半年で妻の脳は活性化されているのですから、先生も楽しそうにいろいろな話をしてくださいました。こんなことはめったにないと……
ただし、次第にいつしかしなくなる時が来ると、それはそれで新たな問題だとも。
ということで、たくさんのことを聞かれるがままに、最近の毎日の状況を詳しく先生にお伝えしました。
入れ替わりで、次は妻が対面での検査と問診です。いろいろな遊びやゲームをし、さまざまな日常生活の実際や思いを聞かれたようです。
優に1時間以上。外の待合室には、先生と妻の楽しそうで大きな笑い声がずっと聞こえていました。何をしているのか覗いてみたくなる程の、大はしゃぎでした。
後で聞くと、先生は友だちのように接してくださり、とにかく楽しい時間だったそうです。終わってから先生も出て来られ、こんなに笑い転げた診察は初めてだと、満面に笑みを浮かべて面談の様子を話してくださいました。
その1時間半後に、主治医の先生から本日の検査と総合評価を聞きました。
CGAは、さまざまな領域にわたる評価を統合して判断が下されます。
一例をあげれば、認知機能(MMSE:30点満点)では、今春は23点で、半年後の今日も23点でした。24点以下で認知症の可能性を疑うことになっています。直近のことを忘れることは今も変わらないながらも、半年間に認知機能は軽度のまま、ずっと維持されていたことになります。
さらには、「基本的日常生活動作(ADL)」(0〜100点)と「精神心理面(GDS)」の評価の点数は、今思い出せないものの、前回の半年前の調査よりも共に好評価に上がっていました。
レカネマブ(レケンビ)の点滴治療は、軽度でなければ受けられません。迷いながらも、思い切って治療に入ったことは正解だったようです。
地域の集会所で、ボランティアとして高齢者の方々と一緒に体操やゲームをし、お話をしているので、こうして厳密な検査を経て自分の認知機能の実態を知っておくことは、さまざまな活動や行動にいい影響を及ぼしているようです。
難しく考えずに、とにかく日常生活と精神生活の平安を心がけています。
私のことにしても、妻と行動を共にすることで、脳梗塞の予防にもなっています。妻とは、共に脳神経内科に通う仲間でもあるので、情報も何かと共有できて安心です。
主治医の診察では、10月からの点滴治療は宇治徳洲会病院で行うことの説明がありました。2週間毎の点滴を、あと1年間行います。ただし診察は、この京大病院に2ヶ月毎に来て、主治医の先生から受けます。
これからも変わることなく、気長に病院とお付き合いをしていきます。
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