2025年07月09日

レジで戸惑ったことから多様性と適応能力の共存ついて考える

 いつもの散策の途中で、スーパーマーケットへ買い物をするために入りました。そして、支払いをする時に、レジでどうしたらいいのか迷いました。

 まず、ポイントカード(?)かキャッシュカード(?)か、どちらかを選ぶ画面が出ました。私は現金払いしかしないので、キャッシュカードではないと思いながらも、ポイント払いはしないので困りました。現金払いで、かつポイントは付けてほしいのです。画面に書かれている文字列を読んでも、わかりません。

 最近は、ポイントが付くことに期待しなくなったので、カードやアプリを提示しないことが増えました。プラスチックの板のカードを出してもエラーになったり、スマホのアプリでバーコードを表示してもエラーが起こることがあります。とにかく今、何かしないと前に進めないので、ポイントカードのボタンをタッチしました。

 続いて、支払い方法で私は現金払いにしているので、ボタンをタッチしようにも、そのボタンの場所がわかりません。ボタンは8種類ほどあり、右上隅に小さく設けられていることに、しばらくして気付きました。キャッシュレス社会になっているので、隅に追いやられているのは当然でしょうか。画面を眺め渡して、やっとその場所がわかりました。

 次に、カードをスキャンするように促されます。これまでにも何度かあったように、ここでカードの表と裏がよくわかりません。エイヤッとカードをスライドさせたところエラーとなり、スタッフに連絡をするようにとのことです。そのボタンをタッチすると、しばらくしてスタッフの方がお出でになり、すべての状態をキャンセルした後、スキャナで何箇所かのバーコードを読み取り、最初からやってくださいました。

 これからますます人員不足となり、こうしたサポート要員は配置されなくなることでしょう。別のお店で、無人のセルフレジを使ったことがあります。その時にはシステマチックにプログラムが組まれていたお陰で、スムースに支払いができました。
 今日の場合は、そのシステムが不出来だったためだ、と思うことにしましょう。もっとも、このお店は、日本でも最大手の、全国どこの町にでもあるスーパーです。しっかりとしたシステムを構築しないと、これからの多様なユーザーに対応できなくなります。安易な人手減らしの失敗例といえるでしょう。そう思っていた矢先に、斜め向かいのおばあさんも操作を諦めて、店員の方に初めからすべてをやってもらっておられました。

 散歩帰りに、小腹が空いたのでファストフード店に入りました。そこでも、精算時にレジで戸惑うことになりました。ここでは、現金払いのボタンはすぐにわかりました。しかし、ポイントを付けてもらう時の案内が理解できません。すると、年寄りがレジでモタモタしていると思われたようで、スマホをそこに翳してください、とのことです。まず、スマホのどの画面を出したらいいのかがわかりません。そして、バーコード画面の出し方を教えてもらいました。

 次に、その画面をどこに翳したらいいのかわからず、スマホを手にしてレジの至るところに当ててみても反応しません。すると、お兄さんは呆れ顔で、翳す場所を教えて下さいました。精算のレジの横に別途置いてある小さな機械のガラス面に、私が手にしているスマホを押し当てるのでした。一体化した機器を設置してほしいものです。

 レジの若者の冷たい視線を浴びながら、どうにか支払いが終わりました。不快な気持ちが残りました。
 このレジの若者も少子化の波に飲まれ、やがてレジに立つことはなくなり、すべてロボットによる全自動化が導入されることでしょう。まだ今日は生身の人間がいたからいいか、という気持ちになりました。

 その次に行った雑貨屋さんは、完全に全自動化が進んだセルフレジでした。ここはよく練られたシステムだったせいか、迷うことなく自力で商品をスキャンして支払いを済ませることができました。

 来たるべき人間が激減する社会を見越して、いろいろな実験が現在進行中のようです。
 今日は、レジで困惑したことを通して、そのシステムの出来不出来で利用者はいろいろな思いをすることを実感しました。社会全体を見渡して、いろいろな場所で人間がいなくなることはどうしようもないことです。そうであれば、人間の代役をするロボットなりシステムは、人間が不愉快な思いをしなくてもいい環境を作ってもらいたいものです。「人に優しい」というスローガンは、これからますます求められることになることでしょう。

 そして、少子化のための対策としての実験がさまざまな形で進む社会で、今日の自分はうまく適合していないことを痛感しました。若者はスムースに活用できているようなので、私はこれまでの経験や知識がこれからのための実験システムにうまく付いて行けていなかったようです。

 少子化の中での多様性のありようと、人工知能やロボットに依存する社会における世代間の適応能力の違いが、ギスギスしないで共存するシステムに包まれるようになることを望むようになりました。




posted by genjiito at 22:27| Comment(0) | ◎情報社会
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