今日の大文字はクッキリと見えました。1ヶ月後の送り火を控え、崩れた火床の修復も進んでいることでしょう。京都五山の送り火を今年も心待ちにしているので、どこでお見送りをするか思案しています。一番いいのは、私が胃癌の手術をした積貞棟の6階です。眼下に如意ヶ岳の大文字が臨めるのです。一度だけ見ました。今年は、その機会はなさそうですが。
診察は、消化管外科の久森先生です。今年の5月に腹痛で救急治療をしてくださったがん診療部の牟田先生の診察は、特に今は特別な問題はないということで先週終わりました。しかし、いまだ食事の時に腸が痛くなることが続いていることに関しては、15年前の胃がんの手術に立ち合われ5年前の絞扼性イレウス(絞扼性腸閉塞)の開腹手術を担当してくださった久森先生の診察を念のために受けては、というアドバイスをいただき、今日の診察となりました。
診察室に入るやいなや、お久しぶりです、という挨拶を先生の方から先にしてくださいました。5年前の入院時には、経営が破綻して民事再生下にある大学の再建を私が請け負うこととなり、その長として赴任する直前だったために、退院時期も含めて治療全般で大変お世話になりました。今日も、あの時の話をよく覚えておられ、慌ただしかった日々のことを一緒に思い出しました。そして、今はあの頃よりもずっと元気そうだ、とのことです。うれしいお言葉です。
さて、食事を始めて10分以内にお腹が締めつけられるように痛み、それがしばらくするとスッと消えることが、週に二三度ずっと続いていることに関して相談をしました。胃を全摘手術をしたときには完璧だった接合部も、15年も経つと縫った糸も融けている部分もあるようで、食道に繋いだ小腸が少し垂れ下がっているそうです。そのため、接合部分で小腸の重積が起こり、中にめり込むようになった時に急激な痛みが起きるとのことです。水分が多い時は流れるだけなので痛みがなくても、食物が通る時に重積している部分が痛くなるのです。
結論としては、小腸の手術は解決策の一つであっても危険が伴うことであるとの説明でした。痛み止めの薬を飲むにしても、その薬が効く頃には腹痛はないはずなので、なりそうな時の食前30分前に飲むことで暫定的な対処はできても、それも場当たり的なので、しないよりもまし、という程度だそうです。
とにかく、これまで通り痛みが収まるまで、しばらく我慢するしかないようです。そのため、会食や外食はできるだけ減らし、行っても少しだけ食べるようにしたら、ということです。その意味でも、1日6回の分食はいいことだとのことでした。
私の内蔵に関しては、最近の画像を見ながら、喉から大腸までの管の中はきれいであると太鼓判を押してくださいました。また、血液検査の結果も、臓器に異状の徴候は認められないとのことです。逆流性食道炎についても、食道から小腸に爛れたところはないので、胃がないために腸液が逆流することは避けられないことでもあり、うまく対処してやり過ごすしかないようです。
なお、もし、どうしてもお腹の痛みに耐えられなくなったら、やりたくない再手術を検討してみましょう、ということで、今日の診察は終わりました。久森先生は、私の体内の状況を熟知しておられます。何かあれば、いつでも頼れる先生がいらっしゃることはありがたいことです。
いくつもの診療科で、何人もの主治医の先生に助けられて、心置きなく仕事に没頭できる環境にある今に感謝しています。
七夕なので、どこかで食事をと思っていました。しかし、市内にでかける前に間食を口にした時、怖れていた腹痛が始まり出したのです。これはサッサと帰れ、というサインだと思い、酷暑の中を妻と一緒に京阪の神宮丸太町駅までゆっくりと歩きました。
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