今日の大文字は曇り空の中から病棟を見下ろしています。
積貞棟にある癌診療部で、過日のPET検査の結果を聞きました。
腸との接合部分に、問題となる腫瘍は見つからなかったようです。安心しました。
今日も、食後10分ほどすると食道につながる腸が強く締めつけられる感覚があり、食事をしばらく休むと治まったことを伝えると、重積している箇所が深く食い込んでいることが原因ではないか、ということです。かといって、この段階で同じ箇所の手術を再度するほどでもないので、さらに様子を見ることになりました。
ただし、念のために、5年前に絞扼性腸閉塞で開腹手術をした時のH先生の意見を聞いてみたら、とのことで、消化器内科の診察の予約を入れてくださいました。
私が腹痛で緊急搬送された5年前に、たまたま当直医として診察してくださったのが、その時から振り返って10年前に、私が胃癌の手術をした時に介助で立ちあっておられたH先生だったのです。腹部の状態を見ているうちに私のことを思い出してくださり、勝手知ったる私のお腹の状況を判断して、適切でかつ思い切った開腹手術をしてくださいました。
さらには、その一週間後には私が民事再生下の破綻した大学の学長に推挙されているために、どうしても退院したいというわがまま勝手なお願いを聞いてくださり、無事に今から5年前の7月1日に学長就任初日を迎えることができました。嘘のようなドラマとしか言えない話は、「就任初日は大忙しでした」(2020年07月01日、http://gakutyo.sblo.jp/article/187655123.html)に、詳しく報告した通りです。
とにかく、私の身体のデータは、すべて京大病院のコンピュータに記録されています。今日も、5年前の主治医のコメントなどを参照しながら、適切な対応策を提案してくださいました。身体の情報が一元管理されていることのメリットが、折々に役立っています。ありがたいことです。
こうして、今年の5月に救急搬送されて癌診療部の管轄下にあった我が身は、次は5年前に救急搬送された時のH先生の手に委ねられることになりました。今年の5月のことは、「付き添いで行ったはずの京大病院で救急外来患者としてベッドに」(2025年05月29日、http://genjiito.sblo.jp/article/191368047.html)に、5年前のことは「京大病院で開腹手術をするまでのこと(1)」(2020年05月31日、http://genjiito.sblo.jp/article/187548800.html)に書いています。よろしかったら、こんなこともあるのだと、ご笑覧を。
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