2025年03月12日

宝塚から中山寺を経て西宮へ

 宝塚市山本にある「珈琲焙煎工房 Hug」へ、コーヒー豆の選別作業や障害福祉サービスの実際を見学するために行ってきました。この就労継続支援B型事業所は、ホームページによると、次のような活動内容が書かれています。

「高次脳機能障がいをはじめとする障がいのある人たちの就労の場として活動しています。それぞれの経験、得意、好きなことを活かし、仲間みんなで協力しあって、珈琲作りをしています。」(https://hugcoffeeroaster.com

 この前にここを訪問した時の報告は、5年半前の記事である「珈琲焙煎工房 Hug で豆の選別と焙煎を体験」(2019年10月03日、http://genjiito.sblo.jp/article/186642215.html)に書きました。かなり詳しく書いているので、Hugのことはその記事に譲ります。

 今日も、コーヒー豆の選別作業が進んでいました。割れたもの、虫が食ったもの、カビが生えたものなどを、懇切丁寧に取り除いておられました。

250312_コーヒー豆の選別.jpg


250312_豆の取り除き.jpg

 ここの豆を轢いてコーヒーを入れると、雑味や濁りのない、すっきりとしたコーヒーになります。我が家では、この豆を愛飲しています。

 焙煎しておられるところも拝見しました。焙煎温度は230度。焙煎中の豆の色を小窓から見て、細かな温度調節や挽き具合を細かく記録しておられました。最下段の焙煎指数を見ると、工程が安定していることがわかります。

250312_焙煎記録.jpg

 最適な状態になったら、焙煎した豆を取り出して冷やします。
 ここでも、豆が割れたり生焼けの豆は取り除かれます。挽き終わった豆の重さを測り、規定の範囲内であるかを確認してから、袋詰めなどの作業に回されます。
 問題があって取り除かれた豆は、消臭剤になっていました。

250312_脱臭剤.jpg

 丹念な作業を拝見して、おいしいコーヒー豆の背景にあるこだわりが伝わってきました。
 挽きたての豆で淹れてくださったコーヒーをいただきました。香りも味も申し分なく、ふくよかな時間を楽しませてもらいました。

 そこからほど近い中山寺に行きました。
 中山寺は中山観音駅からすぐ近くにあり、よく整備されたお寺です。

250312_中山寺.jpg


 参道では、椿やリュウキュウアセビや梅に小鳥などが、参拝者の目を楽しませてくれます。

250312_椿.jpg


250312_琉球あせび.jpg


250312_梅.jpg


250312_梅に鳥.jpg


 西国三十三所の札所巡りは、6巡目があと3ヶ寺で満願となります。
 納経所で、残りわずかとなった空白を埋めてもらいました。

250312_朱印.jpg

 お軸は、あと残すところ2ヶ寺となりました。

250312_お軸.jpg

 中山寺から電車で西宮に出て、課題にしていた西宮神社へ行きました。
 ここの表門から右に曲がる参道は、毎年正月9日に行なわれる開門神事の福男選びで、数千人がこの門から走り参りをすることで有名です。

250312_西宮神社の表門.jpg

 今日ここに来たのは、かつて書いたように、奉納された神馬の説明板に書かれた、変体仮名混じりの翻字の背景を調べるためです。

「日比谷で「須磨」(18)と『百人一首』(7)を読む」(2024年11月16日、http://genjiito.sblo.jp/article/191142287.html

 受付で来意を伝えると、権禰宜さんが石碑の前で説明版設置の経緯を語ってくださいました。

250312_碑文.jpg

250312_碑文の翻字.jpg

・この説明板は10年ほど前に新たに設置したものだそうです。
・碑文の文字を字母に忠実に表記した方は、当時は60歳くらいだったとか。
・今は退職して奈良に引退しておられるようです。
・書かれている文字を、正確に知ってほしいと思ってのことではなかったか。
などなど。

 さらにいろいろとお話を伺っていると、権禰宜さんは私の出身大学の10年後輩でした。さらに驚いたことに、宮司さんは私と同学年であることがわかりました。もっとも、宮司さんは史学科、私は文学科でしたが。またもや、奇遇を体験することになりました。
 お話を聞き終わってお別れしてから、ご丁寧にも神社のパンフレットと「令和七年 参拝証」を、権禰宜さんが持ってきてくださいました。また、対応してくださったお2人の巫女さんは、文字のことや歴史のことに詳しい方でした。初対面にもかかわらず、誠実な対応だったこともあり好感を持ちました。この神社の古文書の勉強会にも参加しておられるそうなので、その知識の背景を知り、頼もしく思いました。ますますのご活躍をお祈りします。
 わからないことを尋ね歩いていると、さまざまな体験をします。伝統や文化を手繰り寄せると、それと共に人との出会いも生まれます。楽しい、生きた勉強をしていることを実感することが多いのです。

 帰りは、阪神西宮駅から近鉄奈良行きの直通電車に乗り、大和西大寺駅で近鉄京都線に乗り換えました。神戸、大阪、奈良、京都と、いにしえの都を乗り継いで帰ったのです。こんなスケールの大きな小旅行は、とにかく初めてのことです。収穫の多い一日でした。
 同行の姉と妻が、最後まで付き合ってくれました。いつものことながら感謝します。
 今日の歩数は、13,140歩でした。




posted by genjiito at 23:11| Comment(0) | ・ブラリと
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。