2025年01月27日

読書雑記(352)矢部太郎『マンガ ぼけ日和』・『矢部太郎の光る君絵』

 矢部太郎さんの2冊の漫画を読みました。というよりも、見ました、と言った方がいいでしょうか。

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 まず、かんき出版のホームページ(https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761276515/)から、『マンガ ぼけ日和』(かんき出版社、2023年2月)の書誌情報を引いて紹介に代えます。


『大家さんと僕』『ぼくのお父さん』など話題作を生み出してきた著者が、認知症患者とその家族の日常を描いた!
認知症の症状の進行具合を四季(春・夏・秋・冬)に分けて、それぞれの時期に認知症患者さんにどんな変化が起こり、介護者さんはどう対応したら良いのかがわかる構成。笑って、泣けて、不安がやわらぐ本です。

<作者からのメッセージ>

はじめて、全編描き下ろしでマンガの単行本を描きました。

認知症の専門医である長谷川嘉哉先生のご著書『ボケ日和』の装画を描いたご縁から原案とさせてもらいマンガ化しました。

長谷川先生の本はあたたかくユーモアを交えて、「老い」を、「老化」を、その一環である「認知症」を、そして誰にでも訪れる「死」をあたりまえのことだと教えてくれて、安心を与えてくれます。この本の装画を引き受けることを勧めてくれたのは僕の母でした。

母は長年、介護の仕事に従事していました。でも子供の頃から、僕は母の仕事について詳しく聞いたり、学んだりすることはありませんでした。どこか目を背けてしまっていたのだろうと思います。今、母は高齢になり介護される側、僕は介護する側の年齢になろうとしています。

この漫画を描くことで僕自身が、介護や認知症についてもっと考えたい、学びたい、知りたい。それがこの本を描いた一番の動機だったのかもしれません。

このマンガを読んだ皆さんの未来への不安が、あたたかな日差しのような安心に変われば。そんな一冊になっていたら幸いです。

− 矢部太郎



 見るほどに読むほどに、味わいが滲み出てきます。
 絵はもちろんのこと、添えられているセリフが、ページを繰るたびに読み手の心に染み入って来ます。
 ゆったりとした雰囲気に包まれて、絵と言葉が展開していきます。
 『マンガ ぼけ日和』の中でも、次のページが一番印象に残りました。

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 次に紹介する2冊目は、『矢部太郎の光る君絵』(東京ニュース通信社、2024年12月、)です。
 東京ニュース通信社のプレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002942.000006568.html)から、本書の紹介文を抜粋しながら引きます。


 大河ドラマ「光る君へ」出演で話題! 乙丸・矢部太郎が描く“光る君絵”&ドラマの舞台裏を描いた完全新作漫画が1冊に!

初回〜最終回まで、全48回分の「光る君絵」を一挙掲載。矢部太郎=乙丸≠ネらではの視点で描かれた「光る君へ」の世界は、ぬくもりや哀しみ…様々な感情や情景が描き出され、矢部の本作への愛情がたっぷりと詰まった内容に。

本作で、初回から最終回まで主人公・まひろ(紫式部)に献身的にお供する従者・乙丸を好演し話題を呼んだ矢部太郎。最終回を終え、「光る君へ」ロスを感じる視聴者も多いなか、ドラマ放送時よりSNSで反響を呼んだ矢部太郎が描く“光る君絵”が、新たに描き下ろしを加え、さらに、「光る君へ」の舞台裏を描いた完全新作漫画とともに1冊に!

 <著者・矢部太郎コメント>
僕の『光る君へ』への大切な気持ちが一冊に閉じ込められた本です。
皆さまの心の中にある大切な『光る君へ』の世界に、この本も入れてもらえましたなら、とても嬉しいです。
この本を読んで、また全48回を観て、またこの本を読んで、また全48回を観て…いつまでも楽しんでいただけますように。


 乙丸役を演じた立場からの絵と言葉は、意外な視点でドラマの背景を覗き見させてくれます。
 各回の絵も秀逸だと思います。




posted by genjiito at 21:22| Comment(0) | ■読書雑記
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