2024年08月13日

京洛逍遥(876)下鴨神社の古本市と2軒の骨董屋さん

 出町柳の下鴨デルタは、賀茂川と高野川が合流する地点です。ここから見える如意ヶ岳の大文字は、3日後の京都五山の送り火を控えて少し緊張感が漂っています。今年はここまで足を運んで来て拝むかどうか、毎年見てきたお盆の行事だけに思案中です。

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 今日は、下鴨神社で古本市があるので、日差しを避けながら出掛けました。いつもより人出は少ないようです。熱暑の中であることと、日本人が本を読まなくなったことが原因と思われます。海外からの方が目立ったのは、もの珍しさからでしょうか。

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 私は、探し求めている本は、本の方からおいでおいでをする、と思っています。海外でも、英語も覚束ない私なのに多くの本との出会いがあったのは、すべて本が呼びかけてくれたからです。図書館や書店をブラブラしていると、言語の種類に関係なく呼びかける声が聞こえてくるのです。
 イタリアのヴェネツィアでの体験は、今思い返しても痛快です。次のブログに書いていますので、よろしかったらご笑覧を。「ゲンジモノガタリ、プリーズ」で、『源氏物語』のイタリア語訳の本が、店頭になくても出て来るのですから。

「ヴェネツィアから(9)イタリア本」(2008年09月16日、http://genjiito.sblo.jp/article/178852750.html

 インドはもちろんのこと、ミャンマー・エジプト・トルコ・ルーマニア・ハンガリー・チリと、実に楽しい本との出会いがありました。
 今日も下鴨神社の糺の森で、本がひしめくテントの間を歩きまわり、本が呼びかける声に耳をすませました。千年以上の霊力を保つ糺の森でも、結局は1冊も本は語りかけて来ませんでした。

 帰りに、出町柳の枡形商店街の入口近くにある古物商の「京や」(櫛かんざしの店)に立ち寄りました。ここは、下鴨に住んでいた頃の、賀茂川散歩の折り返し地点だった所です。

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 いつものおばさん(失礼ながら男性のようですが)と世間話をしていると、この下った所の河原町今出川に新しい店を開いたので行ってみては、と勧められました。カフェもやっているそうです。
 少し歩いた所に、確かに新しい「京や」がありました。中には、所狭しとおもしろい物が並んでいます。

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 手前で食事をしました。骨董品に囲まれて、8人が座れます。私は冷やしうどんを、妻は温かいソバをいただきました。
 このお店は、1年前に開店したそうです。2年前に私は下鴨の地を離れて宇治に転居したので、このお店のことは知りませんでした。
 町家の狭い階段を上がると、茶道具などが並んでいました。

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 入口近くにあったホオズキを描いた夏茶碗をいただきました。
 妻は、小物箱が気に入ったようです。併せて三千円なので、自宅で気楽に使えます。

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 引き返して出町柳駅に向かう途中で、先ほどの本店(?)に立ち寄り、新しい店の感想を伝えました。そのお店を手に入れた経緯や、もろもろの経営事情を語ってくださいました。北野天満宮で毎月25日に出店している天神市での出品の裏話には、のけ反るほどに驚く話を聞きました。ここで以前にお茶道具をいただいた時に、目の前の地下駐車場に品物を取りに行かれました。まだまだ珍品がありそうです。折々に足を留めて、掘り出し物との出会いを楽しみたいと思います。




posted by genjiito at 22:04| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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