木佐聡希(本名:千代枝、2011年9月逝去59歳)さんの写真展に行ってきました。
場所は、北野天満宮に近いビルの一室です。
会場でいただいた『木佐聡希 写真集』(2011年10月)の著者プロフィールを、まず引きます。
1952年島根県平田市 (現出雲市) 生まれ
本名:木佐 千代枝
県立出雲高校、京都教育大学卒
京都の城陽で7年、乙訓で15年間小学校の教諭を勤める
1992年発病
1994年島根の実家に帰り闘病生活を始め、パーキンソン病の診断を受ける
花の写真を撮り始める
1997年秋、最初のカレンダー「花想1998年版」を300部発行
以降10年間にわたり最多で750部を発行し2007年版にて終了
その間、写真集の販売などには、かつての同僚 同級生 教え子、
福祉や医療関係者の多くが携わる
写真集をきっかけに3度のコンサートを開催
新聞報道多数
NHK 島根 「生命の写真」
写真展開催多数
2010年3月 病状が悪化し入院手術ののち車いす生活となり、
現在は両親の住む自宅を離れ「出雲なごみの里」で穏やかな生活を送る
追記: 2011年6月末、誤嚥性肺炎のため緊急入院の後、
出雲市の「いこいの郷」にて療養中
木佐さんと私は面識はありません。しかし、いろいろなところで接点があり、つい写真も魅入ってしまいました。
まず、出身が私と同じ出雲市であること。出雲高校で学ばれたとのことで、私の従兄弟が長く出雲高校の国語科の教員をしていたので、何かご縁があったのかも知れません。そして、我が家に近い京都の城陽と乙訓で教員をなさっていたのです。
さらには、上掲の写真集や今回の展覧会が、木佐さんの妹の佐々木久仁子さんのご尽力によって実現したとのことには驚きました。佐々木さんには、『源氏物語別本集成 全15巻』(伊藤他編、桜楓社、1989年〜2002年)の第1巻で、「空蟬」巻の阿里莫本を翻字してもらっていたからです。そのご縁つながりで、今回の写真展の情報をくださった石田弥寿子さんは、木佐さんの義理の妹さんです。石田さんには、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉の立ち上げから京都市役所への登記、そして現在の理事就任に至るまで、お世話になりっ放しです。佐々木さんの旦那さんは、『源氏物語』の写本をデータベース化するプロジェクトが毎日新聞に取り上げられて以来、励ましをいただいてきました。こんなご縁があることに感謝し感激しています。
写真展は、ゆったりとした気持ちで拝見しました。一枚の短歌に惹かれたので、[変体仮名翻字版-2023]で紹介します。
千代枝の歌
【庭隅】二にほい寸みれ能【濃紫】
【一叢】ありて【歩】み【寄】りた里
会場に流れていた木佐さんを回顧するビデオは、二度も見てしまいました。
この展覧会は、今週末の16日(日)までです。
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こちらこそ、大変失礼ばかりで、コメントをいただき恐縮しています。
いい写真展でした。
みなさまとも、いろいろなご縁があるようで、ただただおどろいています。
定年退職後は、東京・京都・大阪と、三都で古写本に書写された変体仮名が読める方を育成する講座を持っています。変体仮名は、大学や社会人講座でも、真正面から取り組まないようなので、老骨にむち打って、啓蒙活動に励んでいます。
今日も千代田区立日比谷図書文化館での8年来の講座が2つあり、今夜は都内の息子の家に泊まっています。
毎日書き続けているブログも、17年目となっています。書きたいことがたくさんあり、日々楽しく暮らしています。
来週の土曜日は、キャンパスプラザ京都(京都市大学のまち交流センター)で石田さんの力を借りながら、『源氏物語』を読みます。
NPO法人〈源氏物語電子資料館〉の運営においては、石田さんにいろいろとご無理を聞いていただいており、大いに助けられています。
とにかく、みなさまに感謝です。
お元気でお過ごしください。
以上、近況です。