2024年05月07日

集会所で吉本の漫才と落語を楽しむ

 今日は、みんなでたくさん笑いました。
 集会所のホワイトボードに、数年前に収録された吉本の漫才と落語が映写されたのです。

 集まったいつもの仲間の中には、先ごろまで吉本新喜劇の座長だったKさんのお母さんがいらっしゃいます。そのこともあってか、みなさん吉本の芸人さんには親近感があります。それでなくても、関西のお笑い文化に浸っている地域なので、今回のメニューは受けること間違いなしです。

 最初は、今いくよ・くるよの漫才です。関西の芸人が得意とする自虐ネタの連発に、とにかく笑い転げます。女性が女性の身体的な点を突く話題は、あまり歓迎されません。しかし、息つく暇もなく、次から次へと繰り出される丁々発止の攻めのネタに、終始笑いを抑えきれません。しかも、下品ではないのです。

 過去に収録されたものであっても、そのまま今も通用するのは、まさに練られた話術のたまものです。話芸という芸術性を標榜する江戸の漫才とは一線を画する、上方のお笑い芸の真骨頂です。そんなに難しいことを言わなくても、とにかく可笑しくて面白いのです。

 次は、桂文珍の落語です。「ばばあ」を連発するこのネタは、今のジェンダー論で切ると、女性蔑視だと問題となります。しかし、そこは文珍ならではの巧みな語り口で、女性への差別ではなく、人間の性(サガ)が持つ可笑しみに昇華させ、聞く人を笑いの渦に巻き込みます。この笑いには、性差別を超えた異次元の笑いがあります。

 この毒舌とも言える話を関東弁でまくしたてると、性差別が前面に出て不愉快になります。関西のコミカルな漫談と関東のシリアスな話芸は、明らかにその質が違います。言葉が持つ歴史の違い、と言った方がいいでしょうか。関西弁は打たれ強いと思います。性差を語る時に、その視点の違いと文化の背景を意識しないと、的外れな批判に終わります。

 ともかく、今いくよ・くるよや桂文珍が演じたのは、関西の可笑しさを随所に見せるお笑いという出し物でした。また、それを聞く参加者のみなさんも、それを大いに楽しんでおられました。私も、ずっと笑いっ放しでした。楽しいひと時となりました。




posted by genjiito at 22:14| Comment(0) | *福祉介護
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