久美浜の温泉は、クセのないサラッとしたいいお湯でした。
明け方、久美浜湾が絵のようです。周りも懐かしい田舎のたたずまいです。
電車で天橋立に移動しました。その時の京都丹後鉄道の切符が、昔懐かしい少し厚手のボール紙でできていました。かつては、駅員さんが切符を切るパンチで穴を開けて渡してくれたものです。
まずは、文殊堂にお参り。文殊菩薩は私の守り本尊です。
その横にある和泉式部の歌塚のことは、これまでに何度も報告した通りです。このあたりには、和泉式部や小野小町の古蹟があります。唱導文芸と氏族伝承の問題になるので、今ここでは省略します。
この歌塚の横にある観光船乗り場から、対岸の笠松公園と成相寺に向かいます。
ケーブルカーと登山バスを乗り継いで、西国三十三所第28番札所の成相寺に登りました。
紅葉に映える五重塔と、一言一願地蔵にご挨拶をして、本堂で朱印をいただきました。
これで、昨日の松尾寺と今日の成相寺の二寺を巡拝しました。
本堂には、御詠歌の扁額が掛かっていました。
御詠歌の読みを、[変体仮名翻字版-2023]で掲示します。
これは、漢字として用いられている文字は【 】でくくり、書かれている仮名文字は、変体仮名にはその字母を意識して表記しているので、忠実な翻字になっていると思います。これなら、どれが漢字か仮名かが明らかになり、変体仮名に慣れていない方にも、書かれている文字が読めると思います。
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額-1831年 文政14年
なみのお登
【松】のひゞきも
【成】阿以尓
可勢"【吹】王多流
【天】能者しだて
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額-1841年 天保12年
【浪】の【音】ま川の飛ゞきも【成相】の
可世"ふ起【渡】るあまのはし
多弖
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額-1859年 安政6年
【浪】能お登【松】のひゝ起に【成相】尓
【風】婦き王多流あま能【橋立】
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な三の【音】ま徒乃
【響】毛な連あひの
か世ふき王多須
阿まの八し多て
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な三能をとま川乃
ひゞきもなりあい尓
可世ふき王多る
阿まのはし多て
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奈みのを登
まつの飛ゝき尓
【成相】乃
【風】ふき王たす
阿まの【橋】だて
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【浪】のお登
【松】のひゝ
きも
【成】あひ
の
可ぜふき
【渡】春
天能
【橋】たて
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【浪】能をと【松】乃【響】毛【成相】
の
かせふ起【渡】春【天】能者し
【立】
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本来なら「ひびきも」「成相の」「ふきわたす」とあるべきところを、「ひびきに」「成相に」「ふきわたる」と書いている額があります。
行きはギュウギュウ詰めのケーブルカーも、帰りは閑散としています。色づき出した紅葉の中を、コトコト、ユルユルと下山しました。
帰りの船でも、カモメたちにたくさん取り囲まれました。
充実した2日間となりました。
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