2023年09月25日

『源氏物語』は43種類の言語で翻訳されている

 一昨日23日(土)のキャンパスプラザ京都での源氏講座では、ポーランド語訳の『源氏物語』に関する4冊の本を回覧しました。

230922_ポーランド語訳.jpg

 その際、これまでの情報公開で不正確な点があったことをお話しました。
 当日の講座の報告となる「キャンパスプラザ京都で池田本「桐壺」を読む(第10回)」(http://genjiito.sblo.jp/article/190573236.html)にも書いたように、この日の資料を作成するためにポーランドの翻訳情報を整理していた過程で、今まで頻繁に紹介して来た【『源氏物語』が翻訳されている42種類の言語一覧】(2021年9月現在)に、ポーランド語が含まれていないことに気付きました。この一覧表を過去のブログで検索しても、ポーランド語がどこにもありません。(「大阪府立中之島図書館での『源氏物語』の体験講座(その2)」http://genjiito.sblo.jp/article/189387417.html
 ポーランド語訳の『源氏物語』が掲載されていないことについて、今その事情と経緯がよくわかりません。単純な私のミスであることは明らかです。とにかく、ポーランド語がスッポリと抜け落ちたままで、今に至っていたのです。
 以下の記事にあるように、ポーランド語訳は私の手元にあるので、掲載しているはずなのにないのです。

「ポーランド語訳『源氏物語』の新情報」2010年11月20日

「ポーランドの源氏物語研究」2011年2月10日

 正しい現状の報告としては、以下のように【43種類の言語】として公表すべきでした。
 『源氏物語』が42種類の言語で翻訳されているとして来たのは正確ではなく、ポーランド語訳『源氏物語』は確かにあるので、以下のように一覧表に追記して、今のところは43言語あるとします。お手元の資料の修正追記を、よろしくお願いします。私の報告を信じて各所で引用してくださった方々に、あらためてここでお詫びします。

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【『源氏物語』が翻訳されている43種類の言語一覧】(2023年9月25日現在)

アッサム語(インド)・アラビア語・イタリア語・ウクライナ語・ウズベク語・ウルドゥー語(インド)・英語・エスペラント・オランダ語・オディアー語(インド)・カタルーニャ語・クロアチア語・ジョージア語・スウェーデン語・スペイン語・スロベニア語・セルビア語・タミル語(インド)・チェコ語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・テルグ語(インド)・ドイツ語・トルコ語・日本語(現代)・日本点字・ハンガリー語・ハングル・パンジャービー語(インド)・ビルマ語・ヒンディー語(インド)・フィンランド語・フランス語・ベトナム語・ヘブライ語・ペルシャ語・【ポーランド語】・ポルトガル語・マラヤーラム語(インド)・モンゴル語・リトアニア語・ルーマニア語・ロシア語
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 なお、ポーランド語訳『源氏物語』についてネットで調べている内に、次の論文が公開されていることを知りました。その中の資料に、『源氏物語』について「注13」に追記された説明があったので、参考のために引いておきます。

「翻訳史から見たポーランドにおける日本文学
藤原, まみ
九州大学大学院比較社会文化学府 : 博士後期課程」
出版情報:地域健康文化学論輯. 1, pp.59-70, 2009-09-30

「(前略)二OO八年にワルシャワ大学で開催された源氏物語と平安文化をテーマとした学会で、「映画『源氏物語』から考察する『源氏物語』の文学的解釈の新しい可能性」という発表がなされた。しかし、それは原典や日本現代語訳はもちろん、ポーランド語訳、あるいは、マンガを媒介とした『源氏物語』を読むことも、映画『源氏物語』を視聴してもいない者による発表であった。このような「文学的」解釈についての学会発表が可能である点に、現在のワルシャワ大学日本学科が抱える日本文学・文化研究の裾野の狭さが表れているように思えてならない。(後略)」




posted by genjiito at 20:41| Comment(0) | ◎国際交流
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