2023年05月20日

東京・天理ギャラリーの源氏物語展

 今朝は、赤坂御所に近い明治神宮外苑のいちょう並木を散策しました。
 昨日の午後から降り出した雨はあがっています。

230520_ityou.jpg

 青山一丁目から銀座線で神田駅の近くにある天理ギャラリーへ行きました。源氏物語展を見るためです。

230520_tenri.jpg

 これまでに、天理大学付属天理図書館で実際に調査した写本が何点もあり、いろいろと思い出しながら拝見しました。

 今回の出品リストをあげます。
天理ギャラリー第179回展
「源氏物語展−珠玉の三十三選−」
◆2023年5月14日(日)〜6月11日(日)  会期中無休
◆開館時間:午前9時30分〜午後5時30分
◆入館料:600円(高校生以下無料)
◆会場:天理ギャラリー (〒101-0054 東京都千代田区神田錦町1-9 東京天理ビル9階)

出品一覧(◎重要文化財/○重要美術品)
[源氏物語]
◯1.帚木巻 伝藤原為家筆 鎌倉中期写 1冊
◯2.未摘花巻 伝冷泉為相筆 鎌倉中期写 1 冊
 3.蓬生巻 伝藤原為家等筆 鎌倉中期写 2軸
◯4.薄雲・朝顔巻 耕雲本 伝二条為氏筆 鎌倉中期写 1冊
◯5.少女卷 伝二条院讚岐筆 鎌倉初期写 1冊
 6.野分巻 伝藤原定家筆 鎌倉中・未期写 1冊
 7.藤袴巻 伝慈鎮筆 鎌倉中期写 1冊
 8.真木柱巻 鎌倉末期写 1冊
 9.柏木巻 伝源頼政筆 鎌倉初期写 1冊
◯10. 鈴虫巻 伝藤原俊成筆 鎌倉中期写 1軸
 11.夕霧巻 鎌倉末期写 1冊
◯12.竹河巻 伝西行筆 鎌倉初期写 1冊
◎13.池田本 伝二条為明等筆 鎌倉末期写 52巻49冊
◎14.国冬本 伝津守国冬等筆 鎌倉末期・室町末期写 53巻54冊
 15.麦生本 麦生鑑綱天文15年(1546)署記 44巻44冊
 16.桃園文庫旧蔵河内本 室町後期写 53巻53 冊
 17.阿里莫本 高坂松陰筆 元緑5年(1692)写 54巻付雲隠六帖6巻60冊
◯18.絵巻 若紫・末摘花巻 鎌倉末期写 1軸
 19.白描絵巻 紅葉賀〜夕霧巻 室町末期写 2軸
 20.奈良絵表紙 絵合巻 伝土佐光信画 室町末期写 1冊
 21.奈良絵本 江戸前期写 54巻54冊
 22.絵巻模本 江戸中期写 2軸
[自筆注釈書類]
 23.定家小本 藤原定家自筆 鎌倉初期1冊
◎24.源氏物語抄高水本 永仁7年(1299)写 1冊
 25.源氏古鏡 鎌倉末期写 1冊
 26.河海抄 伝一条兼良筆 文明13年(1481)写 20巻10冊
 27.千鳥抄 室町中期写 1冊
 28.林逸抄 林宗二自筆 永緑2年(1559)頃 54巻45冊
 29.山下水 草稿 三条西実枝自筆 元亀・天正頃 甲本18冊・乙本8冊
 30.孟津抄 九条植通自筆 元亀・天正頃 3冊
 31.源注拾遺 契沖自筆 元緑9年(1696) 8巻8冊
 32.源氏物語新釈総考 賀茂真淵自筆 江戸中期 1冊
◯33. 安波礼弁・紫文訳解 本居宣長自筆 宝暦8年(1758) 1冊

 さらに詳しくは、天理図書館の展覧会情報をご覧ください。
 https://www.tcl.gr.jp/exh/exh-6019/

 文化遺産としての『源氏物語』に関する写本や絵画資料を、心ゆくまで堪能しました。特に、鎌倉時代に書写された『源氏物語』の古写本は、いずれも風格があります。そこに写し取られた物語の本文は、現在進めている[補訂 変体仮名翻字版]で翻字して、1日も早く次世代の方々に申し送りたいものです。

 先月から、心機一転、新たな方針で翻字が始まりました。これまでの35年間の蓄積を一旦リセットして、手に入れた翻字のノウハウを活かしながら、今後100年をかけてより精確な『源氏物語本文データベース』の構築に当たります。
 多くの方々のご理解とご協力を得る中で、一日も早く公開できるように鋭意取り組んでいきたいとの思いを新たにしました。
 
 
 
posted by genjiito at 20:44| Comment(0) | ◎源氏物語
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。