2023年04月26日

宇治市源氏物語ミュージアムでお2人の館長と面談

 今日は雨の中、宇治市源氏物語ミュージアムで、坂本博司先生(前・宇治市歴史資料館館長)と家塚智子館長(宇治市源氏物語ミュージアム館長、現・宇治市歴史資料館館長)のお2人にお目にかかり、親しくお話をしてきました。

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 坂本先生とは、2008年の源氏千年紀の折、7月に陽明文庫で文庫長だった名和修先生とご一緒のお話の輪に入れていただき、美味しい宇治の茶葉で淹れた冷茶を堪能しました。この日のブログ「京洛逍遥(42)仁和寺と陽明文庫」(2008年07月08日)には、坂本先生がご一緒だったことには触れていません。話題が微妙な内容だったためだと思われます。また、文中にある「http://blog.kansai.com/genjiito/73」のリンク先は、私は情報発信の母体となるサイトがクラッシュや閉鎖でなくなることが多いために、今ではその記事の内容を確認することができません。また、本日の記事で紹介しているブログの中にあげたリンク先は、いくつかが見られないものとなっています。少しずつ修復していますので、いまはお許しください。

 2008年の8月には、源氏物語ミュージアムと宇治市歴史資料館で、坂本先生には貴重な『源氏物語』の古写本のことでご教示をたまわりました。その日のブログでは、私見を「『源氏物語』の別本とは何?」(2008年08月02日)という記事にしています。今読み直すと、いろいろと含みを持った、回りくどい文章になっています。15年前の個人的な思いながら、『源氏物語』の本文研究の状況はいまだに変わっていないことをあらためて痛感しています。

 昨春宇治に転居したことにより、坂本先生のお近くに来たことの連絡を差し上げたところ、今日お目にかかれることになりました。気さくな先生なので、今日も楽しい話をたくさん伺えました。

 書店発売日が2023/04/12と先々週刊行されたばかりの、出来立てホヤホヤのご本『京都を学ぶ【宇治編】 文化資源を発掘する』(京都学研究会編、ナカニシヤ、2023/03/25)を頂戴しました。書影と目次を引きます。坂本先生は宇治茶に関するご論を、家塚館長は古典文化の中の宇治に関するご論を寄せておられます。

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はじめに
  宇治編概略図
T 宇治橋・宇治川・宇治別業
 八世紀の宇治 (金田章裕)
 平安時代の宇治と藤原氏別業 (杉本 宏)
  コラム1 平等院が表現する極楽浄土の景観(杉本 宏)
 宇治を描く(家塚智子)
   ――『源氏物語』・歌枕・名所図――
  コラム2 変化する宇治の橋姫 (家塚智子)

U 中・近世の宇治と巨椋神社
 中世後期の宇治・宇治田原 (川口成人)
   ――戦乱・都市・城郭――
  コラム3 宇治の合戦 (森下 衛)
 絵図から眺める近世宇治郷 (上杉和央)
 巨椋神社本殿の建築史 (中西大輔)
   ――史料・意匠・工匠――
V 宇治茶と茶業景観
 ひとつの宇治茶業史 (坂本博司)
   ――濃茶・薄茶と煎茶─
  コラム4 上林松壽 (坂本博司)
       ――花を愛した宇治の茶師――

 中宇治の町と町家 (清水重敦)
W 宇治茶の諸相と宇治の民俗行事
 宇治茶をめぐる三つの元素の物語 (藤井孝夫)
  コラム5 普茶料理 (佐藤洋一郎)
 宇治のまちの文化資源の持続性 (森 正美)
   ――コロナ禍における地域民俗行事から考える――
 執筆者紹介
あとがき


 館内では、ちょうど一年前の2022年4月2日にオープンした日本茶カフェ『雲上茶寮』(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000077615.html)で、坂本先生といろいろな話で盛り上がっていた頃、家塚館長がお茶をいただいていた席にお越しになりました。私が、「はじめまして」と挨拶をすると、数年前に2度ほどお会っているとのことでした。「視覚障害者のみなさまをお連れになった時に私もいました。」とおっしゃったので、記憶を手繰り寄せて思い出しました。次の記事が、その時のものです。あの時には、ミュージアムの学芸員としての参加だったとのことです。大変失礼しました。
「宇治の街歩きと〈運読〉のワークショップ開催」(2015年12月05日)
 また、もう一度は、ケンブリッジ大学のジョン・コーツ先生を宇治にご案内したときでしょうか。「コーツ先生を宇治にご案内して」(2012年10月14日)
 コーツ先生を最初にミュージアムにお連れしました。その時に、家塚館長(当時は学芸員)にお世話になったようです。
 家塚館長はご多忙でもあり、今日はあまり長くはお話しできませんでした。またの機会にしましょう。お茶はご自慢の抹茶でもあり、美味しくいただきました。

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 今後につながる、すばらしい出会いの一日となりました。
 これからは、この宇治の地を日々の生活の発進地として、これまで通りにこのブログを書き続けていきたいと思います。快適に、途切れることなく毎日、16年目を走り続けています。
 
 
 
posted by genjiito at 21:26| Comment(0) | ・ブラリと
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