まず、2人1組になります。向かい合って椅子に座り、タオルを1枚受け取ると、それぞれが両手でタオルの端を持ってピンと広げます。そのタオルの上に、小豆を包んだおじゃみ(お手玉)を1個置かれると、2人で協力してタオルを揺すって、おじゃみを前に飛ばします。飛ばすというよりも、押し出します。
目の前の床には、太い紐で作った大小の輪っかが10個ほどあり、その輪の中には10点から5,000点までの数字を書いたカードが置かれています。その輪っかに向かっておじゃみを投げ、輪の中に入ったところの得点を競います。
私が属したチームは、1回目は私を含めて7人とも何と0点。相手チームは6,000点以上です。2回目は、私の方のチームが7,000点以上でした。しかし、相手チームが4,000点以上だったので、合計点では負けでした。こちらのチームには、98歳と95歳の方がいらっしゃいます。何度か、タオルを巻き込んだために前に飛ばないで下にポトリと落ちるなど、爆笑続きです。しかし、2回目はみんな汚名挽回とばかりに、大健闘したのです。
次は、棒倒しの個人戦をしました。テーブルの上に50個ほどのおじやみで山を作り、その山頂に刺した棒のテッペンには、ピンポン玉が一つ乗っています。最初は一人3個のおじゃみを順番にとり、次は3つまで取れる、というルールです。
1巡目は何事もなく進みました。しかし、2巡目に入ると気持ちが緩んだのか、早々に棒がグラリと傾いたのです。それからは、みなさんヒヤヒヤで、目付きが変わります。緊張感が漲る中で3巡目に入った時に、私の隣におられた98歳のTさんがおじゃみをそっと一つ取り上げられると同時に、棒がゆっくりと傾いていき、上のピンポン玉がテーブルに転がり落ちました。最高齢のTさんには何事もないように、とみんなが心の中で祈っていただけに、会場には大きなため息と奇声が上がりました。Tさんは慌てず騒がず、「あら、あら」と平然としておられます。さすが人生(?)の大先輩。その飄々としたリアクションに、みんなで大笑いをしました。
Tさんのお宅は我が家に近いので、今日も途中までご一緒に帰りました。私が民生委員のNさんと打ち合わせをしていたために、外で別の方と話しながら待っておられたのです。お待たせしてすみません。耳が聞こえにくいということで補聴器を着けておられる以外は、手押し車を押しながらもシャキンとしておられます。学校の先生をしておられたということで、私よりも背筋がピンと張っています。「耳が聞こえなくてねー 悔しくて くやしくて」という呟きが口癖の、笑顔が素敵な方です。「木曜日は祭日だから、また金曜日にね」と挨拶をして、分かれ道でお別れしました。
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