84歳で亡くなったので、今も元気であれば、今日で103歳。
姉は今日、ソ連が突然日本との約束を破って満洲に侵攻した映画、『ラーゲリより愛を込めて』を観に行ったようです。先ほど姉から届いた次の報告を見て、あわててタンスを見直しています。
「最後の場面で主人公の奥さんが着ていた着物にびっくりしました。
母がよく着ていた茶色の着物にソックリで模様までよく似ていて本当に驚きました。
そしてその着物は、貴方達ふたりの袖なしにリメイクしたはず。
かなり前の事だからもう手元にはないかもしれませんが。
誕生日に母の着物に会えた様で嬉しかったです。」
戦時中、両親は満洲にいました。
戦後すぐに、父はシベリアへ連れていかれました。極寒の地のラーゲリでは、ソ連側が敢行した捕虜に対しては絶対に許されない苛酷な労働を強いられる中、なんとか命をつないで数年後に復員してきたのです。
母は、正視にしのびないソ連兵や中国人の光景を目の当たりにし、生死の境をさまよいながらも命からがら舞鶴に引き揚げてきました。
そのことを、両親はほとんど語ってくれませんでした。
というよりも、あまりにも惨たらしい状況に身を置いたために、語れなかった、いや語らなかったのでしょう。
私は、妻が家で育てた花を仏壇に飾り、感謝の気持ちを伝えました。
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