2023年02月10日

京洛逍遥(821)桃山天満宮で梅と歌碑を楽しむ

 近鉄桃山御陵前駅を降りると、すぐ右は大手筋商店街です。賑やかなので、これまでに何度か来ています。この商店街を突き当たって左が龍馬通りです。
 駅前で左に目を転ずると、立派な御香宮の鳥居が見えます。

230209_torii.jpg

 鳥居を潜ると、大手筋の通りに面して表門が迎えてくれます。これは、伏見城の遺構の大手門で重要文化財です。駅に接するように佇んでいます。

230209_omotemon.jpg

 御香宮神社へ向かう参道に、桃山天満宮がありました。

230209_tenmagu.jpg

 その境内には、伏見城跡残石として伏見城の石垣の石が数多く置かれています。そして、本殿の横の梅の木には、数輪の花がみごとに咲いていました。来週には満開となることでしょう。

230209_ume1.jpg

230209_ume2.jpg

 桃山天満宮の本殿の前には句碑と歌碑がありました。訪れた所の石碑や扁額に書かれた変体仮名を読むのが趣味と化している私は、つい立ち止まって読んでしまいます。墨で書かれたものとは違い石碑に刻まれた文字なので、難解なものがいくつもあります。四苦八苦の末に、何とか読むことができました。

230209_kuhi.jpg

 【梅】可【香】耳のつ登     【翁】
     【日】のて流【山路】可那
 ※「て流」の「て」は次の写真を見ればわかるように、「て(天)」でいいのか躊躇いがあります。ご教示をお願いします。

230209_teru.jpg

 芭蕉の句の左には、去来の句が刻まれています。

 【応/\】登いえと【敲】くや【雪】の【門】
                   【去来】

 また、歌碑もあげます。これは、東久世通禧(みちとみ、明治初期の公家)の和歌です。

230209_kahi.jpg

 【仙人】のむ可し能  【千代】の可をり尓【残】里
   あ登盤【白菊】の   介類可な 【正二位通禧】

 御香宮神社の本殿では、3人の高校生らしき女性が祈祷を受けておられました。この神社の主祭神は神功皇后で、安産・子育て・厄除けの神として知られています。どうでもいいことながら、受験の合格祈願なら表門を入ってすぐの桃山天満宮なのに、ご丁寧に神主さんに直々にご祈祷を挙げてもらうのは何のお願いなのかな、と一人で思いを巡らしました。本当に、余計なことです。
 伏見の七名水の一つとして有名な御香水は、水筒を忘れて来たのでまた今度にします。小堀遠州ゆかりの石庭も、その時にしましょう。
 
 
 
posted by genjiito at 22:55| Comment(0) | ◎京洛逍遥
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。