2022年10月02日

西国三十三所(2022-21)総持寺(22番札所)

 JR総持寺駅から住宅街を歩いてすぐのところに、西国三十三所22番札所の総持寺があります。民家やマンションが立ち並ぶ中にあるお寺です。

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 境内は整備が行き届いており、若い方々も参拝しやすい配慮がなされています。特に、入口にある手水舎は、水が自動的に出るので戸惑うほどです。

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 また、このお寺は料理と縁が深く、「包丁道の祖」とか「料理の神」、さらには「日本料理中興の祖」とされる藤原山陰が平安時代に開いたところです。総持寺縁起ともなっている「亀の恩返し」は、『今昔物語集』などでも語られています。山陰中納言については、学生時代に民俗学を中心にして勉強をしていたので、亀のことも含めて詳しく学びました。こんなところで、かつてのことが結びつきました。

 朱印は、いつものようにビニールの覆い越しなので、今回もピンボケですみません。

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 帰りに、新しいおしゃれな建物に気持ちが向きました。「ポタラ」というカフェ&レストランです。ダライ・ラマの教えを学ぶ団体であるチベット仏教普及協会(愛称:ポタラ・カレッジ)からのネーミングだと思われます。最初は、鳥山明の漫画『DRAGON BALL』と関係するのかと思いました。しかし、ご朱印所でいただいた住職の文中にダライラマのことが書いてあるので、こちらの方との関係なのでしょう。後で調べたところ、総持寺の山号「補陀洛山」がサンスクリット語で「ポタラ」といい、観音菩薩が降り立つところからの命名のようです。

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 お勧めの「神無月御膳」をいただきました。ご飯は栗が入っています。茶わん蒸しは葛なのかカタクリなのか、滑らかな感触でおいしかったのが印象的です。手前に置かれているものは、イチジクだと思います。とにかく、山陰流の料理を堪能しました。外からも自由に来られるので、お勧めです。

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 この食事は、消化管を持たない、刺激に弱い、少食の私にはぴったりで、驚くほどおいしい御膳料理でした。これも後で調べると、「山蔭流京奉会」の料理人のみなさまがお作りになるご膳だそうです。流派としての心意気が、今になって感じられました。恥ずかしながら、いただいている時にはそのことを知らなかったので、これはまた行かなくてはいけません。また、コーヒーに付いて来たカリントウは、お寺のお土産となっている「亀の恩返し」だということも、帰ってから調べていて知りました。ありがたいものを、何も知らずにいただいたことになります。
 調べて行くか、知らずに行くか。後で知る感激や感動も大事だと思うものの、知っていたらまた別の感想を持ったことでしょう。
 何とも悩ましい課題をいただくことになりました。
 
 
 
posted by genjiito at 22:10| Comment(0) | *美味礼賛
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