2022年06月10日

京洛逍遥(798)私向きのランチどころ「宇治創こころ」

 宇治橋通りに、有機栽培野菜を使った創作ダイニング「宇治創こころ」があります。JR宇治駅から徒歩5分。辻利宇治本店の向かいなので、わかりやすくて便利な場所です。

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 2階の窓には、源氏絵巻の一場面が使われていました。この絵は、宇治の街を歩くと至るところで目にする、伝土佐光則筆『源氏絵鑑帖』(宇治市源氏物語ミュージアム所蔵)の中の1部です。原画がカラーなのに、ここではモノクロにしたところが、部屋の雰囲気作りに活きています。ただし、使った画像の解像度が低かったようで、線がギザギザになっていたのが気になりました。

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 私は「贅沢ランチ」をいただきました。我が家では、外食の予算は千円前後としており、上限は千二百円です。これはその範囲内であり、おかずが少しずつ盛り付けてあるのがよかったのです。

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 消化管を持たない私は、1日6回食です。1度にたくさん食べられないので、少しずつゆっくりといただきます。この小分けして盛りつける皿は、我が家でも使っています。出て来たご飯が少しべとついていたので、これには手を付けないで、その他をすべて完食です。私のお腹には、これでちょうどいい分量です。おいしくいただきました。

 食後は、ブラブラと紫式部の像の前を通って平等院の表参道を上がり、宇治川の橘橋寄りのところに出て、腰を下ろしました。対岸に宇治神社が、右手に朝霧橋が見える川縁で、持参のお茶を飲みながら休憩です。後ろには、平等院が控えています。国宝に挟まれて、有り難いやら忝ないやら、贅沢なことです。
 すると、町民や観光客のための放送が拡声器を通して流れてきました。それは、琵琶湖の水位の調整をするために、天が瀬ダムの水を放流する、というお知らせです。宇治川の水位が上昇するので、川岸には近付かないように、との注意喚起が、国土交通省からのお知らせとして何度も流れたのです。どの程度水位が上昇するのか、しばらく水面を見つめていました。

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 しかし、なかなか目に見えて上昇する気配がないので、帰り支度をしました。

 昨日は丸太町あたりの穏やかな賀茂川を散策したこともあり、あらためてこの宇治川の水の速さが実感できました。橋がなければ、この川は渡るのが不可能です。橋姫や先陣争いの話が、自ずと目の前に展開します。現地での、生きた作品の受容となりました。
 
 
 
posted by genjiito at 21:24| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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