2022年05月15日

京洛逍遥(792)宇治川畔の興聖寺と急流

 父の祥月命日に当たる今日は、朝早くから仏壇にお膳をお供えしました。

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 引っ越しのどさくさでお箸が見つからなかったので、大急ぎで割りばしを削って造りました。
 昨夜から、お参りするお寺を思案していました。仏事の原点に還ることにして、宇治川の河畔に建つ道元禅師の初開道場である興聖寺へ行くことにしました。ここは、曹洞宗最初の禅寺です。偶然ながら私の家と妻の家は共に宗派が曹洞宗で、本山が永平寺でした。歴史好きで意気投合していた両方の親が、その奇遇に喜んでいたことを思い出しました。

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 山門に向かう参道は琴坂と言われ、人気の観光スポットです。今の新緑はもちろんのこと、秋の紅葉も楽しみです。

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 禅寺の風情の山門が迎えてくれます。

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 寺内では、禅寺特有の七堂伽藍を巡りました。うぐいす張りの床は、気持ちを明るく楽しくしてくれます。
 宝物殿には、平安時代中期の木造聖観音立像である手習観音が安置されています。『源氏物語』の宇治十帖に関する「手習之古蹟」である「手習の杜」に祀られていたものだとされています。ここは永平寺などと同じように、修業修養の場として今も使われているので、観光感覚での写真は遠慮しています。それでも、『源氏物語』となるとどうしても紹介したいので、受付でいただいたリーフレットから引きます。

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 また、「茶祭り」においては、栄西禅師・明恵上人・千利休など三人の茶祖への感謝と宇治茶の隆盛を祈る行事が行なわれています。茶筅の塚は、山門の近くにあります。さらには、かつては三つ以上の茶亭があったそうです。そうしたことは、また後日にしましょう。

 宇治川に出ると、ダムの放流の影響ということもあり、水の勢いが迫ってきます。

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 夜は、妻と二人だけで父の思い出話をしながら、ささやかな会食です。
 父が最後に入院した大阪赤十字病院のベッドの枕元にあったプレートが、引っ越しの荷物の中から昨日見つかりました。それを仏壇に飾り、伊藤久右衛門の茶そばで父忠右衛門を偲びました。

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posted by genjiito at 21:47| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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