2022年01月07日

今年の七草粥は奈良産です

 今日は正月7日。
 今朝いただく七草粥は、我が家でも毎年の恒例となっています。消化管を持たない私でも、胃や身体をいたわるためという名目で七草粥をいただき、一年の無病息災を願いました。今年は、めずらくし手に入った奈良県五條市で獲れた七草を使ったお粥です。

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 七草は、この写真に添えた説明にもあるように、「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」と言われています。
 しかし、七草について私は、「せり、なずな、すずな、すずしろ、ほとけのざ、はこべら、ごぎょう」と覚えています。私が生まれた島根県出雲地方の言い方なのでしょうか。妻は、秋田県羽後地方の出身です。『砂の器』で有名になったように、松本清張は柳田國男の方言周圏論を元にして、羽後と出雲の方言が密接に関連する作品を書きました。映画にもなりました。私の両親と妻の両親がズーズー弁で会話ができたように、この2つの地方は文化がよく似ています。そこで妻に七草のことを聞くと、私とは違い一般に口ずさまれている並び方で草の名前を言っています。私と同じだと、これは文化的な意味からもおもしろかったのですが……。

 今日の京都新聞に掲載された「凡語」の末尾は、兼好法師の『徒然草』の例を出して、次のように結んでいます。

きょうは、七草がゆを食する節句である。シンプルな薄塩のおかゆさんに、刻んだセリなどを入れる。酒肴(こう)に疲れた胃腸を癒やす習わしでもあり、栄養士さんの代役を果たすと受け止めよう▼法師は「万の病は酒よりこそ起これ」「戒を破りて、地獄に墜(お)つ」とも記している。むやみに七草がゆを、あてにするのではなく、七草に徒然草を加えて、あす以降も、体を慈しんでいく「健康奉仕」の教えを忘れずにいたい。


 新型コロナウイルスのオミクロン株が爆発的に感染を拡大している今、これまで以上に身体を気遣う生活をしたいと思います。
 本来なら、今日は東京の日比谷図書文化館で源氏講座をしているところでした。それを急遽、コロナウイルスの感染被害の不安があることから、休講・延期にしていただきました。今日の感染者数が示すように、結果的には、これは最善の対処だったことになります。
 またまた、感染に怯える日々となります。用心には用心をして、ウイルスと仲良くしようなどとは思わず、通り去ってくれることを願うことにします。
 
 
 
posted by genjiito at 20:59| Comment(0) | *美味礼賛
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