その「外食産業論」を、教員も受講して構わないとのことだったので、講師のご許可をいただいて出席しました。
本日は、翔家フードサービス株式会社 代表取締役社長である森田佳代子氏が講師です。大阪外食産業協会の副会長もなさっています。
ご自身のライフヒストリーを、興味深い内容で語ってくださいました。
コンピュータを駆使した事務処理を導入。
働き詰めの日々の後に独立。
あの手この手の事業展開もままならず、波乱万丈の経営。
資金繰りで悪戦苦闘の日々の中で、支払いに追われる。
民事再生ではなくて、会社分割をして新しく会社を設立。
初対面の巫女からの言葉に勇気をもらい心機一転、代表取締役になる。
こうした大変な時期を経る中での、当時の心の揺れ動きも丁寧に語られました。受講生にとっては、単なる成功話と今のコロナ禍での苦労話ではなく、その背景にある生身の人間に触れるいい機会だったと思います。
〈素直 健康 感謝 笑顔〉という社訓に惚れていたので辞めなかった、とも。
人との出会いから急展開。
新型コロナウイルスの影響
臨時休業で思考停止
社員の給料を100%保証
しかし、いつ倒産宣言をするかで思案
どうにか危機を脱しても、営業状況は厳しい
赤字の積み重ねの中、コロナ禍での出店
宅配弁当にも着手
選択肢を広げることで、生き残りを図っておられるのです。
さまざまな窮地を、創意と工夫と熱意で乗り越えて来られたことが、ストレートに伝わってきました。
私は、「新生・再建」を旗印に進んでいる大阪観光大学のことと重ね合わせ、我が身に置き換えて拝聴しました。エピソードや問題課題への対処の仕方に、多くの示唆をいただきました。
最後に、飲食店、保育園、介護施設の100年後をイメージし、生き残る会社でありたい、という心意気を述べられました。
どん底から今までを語られたのです。これは、若者への心強いエールです。
電子紙芝居よりも、学生の顔を見ながら語ると、もっと迫力が出ると思いました。しかし、それは日本語が十分に理解できる日本人の学生が相手の時です。今日の聴き手は留学生が主体です。ということは、手元のプリントと目の前のスクリーンに映し出される文字列を追いながら聞くのが、一番いい授業展開だと言えます。
私は、講師の先生は顔を上げて、聴衆に直接語りかけることを良しと思っています。しかし、今日の手法も、相手によっては効果があるということも学びました。
森田先生、ご教示をありがとうございました。
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