2021年07月16日

[学長ブログ]産学連携講座「外食産業論」を受講して

 大阪外食産業協会との産学連携講座が大阪観光大学で実施されていることは、すでに「初めて回転寿司を持ち帰る」(2021年07月02日)の記事の中程で紹介しました。
 その「外食産業論」を、教員も受講して構わないとのことだったので、講師のご許可をいただいて出席しました。

 本日は、翔家フードサービス株式会社 代表取締役社長である森田佳代子氏が講師です。大阪外食産業協会の副会長もなさっています。
 ご自身のライフヒストリーを、興味深い内容で語ってくださいました。

 コンピュータを駆使した事務処理を導入。
 働き詰めの日々の後に独立。
 あの手この手の事業展開もままならず、波乱万丈の経営。
 資金繰りで悪戦苦闘の日々の中で、支払いに追われる。
 民事再生ではなくて、会社分割をして新しく会社を設立。
 初対面の巫女からの言葉に勇気をもらい心機一転、代表取締役になる。


 こうした大変な時期を経る中での、当時の心の揺れ動きも丁寧に語られました。受講生にとっては、単なる成功話と今のコロナ禍での苦労話ではなく、その背景にある生身の人間に触れるいい機会だったと思います。
〈素直 健康 感謝 笑顔〉という社訓に惚れていたので辞めなかった、とも。

 人との出会いから急展開。
 新型コロナウイルスの影響
 臨時休業で思考停止
 社員の給料を100%保証
 しかし、いつ倒産宣言をするかで思案
 どうにか危機を脱しても、営業状況は厳しい
 赤字の積み重ねの中、コロナ禍での出店
 宅配弁当にも着手


 選択肢を広げることで、生き残りを図っておられるのです。
 さまざまな窮地を、創意と工夫と熱意で乗り越えて来られたことが、ストレートに伝わってきました。
 私は、「新生・再建」を旗印に進んでいる大阪観光大学のことと重ね合わせ、我が身に置き換えて拝聴しました。エピソードや問題課題への対処の仕方に、多くの示唆をいただきました。

 最後に、飲食店、保育園、介護施設の100年後をイメージし、生き残る会社でありたい、という心意気を述べられました。
 どん底から今までを語られたのです。これは、若者への心強いエールです。

 電子紙芝居よりも、学生の顔を見ながら語ると、もっと迫力が出ると思いました。しかし、それは日本語が十分に理解できる日本人の学生が相手の時です。今日の聴き手は留学生が主体です。ということは、手元のプリントと目の前のスクリーンに映し出される文字列を追いながら聞くのが、一番いい授業展開だと言えます。
 私は、講師の先生は顔を上げて、聴衆に直接語りかけることを良しと思っています。しかし、今日の手法も、相手によっては効果があるということも学びました。
 森田先生、ご教示をありがとうございました。
 
 
 
posted by genjiito at 21:04| Comment(0) | ■大学新生
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。