2021年03月10日

10年前の今日3月10日のこと

 明日3月11日は、想像を絶する東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きてから、ちょうど10年となります。
 あの日のことは、今もはっきりと思い出せます。しかし、事の重大さは、実感としては自分の中では理解できていませんでした。テレビに映し出される映像でしかなかったのです。

 あの日、私は雪に覆われた鳥取県日野郡日南町にいました。日南町生涯教育総合推進協議会が主催のイベントである講演会で、私は池田亀鑑についてお話をする前夜でした。あの日のブログには、この大震災のことには触れていません。「日南町の井上靖と池田亀鑑」(2011年03月11日)
 その数日後の3月14日に、大混乱の東京のことを書いています。「京都と東京を慌ただしく往復した一日」(2011年03月14日)
 その末尾で「関東東北地方で震災に遭われた方々のことを思うと、こんなことは大したことではありません。いろいろなことがあった、京都と東京を往復する一日でした。」と書いています。
 そして、次第に自分の中で、この災害のことが理解できるようになっていきました。

 それから1年後、また日南町にいました。第1回池田亀鑑賞の授賞式の前日、その日のブログ「池田亀鑑の生誕地日南町にまた来ました」(2012年03月09日)では、次のように記しています。

昨年ここに泊まった夜は、ちょうど東日本大震災があった3月11日の夜でした。この事務室で東日本の惨状を宿直の方と一緒に見ながら、あの日のブログをアップしました。「日南町の井上靖と池田亀鑑」(2011年03月11日)
 今日も、同じ宿直の方と昨年のことを話ながら、大震災の時に撮影された自衛隊のビデオを見ながら、こうしてこのブログをアップしています。
 あれからちょうど1年経ったことを、あらためて思い起こしています。


 私にとっての2011年3月11日は、この日南町での池田亀鑑のイベントと結びついています。
 その池田亀鑑と池田亀鑑賞を扱った本、『もっと知りたい 池田亀鑑と『源氏物語』 第4集』(伊藤鉄也編、新典社、A5判372頁、2900円、2021年3月刊、https://amzn.to/3kHDs60)が、近日中に刊行されます。

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posted by genjiito at 23:07| Comment(1) | □池田亀鑑
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。
冨田大同先生のご縁で何度かご連絡させていただいておりますA(旧姓 M)です。
冨田先生から頂戴しました池田亀鑑先生のご署名の入った「源氏物語大成」のことでご相談があります。
(以前、伊藤先生が署名の入った巻をご希望だと伺っておりました。プロバイダーを変更したり、以前のパソコンが壊れたりで、先生のご連絡先が分からなくなってしまい、遅くなってしまって申し訳ございません。)

Posted by A.Y at 2023年06月01日 19:39
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