「京洛逍遥(672)コロナを避けつつ下鴨神社周辺の紅葉散策」(2020年12月14日)
今年の初詣は三が日を避けて、と言われているので、昨日は上賀茂神社へ、今日は下鴨神社へ散歩がてら初詣に行きました。
『古今和歌集』の巻頭歌は、在原業平の孫である在原元方が、新年になる前に立春を迎えることを詠んだものです。立春は、陰暦では12月中旬から正月上旬であり、今一般的な太陽暦でいう2月4日あたりとは違いがあります。この歌は、新年というものを陰暦から考えるか陽暦から見るかの違いを楽しめます。
年のうちに春は来にけり
ひととせを去年とやいはむ今年とやいはむ
(巻第一 春歌上 )
新型コロナウイルスのおかげで、今年は年の内に氏神様にお参りをしに行くこととなり、この歌を思い出しています。また一つ、古歌が生活の中に入り込んで来ました。
さて、下鴨神社でも、昨日の上賀茂神社と同じく、2箇所ともに手水舎の柄杓は撤去されています。新型コロナウイルスの感染対策です。
境内は神職の方々も大忙しです。本殿での指導を受けた巫女さんたちにも、緊張感が漲っています。アルバイトの女性たちなのでしょうか。歩き方、お辞儀の仕方などなど、懇切丁寧な助言が聞こえてきました。
輪橋のたもとの光琳の梅は、数輪だけ蕾が膨らみかけていました。
今年の絵馬は、カラフルな絵と共に力強い丑が描かれています。
昨日上賀茂神社でいただいた宝船と、今日の下鴨神社の丹塗り矢を飾りました。
「年のうちに春は来にけり」
今年から来年へと、大過なく年が越せることへの感謝と、新たな年の平穏な日々が迎えられることを、賀茂と鴨の神さまにお祈りしました。
※なお、本ブログは本日から、毎日書き続けてきた連続更新が14年目に入ります。
存在証明としてのこのブログも、来年も引き続きご笑覧いただけると幸いです。
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