2020年06月26日

ネット越しのコミュニケーションと直接会うことの意義

 新型コロナウイルスの影響で、不要不急の会議に留まらず、多くの会議がリモート方式になっているようです。顔を合わせて一緒に考えたり、相手の意見を直接聞くということが、オンラインの対談に置き換わってしまっているのです。ただし、その内実については、私はその効果を疑っています。

 そんな風潮に逆らうかのように、今日は遠方に出かけて打ち合わせの会議を持ちました。会場は少し広めのホテルの一室で、参会者8名は十分にお互いの距離を取っての会談です。最初は、お互いの距離に違和感がありました。しかし、次第に慣れてきます。やはり、直接顔を合わせて話し合うと、自然と意見交換が活発になります。ネット越しでは、モニタ越しの気配や様子を窺いながらなので、こうはいきません。

 会うことの意義を、今は模索中です。学校での遠隔授業や会社でのリモート会議などなど、賛否さまざまな意見が交わされています。そうした中での今日の対面会議は、充実した話し合いができたこともあり、リモートとかテレとか言われる手法の限界を痛感することになりました。人と人との関係が疎遠にならない配慮は、会議の内容によっては多様な組み合わせを考えて実施すべきでしょう。遠くから足を運び、一所に集まっての話し合いでしかできない会議があることを体感できたことは、大きな収穫でした。

 今、バーチャル留学について調べています。現地に足を運んでこその留学です。しかし、それが叶わない場合の、事前の、中休みの、事後の学習には、有効だと思われます。ただし、その場合には、教える側の力量がものを言いそうです。その辺りの見極め次第では、これは大きな可能性を秘めた教育の機会の提供となり、多くの方の学習を手助けしてくれそうです。もっとも、今の私にはマイナス面が先に頭をよぎります。さらに情報収集と活用事例を集めることにします。

 ネットを活用したコミュニケーションのありように、全否定しません。しかし、それに頼り切るのも危険です。その兼ね合いが大事です。今はめずらしいことも手伝って、刺激的なので有効な手段として取り組んでいる段階かと思われます。しかし、私は、できることならネットを活用した授業や講演はしたくありません。すぐに飽きそうです。人と人とが間近に、目と目を合わせてのコミュニケーションこそが、語り手の意志と聞き手の心が通い合うものだと思います。そのバリエーションの一つとして、または緊急避難としての通信の活用なら、理解できます。次善の策としてのリモートなりテレなら、有効に活用できる局面は多いことでしょう。

 カメラに向かい、モニタを見つめながらの対面コミュニケーションは、これからどうなっていくのでしょうか。その動向に、大いに興味があります。
 
 
 
posted by genjiito at 20:26| Comment(0) | ◎情報社会
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