今日も、いろいろなものが出てきたので、その中から一つだけ。
今から30年前、当時勤めていた大阪明浄女子短期大学の文芸科で、コンピュータを教育に導入しようとしていた頃の資料です。
授業でコンピュータを活用した情報リテラシー教育が、国内では少しずつ広まり出した頃のことです。新時代の教育方法を探る中で、学生一人ずつがノートパソコンを持参する授業の実践を行ないました。すでに学生にノートパソコンを渡すという取り組みは、大きな大学ではなされていました。それを、日本でも最小の短大でやろう、ということです。まだ、ウインドウズが未熟だった時なので、OSは MS-DOS でした。
年度当初に、以下のプリントを配布して、まずは希望者の実態を調べました。
(本ブログの画像はサムネールです。画像をクリックすると精細な画像が表示されます。)
ノートパソコンは、NEC の98シリーズと互換性があるものの、今から見れば非力です。しかし、当時は画期的なものでした。3.5インチのフロッピードライブを2基内蔵しています。ハードディスク内蔵タイプ(20MB、40MB)は、ウインドウズ v3.0に対応していました。しかし、当時のウインドウズは、まだ生まれたばかりで未熟でした。背面の RS-232C インターフェースにアダプタモデムを装着すると、通信も可能でした。
授業では、フリーソフトの「PEMO」を使います。
アンケートの結果(左横の手書きの数字)を見ると、ノートパソコンを使う「表現法演習」は、7割の学生が前向きに受講を検討しています。実際に受講したのは、20名ほどだったように思います。2割の学生が20万円弱の費用を投じて、新しい文化と技術を身に付けようとしたのです。パソコンが各家庭に普及していく時代の、キラキラした熱気が感じられました。
この時のパソコンのスペックがわかるように、パンフレットの画像もこの後に列挙しておきます。
こんなノートパソコンでも、授業ではデータベースはもちろんのこと、 KAN の「愛は勝つ」(♪心配ないからね 君の想いが〜♪)を演奏させたり、姓名判断をしたりと、楽しいチャレンジをしたことが思い出されます。
大阪明浄女子短期大学にピザボックス型のマッキントッシュを50台以上導入し、LAN を組んでの授業は、この後に実現しました。東京大学がマッキントッシュを導入して話題になる前のことです。いろいろなマスコミから取材を受けたことを覚えています。このことは、資料が見つかったらまた報告します。
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