2020年03月16日

「東京オリ・パラ」から「パラ」が消えた最近のメディア報道を糺す

 京大病院の眼科を退院した後、今日が初めての診察でした。
 視力測定や眼圧の検査の後、主治医の先生の診察です。
 まったく問題はなく、順調に回復しているとのことでした。
 一安心です。

 眼がよく見えるようになったこともあり、新聞や雑誌を読むのが苦痛でなくなりました。
 そんな中で、今月に入ってからメディアで「東京オリンピック・パラリンピック」と表現されていたものが、「パラリンピック」の文字が外れて「東京オリンピック」となっていることに気付かされました。私だけの偏見なのかと思い、周辺にいろいろと聞いてみました。すると、テレビのニュースをはじめとして、ニュース解説やバラエティ番組でも、「東京オリンピック・パラリンピック」の延期や中止に関することが話題になった今月からは、確かに「パラリンピック」という言葉が外れて「東京オリンピック」と言われているそうです。私の感触は、今日(令和2年3月16日)現在のところでは間違っていないようです。

 今年の8月下旬、8月22・23日(予定)に「文京区シビックセンター」においてバリアフリーカルタの全国大会が開催されます。眼の見えない方々が楽しんでおられる「バリアフリーかるた」である「点字付百人一首」が、「東京オリンピック・パラリンピック」に関連したイベントとして広く活動が紹介されるのです。これに関連した記事は、「[追補版]『かるた展望』に掲載された『四人一首』の記事」(2020年01月23日)を参照してください。この記事の後半には、別の『淡交タイムス』という冊子の中で、「オリンピック・パラリンピック」と「オリンピック」という表現が混在している記事が掲載されていることを取り上げています。目くじらを立てることもない些細なことだとはいえ、事実としてこれも参考までに紹介しておきます。

 こうしたバリアフリー活動の広報役を買って出ている私としては、現在、メディアが掌を返したように「パラリンピック」を付けない「東京オリンピック」という表現に流れている時流に、化けの皮が剥がれたのではないか、と思うようになりました。もちろん、意識的ではなくて、無意識に外れてしまっているのでしょう。これまでは、いかにも障害者への配慮をしているかのように装っていた記者や司会者やコメンテーターは、付け足しとして「パラリンピック」という言葉を添えていただけだったようです。今、新型コロナウイルス騒ぎに関連した「東京オリンピック・パラリンピック」の報道で、障害者への意識が本当は薄かったことを露呈してしまったのです。メディアのみなさんは、体面を保つために、無理をなさっていたのでしょうか。

 とにかく、「オリンピック」が延期か中止になるのでは、という記事や番組が多い中で、「パラリンピック」はこれからどうなるのかを報じているメディアは、果たしてあるのでしょうか。
 もしあるのであれば、ご教示いただけると、その報道を追って紹介したいと思います。きっと、心あるメディアは日本国内にあるはずです。そう信じています。今は、具体的にどこということが、私の情報網に入っていないだけにちがいありません。そうでなければ、口だけのメディアが心もなかったことになり、これからますますメディアが信じられなくなります。

 みなさんの身の回りで、新型コロナウイルスの報道の陰で「パラリンピック」という文字列が欠けている実態を、どうぞ実感してみてください。この人が、この番組も、という意外な体験をすることも大事かと思います。今は、関西を中心に聞いてみたところなので、関東やその他の地域はどうなのでしょうか。
 この「パラリンピック」という言葉が、「新型コロナウイルス」のニュースバリューに幻惑されて削られた報道がなされている実態が、この1週間の情報では確実に確認できます。どなたか、本格的に、この事実の推移の確認から、手始めに調査をなさいませんか。
 
 
 
posted by genjiito at 16:18| Comment(0) | ■視覚障害
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。