2020年02月05日

映画や演劇の次は触って楽しむ『源氏物語』へ

 科研のお手伝いで研究室に来ている二十代前半の学生さんに、『源氏物語』の映画や演劇・ドラマのことを聞きました。すると、何も思いつかない、というのです。意外でした。
 私の世代なら、ちょうど私が生まれたその年の長谷川一夫(1951年、谷崎潤一郎・池田亀鑑が監修)に始まり、市川雷蔵(1961年)、花ノ本寿(1966年)、沢田研二(1981年)、東山紀之(1991年)、中条きよし(1993年)、天海祐希(2001年)、紫吹淳(2010年)、生田斗真(2011年)、さらにはピアスをしたアニメ(1987年、声・風間杜夫)、ドラマ(2017年、城田優)、ミュージカル(2018年、初風緑)、プロジェクションマッピングと歌舞伎(2018年、市川海老蔵)、アイスショー(2019年、高橋大輔)と、いろいろ出てきます。
 今春(2020年4月)からのドラマ『いいね!光源氏くん』では、千葉雄大が光源氏役だそうです。これで、今の若者たちが『源氏物語』との新しい接点を持つことになるのでしょうか。
 『源氏物語』の受容が、読書という視覚によるものが中心となり、しかも孤独に黙読の世界で物語を味わう時代となって久しいのです。『源氏物語』は《物語》なので、本来は《かたり》であることが忘れられていました。朗読や宝塚の存在は、その意味では貴重です。
 目で、耳で、と『源氏物語』が視聴覚によって楽しめるのですから、次は触って楽しむ『源氏物語』のことを考えてみようと思います。
 
 
 
posted by genjiito at 20:40| Comment(0) | ◎源氏物語
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