定刻に開幕式が始まります。
ヘッドホーンを通して、中国語が日本語に同時通訳されていたので、内容はよくわかりました。同時通訳を担当した学生さんは、専門用語が多い内容だけに、大変だったかと思います。しかし、その通訳の効果は素晴らしいものがあります。ぜひとも今後も続けたいただきたいと思います。
以下、プログラムを挙げながら、私に関わることに絞って書きます。
4番目に私が挨拶をしました。
ポイントは、会議の手引きの表紙にある、日本側の組織の役割です。大阪大学国際教育交流センター、特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉、伊藤科研《海外平安文学情報》について、概略を手短に話しました。
その後、休憩を挟んで、4名の基調講演です。
午前最後の4番目に、私が「世界中で読み継がれる〈平安文学〉」の題してお話をしました。
持ち時間は30 分です。みなさん時間厳守で、順調に進んでいたので、予定した内容を組み替えながらも制限時間内に、少し余裕を持って終えました。
ここで強調したことは、以下の点です。
・コラボレーションで取り組む。
・調査では人と会うことを大事にし、直接足を運んで面談を心がける
・翻訳本とその情報を悉皆調査する。
・詳細な翻訳史年表を常時公開する。
・36種類の言語で翻訳された翻訳分を、日本語に訳し戻しする。
・訳し戻された日本語文を比較検討する。
・日本の文化がどう変容して伝わっているかを考察する。
・若い研究者へのバトンタッチを常に意識してあたる。
今回の成果は新年3月ころに、『海外平安文学研究ジャーナル《中国編》』という電子ジャーナルに掲載して電子版として発行します、いましばらくお待ちください。
夕食前に、白雲区江夏村方面を散策しました。小さいながら、楽しいお店がたくさんありました。
途中で、おかしな点字ブロックを見かけました。
また、一人カラオケのボックスを見かけました。
これはアイデアです。日本にすでにあるのでしょうか。
夕食後は、テーブルを囲んでのディスカッションです。
みなさまは中国語で討議をなさるので、私には同時通訳の方を一人付けてくださいました。
通訳の方は私のすぐ横で、発言者が話された内容を整理しながら、わかりやすい日本語でささやいてくださいます。こんな時には、今流行のポケット翻訳機を使うことも可能です。しかし、通訳していただいている間に生まれた疑問を、その場でいつでも通訳者に尋ねられることは、AI翻訳にはできないことです。人間だからこそできるのです。私だけのために同時通訳者が付いてくださったことにより、さまざまなことを考えるきっかけをいただきました。ご高配に感謝します。貴重な体験をすることができました。
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