2019年06月25日

「源氏物語と三十六歌仙の写本を変体仮名で読む会」(第2回)のお知らせ

 本日、6月25日(火)の京都新聞「まちかど」欄に、次の案内記事が掲載されました。

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 読む会の会場は、今回も前回同様に登録有形文化財の「紫風庵」です。

 今回は、先月の初回を受けて、まず「三十六歌仙」の和歌を確認します。
 前回は、部屋の左奥にある襖の中央と左側に書かれた「伊勢」「家持」「赤人」の和歌を、字母に注意しながら丹念に読みました。その詳細な報告は、「紫風庵で三十六歌仙と源氏物語の変体仮名を読む」(2019年05月25日)を参照願います。

 今回は、その襖の右側と奥から2つ目の襖の左側に書かれている「人丸」「貫之」「躬恒」の3首を、変体仮名に気をつけながら読みます。絵と和歌が2つの襖に跨がって貼られているので、閉めてしまうと2首が見えなくなります。

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 寛弘6年(1009)頃に藤原公任が選出して結番した『三十六人撰』は、人丸→貫之→躬恒→伊勢→家持→赤人と続くので、この「紫風庵」の襖の貼り方ではその順番がおかしいことになります。作者の配列は、上から下へ、右から左へと流れているので、今回の「人丸」に始まり、前回の「赤人」までの6人分が一塊になっていたものと思われます。しかも、一番右端の襖がその定位置だと思われます。現在の順番とは逆です。

 この江戸時代に描かれた三十六歌仙については、その絵が貼られた襖がある部屋で、しかも間近に見ながら、一文字ずつを解読していきます。「紫風庵」に所蔵されている「三十六歌仙」の詳しいことは、「京洛逍遥(538)登録有形文化財「紫風庵」の三十六歌仙絵」(2019年04月13日)(http://genjiito.sblo.jp/article/185856865.html)をご覧ください。

 1年かけて、この三十六歌仙に取り組む予定です。
 歌仙の歌を確認した後に、ハーバード大学美術館蔵『源氏物語』「須磨」を読みます。
 ぜひこの機会に、生きた古典と接する得難い体験の場としてください。初心者を意識して、丁寧に変体仮名を読むコツなどを説明します。
 参加を希望される方は、このブログのコメント欄をご利用ください。折り返し、説明の返信を差し上げます。
 なお、この学習会は、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉が主催する企画です。小規模ながら、地道に気長に活動を続けています。
 『源氏物語』ともども、「三十六歌仙」という古典文学作品を生で鑑賞し、そこに書かれた文字を忠実に翻字していくことに興味をお持ちの方の参加をお待ちしています。
 会場である「紫風庵」への道順などは、上記ブログに詳しく掲載していますので、参考になさってください。
 
 
 
posted by genjiito at 23:46| Comment(0) | ◎NPO活動
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