2019年06月23日

京洛逍遥(556)革堂を「かうだう」と仮名書きすること

 京都五山の内でも大文字の送り火は、毎年の夏の楽しみとしてお迎えしています。その如意ヶ岳の「大」の文字は、まだ2ヶ月も先のことでもあり、松明を置き並べる準備に入っていません。

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 今年は、どのような文字を見せてくれるのでしょうか。文字の中心に火が着いてから消えゆくまでのドラマは、ゆったりとした時の流れに身を任せ、日ごろは感じない思いで炎の明滅を見つめます。いつもとは違う豊かな10分ほどの時間を、また体験できることを今から楽しみにしています。

 散策の途中で丸太町から寺町通りを下り、西国三十三所の第19番札所である革堂(行願寺)に立ち寄りました。

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 今月から、また西国三十三所の観音巡りを始めることにしたからです。今回で6巡目です。
 最初は亡父のために母と一緒に、2巡目は秋田の義母と、3巡目は娘のために、4巡目は亡母のために、5巡目は癌から命拾いをした自分のために回りました。今回は妻と一緒に、これからの稔り多い老後の無事を祈念しての巡拝にします。これまでの5回のことは、「西国三十三所(1)5周目は石山寺から」(2010年07月19日)にその経緯を書いていますので、ご笑覧いただけると幸いです。

 さて、ご朱印を何に書いていただくかが、今回のさしあたっての問題です。軸装、額装に加えて、御詠歌のご朱印も満願となりました。次は、これまで持ち回っていなかったアイテムに朱印をいただこうと思っています。そのこともあり、近くの革堂に立ち寄り、どのようなものがあるのかを見に行ったのです。受け付けでお尋ねしたところ、この革堂には朱印帖以外は置いていないとのことでした。今回集印をするアイテムが決まってから、本格的に第6巡目をスタートしようと思っています。

 この革堂の入口脇に、大きく「こうどう」と記した標識が目を引きます。その横に、「一条かうだう」と刻んだ石柱がありました。

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 変体仮名の講座の折に、「堂」を「た」と読むという説明をします。その時、「お堂」の「堂」を「たう」と読んでいたからです、と言い添えます。これでは、どうもピンと来ないようだったので、これからはこの石柱の「だう」という平仮名表記をスクリーンに映すことにします。

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 現在、革堂では境内で蓮祭りが行なわれています。みごとな蓮を見ながら、何かと気忙しさの中で気鬱な思いをする日々だったので、大いに気分が晴れやかになりました。これまで何気なく見ていた蓮が、気分をリフレッシュしてくれる花であることに、あらためて思いを新たにしました。
 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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