2019年02月27日

『点字毎日』で紹介された「点字付百人一首」

 「点字付百人一首〜百星の会」の関場さんから、嬉しい情報をいただきました。
 先週号の「点字毎日」(2019年2月17日号)で「点字付百人一首」に関する活動が取り上げられた、というものです。一人でも多くの方々に「点字付百人一首」のことを知っていただきたいとの思いから、以下に引用して紹介とします。

「ルポ 最前線を行く
〜点字付きかるた じわじわ人気上昇
各地で同好会結成 世代を超えて楽しむ〜」



 点字付きの小倉百人一首かるたを使ったかるた取りが、じわじわと人気を集めている。主には東京や大阪、福島に同好会があり、それぞれの地で体験会が開かれている。点字付きの取り札は東京の日本点字図書館や京都の京都ライトハウスなどで買えるようになり、これまでなじみの薄かった人にもかるた遊びは身近なものになりそうだ。【平井俊行】

  「火付け役は 東京『百星の会』」

 このブームの火付け役とされているのが、東京の「百星の会」。2011年ごろから活動を続けている。それまでにも点字付きのかるたはあったが、個人で楽しむ程度がせいぜいで広く視覚障害者に知られるものではなかったという。
 そんな状況の中で、同会は定期的に体験会を開催して点字付き百人一首を紹介するとともに、参加者の意見をもとに用具とルールづくりも進めてきた。
 試行錯誤を重ねて生まれた一つがアーチ状に加工された取り札。めくりやすく、その形から「八つ橋型」とも「瓦型」とも呼ばれる。点字表示は札を挟んで向かい合う競技者のどちらからも読める。弱視者用に黒色の札に白色の文字の札も作った。手作りのため非売品だが、同会事務局の関場理華さん(52)は「多くの人にこのかるたに親しんでほしい」と話し、希望者に提供している。また初心者向けに代表的な10首を取り上げて解説書付きで紹介した点字と墨字の冊子もある。
 練習会は毎月第1、第3水曜日の午後6時から、新宿区の社会福祉協議会1回の視覚障害者交流コーナーで開催。ほかに月1回、都内で「1日かるた会」も開いている。
 関場さんは「世代を超えて意気投合できるところがかるたの魅力」と参加を勧めている。問い合わせは平日の午前10時から午後5時までに関場さんへ。

  「関西で体験会 広がりに期待」

 「百星の会」に続けと、関西で体験会の開催を続けているのが「大阪点字付きかるたを楽しむ会」。17年11月の結成で、2か月に1度、日本ライトハウス情報文化センター(大阪市西区)にメンバーが集まっている。体験会は今月1日、初めて神戸でも開かれ、参加者が4枚の札を使って、2人が競う「四人一首」などを楽しんだ。
 会場になったのは眼科専門の病院などがある神戸アイセンター(神戸市中央区)2階の「ビジョンパーク」。全日本かるた協会のA級資格を持つ現役選手が読み手を務めた。「四人一首」では、札を四角い敷物の四隅に1枚ずつ置く。4枚なので覚えやすく、点字を詠むのが苦手な人も一緒に遊べる。札は1枚減ったら足していく。10枚中何枚取れるかを競った。
 現場では、次の句が読まれるのをじっと待つ参加者から漂う緊張感が伝わってきた。イメージトレーニングの続きだろうか、時折、指を動かしている人もいた。
 読み始めても、まだ手は伸びない。迷っているようだ。少し間を置いてテーブルを挟んで腕が交差した。「あった」「また間違った」。取った札の点字を確かめる参加者の歓声が響いた。新しい札が足されると、また腕がテーブルの上を交差した。「点字を習って日が浅い」と話していた川田ゆみ子さん(64、全盲)は「こっちが『わ』で、こっちが『よ』」とつぶやきながら、札を触っていた。視力を失って家にとじこもりがちだったという川田さん。点字を覚えて、同会の交流会に参加するようになって表情が明るくなったと人から言われることが増えたという。「点字をスラスラとは読めないけれど、かるたは楽しい」と笑顔だった。
 同会の兵藤美奈子代表(46、全盲)は「いろいろな場所で体験会を開きたい。会場を提供してくれる人も募集しています」と話していた。問い合わせは兵藤さんへ。

  「福島に新たなグループ誕生」

 東京や大阪以外でも同好会結成の動きが出てきた。福島県では昨年7月、視覚障害者向けの文学講座の受講者らが「福島県点字・拡大文字付きかるたサークル」を結成。講座で教えてきた県立視覚支援学校高等部国語科教諭の渡邊寛子さん(50、全盲)を中心に20〜80代のメンバーが集まる。講座で百人一首を取り上げたとき、中途失明で点字も墨字も読むことが困難という人が「昔口ずさんだことがある」と喜んでくれた。以来、8年半かけて百首を取り上げた。そして「百星の会」などの取り組みを知り、サークルを結成。渡邊さんは「かるたを通じた交流の輪が広がってほしい」と話している。同サークルへの問い合わせは県立視覚支援学校の渡邊さんへ。

 
 
 
posted by genjiito at 20:50| Comment(0) | ■視覚障害
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