2019年02月03日

ヤンゴンの書店に立ち寄ってからの帰路

 昨日のヤンゴンの暑さは34度でした。空港に移動し、冬の日本に向かって飛び発ちます。
 その途中で、大きな書店に立ち寄りました。日本大使館の岸氏が参考になればということで、昨日の会場で見せてくださった、ビルマ語訳『百人一首』を購入して帰るためです。その表紙の写真を書店の方に示して探してもらいました。

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 残念ながら、2軒ともありませんでした。すでにあることがわかっている本なので、すぐに手に入ることでしょう。

 2件目の書店は、ダウンタウンの一角にありました。このような地域が大好きな私も、いかんせん今回は自由に動ける時間がありません。

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 心残りのままに、雑居ビルの中にある書店に入りました。わざわざ事務所から出て来られたオーナーが、日本文学関係のおもしろい本をたくさん出してくださいました。ほとんどが村上春樹です。

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 昨年3月にミャンマーで買い集めた本や、ネピドーにある国立図書館と国際交流基金とにある日本に関係する本のリストは、プロジェクト研究員の大山さんが出発前に、エクセルでデータベース化してくださっていました。それが、早速役立ちました。すぐにパソコンを開いて、目の前の本を一冊ずつ確認しました。その結果、私の手元にない4冊(上段にあるもの)だけを買い求めました。
 上段の左から、『みずうみ』(吉本ばなな)、『三四郎』(夏目漱石)、『タテ社会の人間関係(?)』(中根千枝)、『n.p』(吉本ばなな)、『デスノート1』(漫画版、吹き出しがミャンマー語)です。このうち、『n.p』はすでに入手ずみです。
 ここのオーナーは親切だったので、後日あらためてリストを送り、日本の文学・文化・歴史に関する本を集めてもらおうと思っています。
 この書店の一角は、摩訶不思議な古書の山でした。古い雑誌に連載されていた漫画を集めて製本したものや、挿し絵から日本らしい本だと思われるもの、戦時中の日本軍の写真集などなど、所狭しと堆く積んであります。背表紙に記されたビルマ語がまったく理解できないので、次回はわかる方と一緒に来たいものです。

 今回は慌ただしく時間に終われる数日だったので、食事のことを書く暇がありませんでした。昨年3月に来た時に気になっていた茶葉のサラダを、今回は食事の時には必ずいただくようにしました。特にカルタ会が終わってから行ったお店では、前日にいただいたものとは違う、茶葉を多くしてナッツ類を控えめにしたスペシャル版を作っていただくことができました。

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 茶葉があまり味と香りを主張しないので、まだ違いがよくわかりません。それにしても、興味深い食材です。
 出発前に、お茶の研究者である王静先生から、食べるお茶に関する文献を紹介していただいていました。その中の一本の論文に、次の記述がありました。

茶の利用形態に則していえば、飲む茶としてのチャ文化圏、食べるチャとしてのミアン文化圏という大きな文化圏を設定することが可能となる。(中村羊一郎2015『番茶と庶民喫茶史』323頁)


 食茶文化に興味を持ちだし、その実態を自分の目で観察しようと思っていました。しかし、今回は果たせませんでした。この食茶文化は日本ではどうだったのか、平安時代のお茶は、などなど、疑問が尽きません。すべて、今後の課題です。
 そのためもあって、家族へのおみやげはすべて茶葉のサラダの真空パックです。帰国して早々にいただきました。おいしくて病みつきになる、と好評です。

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posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ◎国際交流
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