2019年01月31日

関空からバンコク経由で一路ヤンゴンへ

 空港の真上に泊まっていると、遠路はるばると移動して来なくてもいいので、何かと便利であることを初めて知りました。このパターンは今後も活用します。

 関空から空路ヤンゴンへ向かう日です。
 チェックインカウンターに預けたキャリーケースの重さは「12.3キロ」でした。中身は、お土産として持参する『百人一首』に関するおかきを数種類。そして『百人一首』のカルタ6組。カルタは上質の紙を使ったものなので、意外と重いのです。

 機中では、JALで活躍された中村真典先生から先週伺った、客室乗務員の方々の苦労話を思い出しました。飛行機の舞台裏が、身近に感じられます。これから、飛行機に乗る時の視線が変わってきそうです。ただし、今回は順調な飛行だったので、アテンダントの方の腕の見せ所には遭遇しませんでした。

 機内では、映画「ザ・ブラインド・サイド」(「しあわせの隠れ場所」-2009年)を観ました。巨漢のアメリカンフットボール選手が心身共に育っていく話です。サンドラ・ブロックが出ていました。サンドラ・ブロックを観るのは、「ザ・インターネット」(1995年)以来です。この映画からは、相手への優しさと思いやりが人を支える力になる、というメッセージが伝わってきました。ただし、あまりインパクトがない成功物語だったので、もっとドラマチックな台本にしてほしかった、と思いました。サンドラ・ブロックを引き立たせるためか、全体的に黒人問題や貧富の差などが抱える問題は抑え気味です。優等生的な映画にしようという意図が見え隠れしていたので、もったいないと思いました。

 さて、ヤンゴンに行くと言っても、関空からの便では、途中でタイのバンコクで乗り換えです。
 ところが、昨年3月もそうだったように、今回も乗り継ぎの際、広い空港内をさまよいました。空港での案内表示を最小限にするのであれば、せめて音声での案内があってもいいと思います。2年続けて迷ったのです。とにかく、空港職員に聞かないとわからない仕組みでは、不親切な空港だと言わざるをえません。
 また、待ち時間に利用するつもりだった、インターネットへの接続手続きが大変でした。ノートパソコンは苦心の末につながりました。しかし、スマホがつながりません。1時間ほどかかって、パスポート番号やメールアドレスや電話番号を入れたのに、結局は二つ目のデバイスはつながらないままに、ヤンゴンへ飛び立ちました。
 日本でも、バス停や電車の中で接続の手続きをしているうちに、つながらないままに目的地に到着することがよくあります。昨夏のように、レンタルのルーターを持ち歩いた方が、精神的にはずっと楽です。こんな調子で、ネットワークに接続するのに多大なエネルギーを費やしていた時代があった、という記録をここに残しておきます。急激な技術の進歩に、利用環境が追いつけないままなのです。

 バンコクからヤンゴンへは1時間以内です。空港には、国際交流基金ヤンゴン事務所の所長である佐藤さんが、わざわざ出迎えに来てくださっていました。昨年3月に、衝撃的な十数年ぶりの出会いがあり、またこうして交友が始まりました。
 2002年にインドのニューデリーで、佐藤さんと出会いました。エジプトのカイロでの仕事も、プロデュースしてもらいました。昨年ニューデリーに行った時に、たまたま行くことになっていたミャンマーのヤンゴンに佐藤さんが赴任されたばかりだとのことで、早速予定を変更して立ち寄りました。その時の面談で、今回の旅の話がスタートしたのです。おもしろいものです。気心の知れた仲間とは、楽しく仕事ができます。アイデアマンの佐藤さんなので、今回もすべてをお任せしています。さて、どんな旅になりますか。

 夜食としての軽食を、アウンサンスーチーさんの父であり「ビルマ建国の父」と言われる将軍が、独立運動の初期に事務所として使った家でいただきました。

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 メニューは、将軍の写真を配したもので、歴史物語が追えるようになっていて、よくできていました。

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 今回の旅では、「ラペ トゥ」という茶葉のサラダを食べることを、一つのテーマとして来ています。早速、この歴史的な部屋でいただきました。ナッツなどの混ぜ物の味が勝っていて、お茶の葉の味は感じられませんでした。

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 このレストランの一角には、アウンサン将軍が事務室として使っていた部屋があります。

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 机の上には、今では懐かしいハンマー式のタイプライタが置いてありました。

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 その隣には、ここがインド人のお屋敷を借りていたことがわかる部屋があります。佐藤さんと初めて出会ったインドが、今度はミャンマーで接点をもつことになりました。おもしろいものです。

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 今夜は、明日のヤンゴン外国語大学での講義の準備をしてから、ゆっくりと休むことにします。
 
 
 
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ◎国際交流
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